JP2009104815A - 車両前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成により、反射面の下側に設けられたたち壁での反射によるグレア光の発生を抑制することができるようにした車両前照灯を提供する。
【解決手段】 光源11と、上記光源からの光を光照射方向前方に向かって反射するように、焦点位置が上記光源付近に位置し、中心軸が光照射方向前方に沿って配置された光照射方向前方に向かって凹状の放物面系の反射面12と、この反射面の下側に配置されたたち壁13と、を備えており、上記反射面の光軸より下側の少なくとも一部12aが、上記光源から後方下側に出射して上記たち壁に向かう光を光照射方向前方に向かって反射させるように、前側にずれて配置されるように、車両前照灯10を構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車の前部に設けられた前照灯または補助前照灯として使用される車両前照灯に関する。
従来、このような車両前照灯は、例えば図8に示すように、構成されている。 図8において、車両前照灯1は、光源としてのバルブ2と、このバルブ2からの光を光照射方向前方に向かって反射する反射面3と、から構成されている。
上記バルブ2は、一般に自動車の前照灯または補助前照灯に使用されるバルブであって、例えば公知の構成のハロゲン電球等が使用されている。
上記バルブ2は、図示の場合、その軸Oが光照射方向前方に向かってほぼ水平に配置されており、図示しない電源から給電が行なわれるようになっている。
上記反射面3は、中心軸が光照射方向前方に向かってほぼ水平に延びる放物面系反射面から構成されていて、その焦点Fがバルブ2の発光中心付近に位置するように、バルブ2の後方に配置されている。
ここで、放物面系反射面は、回転放物面だけでなく、放物面を基本とした自由曲面を含むものである。
このような構成の車両前照灯1によれば、バルブ2が外部の駆動電源から給電されて発光する。これにより、バルブ2から出射した光は、直接に、または上記反射面3で反射して、ほぼ平行な光L1として光照射方向前方に向かって照射される。
ところで、このような構成の車両前照灯1においては、上記反射面3は、図8(B)において実線で示すように、光照射方向前方から見たとき、光軸Oを中心とする円形の外形を有している。
この場合、上記反射面3は、その周縁の半径を焦点距離fの二倍(2f)以上とすることにより、上記バルブ2の発光中心の直下付近まで延びるようになっている。
従って、図8(A)に示すように、上記バルブ2から後方下側に出射する光L2は、上記反射面3に確実に入射して、光照射方向前方に向かって反射する。このため、このような光L2がグレア光になることはなく、上記反射面3の下側に、上記バルブ2より後方に所謂たち壁を備える必要がない。
これに対して、所謂異型車両前照灯においては、上記反射面3は、例えば図8(B)にて実線で示すように、横長に形成されており、中心軸から周縁までの上下方向の寸法が前述した半径2fより小さくなっている。
ここで、上記反射面3は、上記バルブ2の発光中心の直下まで延びていない。このため、上記バルブ2から後方下側に出射する光L2は、上記反射面3に入射しなくなってしまう。
従って、この光L2をカットするために、上記反射面3の下側に、所謂たち壁3aが設けられている。
同様にして、前述した丸型の反射面3においても、少なくともその下側において、その中心軸から周縁までの寸法が2f未満である場合には、同様に上記反射面3の下側にたち壁3aを設ける必要がある。
しかしながら、このようなたち壁3aが存在すると、図9に示すように、より詳細には図10のシミュレーションによる光線追跡結果に示すように、上記バルブ2から後方下側に出射する光L2のうち、上記バルブ2の発光中心から上記たち壁3aに対して垂直に延ばした垂線の足Pよりも後方の領域で、上記たち壁3aに入射する光L3が、上記たち壁3aの表面で後側に反射して、上記反射面3の上方領域に入射する。
