JPH09135049A - 表面発光レーザとそのパワー出力を監視するフォトダイオードとの集積化 - Google Patents

表面発光レーザとそのパワー出力を監視するフォトダイオードとの集積化

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JPH09135049A
JPH09135049A JP28001295A JP28001295A JPH09135049A JP H09135049 A JPH09135049 A JP H09135049A JP 28001295 A JP28001295 A JP 28001295A JP 28001295 A JP28001295 A JP 28001295A JP H09135049 A JPH09135049 A JP H09135049A
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light
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sel
mirror
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Rin Hon
ホン・リン
Yan Ron
ロン・ヤン
Michael R T Tan
マイケル・アール・ティー・タン
Yuan Wan Shih
シー−ユアン・ワン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、工程の複雑さと、エピタキシャル層
の露出の両方を最小限にする、基板上にフォトダイオー
ドと表面発光レーザ(SEL)を集積化する構造及び方
法を提供する。 【解決手段】第1実施例において、単にSELの表面に
個別のショットキー接触子を追加することによって、フ
ォトダイオード構造が、表面発光レーザと集積化され
る。第2実施例において、フォトダイオードとSEL間
に電流絶縁領域を配置することによって、フォトダイオ
ード構造が、表面発光レーザと集積化される。SELの
光発生領域が、フォトダイオードの光吸収領域に光学的
に結合されるように、電流絶縁領域は、第1のミラー領
域内に延伸するが、活性領域の光発生領域内には延伸し
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的には、表面
発光レーザに関し、更に詳細には、基板上での表面発光
レーザとフォトダイオードとの集積化に関する。
【0002】
【従来の技術】表面発光レーザは、より簡単な製造工
程、単一の縦方向動作モード、より高い結合効率、及び
より低いコストを含む、従来のエッジ発光レーザを上回
る利点を数多く備えている。光通信システムにおいて、
表面発光レーザの一定パワー出力を維持するには、SE
L(表面発光レーザ)の出力パワーを監視する必要があ
る。通常、表面発光レーザの出力パワーの監視には、フ
ォトダイオードが使用されるので、単一基板上に監視用
フォトダイオードとSELとを集積化することが望まし
い。
【0003】監視用フォトダイオードと表面発光レーザ
との集積化のための解決策の1つは、Hasnian他による
「Monolithic Integration of Photodiode with Vertic
al Cavity Surface Emitting Laser」(Electronics Le
tters (27) 18, p.1630, 1991年)という参考文献に報
告されている。同書は、上部発光式表面発光レーザ(S
EL)のp型ミラー領域上でのPINダイオードの成長
について記載している。図1は、上部発光式SEL10
4のp型ミラー領域102上で成長した、PINフォト
ダイオード構造100を示している。PINフォトダイ
オード100は、p型領域102、i型吸収領域10
6、及びn型領域108から構成されている。このフォ
トダイオード100をパワー監視デバイスとして動作さ
せるために、p接触子112をアースに接続しながら、
n接触子110に正電圧を印加することによって、フォ
トダイオード100に逆バイアスをかける。また、n接
触子114に負バイアスを印加して、SEL104に順
方向バイアスをかける。吸収層106は、SEL104
が出力した光の一部を吸収する。吸収層110が吸収し
た光の量が分かると、SEL104の出力パワーを求め
ることができる。
【0004】フォトダイオード100は良好な性能を示
すが、フォトダイオードのi型吸収領域106、及びn
型領域108を形成するのに必要な、追加のエピタキシ
ャル層を追加するステップによって、製造工程の複雑さ
が増大される。さらに、フォトダイオード形成に必要な
追加のエピタキシャル層は、p接触子を形成するため
に、p型ミラー領域の表面までエッチングしなければな
らない。SELのp型ミラー領域の表面までエッチング
すると、フォトダイオードのi型吸収層106、及びn
型領域108の側壁が露出した状態で残される。この露
出したエピタキシャル層は酸化しやすく、それが素子の
信頼性を低下させる。
【0005】フォトダイオードと表面発光レーザの集積
化のための第2の代替解決策は、K.D. Choquette他によ
る「Detector-enclosed Vertical Cavity Surface Emit
ting Lasers」(Electronics Letters (29) 5 p.466, 1
