JP2009094058A - 燃料電池装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】積層された各発電セルに供給されるガス流量のバラツキを簡易な方法で高精度に抑制すること。
【解決手段】酸化剤と還元剤との電気化学反応により電力を取り出す発電セル8を複数積層した燃料電池装置であって、各発電セル8に電気化学反応に供する反応ガスを導く複数のガス流路86,87と、各ガス流路に反応ガスを供給するためのガス供給マニホールド810,830と、各ガス流路を経由した反応ガスを回収するガス排出マニホールド820,840と、各ガス供給マニホールドと各ガス流路とを接続する複数の流入口811,831と、を備える。各流入口811,831は、その断面の大きさがガス供給マニホールドの上流側から下流側に向かうに従って小さく形成されている。
【選択図】図22

Description

本発明は、酸化剤と還元剤との電気化学反応により電力を取り出す燃料電池装置及びこれを備える電子機器に関する。
燃料電池は、酸化剤と還元剤との電気化学反応により電力を取り出す次世代の主流となる電源システムとして燃料電池の研究・開発が広く行われている。燃料電池装置には、固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell)、溶融炭酸塩型燃料電池(Molten Carbonate Fuel Cell)、固体酸化物型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell、以下SOFCという)等があり、それぞれ酸化剤又は還元剤として使用される物質やそれを含む材料が異なっている。
例えば、SOFCでは固体酸化物型電解質の一方の面に燃料極が、他方の面に空気極が形成された発電セルが用いられる。空気極には酸素を含む酸化性ガスが供給され、空気極に供給された酸化性ガスに含まれる酸素はイオン(O2-)となり固体酸化物型電解質を透過し燃料極に到達する。燃料極には水素を含む燃料ガスが供給され、酸素イオンO2-は燃料極に供給された燃料ガスに含まれる水素を酸化し電子を放出する。ここで、酸化性ガスは例えば空気である。また、燃料ガスは水素を主成分とするガスであり、例えばメタノール等の水素原子を組成中に含む燃料を改質した水素ガスや副生成物の一酸化炭素が用いられる。
ところで、SOFCには、大きく分けて平板型と円筒型の2種類があるが、平板型のように複数の発電セルを積層して構成する燃料電池においては、その発電効率を高めるために、各発電セルのガス流路へ供給する反応ガス量のバラツキを抑制する必要がある。特許文献1には、この反応ガス量のバラツキを抑制することで、燃料電池全体としての発電効率が低下するのを抑制する技術が記載されている。
即ち、この特許文献1に記載の燃料電池は、積層された各発電セルに反応ガスを供給するガス供給マニホールドと、各発電セルから排出される反応ガスを回収するガス排出マニホールドと、反応ガスを電極へ供給するガス流路と、ガス供給マニホールドとガス流路とを接続するガス供給連通部と、ガス流路とガス排出マニホールドとを接続するガス排出連通部とを備えている。
そして、ガス供給連通部における反応ガスの圧力損失と、ガス排出連通部における反応ガスの圧力損失との合計が、ガス流路(カソードガス流路)における反応ガスの圧力損失よりも大きくなるように設定することで、ガス流路内のガス流量のバラツキを抑制する方法としている。
特開2006−294503号公報
しかし、この方法では、特に、ガス排出連通部における圧力損失を、ガス流路の圧力損失よりも十分に大きく(例えば10倍以上に)することで、ガス流路の占める圧力損失の割合を相対的に小さくしてガス流量のバラツキを抑制している。
しかしながら、特許文献1に記載された技術のように複数のガス流路が並列接続されている場合、ガス流路に供給されるガス流量が、各ガス流路間で均一ではないという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、複数の発電セルが備える各ガス流路に流通するガスの流量の、各流路間でのバラツキを抑制することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、
酸化剤と還元剤との電気化学反応により電力を生成する複数の発電セルと、
前記複数の発電セルに電気化学反応に供する反応ガスをそれぞれ導く複数のガス流路と、を備え、
前記複数のガス流路は前記反応ガスが流入する流入口をそれぞれ有し、
