JP2009108516A - 移動間仕切用のドロップシール機構 - Google Patents

移動間仕切用のドロップシール機構 Download PDF

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Abstract

【課題】 特にガラス移動間仕切のように、厚さがスチール製パネルに比べて小さいパネルの下端に装着するのに好適な構造を備えたドロップシール機構を提供すること。
【解決手段】 パネルGPの下端面側に取付けられる断面略逆U字状の上カバー21と、下面側にシール部材23が取付けられる断面略U字状の下カバー22と、前記上カバー21の内側に固設されてリンク機構を内部に収装する機構カバーと、前記上下カバー21,22の間において機構カバーの内側に配置され下カバー22を上カバー21に対して近接,離隔させるスイングアーム25と該アーム25に作用するバネ26を有するリンク機構を備え、前記下カバー22が水平方向の力を受けると、前記スイングアーム25がバネ力に抗して立上り上カバー21から離反し、上カバー21から離反した下カバー22が上向きの力を受けると、前記スイングアーム25の長穴25aの作用で下カバー22が上カバー21側に接近するようにしたこと。
【選択図】図5

Description

本発明は移動間仕切(移動壁ともいう。以下、同じ)の下端部に架装されるドロップシール機構に関する。
従来、移動間仕切は、一例として大広間を複数の小間に形成するための壁として機能させることを第一義としていたため、遮音性,遮光性が高いスチール主体のパネルで形成されたものが大半であった。
しかし、最近では、仕切った空間が外から見透せるように、ガラスパネルを主体とする移動間仕切も実用されるようになり、そのためにいくつかの提案が特許文献1などによりなされている。
ガラス移動間仕切では、スチール製パネルに比べれば厚さが小さいガラスパネルを主体としていても、移動間仕切ゆえにパネル(間仕切)の下端部には、間仕切時に降下して当該パネルを床に固定するためのドロップシール機構が不可欠である。
しかし乍ら、ガラス移動間仕切はガラスパネルの厚さが小さいため、そのパネル下端部に、どのような構造によってドロップシール機構を設けるかは独自の工夫を要する。スチール製パネルの場合のようにドロップシール機構を設けるためのスペースが取り易くはないからである
実公平4−2800号公報
そこで本発明は、特にガラス移動間仕切のように、厚さがスチール製パネルに比べて小さいパネルの下端に装着するのに好適な構造を備えたドロップシール機構を提供することを、その課題とする。
上記課題を解決することを目的としてなされた本発明のドロップシール機構の構成は、パネルの下端面側に取付けられる断面略逆U字状の上カバーと、下面側にシール部材が取付けられる断面略U字状の下カバーと、前記上カバーの内側に固設されてリンク機構を内部に収装する機構カバーと、前記上下カバーの間において機構カバーの内側に配置され下カバーを上カバーに対して近接,離隔させるスイングアームと該アームに作用するバネを有するリンク機構を備え、前記下カバーが水平方向の力を受けると、前記スイングアームがバネ力に抗して立上り上カバーから離反し、上カバーから離反した下カバーが上向きの力を受けると、前記スイングアームの長穴の作用で下カバーが上カバー側に接近するようにしたことを特徴とするものである。
本発明機構におけるリンク機構は、リンク機構は、上部側が長穴を介して上カバーにピン枢着されていると共に、下部側が下カバーにピン枢着されて上,下カバーに対し傾斜して設けられたスイングアームと、該アームの上部を下カバーに向けて引寄せるようにスイングアームの上部と下カバーの間に張架したバネを備えたものである。
本発明では、上カバーの内側に、リンク機構を内部に収装できる機構カバーを固設し、スイングアームと引張りバネをこの機構カバーの内部に設けたことにより、スイングアームにガタつき,ブレのないスイング動作だけが許容され、その動作を確保できる。
また、本発明機構では、リンク機構の枢着軸にスプリングピンを使用し、通常の軸のように軸の頭が外部に突出して機構カバー幅を大きくしたり、当該カバーの内面に動作時に干渉しないようにした。なお、前記機構カバーはスプリングピンの抜止め作用もする。
