JP2009097918A - 静電容量型センサ、および、その製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】センサ構造を大幅に小型化すること。接続配線数を極力減らしてノイズがのりにくい構造とし、所望の信号を正確に測定すること。
【解決手段】第1導電層と、第2導電層と、絶縁層とを有する第1の部材と、第1電極を有する第2の部材と、第2電極を有する第3の部材とを具え、第1の部材は、錘部と、該錘部を可動自在に支持する梁部と、該梁部に連接されかつ第2の部材と第3の部材との間に設けられた枠部とを有し、錘部と枠部とを電気的に絶縁した状態で構成し、枠部は、第2の部材の第1電極の接続用配線として用いられると共に第3の部材に電気的に接続され、錘部は、枠部に対して電気的に絶縁された状態で梁部を介して第3の部材に電気的に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、静電容量を検出する静電容量型センサ、および、その製造方法に関する。
図12は、従来のセンサの断面構造例を示す。
従来型のセンサ100は、部材101と、この部材101を上下方向(Z方向)から挟んだ部材102,103とからなるサンドイッチ構造とされている。
部材101は、導電体層101a,101b(Si)と、これら導電体層101a,101bに挟まれた絶縁層101cとから構成される。この部材101は、その中心部に設けられた錘104と、この錘104の周囲に設けられた柱105と、外周部に設けられた枠106(Siフレーム)とに分離された構造となっている。
上部の部材102には、錘104に対向した位置に第1電極107(Z+)が配置され、ビア構造とされた複数の穴108には、信号の検出を行うための電気的な配線109がなされている。
下部の部材103には、錘104に対向した位置に第2電極110(Z−)が配置されている。
このような構造とされたセンサ100において、慣性力により変位した錘104の位置の変化を、錘104に対向した第1および第2電極107,110によって静電容量の変化として検出する。この検出結果に基づいて、錘104の変位量から慣性力を測定している。
「SOIウェハを用いた5軸モーションセンサとその設計一手法」電学論E、126巻6号、2006年、p.261−p.268
図12に示したようなセンサ100の場合、上下の部材102,103にそれぞれ第1および第2電極107,110が設けられているが、センサを組み立てる上で、センサ外部に信号を取出せるように一方の部材102から他方の部材103へ電気的に接続を行う必要がある。
部材101の柱105は、そのような部材102と部材103との間での電気的な接続を行うために設けられたものであるが、この柱105はその構造上、絶縁層101cによって導電体層101a,101b間が絶縁された状態となっている。
そこで、従来のセンサ100においては、柱105を構成する下方側の導電体層101bをビア構造にして電極111を形成することによって、導電体層101a,101b間の導通を取る必要がある。
この場合、その錘104のサイズが大きくなればなるほど、信号強度は大きくなり、外部のノイズの影響を受けにくくなるが、その一方で、柱105を含んでいるため、センサのサイズが非常に大きくなる。
また、従来のセンサ100においては、錘104の電位と枠106の電位とを同一電位に設定しているため、枠106と電気的に分離された柱105を、一方の部材102から他方の部材103へ接続する必要があり、センサが大型化する。
さらに、柱105に形成するビア構造は、製造上安定した導通を行うために大きな面積が必要となり、その結果、柱105を小さくすることができずにセンサが大型化してしまう。
図13は、従来の信号検出機能と信号処理機能とを一体に搭載したセンサ200の一例を示す。
このセンサ200は、図12のセンサ100と、検出された信号の処理を行うための信号処理IC(集積回路)基板150とを樹脂モールドにより一体にして組込んだ構成例を示す。
この場合、センサ100と信号処理IC基板150とは、引出線160を通じて電気的に接続されているが、このように別体とされた構造では引出線160にノイズがのりやすく、必要な信号を正確に検出することができない。また、必要な信号を正確に検出するためには、錘104のサイズをある程度大きくして一定レベル以上の信号強度を得る必要があり、その結果、電子部品200のサイズがさらに大きくなり、装置全体の小型化を図ることができない。