前記複数の流入口のうち前記反応ガスの流通方向における下流側に配置された流入口は、上流側に配置された流入口よりも、断面の大きさが小さいことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の燃料電池装置において、
前記各流入口を介して前記各ガス流路とそれぞれ接続された共通供給路を備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2に記載の燃料電池装置において、
前記複数の発電セルは互いに積層されていて、
前記共通供給路に対する反応ガスの供給手段を更に備え、
前記供給手段から吐出される反応ガスの吐出方向が前記発電セルの積層方向に向いていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料電池装置において、
前記複数の発電セルは、所定の物質を透過する電解質層と、前記電解質層を挟んで設けられた燃料極及び空気極と、前記燃料極に当接してその当接面にアノードガス流路を形成したアノード集電極と、前記空気極に当接してその当接面にカソードガス流路を形成したカソード集電極とをそれぞれ備えることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の燃料電池装置において、
前記複数のカソードガス流路は、前記各流入口を介して前記共通供給路にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4に記載の燃料電池装置において、
前記複数のアノードガス流路は、前記各流入口を介して前記共通供給路にそれぞれ接続されていることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項4〜6のいずれか一項に記載の燃料電池装置において、
前記アノードガス流路の断面形状のうち短い方の幅は、前記カソードガス流路の断面形状のうち短い方の幅よりも小さいことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料電池装置において、
前記複数のガス流路は前記反応ガスが排出される複数の排出口をそれぞれ有し、
前記各流出口の断面の大きさが等しく形成されていることを特徴とする。
請求項9に係る発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の燃料電池装置において、
前記反応ガスは、酸化剤を含む酸化性ガス又は還元剤を含む燃料ガスのいずれかであることを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃料電池装置において、
前記複数の発電セルを内部に収容し、内部空間が大気圧より低い気圧とされた断熱容器を更に備えていることを特徴としている。
請求項11に係る発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の燃料電池装置と、
前記燃料電池装置により発電された電気により動作する電子機器本体と、
を備えることを特徴とする。
本発明の燃料電池装置によれば、複数の発電セルにそれぞれ反応ガスを導く複数のガス流路は、それぞれ反応ガスの流入口を有し、これら複数の流入口のうち反応ガスの流通方向における下流側に配置された流入口は、上流側に配置された流入口よりも、断面の大きさを小さくしたので、複数の発電セルが備える各ガス流路に流通するガスの流量の、各流路間でのバラツキを抑制することができる。
以下に、本発明を実施するために好ましい形態について図面を用いて説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔電子機器〕
図1は燃料電池装置1を搭載した携帯用の電子機器100を示すブロック図である。この電子機器100は、例えばノート型パーソナルコンピュータ、PDA、電子手帳、デジタルカメラ、携帯電話機、腕時計、レジスタ及びプロジェクタ等といった携帯型の電子機器である。
電子機器100は、電子機器本体901、DC/DCコンバータ902、二次電池903等と、燃料電池装置1とを備える。電子機器本体901はDC/DCコンバータ902または二次電池903により供給される電力により駆動する。DC/DCコンバータ902は燃料電池装置1により生成された電気エネルギーを適切な電圧に変換したのちに電子機器本体901に供給する。また、DC/DCコンバータ902は燃料電池装置1により生成された電気エネルギーを二次電池903に充電し、燃料電池装置1が動作していない時に、二次電池903に蓄電された電気エネルギーを電子機器本体901に供給する。