993年)という論文に報告されている。同論文は、SE
L周辺の同心リング状にフォトダイオードが形成され
た、上部発光式SELについて記載している。この同心
リング・フォトダイオードは、SELから約40ミクロ
ン離れた周辺に配置されている。SELからの光は、自
由空間で散乱し、同心の吸収領域によって捕捉される。
図1に示す実施例と同様に、「Detector-enclosed Vert
ical Cavity Surface Emitting Lasers」という論文に
記載されたフォトダイオード構造は、エピタキシャル層
の側壁を露出する。特に、フォトダイオード形成の工程
は、SELのn型領域とp型ミラー領域とを露出するエ
ッチング・ステップを含み、その結果、露出した領域の
側壁の酸化となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】工程の複雑さを最小限
にし、エピタキシャル層の露出を最小限にするような、
フォトダイオードと表面発光レーザとを集積化する方法
が要求されている。
【0007】本発明は、工程の複雑さ、及びエピタキシ
ャル層の露出の両方を最小限にする、基板上にフォトダ
イオードと表面発光レーザとを集積化するための構造お
よび方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の実施例では、単に
SELの表面に個別のショットキー接触子を追加するこ
とによって、フォトダイオード構造が、表面発光レーザ
と集積化される。第2の実施例では、フォトダイオード
とSEL間に電流絶縁領域を配置することによって、フ
ォトダイオード構造が、表面発光レーザと集積化され
る。この電流絶縁領域は通常、第1のミラー領域内まで
延びているが、光発生領域内には達していない。
【0009】第1の実施例では、SELの表面の光路内
に、個別のショットキー接触子を追加することによっ
て、フォトダイオード構造が、表面発光レーザと集積化
される。周知の通り、表面発光レーザは、通常は基板上
に構築される、第1のミラー領域、活性領域、及び第2
のミラー領域から構成される。例示のため、第1のミラ
ー領域がp型導電性を有するp−i−nダイオード構造
を備えた、下部発光式表面発光レーザを想定すると、第
2のミラー領域はn型導電性を有し、基板はn型であ
る。ショットキー接触子は、SELから発光される光の
光路内に位置する。したがって、前述の例の場合、本発
明によるショットキー接触子は、n型基板の下面に形成
されることになる。
【0010】ある実施例において、ショットキー接触子
は、基板の下面に薄い金属層を適用して、その薄い金属
層の表面に、ボンディング・パッド接触子を形成するこ
とによって形成される。ショットキー接触子に使用する
金属は、金属と半導体材料との間に形成されるショット
キー障壁が、放出すべき光の光子エネルギーより小さく
なるように選択すべきである。金属の厚さは、放出光
が、その光に対して部分的に透過性あるように選択すべ
きである。次に、薄い金属層がパターン形成されて、所
望の領域内に金属が残される。薄い金属層の少なくとも
一部は、SELからの放出光の光路内にあるべきであ
る。
【0011】次に、ショットキー接触子と基板の表面上
に、マスキング・パターンを形成する。マスキング・パ
ターンの形成後、第2の導電層を形成する。マスキング
・パターンを除去したときに、第2の導電層が、薄い金
属層の表面上と基板の表面上に形成されていなければな
らない。薄い金属層上に形成された第2の導電層は、電
流測定装置に結合されるボンディング・パッドを形成す
る。基板の表面上に形成された第2の導電層は、SEL
へのオームn接触子を形成する。
【0012】監視用デバイスとして動作させるために、
SELには順方向バイアスをかけ、ショットキー・ダイ
オードには逆バイアスをかける。前述のp−i−nダイ
オード構造を有する下部発光式SELの例では、p接触
子が第1のミラー領域の表面上に形成されて、正電圧に
電気結合され、負電圧がショットキー接触子に結合さ
れ、オームn接触子が接地に結合されている。SELに
順方向バイアスをかけると、結果として、光を発生し、
その光の発生がショットキー・ダイオードによって検出
される。検出された光は出力パワーに比例する。
【0013】ショットキー・フォトダイオード構造を使
用する場合の利点は、工程の複雑さの増す度合いを最低
限にして、ショットキー検出器をSEL構造に集積化で
きる点である。SEL形成に必要なステップに追加する
ステップは、出力光の光路に金属薄膜を堆積させるステ
ップと、金属薄膜へのボンディング・パッド接触子を形
成するステップだけである。さらに、ショットキー・フ
ォトダイオード検出器は、SELの出力パワーの直接の
検出をもたらし、したがって、出力パワーに対して線形
比例すると考えられる。さらに、本発明で開示するショ
ットキー検出器は、ショットキー・フォトダイオード
が、表面発光レーザの出力切開面に位置するので、容易
なボンディング・アクセスをもたらす。この同じ実施例
は、n型およびp型ミラー領域を逆転するかどうかにか
かわらず、上部発光式SELで実施することができる。
【0014】第2の実施例では、フォトダイオードとS
ELとの間に電流絶縁領域を配置することによって、フ
ォトダイオード構造が、表面発光レーザと集積化され
る。この電流絶縁領域は、SELとフォトダイオードと
