JP2009094123A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 半導体装置の製造方法に関し、トレンチ形成層或いはビア形成層の低誘電率性と機械的強度を確保するとともに、膜剥がれを防止する。
【解決手段】 基体上に所定の原料ガスを用いてSiOCを主成分とする第1の多孔質絶縁膜2を予め定めた所定の膜厚まで気相成長させたのち、同一チャンバー内において連続して所定の原料ガスにポロジェン前駆体を添加してポロジェン4を包含するSiOCを主成分とする第2の多孔質絶縁膜3を気相成長させ、次いで、第1及び第2の多孔質絶縁膜3に200nm〜400nmの波長の紫外線5を照射する。
【選択図】 図1

Description

本発明は半導体装置の製造方法に関するものであり、特に、デュアルダマシン型の埋込ビア及び/又は埋込配線層を形成する際にlow−k膜からなるトレンチ形成層とビア形成層との密着性を改善するための構成に特徴のある半導体装置の製造方法に関するものである。
従来、半導体装置の電極材料、配線材料としては、アルミニウムが広く実用されてきたが、近年の半導体装置の微細化や処理の高速化の要求に伴い、電極や配線の形成をアルミニウムで対応することは困難になってきている。
そのため、アルミニウムの次世代材料として、エレクトロマイグレーションに強く、比抵抗がアルミニウムより小さな銅を利用する試みが進められている。
一方、半導体装置の高速化のためには、配線・電極の低抵抗化とともに、寄生容量を低減するためには層間絶縁膜の低誘電率化が必要となり、低誘電率の層間絶縁膜としてポリアエーテル等の低誘電率の有機絶縁材料(例えば、ダウケミカル社登録商標SiLK)やポーラスシリカの採用が試みられている(例えば、特許文献1参照)。
特に、MSQ(メチルシルセスキオキサン)系誘電体材料或いはHSQ(水素シルセスキオキサン)系誘電体材料を用いた多孔質SiOC膜を用いてトレンチ形成層やビア形成層を形成することによって寄生容量の低減を図っている。
このような多孔質絶縁膜は機械的強度が低いために、多孔質SiOC膜を成膜後、100〜400nmの波長のUV処理を施すことによって、多孔質SiOC膜の機械的強度を向上させており、その際に、ポストUV処理を行うことによって誘電率を減少させている(例えば、特許文献2参照)。
ここで、図8及び図9を参照して、従来のデュアルダマシン工程を説明する。
図8参照
まず、シリコン基板に素子を形成したのち、素子に接続するWプラグを形成し、次いで、プラズマCVD法を用いてSiOC膜61を堆積させたのち、Wプラグを露出するように配線用トレンチを形成し、次いで、バリア膜を介してCuを埋め込み、CMP法によって不要部を除去することによって下層埋込配線62を形成する。
次いで、プラズマCVD法を用いてSiC膜からなるCuバリア膜63、ポーラスシリカからなるビア形成用絶縁膜64、SiCN膜からなるエッチングストッパー膜65、ポーラスシリカからなるトレンチ形成用絶縁膜66、及び、SiO2 膜からなるCMPストップ膜67を順次堆積させる。
次いで、レジストマスク68をマスクとしてフロロカーボン系のエッチングガスを用いたプラズマエッチングによって、エッチングストッパー膜65に達する凹部69を形成する。
次いで、レジストマスク68を除去したのち、新たなレジストマスク70を設け、再び、フロロカーボン系のエッチングガスを用いたプラズマエッチングによって、トレンチ形成用絶縁膜66に配線用トレンチ71を形成するとともに、ビア形成用絶縁膜64に下層埋込配線62に達するビアホール72を形成する。
次いで、レジストマスク68を除去したのち、配線用トレンチ71及びビアホール72をTaNからなるバリア膜73を介してCuメッキ層74で埋め込む。
図9参照
次いで、CMP法によって不要部を除去することによってCuビアプラグ77及びCu埋込配線76からなる埋込導体75を形成する。
次いで、再び、SiC膜からなるCuバリア膜78、ポーラスシリカからなるビア形成用絶縁膜79、SiCN膜からなるエッチングストッパー膜80、ポーラスシリカからなるトレンチ形成用絶縁膜81、及び、SiO2 膜からなるCMPストップ膜82を順次堆積させる。
