JP2009107201A - サーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法、およびサーマルプリンタ - Google Patents

サーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法、およびサーマルプリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】比較的高画質の画像を比較的高速で記録することができるサーマルヘッドを提供する。
【解決手段】一方の主面から突出した凸状部28を備える基体と、凸状部28の表面に形成された発熱抵抗体層と、発熱抵抗層と電気的に接続する第1の電極24および第2の電極25とを備え、凸状部28が、基板20の主面から突出した伝熱層21と、この伝熱層21の表面を覆う蓄熱層22と、を含んで構成されており、伝熱層21の突出端21Aが、第1の電極24および第2の電極25の少なくともいずれか一方に比べて、凸状部28の突出頂部28Aにより近いサーマルヘッド。
【選択図】図2

Description

本発明は、ファクシミリ、バーコードプリンタ、ビデオプリンタあるいはデジタルフォトプリンタなどの画像記録デバイスとして用いられるサーマルヘッド、サーマルヘッドの製造方法、およびそれを備えたサーマルプリンタに関する。
ワードプロセッサ等のプリンタ機構として組み込まれる一般的なサーマルヘッドの一例として、例えばアルミナセラミックス等から成る基板の上面に、部分的な凸状部が設けられた構造のサーマルヘッドがある。かかる構成のサーマルヘッドにおいて、この凸状部は、表面が凸状に形成されたグレーズ層上に、発熱抵抗体及び一対の電極を順次被着させた構造となっている。かかるサーマルヘッドでは、インクリボン及び記録紙を外部のプラテンローラ等を用いて、この凸状部上に順次搬送させながら、印画信号に基づいて発熱抵抗体に選択的に電流を流してジュール発熱させることで、感熱紙などの記録媒体の表面に画像を記録する。
かかる構成のサーマルヘッドにおいて、記録媒体に良好な画像を形成する上で、この凸状部の形状および層構造は重要である。凸状部の層構造は、凸状部の蓄熱性能および伝熱性能、ひいては、電圧の印加に対する凸状部の熱応答性に影響する。凸状部の層構造のうち、グレーズ層(蓄熱層)の厚さは、例えば凸状部の熱応答性に特に影響する。また、凸状部の形状は、凸状部表面と記録紙との接触状態に影響を及ぼす。
例えば、特許文献1記載のサーマルヘッド100では、図6に示すように発熱抵抗体130の近傍で、先端部が発熱抵抗体130に被覆された背高の突部132を設けている。特許文献1記載のサーマルヘッド100は、この突部132を設けたことで、画像記録に際してインクリボンiを突部132に対して比較的強い圧力で押圧させながら、発熱抵抗体130の発する熱をインクリボンi側に良好に伝熱させ、紙などの記録媒体pに良好に画像を記録している。
特許文献1記載のサーマルヘッドでは、図6に示すように、断面が円弧状の一段目グレーズ120A表面に、この一段目グレーズ120Aと同一材料からなる、この一段目グレーズ表面120Aから突出した微小な突部132を設けている。図6からも明らかなように、この突部132の表面部分は、発熱抵抗体130に全体的に被覆されているとともに、放熱板としての機能を有する基板110から最も離間している。このため、この突部132は、一段目グレーズ120Aに比べて比較的温度が高くなり易い。このように、従来では、紙面に記録するドットを小さくして高精細な画像を形成するために突部132を設けても、小さな突部132では特に温度の立下り特性が悪く、画像の記録速度に限界があった。すなわち、従来のサーマルヘッドでは、画質および画像記録速度の双方を同時に、比較的高くすることは出来なかった。
本願発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、比較的高画質の画像を比較的高速で記録することができるサーマルヘッドを提供することを目的とする。また、本発明は、かかる構成のサーマルヘッドを、高い設計自由度で比較的低コストに製造することができる、サーマルヘッドの製造方法を提供することも目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、一方の主面から突出した凸状部を備える基体と、前記凸状部の表面に形成された発熱抵抗体層と、前記発熱抵抗層の表面にそれぞれ離間して設けられた、第1の電極および第2の電極と、を備え、前記凸状部は、前記基板の主面から突出した伝熱層と、前記伝熱層の表面を覆う蓄熱層と、を含んで構成されており、前記伝熱層の突出端は、前記第1の電極および前記第2の電極の少なくともいずれか一方に比べて、前記突出頂部により近いことを特徴とするサーマルヘッドを提供する。