を電気的に絶縁する必要がある。通常、この電流絶縁領
域は、活性層より約5μm上の第1のミラー領域内まで
延びている。SELの光発生領域は、フォトダイオード
の光吸収領域に光学的に結合されている。SELの光発
生領域が、隣接フォトダイオード構造の光発生領域に光
学的に結合されているので、光発生領域から放出される
光の一部が、フォトダイオードによって検出される。
【0015】この側面吸収フォトダイオード構造は、工
程の複雑さが増す度合いを最小限にして、SEL構造と
集積化することができる。側面吸収フォトダイオード構
造の更なる利点は、プレーナ構造を提供するが、フォト
ダイオード構造の構築のために、追加のエピタキシャル
層を必要としない点である。さらに、SELとフォトダ
イオードの形成のためのすべてのステップが、同時に行
われるので、側面フォトダイオードを製造するために、
SELの作成に必要なもの以上の余分な処理ステップを
必要としない。さらに、ブラッグ・ミラーが光ガイドと
して機能するので、側面吸収フォトダイオードは、効率
的であるのにSELと同心である必要がない。
【0016】本明細書の残りの部分と添付図面を参照す
れば、本発明の特徴および利点をさらに理解できるはず
である。
【0017】
【発明の実施の形態】図2を参照すると、同図には、本
発明に従って、下部発光式SELと集積化されたショッ
トキー・フォトダイオード構造が示されている。SEL
の構造は当業者には周知であるので、SELの構造につ
いてはここでは詳しく説明しない。この説明のために
は、基板212上に構築された、第1のミラー領域20
2、活性領域204、及び第2のミラー領域206を有
するp−i−nダイオードとして、SEL200を示す
ことができる点を明記すれば十分である。第1と第2の
ミラー領域202、206、及び活性領域204は通
常、分子線エピタキシによって形成された薄い半導体層
から構築される。
【0018】ミラー領域202、206は、それぞれ異
なる屈折率を有する、交互層から構築される。各層の厚
さは、放出光の波長の1/4になるように選択される。
これらの交互層の積層がブラッグ・ミラーを形成する。
この積層は通常、AlAsおよびGaAsの交互層から
構築される。所望の反射率を得るには、通常、15〜2
0対の交互層が必要である。図2に示す実施例では、通
常、第2のミラー領域206の層をドーピングしてp型
半導体にし、第1のミラー領域202の層をドーピング
してn型半導体にする。基板212は、n型半導体であ
ることが好ましい。
【0019】活性領域204は、光発生領域220、及
びクラッド領域222、224から構成される。通常、
光発生領域220は、クラッド領域222、224によ
って第1および第2のミラー領域202、206から分
離された、1つ以上のInGaAsの量子井戸から構築
される。この光発生領域220は、p−i−nダイオー
ドに順方向バイアスをかけることによって発生した電子
と正孔の再結合を介した自然発光と誘導発光に起因し
て、光を発生する光発生層と見なすことができる。
【0020】p−i−nダイオード構造を有する下部発
光式SELの例の場合、第2のミラー領域206の表面
上に形成された電極230は、p型オーム接触子であ
る。基板212の下面に形成された電極232は、n型
オーム接触子である。電極234は、薄い金属層とボン
ディング・パッド238からなるショットキー接触子2
36から構成される。ショットキー接触子236を形成
するには、ショットキー障壁が光子エネルギーより低く
なるように、ショットキー接触子を構成する金属と基板
材料を選択する必要がある。これにより、電子のトンネ
ル現象を最小限にし、整流接触子を与えるショットキー
障壁が生成される。
【0021】図2に示す実施例において、SELは、p
−i−n下部発光式SELである。代替として、このS
ELは、n−i−p型SELにすることができる。ある
いは、このSELの第2のミラー領域の上面に、代替の
ショットキー接触子構造を構築することもできる。光発
生領域は、第1の表面を介して第1の方向に放出される
光を発生する。図2に示す例の場合、第1の表面は基板
の下面になる。あるいは、上部発光式SELでは、第1
の表面は第2のミラー領域の上面になる。
【0022】通常、基板212は、1×1018原子/c
3より大きなn型ドーパント濃度を有するGaAsか
ら構成され、金属は、金などの材料から構成される。G
aAsまたは金以外の材料を使用することができ、ドー
パント濃度も変更することができる。重要なのは、ショ
ットキー障壁が光子エネルギーより低くなるように、シ
ョットキー接触子の形成に使用する金属および基板材料
を選択することである。好適には、ショットキー障壁が
光子エネルギーより低くなるように、基板の半導体材料
のドーパント濃度を低くすべきである。
【0023】好適実施例では、薄い金属層236は、約
1nm〜500nmの範囲の厚さを有し、ボンディング
・パッド238は、約0.5μmの厚さを有する。金属
薄膜236は、基板212へのショットキー接触子を形
成する。ショットキー接触子を形成するために、必ずし
も金属236を薄くする必要はないが、図2に示す実施
例では、金属層を介した放出光の透過を可能にするよう
に、ショットキー接触子を薄くしなければならない。こ
の金属の厚さは、放出光が、その光に対して部分的に透
過的であるように選択すべきである。ショットキー金属
