JP2009099718A - 半導体集積回路装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の半導体集積回路装置では、電源配線の共振周波数の変化に伴う電源ノイズの増加を低減できない問題があった。
【解決手段】本発明の半導体集積回路装置は、電源ノイズを抑制する複数のデカップリングセル14と、複数のデカップリングセル14と電源配線とをそれぞれ接続する複数の電源スイッチ15と、電源配線から供給される電源に基づき動作する内部回路12a〜12cの動作状態により変化する電源ノイズの大きさに基づき複数の電源スイッチ15のうちオンさせる電源スイッチ15の個数を制御する制御回路16と、を有するものである。
【選択図】図3

Description

本発明にかかる半導体集積回路装置は、特に電源ノイズを抑制するデカップリングセルを有する半導体集積回路装置に関する。
近年、半導体集積回路装置の電源電圧が低くなってきており、電源ノイズが回路動作に与える影響が大きくなってきている。そこで、半導体集積回路装置においてデカップリングコンデンサを電源配線と接地配線との間に設けて、電源電圧を安定化させることが行なわれている。半導体集積回路装置に内蔵可能なデカップリングコンデンサの一例が特許文献1(以下、従来例1と称す)に示されている。
また、半導体集積回路装置は、複数の回路ブロックがある場合、消費電力を抑制するために使用状態に応じて各回路ブロックの動作モードを切り替える。例えば、使用しない回路ブロックは消費電力の小さいスタンバイモードで動作させ、使用する回路ブロックは消費電力の大きい通常動作モードとする。
このような動作モードの切り替え機能を有する半導体集積回路装置の例が特許文献2、3(以下、従来例2、3と称す)に開示されている。従来例2に開示されている半導体集積回路装置100のブロック図を図14に示す。図14に示すように、半導体集積回路装置100では、電源配線VDDと接地配線VSSとの間に論理回路101とパワーゲートスイッチ102が直列に接続されている。また、半導体集積回路装置100では、論理回路101とパワーゲートスイッチ102との間に基準電位配線VVssが接続されている。従来例2では、論理回路101が動作モードに応じてパワーゲートスイッチ102の導通状態を切り替えている。これによって、半導体集積回路装置100は、スタンバイモード時のリーク電流を抑制し、通常動作モード時には大きな消費電力で高速に動作することが可能になる。
また、従来例3では、第1回路部がスタンバイモードから通常動作モードに切り替わる際に、第1回路部の寄生容量への電荷の充電をデカップリングコンデンサから行なう。これによって、動作モードが切り替わったときに、電源から第1回路部の寄生容量に流れ込む電荷の量を抑制し、動作モード切り替わり時の電源ノイズを抑制している。
特開2005−175003号公報 特開2005−268694号公報 特開2001−358294号公報 "Measurement Results of On-chip IR-drop", K.Kobayashi et al., CUSTOM INTEGRATED CIRCUITS CONFERENCE, 2002, Proceedings of the IEEE 2002, volume, issue,2002 pp.521-524
しかしながら、半導体集積回路装置の電源経路は、経路の寄生成分に応じた共振周波数を有している。この共振周波数は、電源配線の寄生抵抗及び寄生容量、デカップリングコンデンサの容量、及びパッケージの寄生成分(例えば、インダクタンス成分L、容量成分C及び抵抗成分Rである)により決まる。また、共振周波数は、半導体集積回路装置に内蔵される回路ブロックの動作状態によって変動する。一方、半導体集積回路装置に内蔵される論理回路は外部から入力されるクロック信号で動作している。このクロック信号の周波数が電源の経路の共振周波数と一致してしまうと、電源ノイズが増大する問題がある。従来例1〜3では、クロック信号の周波数と共振周波数との関係を変更することができないため、クロック信号の周波数と電源経路の共振周波数とが一致してしまった場合に電源ノイズが増大する問題がある。
本発明の一態様は、電源ノイズを抑制する複数のデカップリングセルと、前記複数のデカップリングセルと電源配線とをそれぞれ接続する複数の電源スイッチと、前記電源配線から供給される電源に基づき動作する内部回路の動作状態により変化する前記電源ノイズの大きさに基づき前記複数の電源スイッチのうちオンさせる電源スイッチの個数を制御する制御回路と、を有する半導体集積回路装置である。
