JP2009100540A - チャッキング装置を備えたモータ、およびこのモータを搭載したディスク駆動装置 - Google Patents

チャッキング装置を備えたモータ、およびこのモータを搭載したディスク駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】薄型のモータにおいて、モータの回転体を磁気的に吸引する吸引磁石を良好に配置する構造を提供すること
【解決手段】ハウジング41の基部412には、第1凹部4211および第1凹部4211と連続して形成される第2凹部4212が形成される。第2凹部4212には、ヨーク47が固定される。そしてヨーク47の上面には、吸引磁石46が固定される。そして吸引磁石46は、第1凹部4211に収容される。吸引磁石46の上面と軸方向に対向する位置には、ターンテーブル231の第2平面部2315が配置されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、チャッキング装置を備えたモータ、特に、モータの回転体の振動を抑制する吸引磁石の配置構造に関する。またこのモータを搭載したディスク駆動装置に関する。
近年、DVD等の光ディスク(以下、単にディスクという)に対して光学的に記録再生を行うディスク駆動装置の薄型化に伴い、このディスク駆動装置に搭載され、ディスクを回転させるモータも薄型化の要求が高まっている。この種のモータは、ディスクを載置する載置部を有する、ディスクを着脱可能とするチャッキング装置を備えている(このような従来のチャッキング装置を備えたモータの例として、例えば、特許文献1参照)。
特開2005−253239号公報
また、近年、ディスクの記憶容量の増大により、ディスクの記録ピッチが短くなっている。そのため、ディスクに対して、記録再生に使用する光の照射を高精度に行わなければならない。その上、ディスクへの記録再生の高倍速化に伴い、モータは、ディスクを高速回転しなければならない。
しかしながら、モータの薄型化に伴い、モータの回転体を回転自在に支持する軸受部の長さが短くなってしまうために、ディスクの面振れの低減を行うことが困難になっている。また、モータがディスクを高速回転させる場合、ディスクの回転中心に対するアンバランスによって、偏心してしまう問題がある。これは、ディスクを高速回転させる場合に顕著である。
上記問題の対策のために、モータの回転体と対向する位置に回転体を磁気的に吸引する吸引磁石を配置することによって、回転体の浮上および振動を抑える構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、モータの薄型化に伴い、吸引磁石をモータ内部に配置するスペースが減少している。その上、モータの駆動力を発生する磁気回路を構成するステータに接触して配置してしまうと、ステータによる磁気回路に影響を与えてしまい、モータ効率に影響がでる可能性がある。
本発明は、上記問題に鑑み、なされたものであって、その目的とするところは、薄型のモータにおいて、モータの回転体を磁気的に吸引する吸引磁石を良好に配置する構造を提供することである。
本発明の請求項1によれば、モータであって、回転軸の周りを回転するロータマグネットと、該ロータマグネットを保持する磁性体にて形成されたロータホルダと、を有する回転体と、前記ロータマグネットと対向して配置されるステータを有する固定体と、を備え、前記ステータは、環状のコアバック部と、該コアバック部より前記回転軸から離れる方向に延びる、周方向に離間した複数のティース部と、を有するステータコアと、前記ステータコアの前記複数のティース部に導電線を複数回巻きつけることによって形成された複数のコイルと、を備え、前記ロータホルダは、前記ステータの軸方向上側を覆い、前記コアバック部より径方向内側には、前記ロータホルダと軸方向に対向する上面を有し、前記ロータホルダを前記ステータ側に吸引する円環状もしくは円弧状の吸引磁石が配置され、前記吸引磁石の下面は、前記ステータコアの前記コアバック部の上面よりも軸方向下側に配置されることを特徴とする。
本発明の請求項1に従えば、吸引磁石がコアバック部より径方向内側に配置され、且つ、吸引磁石の下面がステータコアのコアバック部の上面よりも軸方向下側に配置されることによって、ロータホルダとステータとの軸方向の限られた空間以外にて配置することができる。したがって、ロータホルダとステータとの軸方向の距離を最小限に設定することができる。その結果、モータの薄型化を実現することができる。特に、コアバック部の上面より吸引磁石の下面が軸方向下側に配置されることによって、吸引磁石の軸方向の厚さの制限が緩和される。したがって、吸引磁石の体積の設定に自由度を持たせることができる。その結果、モータに要求される仕様に対して、吸引磁石の軸方向の厚さを変更することによって、吸引磁石の軸方向の厚さ以外が同一の構造でありつつも、複数種類のモータを提供することができる。
本発明の請求項2によれば、請求項1に係り、前記吸引磁石は、周方向に2極にて着磁されていることを特徴とする。
本発明の請求項2に従えば、吸引磁石を周方向に2極にて着磁されることによって、複数個の吸引磁石を同時に着磁することができる。したがって、モータの生産効率を向上させることができる。特に、吸引磁石は、ステータコアのコアバック部より径方向内側に配置されるために、吸引磁石の磁束がステータコアに与える影響を抑えることができる。吸引磁石をステータコアのコアバック部の上面に付着した場合、吸引磁石が周方向に2極の着磁のみである場合、ステータコアに流れる磁束が多くなってしまい、ティース部とロータマグネットとが形成する磁気回路に影響を与えてしまう問題が発生する可能性がある。しかしながら、本発明の吸引磁石は、コアバック部より径方向内側に配置されるために、ティース部とロータマグネットとが形成する磁気回路に影響を与えることを防ぐことができる。