層の厚さが厚すぎる場合は、放出光が完全にショットキ
ー金属層によって吸収され、何の光もSELにより放出
されない。放出光の光路の一部または全体にわたって、
ショットキー金属層が何も形成されていない場合、SE
Lレーザは機能するが、光電流は検出されない。図2に
示す実施例では、この金属層が部分吸収をもたらし、そ
の結果、SELから光が放出され、フォトダイオード構
造で光電流が発生する。代替として、フォトダイオード
構造が一部分のみ光をさえぎる場合、ショットキー接触
子の形成に厚い金属を使用することもできる。たとえ
ば、図3に示すショットキー接触子は、放出光を一部分
のみさえぎる。
【0024】図2に示す実施例では、基板212が放出
光を吸収しないように、基板212のバンドギャップを
光子エネルギーより大きくすることができる。これは、
吸収層106のバンドギャップが光子エネルギーより小
さい、図1に示す実施例とは対照的である。
【0025】SEL出力切開面は、出力光子エネルギー
より大きいバンドギャップ・エネルギーを有する半導体
材料から構成される。このため、上部半導体材料は、バ
ンド間を遷移する際に光を吸収することはない。したが
って、薄い金属層230が光を吸収し、ショットキー障
壁が光電流を検出する。反射率を低減するために、金属
薄膜236の表面に反射防止コーティングを施してもよ
い。
【0026】SEL200は、一定の縮尺で示されては
いないことに留意されたい。特に、図面を明確にするた
めに、ミラー領域202、206と光発生領域204は
拡大されている。実際には、ミラー領域202、206
と光発生領域204との厚さの合計で約10μmに比較
して、基板212の厚さは通常、150μmである。ま
た、オーム接触子230、232は、約0.5μmの厚
さと、約5〜100μmの幅を有する。
【0027】p接触子230には正電圧を印加し、接触
子232を接地に接続すると、その結果、SELには順
方向バイアスがかかり、ショットキー・ダイオードには
逆バイアスがかかる。SEL200に順方向バイアスを
かけると、接触子230と232との間に電流が発生す
る。好適実施例では、領域240を注入して、それを高
抵抗率の領域に転換することによって、接触子230と
232との間の電流が制限される。通常、これは、領域
242および244に水素イオンを注入することによっ
て達成される。
【0028】SELに順方向バイアスをかけ、ショット
キー・ダイオードに逆バイアスをかけると、ショットキ
ー・ダイオードに光電流が発生する。光が薄い金属層2
36を貫通すると、放出光の一部が金属層236によっ
て吸収される。吸収された光によって、ショットキー・
ダイオードに光電流が発生する。この光電流は、放出光
の出力パワーに比例する。
【0029】SELの形成に必要なステップは、基板上
に第1のミラー領域を形成するステップ、活性領域を形
成するステップ、及び第2のミラー領域を形成するステ
ップである。ショットキー・フォトダイオード構造を使
用する場合の利点は、工程の複雑さが増す度合いを最小
限にして、ショットキー検出器をSEL構造内に集積化
できる点である。SEL形成に必要なステップに追加す
るステップは、出力光の光路に金属薄膜を堆積させるス
テップ、及び金属薄膜へのボンディング・パッド接触子
を形成するステップだけである。したがって、基板の下
面に薄い金属層を適用して、薄い金属層の表面にボンデ
ィング・パッド接触子を形成することによって、ショッ
トキー接触子が形成される。
【0030】ショットキー接触子を形成する前に、基板
をエッチングして、上質な接触子形成のための清浄な表
面を設けてもよい。基板212の表面の清浄後、基板2
12の表面に第1の導電層236を形成する。本発明で
は、第1の導電層236は金属であり、通常は金であ
る。次に、金属層236をパターニングして、所望の領
域に金属が残るようにする。金属層236の少なくとも
一部は、SELから放出される光の光路内にあるべきで
ある。
【0031】次に、ショットキー接触子236と基板2
12の表面上に、マスキング・パターンを形成する。マ
スキング・パターンの形成後、第2の導電層238が形
成される。マスキング・パターンを除去すると、元々の
堆積層238の一部が金属層236の表面上に残り、電
流測定装置244に結合されるボンディング・パッド2
38を形成する。第1の好適な方法では、マスキング・
パターンを除去すると、基板表面上にも堆積層238の
一部が残る。基板表面上に形成した層238の一部は、
n型オーム接触子232になる。したがって、好適実施
例では、n型オーム接触子232とボンディング・パッ
ド238が同時に形成される。
【0032】ショットキー接触子の形成に関連した、n
型接触子の形成の順序は重要ではない。さらに、n型オ
ーム接触子232の形成後にアニール・ステップが続い
てもよい。たとえば、第2の代替方法では、ショットキ
ー接触子236の形成前に、p型オーム接触子230と
n型オーム接触子232が形成される。p型接触子23
0とn型オーム接触子232の形成後に、アニール・ス
テップが行われる。アニール・ステップでは、表面に高
いドーパント濃度をもたらすオーム金属を合金化するこ
とによって、向上したオーム接触子を与える。第2の方
法では、アニール・ステップ後に、ショットキー接触子
236とボンディング・パッドが形成される。代替とし
て、ショットキー接触子に使用する金属が、低い拡散定
