JP4353117B2 - 微小電子機械デバイスとその加工方法 - Google Patents

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本発明は、物理的力学量を感知する加速度センサやジャイロセンサのような物理センサなどの微小電子機械デバイスとその加工方法に関する。
従来より、物理量センサのような微小電子機械デバイスとして自動車等に搭載され各種の車両の運動制御に利用される加速度センサがあり、一般に加速度センサとしては、重り部と重り部に対向して備えられた電極面との間で構成される静電容量の変化を検出する静電容量式や、撓み部に加えられた機械的な歪みをピエゾ抵抗などによって電気抵抗の変化として検出するピエゾ抵抗式の半導体センサ等が知られている。
このような半導体センサは、シリコンの半導体基板を微細加工して構成されるセンサチップを、上下からガラス基板等で覆ったパッケージにより密封された微小電子機械デバイスとして形成されている。そして、このような微小電子機械デバイスの出力は、導体バンプなどによって実装されるプリント基板から取り出される。この取り出されたセンサ信号は、プリント基板から半導体集積回路(ASIC)に結合されて、静電容量―電圧変換、又は抵抗―電圧変換されて、加速度の大きさが電気信号として測定される。そして、このような物理センサにおける微小電子機械デバイスでは、測定物理量が微小であるため、特に、センサチップと基板の接合傾きにより、その特性に影響を受け易い。
従って、このような微小電子機械デバイスでは、デバイスの基板実装時におけるデバイスの取り付け姿勢によって、検出出力が大きく影響される。このため、バンプの高さのばらつきが生じ易い導体バンプによるバンプ接合においては、実装面におけるバンプの厚み(又は高さ)の状態が場所によって異なっているとセンサの姿勢精度が劣化され易くなる。同時に、このバンプの高さのばらつきは、微小電子機械デバイスに対する熱応力バランスを悪くし、接合信頼性の特性劣化につながるという問題があった。
以下に、従来の微小電子機械デバイスの例を図9を参照して説明する。図9(a)は、微小電子機械デバイスの断面を示し、(b)は同デバイスのバンプ接合される裏面を示す。
これらの図において、微小電子機械デバイス100は、シリコンの半導体基板に形成されたセンサチップ102と、このセンサチップ102を上下から覆って封止する上ガラス部101と台座ガラス部103により構成されている。センサチップ102は、加速度などの物理量により可動する可動部を設けて静電容量変化や抵抗変化を検出するセンサ構造体107を備え、そのセンサ出力は、台座ガラス部103に設けられた内部配線のスルーホール104を経て、バンプ接合される基板105から取り出される。
上記の従来例では、微小電子機械デバイス100とプリント基板105とは、導体バンプ106により接合される。しかしながら、このバンプ接合時において、半田等が溶解されて接合される導体バンプ106の厚みは、溶解液体の性質上必ずしも一様でなく、少なからず厚みに差を生じる。従って、センサチップ102とプリント基板105の平行性が悪くなり、微小な物理量を検出する必要のあるセンサの姿勢精度が劣化される虞があった。また、接合後のバンプの高さのばらつきにより、熱応力バランスが悪くなり、接合信頼性の特性劣化につながるという問題があった。
また、他の従来例として、例えば、特許文献1に示されるように、ベアチップの金属バンプ上に弾性導電接着材バンプを形成し、このベアチップを基板の電極上に押圧して、弾性導電接着材バンプと接しない位置、例えば、ベアチップの中央部の金属バンプの間に樹脂で形成された仮固定剤を供給し、ベアチップを加熱した状態で基板に押圧し、仮固定剤を硬化させ、ベアチップが基板に仮固定されるセンサモジュールが提案されている。
しかしながら、金属バンプの間に備えられた仮固定剤は、製造プロセス上設けられた動作確認等のための仮固定用の部材であり、樹脂材料で構成されて温度変形を伴うなど、ベアチップと基板の平行性を十分維持するものではない。従って、前記従来例と同様に、姿勢精度の劣化の虞や、バンプの高さのばらつきによる熱応力バランスの悪化などの問題を伴っていた。