本発明の請求項3によれば、請求項1および請求項2のいずれかに係り、前記吸引磁石の下面には、磁性体のヨークが配置されることを特徴とする。
本発明の請求項3に従えば、吸引磁石の下面にヨークが配置されることによって、吸引磁石の漏れ磁束をヨークにて吸収することができる。したがって、吸引磁石がロータホルダを吸引する力を向上させることができる。
本発明の請求項4によれば、請求項3に係り、前記ヨークは、円環状もしくは円弧状に形成され、前記ヨークの径方向の幅の大きさは、前記吸引磁石の径方向の幅の大きさよりも小さいことを特徴とする。
本発明の請求項4に従えば、ヨークの径方向の幅が小さい分だけハウジングの体積を大きくすることができるために、ハウジングの剛性を向上させることができる。したがって、ハウジング自体が振動することに起因する騒音を低減することができる。
本発明の請求項5によれば、請求項3および請求項4のいずれかに係り、前記ヨークは、円環状もしくは円弧状に形成され、前記吸引磁石の外周面と前記ヨークの外周面とは、軸方向に略一致することを特徴とする。
本発明の請求項5に従えば、吸引磁石の外周面とヨークの外周面とを軸方向に略一致させることによって、吸引磁石の磁束がステータコア側に漏洩することを防ぐことができる。
本発明の請求項6によれば、請求項1および請求項2のいずれかに係り、前記固定体には、前記回転体を回転自在に支持する略筒状の軸受部と、前記軸受部を保持する保持筒部を有するハウジングと、を備え、前記ハウジングには、前記保持円筒部から径方向外側に環状に延びる延長部が設けられ、前記延長部は、前記ステータコアの前記コアバック部の下面を載置する載置部と、前記コアバック部の内周面を固定する周壁部と、前記周壁部より径方向内側に設けられ、前記吸引磁石を配置する凹部と、を有し、前記凹部の下面は、前記周壁部の上面より軸方向下側に形成されることを特徴とする。
本発明の請求項6に従えば、凹部の下面が周壁部の上面よりも軸方向下側に形成されることによって、ハウジングはステータコアを強固に保持しつつも、吸引磁石の下面をコアバック部の上面よりも軸方向下側に配置するスペースを与えることができる。
本発明の請求項7によれば、請求項3乃至請求項5のいずれかに係り、前記固定体には、前記回転体を回転自在に支持する略筒状の軸受部と、前記軸受部を保持する保持筒部を有するハウジングと、を備え、前記ハウジングには、前記保持円筒部から径方向外側に環状に延びる延長部が設けられ、前記延長部は、前記ステータコアの前記コアバック部の下面を載置する載置部と、前記コアバック部の内周面を固定する周壁部と、前記周壁部より径方向内側に設けられ、前記吸引磁石を配置する第1凹部と、該第1凹部より軸方向下側の下面を有し、前記ヨークを配置する第2凹部と、を有し、前記第1凹部の下面は、前記周壁部の上面より軸方向下側に形成され、前記第1凹部と前記第2凹部とは連結されることを特徴とする。
本発明の請求項7に従えば、第1凹部の下面が周壁部の上面よりも軸方向下側に形成されることによって、ハウジングはステータコアを強固に保持しつつも、吸引磁石の下面をコアバック部の上面よりも軸方向下側に配置するスペースを与えることができる。また第2凹部によって、ヨークを配置するスペースを確保することによって、ヨークを配置した場合においても、モータの薄型化を実現することができる。特に吸引磁石の外周面とヨークの外周面とが軸方向に略一致する場合、第2凹部は径方向外側に設けられるために、軸受部を支持する部位の延長部の径方向の幅を大きくすることができるために、回転体の軸受支持に対する剛性を向上させることができる。
本発明の請求項8によれば、請求項7に係り、前記第2凹部の少なくとも下面には、接着剤が塗布されることを特徴とする。
本発明の請求項8に従えば、第2凹部に接着剤が塗布されることによって、ヨークは、下面の他に、内周面および外周面と第2凹部との間にも接着剤が充填される。したがって、ハウジングにヨークを強固に固定することができる。
本発明の請求項9によれば、請求項7および請求項8のいずれかに係り、前記吸引磁石の内周面、外周面、および下面と前記第1凹部との間には、間隙が形成されることを特徴とする。
本発明の請求項9に従えば、吸引磁石が第1凹部との間に間隙を設けることによって、吸引磁石を第1凹部の加工精度に影響されずに配置することができる。したがって、ロータホルダの上面に対して、吸引磁石の上面を精度良く配置することができる。
本発明の請求項10によれば、請求項6乃至請求項9のいずれかに係り、前記ロータホルダは、前記ハウジングの保持筒部の一部を収容する、軸方向上側に凹む中央凹部と、前記中央凹部から径方向外側に延びる平面部と、が形成され、前記保持筒部の上部には、径方向外側に向かい延びる突起が形成され、前記平面部の径方向内側には、該平面部の内周縁より径方向外側に突出する、周方向に離間した複数の抜止部を有した抜止部材が固定され、前記回転体が軸方向上側に移動した際に、前記抜止部の上面が前記突起の下面と接触することによって前記回転体の軸方向上側への移動は規制され、前記吸引磁石の径方向の位置は、前記抜止部材の径方向の位置と略同一であることを特徴とする。
本発明の請求項10に従えば、吸引磁石と抜止部材とが径方向に同一の位置に配置されることによって、抜止部材の配置スペースを確保することができる。