本発明にかかる半導体集積回路装置は、内部回路の動作状態に応じて変化する電源ノイズの大きさに応じて電源スイッチのオン・オフ状態を制御する。これによって、本発明にかかる半導体集積回路装置は、内部回路の動作状態に応じて電源配線の共振周波数を変更することができる。つまり、内部回路の動作状態の変化によって電源配線の共振周波数とクロック信号の周波数とが一致してしまうことを防止することができる。
本発明にかかる半導体集積回路装置によれば、内部回路の動作状態によらず電源配線の共振周波数に起因する電源ノイズの増加を防止することができる。
実施の形態1
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。本実施の形態にかかる半導体集積回路装置1のブロック図を図1に示す。半導体集積回路装置1は、チップの外周に入出力回路領域10を有し、その内側に内部回路形成領域11が形成される。内部回路形成領域11は、内部回路が形成される論理回路12a〜12c、デカップリングセル14a、14b、制御回路16を有する。
論理回路12a〜12cは、それぞれ周囲に電源スイッチ13a〜13cを有し、領域内に形成される論理回路に電源を供給する。論理回路は、供給される電源及び外部から入力されるクロック信号に基づき動作する。電源スイッチ13a〜13cは、導通した状態であれば論理回路に電源を供給し、遮断状態であれば論理回路への電源供給を停止する。電源スイッチ13a〜13cは、それぞれ電源制御回路(不図示)によって制御される。
デカップリングセル14a、14b(以下、場合に応じてこれらをデカップリングセル14と称す)は、容量素子であって、電源配線と接地配線との間に形成される。また、デカップリングセル14a、14bは、それぞれ周囲に電源スイッチ15a、15b(以下、場合に応じてこれらを電源スイッチ15と称す)を有する。電源スイッチ15a、15bは、制御回路16によって導通状態が制御される。電源スイッチ15a、15bは、導通した状態であれば低い抵抗値となり、電源配線とデカップリングセルを接続する。また、非導通状態であれば高い抵抗値となり、電源配線とデカップリングセルを実質的に切り離す。
制御回路16は、論理回路12a〜12cの動作状態とパッケージの寄生成分の情報を含むパッケージ情報とクロック信号の周波数の情報を含むクロック周波数情報とに基づき電源スイッチ15a、15bの導通状態を制御する。制御回路16から出力され、電源スイッチ15を制御する信号を本実施の形態ではスイッチ制御信号SCと称す。なお、パッケージ情報には、パッケージの寄生成分となるインダクタンス成分L、容量成分C、抵抗成分Rの値を含む。また、本実施の形態では、制御回路16は、メモリ20を有している。
ここで、デカップリングセル14及び電源スイッチ15の概略図を図2に示す。電源スイッチ15は、複数のスイッチ回路SWを有する。そして、複数のスイッチ回路SWはデカップリングセルの周囲に配置される。複数のスイッチ回路SWは、それぞれ電源配線VDDとデカップリングセルとの間に設けられる。また、複数のスイッチ回路SWは、それぞれスイッチ制御信号SCによって制御される。
次に、制御回路16のブロック図を図3に示す。図3に示すように、制御回路16は、メモリ20、共振周波数計算回路21、判定回路22、最適状態計算回路23、測定回路25、比較回路・判定回路26、スイッチ制御回路24を有する。メモリ20には、パッケージ情報とクロック周波数情報が予め格納される。共振周波数計算回路21は、パッケージ情報と論理回路の動作状態に応じて電源配線における共振周波数を計算する。なお、共振周波数計算回路21では、電源スイッチ15がすべて遮断状態(以下、オフ状態と称す)となっている場合における電源配線の共振周波数が計算される。判定回路22は、クロック周波数と共振周波数計算回路21が計算した共振周波数が一致しているか否かを判定する。
最適状態計算回路23は、判定回路22の判定結果に基づきオンさせる電源スイッチの数を計算する。より具体的には、最適状態計算回路23は、電源スイッチをいくつ導通した状態(以下、オン状態と称す)とすることでクロック周波数と電源配線の共振周波数がずれるかを計算する。スイッチ制御回路24は、最適状態計算回路23の計算結果又は測定回路25の測定結果に基づき、スイッチ制御信号SCを出力する。
