JP2009099950A - 受発光一体型素子アレイおよびそれを用いたセンサ装置 - Google Patents

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【課題】 検出対象物の検出可能範囲が広く、しかも位置検出精度を向上した受発光一体型素子アレイおよびそれを用いたセンサ装置を提供する。
【解決手段】 本発明に係る受発光一体型素子アレイLは、基板1と、基板1上に列状に配置して設けられた複数の受光素子2と、基板1上に、受光素子2の配列方向に沿って、列状に配置して設けられた複数の発光素子3と、を備えている。そして、発光素子3は、各受光素子2に対し、複数個ずつ対応するように設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、発光ダイオード(LED)や半導体レーザーなどの発光素子と、フォトダイオードなどの受光素子とが基板上に複数形成された受発光一体型素子アレイおよびそれを用いたセンサ装置に関するものである。なお、センサ装置とは、具体的には、発光素子から検出対象物へ照射された光の反射光を受光素子で受光して光電変換する機能を用いて、光が照射された検出対象物の情報を得るものをいう。
従来、受光素子と発光素子との組み合わせにより、フォトインタラプタ,フォトカプラ,リモコンユニット,IrDA(Infrared Data Association)通信デバイス,光ファイバ通信などが確立され、さらには原稿サイズセンサなどのセンサ関連でも多岐にわたる製品群が確立されている。
例えば、特許文献1には、基板と、その上に搭載された発光ダイオードチップ及びフォトダイオードチップとを備えた反射型フォトインタラプタが開示されている。この反射型フォトインタラプタは、発光ダイオードチップとフォトダイオードチップとを1対1で対応させ、発光ダイオードチップから出力される光が、移動体である検出対象物に照射されるようになっている。そして、検出対象物に照射された光が反射して、フォトダイオードチップにより受光され、フォトダイオードチップに生じる光電流の変化によって検出対象物の位置を検出する仕組みになっている。
特開平10−70305号公報
しかしながら、特許文献1の反射型フォトインタラプタによる検出対象物の位置検出は、一対の発光ダイオードチップとフォトダイオードチップとによって行われるため、検出可能範囲が小さい。
また、特許文献1の反射型フォトインタラプタによる検出対象物の位置検出は、1個の発光ダイオードチップから発せられる光の反射光を、1個のフォトダイオードチップで受光しているため、検出対象物の位置を精度良く検出することが難しいという問題があった。
本発明の目的は、上述の技術的課題を解消することにあり、検出対象物の検出可能範囲が広く、しかも位置検出精度を向上した受発光一体型素子アレイおよびそれを用いたセンサ装置を提供することにある。
本発明に係る受発光一体型素子アレイは、基板と、前記基板上に列状に配置して設けられた複数の受光素子と、前記基板上に、前記受光素子の配列方向に沿って、列状に配置して設けられた複数の発光素子と、を備えている。そして、前記発光素子は、前記各受光素子に対し、複数個ずつ対応するように設けられていることを特徴とする。
また、上記のように構成された受発光一体型素子アレイにおいて、前記各受光素子に対応する複数個の前記発光素子の配置間隔が一定であることが好ましい。
また、上記受発光一体型素子アレイは、前記各発光素子上に形成された発光素子用マイクロレンズをさらに備えることが好ましい。
また、上記受発光一体型素子アレイは、前記各受光素子上に形成された受光素子用マイクロレンズをさらに備えることが好ましい。また、この受光素子用マイクロレンズは、前記各受光素子上に複数個ずつ設けられていることがより好ましい。
本発明に係るセンサ装置は、上記の受発光一体型素子アレイを用いたセンサ装置であって、前記発光素子からの光を検出対象物に照射し、その反射光を前記受光素子へ入射させ、該受光素子で光電流を発生させることによって、前記検出対象物の位置を検出することを特徴とする。
また、上記センサ装置において、隣り合う前記受光素子で発生した光電流の大きさが同じになったときに出力信号を発する回路を備えることが好ましい。
また、上記センサ装置において、上記受光素子で発生した光電流の大きさが極小となったときに出力信号を発する回路を備えることが好ましい。