本発明の請求項11によれば、請求項1乃至請求項10のいずれかに係り、前記ロータホルダには、ディスクを載置するディスク載置部が設けられ、前記ロータホルダには、前記ディスク載置部より径方向内側には、前記ディスクを保持するチャッキング装置が取り付けられ、前記チャッキング装置は、前記ディスクを保持するチャック爪と、前記チャック爪を径方向外側に付勢する弾性部材と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項11に従えば、吸引磁石によって、ロータホルダを吸引するために、ロータホルダが回転中に発生する振動を低減することができる。したがって、ロータホルダにディスク載置部が設けられるために、ディスクの面振れを低減することができる。
本発明の請求項12によれば、請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のモータを搭載したディスク駆動装置であって、前記ディスクに光を放射または前記ディスクから反射した該光を受け取る光ピックアップ機構と、前記光ピックアップ機構を径方向に移動させる移動機構と、を備えることを特徴とする。
本発明の請求項12に従えば、モータの薄型化を達成しつつも、振動を低減したディスク駆動装置を提供することができる。
本発明によれば、薄型のモータにおいて、モータの回転体を磁気的に吸引する吸引磁石を良好に配置する構造を提供することができる。
<モータの全体構造>
本発明のモータの実施例の一形態における全体構造について図1を用いて説明する。図1は、本発明のモータを軸方向に切った模式断面図である。
図1を参照して、モータ1は、所定の中心軸J1と同軸に配置されるシャフト21とシャフト21と一体に回転するロータマグネット22とディスク(不図示)を着脱可能とするチャッキング装置23とを有する回転体2と、シャフト21を回転自在に支持する軸受機構3と、軸受機構3を保持するハウジング41を有する固定体4と、から構成される。以下の説明では、便宜上、中心軸J1に沿ってチャッキング装置23側を上側、ハウジング41側を下側として説明するが、中心軸J1は必ずしも重力方向に一致しない。
回転体2は、シャフト21と、シャフト21の上部の外周面に固定される、ロータホルダであるターンテーブル231と、ターンテーブル231に固定されるロータマグネット22と、ターンテーブル231の中央に固定されるチャックケース232と、から構成される。ここで、チャッキング装置23はターンテーブル231とチャックケース232から構成される。
軸受機構3は、シャフト21を回転自在に径方向に支持する略円筒形状のスリーブ31と、シャフト21を回転自在に軸方向に支持する略円板形状のスラストプレート32と、から構成される。スリーブ31は、シャフト21が挿入される、軸方向に貫通した貫通穴を含む略円筒形状の含油焼結材料製である。そしてスラストプレート32は、スリーブ31より下側に配置される。
固定体4は、スリーブ31の外周面を保持する内周面を有するハウジング41と、ハウジング41に固定されるステータ42と、ハウジング41の外周側の下面に固定される取付板43と、取付板43の上面に固定される回路基板44と、ハウジング41の内周側の下面に固定され、スラストプレート32の下面と接触する上面を有するプレート45と、から構成される。またハウジング41におけるステータ42より径方向内側の部位には、吸引磁石46が固定されている。吸引磁石46は、ターンテーブル231を軸方向下側に吸引する。
<チャッキング装置の全体構造>
次に本発明のチャッキング装置23の実施例の一形態における全体構造について、図1乃至図4を用いて説明する。図2は、本発明のチャッキング装置23を上側より見た平面図である。図3は、本発明のターンテーブル231を上側より見た平面図である。図4は、本発明のターンテーブル231を示した、a)は軸方向に切った模式断面図であり、b)はa)の点線円で囲まれた部分の拡大図である。
図1および図2を参照して、チャッキング装置23は、ディスクを載置するディスク載置部2311を有するターンテーブル231と、ディスク載置部2311より径方向内側に配置されるチャックケース232と、から構成される。
チャックケース232は、樹脂材料を射出成型によって形成された略円盤状のケース2321と、ケース2321に収容される弾性部材2322(本実施例では、コイルばね)と、弾性部材2322によって径方向外側に付勢されるチャック爪2323と、から構成される。本実施の形態では、弾性部材2322およびチャック爪2323の数はそれぞれ3個である。またケース2321の外周面には、ディスクの中心開口部(不図示)に接触することによって、ケース2321の中心とディスクの中心開口部の中心とが一致するように調整する調芯爪2321a1が周方向に離間して一体的に形成される。本実施の形態では、調芯爪2321a1は3個形成される。
図1を参照して、ケース2321は、ディスクの中心開口部の内周面と径方向に対向する外側円筒部2321aと外側円筒部2321aの上側を覆う天板部2321bと天板部2321bの中央部から軸方向下側に延びる中央に貫通孔を有する基部2321cとを備える。基部2321cの外面には、弾性部材2322の径方向内側端部と接触する平面部2321c1が形成される。平面部2321c1は、径方向に対して垂直な方向に延びる平面である。そして平面部2321c1の周方向の中央部には、弾性部材2322と嵌合する径方向外側に延びる突起部2321c2が一体的に形成される。