測定回路25は、電源配線における電源ノイズの大きさを測定する。この測定回路は、交流的に電源ノイズを測定するものでも良く、直流的に電源ノイズを測定するものであっても良い。直流敵に電源ノイズを測定する回路としては、例えば、"Measurement Results of On-chip IR-drop", K.Kobayashi et al., CUSTOM INTEGRATED CIRCUITS CONFERENCE, 2002, Proceedings of the IEEE 2002, volume, issue,2002 pp.521-524(以下、非特許文献1と称す)に開示される測定回路がある。非特許文献1に開示される測定回路は、レベルシフタとフリップフロップ回路を有する。そして、レベルシフタで電源電圧が基準電圧以下となったことを検出し、フリップフロップで電源電圧が基準電圧以下となっている時間を測定する。つまり。非特許文献1に開示されている測定回路では、電源電圧の低下を測定することで電源ノイズの大きさを測定する。
比較回路・判定回路26は、比較回路26aと判定回路26bを含む。比較回路26aでは、電源スイッチを切り替えた前後で電源ノイズが増加したか又は減少したかを測定回路25の測定結果に基づき出力する。判定回路26bは、測定回路25が測定した電源ノイズが予め設定される基準値よりも大きいか否かを判定する。
ここで、半導体集積回路装置1における共振周波数について説明する。図4に共振周波数の計算に用いる等価回路の一例を示す。図4に示す例では、パッケージモデルとオンチップモデルが接続されている。パッケージモデルは、半導体集積回路装置1のパッケージの寄生成分の等価回路である。また、オンチップモデルは、半導体集積回路装置1に形成される回路の寄生成分を等価回路で示したものである。
パッケージモデルは、電源VDC、コイルL1、L2、容量C1、抵抗R1、R2を有している。電源VDCは、−端子が接地配線に接続されており、+端子に電源配線が接続される。電源配線には、コイルL1と抵抗R1が直列に接続されている。そして、電源配線は、コイルL1と抵抗R1を介してオンチップモデル側に電源電圧を伝達する。接地配線には、コイルL2と抵抗R2が直列に接続されている。そして、接地配線は、コイルL2と抵抗R2を介してオンチップモデル側に接地電圧を伝達する。また、容量C1は、接地配線と電源配線との間に接続される。
オンチップモデルは、抵抗R、容量C2、C3を有している。オンチップモデルでは、電源配線と接地配線にそれぞれ抵抗Rが挿入される。抵抗Rは電源スイッチに起因する抵抗成分である。容量C2、C3は電源配線と接地配線との間に接続される。容量C2は半導体集積回路装置1に形成された回路における容量成分であり、容量C2はデカップリングセルの容量成分である。
本実施の形態では、電源スイッチがオン状態である場合の抵抗値を0.1Ωとし、オフ状態の抵抗値を100Ωとし、コイルL1、L2のインダクタンスを3nH、容量C1の容量値を5pF、抵抗R1、R2の抵抗値を100mΩ、容量C2、C3の容量値を15nFとして、共振周波数を計算した。図6に示す等価回路における共振周波数の計算結果を図5に示した。図5に示すように、電源スイッチがオフ状態である場合、電源配線の共振周波数は17MHz程度である。これに対して、電源スイッチをオン状態とすると、共振周波数は11.5MHz程度に変化する。
ここで、論理回路12a〜12cも寄生容量を有しているため、電源スイッチ13a〜13bを制御して、論理回路12a〜12cの動作状態が変化した場合、電源配線の共振周波数が変化する。そして、共振周波数が変化した場合に変化後の共振周波数がクロック信号の周波数と一致してしまった場合、電源ノイズが増加する。そこで、本実施の形態では、デカップリングセル14に接続される電源スイッチ15を制御して、電源配線の共振周波数とクロック信号の周波数とをずらす。電源スイッチ15を制御した場合の共振周波数の変化の一例を図6に示す。
図6に示すように、論理回路12a〜12cが動作する動作モード1では、デカップリングセル14a、14bがともに電源スイッチ15a、15bにより切り離された状態であても、共振周波数1がクロック周波数とずれた位置にある。これに対して、論理回路12aが非動作状態であって、論理回路12b、12cが動作状態となる動作モード2では、デカップリングセル14a、14bがともに電源スイッチ15a、15bにより切り離された状態で共振周波数2がクロック周波数と一致してしまっている。そこで、本実施の形態では、動作モード2において、デカップリングセル14aに接続される電源スイッチ15aを導通した状態とすることで共振周波数をずらし、共振周波数2aとする。
