JP2009098532A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 潤滑剤供給手段から像保持部材の表面に供給された潤滑剤を均し部材によって像保持部材の表面に適切に塗布させて、長期にわたって安定した画像形成が行えるようにする。
【解決手段】 像保持部材10からトナー像を転写させる位置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置に、像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置20と、像保持部材の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段30と、像保持部材の表面に端部41を当接させて像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材40とを設けた画像形成装置において、均し部材に導電性のシート部材を用い、この均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させると共に、均し部材の端部を像保持部材の表面に電気的に吸着させた。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機,プリンタ,ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置に係り、特に、トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させる位置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置に、像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置と、像保持部材の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、像保持部材の表面に端部を圧接させて像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材とが設けられた画像形成装置において、上記の潤滑剤供給手段から像保持部材の表面に供給された潤滑剤を均し部材により適切に塗布させて、長期にわたって安定した画像形成が行えるようにした点に特徴を有するものである。
複写機,プリンタ,ファクシミリ、これらの複合機などの画像形成装置においては、トナー像を保持して移動する像保持部材、例えば、トナー像が形成される感光体や、感光体に形成されたトナー像が転写される中間転写体において、このような像保持部材からトナー像を記録媒体や中間転写体等の被転写部材に転写させた後、この像保持部材の表面にクリーニングブレード等のクリーニング部材を圧接させて、この像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物を除去することが行われている。
ここで、上記のようにトナー像を転写させた後における像保持部材の表面にクリーニング部材を圧接させて、この像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物を除去する作業を長く続けると、クリーニング部材が摩耗してクリーニング性能が低下したり、また像保持部材の表面が摩耗して、像保持部材の寿命が短くなったりする等の問題があった。
このため、従来においては、トナー像を記録媒体等に転写させた像保持部材の表面に潤滑剤供給手段から金属石鹸等の潤滑剤を供給し、この潤滑剤により像保持部材の表面とクリーニング部材との間の摩擦抵抗を低減させると共に、像保持部材の表面の離型性を高め、像保持部材の表面に形成されたトナー像を上記の被転写部材に適切に転写させるようにすることが行われている。
そして、従来においては、上記のようにトナー像を被転写部材に転写させた像保持部材の表面に潤滑剤供給手段から潤滑剤を供給するにあたり、特許文献1に示されるように、固形潤滑剤からブラシロールによって潤滑剤を掻き取り、トナー像を転写させた後の像保持部材の表面にこのブラシロールを接触させて、掻き取った潤滑剤を像保持部材の表面に付与した後、この像保持部材の表面にクリーニング部材を圧接させて像保持部材の表面に付与された潤滑剤を塗布し、像保持部材の表面に潤滑剤の被膜を形成するようにしたものが提案されている。
しかし、このようにクリーニング部材によって像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物を除去する前に、像保持部材の表面にブラシロールを接触させて潤滑剤を付与するようにした場合、このブラシロールに像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物が付着して次第に蓄積し、これによりブラシロールにおける固形潤滑剤から潤滑剤を掻き取る能力が次第に低下し、像保持部材の表面に潤滑剤を適切に付与することができなくなるという問題があった。