図3および図4を参照して、ターンテーブル231は、薄板の磁性体の鋼板をプレス加工することによって略円筒形状に形成される。本実施の形態では、特にプレス加工のうち、絞り加工によってターンテーブル231を形成している。また、本実施例では、ターンテーブル231は磁性体である亜鉛メッキ鋼板にて形成する。そしてターンテーブル231は、シャフト21の外周面に取り付けられる内周面を有する第1円筒部2312と、第1円筒部2312の下端部から径方向外側に延びる第1平面部2313と、第1平面部2313の外周縁部から軸方向下側に延びる第2円筒部2314と、第2円筒部2314の下端部から径方向外側に延びる第2平面部2315と、第2平面部2315の外周縁部から軸方向下側に延びる第3円筒部2316と、から構成される。ここで、第1平面部2313と第2円筒部2314とから円環凹部2317が構成される。また、第2平面部2315の外周側には、ディスクを載置するディスク載置部2311が設けられる。そして、第3円筒部2316の内周面には、ロータマグネット22が固定される(図1参照)。また、第1円筒部2312、第1平面部2313、第2円筒部2314、および第2平面部2315のように、ターンテーブル231の中央部分に、屈曲部分を3箇所作成するような形状となるために、ターンテーブル231自体の剛性を向上させることができる。
第1円筒部2312の内周面には、この内周面の内径を拡径する拡径部2312aが形成される。この拡径部2312aは、内周面を径方向外側に環状凹形状に窪ませて形成される。そして、特にプレス加工において、拡径部2312aは、ショックラインに相当する。
<吸引磁石周囲の構造>
次に吸引磁石46の周囲の構造について図5および図6を用いて説明する。図5は、図1の吸引磁石46の周囲を示した拡大図である。図6は、吸引磁石46の周囲を示した、上側より見た平面図である。また図6では、回路基板44および取付板43は省略している。また、吸引磁石46の着磁方法について、図7を用いて説明する。図7は、吸引磁石46に着磁を行う構造を示した模式図である。
図5を参照して、ハウジング41は、非磁性体である真鍮材料を切削することによって形成される。そしてハウジング41は、スリーブ31の外周面と接触する内周面を有する貫通孔が設けられる略円筒形状である。また、ハウジング41は、スリーブ31の上部の外周面と対向する保持円筒部411と、保持円筒部411の下側より径方向外側に伸びる、延長部である基部412と、から構成される。
保持円筒部411の上部には、径方向外側に伸びる略円環状の突部4111が設けられる。この突部4111は、径方向外側に向かい軸方向下側に傾斜する環状の傾斜面4111aが形成される。そして突部4111の下面は、中心軸J1に対して垂直な平面4111bが形成される。この平面4111bは、環状である。そして、回転体2を固定体4に装着する際に、後述する抜止部材25の抜止突起252が傾斜面4111aに接触しつつ軸方向下側に移動する。したがって、回転体2を固定体4に装着する際に、ターンテーブル231に大きな力が加わることを防ぐことができる。また、回転体2が軸方向上側に移動する際に、抜止突起252が突起4111の平面4111bに接触する。したがって、回転体2が軸方向上側に移動することを防ぐことができる。
基部412には、基部412の上面を下側に凹ませる第1凹部4121と、第1凹部4121と連続して形成され、第1凹部4121からさらに下側に凹ませる第2凹部4122と、が設けられる。また基部412の第1凹部4121および第2凹部4122の径方向外側には、ステータ42を載置する、載置部であるステータ載置部4123が設けられる。
第1凹部4121および第2凹部4122は、それぞれ円環状に形成される。そして、第2凹部4122の径方向の幅の大きさは、第1凹部4121の径方向の幅の大きさよりも小さく形成される。そして、第1凹部4121を構成する径方向外側の内周面と第2凹部4122を構成する径方向外側の内周面とは、軸方向に沿った連続した一面にて形成さえる。また基部412における第1凹部4121を構成する部位の径方向内側の外周面(以下、第1外周面4121aとする)は、基部412における第2凹部4122を構成する部位の径方向内側の外周面(以下、第2外周面4122aとする)よりも径方向内側に形成される。そして、第1外周面4121aと第2外周面4122aとは、基部412における第1凹部4121の下面を構成する略円環状の平面(以下、第1下面4121bとする)にて連結される。また、基部412における第2凹部4122の下面を構成する部位は、中心軸J1に対して略垂直に伸びる略円環状の平面(以下、第2下面4122bとする)である。
ハウジング41には、基部412における第1凹部4121を構成する径方向外側の内周面および第2凹部4122を構成する径方向外側の内周面を構成する内周面4124aと、ステータ載置部4123におけるステータ42と径方向に対向する外周面4124bと、を有する、周壁部である外側円筒部4124が設けられる。
図6を参照して、ステータ42は、複数の電磁鋼板を軸方向に積層することによって形成されたステータコア421と、このステータコア421に導線を複数回巻きつけることによって形成されたコイル422と、から構成される。
ステータコア421は、中心軸J1と同心の中心を有する略円環状のコアバック部4211と、ステータコア4211から径方向外側に伸び、周方向に離間する複数のティース部4212と、から構成される。本実施の形態においては、ティース部4212は、12個設けられる。そして、このティース部4212に導線を集中巻にて巻きつけることによって複数のコイル422が形成される。本実施の形態のコイル422は、12個である。