本発明は、また、記録媒体に、記録情報に応じた画像を記録するサーマルプリンタであって、上述のサーマルヘッドと、前記記録媒体を搬送する搬送機構と、前記サーマルヘッドの各電極に、前記記録情報に応じた電圧信号を供給する駆動手段と、を備えて構成されていることを特徴とするサーマルプリンタを、併せて提供する。
本発明は、また、サーマルヘッドの製造方法であって、基板の主面に、前記基板表面から突出した伝熱層を形成する工程と、前記伝熱層の表面を覆う蓄熱層を設け、前記基板の前記主面に凸状部を形成する工程と、前記凸状部の表面に発熱抵抗体層を形成する工程と、前記発熱抵抗層の表面に第1の電極および第2の電極を形成する工程と、を有し、前記凸状部を形成する工程では、スクリーン印刷法を用いて、前記伝熱層の表面に前記蓄熱層を設けることを特徴とするサーマルヘッドの製造方法を、併せて提供する。
本発明によれば、紙などの記録媒体に、比較的画質の高い画像を、比較的高速に記録することができる。また、本発明の提供するサーマルヘッドの製造方法によれば、かかるサーマルヘッドを、高い設計自由度で比較的低コストに作製することができる。
以下、本発明を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるサーマルヘッド2を備えて構成されたサーマルプリンタ1について説明する図である。また、図2は、サーマルプリンタ1に配置された状態のサーマルヘッド2について説明する概略断面図である。図2では、サーマルプリンタ1の、サーマルヘッド2を含めた周辺部分を拡大して示している。より詳しくは、図2は、サーマルヘッド2に配置された複数の発熱部29のうち1つの発熱部を、主走査方向に垂直な平面(副走査方向に沿った直線を含む平面)で切断した際の断面図である。
サーマルプリンタ1は、サーマルヘッド2、搬送機構30,31A,31B,32A,32Bおよび駆動手段4を備えたものである。このサーマルプリンタ1は、搬送機構30,31A,31B,32A,32Bによって、感熱紙や被記録部材(例えば、後述する熱転写フィルムと紙等からなる)などの記録媒体5を、サーマルヘッド2に接触させた状態で図中の矢印D1方向に搬送させる。以降、サーマルヘッド2における搬送方向D1に対応する方向を、副走査方向とする。サーマルヘッド2には、複数の発熱部29が、副走査方向に直行する特定方向(図1の紙面に垂直な方向)に沿って並んで配置されている。以降、この特定方向を主走査方向とする。サーマルプリンタ1では、後述する画像信号に応じて各発熱部29を個別に発熱させることにより、記録媒体5への画像記録が可能とされている。サーマルヘッド2については、後に詳述する。
図1に示した搬送機構30,31A,31B,32A,32Bは、記録媒体5をD1方向に搬送し、記録媒体5をサーマルヘッド2の発熱部29に接触させる。この搬送機構3は、プラテンローラ30、搬送ローラ31A,31B,32A,32Bを含んでいる。プラテンローラ30は、記録媒体5を発熱部29に押し付けるためのものであり、発熱部29に接触した状態で回転可能に支持されている。このプラテンローラ30は、円柱状の基体の外表面を弾性部材により被覆した構成を有している。基体は、たとえばステンレスなどの金属により形成されており、弾性部材は、たとえば厚みが3mm〜15mmのブタジエンゴムにより形成されている。搬送ローラ31A,31B,32A,32Bは、記録媒体5を所定の経路に沿って搬送するためのものである。すなわち、搬送ローラ31A,31B,32A,32Bは、サーマルヘッド2の発熱部29とプラテンローラ30との間に記録媒体5を供給するとともに、サーマルヘッド2の発熱部29とプラテンローラ30との間から記録媒体5を引き抜くためのものである。これらの搬送ローラ31A,31B,32A,32Bは、金属製の円柱状部材により形成してもよいし、プラテンローラ30と同様に円柱状の基体の外表面を弾性部材により被覆した構成であってもよい。