数を有し、結果として、基板212内への金属236の
無視し得る拡散となる温度で、アニール・ステップが行
われる場合、ショットキー接触子236の形成後に、ア
ニール・ステップを行うこともできる。
【0033】図3〜図6は、ショットキー・フォトダイ
オード構造のための、代替接触子構造を示している。図
3に示す代替構造では、誘電材料が、SELに対してオ
ーム接触子を、及びフォトダイオードに対してショット
キー接触子を分離している。図3は、上部発光式SEL
と集積化された、ショットキー・フォトダイオードを示
している。この上部発光式SEL300は、基板308
上に構築された、第1のミラー領域302、活性領域3
04、及び第2のミラー領域306とから構成される。
【0034】図3〜図6に示す実施例において、レーザ
は、第1のミラー領域302がn型で、第2のミラー領
域306がp型であるような、p−i−nダイオード上
部発光式SELである。代替として、図3〜図6に示す
レーザは、第1のミラー領域302がp型で、第2のミ
ラー領域306がn型である、n−i−pダイオードで
あってもよい。また、図3〜図6に示す代替接触子構造
は、下部発光式レーザ用に構築することもできる。
【0035】図3に示す構造は、基板308の表面上に
形成した、n型オーム接触子310を含む。p型オーム
接触子312とショットキー接触子314が、第2のミ
ラー領域306の表面の上部に形成される。通常、n型
およびp型オーム接触子310、312は、それぞれA
uGeおよびAuZnから形成され、約0.5μmの厚
さを有する。このショットキー接触子構造は、通常はポ
リイミドである誘電層316によって、p型オーム接触
子から分離される。ショットキー接触子314は、通
常、Au、Pt、Alなどの材料から構成され、1nm
〜500nmの範囲の厚さを有する。代替として、ショ
ットキー接触子314の形成に使用する金属層は、SE
Lウィンドウ320全体を横切って延伸してもよい。こ
の代替実施例において、金属層の厚さは、図2に示す実
施例にて与えられた範囲の厚さを有する金属薄膜とすべ
きである。
【0036】第1のミラー領域302、活性領域30
4、及び第2のミラー領域306の形成後、オーム接触
子312とショットキー接触子314が形成される。図
3に示す実施例では、通常、次のようにプロセス形成が
行われる。まず、第2のミラー領域の表面上に導電層3
12を形成する。周知のリソグラフィ技法により、導電
層312をパターニングし、導電層の一部を除去して、
オーム接触子312を残す。オーム接触子312の形成
後、誘電層316を堆積させ、パターニングする。SE
Lウィンドウの上に延びる誘電層の一部を除去する。次
に、第2の導電層314を堆積させる。第1の実施例で
は、SELウィンドウの上の第2の層314の一部をパ
ターニングし、除去する。第2の実施例では、SELウ
ィンドウ320の上の第2の層の一部を除去しない。
【0037】図4に示す実施例は、ショットキー・フォ
トダイオードのための、接触子構造の代替実施例を示し
ている。図4に示す実施例は、図3に示す実施例と類似
している。しかし、図3に示す実施例とは異なり、図4
に示す構造は、吸収層318を含んでいる。通常、吸収
層318はInGaAsである。図4に示す実施例で
は、n型オーム接触子312が、吸収層318を貫通し
て延び、第1のミラー領域302と接触する。ショット
キー接触子314は、InGaAs吸収層318と接触
する。接触子314は、オーム接触子とすることもでき
る。たとえば、吸収層は、Geなどの非晶質半導体材料
にすることができる。
【0038】図4〜図6に示す実施例は、吸収領域の形
成ステップを含んでいる。通常、図4に示す実施例は以
下の工程に従って形成される。第2のミラー領域306
の形成後に、吸収層318を形成する。第2のミラー領
域306の表面上に吸収層318を形成した後、オーム
接触子312を形成すべき領域の吸収層318の一部を
除去する。次に、オーム接触子312を形成する。通
常、オーム接触子は、第1の導電層312を堆積させ、
当技術分野で周知の技法を使用し、オーム接触子を形成
すべき領域を除いて、第1の導電層312を除去するこ
とによって形成される。オーム接触子の形成後、誘電層
316を堆積させる。誘電層316は、導電オーム接触
子と、後で堆積されるショットキー金属層との間の短絡
を防止するために、オーム接触子を覆っていなければな
らない。誘電層316の形成後、吸収層の上の誘電層の
一部を除去する。次に、第2の導電層314を形成し
て、吸収層へのショットキー接触子を設ける。光がウィ
ンドウから放出されるように、通常、第2の導電層の一
部を除去する。吸収層は光を部分的にさえぎるだけでよ
い。
【0039】図5に示す実施例は、図4に示す実施例と
類似しているが、図4に示す実施例において、吸収層
は、ショットキー接触子だけを越えて延伸し、オーム接
触子を越えて延伸しない。図5に示す実施例の形成工程
は、金属層312の堆積前に、p接触子を形成すべき領
域において、吸収層の一部が除去されることを除いて、
図4に示す工程と類似している。
【0040】第4の代替ショットキー接触子構造を図6
に示す。図6に示す実施例は、吸収層が、レーザ開口部
のウィンドウ全体を横切って延伸しないことを除いて、
図5に示す実施例と類似している。したがって、図6に
示す実施例の形成工程は、SELのウィンドウにおい