本発明は、パネルの下端面側に取付けられる断面略逆U字状の上カバーと、下面側にシール部材が取付けられる断面略U字状の下カバーと、前記上カバーの内側に固設されてリンク機構を内部に収装する機構カバーと、前記上下カバーの間において機構カバーの内側に配置され下カバーを上カバーに対して近接,離隔させるスイングアームと該アームに作用するバネを有するリンク機構を備え、前記下カバーが水平方向の力を受けると、前記スイングアームがバネ力に抗して立上り上カバーから離反し、上カバーから離反した下カバーが上向きの力を受けると、前記スイングアームの長穴の作用で下カバーが上カバー側に接近するようにして、ガラス移動間仕切のような厚さが小さい移動間仕切に好適なドロップシール機構としたので、ドロップシール機構に上下動作をさせるリンク機構を薄い機構カバー内に収装することができる。
本発明では、リンク機構が、上,下カバー内に位置付けた機構カバー内に設けられることにより、下カバーを上カバーに対し上下動可能に連繋するためのリンク機構を、その機構カバーを含めてユニット化できる。しかも、ユニット化するリンク機構は、ガラスパネルのように厚さが小さいパネルの厚さに見合うように、薄手のユニットに形成できるから、厚さが小さいガラス移動間仕切用のドロップシール機構に好適である。
これによりスチール製パネルに比べ厚さが小さいガラスパネルの下端縁に、ドロップシール機構を見映えよく装設することが可能になる。上記ドロップシール機構がスチール製パネルを備えた移動間仕切にも適用可能であることは、いうまでもない。
次に図により本発明ドロップシール機構の実施の形態例について説明する。
図1は本発明ドロップシール機構を装備したガラスイ移動間仕切の中間部を省略した正面図、図2は図1のガラスパネルの吊下保持構造について2枚の吊下ビームの間に摩擦性帯材を介在させた例の組立状態の側面図、図3は同じく吊下保持構造において2枚の吊下ビームの間に接着剤を介在させた例の組立状態の側面図、図4は本発明ドロップシール機構の要部の正面図、図5は図4のドロップシールの機構を操作した状態の正面図、図6は図4のドロップシール機構が不陸に追従した例の正面図、図7は図1のドロップシール機構の要部の側断面図である。
本発明ドロップシール機構の実施の形態例の説明に先立ち、当該ドロップシール機構を適用したガラスパネルを主体にした移動間仕切(ガラス移動間仕切)の構成例について説明する。
図1の移動間仕切において、Aは1枚のガラスパネルGPの上端縁に沿って当該パネルの表裏両面を吊りビーム1,2で押圧挟持するように形成されたガラスパネルGPの吊下保持構造部、Bは該吊下保持構造部の左右側端近傍に配設されたトロリーとその取付部、CはガラスパネルGPの下端縁に沿って配設されたドロップシール機構である。
本発明のドロップシール機構の一例は、図示したガラスパネルGPに適用されるので、ドロップシール機構の説明に先立ち、図1〜図3によりガラスパネルGPの吊下構造部について説明する。
ガラスパネルGPの本発明による吊下構造部の一例は、図1〜図3に模式的に例示した構成を具備しているので、以下に説明する。
図1〜図3において、1,2は2枚の吊下ビームで、図1に示す正面形状と図2に示す側面形状を備えた金属製板材である。材質は、ステンレス,鋼,アルミ合金など、いずれでもよい。なお、前記ビーム1,2のうち、吊下ビーム1には複数のボルト穴1aが設けられ、各穴1aに皿モミ加工が施してあるが、吊下ビーム2にはボルト穴2aだけで皿モミ加工はない。また、ビス穴1a,2aの数は、一例であって図示した数に限られるものではない。
図において吊下ビーム1,2は個々の2枚構成としたが、例えば上部が連結された逆U字状断面の吊下ビームや、長さ方向で複数ピースに分離した複数枚構成吊下ビームであってもよい。また、吊下ビーム1(2)は、図1に例示するように、左右側近傍に設けた左右のマウント金具9の装着部1cを中心とする領域を2つの接着剤固着領域Ceとし、両領域Ce,Ceに挟まれた中間部分を機械的押圧領域Meとする。