駆動手段4は、サーマルヘッド2の後述する発熱部29を選択的にジュール発熱させるための画像記録信号を、サーマルヘッド2が備える図示しない駆動ICに画像記録信号を入力する。駆動手段4は、図示しないデータ受信手段によって、データCDやメモリなどの外部記憶媒体から、または電気情報通信回線から画像データを受け取り、受け取った画像データに応じた画像記録信号をサーマルヘッド2の図示しない駆動ICに送信する。
サーマルプリンタ1では、搬送ローラ31A,31B,32A,32Bによって、プラテンローラ30とサーマルヘッド2の発熱部29との間に記録媒体5が供給される。記録媒体5は、インクリボン5aと被記録紙5bとからなる(図2参照)。記録媒体5は、プラテンローラ30によって発熱部29に押し付けられた状態で、プラテンローラ30に沿ってD1方向に搬送される。記録媒体5は、弾性部材により表面が被服されたプラテンローラ30によってサーマルヘッド2に押し付けられており、記録媒体5とサーマルヘッド2とは、少なくとも上記発熱部29を含む範囲で接触する。
記録媒体5が搬送されている最中、サーマルプリンタ1では、駆動手段4によってサーマルヘッド2に画像記録信号が供給される。サーマルヘッド2では、この画像記録信号に基づいて発熱部29に印加される電圧のオン・オフが制御され、主走査方向に並んだ複数の発熱部29のうち、目的とする発熱部29が選択的に発熱される。この際、インクリボン5aのうち、発熱した発熱部29に対応する部分に含まれるインクが溶融し、溶融したインクが被記録紙5bに転写される。サーマルプリンタ1では、このようにして、記録媒体5(より詳しくは、被記録紙5b)に、文字やイラスト等の所望の画像パターンを形成して記録する。
次に、本発明の一実施形態であるサーマルヘッド2について説明する。図2に示したように、このサーマルヘッド2は、基板20、伝熱層21、グレーズ層22、発熱抵抗体層23、第1電極24および第2電極25、保護層26、配線パターン27、図示しない駆動IC等を備えている。
基板20は、各要素21〜27の支持母材として機能するものである。この基板20は、例えばアルミナセラミックスなどの電気絶縁性材料で構成されている。かかるアルミナセラミックス性の基板20は、熱伝導率が、例えば25W/m・K程度と比較的高い。
伝熱層21は、基板20の主面に、基板20の主面から突出して設けられている。伝熱層21の基板20の主面からの高さは、例えば150〜300(μm)となっている。伝熱層21は、主走査方向に延びた略直方体形状となっている。なお、基板20の主面からの高さとは、伝熱層21の突出端21Aの、基板20の主面からの距離である。図2に示す本実施形態では、伝熱層21の突出端21Aは基板20の主面と平行な上面に対応し、基板20の主面からの高さとは、基板20の主面に下ろした垂線と基板20の交点と、この垂線と突出端21A(上面)との交点との距離である。伝熱層21は、例えば基板20と同じアルミナセラミックスなどの電気絶縁性材料で構成されており、熱伝導率は比較的高い。伝熱層21は、発熱部29において発生したジュール熱を、基板20に向けて流出させる熱伝導経路として機能する。伝熱層21の機能については、後に詳述する。
蓄熱層であるグレーズ層22は基板20の表面全体に設けられており、伝熱層21および基板20よりも熱伝導率が低い材質で構成されている。グレーズ層22は、発熱部29において発熱したジュール熱の一部を蓄積し、サーマルヘッドの熱応答特性を良好に維持するよう機能する。すなわち、グレーズ層22は、発熱部29の温度を、画像記録に必要な所定の温度まで短時間で上昇させる作用をなすものである。グレーズ層22は、伝熱層21を被覆しており、伝熱層21およびグレーズ層22とからなる基板20の主面から突出した凸状部28を形成している。サーマルヘッド2では、比較的高く突出した伝熱層21を覆うようにグレーズ層22が設けられており、グレーズ層22の表面に位置する凸状部28の突出頂部28Aを含む部分において、曲率半径は例えば約0.1〜5.0mm程度に設定されている。なお、突出頂部28Aとは、凸状部28の表面(すなわちグレーズ層22の表面)のうち、基板20の主面から最も離間した部分のことである。本実施形態のグレーズ層22は、例えばSiOを主成分とするグレーズガラスからなる。SiOを主成分とするグレーズガラスからなるグレーズ層22は、熱伝導率が例えば0.99/m・K程度であり、グレーズ層22の熱伝導率は少なくとも伝熱層21よりも小さい。