て、吸収層318の一部が除去されることを除いて、図
5に示すものと類似している。
【0041】図7を参照すると、同図には、本発明の第
1の代替実施例に従って、表面発光レーザと集積化され
た側面吸収フォトダイオード構造が示されている。図7
は、側面フォトダイオード402が、表面発光レーザ4
04に隣接する領域に形成される第1の実施例を示して
いる。前述のSELと同様に、SEL404は、基板4
12上に構築した、第1のミラー領域406、活性領域
408、及び第2のミラー領域410を含んでいる。し
かし、前述のSELとは異なり、説明する構造は、SE
L404とフォトダイオード402との間に配置した、
電流絶縁領域を含んでいる。
【0042】電流絶縁領域412は、表面発光レーザ4
04とフォトダイオード402との間に配置されてい
る。通常、電流絶縁領域412は、第2のミラー領域の
表面から下方向に延伸して、光発生領域408の手前で
終端する。電流絶縁領域412は、通常、領域412に
水素イオンを注入することによって形成される、高抵抗
率の領域である。好適には、水素イオンによる光発生領
域408の汚染を低減するために、電流絶縁領域412
は、活性領域408より約5μm上で終端する。
【0043】フォトダイオード402に逆バイアスがか
かり、SEL404に順方向バイアスがかかるように、
接触子416、418、420に対して、電源または接
地の相互接続が行われる。SEL404に順方向バイア
スをかけ、フォトダイオード402に逆バイアスをかけ
ると、フォトダイオード402の逆バイアス領域に、S
EL404からの光を結合することができる。また、フ
ォトダイオード402に逆バイアスをかけると、SEL
の活性領域408からの自然発光と誘導発光の一部が、
フォトダイオードの逆バイアス部分内に案内される。フ
ォトダイオードのブラッグ・ミラーは光ガイドとして機
能し、その結果、効率のよいフォトダイオードが得られ
る。フォトダイオードにより検知される自然発光および
誘導発光の量は、表面発光レーザの光出力に比例する。
【0044】図4に示すフォトダイオード404構造を
形成する工程は、SEL404を形成する工程と同時に
行われる。たとえば、フォトダイオード接触子構造41
6が、SEL接触子構造418と共に同時に形成され
る。説明する側面吸収フォトダイオード構造の利点は、
フォトダイオード構造を構築するために、追加のエピタ
キシャル層を必要としないプレーナ構造を提供する点で
ある。さらに、SELとフォトダイオードの形成ステッ
プがすべて同時に行われるので、フォトダイオードを製
造するために、SELの形成に必要なもの以外の余分な
処理ステップを一切必要としない。また、ブラッグ・ミ
ラーが、光ガイドとして機能するので、フォトダイオー
ドの領域は、効率をよくするためにSELと同心である
必要がない。
【0045】図8は、偏向角430が、接触子420間
の基板412に形成されることを除いて、図7に示すも
のと類似の好適な代替実施例を示している。この偏向角
430により、自然発光によらずに、直接、レーザ発振
光を検出することができる。偏向角が、当技術分野で周
知の技法を使用して、基板表面上に形成される。偏向域
は、偏向角の精度が重要にならないように大きくするこ
とができる。図8に示す実施例の更なる利点は、レーザ
の反射戻りが、角度偏向器によって完全に削除される点
である。レーザへの後方反射が、システム用途にとって
有害なものと見なされるのは、周知のことである。
【0046】上記の説明は、例示であり、限定ではない
ことを意図することを理解されたい。一例として、表面
発光レーザだけでなく、如何なる発光素子の出力光をも
監視するために、このフォトダイオード監視素子を使用
することができる。発光素子は、p−i−n構造または
n−i−p構造を有することができ、上部発光または下
部発光のいずれでもよい。したがって、本発明の範囲
は、上記の説明を参照することによって決まるものでは
なく、特許請求の範囲の対象となる同等物の範囲全体と
ともに、特許請求の範囲を参照することによって決まる
ものである。
【0047】以下に、本発明の実施態様を列挙する。
【0048】1.集積化された発光素子および光検出素
子において、通過する光に応答して光を発生する光発生
領域を含み、第1の側、及び第2の対向側を有する活性
領域であって、光発生領域が、第1の表面を介して第1
の方向に光を放出する活性領域と、第1の側、及び第2
の対向側を有し、活性領域の第1の側に配置され、光発
生領域に向かって光を反射するための第2のミラー領域
と、第1の側、及び第2の対向側を有し、その第1の側
が、活性領域の第2の側に配置され、光発生領域に向か
って光を反射するための第1のミラー領域と、第1の
側、及び第2の対向側を有し、その第1の側が、第1の
ミラー領域の第2の側に配置される基板と、第1の表面
上に形成され、第1の方向に放出される光を検出するた
めのショットキー接触子と、からなる、集積化された発
光素子および光検出素子。
【0049】2.ショットキー接触子のショットキー障
壁が、第1の方向に放出される光の光子エネルギーより
小さいことを特徴とする、前項1に記載の集積化された
発光素子および光検出素子。
【0050】3.第1の表面が、第2のミラー領域の第
2の側であることを特徴とする、前項1に記載の集積化
された発光素子および光検出素子。