続いて、本実施の形態における半導体集積回路装置1の動作を示すフローチャートを図7に示し、半導体集積回路装置1の動作について説明する。図7に示すように、本実施の形態では、まず、デカップリングセルのすべての電源スイッチをオフ状態とする(ステップS1)。続いて、共振周波数計算回路21がパッケージ情報と論理回路の動作状態とに基づき共振周波数の計算を行う(ステップS2)。なお、パッケージ情報及び論理回路の動作状態は、メモリ20に格納されているものを使用する。続いて、判定回路22がクロック周波数情報と共振周波数計算回路21が計算した共振周波数とが一致しているか否かを判定する(ステップS3)。
ステップS3の判定結果が一致(図中のYes)であった場合、最適状態計算回路23が共振周波数とクロック信号の周波数とがずれるように電源スイッチ15a、15bの最適状態を検索し、検索結果に基づきスイッチ制御回路24が電源スイッチ15a、15bを制御する(ステップS4)。一方、ステップS3において、判定結果が不一致(図中のNo)であった場合、ステップS5に進む。
ステップS5では、測定回路25が電源ノイズを測定する。続いて、測定回路25における電源ノイズの測定の完了を受けてスイッチ制御回路24がオフ状態の電源スイッチを一つオン状態に切り替える(ステップS6)。そして、再度、測定回路25が電源ノイズを測定する(ステップS7)。
その後、比較回路26aがステップS5で測定された電源ノイズの大きさとステップS7で測定された電源ノイズの大きさを比較する(ステップS8)。ステップS8における比較の結果、ステップS6におけるスイッチの切り替え後のほうが電源ノイズが減少していた場合、判定回路26bがステップS7で測定した電源ノイズと予め設定されている基準値を比較する(ステップS9)。
ステップS9における判定の結果、ステップS7で測定された電源ノイズが基準値以下であった場合は電源スイッチの制御を終了する。一方、ステップS9における判定の結果、ステップS7で測定された電源ノイズが基準値以上であった場合はステップS6に戻りオフ状態の電源スイッチをオン状態に切り替える。また、ステップS8において、ステップS6におけるスイッチの切り替え後のほうが電源ノイズが増加していた場合、ステップS6でオン状態とした電源スイッチをオフ状態に切り替えた後にスイッチ制御を終了する(ステップS10)。
上記説明より、本実施の形態にかかる半導体集積回路装置1では、論理回路の動作状態とクロック信号の周波数とに応じて電源スイッチ15のオン状態とオフ状態を切り替える。これによって、論理回路の動作状態に応じて電源配線の共振周波数が変化した場合であっても、デカップリングセル14によって、共振周波数とクロック信号の周波数とをずらすことができる。また、共振周波数とクロック信号の周波数とがずれることで、電源ノイズの増加を抑えて安定した回路の動作を得ることができる。
さらに、本実施の形態にかかる半導体集積回路装置1では、初期状態においてデカップリングセルに接続される電源スイッチ15をすべてオフ状態とする。そして、電源ノイズの大きさに応じて最低限の数だけ電源スイッチ15をオン状態とする。これによって、デカップリングセル14を介して流れるリーク電流を極力抑えることができる。なお、リーク電流の低減のために、半導体集積回路装置1の動作モードの変更のたびに図7に示す制御を実行することが好ましい。
つまり、本実施の形態にかかる半導体集積回路装置1によれば、電源配線の共振周波数とクロック周波数との関係に起因する電源ノイズの低減と、デカップリングセルに流れるリーク電流の増加の防止とが可能である。
実施の形態2
実施の形態2は、実施の形態1にかかる制御回路16の簡易な構成を示すものである。実施の形態2にかかる半導体集積回路装置2のブロック図を図8に示す。なお、実施の形態2において、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。図8に示すように、半導体集積回路装置2では制御回路16aを有している。制御回路16aは、外部からパッケージ情報及びクロック周波数情報が入力される。制御回路16aのブロック図を図9に示す。
図9に示すように、制御回路16aは、制御回路16からメモリ20、測定回路25、比較回路・判定回路26を除いたものである。制御回路16aにおいては、共振周波数計算回路21は、論理回路12a〜12cから直接動作モードを示す信号が入力される。また、共振周波数計算回路21には外部から直接パッケージ情報が入力され、判定回路22にも外部から直接クロック周波数情報が入力される。