また、従来においては、上記のように像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物がブラシロールに付着するのを抑制するため、特許文献2に示されるように、像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物をクリーニング部材によって除去した後、上記のブラシロールを接触させて像保持部材の表面に潤滑剤を付与し、その後、弾性体で板状に形成された均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させて、像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させるようにしたものが提案されている。
ここで、このように弾性体で板状に形成された均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて圧接させて、潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる場合において、像保持部材の表面に対する均し部材の端部の圧接力が弱いと、像保持部材の表面に供給された潤滑剤が被膜化されずに、潤滑剤が粒子の状態で均し部材の端部を通過するようになる。
そして、このように潤滑剤が粒子の状態で均し部材の端部を通過すると、この潤滑剤の粒子が像保持部材の表面に接触する帯電ローラ等に付着して、像保持部材の表面を適切に帯電させることができなくなったり、潤滑剤の粒子が現像装置内に混入してトナーの帯電不良が生じたりし、形成される画像に様々な不良が発生するという問題がある。
一方、像保持部材の表面に供給された潤滑剤が十分に被膜化されるように、像保持部材の表面に対する均し部材の端部の圧接力を強くした場合、上記の均し部材が次第に変形して永久ひずみが大きくなり、像保持部材の表面に対する均し部材の端部の圧接力を維持させることが困難になり、像保持部材の表面に供給された潤滑剤を十分に被膜化させることができなくなり、安定した画像形成が行えなくなるなどの問題があった。
また、上記のように均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させて、潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させるにあたり、像保持部材の表面に均し部材の端部を圧接させる長さ(ニップ幅)を大きくすることも考えられる。
しかし、このように像保持部材の表面に圧接させる均し部材のニップ幅を大きくする場合には、像保持部材の表面に対する均し部材の端部の圧接角が小さくなって、均し部材の端部が像保持部材の表面に対して腹当り状態になり、均し部材の端部によって潤滑剤を像保持部材の表面に十分に圧接させることが困難になり、潤滑剤が粒子の状態で均し部材の端部を通過して、像保持部材の表面に潤滑剤を適切に塗布させることができなくなるという問題があった。
特開2003−57996号公報 特開2006−251751号公報
本発明は、トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させる位置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置に、像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置と、像保持部材の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、像保持部材の表面に端部を圧接させて像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材とを設けた画像形成装置における上記のような問題を解決することを課題とするものである。
すなわち、本発明においては、上記のように均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させ、像保持部材の表面に供給された潤滑剤を均し部材によって像保持部材の表面に塗布させるにあたり、均し部材によって潤滑剤が像保持部材の表面に長期にわたって適切に塗布させ、良好な画像形成が長期にわたって安定して行えるようにすることを課題とするものである。
本発明においては、上記のような課題を解決するため、トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させる位置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置に、像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置と、像保持部材の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、像保持部材の表面に端部を圧接させて像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材とが設けられた画像形成装置において、上記の均し部材に導電性のシート部材を用い、この均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させると共に、上記の均し部材の端部を上記の像保持部材の表面に電気的に吸着させるようにした。