そこで、本発明の目的は、小型化を図ることが可能な、静電容量型センサ、および、その製造方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、接続配線数を極力減らしてノイズがのりにくい構造とし、所望の信号を正確に検出することが可能な、静電容量型センサ、および、その製造方法を提供することにある。
本発明は、静電容量を検出するセンサであって、第1導電層と、第2導電層と、該第1導電層と該第2導電層との間に形成された絶縁層とを有する第1の部材と、前記第1の部材の前記第1導電層側の面に設けられ、静電容量を検出するための第1電極を有する第2の部材と、前記第1の部材の前記第2導電層側の面に設けられ、静電容量を検出するための第2電極を有する第3の部材とを具え、前記第1の部材は、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された錘部と、該錘部を可動自在に支持する梁部と、該梁部に連接されかつ前記第2の部材と前記第3の部材との間に設けられた枠部とを有し、前記枠部は、前記第2の部材の前記第1電極の接続用配線として用いられ、かつ、前記第3の部材に電気的に接続され、前記錘部は、前記枠部に対して電気的に絶縁された状態で、前記梁部を介して前記第3の部材に電気的に接続されたことを特徴とする。
前記第1の部材は、前記第1導電層としての第1シリコン層と、前記第2導電層としての第2シリコン層と、前記絶縁層としてのSiO2層とからなることを特徴とする。
前記枠部において、前記絶縁層の一部を外側面に沿って除去することによって、前記第1導電層と前記第2導電層とを電気的に接続したことを特徴とする。
前記第3の部材は、角速度を測定するために、前記錘部に単振動を付与する駆動用電極を有することを特徴とする。
前記第3の部材に設けられた前記第2電極は、複数の所定の軸方向の静電容量を検出するための複数の電極からなる特徴とする。
前記第3の部材は、前記検出された静電容量を処理するための信号処理機能を有する半導体集積回路基板からなることを特徴とする。
本発明は、静電容量型センサを製造する方法であって、第1導電層と、第2導電層と、該第1導電層と該第2導電層との間に形成された絶縁層とを有する第1の部材とを用いて、錘部と、該錘部を可動自在に支持する梁部と、該梁部に連接された枠部とを作成する工程と、前記第1の部材の前記第1導電層側の面に、静電容量を検出するための第1電極を有する第2の部材を取付ける工程と、前記第1の部材の前記枠部および前記錘部のそれぞれの領域において、前記絶縁層を一部除去して前記第1導電層と前記第2導電層とを電気的に接続するための接続用電極を形成する工程と、前記接続用電極が形成された前記第1の部材の前記第2導電層側の面に、静電容量を検出するための第2電極を有する第3の部材を取付ける工程とを具え、前記枠部は、前記第2の部材の前記第1電極の接続用配線として用いられ、かつ、前記第3の部材に電気的に接続され、前記錘部は、前記枠部に対して電気的に絶縁された状態で、前記第3の部材に電気的に接続されたことを特徴とする。
本発明によれば、第1導電層と、第2導電層と、絶縁層とを有する第1の部材と、第1電極を有する第2の部材と、第2電極を有する第3の部材とを具え、第1の部材は、錘部と、該錘部を可動自在に支持する梁部と、該梁部に連接されかつ第2の部材と第3の部材との間に設けられた枠部とを有し、錘部と枠部とを電気的に絶縁した状態で構成し、枠部は、第2の部材の第1電極の接続用配線として用いられると共に第3の部材に電気的に接続され、錘部は、枠部に対して電気的に絶縁された状態で梁部を介して第3の部材に電気的に接続されるようにしたので、従来のような柱構造が不要となり、センサ構造を大幅に小型化することができる。
また、本発明によれば、第3の部材を、信号処理機能を有する半導体集積回路基板として構成したので、従来のような外部への引出線が不要となり、接続配線数を極力減らしてノイズがのりにくい構造とし、所望の信号を正確に測定することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[第1の例]