本発明によれば、検出対象物の検出可能範囲が広く、しかも位置検出精度を向上した受発光一体型素子アレイおよびそれを用いたセンサ装置を提供することができる。
以下、本発明に係る受発光一体型素子アレイの一実施形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る受発光一体型素子アレイの平面図である。図2は、図1の受発光一体型素子アレイのII−II線断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る受発光一体型素子アレイLでは、半導体基板1上に、列状に配した複数の受光素子2と該受光素子2の列に沿って列状に配した複数の発光素子3とを設け、各受光素子2に対し、列方向の側方に、発光素子3が複数ずつ設けられていることが重要である。
以下、より詳細に説明する。図1に示すように、受発光一体型素子アレイLは、半導体基板1と、半導体基板1上に設けられた複数(図示例では3個)のフォトダイオード2(2A,2B,3C)及び複数(図示例では9個)の発光ダイオード3(3A,3A,3A,3B,3B,3B,3C,3C,3C)とを備えている。フォトダイオード2は、半導体基板1上で列状に並べて配置されている。発光ダイオード3は、フォトダイオード2の配列方向に沿って半導体基板1上で列状に並べて配置されるとともに、各フォトダイオード2A,2B,2Cに対し、複数個(図示例では3つ)ずつ対応するように設けられている。また、列状に並んだ発光ダイオード3は、一定の間隔で配置されている。
また、図1において、4,6はそれぞれ、発光ダイオード3へ電気的に接続されている発光側個別電極,発光側共通電極であり、両電極間に電流を供給することで、発光ダイオード3が発光するようになっている。5,7はそれぞれ、フォトダイオード2に電気的に接続されている受光側個別電極,受光側共通電極であり、両電極間に電圧を印加した状態でフォトダイオード2が受光すると、その受光量に応じて光電流が流れるようになっている。
なお、図2に示すように、発光側個別電極4及び受光側個別電極5と、半導体基板1との間には、絶縁膜8が設けられており、この間の電気的な絶縁性を確保している。
次に、以上の各構成要素について詳述する。半導体基板1としては、例えばシリコン(Si)、ガリウム砒素(GaAs)、ガリウム燐(GaP)、窒化ガリウム(GaN)、サファイア(Al)などからなる単結晶基板が用いられる。また、半導体基板1は、n型(本実施形態では一導電型)又はp型(本実施形態では逆導電型)のドーパントを含有し、n型又はp型の半導体基板となっている。
図2に示すように、発光ダイオード3は、一導電型半導体層2aと逆導電型導体層2bとで構成されており、これらの層2a,2bによって半導体のpn接合が形成されている。そして、このpn接合に電流を供給し、電子と正孔とを再結合させることによって、各発光ダイオード3が発光するようになっている。
一導電型半導体層2aは、GaAs、AlGaAs、GaInP、AlGaInP、GaN等の単結晶からなる層で形成し、その厚みを1μm〜4μm程度にする。同様に、逆導電型半導体層2bも、GaAs、AlGaAs、GaInP、AlGaInP、GaN等の単結晶からなる層で形成し、その厚みを1μm〜4μm程度にする。
一導電型半導体層2aには、例えば、イオン注入などを用いて、ドーパントであるSiやSeなどの原子を、1×1016〜1×1020atoms/cc程度含有させる。また、逆導電型半導体層2bには、ドーパントとしてZn、Mg、C等の原子を、1×1016〜1×1020atoms/cc程度を含有させる。一導電型半導体層2aと半導体基板1との格子定数の不整合に基づくミスマッチ転移が発生する場合は、その防止のための中間層を形成してもよい。
なお、上記半導体層の接合については、主にホモ接合の場合について説明したが、ダブルヘテロ型構造や量子井戸型構造の半導体接合であっても適用可能である。
フォトダイオード2は、半導体基板1が一導電型である場合には、逆導電型を示すZn、Mg、C、Bなどの原子を、1×1016〜1×1020atoms/cc程度の濃度で含有させた、厚さが0.5μm〜3μm程度の拡散層を形成することで構成されている。また、半導体基板1が逆導電型である場合には、一導電型を示すSi、Seなどの原子を1×1016〜1×1020atoms/cc程度の濃度で含有させた同様の拡散層を形成する。
また、発光側個別電極4は、AuCr、AuTi、AlCrなどの合金で形成され、その厚みが、0.5μm〜5μm程度に形成される。受光側個別電極5は、AuCr、AlCr、PtTiなどの合金で形成され、その厚みが、0.5μm〜5μm程度に形成される。