図5を参照して、ハウジング41のステータ載置部4123は、ステータコア421のコアバック部4211の下面と接触する上面を有する延長部4123aと、コアバック部4211の内周面と径方向に対向する外周面4124bを有する外側円筒部4124と、から構成される。そして、ステータコア421は、ハウジング41のステータ載置部4123に接着剤によって固定される。
ハウジング41の第2凹部4122には、磁性体である略円環状のヨーク47が配置される。このヨーク47は、第2下面4122bに接着剤によって固定される。ここで、第2凹部4122に接着剤を充填させることによって、ヨーク47の内周面および外周面と第2凹部4122とを固定してもよい。この場合、ヨーク47をより強固にハウジング41に固定することができる。
またヨーク47の上面は、第1下面4121bよりも軸方向上側に位置する。そして、ヨーク47の上面には、吸引磁石46が配置される。ヨーク47の上面と吸引磁石46の下面とは接触している。また、吸引磁石46およびヨーク47は、ステータ42のコアバック部4211の内周面より径方向内側に配置される。ここで、吸引磁石46は、周方向に2極にて着磁されている(図6参照)。この第2凹部4122が第1凹部4121と連続して形成されることによって、ヨーク47を吸引磁石46の軸方向下側に配置したとしても、モータの薄型化を図ることができる。
図5を参照して、吸引磁石46の下面は、ステータコア421のコアバック部4211の上面よりも軸方向下側に配置される。これにより、ステータコア421の上面からターンテーブル231の第2平面部2315の下面までの軸方向の限られた空間に配置する必要はない。したがって、ターンテーブル231の第2平面部2315とステータ42との軸方向の距離を最小化することができる。したがって、モータの薄型化を図ることができる。その上、ステータコア21の上面に吸引磁石を配置すると、吸引磁石の軸方向の厚さは、制限されてしまう。特に、モータの薄型化を図る場合、吸引磁石の軸方向の厚さは、コイル422のステータコア421からの軸方向の高さより低く形成しなければならない。しかしながら、本実施の形態においては、吸引磁石46がステータコア421のコアバック部4211の内周面より径方向内側に配置され、且つ、吸引磁石46の下面がコアバック部4211の上面より軸方向下側に配置されることによって、吸引磁石46の軸方向の厚さの制限を緩和することができる。したがって、吸引磁石の体積の設定に自由度を持たせることができる。その結果、吸引磁石46によってターンテーブル231を軸方向下側に吸引する力を変更することができるために、吸引磁石46以外のモータ構造をほぼ同一としつつも、ターンテーブル231の軸方向下側に吸引する力の異なる複数種類のモータを提供することができる。
図7を参照して、吸引磁石46は、着磁治具7によって、吸引磁石46の外周面を所定の2方向から挟まれる。そして複数の吸引磁石46は同時に着磁される。図7中における点線矢印は、着磁治具7による磁界の向きである。本実施の形態における吸引磁石46は、2極に着磁することによって、着磁治具7のような吸引磁石46を複数配置することのできる治具を用いることができる。吸引磁石が4極に着磁する場合、着磁治具7を使用することができないために、吸引磁石の外周面を4分割して囲む着磁治具が必要となる。この場合、着磁治具に対して、着磁できる吸引磁石の数は1つとなる。したがって、吸引磁石を着磁する工程の効率が低減してしまう。その結果、モータの生産性を向上させることができない。この吸引磁石を4極に着磁する場合と比較して、本実施の形態における吸引磁石46が2極であるために、着磁治具7は、吸引磁石46の外周面を2分割して囲む第1治具71と第2治具72との構成となる。したがって、図7のように吸引磁石46を複数配置したとしても、第1治具71と第2治具72とを互いに平行に配置することによって、すべての吸引磁石46を同時に着磁することができる。その結果、吸引磁石を着磁する工程の効率を向上させることができ、モータの生産効率を向上させることができる。
また、図5を参照して、ヨーク47の外周面の径方向の位置と吸引磁石46の外周面の径方向の位置とは、略同位置である。これにより、吸引磁石46の磁束が、ヨーク47に流れるために、ステータ42のステータコア421側に流れるのを良好に防ぐことができる。したがって、吸引磁石46の磁束によって、ステータ42とロータマグネット22とによって形成される磁気回路に影響を与えることを防ぐことができる。その結果、吸引磁石46がターンテーブル231を軸方向下側へ吸引する力を向上させることができる。
また図5を参照して、外側円筒部4124の上面とステータコア421のコアバック部4211の上面とは、軸方向に略等しい。そして、外側円筒部4124の内周面は、吸引磁石46の外周面の軸方向長さの約半分程度と径方向に対向する。すなわち、第1下面4121bは、外側円筒部4124の上面より軸方向下側に形成される。これにより、外部衝撃等により、モータ自体が径方向に急激に動いたとしても、外側円筒部4124の内周面によって、吸引磁石46の径方向の移動を防ぐことができる。また、吸引磁石46の下面をステータコア421のコアバック部4211の上面より軸方向下側に配置することができる。したがって、モータの薄型化を図ることができる。