本発明の第1の実施の形態を、図1〜図5に基づいて説明する。
<構成>
図1は、本発明に係る静電容量型センサ1の断面構造を示す。
静電容量型センサ1は、第1の部材2と、第2の部材3と、第3の部材4とから構成される。
第1の部材2は、第1導電層5と、第2導電層6と、第1,2導電層5,6間に形成された絶縁層7とを有する。この場合、第1の部材2は、第1導電層5として第1シリコン層を用い、第2導電層6として第2シリコン層を用い、絶縁層7としてSiO2層を用いたSOI(Silicon On Insulator)構造の基板として構成してもよい。
第2の部材3は、第1の部材2の第1導電層5側の面上に設けられている。この第2の部材3には、Z軸方向の静電容量を検出するための第1電極8(Z+)が形成されている。この第2の部材3としては、ガラス基板を用いることができる。
第3の部材4は、第1の部材2の第2導電層6側の面に設けられている。この第3の部材4には、複数の第2電極9が設けられている。これら複数の第2電極9の一部として、第1電極8(Z+)に対向した位置には、Z軸方向の静電容量を検出するための電極9a(Z−)が形成されている。この第3部材4としては、半導体基板を用いることができる。
第1の部材2は、錘部10と、梁部11と、枠部12とを有する。この場合、錘部10は、第1電極8と第2電極9との間に配置されている。梁部11は、錘部10を可動自在に支持しており、枠部12に連接されている。枠部12は、錘部10の周辺部に配置され、第2の部材3と第3の部材4との間に設けられている。
枠部12は、第2の部材3の第1電極8の接続用配線として用いられている。この場合、枠部12には、絶縁層7の一部をその外側面に沿って除去することによって、第1導電層5と第2導電層6とを電気的に接続するための接続電極20が取付けられている。これにより、枠部12は、接続電極20を介して第3の部材4に電気的に接続される。
錘部10は、枠部12に対して電気的に絶縁された状態となっている。この場合、錘部10は、梁部11の下面側に取付けられた接続電極21を介して第3の部材4に電気的に接続されている。
図2は、図1の底面側の第3の部材4の表面上における配線構造を示す平面図である。図3は、図1の上面側の第1の部材2からみた平面図である。
第3の部材4には、複数の第2電極9として、X,Y,Zの各軸方向の静電容量を検出するための電極9a,9b,9c,9d,9eが形成されている。電極9aは、中央に配置されており、前述したようにZ軸方向の静電容量を検出するための電極(Z−)である。一対の電極9b,9cは、X軸方向の静電容量を検出するための電極(X+,X−)である。一対の電極9d,9eは、Y軸方向の静電容量を検出するための電極(Y+,Y−)である。
接続部30は、電極パッドであり、枠部12に対向して、第3の部材4の外周領域に形成されている。この接続部30は、枠部12に取付けられた接続電極20と半田接続され、第1の電極8の電位となっている。
接続部31は、電極パッドであり、梁部11の下面側に取付けられた接続電極21と半田接続され、錘部10の電位となっている。
接続部32は、電極パッドであり、X,Y,Zの各軸方向の静電容量を検出するための電極9a,9b,9c,9d,9e内に設けられている。
また、この他に、第3の部材4には、角速度を測定するために、錘部10に単振動を付与する駆動用電極(図示せず)を形成してもよい。
<動作>
図4および図5は、本発明に係る静電容量型センサ1の動作を示す。
図4は、X方向(Y方向も同様)に力Fxが加わった場合における静電容量の変化を示す。
力Fxが加わると、錘部10が平衡状態から傾き、これに伴って、第3の部材4上に配置された第2の電極としての電極9b(X+)と錘部10との間の静電容量Cx+、および、電極9c(X−)と錘部10との間の静電容量間Cx−がそれぞれ変化する。この例では、静電容量Cx+の値が大となり、静電容量Cx−の値が小となって、これにより、X軸方向の力Fxの大きさを検出することができる。
図5は、Z方向に力Fzが加わった場合における静電容量の変化を示す。