発光側共通電極6および受光側共通電極7は、AuSbなどの合金で形成され、その厚みが、0.5μm〜5μm程度に形成される。
絶縁膜8は、SiN、SiOなどの無機絶縁膜やポリイミドなどの有機絶縁膜などを用いて、その厚みが0.1μm〜5μm程度で形成される。
発光ダイオード3は、例えば、発光面の直径がφ208μmで形成される。また、フォトダイオード2は、例えば、その受光面の直径がφ630μmで形成される。
次に、図1に示す受発光一体型素子アレイLを用いて、検出対象物の位置を検出する方法について説明するが、理解を容易にするため、まず、図3に示す受発光一体型素子アレイMについて、図4及び図5を参照しつつ説明する。この受発光一体型素子アレイMは、1つのフォトダイオード2に対し、1つの発光ダイオード3が対応するように構成されたものであり、これ以外の部分については、図1に示す受発光一体型素子アレイLと同様である。
図4において、17は位置可動冶具、18は位置可動冶具17の下面に設けられた反射用紙である。図4に示すように、発光ダイオード3からの放射光19aは、反射用紙18によって反射され、フォトダイオード2への反射光19bとなる。
図4に示すように、反射用紙18は、発光ダイオード3の上面から約1mmの高さに位置している。このように、高さを約1mmとしているのは、発光ダイオード3からの光が反射用紙18へ到達し、反射した光が効率よくフォトダイオード2へ導かれる最適な高さ位置だからである。そして、図3に示すように、位置可動冶具17は、高さを1mmに維持した状態で、X地点からY地点まで移動することが可能である。
発光ダイオード3は、発光側個別電極4と発光側共通電極6との間に定電流を20mA程度供給することで発光する。また、フォトダイオード2には、受光側個別電極5と受光側共通電極7の間に5V程度の電圧を印加する。このとき、フォトダイオード2に対して逆バイアスとなるように印加する。
図5に、各フォトダイオード2A,2B,2Cにおける測定結果を示す。。
図5は、位置可動冶具17が図3のX地点からY地点へ移動する間に、発光ダイオード3A,3B,3Cを発光させたときのフォトダイオード2A,2B,2Cの測定結果を示している。図5では、横軸に位置可動冶具17の位置を示し、縦軸にフォトダイオード2A,2B,2Cで生じる光電流の大きさを示す。また、発光ダイオード3Aを発光させたときのフォトダイオード2Aの光電流を、グラフ中のラインA、フォトダイオード2Bの光電流をラインBに、フォトダイオード2Cの光電流をラインCとして示している。
図5を参照すると、例えば、ポイントdでは、フォトダイオード2Aの光電流Aの値が最も高く、位置可動冶具17がフォトダイオード2Aの中心位置にあることがわかる。また同様に、各フォトダイオード2B,2Cでも、それぞれのラインB,ラインCのピーク位置で、位置可動冶具17がフォトダイオード2B,2Cの直上の位置を通過していることがわかる。この場合、発光ダイオードが複数であると光電流A,B,Cの曲線が安定するので好ましい。
なお、図3に示す受発光一体型素子アレイMに加え、隣り合うフォトダイオード(例えば、2Aと2B)で発生した光電流の大きさが同じ大きさになったときに出力信号を発する回路(不図示)を設けることで、センサ装置を構成することができる。こうすると、この出力信号が発せられたときに、位置可動治具17が、隣り合うフォトダイオードのちょうど中間位置にあることがわかる。このような回路は、各フォトダイオードで発生した光電流の大きさを比較するコンパレータ等を内蔵し、所定の範囲内であれば出力信号を発するように構成される。
また、図5におけるポイントeは、発光ダイオード3Aとフォトダイオード2Aの組み合わせで得られるラインAと、発光ダイオード3Bとフォトダイオード2Bの組み合わせで得られるラインBとの交点である。これは、丁度、位置可動冶具17がフォトダイオード2Aと2Bとの中間位置にあることを意味している。
以上によって、発光ダイオード3とフォトダイオード2とが1対1で対応する場合についての位置検出方法が理解される。
なお、図3に示すこの受発光一体型素子アレイMのように、フォトダイオード2と発光ダイオード3とを対応させて、列状に並べて配置することで、従来例のように一対の発光ダイオードチップとフォトダイオードチップとによって検出対象物を検出する場合に比べて、広い範囲で検出対象物を検出することができる。当然ながら、このフォトダイオード2A,2B,2Cのピッチを小さくすることにより、位置可動治具17の位置の検出精度はさらに増す。