本発明では、伝熱層の熱伝導率が、少なくとも蓄熱層(グレーズ層)よりも低ければよく、この条件を満たす範囲で、基板や伝熱層および蓄熱層の材質は特に限定されない。例えば、本発明における基板や伝熱層は、アルミナの他にも、例えば窒化アルミニウム、窒化珪素、炭化珪素等でもよく、材質について特に限定されない。また、本発明における蓄熱層は、例えばポリイミドなどの樹脂であってもよく、また、アルミニウム、カルシウム、バリウム等の金属酸化物を用いて構成されていてもよく、材質については特に限定されない。
発熱抵抗体層23は、第1電極24と第2電極25からの電圧の印加によりジュール発熱を起こし、記録媒体5に画像を形成するのに必要な所定の温度、たとえば200℃〜350℃の温度に発熱させられる。発熱抵抗体層23は、たとえばTaN、TaSiOあるいはTiSiOなどの電気抵抗材料により形成されており、例えば厚みが0.01μm〜0.5μmとされている。これら発熱抵抗体層23は、従来周知のスパッタリング法及びフォトリソグラフィー技術を採用することによってグレーズ層22上にパターニングされて形成される。
第1電極層24および第2電極層25は、グレーズ層22の表面に設けられた回路パターン27を介して図示しない駆動ICと接続されており、図示しない駆動ICから送信される画像信号に応じて発熱部29に電圧を印加する。第1電極層24の端部24Aと第2電極層25の端部25Aとの間隙は、ジュール熱が発生する発熱部29となっている。第1電極層24および第2電極層25は、例えばアルミニウムあるいはアルミニウム合金からなり、従来周知のスパッタリング法及びフォトリソグラフィー法により、厚みが0.5μm〜2.0μmに形成されている。
第1電極層24と第2電極層25は、凸状部28の突出頂部28Aを挟んで対向するように配置されており、第1電極層24の端部24Aおよび第2電極層25の端部25Aは、凸状部28の突出頂部28Aに対応する部分よりも、基板20の主面により近い位置(図2においてより下側)に配置されている。本実施形態のサーマルヘッド2では、蓄熱層であるグレーズ層22と比べて熱伝導性が高い伝熱層21の突出端21Aが、第1電極24の端点24Aを通り基板20の主面に平行な第1の平面P1、および第2電極25の端点25Aを通り基板20の主面に平行な第2の平面P2の双方よりも、凸状部28の突出頂部28Aにより近くなっている。すなわち、図において、伝熱層21の突出端21Aが、第1の平面P1および第2の平面P2のいずれよりも上側に位置している。なお、図2に示す本実施形態では、P1およびP2の双方の、基板20の表面からの高さはいずれも同じ位置となっている。
また、サーマルヘッド2では、第1電極24の端部24Aと第2電極25の端部25Aとの間隙の、副走査方向に沿った幅の長さL2に対し、伝熱層21の副走査方向に沿った方向の幅L1が、より小さく設定されている。
サーマルヘッド2では、グレーズ層22の、基板20を直接被覆する部分の表面に、配線パターン27が設けられている。第1電極層24および第2電極層25は、それぞれこの配線パターン27を介して図示しない駆動ICと接続されている。配線パターン27は、第1電極層24および第2電極層25が形成される際に、同時にパターニングされて形成されており、第1電極層24および第2電極層25と、同じ材料で形成されている。
保護層26は、発熱抵抗体層23、第1電極24および第2電極25、および配線パターン27等を保護するためのものである。より具体的には、保護層26は、発熱抵抗体層23、第1電極24、第2電極25、および配線パターン27が、大気と接触するのを防止する。すなわち、保護層26は、これらの要素が大気中の水分などにより腐食するのを防止するとともに、これらの要素を外力から保護し、あるいはこれらの要素が短絡するのを防止するためのものである。この保護層26は、耐エッチング層22と同種の材料、たとえば窒化珪素(Si3N4)やサイアロン(Si・Al・O・N)などのSi−N系やSi−N−O系の無機材料により形成されている。
サーマルヘッド2では、伝熱層21が基板20の主面から突出して設けられており、伝熱層21の基板20の主面からの高さは、例えば200〜300(μm)と比較的高くなっている。サーマルヘッド2では、この比較的高く突出した伝熱層21を覆うようにグレーズ層22が設けられており、グレーズ層22の曲率半径は例えば0.1〜5.0mm程度に設定されている。このグレーズ層22を覆う発熱抵抗体層23ひいては保護26の表面形状も、このグレーズ層22の表面形状に準じており、曲率半径は例えば0.1〜5.0mm程度に設定されている。サーマルヘッド2では、比較的小さな曲率半径をもつ表面部分が記録媒体5に押し付けられており、記録媒体5との接触面積を比較的小さくするとともに、比較的高い所望の圧力で記録媒体5に発熱部29を押し付けている。