【0051】4.第1の表面が、基板の第2の側である
ことを特徴とする、前項1に記載の集積化された発光素
子および光検出素子。
【0052】5.ショットキー接触子が金属から構成さ
れ、該金属が、第1の方向に放出される光に対して、少
なくとも部分的に透過性であることを特徴とする、前項
1に記載の集積化された発光素子および光検出素子。
【0053】6.第1の表面上に形成された第1のオー
ム接触子をさらに含み、ショットキー接触子が金属から
構成され、第1のオーム接触子の側壁が、ショットキー
接触子の側壁を越えて延伸しないことを特徴とする、前
項1に記載の集積化された発光素子および光検出素子。
【0054】7.第1のオーム接触子、及びショットキ
ー接触子が、第1の誘電層によって分離されることを特
徴とする、前項6に記載の集積化された発光素子および
光検出素子。
【0055】8.第1のオーム接触子が第1の側壁を有
し、ショットキー接触子が、第1の表面に対してほぼ平
行な第1の領域、及び第1の表面に対してほぼ直角の第
2の領域とを含み、ショットキー接触子領域の第2の領
域が、第1の表面と接触するために、第1のオーム接触
子の第1の側壁を越えて延伸することを特徴とする、前
項6に記載の集積化された発光素子および光検出素子。
【0056】9.第1の表面上に形成された吸収層をさ
らに含み、該吸収層が、ショットキー接触子の真下に位
置決めされることを特徴とする、前項6に記載の集積化
された発光素子および光検出素子。
【0057】10.第1の表面上に形成された第1のオ
ーム接触子をさらに含み、第1のオーム接触子が、発光
素子を順方向にバイアスするように、バイアスされて、
ショットキー接触子が、光検出素子を逆方向にバイアス
するように、バイアスされることを特徴とする、前項1
に記載の集積化された発光素子および光検出素子。
【0058】11.集積化された発光素子および光検出
素子において、通過する光に応答して光を発生する光発
生領域を含み、第1の側、及び第2の対向側を有する活
性領域であって、光発生領域が、第1の表面を介して第
1の方向に光を放出する活性領域と、第1の側、及び第
2の対向側を有し、活性領域の第1の側に配置され、光
発生領域に向かって光を反射するための第2のミラー領
域であって、少なくとも1つの電流絶縁領域が、第2の
ミラー領域の第2の側の表面から下に向かって延伸し、
第1の光検出ミラー領域、及び第1の発光ミラー領域
に、第2のミラー領域を分割する第2のミラー領域と、
第1の側、及び第2の対向側を有し、その第1の側が、
活性領域の第2の側に配置され、光発生領域に向かって
光を反射するための第1のミラー領域と、第1の側、及
び第2の対向側を有し、その第1の側が、第1のミラー
領域の第2の側に配置される基板と、第1の光検出ミラ
ー領域の表面上の第1の接触子であって、第1の光検出
ミラー領域を逆方向にバイアスするように、バイアスさ
れる第1の接触子と、第1の発光ミラー領域の表面上の
第2の接触子であって、第1の発光ミラー領域を順方向
にバイアスするように、バイアスされる第2の接触子
と、からなる、集積化された発光素子および光検出素
子。
【0059】12.少なくとも1つの電流絶縁領域が、
光発生領域の前で終端することを特徴とする、前項11
に記載の集積化された発光素子および光検出素子。
【0060】13.角度偏向器が、基板の第2の側に形
成されることを特徴とする、前項11に記載の集積化さ
れた発光素子および光検出素子。
【0061】14.集積化された発光素子および光検出
素子を形成する方法において、基板上に第1のミラー領
域を形成するステップであって、第1のミラー領域が、
第1の側、及び第2の対向側を有し、光発生領域に向か
って光を反射するステップと、活性領域を形成するステ
ップであって、活性領域が、通過する光に応答して光を
発生する光発生領域を含み、光発生領域が、第1の表面
を介して第1の方向に光を放出し、活性領域が、第1の
側、及び第2の対向側を有し、第1のミラー領域の第1
の側に形成されるステップと、第1の側、及び第2の対
向側を有する、第2のミラー領域を形成するステップで
あって、第2のミラー領域が、光発生領域に向かって光
を反射し、活性領域の第1の側に形成されるステップ
と、第2のミラー領域の第2の側の表面から下に向かっ
て延伸する、少なくとも1つの電流絶縁領域を形成する
ステップであって、電流絶縁領域が、第1の光検出ミラ
ー領域、及び第1の発光ミラー領域に、第2のミラー領
域を分割するステップと、第1の光検出ミラー領域の表
面上に、第1の接触子を形成するステップと、第1の発
光ミラー領域の表面上に、第2の接触子を形成するステ
ップと、第1の光検出ミラー領域を逆方向にバイアスす
るように、第1の接触子をバイアスするステップと、第
1の発光ミラー領域を順方向バイアスするように、第2
の接触子をバイアスするステップと、を含む方法。
【0062】15.基板の第2の側に角度偏向器を形成
するステップをさらに含むことを特徴とする、前項14
に記載の方法。
【0063】16.集積化された発光素子および光検出
素子を形成する方法において、第1の側、及び第2の対
向側を有する、基板上に第1のミラー領域を形成するス
テップであって、第1のミラー領域が、第1の側、及び
第2の対向側を有し、光発生領域に向かって光を反射
し、第1のミラー領域の第2の側が、基板の第1の側に
配置されるステップと、通過する光に応答して光を発生