次いで、再び、配線用トレンチ及びビアホールを形成したのち、配線用トレンチ及びビアホールをTaNからなるバリア膜83を介してCuメッキ膜で埋め込み、次いで、CMP法によって不要部を除去することによってCuビアプラグ86及びCu埋込配線85からなる埋込導体84を形成したのち、表面にSiC膜からなるCuバリア層87を設ける。
以降は、必要とする多層配線層数に応じて層間絶縁膜の堆積工程、配線用溝及びビアホールの形成工程、及び、ビア及び埋込配線の形成工程を繰り返すことによって半導体装置が完成する。
また、近年、半導体装置の集積度が高まるにつれて誘電率のさらなる低減が求められているが、従来の多孔質絶縁膜では誘電率と機械的強度満足させた配線構造を形成することが困難になっている。
そこで、多孔質誘電体材料にポロジェン(porogen)を添加して成膜することも提案されており(例えば、同じく特許文献2参照)、この場合、成膜後のUV処理でキュアしてポロジェンを気化させて空孔を形成することにより誘電率を低減させている。
なお、「ポロジェン」は、誘電体材料中に散在したポリマー粒子などの物質であり、UV照射によりポロジェンを構成する原子或いは分子が解離して気化し、その後に空隙或いは自由体積を生じさせるものである。
特開2004−071705号公報 特表2005−503673号公報
しかし、誘電率の低減とともに機械的強度も低減するため、多層配線を形成するとCMP(化学機械研磨)工程やボンディング工程における応力により低誘電率膜とその上下の絶縁膜との間で膜剥がれや、低誘電率膜のクラック等が発生し、多層配線の信頼性が悪化するという問題がある。
さらに、デュアルダマシン工程においては、エッチング加工精度を確保するために、ビア形成用絶縁膜とトレンチ形成用絶縁膜との間にエッチングストッパー層を設けており、成膜工程及びエッチング工程を余分に必要とするという問題がある。
このような問題を解決するためにエッチングストッパー層を除くと、ビア形成用絶縁膜とトレンチ形成用絶縁膜を同一の材料により連続して形成することができるため、成膜工程が簡素化されるとともに、ビア形成用絶縁膜とトレンチ形成用絶縁膜との間の膜剥がれの問題は発生しないものの、トレンチ形状がうまく形成できず配線の信頼性が保証できないという問題もある。
したがって、本発明は、配線用トレンチ或いはビアホールの低誘電率性と機械的強度を確保するとともに、膜剥がれを防止することを目的とする。
図1は本発明の原理的構成の説明図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
なお、図における符号1は下層導体である。
図1参照
上記課題を解決するために、本発明は、半導体装置の製造方法において、基体上に所定の原料ガスを用いてSiOCを主成分とする第1の多孔質絶縁膜2を予め定めた所定の膜厚まで気相成長させる工程と、同一チャンバー内において連続して所定の原料ガスにポロジェン前駆体を添加してポロジェン4を包含するSiOCを主成分とする第2の多孔質絶縁膜3を気相成長させる工程と、第1及び第2の多孔質絶縁膜3に200nm〜400nmの波長の紫外線5を照射する工程とを有することを特徴とする。
このように、骨格とするSiOCを形成するための同じ原料ガスを用いて、第1の多孔質絶縁膜2にはポロジェン4を含ませず、第2の多孔質絶縁膜3にはポロジェン4を含むように連続成長させることによって、同じ原料ガスを用いた連続成長となるので、第1の多孔質絶縁膜2と第2の多孔質絶縁膜3との密着性を改善することができる。
なお、基体(body)とは、基板自体、基板上に形成した成長層、或いは、基板上にに形成した絶縁膜等を意味する。
また、第2の多孔質絶縁膜3中にポロジェン4の抜けた空孔6を形成しているのでさらなる低誘電率化が可能になるとともに、第1の多孔質絶縁膜2に対して選択エッチング性を持たせることができ、したがって、第1の多孔質絶縁膜2と第2の多孔質絶縁膜3との間にエッチングストッパーを設けることなしに、第2の多孔質絶縁膜3に設けるトレンチのエッチング形状を再現性良く形成することができる。
この場合、紫外線5を照射して第2の多孔質絶縁膜3中に形成したポロジェン4の抜けた空孔6の平均直径を10nm以下にすることが望ましく、それによって、水分など外部からガスが進入して誘電率が上昇することを抑制することができる。
この場合の空孔6の平均直径は、ポロジェン前駆体の原子数に依存するので、原子数の少ないポロジェン前駆体を用いれば良い。