ここで、この発明の画像形成装置において、上記のように均し部材の端部を上記の像保持部材の表面に電気的に吸着させるにあたっては、上記の均し部材に対して、像保持部材の表面の帯電極性と逆極性の電圧を印加させるバイアス電源を設けるようにすることができる。
また、上記の均し部材としては、導電性ゴム等で構成されたシート部材を用いることができ、この均し部材の厚みを0.2〜1.5mmの範囲にすることが好ましい。
また、この均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させるにあたっては、この均し部材の端部を像保持部材の表面に電気的に吸着させる前の状態で、像保持部材の表面に対する均し部材の端部の圧接力を3〜20N/mの範囲にすることが好ましい。
また、本発明の画像形成装置においては、上記のクリーニング装置を潤滑剤供給手段よりも像保持部材の移動方向上流側の位置に設けることが好ましい。
本発明の画像形成装置においては、トナー像を転写させた後の像保持部材の表面に潤滑剤供給手段によって潤滑剤を供給し、このように潤滑剤が供給された像保持部材の表面に均し部材の端部を圧接させて、像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布するにあたり、均し部材に導電性のシート部材を用い、この均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させると共に、この均し部材の端部を上記の像保持部材の表面に電気的に吸着させるようにする。
このようにすると、均し部材の端部を像保持部材の表面に圧接させる力の他に、均し部材の端部を像保持部材の表面に電気的に吸着させる力が作用し、均し部材の端部を像保持部材の表面に圧接させる力を弱くしても、像保持部材の表面に供給された潤滑剤がこの均し部材により適切に圧接されて被膜化され、像保持部材の表面に潤滑剤が適切に塗布されるようになる。
また、上記のように均し部材の端部を像保持部材の表面に圧接させる力を弱くすることができるため、均し部材が次第に変形して永久ひずみが大きくなるのが防止され、この均し部材により潤滑剤が像保持部材の表面に長期にわたって適切に塗布され、良好な画像形成が長期にわたって安定して行えるようになる。
また、本発明の画像形成装置において、上記の均し部材の厚みを0.2〜1.5mmの範囲にし、またこの均し部材の端部を像保持部材の表面に電気的に吸着させる前の状態で、像保持部材の表面に対する均し部材の端部の圧接力を3〜20N/mの範囲にすると、像保持部材の表面に圧接させる均し部材のニップ幅を大きくして、潤滑剤を像保持部材の表面に適切に塗布させることができると共に、均し部材に永久ひずみが発生するのが一層抑制され、この均し部材によって潤滑剤を像保持部材の表面により長期にわたって適切に塗布できるようになる。
また、上記の画像形成装置において、転写後の像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物を除去するクリーニング装置を上記の潤滑剤供給手段よりも像保持部材の移動方向上流側の位置に設けると、像保持部材の表面に残留しているトナー等の残留物が潤滑剤供給手段に付着するのが防止され、潤滑剤供給手段により像保持部材の表面に潤滑剤が適切に供給されるようになる。
次に、この発明の実施形態に係る画像形成装置を添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明に係る画像形成装置は、下記の実施形態に示したものに限定されず、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態に係る画像形成装置においては、黄色,マゼンタ色,シアン色,黒色の異なった色彩のトナーを収容させた4つの現像装置11に対応させて、像保持部材となる4つの感光体ドラム10を設けている。
ここで、この画像形成装置において、フルカラーの画像形成を行うにあたっては、上記の各感光体ドラム10を回転させて、各感光体ドラム10の表面をそれぞれ帯電ローラからなる帯電装置12によって帯電させ、このように帯電された各感光体ドラム10に対して、それぞれ露光装置13により画像データに従った露光を行って、各感光体ドラム10の表面にそれぞれ静電潜像を形成する。
そして、このように静電潜像が形成された各感光体ドラム10に対して対応する各現像装置11からそれぞれ所定の色彩のトナーを各感光体ドラム10の静電潜像に供給して現像を行い、各感光体ドラム10の表面にそれぞれの色彩のトナー像を形成する。