1bは、吊下ビーム1,2の前記接着剤固着領域Ceと機械的押圧領域Meの境界、及び、機械的押圧領域Meの中に適宜ピッチで設けたスリットで、図の例では当該ビーム1,2の下端部からビス穴1aの高さ近くまで形成されている。このスリット1bは、ボルト穴1a,2aにボルトが入れられて緊締されたとき、吊下ビーム1,2に生じる変形をそのスリット1bで吸収するためのものである。スリット1bは変形吸収のための構成であるから、同様の効果が得られれば、その形成態様は上記の図示した例に限られず、また、スリットに代え丸穴や長穴、或は、穴の列などを適宜配置で形成してもよい。吊下ビーム1,2において、1cは左右外側端にあるボルト穴1aと次のボルト穴1aの間に切欠状に形成したトロリー用のマウント金具9の装着部で、該金具9は水平方向に拡張した段部1dに嵌まって吊下ビーム1,2の間に保持,固定される。
3は側断面が大略7字状をなす反力金具で、この金具3のボルト穴3aは、吊りビーム1,2のボルト穴1a,2aと同じピッチで設けられている。4は前記反力金具3が倒立したような側断面形状を有するスペーサである。なお、4aはスペーサ4に設けたボルト穴で、反力金具3のボルト穴3aと同旨のボルト穴、4bは後述するトロリー11の装着用スペースとしての切欠である。
5は2枚の吊下ビーム1,2とガラスパネルGPの対向面の間における機械的押圧領域Meに配設される、例えば帯状のウレタンシートなどによる摩擦性帯体で、ボルト6により2枚の吊下ビーム1,2が締付られたとき(図3参照)、吊下ビーム1,2の下半側とガラスパネルGPの上端縁の間に押圧挟持され、吊下ビーム1,2の面とガラスパネルGPの面との滑りを、圧潰された当該帯体5,5の摩擦力によって防ぎ、ガラスパネルGPを機械的押圧領域Meにおける吊下ビーム1,2の間に押圧挟持状態で保持する。
上記のボルト6の締付けにより、吊下ビーム1,2の中間部分(機械的押圧領域Me)に締付力が作用すると当該ビーム1,2に変形が生じるが、この変形は吊下ビーム1,2に等ピッチで設けられた各スリット1bに吸収されるので、ボルト6の締付けによる吊下ビーム1,2の変形が締付け部位から他の部位、特に、接着剤固着領域Ceに及ぶことはない。
一方、図3において、7は吊下ビーム1,2の左右外端近傍の内面下平側(接着剤固着領域Ce)に塗布した接着剤である。吊下ビーム1,2における左右側端近傍の接着剤固着領域Ceは、2本のボルト8によって締付けられるが、2枚の吊下ビーム1,2の間にはスペーサ4を配置しているので、接着剤7がボルト8の締付力によって吊下ビーム1,2とパネルGPの対向面の間から押出されない。即ち、スペーサ4は、吊下ビーム1,2とガラスパネルGPの対向面の間に接着剤スペースを形成し、接着剤を所定量に確保する作用をする(図3参照)。
図1,図3において、ブロック状をなすトロリーのマウント金具は、中心部に垂直な雌ネジ9aが形成されており、両翼部9b,9cが吊下ビーム1,2に形成した装着部1c(2c)の段部1d(2d)に嵌まることにより、吊下ビーム1,2に固定保持されている。
上記ガラスパネルの吊下保持構造では、2枚の吊下ビーム1,2が図2,図3のボルト6,8による締付け状態でカバー10を装着し、ガラスパネルGPの上端縁を押圧挟持した状態において、トロリー11のマウント金具9の雌ネジ9aに、当該トロリー11の主杆11aの下部に形成した雄ネジ11bをネジ込むだけで、トロリー11の装着をすることができる。
図1において、11c,11dは主杆11aの上部に回転自在に架装した2段式の水平走行輪、12は該走行輪11c,11dを支持して転動させるレール12a,12bを有するボックス断面状のトラックで、建物の天井側に敷設される。なお、主杆11aの角柱部には、凹状の切欠部を嵌合させた回り止め金具の本体両側部が前記カバー10の溝に支持されている(図1に表われず)。
上記の構成を具備したガラス移動間仕切のガラスパネルGPの下端縁には、図1及び図4〜図7に例示したドロップシール機構が設けられているので、以下このドロップシール機構について説明する。
図1と図4〜図7において、21は断面が略逆U字状の上カバー、22は、上カバー21と同サイズの略U字状の下カバーで、両カバー21,22はガラスパネルGPの正面幅の少なくとも1/2長の長さを有する。また、両カバー21,22の側断面の左右幅は、できる限り小さいこと、例えばガラスパネルGPの厚さと同等レベルであることが望ましい。ガラスパネルGPの下端縁に本発明ドロップシール機構を装着したとき、その機構がカバーも含めてガラス面から大きく突出して違和感を感じたり邪魔になったりすることを避けるためである。