また、曲率半径が小さいので、第1電極24と第2電極25との、発熱抵抗体層23表面に沿った離間距離をそれほど大きくすることなく、第1電極24の端部24Aおよび第2電極25の端部25Aを、凸状部28の突出頂部28Aから比較的大きく離している。図2においていえば、凸状部28の突出頂部28Aに対し、第1電極24の端部24Aおよび第2電極25の端部25Aそれぞれを、下側に比較的大きく離間させて配置している。このため、サーマルヘッド2では、発熱部29と記録媒体5とを比較的強い圧力で押圧していても、記録媒体5は、第1の電極24の端部24Aおよび第2の電極25の端部25Aのいずれとも、ほとんど接触することがない。すなわち、第1の電極24および第2の電極25双方に対する、記録媒体5の接触面積は比較的小さく、記録媒体5と各電極層との接触圧も比較的小さくなっている。これらの端部24Aおよび25Aには段差が存在しており、この端部25Aおよび25Aに記録媒体5が高い圧力で接触したとすると、記録媒体5の表面に皺が発生したり、またスティッキングが生じる場合もある。サーマルヘッド2では、このような皺やスティッキングが比較的発生し難い。
記録媒体5とサーマルヘッド2との接触部分に着目すると、曲率半径が比較的小さい凸状部28の突出頂部28A近傍は、基板20の側(すなわち図2における下側)を除く全体が、発熱抵抗体層23の発熱部29に対応する部分で覆われている。凸状部28の、発熱部29に対応する部分で覆われている領域には、発熱部29で発生したジュール熱が比較的多く流入してくる。
本実施形態のサーマルヘッド2では、蓄熱層であるグレーズ層22と比べて熱伝導性が高い伝熱層21の突出端21Aが、上記端点24Aを通り基板20の主面に平行な第1の平面P1、および上記端点25Aを通り基板20の主面に平行な第2の平面P2の双方よりも、突出頂部28Aにより近くなっている。すなわち、図2において、伝熱層21の突出端21Aが、第1の平面P1および第2の平面P2のいずれよりも上側に位置している。第1電極24の端点24Aと第2電極25の端点25Aとの間隙は、電流が流れて発熱する発熱部29である。図2に示す矢印は、サーマルヘッド2における、発熱部29で発生した熱エネルギーの移動経路を示している。各端点24Aおよび25Aを通る平面P1(=P2)は、発熱部29からグレーズ層22に流入した熱が流出する、熱の流出口に対応する位置にある。サーマルヘッド2では、この熱の流出口に対応する平面P1(P2)よりも、伝熱層21の突出端21Aが、凸状部28の突出頂部28Aにより近い。この伝熱層21が発熱部29近傍に存在するので、発熱部29近傍の蓄熱容量は比較的低くなっている。サーマルヘッド2では、発熱部29からグレーズ層22に流入した熱は、グレーズ層22よりも伝熱性の高い伝熱層21にすぐさま伝わり、この伝熱層21を通って基板20に速やかに流出される。サーマルヘッド2では、凸状部28の曲率半径を比較的小さくして紙面との接触状態を比較的良好にしつつ、記録媒体との接触部分(発熱部29に対応する部分)の温度を、各電極からの電圧印加の停止とともに急峻に立ち下げることができる。これにより、本発明によれば、紙などの記録媒体に、比較的画質の高い画像を、比較的高速に記録することができる。
また、サーマルヘッド2では、伝熱層21の幅L1を、第1電極24と第2電極25の間隙の長さL2よりも小さくすることにより、発熱部29に対応する領域の温度分布を低減している。発熱部29からグレーズ層21に流入したジュール熱の一部は、第1電極24および第2電極25にも流出する。サーマルヘッド2において、突出頂部28Aは、各電極24および25の双方、および上記平面P1(P2)から最も離間した位置にあり、発熱部29において発生したジュール熱が最も流出し難い。すなわち、発熱部29において、突出頂部28A近傍の温度は比較的高くなり易い。仮に、伝熱層21が設けられてない場合を想定すると、例えば比較的高い周波数で印加電圧のON/OFFを繰り返した場合、突出頂部28Aの温度は、周囲に比べて高い温度に維持されることになる。発熱部29において、このような温度分布が発生していると、記録媒体5に記録される画像、より詳しくは画像を構成する各画素は、この突出頂部28Aに対応する部分(画像の中心近辺)の濃度に対して、中心部の周囲の濃度が比較的低くなってしまう(画像再現性が低下してしまう)場合もあった。