する光発生領域を含む、活性領域を形成するステップで
あって、光発生領域が、第1の表面を介して第1の方向
に光を放出し、第1の側、及び第2の対向側を有し、活
性領域の第2の側が、第1のミラー領域の第1の側に配
置されるステップと、第1の側、及び第2の対向側を有
する、第2のミラー領域を形成するステップであって、
第2のミラー領域が、光発生領域に向かって光を反射
し、第2のミラー領域の第1の側が、活性領域の第1の
側に配置されるステップと、第1の表面上にショットキ
ー接触子を形成するステップと、を含む方法。
【0064】17.ショットキー接触子のショットキー
障壁が、第1の方向に放出される光の光子エネルギーよ
り小さいことを特徴とする、前項16に記載の方法。
【0065】18.第1の表面が、第2のミラー領域の
第2の側であることを特徴とする、前項16に記載の方
法。
【0066】19.第1の表面が、基板の第2の側であ
ることを特徴とする、前項16に記載の方法。
【0067】20.ショットキー接触子が金属から構成
され、該金属が、第1の方向に放出される光に対して、
少なくとも部分的に透過性であることを特徴とする、前
項16に記載の方法。
【0068】21.第1の表面上に第1のオーム接触子
を形成するステップをさらに含むことを特徴とする、前
項16に記載の方法。
【0069】22.第1の表面とショットキー接触子と
の間に、吸収層を形成するステップを含むことを特徴と
する、前項16に記載の方法。
【0070】23.第1のオーム接触子とショットキー
接触子との間に、誘電領域を形成するステップをさらに
含むことを特徴とする、前項21に記載の方法。
【0071】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、単
にSELの表面に個別のショットキー接触子を追加する
ことによって、ショットキー・フォトダイオード構造
が、表面発光レーザと集積化される。代替として、フォ
トダイオードとSEL間に電流絶縁領域を配置すること
によって、側面吸収フォトダイオード構造が、表面発光
レーザと集積化される。これらショットキー・フォトダ
イオード構造、又は側面吸収フォトダイオード構造は、
工程の複雑さの増す度合いを最低限にして、SEL構造
に集積化することが可能となる。
【0072】また、本発明は、プレーナ構造を提供する
が、フォトダイオード構造の構築のために、追加のエピ
タキシャル層を必要としないので、素子の信頼性を低下
させる、露出したエピタキシャル層の酸化を排除するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上部発光式SELのミラー領域の表面上で成長
した、PINフォトダイオード構造を示す。
【図2】本発明に従って、下部発光式SELと集積化さ
れた、ショットキー・フォトダイオード構造を示す。
【図3】本発明に従って、上部発光式SELと集積化さ
れた、ショットキー・フォトダイオード構造用の代替接
触子構造を示す。
【図4】本発明に従って、上部発光式SELと集積化さ
れた、ショットキー・フォトダイオード構造用の代替接
触子構造を示す。
【図5】本発明に従って、上部発光式SELと集積化さ
れた、ショットキー・フォトダイオード構造用の代替接
触子構造を示す。
【図6】本発明に従って、上部発光式SELと集積化さ
れた、ショットキー・フォトダイオード構造用の代替接
触子構造を示す。
【図7】本発明による側面吸収フォトダイオード構造を
示す。
【図8】本発明による側面吸収フォトダイオード構造を
示す。
【符号の説明】 200 SEL 202 第1のミラー領域 204 活性領域 206 第2のミラー領域 212 基板 220 光発生領域 222、224 クラッド領域 230、232 電極 236 ショットキー接触子 238 ボンディング・パッド 240 領域 244 電流測定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル・アール・ティー・タン アメリカ合衆国カリフォルニア州94025メ ンロ・パーク,シットン・ストリート・ 315 (72)発明者 シー−ユアン・ワン アメリカ合衆国カリフォルニア州94306パ ロ・アルト,エンシナ・グランド・766

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積化された発光素子および光検出素子
    において、 通過する光に応答して光を発生する光発生領域を含み、
    第1の側、及び第2の対向側を有する活性領域であっ
    て、光発生領域が、第1の表面を介して第1の方向に光
    を放出する活性領域と、 第1の側、及び第2の対向側を有し、活性領域の第1の
    側に配置され、光発生領域に向かって光を反射するため
    の第2のミラー領域と、 第1の側、及び第2の対向側を有し、その第1の側が、
    活性領域の第2の側に配置され、光発生領域に向かって
    光を反射するための第1のミラー領域と、 第1の側、及び第2の対向側を有し、その第1の側が、
    第1のミラー領域の第2の側に配置される基板と、 第1の表面上に形成され、第1の方向に放出される光を
    検出するためのショットキー接触子と、 からなる、集積化された発光素子および光検出素子。
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