上記の上カバー21は、後述する中カバー30を介してガラスパネルGPの下端部に固着される外カバー31に固定されている。下カバー22は、後述するリンク機構を介して上カバー21に連結されており、当該カバー22の下面には、下カバー22を抱持して外カバー31内に収まる抱持カバー32を介してシール部材23が取付けられている(図7参照)。
上カバー21においてその左,右側端近傍の内側には、2つ割(いわゆるモナカタイプ)で、上下面がほぼ全面開口した機構カバー24が取付けられている。この機構カバー24の内部には、スイングアーム25と引張りバネ26を主体とするリンク機構が配設されている。
スイングアーム25は、断面が逆U字状の部材であって機械カバー24の内部に遊挿できる厚さ(図7における左右幅)に形成されている。このアーム25には、上部寄りの中間部に長穴25aが設けられ、この長穴25aが、機構カバー24の略中央部位に設けられたスプリングピン(軸)24aに支持されている。また、このアーム25の下端部は、下カバー22にスプリングピン22aにより枢着されている。
上記アーム25の上位寄り(長穴25aより上方)には、一方のバネ受けピン25bが設けられている。一方、機構カバー24における前記ピン24aの略直下であって当該カバー24の下端部にはもう一方のバネ受けピン24bが設けられており、両ピン25bと24bに、引張りバネ26の両端部が係止されている。
上記バネ26の両ピン25bと24bに対する配置により、スイングアーム25は、下カバー22のピン22aを中心に、このアーム25の上端側(ピン25b)がバネ26によって下方へ引張られ、この結果、下カバー22は図4に示すように上カバー21に引寄せられた格納状態に保持される。
上記格納状態は、機構カバー24を含むリンク機構(アーム25とバネ26)が、上,下カバー21,22の左,右に設けられていることにより、固定系(ガラスパネルGPと一体)の上カバー21に対し可動系の下カバー22が平行に降下動作(昇降動作を含む)することを確保している。
また、図4の格納状態においては、リンク機構を収装した機構カバー24の下半側が下カバー22の内部に収まった状態になる。このとき当該機構カバー24の下端面が下カバー22の底にバネ力を伴って当接するので、その衝撃音を緩和するため、下カバー22の底に緩衝パッド27が配設されている。
上記のドロップシール機構において、下カバー22に取付けられたシール部材23(図1参照)は、ガラスパネルGPの正面幅と略同等長さを有する。そして、図1,図4に例示する格納状態においては、シール部材23の先端(図1では左側の23a)が、ガラスパネルGPの左側端から少し突出しており、図5のシール操作状態では、リンク機構の作用で下カバー22が降下しつつ移動(図5参照)し、アーム25が略垂直乃至下死点を少し越えたとき、当該シール部材23の先端(図1の左側23a)が例えば10m前後パネル側端面から突出して残るように、下カバー22に取付けられている。
その理由は、まず、図1のガラス移動間仕切を左方向へ走行させ、その終端で前方の間仕切(又は壁)に前記シール部材23の突出部分23aが当接すると、その当接力によって当該シール部材23が図1の右方へ押されるが、この押し力をシール部材23と一体の下カバー22に作用させて下カバー22を下方へ移動させるためである。また、シール操作時、つまり下カバー22の降下時にも前記突出部23aを側端面から少量突出して残るようにしたのは、残った突出部分23aが先にある間仕切の下枠の後端(図1の右側)にある凹部23bに入って、間仕切同士の前後での面を揃えるためである。
下カバー22に作用する右方へ向う押し力は、バネ26の引張り力によって図4の姿勢,位置にあるスイングアーム25を、バネ力に抗して起立させ、これにより図5のシール部材23を、突出(降下)した状態にする。但し、押し力によってアーム25が確実に旋回(図1の反時計方向回り)するように、機構カバー24のピン22aに対向する偶部を約45°カットしたガイド斜面24cに形成している。この構成によりピン22aは斜面24cに案内され、必らず起立側へ旋回する。
ここで、バネ26のバネ力は、スイングアーム25の上端部を常時下方へ向わせる力として作用しているため、このアーム25の長穴25aは、常に機構ケース24のピン24aをその穴25aの上端部に保持するように作用している。
しかし乍ら、床に不陸などがあって仮にもシール部材23が降下した位置が、他の床面より高い(突出部などによる不陸がある)と、シール部材23と一体の下カバー22はその降下動作が当該不陸の作用で阻止される。