ここで、上記反射面3は、バルブ2からの光を光照射方向前方に向かって反射するように形成されていることから、上記光L3は、バルブ2からの光よりも浅い入射角で上記反射面3に入射することになる。
従って、上記反射面3で反射した光L3は、ほぼ水平な光照射方向前方より上方に向かって進み、グレア光となってしまう。
これに対して、図11に示すように、車両前照灯1のバルブ2の下側に、フード4を設けることも知られている。
この場合、このフード4により、前述したグレア光となる光L3のたち壁3aへの入射が阻止され、グレア光の発生が確実に抑制され得ることになる。
しかしながら、このようなフード4を備えた車両前照灯1においては、バルブ2及び反射面3から成る車両前照灯1に対してフード4を追加した構成となっている。
従って、部品点数が多くなってしまい、部品コスト及び組立コストが高くなってしまう。
また、フード4を固定保持するための取付手段が必要になる。
このため、この取付手段が外部から視認されることになる。このため、車両前照灯の外観見栄えが損なわれてしまう。
本発明は、以上の点から、簡単な構成により、反射面の下側に設けられたたち壁での反射によるグレア光の発生を抑制することができるようにした車両前照灯を提供することを目的としている。
上記目的は、本発明によれば、光源と、上記光源からの光を光照射方向前方に向かって反射するように、焦点位置が上記光源付近に位置し、中心軸が光照射方向前方に沿って配置された光照射方向前方に向かって凹状の放物面系の反射面と、この反射面の下側に配置されたたち壁と、を備えており、上記反射面の光軸より下側の少なくとも一部が、上記光源から後方下側に出射して上記たち壁に向かう光を光照射方向前方に向かって反射させるように、前側にずれて配置されていることを特徴とする、車両前照灯により、達成される。
本発明による車両前照灯は、好ましくは、上記反射面の光軸より下側の少なくとも一部が、上記光源からたち壁に延ばした垂線の足より後方の領域に向かう光を光照射方向前方に向かって反射させるように、前側にずれて配置されている。
本発明による車両前照灯は、好ましくは、上記光源が、すれ違いビーム用の第一の発光部と、この第一の光源の直下に隣接して配置された走行ビーム用の第二の発光部と、を備えており、上記反射面の光軸より下側の少なくとも一部が、上記光源の第一の発光部から第二の発光部の後側で後方下側に出射して上記たち壁に向かう光を光照射方向前方に向かって反射させるように、前側にずれて配置されている。
上記構成によれば、上記光源に対して外部から給電することにより、この光源が駆動され、発光する。上記光源から出射した光の一部が、直接に光照射方向前方に向かって照射される。また、上記光源から側方に出射した光の一部が、上記反射面で反射してほぼ平行光となって、光照射方向前方に向かって照射される。
ここで、上記たち壁が上記反射面の前側にずれて配置された部分によって、上記光源に対して少なくとも部分的に隠されることになる。
これにより、上記光源から後方下側に出射してたち壁に向かう光は、少なくともその一部が、上記反射面の前側にずれて配置された部分に入射し、この部分で反射して、同様にほぼ平行光となって、光照射方向前方に向かって照射される。
従って、上記反射面が例えば横長に形成されていて、その下側にたち壁を備えている場合であっても、上記光源からこのたち壁に向かう光の少なくとも一部が、たち壁で反射した後、上記反射面で再反射して光照射方向前方より上向きに照射されることはない。
これにより、所謂グレア光の発生が低減されまたは抑制され得ることになる。従って、フード等の別部品を取り付ける必要がない。このため、部品点数が少なくて済み、部品コスト及び組立コストが低減される。また、フード等の別部品を取り付けるための部材が視認されることがなく、車両前照灯の外観見栄えが損なわれるようなことはない。
さらに、従来たち壁で反射してグレア光となっていた光が、上記反射面の前側にずれて配置された部分で光照射方向前方に向かって照射される。従って、この光が配光パターンの形成に寄与する。これにより、光源からの光利用効率が向上し、配光パターンの輝度が高められ得ることになる。