半導体集積回路装置2の動作を示すフローチャートを図10に示す。図10に示すように、半導体集積回路装置2では、図7に示すステップS1〜ステップS4に対応するステップS11〜14を実行するのみである。つまり、半導体集積回路装置2では、測定回路25で測定される電源ノイズの大きさに応じて行われる電源スイッチ15の導通状態の補正を行わない。
上記説明より、実施の形態2にかかる半導体集積回路装置2は、半導体集積回路装置1に比べて電源ノイズの大きさによる電源スイッチの導通状態の補正は行わないものの、回路ブロックの削減による回路面積の縮小が可能である。電源ノイズの大きさに対して回路動作の余裕が大きい場合は、制御回路16aによる電源スイッチ15の制御であっても、共振周波数とクロック信号の周波数をずらすことは可能であるため、十分な電源ノイズ削減効果が得ることが可能である。
実施の形態3
実施の形態3にかかる半導体集積回路装置3のブロック図を図11に示す。半導体集積回路装置3は、複数の領域(図11のAREA1〜AREA4)に分割された内部回路形成領域を有している。そして、複数の領域のそれぞれに、複数のデカップリングセル14a〜14fと、制御回路16を有している。図11では、省略しているが、半導体集積回路装置3においても論理回路形成領域が複数形成されているものとする。なお、実施の形態3において、実施の形態1で説明した構成要素と同じ構成要素については、実施の形態1と同一の符号を付して説明を省略する。
また、実施の形態3は、制御回路16に対応して制御回路16を変形した制御回路16bを有する。制御回路16bのブロック図を図12に示す。図12に示すように、制御回路16bは、制御回路16から共振周波数計算回路21、判定回路22、最適状態計算回路23を削除したものである。制御回路16bでは、メモリ20に判定回路26bで用いられる基準値及び電源スイッチ15a〜15fの導通状態の情報が格納されている。
実施の形態1における説明より、半導体集積回路装置3は、論理回路の動作状態に応じて電源配線の共振周波数が変化する。実施の形態3では、論理回路の動作状態によって電源配線の共振周波数が変化し、クロック信号の周波数と電源配線の共振周波数との関係によって電源ノイズが基準値以上となった場合にのみ電源スイッチ15を制御する。
半導体集積回路装置3の動作を示すフローチャートを図13に示す。実施の形態3では、まず、デカップリングセルのすべての電源スイッチをオフ状態とする(ステップS21)。続いて、測定回路25が電源ノイズを測定する(ステップS22)。そして、スイッチ制御回路24が、測定回路25における電源ノイズの測定の完了を受けて、オフ状態の電源スイッチを一つオン状態に切り替える(ステップS23)。次に、測定回路25が再度電源ノイズを測定する(ステップS24)。
その後、比較回路26aがステップS22で測定された電源ノイズの大きさとステップS24で測定された電源ノイズの大きさを比較する(ステップS25)。ステップS25における比較の結果、ステップS24におけるスイッチの切り替え後のほうが電源ノイズが減少していた場合、判定回路26bがステップS22で測定した電源ノイズと予め設定されている基準値を比較する(ステップS26)。ステップS25における判定の結果、ステップS24で測定された電源ノイズが基準値以下であった場合は電源スイッチの制御を終了する。一方、ステップS26における判定の結果、ステップS24で測定された電源ノイズが基準値以上であった場合はデカップリングセルがすべてオン状態であるか否かをスイッチ制御回路24が判断する(ステップS27)。
ステップS27でデカップリングセル14がすべてオンであると判断された場合、電源スイッチ15の制御を終了する。一方、ステップS27でオフ状態の電源スイッチ15があると判断された場合は、ステップS23に戻る。また、ステップS25において、ステップS23におけるスイッチの切り替え後のほうが電源ノイズが増加していた場合、ステップS23でオン状態とした電源スイッチをオフ状態に切り替えた後にスイッチ制御を終了する(ステップS28)。