力Fzが加わると、錘部10が平衡状態から傾き、これに伴って、第1の電極8(Z+)と錘部10との間の静電容量Cz+、および、第2の電極としての電極9b(Z−)と錘部10との間の静電容量Cz−がそれぞれ変化する。この例では、静電容量Cz+の値が大となり、静電容量Cz−の値が小となって、これにより、Z軸方向の力Fzの大きさを検出することができる。
このようにしてそれぞれ各軸毎に検出された静電容量Cx+,Cx−、Cy+,Cy−、Cz+,Cz−の変化値を、C−V変換装置を用いて電圧にそれぞれ変換することにより、加速度、角速度、コリオリ力を検出することが可能となる。
[第2の例]
本発明の第2の実施の形態を、図6〜図9に基づいて説明する。なお、前述した第1の例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
図6および図7は、静電容量型センサ1を製造する方法を示す。
まず、図6(a)〜(d)の各工程について説明する。
図6(a)の工程Aでは、第1の部材として、SOI(Silicon On Insulator)基板2を用意する。SOI基板2は、第1導電層としての第1シリコン層5と、第2導電層としての第2シリコン層6と、絶縁層としてSiO2層7とからなる。
図6(b)の工程Bでは、第1シリコン層5および第2シリコン層6の各表面に、静電容量の検出を行うためのギャップ40,41を形成する。
図6(c)の工程Cでは、ドライによるリアクティブ・イオン・エッチング(D−RIE)法を用いて、第1シリコン層5上のギャッブ40の一部分からSiO2層7の表面に到達するまで選択的なエッチングを行い、孔42を形成する。
図6(d)の工程Dでは、孔42の下方に位置するSiO2層7を選択的なエッチングによって除去し、錘部10を形成する。
以上の工程A〜工程Dにより、第1の部材2において、錘部10と、枠部12とが作成される。
次に、図7(a)〜(e)の各工程について説明する。
図7(a)の工程Eは、図6(d)の工程Dに続いて行われるものである。この工程Eでは、SOI基板2の第1シリコン層5の表面に、静電容量を検出するための第1電極8を有する第2の部材としてのガラス基板3を取付ける。この場合、陽極接合法を用いて、ガラス基板3を第1シリコン層5の枠部12に接合する。
図7(b)の工程Fでは、SOI基板2の第2シリコン層6の表面からSiO2層7の表面に到達するまで選択的なエッチングを行い、孔43を形成する。
図7(c)の工程Gでは、孔43の下方に位置するSiO2層7を選択的なエッチングによって除去し、梁部11を形成する。
図7(d)の工程Hでは、錘部10の孔43の位置に対応した第1シリコン層5、および、梁部11の第2シリコン層6に対して、それぞれ金属を蒸着して接続電極20,21,22を形成する。この場合、接続電極20は、枠部12において、SiO2層7の一部を外側面に沿って除去することによって、第1シリコン層5と第2シリコン層6とを電気的に接続する。
図7(e)の工程Iでは、接続電極21が形成された第2シリコン層6上に、静電容量を検出するための第2電極9を有する第3の部材としての半導体基板4を取付ける。この場合、半導体基板4上の接続部30,31に、接続電極20,21をそれぞれ対向配置して半田接続を行うことによって取付ける。
以上の工程E〜工程Iにより、錘部10と枠部12は、互いに電気的に絶縁された状態で、半導体基板4に電気的に接続されることになる。
また、枠部12は、ガラス基板3の第1電極8の接続用配線として用いられると共に、半導体基板4に接続電極20を介して電気的に接続される。
以上のように、錘部10と枠部12とを電気的に絶縁した状態で、枠自体を第2の部材2と第3の部材4との電気的接続配線として用いたので、従来のような柱構造が不要となり、センサ構造を大幅に小型化することができる。
<応用例>
図8および図9は、第3の部材4の製造方法の応用例を示す。
図8(a)の工程1では、第3の部材4として、検出された静電容量を処理するための信号処理機能を有する半導体集積回路基板(LSI基板)40を用意する。このLSI基板40上には、SiN層41と、ICパッド42とが予め形成されている。
図8(b)の工程2では、SiN層41上に、ポリイミド層43を形成する。
図8(c)の工程3では、ポリイミド層43上に、UBM(Under Bump Metal)44を形成する。