上記反射面の光軸より下側の少なくとも一部が、上記光源からたち壁に延ばした垂線の足より後側の部分に向かう光を光照射方向前方に向かって反射させるように、前側にずれて配置されている場合には、上記光源からたち壁で後側に反射して上記反射面に入射するような光が、たち壁に入射することなく、直接に上記反射面の前側にずれた部分で反射して、光照射方向前方に向かって確実に照射されることになる。
上記光源が、すれ違いビーム用の第一の発光部と、この第一の光源の直下に隣接して配置された走行ビーム用の第二の発光部と、を備えており、上記反射面の光軸より下側の少なくとも一部が、上記光源の第一の発光部から第二の発光部の後側で後方下側に出射して上記たち壁に向かう光を光照射方向前方に向かって反射させるように、前側にずれて配置されている場合には、第一の発光部から出射した光のうち、第二の発光部により影となる部分を除いて、第二の発光部の後側を通過した光に対してのみ、上記反射面の一部を前側にずらして配置すればよい。
従って、光源として所謂ダブルフィラメントタイプのバルブを使用した場合に、グレア光の発生が確実に抑制され得る。
さらに、この場合、上記反射面の前側への移動距離が少なくて済み、上記反射面全体の光学特性があまり損なわれることがない。
このようにして、本発明によれば、反射面の下側に設けられたたち壁での反射によるグレア光の発生を抑制することができるようにした車両前照灯が提供されることになる。
以下、この発明の好適な実施形態を図1から図6を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
図1は、本発明による車両前照灯の第一の実施形態の構成を示している。
図1において、車両前照灯10は、光源としてのバルブ11と、このバルブ11からの光を光照射方向前方に向かって反射する反射面12と、を含んでいる。
上記バルブ11は、一般に車両前照灯の光源として使用されるバルブであって、例えばハロゲン電球等が使用されている。
そして、上記バルブ11は、その軸Oが光照射方向前方に向かってほぼ水平に配置されており、図示しない電源から給電が行なわれるようになっている。
上記反射面12は、全体として、中心軸が光照射方向前方に向かってほぼ水平に延びる放物面系反射面から構成されていて、その焦点Fがバルブ2の発光中心付近に位置するように、バルブ11の後方に配置されている。
ここで、放物面系反射面は、回転放物面だけでなく、放物面を基本とした自由曲面を含むものである。
また、上記反射面12は、その下縁が中心軸から焦点距離fの二倍以下の距離を有するように形成されており、その下側にほぼ水平方向に延びるたち壁13を備えている。
さらに、上記反射面12は、その下側の少なくとも一部12aが、僅かに前側にずれて配置されている。
これにより、上記たち壁13の少なくとも反射面12に隣接する一部が、バルブ11の発光中心から後方下側に向かう光に対して、上記反射面12の一部12aにより隠されるようになっている。
この場合、上記バルブ11の発光中心から上記たち壁13に対して垂直に延ばした垂線の足をPとして、上記反射面12の一部12aは、鎖線で示す本来の位置(12b)の点Pからの距離d=Aに対して、前側にずれることにより、点Pからの距離dがBである。
これにより、本発明実施形態におけるバルブ11から上記たち壁13に入射する光は、距離dがAからBの範囲に低減されることになる。
本発明実施形態による車両前照灯10は、以上のように構成されており、光源としてのバルブ11に対して外部から給電することにより、このバルブ11が駆動され、発光する。
これにより、バルブ11から出射した光は、直接に、または上記反射面12で反射して、ほぼ平行な光L1として光照射方向前方に向かって照射される。
その際、上記バルブ11の発光中心から後方下側に出射する光L2のうち、上記バルブ11の発光中心から上記たち壁13に対して上記点Pよりも後方の領域で、上記たち壁13に入射する光L3の一部は、この場合上記たち壁13には入射せず、その手前に配置された上記反射面12の一部12aに入射する。