なお、空孔6があまり小さすぎると、元々多孔質である第2の多孔質絶縁膜3中に空孔6を設ける必要がなくなるので、0.5nm以上であることが望ましい。
この場合、紫外線5照射後における第2の多孔質絶縁膜3の比誘電率が2.4以下であり、且つ、第1の多孔質絶縁膜2の比誘電率が3.0未満であることが望ましい。
なお、これらの比誘電率は低ければ低いほうが望ましいが、現実には使用する材料による限界がある。
また、第1の多孔質絶縁膜2の成長工程において流す総ガス流量と、第1の多孔質絶縁膜2の成長工程において流す総ガス流量を同じにすることが望ましく、それによって、第2の多孔質絶縁膜3の初期成膜が安定になるので、第2の多孔質絶縁膜3の成膜方向の特性を均一にすることができる。
また、紫外線5照射工程を500Torr以下の減圧状態で行うことが望ましく、それによって、ポロジェン4を効果的に解離させて除去することができるので、空孔6を安定して形成することができる。
なお、あまり気圧が低いと基体の加熱が効率的でなくなるので、0.1Torr以上であることが望ましい。
また、紫外線5照射工程における基体の温度は300℃〜450℃とすることが望ましく、300℃未満の場合には加熱による効果が充分に得られず、一方、450℃を超えると、下層に形成しているCu配線層が再結晶化して、エレクトロマイグレーション耐性が低下する。
また、空孔6を形成したのちは、第1の多孔質絶縁膜2をエッチング停止層として第2の多孔質絶縁膜3に配線形成用溝を形成する工程と、第1の多孔質絶縁膜2にビアホールを形成する工程と、ビアホール及び配線形成用溝を導電体により完全に埋め込む工程と、埋め込んだ導電体の表面を平坦化処理して埋込配線とビアとを同時形成する工程とを行うことによって、デュアルダマシン工程を構成することができる。
本発明では、多孔質絶縁膜とポロジェンを含む多孔質絶縁膜を連続して成長させているので、膜剥がれが発生することがなく、且つ、エッチングストッパーを用いることなくトレンチ形状を制御性良く形成することができる。
ここで、図2乃至図4を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図2参照
まず、MOSFET等の素子が形成された半導体基板上に下地絶縁膜を介して下層導体11を形成したのち、下層導体11上にプラズマCVD法を用いてSiOCを主成分とする多孔質のビア形成用絶縁膜12を予め定めた所定膜厚まで成長させたのち、引き続いて、SiOCを主成分とするとともにポロジェン14を含む多孔質のトレンチ形成用絶縁膜13を成長させる。
このプラズマCVD工程における原料ガスとしては、SiOC骨格形成用ガスとしてSiOCの前駆物質である、テトラメチルシクロテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン等を用い、また、ポロジェン14をトレンチ形成用絶縁膜13に含有させるためのポロジェン前駆体としてはアダバンタノール、アダバンタンカルボキシリックアシッド、アダバンタンメタノール等を用いる。
この時の成膜条件は、基板温度を250〜300℃とし、成長雰囲気ガス圧を5〜10Torrとし、キャリアガスとしてHeガスを用いる。
なお、ポロジェン前駆体を構成する原子数が少ないほどポロジェン14のサイズも小さくなり、ポロジェン14が抜けたあとの空孔の平均直径を10nm以下にするためには、ポロジェン前駆体として原子数が50個以下のポロジェン前駆体を用いる必要がある。
図4参照
図4は、プラズマCVD工程におけるガス流量の説明図であり、トレンチ形成用絶縁膜13の成膜工程においては、ビア形成用絶縁膜12の成膜工程における総ガス流量と同じになるように、ポロジェン前駆体の導入量に応じてSiOC骨格形成用ガスの導入量を減ずる。
再び、図2参照
次いで、基板温度を300℃〜450℃とし、500Torr以下の減圧雰囲気下で、200nm〜400nmの波長の紫外線15を照射して、ポロジェン14を解離させて気化させて除去し、その抜けあとに空孔16を形成する。
この時、トレンチ形成用絶縁膜13は空孔16が形成されることによって、比誘電率が2.4以下になる。
また、ビア形成用絶縁膜12も紫外線15により架橋反応が進行して機械的強度が高まるが、紫外線15の波長を200nm〜400nmにしているので、比誘電率が殆ど上昇することはなく、3.0未満となる。