特開2004−165414号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、バンプの高さのばらつきを抑えることによって、基板に対して平行を確保でき、実装傾きによる他軸感度発生を抑制することにより、センサの姿勢精度を高めてセンサ精度を向上することができると共に、熱応力バランスを良くして、接合信頼性の特性を向上することができる微小電子機械デバイスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、パッケージ封止された物理量を検出するセンサチップを備え、基板に対して、前記センサチップで検出される信号の取り出しと前記センサチップの固定とを、前記センサチップと基板間に配設される導体バンプにより行う微小電子機械デバイスにおいて、前記センサチップをパッケージ封止するための台座ガラス部を備え、前記台座ガラス部は、前記センサチップからのセンサ検出信号を通すスルーホールと、前記スルーホールの一端に設けられ前記導体バンプと接合するためのバンプ接合部と、前記バンプ接合部とは別の箇所で前記基板と面接合し、前記センサチップと前記基板との間隔を規定して両者の平行性を保つための少なくとも1箇以上の脚部と、を有するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記バンプ接合部を前記脚部よりも外側に配置したものである。
請求項3の発明は、請求項1に記載の発明において、前記脚部を、前記台座ガラス部とは別の部材で形成して該台座ガラス部に接合するものである。
請求項4の発明は、請求項1に記載の発明において、前記バンプ接合部に前記導体バンプを埋め込むためのバンプ窪みを設け、このバンプ窪みはテーパ面を持つものである。
請求項5の発明は、請求項4に記載の発明において、前記バンプ窪みの周辺に、前記導体バンプの接合時に溶解したバンプを逃がすための空洞を設けたものである。
請求項6の発明は、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記バンプ窪みのテーパ面を異方性エッチングにより形成するものである。
請求項7の発明は、請求項4又は請求項5に記載の発明において、前記バンプ窪みのテーパ面をブラスト加工により形成するものである。
請求項1の発明によれば、バンプの高さがばらついても、基板に対して平行性を確保でき、実装傾きによる他軸感度発生を抑制できることにより、センサの姿勢精度を高めてセンサ精度を向上することができる。また、熱応力バランスを良くすることができることにより、熱応力的に安定化され、高い接合信頼性を得ることができる。
請求項2の発明によれば、微小電子機械デバイスの中心部からバンプ接合部を遠ざけるため、バンプ接合部から伝播する熱応力をセンサチップ等が存在するデバイスの中心部まで伝播し難くでき、高い信頼性を確保することができる。
請求項3の発明によれば、微小電子機械デバイスの平面に、別の部品で精度よく脚部を形成して接合できるので、脚部を座グリなどで加工して、デバイス裏面に立体的に凹凸を設けて形成するよりも、脚部の厚みのばらつきが少なくできる。これにより半田厚みのばらつきも少なくでき、接合信頼性を向上することができる。
請求項4の発明によれば、導体バンプの接合面積を増加することができる。これにより、接合信頼性をさらに高くできる。
請求項5の発明によれば、バンプ接合時に、溶解したバンプを空洞に逃がすことができる。これにより、デバイスが基板から浮かなくなり、溶解後のバンプの高さのばらつきを少なくでき、熱応力的に安定した高い接合信頼性を得ることができる。
請求項6の発明によれば、バンプ窪みのテーパ面を異方性エッチングにより形成することにより、テーパ部を精度良く形成できる。これにより、バンプの厚みのばらつきを抑制し、接合信頼性を高めることができる。
請求項7の発明によれば、テーパ表面を粗く形成できるので、テーパ面の表面積を増加できるより、導体バンプの接合面積が増大でき、接合信頼性をさらに向上することができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る微小電子機械デバイス(以下、単にデバイスという)について図1及び図2を参照して説明する。図1は本実施形態によるデバイスの断面を示し、図2は、同デバイスの裏面の平面を示す。各図において、対応する部材には同一符号を付している。