サーマルヘッド2では、伝熱層21の突出端21Aを、凸状部28の突出頂部28Aに近づけて配置するとともに、この伝熱層21の幅を、電極の間隙の長さ(すなわち発熱部の幅)よりも小さくしている。これにより、温度が上昇し易い部分、すなわち突出頂部28Aの近傍について、特に積極的に熱エネルギーを流出させている。サーマルヘッド2では、凸状部28の表面の発熱部29に対応する領域の温度分布を低減することができ、ひいては、比較的高画質な画像を記録することができる。また、サーマルヘッド2では、発熱した熱エネルギーが発熱部29の近傍から良好に拡散するので、発熱部29の近傍の温度が必要以上に上昇することが抑制される。これにより、発熱部29近傍の各層の熱による変化が比較的生じ難く、比較的長期間使用しても安定した画像記録性能が維持される(すなわち、装置寿命が比較的長い)。
本実施形態のサーマルヘッド2は、グレーズ層22が基板20の表面全体に設けられた、いわゆる全面グレーズ型のサーマルヘッドである。本発明のサーマルヘッドは、全面グレーズ型であることに限定されず、基板表面に部分的に凸状なグレーズ層が設けられた、いわゆる部分グレーズ型のサーマルヘッドであってもよいが、基板上に発熱部を高密度に配置したい場合など、全面グレーズ型であることが好ましい。
基板を例えばアルミナセラミックで構成した場合など、基板の表面粗さは比較的大きく(表面が比較的荒れており)、このような基板の表面には比較的微細な回路パターン(電極パターンなど)を形成することができない。表面粗さが比較的大きい基板であっても、例えば表面にガラスからなるグレーズ層を形成し、このグレーズ層の表面の表面粗さを比較的小さくすることは可能である。このため、サーマルヘッドになるべく微細な回路パターンを作り込みたい場合など、全面グレーズ型サーマルヘッドを用いて、グレーズ層の表面に微細な回路パターンを作製したいといった要望もある。しかし、グレーズ層は基板と比較して蓄熱性が高く、当然、部分グレーズ型に比べて全面グレーズ型の方が、発熱部の温度が下がりにくい。このため、伝熱層がない場合、全面グレーズでは比較的高速な画像記録ができないこともあった。サーマルヘッド2は全面グレーズ型サーマルヘッドであるが、発熱部からグレーズ層に流入した熱を速やかに基板に放熱することができ、発熱部の温度を比較的低い温度に維持することができる。すなわち、サーマルヘッド2では、グレーズ層表面に比較的微細な回路を設けつつ、比較的高速に画像を記録することができる。これにより、サーマルヘッド2では、基板上に複数の発熱部を高密度に配置して、各発熱部の発熱を比較的高い精度で制御することができる。サーマルヘッド2によれば、比較的高い画素密度で比較的高精細な画像を、比較的高い記録速度で形成することができる。
本実施形態のサーマルヘッド2では、伝熱層21の形状は略直方体形状となっている。本発明のサーマルヘッドにおいて、伝熱層21の形状は特に限定されない。例えば図3(a)に断面図を示すように、伝熱層21の上面が四角錐や円錐形状に形成されていてもよい。また、図3(b)に示すように、伝熱層21の上面部分が略半球状に形成されていてもよく。また、図3(a)および(b)に示すように、基板20の主面から離れるにしたがって、基板20に平行な断面積が徐々に小さくなっていてもよい。本発明において、伝熱層の形状およびサーマルヘッドの形状等は、特に限定されない。例えば、凸状部の曲率半径や各層の膜厚等も、上記実施形態の範囲に特に限定されない。
また、本実施形態のサーマルヘッド2では、第1電極層24の端点24Aの基板20からの高さと、第2電極25の端点25Aの基板20からの高さとが一致しており、伝熱層21の突出端21Aが、端点24Aを通る平面P1および端点25Aを通るP2の双方に対して、突出頂部28Aにより近い位置にあった。本発明のサーマルヘッドにおいて、第1電極層の端点の基板からの高さと、第2電極層の端点の基板からの高さとは一致していなくともよい。この場合、伝熱層の突出端が、第1電極層の端点を通り基板の主面に平行な平面と、第2電極層の端点を通り基板の主面に平行な平面と、のうち少なくともいずれか一方に対して、凸状部の突出頂部により近ければよい。この限りにおいて、本発明における、伝熱層と電極層との位置関係は、特に限定されない。なお、本発明のサーマルヘッドでは、伝熱層の突出端が、第1の電極および第2の電極の少なくともいずれか一方に比べて、凸状部の突出頂部により近ければよく、凸状部の形状や各電極の配置および形状について、特に限定されない。