従って、この光L3は、上記反射面12の一部12aで反射して、同様にほぼ平行光となって、光照射方向前方に向かって照射される。
これにより、従来は鎖線で示すようにグレア光となっていた光L3が、上記反射面12で反射される光L1に加えて、光照射方向前方に向かって照射される。このため、バルブ11からの光利用効率が向上し、配光パターンの輝度が高められることになる。
ここで、従来グレア光となっていた光L3は、点Pから上記反射面12の一部12aの下端付近までの距離dが小さくなるほど、上記たち壁13から上記反射面12で再反射してグレア光となる光量が少なくなる。
従って、上記距離dがAからBと小さくすることによって、上記バルブ11からの光の上記たち壁13での反射によるグレア光が低減することになる。
また、上記反射面12の耐熱性や配光制御の観点から、上記反射面12の焦点距離fを小さくすることは困難である。このため、上記反射面12の一部12aを前側にずれて配置し、上記バルブ11に対して上記たち壁13を隠すことによって、グレア光の発生が効果的に抑制され得ることになる。
図2は、本発明による車両前照灯の第二の実施形態の構成を示している。
図2において、車両前照灯20は、図1に示した車両前照灯10と比較して、光源として、ダブルフィラメントタイプのバルブ21が使用されている点でのみ異なる構成になっている。
上記バルブ21は、すれ違いビーム用の第一のフィラメント21aと、この第一のフィラメント21aの直下に隣接して配置された走行ビーム用の第二のフィラメント21bと、を有している。
これにより、図3に示すように、上記バルブ21の第一のフィラメント21aが発光したと き、第一のフィラメント21aから下方に出射した光は、第二のフィラメント21bにより部分的に遮断される。従って、第二のフィラメント21bの影21cが形成されることになる。
従って、この場合、上記反射面12の一部12aは、この影21cより後側の光L3のみをたち壁13に対して遮断し、且つ反射により光照射方向前方に向かって照射すればよい。このため、点Pからの距離dがBよりも大きくてよく、即ち本来の位置12bから前側への移動距離が少なくて済む。
このような構成の車両前照灯20によれば、第一のフィラメント21aが発光する場合に、図1に示した車両前照灯10と同様に作用する。また、上記反射面12の一部12aの前側への移動距離が少なくて済む。このため、上記反射面12全体の光学特性がこの一部12aの前側への移動によりあまり損なわれるようなことがない。
上記の車両用前照灯20は、フィラメント継線形式JIS規格に規定されているC−6/C−6タイプのバルブ、例えばEC規格として欧州で規定されているHS5と云う光源などにおいて特に効果を奏し、上記と同様に遮光フードをなくし、グレア光の発生を抑制する。
図4及び図5は、上述した車両前照灯20の具体的なシミュレーションによる光線追跡結果を示している。
図4及び図5において、上記バルブ21の第一のフィラメント21aから後方下側に出射する光L2のうち、上記第一のフィラメント21aから影21cの後側にて、上記たち壁13に入射する光L3の一部が、上記反射面12の一部12aで反射して、ほぼ平行光となって、光照射方向前方に向かって照射されることが分かる。
尚、上記バルブ21の第一のフィラメント21aから上記たち壁13に対して影21cの後側に入射する光L3のうち、上記反射面12の一部12aに入射しない光L4は、従来と同様に上記たち壁13で反射して、上記反射面12で再反射することにより、光照射方向前方に対して上方に比較的低い角度で出射して、グレア光となるが、従来と比較して、その光量は低減されることになる。
また、上記バルブ21の第一のフィラメント21aから前方下側に出射する光L5は、上記たち壁13で前側に反射して、上方に高い角度で出射する。従って、このような光L5はグレア光とはならない。
図6、図7は、上述した車両前照灯20におけるシミュレーションによるスクリーン結果、即ち配光パターンを示している。
この場合、図6に対応しているように、前方に向かって照射される光L1による配光パターンが形成されると共に、グレア光は実質的に形成されていない。