このデバイス1は、シリコンの半導体基板に形成されたセンサチップ3と、このセンサチップ3を上下からカバーしてパッケージ封止する上ガラス部及び台座ガラス部4とにより構成される。センサチップ3は、半導体微細加工により形成され物理量により変化する静電容量や電気抵抗の検出を行うセンサ検出機能を持つ構造体7を備える。この構造体7は、加速度等の物理量を検出して、センサチップ3よりセンサ検出信号を出力する。台座ガラス部4は、センサチップ3からのセンサ検出信号を通すスルーホール6と、このスルーホール6の一端において導体バンプ8と接合する台座ガラス部4の裏面10に設けたバンプ接合部11と、バンプ接合部11とは別に基板5と接合する2箇所の脚部9a、9bとを備えている。また、台座ガラス部4のセンサチップ3との接合面には、空間12(図4a参照)が設けられ、通常の物理量ではセンサチップ3の構造体7が台座ガラス部4に接触しないように形成されている。導体バンプ8の材料は、例えば、半田、金、銀ペースト等である。
上記のように構成されたデバイス1において、センサチップ3により検出されたセンサ検出信号は、スルーホール6を通ってバンプ接合部11に導かれる。そして、導体バンプ8(例えば、半田)を挟んで、高温の中でデバイス1を基板5に押しつけて熱すると、半田が融解されてデバイス1と基板5が半田接合される。この時、デバイス1に設けた2つの脚部9a、9bにより、デバイス1のセンサチップ3と基板5の間隔は、脚部9a、9bの高さで規定されるので、両者は平行性を保つことができる。すなわち、脚部9a、9bで高さの位置決めを行うことにより、バンプの高さのバラツキが削減される。これにより、デバイス1のセンサチップ3と基板5との平行性が保たれ、実装傾きによるセンサの他軸感度発生が抑制され、センサの精度を向上できる。同時に、この平行性により、熱が均等に伝わり、熱応力的に均一した安定性が得られ、接合信頼性を高めることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係るデバイスについて図3を参照して説明する。図3は、本実施形態によるデバイスの裏面の平面を示す。本実施形態は、バンプ接合部とは別に基板と接合する4箇所の脚部を備えた点で前記実施形態と異なっている。
同図において、台座ガラス部4は、4隅の4箇所に脚部9c乃至9fを備えることにより、デバイス1と基板5との平行性を保つと共に、バンプの接合位置範囲を広く取ることができ、バンプ接合部11の位置設計の自由度が増し、基板5の接合用のパターン配線の設計もし易くなる。
次に、本発明の第3の実施形態に係るデバイスについて図4を参照して説明する。図4(a)は、は本実施形態によるデバイス1の断面を示し、(b)は、同デバイス1の裏面の平面を示す。このデバイス1は、台座ガラス部4の中心部側に脚部13を設け、脚部13の外側に導体バンプ8とバンプ接合部11を設けた点で前記実施形態と異なる。
このデバイス1においては、台座ガラス部4のセンサチップ3と接する面と台座ガラス部4の脚部13の底面とが平行に形成されている。従って、導体バンプ8によるバンプ接合部11と基板5との接合時に、脚部13を基板5に押しつけて接合することにより、台座ガラス部4と基板5とは傾くことなく接合される。また、脚部13の導体バンプ8側の側面に傾斜面14を設けて、接合時のバンプの流れる範囲を広くしている。
上記の構成により、センサチップ3と基板5との平行性が保たれ、実装傾きによるセンサの他軸感度発生が抑制され、センサの精度が向上する。さらに、バンプ接合部11を脚部13より外側に配置したことにより、センサチップ3の構造体7からバンプ接合部11の位置が遠ざかるため、バンプ接合部11から伝搬する熱応力が構造体7まで伝搬され難くなる。これにより、熱応力による構造体7における歪みの発生を防止することができ、接合信頼性をさらに高めることができる。
次に、本発明の第4の実施形態に係るデバイスについて、図5を参照して説明する。図5は、デバイス1の断面を示す。このデバイス1は、台座ガラス部4に形成される脚部を、台座ガラス部4とは別に形成して台座ガラス部4に接合した点で前記実施形態と異なる。