そして、ステータコア421のコアバック部4211の内周面のほぼ全面を外側円筒部4124の外周面4124bとの接着面積とすることができるために、ステータ載置部4123にステータ42を強固に固定することができる。したがって、外部衝撃等により、モータ自体が急激に動いたとしても、ステータ42をハウジング41に確実に保持することができる。
またハウジング41の基部412における第1下面4121bと吸引磁石46におけるヨーク47より径方向内側の下面とは軸方向に微小な間隙が形成される。これにより、第1下面4121bの平面度に接触することによって、吸引磁石46の上面が中心軸J1の垂直方向から傾くことを防ぐことができる。したがって、吸引磁石46の上面とターンテーブル231の第2平面部2315の下面との軸方向の距離を径方向および周方向に一定にすることができる。その結果、ターンテーブル231の回転によって、吸引磁石46がターンテーブル231を吸引する力が変化することを抑制することができる。
またハウジング41の基部412における第2外周面4122aとヨーク47の内周面およびヨーク47と径方向に対向する外側円筒部4124の内周面4124aとヨーク47の外周面とは、それぞれ径方向に間隙が設けられる。そして第1外周面4121aと吸引磁石46の内周面および吸引磁石46と径方向に対向する外側円筒部4124の内周面4124aと吸引磁石46の外周面とは、それぞれ径方向に間隙が設けられる。この構造により、ヨーク47および吸引磁石46が、第1外周面4121a、第2外周面4122a、および外側円筒部4124の内周面4124aの加工精度に影響されることなく、配置することができる。したがって、ヨーク47および吸引磁石46を精度良く配置することができる。
また吸引磁石46の上面は、ターンテーブル231の第2平面部2315の下面と軸方向に対向する。そして吸引磁石46は、第2平面部2315を軸方向下側に磁気的に吸引する。そして、吸引磁石46の上面と軸方向に対向する第2平面部2315の下面の径方向内側には、回転体2の軸方向上側への移動を規制する抜止部材25が溶接によって固定される。この抜止部材25が吸引磁石46と軸方向に対向する位置に配置されることによって、抜止部材25を取り付ける空間を容易に確保することができる。
抜止部材25は、薄板の金属板をプレス加工により略円環状に形成される。そして抜止部材25は、第2平面部2315の内周縁付近に固定される略円環状の基部251と、基部251と一体に設けられ、径方向内側に伸び、周方向に離間する、抜止部である複数の抜止突起252と、から構成される。本実施の形態では、抜止突起252は3つ設けられている。この抜止突起252は、第2円筒部2314の内周面より径方向内側に突出する。また抜止突起252は、ハウジング41の突起4111の外周縁よりも径方向内側に突出する。
吸引磁石46の内周面の内径は、ターンテーブル231の第2円筒部2314の内周面の内径と略等しい。これにより、吸引磁石46は、第2平面部2315の内周縁まで吸引することができる。そしてハウジング41の第1外周面4121aは、保持円筒部411の外周面よりも径方向外側にまで形成することができる。したがって、ハウジング41のスリーブ31を良好に保持することができる。
<ディスク駆動装置>
本発明のディスク駆動装置の実施例の一形態について図8を用いて説明する。図8は、本発明のディスク駆動装置の実施例の一形態を示した軸方向に切った模式断面図である。
図8を参照して、ディスク駆動装置50は、中心に開口穴61を有した円盤形状のディスク60の開口穴61に挿入されることによってディスク60の回転中心と同軸に調芯し、ディスク60を回転させるスピンドルモータ51と、ディスク60に光を放射およびディスク60から反射した光を受け取る光ピックアップ機構52と、この光ピックアップ機構52をディスク60の回転径方向に移動を行うギア機構53と、これらを収容する筺体54と、を備える。
スピンドルモータ51および光ピックアップ機構52は、シャーシ55によって、保持されている。このシャーシ55が少なくとも軸方向に移動することによって、スピンドルモータ51のチャッキング装置にディスク60の開口穴61が装着される。またシャーシ55には、開口穴が形成されており、その開口穴の内部に光ピックアップ機構52は、配置される。
ギア機構53は、出力軸にギアを有するモータ531と、このモータ531の回転トルクを伝達される被伝達側ギア532と、を備える。
また筺体54には、ディスク60の移動とギア機構53とを分ける薄板にて形成された境界板541が形成される。そして筺体54には、ディスク60の挿入および取り出しを行う開口穴542が形成されている。
ピックアップ機構52は、光、例えば、レーザー光を放射、または、ディスク60から反射したレーザー光を受け取る発光受光部521と、この発光受光521のディスク60の回転径方向への移動方向とは垂直に設けられ、発光受光部521の移動を行う移動部522と、を備える。この移動部522は、被伝達側ギア532と噛み合う噛み合い部522aを有する。そして発光受光部521には移動部522と噛み合うことによって径方向に移動する。
モータ531に取り付けられたギア部531aと被伝達側ギア532が噛み合うことによって被伝達側ギア532は回転し、被伝達側ギア532が移動部522の噛み合い部522aと噛み合うことによって移動部522が回転径方向に移動する。そしてこの移動部522の移動によって発光受光部521は回転径方向に移動する。