次いで、レジストマスク17をマスクとして、トレンチ形成用絶縁膜13に凹部18を形成する。
この時、CH4 系ガスを用いてエッチングすることによって、ビア形成用絶縁膜12に対するエッチングレートが大きいので、エッチングストッパーを用いることな凹部18を所定の深さに形成することができる。
図3参照
次いで、レジストマスク19をマスクとして、He/H2 系ガスを用いてエッチングすることによって、配線用トレンチ20とビアホール21とを形成する。
次いで、TaN膜22とCu埋込層23とを順次堆積させて配線用トレンチ20とビアホール21を埋め込んだのち、CMP法で表面を平坦化することによって、埋込配線24とビアプラグ25とを同時に形成する。
以上を前提として、次に、図5乃至図7を参照して、本発明の実施例1のデュアルダマシン工程を説明する。
図5参照
まず、シリコン基板に素子を形成したのち、素子に接続するWプラグを形成し、次いで、プラズマCVD法を用いてSiOC膜31を堆積させたのち、Wプラグを露出するように配線用トレンチを形成し、次いで、バリア膜を介してCuを埋め込み、CMP法によって不要部を除去することによって下層埋込配線32を形成する。
次いで、例えば、25nmで比誘電率が3.5程度のSiC膜からなるCuバリア膜33を成膜したのち、プラズマCVD法を用いて、原料ガスとなるテトラメチルシクロテトラシロキサンを例えば、200sccm流して、例えば、500Pa(≒3.75Torr)の圧力下において、400℃の基板温度において、SiOC膜からなるビア形成用絶縁膜34を100〜200nm、例えば、150nmの厚さに堆積させる。
次いで、引き続いて、テトラメチルシクロテトラシロキサンの流量を減ずるとともに、ポロジェン前駆体であるアダバンタンメタノールを100sccm流し、総ガス流量が200sccmと同じになるようにして、ポロジェン36を含んだSiOC膜からなるトレンチ形成用絶縁膜35を例えば、150nmの厚さに堆積させる。
次いで、基板温度を300℃〜450℃、例えば、400℃とし、500Torr以下、例えば、100Torrの減圧雰囲気下で、200nm〜400nm、例えば、254nmの波長の紫外線37を照射して、ポロジェン36を解離させて気化させて除去し、その抜けあとに空孔38を形成する。
この時、トレンチ形成用絶縁膜35は空孔38が形成されることによって、その比誘電率は例えば、2.2となる。
また、ビア形成用絶縁膜34も紫外線37が照射されることによって、架橋反応が進んで機械的強度が増すが、比誘電率は2.9程度であり、殆ど上昇することがない。
図6参照
次いで、SiO2 膜からなるCMPストップ膜39を、例えば、60nmの厚さに堆積させたのち、レジストマスク40をマスクとして、まず、SiO2 膜からなるCMPストップ膜39の露出部をエッチングしたのち、CF4 系ガスを用いたRIEを施すことによりビア形成用絶縁膜34に達する凹部41を形成する。
次いで、レジストマスク40を除去したのち、新たに設けたレジストマスク42をマスクとしてCF4 系ガスを用いたRIEを施すことによりトレンチ形成用絶縁膜35及びビア形成用絶縁膜34をエッチングして配線用トレンチ43及びビアホール44を形成する。
次いで、バリア材料として厚さが、例えば、15nmのTaN膜45と、厚さが、例えば、50nmのCuシード(図示は省略)をスパッタ(PVD)法で堆積し、更に、配線材料として、メッキ法を用いて膜厚が例えば、500nmのCu膜46を成膜する。
なお、図においては、CuシードとCu膜46を合わせてCu膜46として図示している。
図7参照
次いで、CMP法を用いて、CMPストップ膜39上の不要な部分のCu膜46及びTaN膜45を研磨除去して、ビアホール44及び配線用トレンチ43内に埋込配線47とビアプラグ48とを同時形成する。
次いで、同じ工程を繰り返し、Cuバリア膜49、ビア形成用絶縁膜50、トレンチ形成用絶縁膜51、及び、CMPストップ膜52を順次堆積させたのち、配線用トレンチ及びビアホールを形成し、この配線用トレンチ及びビアホールをTaN膜53とCu膜54で埋め込み、次いで、CMP法により平坦化することによって、埋込配線55とビアプラグ56を形成し、次いで、再び、Cuバリア膜57を形成する。