次に、図1に示す受発光一体型素子アレイLについて、つまり、発光ダイオード3A,3A,3Aをフォトダイオード2Aと対応させて形成し、同様にして発光ダイオード3B,3B,3Bをフォトダイオード2Bと対応させて形成し、さらに発光ダイオード3C,3C,3Cとフォトダイオード2Cを対応させて形成するというように、3つの発光ダイオード3を1つのフォトダイオード2に対応させて形成した場合について、図6及び図7を参照しつつ説明する。図6は、図3と同様、位置可動治具17の動きを説明したものである。図7は、位置可動治具17が図6のX地点からZ地点へ移動する間に、発光ダイオード3A,3A,3Aを発光させたときのフォトダイオード2Aの測定結果を示している。
図6に示す受発光一体型素子アレイLでは、1つのフォトダイオード2に対し複数(図示例では3つ)の発光ダイオード3を配置して、より高密度に発光ダイオード3を配置している。このように構成することで、図7に示すように、ポイントfやポイントgのように光電流の大きさが極小となるポイントが存在するため、これらを位置情報とすることで、位置検出精度をさらに向上させることができる。すなわち、例えば、ポイントfでは、位置可動治具17が、丁度、発光ダイオード3Aと3Aとの中間に位置していることがわかり、位置検出精度が向上する。
したがって、図1に示す受発光一体型素子アレイLに加え、各フォトダイオードで発生した光電流の大きさが極小となったときに出力信号を発する回路(不図示)を設けることで、位置可動治具17の位置をより高精度に検出するセンサ装置を構成することができる。
次に、本実施形態の受発光一体型素子アレイL,Mの製造方法について述べる。
まず、シリコン、ガリウム砒素などの単結晶からなる半導体基板1上に絶縁膜を形成する。絶縁膜としては、熱酸化や、スパッタリング法、プラズマCVD法等を用いてSiO、SiNなどを形成する。
次に、フォトファブを用いてこの絶縁膜をパターニングし、フォトダイオード2を形成するための窓をパターニングする。この際、エッチングにはHF系のエッチング液を用いる。そして、半導体基板1中にこの窓を介し、熱拡散、イオン注入などを用いて、不純物をドーピングする。不純物には、砒素、アンチモン、ボロンやリン、亜鉛などを用いる。しかる後に、不要な絶縁膜をフォトエッチングにより取り除く。
次に、MOCVD法などを用いて、一導電型半導体層2aおよび逆導電型半導体層2bを形成する。そして、再びフォトエッチングにて半導体層2a,2bを適宜パターニングして発光ダイオード3を形成する。この際、硫酸、過酸化水素系のエッチング液を用いて所望のサイズの発光ダイオード3を形成する。
次に、絶縁膜8を、熱酸化や、スパッタリング法、プラズマCVD法などを用いて、SiO、SiNなどで形成する。
次に、フォトファブを用いて、フォトダイオード2および発光ダイオード3との電気的接続を行うための窓を、絶縁膜8にパターニングし、開口部を形成する。ここでも同様に、エッチングにはHF系のエッチング液などを用いる。
次に、リフトオフ法などで発光側個別電極4、受光側個別電極5を形成するためのレジストパターンをフォトファブにて形成する。
次に、抵抗加熱蒸着法やスパッタリング法などでCr、Auを順次積層する。そして、レジストパターンをリフトオフすることで、発光側個別電極4及び受光側個別電極5を形成する。
同様にパターン形成と蒸着を繰り返し、発光側共通電極6及び受光側共通電極7をCr、AuSbなどで順次積層する。
このようにして、受発光一体型素子アレイL,Mを形成するが、最終の保護膜等を形成し反射防止膜などの処置を施すことは、前述の絶縁膜8などと同様の形成方法で問題なく行うことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、上記のように構成された受発光一体型素子アレイにおいて、図8に示すように、発光ダイオード3上にマイクロレンズ9(以下、発光素子用マイクロレンズ9という)を形成してもよい。この発光素子用マイクロレンズ9は、発光ダイオード3を完全に覆うように形成されている。このように発光ダイオード3上に発光素子用マイクロレンズ9を形成することで、発光ダイオード3から放射される光を集光し、検出対象物へ向かう光の強度を大きくすることができる。