このディスク駆動装置50のスピンドルモータ51に本発明のモータ1を適用することによって、光ピックアップ機構52の光の照射方向に対して、ディスク60の下面を精度良く垂直に配置することができる。したがって、ディスク60への記録再生の精度が高いディスク駆動装置を提供することができる。
したがって、スピンドルモータ51にディスク60を搭載したとしても、記録再生エラーを防ぐ信頼性の高いディスク駆動装置を提供することができる。その上、ディスク駆動装置50自体の薄型化が図れるとともに、ディスク載置部2311に加わる振動を低減することができるために、信頼性の高いディスク駆動装置を提供することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。
例えば、本発明の実施の形態では、シャフト21とターンテーブル231とが直接固定されていたが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。例えば、シャフト21とターンテーブルとの間に略円環形状のブッシュを介在させてもよい。ブッシュは、例えば、真鍮等の金属材料であることが望ましい。そしてシャフト21に対してブッシュを固定し、ターンテーブルに対しては接着剤によって固定することが望ましい。
また、本発明の実施の形態では、吸引磁石46の下側にヨーク47を配置していたが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。例えば、吸引磁石46がハウジングに直接固定されてもよい。その場合、第2凹部4122は形成されることはない。しかしながら、吸引磁石46のステータコア421への磁束漏洩の観点では、吸引磁石46の下側にヨーク47を配置することが望ましい。またハウジング41に吸引磁石46のみを固定する場合では、吸引磁石46は、ステータコア421への磁束漏洩の観点から4極以上の周方向に着磁されることが望ましい。
また、本発明の実施の形態では、軸受機構3にスリーブ31を用いたが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。例えば、スリーブ31の代わりに、玉軸受を用いてもよい。
また、本発明の実施の形態では、ターンテーブル231が、第1円筒部2312、第1平面部2313、第2円筒部2314、第2平面部2415、および第3円筒部2316から構成されたが、本発明はこれに限定されることはない。ターンテーブル231に環状凹部2317が形成されればよいので、第1平面部2313が形成されなくてもよい。この場合、第2円筒部は、軸方向上側に向かい縮径する略円筒形状となる。また、この場合、連結部は、第1円筒部2312と第2円筒部2314との間の屈曲部分となる。
また、本発明の実施の形態では、チャックケース232が、ケース2321、弾性部材2322、および、チャック爪2323から構成されていたが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。例えば、チャックケースが、ディスクの中心とチャックケースの中心とを一致させるように調整する調芯爪のみを備えるものであってもよい。この場合、別途、ディスクをモータ1のディスク載置部2311に保持させる機構が必要である。
また、本発明の実施の形態におけるチャックケース232を構成する弾性部材2322はコイルばねであったが、本発明はこの実施の形態に限定されることはない。例えば、弾性部材を、弾性力のある樹脂材料や板バネ等であってもよい。
また、本発明の実施の形態におけるターンテーブル231の第3円筒部2316にロータマグネット22が取り付けられ、且つ、第2平面部2315にディスク載置部2311が設けられたが、本発明はこれに限定されることはない。例えば、ターンテーブルをロータマグネット22を保持する部材と、ディスク載置部を有する部材との2部材にて構成してもよい。この場合、ディスク載置部を有する部材は、ロータマグネット22を保持する部材より軸方向上側に配置される。
また、本発明の実施の形態におけるヨーク47および吸引磁石46は、それぞれ円環状であったが、本発明の実施の形態はこれに限定されることはない。ヨーク47および吸引磁石46は、円弧形状であってもよい。
本発明のモータの実施の一形態を示した、軸方向に切った模式断面図である。 本発明のチャッキング装置を示した、上側より見た平面図である。 本発明のターンテーブルを示した、上側より見た平面図である。 本発明のターンテーブルを示した、軸方向に切った模式断面図である。 本発明の吸引磁石周囲の構造を示した、図1の拡大図である。 本発明の吸引磁石周囲の構造を示した、固定体を上側より見た平面図である。 本発明の吸引磁石の着磁を示した、模式図である。 本発明のディスク駆動装置の実施の一形態を示した、軸方向に切った模式断面図である。
符号の説明
1 モータ
2 回転体
21 シャフト
22 ロータマグネット
23 チャッキング装置
231 ターンテーブル(ロータホルダ)
232 チャックケース
2321 ケース
2322 弾性部材
2323 チャック爪
25 抜止部材
251 基部
252 抜止突起
3 軸受機構
31 スリーブ
4 固定体
41 ハウジング
411 保持円筒部
4111 突部
412 基部
4121 第1凹部
4122 第2凹部
42 ステータ
421 ステータコア
4211 コアバック部
4212 ティース部
422 コイル
46 吸引磁石
47 ヨーク
J1 中心軸

Claims (12)

  1. モータであって、
    回転軸の周りを回転するロータマグネットと、該ロータマグネットを保持する磁性体にて形成されたロータホルダと、を有する回転体と、