以降は、必要とする多層配線層数に応じて層間絶縁膜の堆積工程、配線用トレンチ及びビアホールの形成工程、及び、ビア及び埋込配線の形成工程を繰り返すことによって半導体装置が完成する。
このように、本発明の実施例1においては、ビア形成用絶縁膜とトレンチ形成用絶縁膜を連続して、また、骨格を形成する材料を同じ材料で形成しているので、ビア形成用絶縁膜とトレンチ形成用絶縁膜との密着性が良好になるので、空孔を有する低誘電率膜を形成しても膜剥がれが発生することがない。
また、空孔の有無によって、ビア形成用絶縁膜とトレンチ形成用絶縁膜との間にエッチング選択性を持たせることができるので、両者の間にエッチングストッパーを介在させる必要がなくなる。
以上、本発明の実施の形態及び実施例を説明してきたが、本発明は実施の形態及び実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、ビア及び埋込配線をCuによって形成しているが、Cuに限られるものではなく、Cu−AlやCu−Si等のCuを主成分とする合金にも適用されるものであり、さらには、AlやAg等のCu以外の金属、或いは、TiNやTaN等の金属窒化物にも適用されるものである。
また、上記の実施例においては、バリアメタルとしてTaNを用いているが、TaNに限られるものではなく、Ta膜を用いても良いものであり、さらには、W膜、WN膜、WSiN膜、Ti膜、TiN膜、TiSiN膜を用いても良い。
また、上記の実施例においては、ポロジェンを解離させるとともに、ビア形成用絶縁膜の機械的強度を高めるために254nmの紫外線を照射しているが、254nmに限られるものではなく、他の波長の紫外線を照射しても良いものであり、200nm〜400nmの範囲であれば良い。
ここで再び図1を参照して、本発明の詳細な特徴を改めて説明する。
再び、図1参照
(付記1) 基体上に所定の原料ガスを用いてSiOCを主成分とする第1の多孔質絶縁膜2を予め定めた所定の膜厚まで気相成長させる工程と、同一チャンバー内において連続して前記所定の原料ガスにポロジェン前駆体を添加してポロジェン4を包含するSiOCを主成分とする第2の多孔質絶縁膜3を気相成長させる工程と、前記第1及び第2の多孔質絶縁膜3に200nm〜400nmの波長の紫外線5を照射する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 前記紫外線5を照射する工程が、前記第2の多孔質絶縁膜3中に前記ポロジェン4の抜けた空孔6を形成する工程であって、前記ポロジェン4の抜けた空孔6の平均直径を10nm以下にすることを特徴とする付記1記載の半導体装置の製造方法。
(付記3) 前記紫外線5照射後における前記第2の多孔質絶縁膜3の比誘電率が2.4以下であり、且つ、前記第1の多孔質絶縁膜2の比誘電率が3.0未満であることを特徴とする付記1または2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4) 前記第1の多孔質絶縁膜2の成長工程において流す総ガス流量と、前記第1の多孔質絶縁膜2の成長工程において流す総ガス流量を同じにすることを特徴とする付記1乃至3のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5) 前記紫外線5照射工程を500Torr以下の減圧状態で行うことを特徴とする付記1乃至4のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6) 前記紫外線5照射工程における前記基体の温度を、300℃〜450℃とすることを特徴とする付記1乃至5のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7) 前記第1の多孔質絶縁膜2をエッチング停止層として前記第2の多孔質絶縁膜3に配線形成用溝を形成する工程と、前記第1の多孔質絶縁膜2にビアホールを形成する工程と、前記ビアホール及び配線形成用溝を導電体により完全に埋め込む工程と、前記埋め込んだ導電体の表面を平坦化処理して埋込配線とビアとを同時形成する工程とを有することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1に記載の半導体装置の製造方法。