次に、本実施形態のサーマルヘッド2の製造方法について簡単に説明しておく。図4は、サーマルヘッド2の製造方法のフローチャートである。まず、アルミナセラミックからなる基板20の表面に、従来公知の手法を用いて、基板20からの高さが例えば200〜300μmの伝熱層21を形成する(ステップS102)。このステップでは、例えば印刷法を用いて、基板20の表面に基板20の表面から突出した、セラミック等の伝熱層21を形成してもよい。また、基板20の表面に、基板20の全面を覆うセラミックや樹脂などの層を形成した後、フォトリソグラフィー法を用いてレジストパターン(エッチングマスク)を形成し、エッチングすることで伝熱層21を形成してもよい。
さらには、このステップS102では、例えばセラミックなどの微粒子を基板20の表面に吹き付けることで、基板20の表面に伝熱層21を形成してもよい。例えば、基板20の表面と所定距離離間させて、伝熱層21を形成する部分に対応する領域が開口されたマスクを配置することで、このマスクに対応する部分に選択的に微粒子を衝突させて、伝熱層21を形成すればよい。このようにマスクを用いて選択的に微粒子を衝突させると、少ない工程で低コストに伝熱層21を形成することができる。例えば、エッチング目的のサンドブラストにおいて、被加工部分に膜が堆積する現象は従来からよく知られている。微粒子を衝突させて基板に成膜する技術は、従来公知のものである。微粒子を衝突させて基板表面に膜を堆積させるには、例えば従来公知のサンドブラスト装置など公知の装置を用いればよく、その他にも、例えば特開平3−231096号公報に一例が記載されている種類の装置や、特開2001−3180号公報に一例が記載されている種類の装置など、各種類の装置のいずれを用いてもよい。また、本発明では、例えば基板の表面を、エッチングやサンドブラストなどの公知の手法を用いて直接加工することで、基板と同じ材質からなる伝熱層を形成してもよい。本発明において、伝熱層の材質および形成方法は、特に限定されない。
次に、伝熱層21が形成された状態で、例えばスクリーン印刷法を用いて、基板20全体にグレーズ層材料32を配置する(ステップS104)。例えば、基板20上の全面に200#のステンレスメッシュで作製されたスクリーン製版を用いて、組成45〜60重量%SiO、5〜30重量%Ba0、10〜20重量%CaO、5〜10重量%Al、0〜10重量%Ba系のグレーズ層材料(転移点685℃、軟化点845℃)を、スキージで圧力を加えながら基板20の全面にグレーズ層材料32を配置する。
図5(a)は、基板20全面にグレーズ層材料32を配置した直後(ステップS102の直後)の状態を示す概略断面図である。図5(a)に示す状態では、伝熱層21の上端部エッジ21Eの周辺部分など、グレーズ層材料によって十分な厚さで被覆されていない場合もある。また、伝熱層21の上面において、グレーズ層材料の厚さが比較的大きくなっている。
次に、このグレーズ層材料32が配置された状態で、少なくともグレーズ層材料32の軟化点以上の温度に全体を昇温させて焼成し、伝熱層21を被覆するグレーズ層23を形成する(ステップS106)。図5(b)は、この焼成後の状態を示す概略断面図である。焼成において、グレーズ層材料は軟化して流動し、伝熱層21の上面に配置されていたグレーズ層材料は、伝熱層21の上面から溢れるように基板20の表面に流れ下りる。これにより、伝熱層21の上端部エッジ21Eがグレーズ層22によって良好に被覆されるとともに、上面21上におけるグレーズ層22が所望の厚さに形成される。本実施形態では、例えば上面21上におけるグレーズ層22の厚さH1を、例えば1.0〜50(μm)、基板20表面に直接形成されている部分のグレーズ層22の厚さH2を、例えば1.0〜50(μm)としている。
次に、グレーズ層22の表面に、例えばスパッタ等によって薄膜抵抗体層を形成する(ステップS108)。その後、薄膜抵抗体層26表面に、例えばスパッタ等によって電極材料層を形成し、フォトリソグラフィーを用いた公知のパターニング工程を経て、第1電極24および第2電極25や、回路パターン27等を形成する(ステップS110)。この後、保護層26を全面に被覆して、図示しない電極パッド等に対応する所定の部分をエッチングにより開口させる(ステップS112)。本実施形態のサーマルヘッド2は、例えば以上のような工程を経て製造することができる。なお、本発明のサーマルヘッドの製造方法は、上記実施形態の範囲に限定されず、各層の作成手順や作成手法など、特に限定されない。