このデバイス1においては、台座ガラス部4自体に脚部は形成されておらず、別途、ガラスやセラミック材により逆台形型の脚部台15が形成され、この脚部台15が台座ガラス部4の裏面に接合されることにより、台座ガラス部4の脚部が構成されている。
上記の構成により、このデバイス1は、脚部として、台座ガラス部4とは別の部材で精度良く形成された脚部台15を用いることができるので、バンプ接合時のバンプの厚みのばらつきが少なくできる。従って、脚部を形成するために台座ガラス部4の裏面を座グリなどで加工し、立体的な凹凸にして形成する必要はなく、接合信頼性も向上することができる。また、脚部台15を金属部材等で構成すれば接合されるデバイスの放熱効果を高めることができる。
次に、本発明の第5の実施形態に係るデバイスについて、図6を参照して説明する。図6(a)及び(b)は、デバイス1のバンプ接合前の断面と、裏面を示し、(c)及び(d)は、デバイス1のバンプ接合後の断面と、裏面を示している。このデバイス1は、台座ガラス部4の裏面10のバンプ接合部11に導体バンプ接合用のバンプ窪み16を設け、このバンプ窪み16にテーパ面16aを持たせた点で前記実施形態と異なる。
このデバイス1は、台座ガラス部4の裏面10のバンプ接合部11に、導体バンプ8を埋め込む窪み又は溝となるテーパ面16aを持つバンプ窪み16が複数個設けられている。そして、バンプ窪み16のテーパ面16aを含む表面には、導体バンプ8と接合される導体バンプ下地17が形成されている。このように、バンプ窪み16にテーパ面16aを設けたことにより、導体バンプ8のバンプ接合部11との接合面積を実効的に増加させることができるため、より強固に接合され接合信頼性をさらに高くできる。
さらに、このバンプ窪み16の周辺には、導体バンプ8の接合時に溶解したバンプを逃がすための空洞18を設けている。この空洞18により、溶解したバンプを周辺に逃がすことができるため、バンプが盛り上がることがなくなる。これにより、接合時に台座ガラス部4が基板5に対し浮き上がらなくできるので、バンプの高さのばらつきを減少させることができ、実装傾きが防げてセンサ精度を向上できると共に、熱応力が均等化され、デバイスの安定性を良くすることができる。
次に、本発明の第6の実施形態に係るデバイスについて、図7を参照して説明する。図7は、デバイス1の断面を示す。このデバイス1は、バンプ窪み16のテーパ面16aを異方性エッチングにより形成した点で前記実施形態と異なる。
このデバイス1においては、バンプ窪み16のテーパ面16aが、プラズマ中の高速イオンを用いたドライエッチング等の直線性の良い異方性エッチングにより形成されている。従って、テーパ面16aを精度良く形成することができる。これにより、バンプ窪み16内での導体バンプ8の量を一定にでき、そのばらつきを抑えることができる。
次に、本発明の第7の実施形態に係るデバイスについて、図8を参照して説明する。図8(a)は、デバイス1の断面を示し、(b)は、(a)における点線で囲んだA部を拡大して示す。このデバイス1は、バンプ窪み16のテーパ面16aをブラスト加工により形成した点で前記実施形態と異なる。
このテーパ面16aをブラスト加工で形成することにより、テーパ面16aが粗化されてテーパ面16bのように粗く形成できるため、導体バンプ8とテーパ面16bとの結合面積が増加し、接合信頼性を高めることができる。
以上述べたように、本実施形態によるデバイス1によれば、バンプの高さのばらつきが少なくでき、基板5に対して平行性を確保できる。これにより、実装傾きによる他軸感度発生を抑制することができ、センサの姿勢精度を高めてセンサ精度を向上することができる。同時に、熱応力バランスを良くして、接合信頼性の特性を向上することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、バンプ接合部を脚部の外側に設けることにより、センサチップの構造体からバンプ接合部を遠ざけることにより、バンプ接合部から伝播する熱応力が構造体まで伝播し難くすることができ、高い接合信頼性を確保できる。
また、台座ガラス部4に形成されていた脚部を、台座ガラス部4とは別に形成して脚部台を構成することにより、脚部を座グリなどで加工し、立体的に凹凸を設けて形成するよりも、台座ガラス部4の裏面に別の部品で精度よく形成された脚部台を接合して、脚部とすることにより、脚部の厚みのばらつきが少なくなり、これによりバンプの厚みのばらつきを削減し、接合信頼性を向上することができる。さらに、この脚部台を金属部材で構成すれば接合されるデバイスの放熱効果を高めることができる。