このままシール部材23を降下させる力が作用すると、その押出し力にアーム25が負けて機構が破損してしまう。しかし、本発明ではアーム25の上半側が長穴25aを介して機構ケース24のピン24aに支持されているから、前記不陸によるシール部材23の降下できない事態は、図6に示すように、前記長穴25aの作用でアーム25が下ケース22とともに、長穴25aの長さの分、上方へ変位して回避することができる。
なお、スイング25の下半側の前方(図の右側)には切欠25cを設け、この切欠25cが起立スイングするアーム25の起立エンドとして、機構ケース24のピン24b(バネ受けピン)に当接するまでの位置を規制している。
また、突出したシール部材23を格納するには、図6における下ケース22(図1のシール部材23)の右端に左方へ向う力を加えれば、アーム25がシール部材23の降下時とは逆側に少しスイングし、あとはバネ26の力で自動復帰し、図4の状態に戻って下カバー22(シール部材23)が格納される。
本発明は以上の通りであって、ドロップシール機構を、断面が略逆U字状であってパネルの下端面側に取付けられる上カバーと、該上カバーと同形の略U字状であって下面側にシールロック部材が取付けられる下カバーと、前記両カバーの間であって両カバーの内側に配置され、下カバーを上カバーに対して近接,離隔させるリンク機構を機構カバーの中に収装して構成したことにより、機構全体をコンパクト、かつ、薄手に形成できるので、適用対象が薄いガラスパネルであっても好適に取付けることができる。
また、本発明では、上記機構カバー内のリンク機構を、上部側が長穴を介して上カバーにピン枢着されていると共に、下部側が下カバーにピン枢着されて上,下カバーに対し傾斜して設けられたスイングアームと、該アームの上部を下カバーに向けて引寄せるようにスイングアームの上部と下カバーの間に張繋したバネを備えて形成したので、下カバーが水平方向の力を受けると前記スイングアームがバネ力に抗し立上って上カバーから離反し、離反した下カバーが上向きの力を受けると前記スイングアームの長穴の作用で下カバーが上カバー側に接近する動作を、簡潔でコンパクトな機構によりドロップシール機構を形成することができる。
本発明ドロップシール機構を装備したガラスイ移動間仕切の中間部を省略した正面図。 図1のガラスパネルの吊下保持構造について2枚の吊下ビームの間に摩擦性帯材を介在させた例の組立状態の側面図。 吊下保持構造において2枚の吊下ビームの間に接着剤を介在させた例の組立状態の側面図。 本発明ドロップシール機構の要部の正面図。 図4のドロップシールの機構を操作した状態の正面図。 図4のドロップシール機構が不陸に追従した例の正面図。 図1のドロップシール機構の要部の側断面図。
符号の説明
GP ガラスパネル
21 上カバー
22 下カバー
23 シール部材
24 機構ケース
25 スイングアーム
25a 長穴
26 引張りバネ
24b,25b バネ受け

Claims (3)

  1. パネルの下端面側に取付けられる断面略逆U字状の上カバーと、下面側にシール部材が取付けられる断面略U字状の下カバーと、前記上カバーの内側に固設されてリンク機構を内部に収装する機構カバーと、前記上下カバーの間において機構カバーの内側に配置され下カバーを上カバーに対して近接,離隔させるスイングアームと該アームに作用するバネを有するリンク機構を備え、前記下カバーが水平方向の力を受けると、前記スイングアームがバネ力に抗して立上り上カバーから離反し、上カバーから離反した下カバーが上向きの力を受けると、前記スイングアームの長穴の作用で下カバーが上カバー側に接近するようにしたことを特徴とする移動間仕切用のドロップシール機構。
  2. リンク機構は、上部側が長穴を介して上カバーにピン枢着されていると共に、下部側が下カバーにピン枢着されて上,下カバーに対し傾斜して設けられたスイングアームと、該アームの上部を下カバーに向けて引寄せるようにスイングアームの上部と下カバーの間に張架したバネを備えた請求項1の移動間仕切用のドロップシール機構。
  3. リンク機構の枢着軸にスプリングピンを使用し、機構カバーが前記スプリングピンの抜止め作用をする請求項1又は2の移動間仕切用のドロップシール機構。
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