以上、本発明のサーマルヘッドおよびサーマルプリンタについて説明したが、本発明のサーマルヘッドおよびサーマルプリンタは上記実施例に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
本発明のサーマルヘッドの一例を備えて構成されるサーマルプリンタの構成について説明する概略断面図である。 図1に示すサーマルヘッドについて説明する概略断面図である。 (a)および(b)はいずれも、本発明のサーマルヘッドの他の実施形態について説明する概略断面図である。 本発明のサーマルヘッドの製造方法の一例のフローチャートである。 本発明のサーマルヘッドの製造方法の一例について説明する概略断面図である。 従来のサーマルヘッドの一例について説明する概略断面図である
符号の説明
1 サーマルプリンタ
2 サーマルヘッド
4 駆動手段
5 記録媒体
5a インクリボン
5b 被記録紙
20 基板
21 伝熱層
21A 突出端
22 グレーズ層
23 発熱抵抗体層
24 第1電極
25 第2電極
26 保護層
27 配線パターン
28 凸状部
29 発熱部
32 グレーズ層材料
100 サーマルヘッド
110 基板
120A 一段目グレーズ
130 発熱抵抗体
132 突部

Claims (7)

  1. 一方の主面から突出した凸状部を備える基体と、
    前記凸状部の表面に形成された発熱抵抗体層と、
    前記発熱抵抗層と電気的に接続する、第1の電極および第2の電極と、を備え、
    前記凸状部は、前記基板の主面から突出した伝熱層と、前記伝熱層の表面を覆う蓄熱層と、を含んで構成されており、
    前記伝熱層の突出端は、前記第1の電極および前記第2の電極の少なくともいずれか一方に比べて、前記凸状部の突出頂部により近いことを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 前記伝熱層の突出端は、前記第1の電極の端点を通り前記基板の前記主面に平行な第1の平面、および前記第2の電極の端点を通り前記主面に平行な第2の平面の双方に比べて、前記突出頂部により近いことを特徴とする請求項1記載のサーマルヘッド。
  3. 前記伝熱層は、前記第1の電極から前記第2の電極に向かう方向の幅が、
    前記第1の電極と前記第2の電極との離間距離に対し、より小さいことを特徴とする請求項1または2記載のサーマルヘッド。
  4. 前記蓄熱層は、前記基板の前記主面の、前記伝熱層が設けられた部分を除く少なくとも一部の領域にも設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のサーマルヘッド。
  5. 記録媒体に、記録情報に応じた画像を記録するサーマルプリンタであって、
    請求項1〜4のいずれかに記載のサーマルヘッドと、
    前記記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記サーマルヘッドの各電極に、前記記録情報に応じた電圧信号を供給する駆動手段と、
    を備えて構成されていることを特徴とするサーマルプリンタ。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載のサーマルヘッドの製造方法であって、
    基板の主面に、前記基板表面から突出した伝熱層を形成する工程と、
    前記伝熱層の表面を覆う蓄熱層を設け、前記基板の前記主面に凸状部を形成する工程と、
    前記凸状部の表面に発熱抵抗体層を形成する工程と、
    前記発熱抵抗層の表面に第1の電極および第2の電極を形成する工程と、を有し、
    前記凸状部を形成する工程では、スクリーン印刷法を用いて、前記伝熱層の表面に前記蓄熱層を設けることを特徴とするサーマルヘッドの製造方法。
  7. 前記伝熱層を形成する工程では、前記凸状部に対応する領域が開口したマスクを用い、前記凸状部に対応する領域に対して選択的にセラミック微粒子を衝突させることで前記伝熱層を形成することを特徴とする請求項6記載のサーマルヘッドの製造方法。
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