次いで、上記の各感光体ドラム10に形成されたそれぞれの色彩のトナー像を、ローラ14に架け渡されて駆動される無端ベルト状になった中間転写体15にそれぞれローラ状になった一次転写装置16により順々に一次転写させて、この中間転写体15の上にフルカラーのトナー像を形成する。
そして、転写後の各感光体ドラム10の表面に残留しているトナー等の残留物をそれぞれ第1クリーニング装置20に導き、この第1クリーニング装置20に設けられたクリーニングブレート21を感光体ドラム10の表面に圧接させて、各感光体ドラム10の表面からそれぞれトナー等の残留物を除去させる。
次いで、このようにトナー等の残留物が除去された各感光体ドラム10の表面にそれぞれ潤滑剤供給手段30により潤滑剤を供給し、このように潤滑剤が供給された各感光体ドラム10の表面にそれぞれ均し部材40の端部を圧接させて、各感光体ドラム10の表面に供給された潤滑剤を各感光体ドラム10の表面に均一に塗布させる。
一方、上記のように中間転写体15の上に形成されたフルカラーのトナー像を、この中間転写体15によりローラ状になった二次転写装置17と対向する位置に導くと共に、この画像形成装置の下部に収容されたシート状の記録媒体Sを、送りローラ18により中間転写体15と二次転写装置17との間に導き、上記の二次転写装置17により中間転写体15の上に形成されたフルカラーのトナー像をこの記録媒体Sに二次転写させる。
その後は、このようにフルカラーのトナー像が転写された記録媒体Sを定着装置19に導いて、転写されたフルカラーのトナー像を記録媒体Sに定着させた後、このようにフルカラーのトナー像が定着された記録媒体Sを排紙させる。
また、記録媒体Sに転写されずに上記の中間転写体15に残ったトナー等の残留物を第2クリーニング装置50に導き、この第2クリーニング装置50に設けられたクリーニングブレード51を中間転写体15の表面に圧接させて、中間転写体15に残ったトナー等の残留物を中間転写体15から除去させる。
ここで、前記のように転写後における感光体ドラム10の表面に残留しているトナー等の残留物を第1クリーニング装置20によって除去した後、この感光体ドラム10の表面に潤滑剤供給手段30によって潤滑剤を供給するにあたり、この実施形態においては、図2に示すように、感光体ドラム10の表面に接触して回転するブラシローラ31に固形潤滑剤32をバネからなる押圧部材33により押圧させ、このブラシローラ31により固形潤滑剤32から掻き取った潤滑剤を上記の感光体ドラム10の表面に供給するようにしている。なお、このように潤滑剤を感光体ドラム10の表面に供給した後、このブラシローラ31に付着している粉塵等をブラシローラ31から掻き出すように、感光体ドラム10の表面に潤滑剤を供給した後のブラシローラ31に掻き出し部材(図示せず)を当接させるようにすることができる。
ここで、上記の潤滑剤としては、例えば、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸リチウム等の脂肪酸金属塩を用いることができる。
また、上記のブラシローラ31のブラシとしては、例えば、ナイロン、レーヨン、アクリル等の合成繊維で構成された導電性又は絶縁性のブラシを用いることができる。
また、上記のように潤滑剤が供給された感光体ドラム10の表面に均し部材40の端部を圧接させて、潤滑剤を感光体ドラム10の表面に塗布させるにあたっては、図2に示すように、導電性の支持部材41に導電性のシート部材で構成された均し部材40を保持させて、この均し部材40の端部を感光体ドラム10の移動方向と同方向に向けて感光体ドラム10の表面に圧接させると共に、バイアス電源42から上記の支持部材41を通して均し部材40に、感光体ドラム10の表面の帯電極性とは逆極性の電圧、例えば、感光体ドラム10の表面がマイナスに帯電される場合にはプラスの電圧を印加させて、上記の均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に電気的に吸着させるようにしている。
このようにすると、前記のように均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に圧接させる力の他に、均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に電気的に吸着させる力が作用し、均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に圧接させる力を弱くしても、感光体ドラム10の表面に供給された潤滑剤が均し部材40によって適切に圧接されて被膜化され、感光体ドラム10の表面に潤滑剤が適切に塗布される。また、上記の均し部材40が次第に変形して永久ひずみが大きくなるのも防止され、この均し部材40によって潤滑剤が感光体ドラム10の表面に長期にわたって適切に塗布されて、良好な画像形成が長期にわたって安定して行えるようになる。