図8(d)の工程4では、再配線を行うために、UBM44上にレジスト膜45を部分的に塗布する。
図8(e)の工程5では、レジスト膜45以外のUBM44上に、銅の再配線めっき46を行う。
図8(f)の工程6では、レジスト膜45を除去する。
図9(a)の工程8は、図8(f)の工程6に続いて行われるものである。この工程6では、半田めっきを行うために、レジスト膜47を部分的に塗布する。
図9(b)の工程8では、レジスト膜47以外の孔部分に半田めっき48を行う。
図9(c)の工程9では、レジスト膜47を除去して、基板表面上に、銅の再配線めっき46と、半田めっき48とを露出させる。
図9(d)の工程10では、UBM44を除去して、ICパッド42を露出させる。
以上により、LSI基板40上に、ICパッド42と、銅の再配線めっき46と、半田めっき48とが形成される。銅の再配線めっき46は、図1の第2の電極9に対応する。半田めっき48は、図2の接続部31に対応する。ICパッド42は、図2の接続部30に対応する。
[第3の例]
本発明の第3の実施の形態を、図10および図11に基づいて説明する。なお、前述した各例と同一部分については、その説明を省略し、同一符号を付す。
図10は、静電容量の検出機能と信号処理機能とを有する静電容量型センサ1の構成例を示す。
静電容量型センサ1は、第1の部材としてのSOI基板2と、第2の部材としてのガラス基板3と、第3の部材としてのLSI基板40とから構成され、樹脂50により一体にモールドされている。
図11は、静電容量型センサ1の機能を説明する図である。
静電容量型センサ1は、信号検出部60と、信号処理部70とからなる。
信号検出部60は、SOI基板2とガラス基板3とにより構成され、各X,Y,Z軸方向の静電容量Cx+,Cx−、Cy+,Cy−、Cz+,Cz−の値をそれぞれ検出する。
信号処理部70は、LSI基板40により構成され、容量値を電圧値に変換するC−V変換部71と、加速度、角速度、コリオリ力の各種信号を測定する測定部72と、各種信号を測定するために、錘部10に単振動を付与する駆動部73とを備えている。
以上のように、第3の部材として信号処理機能を有するLSI基板40により構成したので、従来のような外部への引出線が不要となり、接続配線数を極力減らしてノイズがのりにくい構造とし、所望の信号を正確に測定することができる。
本発明の第1の実施形態である静電容量型センサの構造を示すものであり、図3のA−A’断面を示す断面図である。 図1の静電容量型センサにおける第3の部材の表面形状を示す平面図である。 図1の静電容量型センサにおける第2の部材からみた平面図である。 静電容量型センサの錘部における静電容量の検出原理を示す説明図である。 静電容量型センサの錘部における静電容量の検出原理を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態である静電容量型センサの製造方法を示す工程図である。 図6に続く静電容量型センサの製造方法を示す工程図である。 第3の部材をLSI基板として構成した場合の静電容量型センサの製造方法を示す工程図である。 図8に続く静電容量型センサの製造方法を示す工程図である。 本発明の第3の実施形態である信号処理機能を備えた静電容量型センサの構造を示す断面図である。 静電容量型センサの機能を示す説明図である。 従来のセンサの構造例を示す断面図である。 従来の信号処理機能を備えたセンサの一例を示す断面図である。
符号の説明
1 静電容量型センサ
2 第1の部材(SOI基板)
3 第2の部材(ガラス基板)
4 第3の部材(半導体基板)
5 第1導電層(第1シリコン層)
6 第2導電層(第2シリコン層)
7 絶縁層(SiO2層)
8 第1電極
9 第2電極
9a,9b,9c,9d,9e 電極
10 錘部
11 梁部
12 枠部
20,21,22 接続電極
30,31,32 接続部
40 半導体集積回路基板(LSI基板)
41 SiN層
42 ICパッド
43 ポリイミド層
44 UBM
45 レジスト膜
46 銅の再配線めっき
47 レジスト膜
48 半田めっき
50 樹脂
60 信号検出部
70 信号処理部
71 C−V変換部
72 測定部
73 駆動部
100 従来型のセンサ
101,102,103 部材
101a,101b 導電体層(Si)