また、バンプ接合部のバンプ窪みにテーパ面を設けることにより、導体バンプの接合面積が増えるため、接合信頼性をさらに高くすることができる。
また、バンプ窪みの周辺に、導体バンプの接合時に溶解したバンプを逃がすための空洞を設けることにより、バンプ接合時に、溶解したバンプによりセンサが基板から浮き上がることを防止でき、溶解後のバンプの高さのばらつきを減少することができる。従って、熱応力的に安定した高い接合信頼性を得ることができる。
また、バンプ窪みのテーパ面を異方性エッチングにより形成することにより、テーパ部を精度よく形成できる。これにより、バンプの厚みのばらつきを削減でき、接合信頼性を高めることができる。
さらに、バンプ窪みのテーパ面をブラスト加工で形成することにより、テーパ表面を粗く形成できるので、テーパ面の実効的な表面積を増加することができ、導体バンプの接合面積を増大させ、接合信頼性をさらに向上することができる。
本発明の第1の実施形態に係る微小電子機械デバイスの断面図。 上記デバイスの裏面図。 本発明の第2の実施形態に係る微小電子機械デバイスの裏面図。 (a)は本発明の第3の実施形態に係る微小電子機械デバイスの断面図、(b)は同デバイスの裏面の平面図。 本発明の第4の実施形態に係る微小電子機械デバイスの断面図。 (a)、(b)は本発明の第5の実施形態に係る微小電子機械デバイスのバンプ接合前の状態を示す断面図と裏面図、(c)、(d)はバンプ接合後の状態を示す断面図と裏面図。 本発明の第6の実施形態に係る微小電子機械デバイスの断面図。 (a)は本発明の第7の実施形態に係る微小電子機械デバイスの断面図、(b)は(a)のA部の拡大図。 (a)は従来の微小電子機械デバイスの断面図、(b)は同デバイスの裏面図。
符号の説明
1 微小電子機械デバイス
上ガラス部(パッケージ)
センサチップ
4 台座ラス(パッケージ)
5 基板
8 導体バンプ
9、13 脚部
15 脚部台(別の脚部)
11 バンプ接合部
16 バンプ窪み
16a、16b テーパ面
18 空洞

Claims (7)

  1. パッケージ封止された物理量を検出するセンサチップを備え、基板に対して、前記センサチップで検出される信号の取り出しと前記センサチップの固定とを、前記センサチップと基板間に配設される導体バンプにより行う微小電子機械デバイスにおいて、
    前記センサチップをパッケージ封止するための台座ガラス部を備え、
    前記台座ガラス部は、
    前記センサチップからのセンサ検出信号を通すスルーホールと、
    前記スルーホールの一端に設けられ前記導体バンプと接合するためのバンプ接合部と、
    前記バンプ接合部とは別の箇所で前記基板と面接合し、前記センサチップと前記基板との間隔を規定して両者の平行性を保つための少なくとも1箇以上の脚部と、を有することを特徴とする微小電子機械デバイス。
  2. 前記バンプ接続部を前記脚部よりも外側に配置したことを特徴とする請求項1に記載の微小電子機械デバイス。
  3. 前記脚部を、前記台座ガラス部とは別の部材で形成して該台座ガラス部に接合することを特徴とする請求項1に記載の微小電子機械デバイス。
  4. 前記バンプ接合部に前記導体バンプを埋め込むためのバンプ窪みを設け、このバンプ窪みはテーパ面を持つことを特徴とする請求項1に記載の微小電子機械デバイス。
  5. 前記バンプ窪みの周辺に、前記導体バンプの接合時に溶解したバンプを逃がすための空洞を設けたことを特徴とする請求項4に記載の微小電子機械デバイス。
  6. 前記バンプ窪みのテーパ面を異方性エッチングにより形成することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の微小電子機械デバイスの加工方法
  7. 前記バンプ窪みのテーパ面をブラスト加工により形成することを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の微小電子機械デバイスの加工方法
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