ここで、上記の均し部材40としては、導電性ウレタンゴムなどの導電性の弾性材料で構成され、厚みが0.2〜1.5mmになったシート部材を用いることが好ましい。これは、均し部材40の厚みが0.2mm未満になると、この均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に電気的に吸着させるとしても、この均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に十分に圧接させることが困難になり、感光体ドラム10の表面に供給された潤滑剤が適切に塗布されずに、粒子の状態で均し部材40の端部を通過するおそれが生じるためである。一方、均し部材40の厚みが1.5mmを越えると、この均し部材40の曲げ剛性が強くなり、感光体ドラム10の表面に圧接させる均し部材10のニップ幅を大きくすることが困難になると共に、この均し部材40に永久ひずみが発生しやすくなるためである。
また、上記の均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に圧接させて、感光体ドラム10の表面に供給された潤滑剤がこの均し部材40によって適切に塗布されるようにするためには、この均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に電気的に吸着させる前の状態で、感光体ドラム10の表面に対する均し部材40の端部の圧接力を3〜20N/mの範囲にすることが好ましい。また、均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に電気的に吸着させた状態では、上記の圧接力と電気的な吸着力とを合わせた全体の圧接力が10〜40N/mの範囲になるようにすることが好ましい。
さらに、上記のように均し部材40の端部を感光体ドラム10の表面に圧接させるにあたり、感光体ドラム10の表面に供給された潤滑剤が、均し部材40の端部を簡単にすり抜けたり、逆にこの均し部材40によって強くせき止められたりするのを防止するため、感光体ドラム10の表面と均し部材40の端部とによって形成される楔部分の角度、すなわち感光体ドラム10の表面に対する均し部材40の端部の圧接角を10〜20°の範囲にすることが好ましい。
なお、この実施形態の画像形成装置においては、転写後の各感光体ドラム10の表面に残留しているトナー等の残留物を除去する上記の第1クリーニング装置20よりも感光体ドラム10の移動方向下流側において、感光体ドラム10の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段30と均し部材40とを設けるようにしたが、図示していないが、転写後の中間転写体15に残ったトナー等の残留物を除去する第2クリーニング装置30よりも中間転写体15の移動方向下流側において、上記のような潤滑剤供給手段と均し部材とを設けることも可能である。
次に、負帯電性の感光体ドラムを用いた市販の複写機(コニカミノルタ社製:Bizhub C450)を改造し、転写後の各感光体ドラムの表面に残留しているトナー等の残留物を除去する第1クリーニング装置よりも感光体ドラムの移動方向下流側に、上記のような潤滑剤供給手段を設けると共に、この潤滑剤供給手段よりも感光体ドラムの移動方向下流側に均し部材及びこの均し部材に電圧を印加させるバイアス電源を設けるようにした。
ここで、上記の潤滑剤供給手段においては、固形潤滑剤として、ステアリン酸亜鉛からなる潤滑剤を所定の形状に成形したもの用い、またブラシローラとしては、直径が6mmの金属ローラの外周に、基布厚みが0.5mmで、電気抵抗が108Ω、繊維太さが6デシテックス、繊維長が2.5mm、繊維密度が12万本/inch2になった導電性ナイロンブラシを設けたもの用いた。
一方、上記の均し部材としては、下記の表1に示すように、実施例1〜8及び比較例1,2においては、導電性ウレタンゴムで構成されて厚みが0.1〜2mmの範囲になったものを用い、また比較例3においては、非導電性ウレタンゴムで構成されて厚みが1mmの範囲になったものを用いた。
そして、各均し部材の端部を上記の支持部材から8mm突出させ、下記の表1に示すように、各均し部材の端部にバイアス電源から電圧を印加させる前の状態で、各均し部材の端部を感光体ドラムの表面に対して1〜30N/mの範囲の圧接力で圧接させると共に、上記のバイアス電源から均し部材に対して、実施例1〜8においては、感光体ドラムの帯電極性と逆極性の+100〜300Vの電圧を、比較例1では感光体ドラムの帯電極性と同極性の−300Vの電圧を、比較例2では電圧を印加させずにアースさせ、比較例3では電圧を印加させないようにした。
そして、上記のように均し部材の端部を感光体ドラムの表面に圧接させた実施例1〜8及び比較例1〜3の各画像形成装置を用いて耐刷試験を行い、形成された画像における縦スジ状の濃度ムラと中抜けの評価を行い、その結果を下記の表1に合わせて示した。
ここで、縦スジからなる濃度ムラについては、温度10℃、湿度15%RHの環境条件で、面積率がそれぞれ5%になった各色彩の文字画像(合計面積率20%)を4枚間欠で10万枚プリントした後、ハーフトーン画像をプリントし、プリントされたハーフトーン画像における縦スジ状の濃度ムラを調べた。