本発明の活用例としては、高集積度半導体装置の多層配線構造が典型的なものであるが、半導体装置における配線構造に限られるものではなく、強誘電体を用いた光デバイスの配線接続構造等としても適用されるものである。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施の形態の途中までの製造工程の説明図である。 本発明の実施の形態の図2以降の製造工程の説明図である。 プラズマCVD工程におけるガス流量の説明図である。 本発明の実施例1のデュアルダマシン工程の途中まで説明図である。 本発明の実施例1のデュアルダマシン工程の図5以降の途中まで説明図である。 本発明の実施例1のデュアルダマシン工程の図6以降の説明図である。 従来のデュアルダマシン工程の途中までの説明図である。 従来のデュアルダマシン工程の図8以降の説明図である。
符号の説明
1 下層導体
2 第1の多孔質絶縁膜
3 第2の多孔質絶縁膜
4 ポロジェン
5 紫外線
6 空孔
11 下層導体
12 ビア形成用絶縁膜
13 トレンチ形成用絶縁膜
14 ポロジェン
15 紫外線
16 空孔
17 レジストマスク
18 凹部
19 レジストマスク
20 配線用トレンチ
21 ビアホール
22 TaN膜
23 Cu埋込層
24 埋込配線
25 ビアプラグ
31 SiOC膜
32 下層埋込配線
33 Cuバリア膜
34 ビア形成用絶縁膜
35 トレンチ形成用絶縁膜
36 ポロジェン
37 紫外線
38 空孔
39 CMPストップ膜
40 レジストマスク
41 凹部
42 レジストマスク
43 配線用トレンチ
44 ビアホール
45 TaN膜
46 Cu膜
47 埋込配線
48 ビアプラグ
49 Cuバリア膜
50 ビア形成用絶縁膜
51 トレンチ形成用絶縁膜
52 CMPストップ膜
53 TaN膜
54 Cu膜
55 埋込配線
56 ビアプラグ
57 Cuバリア膜
61 SiOC膜
62 下層埋込配線
63 Cuバリア膜
64 ビア形成用絶縁膜
65 エッチングストッパー膜
66 トレンチ形成用絶縁膜
67 CMPストップ膜
68 レジストマスク
69 凹部
70 レジストマスク
71 配線用トレンチ
72 ビアホール
73 バリア膜
74 Cuメッキ層
75 埋込導体
76 Cu埋込配線
77 Cuビアプラグ
78 Cuバリア膜
79 ビア形成用絶縁膜
80 エッチングストッパー膜
81 トレンチ形成用絶縁膜
82 CMPストップ膜
83 バリア膜
84 埋込導体
85 Cu埋込配線
86 Cuビアプラグ
87 Cuバリア膜

Claims (5)

  1. 基体上に所定の原料ガスを用いてSiOCを主成分とする第1の多孔質絶縁膜を予め定めた所定の膜厚まで気相成長させる工程と、同一チャンバー内において連続して前記所定の原料ガスにポロジェン前駆体を添加してポロジェンを包含するSiOCを主成分とする第2の多孔質絶縁膜を気相成長させる工程と、前記第1及び第2の多孔質絶縁膜に200nm〜400nmの波長の紫外線を照射する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記紫外線を照射する工程が、前記第2の多孔質絶縁膜中に前記ポロジェンの抜けた空孔を形成する工程であって、前記ポロジェンの抜けた空孔の平均直径を10nm以下にすることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記紫外線照射工程を500Torr以下の減圧状態で行うことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記紫外線照射工程における前記基体の温度を、300℃〜450℃とすることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1の多孔質絶縁膜をエッチング停止層として前記第2の多孔質絶縁膜に配線形成用溝を形成する工程と、前記第1の多孔質絶縁膜にビアホールを形成する工程と、前記ビアホール及び配線形成用溝を導電体により完全に埋め込む工程と、前記埋め込んだ導電体の表面を平坦化処理して埋込配線とビアとを同時形成する工程とを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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