上記説明より、実施の形態3にかかる半導体集積回路装置3では、電源ノイズの大きさに応じて導通した状態とする電源スイッチ15の個数を制御する。また、実施の形態3においても、動作させるデカップリングセル14の個数によって共振周波数を変化させて電源ノイズを低減する。実施の形態3では、クロック信号の周波数と共振周波数が一致していたとしても、電源ノイズが基準値以上とならなければ電源スイッチはオン状態とならない。そのため、実施の形態3における電源ノイズの大きさに対するリーク電流の大きさは、他の実施例に比べて小さくなる。
また、実施の形態3では、内部回路形成領域を複数の領域に分割して、それぞれにデカップリングセル14及び制御回路16bを配置している。そのため、いずれかの論理回路が動作して、局所的に電源ノイズが増加した場合であっても、電源ノイズを低減する効果がある。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。例えば、測定回路については半導体集積回路装置の使用に応じて適宜変更することが可能である。
実施の形態1にかかる半導体集積回路装置のブロック図である。 実施の形態1にかかるデカップリングセルの概略図である。 実施の形態1にかかる制御回路のブロック図である。 実施の形態1にかかる半導体集積回路装置において共振周波数を計算するための等価回路図である。 実施の形態1における共振周波数の変化を示すグラフである。 実施の形態1における動作モードの変化に対する共振周波数の変化を示すグラフである。 実施の形態1にかかる半導体集積回路装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる半導体集積回路装置のブロック図である。 実施の形態2にかかる制御回路のブロック図である。 実施の形態2にかかる半導体集積回路装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる半導体集積回路装置のブロック図である。 実施の形態3にかかる制御回路のブロック図である。 実施の形態3にかかる半導体集積回路装置の動作を示すフローチャートである。 従来例2の半導体集積回路装置のブロック図である。
符号の説明
1〜3 半導体集積回路装置
10 入出力回路領域
11 内部回路形成領域
12a〜12c 論理回路
13a〜13b 電源スイッチ
14a〜14f デカップリングセル
15a〜15f 電源スイッチ
16、16a、16b 制御回路
20 メモリ
21 共振周波数計算回路
22 判定回路
23 最適状態計算回路
24 スイッチ制御回路
25 測定回路
26 比較回路・判定回路
26a 比較回路
26b 判定回路
SC スイッチ制御信号
SW スイッチ回路
VDC 電源
VDD 電源配線
VSS 接地配線

Claims (6)

  1. 電源ノイズを抑制する複数のデカップリングセルと、
    前記複数のデカップリングセルと電源配線とをそれぞれ接続する複数の電源スイッチと、
    前記電源配線から供給される電源に基づき動作する内部回路の動作状態により変化する前記電源ノイズの大きさに基づき前記複数の電源スイッチのうちオンさせる電源スイッチの個数を制御する制御回路と、
    を有する半導体集積回路装置。
  2. 前記制御回路は、パッケージの寄生成分と前記内部回路の動作状態に基づき共振周波数を計算する共振周波数計算回路と前記共振周波数とクロック信号の周波数に基づき前記複数の電源スイッチのうちオンさせる前記電源スイッチの個数を制御する請求項1に記載の半導体集積回路装置。
  3. 前記制御回路は、前記電源ノイズを測定する測定回路を有し、前記測定回路が測定した前記電源ノイズの大きさに応じてオンさせる前記電源スイッチの個数を変更する請求項1又は2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 前記制御回路は、前記測定回路が測定した電源ノイズの大きさが予め設定された基準値以上であった場合にオンさせる前記電源スイッチの個数を増加させる請求項3に記載の半導体集積回路装置。
  5. 前記制御回路は、オンさせる電源スイッチの数を増加させた場合に、前記測定回路が測定した電源ノイズの大きさが大きくなった場合にはオンさせる前記電源スイッチの個数を減少させる請求項3又は4に記載の半導体集積回路装置。
  6. 前記制御回路は、前記クロック信号の周波数及び前記パッケージの寄生成分の値を格納するメモリを有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の半導体集積回路装置。
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