また、中抜けについては、温度30℃、湿度85%RHの環境条件で、面積率がそれぞれ5%になった各色彩の文字画像(合計面積率20%)を4枚間欠で10万枚プリントした後、シアンとマゼンタのトナーを用いて3dot(幅が約70μm)のブルーのライン画像をプリントし、ライン画像における中抜けを調べた。
そして、上記の濃度ムラ及び中抜けの評価については、全く問題ないレベルを◎、僅かに確認できるが実用上問題にならないレベルを○、画像上確認することできて少し問題になるレベルを△、画像上はっきり確認できて実用に適していないレベルを×で示した。
Figure 2009098532
この結果、導電性の均し部材に対して感光体ドラムの帯電極性と同極性の電圧を印加させた比較例1、導電性の均し部材に対して電圧を印加させずにアースさせた比較例2及び非導電性の均し部材を用いて電圧を印加させなかった比較例3の各画像形成装置においては、縦スジ状の濃度ムラが多く発生したのに対して、導電性の均し部材に対して感光体ドラムの帯電極性と逆極性の電圧を印加させた実施例1〜8の各画像形成装置においては、縦スジ状の濃度ムラの発生が抑制された。
また、実施例1〜8の各画像形成装置を比較した場合、均し部材の厚みが0.1mmで、電圧を印加させる前の感光体ドラムの表面への圧接力が1N/mになった実施例1の画像形成装置においては、縦スジ状の濃度ムラの発生が他の実施例のものよりも多くなっており、また均し部材の厚みが2mmで、電圧を印加させる前の感光体ドラムの表面への圧接力が30N/mになった実施例8の画像形成装置においては、中抜けの発生が他の実施例のものよりも多くなっていた。
これに対して、均し部材の厚みが0.2〜1.5mmの範囲で、電圧を印加させる前の感光体ドラムの表面への圧接力が3〜20N/mの範囲になった実施例2〜7の各画像形成装置においては、縦スジ状の濃度ムラや中抜けが殆ど発生していなかった。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置を示した概略説明図である。 同実施形態の画像形成装置において、感光体ドラムからトナー像を転写させる位置よりも感光体ドラムの移動方向下流側の位置に、感光体ドラムの表面に残留する残留物を除去する第1クリーニング装置と、感光体ドラムの表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、感光体ドラムの表面に端部を圧接させて像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材とを設けた状態を示した概略説明図である。
符号の説明
10 感光体ドラム(像保持部材)
11 現像装置
12 帯電装置
13 露光装置
14 ローラ
15 中間転写体
16 一次転写装置
17 二次転写装置
18 送りローラ
19 定着装置
20 第1クリーニング装置
21 クリーニングブレート
30 潤滑剤供給手段
31 ブラシローラ
32 固形潤滑剤
33 押圧部材
34 掻き出し部材
40 均し部材
41 支持部材
42 バイアス電源
50 第2クリーニング装置
51 クリーニングブレード
S 記録媒体

Claims (5)

  1. トナー像を保持して移動する像保持部材からトナー像を転写させる位置よりも像保持部材の移動方向下流側の位置に、像保持部材の表面に残留する残留物を除去するクリーニング装置と、像保持部材の表面に潤滑剤を供給する潤滑剤供給手段と、像保持部材の表面に端部を圧接させて像保持部材の表面に供給された潤滑剤を像保持部材の表面に塗布させる均し部材とが設けられた画像形成装置において、上記の均し部材に導電性のシート部材を用い、この均し部材の端部を像保持部材の移動方向と同方向に向けて像保持部材の表面に圧接させると共に、上記の均し部材の端部を上記の像保持部材の表面に電気的に吸着させたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、上記の均し部材の端部を像保持部材の表面に電気的に吸着させるにあたり、上記の均し部材に対して、像保持部材の表面の帯電極性と逆極性の電圧を印加させるバイアス電源を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置において、上記の均し部材の厚みが0.2〜1.5mmの範囲であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の画像形成装置において、上記の均し部材の端部を像保持部材の表面に電気的に吸着させる前の状態で、像保持部材の表面に対する均し部材の端部の圧接力を3〜20N/mの範囲にしたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の画像形成装置において、上記のクリーニング装置が、上記の潤滑剤供給手段よりも像保持部材の移動方向上流側の位置に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
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