また、上記のように構成された受発光一体型素子アレイにおいて、図9に示すように、フォトダイオード2上にマイクロレンズ10(以下、受光素子用マイクロレンズ10という)を形成してもよい。こうすることで、検出対象物からの反射光をフォトダイオード2へ効率良く取り込むことができる。また、図9に記載の受光素子用マイクロレンズ10は、フォトダイオード2上に複数個形成されている。これによって、例えば、フォトダイオード2の表面全体を覆うように大きなマイクロレンズを1つだけ設けた場合に比べて、マイクロレンズの曲率を大きくすることができ、検出対象物からの反射光をより効率良く取り込むことができる。
なお、発光素子用マイクロレンズ9及び受光素子用マイクロレンズ10は、例えば次のように形成することができる。すなわち、上記のように受発光一体型素子アレイL,Mを形成した後、このアレイ上に感光性の樹脂を塗布する。このような感光性の樹脂としては、例えば、東京応化工業株式会社製、製品名:TMR−P10PM等が挙げられる。そして、公知のフォトファブを用いて、所望のパターンを露光、現像した後、ポストベークを行うことで、所望の形状のレンズを形成することができる。
また、図1に示す受発光一体型素子アレイLでは、複数の発光ダイオード3を一定の間隔で配置しているが、各フォトダイオード2に対応する複数個(図示例では3個)の発光ダイオード3の配置間隔が少なくとも一定となるように構成してもよい。
本発明の一実施形態に係る受発光一体型素子アレイの平面図である。 図1の受発光一体型素子アレイのII−II線断面図である。 受発光一体型素子アレイを用いて、検出対象物の位置を検出する方法を説明するための図である。 受発光一体型素子アレイを用いて、検出対象物の位置を検出する方法を説明するための図である。 検出対象物の位置とフォトダイオードで発生する光電流の大きさとの関係を示す図である。 受発光一体型素子アレイを用いて、検出対象物の位置を検出する方法を説明するための図である。 検出対象物の位置とフォトダイオードで発生する光電流の大きさとの関係を示す図である。 本発明の一実施形態に係る受発光一体型素子アレイの変形例を示す要部拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る受発光一体型素子アレイの変形例を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1:半導体基板(基板)
2:フォトダイオード(受光素子)
3:発光ダイオード(発光素子)
4:発光側個別電極
5:受光側個別電極
6:発光側共通電極
7:受光側共通電極
8:絶縁膜
9:発光素子用マイクロレンズ
10:受光素子用マイクロレンズ

Claims (8)

  1. 基板と、
    前記基板上に列状に配置して設けられた複数の受光素子と、
    前記基板上に、前記受光素子の配列方向に沿って、列状に配置して設けられた複数の発光素子と、
    を備え、
    前記発光素子は、前記各受光素子に対し、複数個ずつ対応するように設けられていることを特徴とする、受発光一体型素子アレイ。
  2. 前記各受光素子に対応する複数個の前記発光素子の配置間隔が一定であることを特徴とする、請求項1に記載の受発光一体型素子アレイ。
  3. 前記各発光素子上に形成された発光素子用マイクロレンズをさらに備える、請求項1又は2に記載の受発光一体型素子アレイ。
  4. 前記各受光素子上に形成された受光素子用マイクロレンズをさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の受発光一体型素子アレイ。
  5. 前記受光素子用マイクロレンズは、前記各受光素子上に複数個ずつ設けられていることを特徴とする、請求項4に記載の受発光一体型素子アレイ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の受発光一体型素子アレイを用いたセンサ装置であって、前記発光素子からの光を検出対象物に照射し、その反射光を前記受光素子へ入射させ、該受光素子で光電流を発生させることによって、前記検出対象物の位置を検出することを特徴とするセンサ装置。
  7. 隣り合う前記受光素子で発生した光電流の大きさが同じになったときに出力信号を発する回路を備える、請求項6に記載のセンサ装置。
  8. 前記受光素子で発生した光電流の大きさが極小となったときに出力信号を発する回路を備える、請求項6又は7に記載のセンサ装置。
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