101c絶縁層
104 錘
105 柱
106 枠
107 第1電極
108 穴
109 電気的な配線
100 センサ
110 第2電極
111 電極
150 信号処理IC基板
160 引出線
200 センサ

Claims (9)

  1. 静電容量を検出するセンサであって、
    第1導電層と、第2導電層と、該第1導電層と該第2導電層との間に形成された絶縁層とを有する第1の部材と、
    前記第1の部材の前記第1導電層側の面に設けられ、静電容量を検出するための第1電極を有する第2の部材と、
    前記第1の部材の前記第2導電層側の面に設けられ、静電容量を検出するための第2電極を有する第3の部材と
    を具え、
    前記第1の部材は、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された錘部と、該錘部を可動自在に支持する梁部と、該梁部に連接されかつ前記第2の部材と前記第3の部材との間に設けられた枠部とを有し、
    前記枠部は、前記第2の部材の前記第1電極の接続用配線として用いられ、かつ、前記第3の部材に電気的に接続され、
    前記錘部は、前記枠部に対して電気的に絶縁された状態で、前記梁部を介して前記第3の部材に電気的に接続されたことを特徴とする静電容量型センサ。
  2. 前記第1の部材は、前記第1導電層としての第1シリコン層と、前記第2導電層としての第2シリコン層と、前記絶縁層としてのSiO2層とからなることを特徴とする請求項1記載の静電容量型センサ。
  3. 前記枠部において、前記絶縁層の一部を外側面に沿って除去することによって、前記第1導電層と前記第2導電層とを電気的に接続したことを特徴とする請求項1又は2記載の静電容量型センサ。
  4. 前記第3の部材は、角速度を測定するために、前記錘部に単振動を付与する駆動用電極を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の静電容量型センサ。
  5. 前記第3の部材に設けられた前記第2電極は、複数の所定の軸方向の静電容量を検出するための複数の電極からなる特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の静電容量型センサ。
  6. 前記第3の部材は、前記検出された静電容量を処理するための信号処理機能を有する半導体集積回路基板からなることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の静電容量型センサ。
  7. 静電容量型センサを製造する方法であって、
    第1導電層と、第2導電層と、該第1導電層と該第2導電層との間に形成された絶縁層とを有する第1の部材とを用いて、錘部と、該錘部を可動自在に支持する梁部と、該梁部に連接された枠部とを作成する工程と、
    前記第1の部材の前記第1導電層側の面に、静電容量を検出するための第1電極を有する第2の部材を取付ける工程と、
    前記第1の部材の前記枠部および前記錘部のそれぞれの領域において、前記絶縁層を一部除去して前記第1導電層と前記第2導電層とを電気的に接続するための接続用電極を形成する工程と、
    前記接続用電極が形成された前記第1の部材の前記第2導電層側の面に、静電容量を検出するための第2電極を有する第3の部材を取付ける工程と
    を具え、
    前記枠部は、前記第2の部材の前記第1電極の接続用配線として用いられ、かつ、前記第3の部材に電気的に接続され、
    前記錘部は、前記枠部に対して電気的に絶縁された状態で、前記第3の部材に電気的に接続されたことを特徴とする静電容量型センサの製造方法。
  8. 前記第1の部材は、前記第1導電層としての第1シリコン層と、前記第2導電層としての第2シリコン層と、前記絶縁層としてのSiO2層とからなることを特徴とする請求項7記載の静電容量型センサの製造方法。
  9. 前記枠部において、前記絶縁層の一部を外側面に沿って除去することによって、前記第1導電層と前記第2導電層とを電気的に接続したことを特徴とする請求項7又は8記載の静電容量型センサの製造方法。
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