これに対して、上記反射面12の一部12aが本来の位置12bに配置されている場合の比較例では、図7に対応しているように、前方に向かって照射される光L1による配光パターンに対して、上方にグレア光が形成されていることが分かる。
従って、本発明の特徴により、上記反射面12の一部12aが前側にずれて配置され、バルブ21の第一のフィラメント21aに対してたち壁13を部分的に隠すことによって、グレア光が低減または抑制され得ることが分かる。
上述した実施形態においては、光源としてバルブ11が設けられているが、これに限らず、他の種類の光源が設けられていてもよいことは明らかである。
また、上述した実施形態においては、上記反射面12の正面から見たときの形状が横長に形成されているが、これに限らず、上記反射面の下縁が中心から焦点距離の二倍以下の距離に配置されていれば、他の任意の形状を有していてもよいことは明らかである。
本発明による車両前照灯10,20は、自動車用の車両前照灯として構成されているが、これに限らず、補助前照灯に本発明を適用することが可能である。
このようにして、本発明によれば、簡単な構成により、反射面の下側に設けられたたち壁での反射によるグレア光の発生を抑制することができるようにした、極めて優れた車両前照灯が提供され得ることになる。
本発明による車両前照灯の第一の実施形態の構成を示す概略断面図である。 本発明による車両前照灯の第二の実施形態の構成を示す概略断面図である。 図2の車両前照灯における第一の発光部からの光の第二の発光部による影を示す部分拡大斜視図である。 図2の車両前照灯におけるシミュレーションによる光線追跡結果を示す概略斜視図である。 図4の光線追跡結果の要部を示す拡大斜視図である。 図2の車両前照灯におけるシミュレーション結果による配光パターンを示すグラフである。 比較例による従来構成の車両前照灯における図6と同様のシミュレーション結果による配光パターンを示すグラフである。 従来の車両前照灯の一例の構成を示す(A)概略断面図及び(B)正面図である。 従来の反射面の下側にたち壁を備えた車両前照灯におけるグレア光の発生を示す概略断面図である。 図9の車両前照灯におけるシミュレーションによる光線追跡結果を示す概略斜視図である。 従来のグレア光発生を抑制するためのフードを備えた車両前照灯の構成例を示す概略断面図である。
符号の説明
10 車両前照灯
11 バルブ(光源)
12 反射面
12a 前側にずれた一部
13 たち壁
20 車両前照灯
21 バルブ(光源)
21a 第一のフィラメント(第一の発光部)
21b 第二のフィラメント(第二の発光部)
21c 影

Claims (3)

  1. 光源と、上記光源からの光を光照射方向前方に向かって反射するように、焦点位置が上記光源付近に位置し、中心軸が光照射方向前方に沿って配置された光照射方向前方に向かって凹状の放物面系の反射面と、この反射面の下側に配置されたたち壁と、を備えており、
    上記反射面の光軸より下側の少なくとも一部が、上記光源から後方下側に出射して上記たち壁に向かう光を光照射方向前方に向かって反射させるように、前側にずれて配置されていることを特徴とする、車両前照灯。
  2. 上記反射面の光軸より下側の少なくとも一部が、上記光源から上記たち壁に延ばした垂線の足より後方の領域に向かう光を光照射方向前方に向かって反射させるように、前側にずれて配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両前照灯。
  3. 上記光源が、すれ違いビーム用の第一の発光部と、この第一の光源の直下に隣接して配置された走行ビーム用の第二の発光部と、を備えており、
    上記反射面の光軸より下側の少なくとも一部が、上記光源の第一の発光部から第二の発光部の後側で後方下側に出射して上記たち壁に向かう光を光照射方向前方に向かって反射させるように、前側にずれて配置されていることを特徴とする、請求項1に記載の車両前照灯。
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