    前記ロータマグネットと対向して配置されるステータを有する固定体と、
    を備え、
    前記ステータは、
    環状のコアバック部と、該コアバック部より前記回転軸から離れる方向に延びる、周方向に離間した複数のティース部と、を有するステータコアと、
    前記ステータコアの前記複数のティース部に導電線を複数回巻きつけることによって形成された複数のコイルと、を備え、
    前記ロータホルダは、前記ステータの軸方向上側を覆い、
    前記コアバック部より径方向内側には、前記ロータホルダと軸方向に対向する上面を有し、前記ロータホルダを前記ステータ側に吸引する円環状もしくは円弧状の吸引磁石が配置され、
    前記吸引磁石の下面は、前記ステータコアの前記コアバック部の上面よりも軸方向下側に配置されることを特徴とするモータ。
  2. 請求項1に記載のモータであって、
    前記吸引磁石は、周方向に2極にて着磁されていることを特徴とするモータ。
  3. 請求項1および請求項2のいずれかに記載のモータであって、
    前記吸引磁石の下面には、磁性体のヨークが配置されることを特徴とするモータ。
  4. 請求項3に記載のモータであって、
    前記ヨークは、円環状もしくは円弧状に形成され、
    前記ヨークの径方向の幅の大きさは、前記吸引磁石の径方向の幅の大きさよりも小さいことを特徴とするモータ。
  5. 請求項3および請求項4のいずれかに記載のモータであって、
    前記ヨークは、円環状もしくは円弧状に形成され、
    前記吸引磁石の外周面と前記ヨークの外周面とは、軸方向に略一致することを特徴とするモータ。
  6. 請求項1および請求項2のいずれかに記載のモータであって、
    前記固定体には、
    前記回転体を回転自在に支持する略筒状の軸受部と、
    前記軸受部を保持する保持筒部を有するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングには、前記保持円筒部から径方向外側に環状に延びる延長部が設けられ、
    前記延長部は、前記ステータコアの前記コアバック部の下面を載置する載置部と、前記コアバック部の内周面を固定する周壁部と、前記周壁部より径方向内側に設けられ、前記吸引磁石を配置する凹部と、を有し、
    前記凹部の下面は、前記周壁部の上面より軸方向下側に形成されることを特徴とするモータ。
  7. 請求項3乃至請求項5のいずれかに記載のモータであって、
    前記固定体には、
    前記回転体を回転自在に支持する略筒状の軸受部と、
    前記軸受部を保持する保持筒部を有するハウジングと、を備え、
    前記ハウジングには、前記保持円筒部から径方向外側に環状に延びる延長部が設けられ、
    前記延長部は、前記ステータコアの前記コアバック部の下面を載置する載置部と、前記コアバック部の内周面を固定する周壁部と、前記周壁部より径方向内側に設けられ、前記吸引磁石を配置する第1凹部と、該第1凹部より軸方向下側の下面を有し、前記ヨークを配置する第2凹部と、を有し、
    前記第1凹部の下面は、前記周壁部の上面より軸方向下側に形成され、前記第1凹部と前記第2凹部とは連結されることを特徴とするモータ。
  8. 請求項7に記載のモータであって、
    前記第2凹部の少なくとも下面には、接着剤が塗布されることを特徴とするモータ。
  9. 請求項7および請求項8のいずれかに記載のモータであって、
    前記吸引磁石の内周面、外周面、および下面と前記第1凹部との間には、間隙が形成されることを特徴とするモータ。
  10. 請求項6乃至請求項9のいずれかに記載のモータであって、
    前記ロータホルダは、
    前記ハウジングの保持筒部の一部を収容する、軸方向上側に凹む中央凹部と、
    前記中央凹部から径方向外側に延びる平面部と、が形成され、
    前記保持筒部の上部には、径方向外側に向かい延びる突起が形成され、
    前記平面部の径方向内側には、該平面部の内周縁より径方向外側に突出する、周方向に離間した複数の抜止部を有した抜止部材が固定され、
    前記回転体が軸方向上側に移動した際に、前記抜止部の上面が前記突起の下面と接触することによって前記回転体の軸方向上側への移動は規制され、
    前記吸引磁石の径方向の位置は、前記抜止部材の径方向の位置と略同一であることを特徴とするモータ。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれかに記載のモータであって、
    前記ロータホルダには、ディスクを載置するディスク載置部が設けられ、
    前記ロータホルダには、前記ディスク載置部より径方向内側には、前記ディスクを保持するチャッキング装置が取り付けられ、
    前記チャッキング装置は、
    前記ディスクを保持するチャック爪と、
    前記チャック爪を径方向外側に付勢する弾性部材と、
    を備えることを特徴とするモータ。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれかに記載のモータを搭載したディスク駆動装置であって、
    前記ディスクに光を放射または前記ディスクから反射した該光を受け取る光ピックアップ機構と、
    前記光ピックアップ機構を径方向に移動させる移動機構と、
    を備えることを特徴とするディスク駆動装置。
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