〔燃料電池装置〕
この燃料電池装置1は、燃料容器2、ポンプ3、断熱パッケージ(断熱容器)10等を備える。燃料電池装置1の燃料容器2は、例えば電子機器100に対して着脱可能に設けられており、ポンプ3、断熱パッケージ10は、例えば電子機器100の本体に内蔵されている。
燃料容器2には、液体の原燃料(例えば、メタノール、エタノール、ジメチルエーテル)と水との混合液が貯留されている。なお、液体の原燃料と水とを別々の容器に貯留してもよい。ポンプ3は、燃料容器2内の混合液を吸引して、断熱パッケージ10内の気化器4に送液するものである。
断熱パッケージ10内には気化器4、改質器6、発電セル8及び触媒燃焼器9が収容されている。断熱パッケージ10内は、断熱効果を高めるために内部空間が大気圧より低い気圧の真空圧(例えば、10Pa以下)に保たれている。
気化器4、改質器6、触媒燃焼器9にはそれぞれ電気ヒータ兼温度センサ4a,6a,9aが設けられている。電気ヒータ兼温度センサ4a,6a,9aの電気抵抗値は温度に依存するので、この電気ヒータ兼温度センサ4a,6a,9aが気化器4、改質器6、触媒燃焼器9の温度を測定する温度センサとしても機能する。
ポンプ3から気化器4に送られた混合液は電気ヒータ兼温度センサ4aの熱や触媒燃焼器9から伝播した熱により約110〜160℃程度に加熱され、気化し、混合気が生成される。気化器4で生成された混合気は改質器6へ送られる。
改質器6の内部には流路が形成され、その流路の壁面に触媒が担持されている。気化器4から改質器6に送られる混合気は、改質器6の流路を流れ、電気ヒータ兼温度センサ6aの熱、発電セル8の反応熱や触媒燃焼器9の熱により約300〜400℃程度に加熱されて、触媒により改質反応を起こす。原燃料と水の改質反応によって燃料としての水素、二酸化炭素、及び、副生成物である微量な一酸化炭素等の混合気体(改質ガス)が生成される。なお、原燃料がメタノールの場合、改質器6では主に次式(1)に示すような水蒸気改質反応が起こる。
CH3OH+H2O→3H2+CO2 …(1)
一酸化炭素は化学反応式(1)についで逐次的に起こる次式(2)のような式によって微量に副生される。
2+CO2→H2O+CO …(2)
化学反応式(1),(2)により生成した気体(改質ガス)は発電セル8に送出される。
図2は発電セル8の模式図であり、図3は発電セルスタックの一例を示す模式図である。図2に示すように、発電セル8は、固体酸化物型電解質81と、固体酸化物型電解質81の両面に形成された燃料極82(アノード)及び酸素極83(カソード)と、燃料極82に当接してその当接する側の主面(当接面)にアノードガス流路86を形成したアノード集電極84と、酸素極83に当接してその当接する側の主面(当接面)にカソードガス流路87を形成したカソード集電極85とを備える。また、発電セル8は筐体90内に収容される。
固体酸化物型電解質81には、ジルコニア系の(Zr1-xx)O2-x/2(YSZ)、ランタンガレード系の(La1-xSrx)(Ga1-y-zMgyCoz)O3等を、燃料極82には、 La0.84Sr0.16MnO3、La(Ni,Bi)O3、(La,Sr)MnO3、In23+ SnO2、LaCoO3等を、酸素極83にはNi、Ni+YSZ等を、アノード集電極84及びカソード集電極85にはLaCr(Mg)O3、(La,Sr)CrO3、NiAl+Al23等を、それぞれ用いることができる。
発電セル8は電気ヒータ兼温度センサ9aや触媒燃焼器9の熱により約500〜1000℃程度に加熱され、以下の式(3)〜(5)に示す各反応が起こる。
酸素極83にはカソード集電極85のカソードガス流路87を介して空気(反応ガス、酸化性ガス)が送られる。酸素極83では酸素(酸化剤)とカソード出力電極21bより供給される電子により、次式(3)に示すように酸素イオンが生成される。
2+4e-→2O2- …(3)
固体酸化物型電解質81は酸素イオンの透過性を有し、酸素極83で化学反応式(3)により生成された酸素イオンを透過させて燃料極82に到達させる。
燃料極82にはアノード集電極84のアノードガス流路86を介して改質器6から排出された改質ガス(反応ガス、燃料ガス)が送られる。燃料極82では固体酸化物型電解質81を透過した酸素イオンと改質ガス中の水素(還元剤)及び一酸化炭素との次式(4)、(5)のような反応が起こる。
2+O2-→H2O+2e- …(4)
CO+O2-→CO2+2e- …(5)
化学反応式(4),(5)により放出される電子は、燃料極82、アノード出力電極21a、DC/DCコンバータ902等の外部回路を経てカソード出力電極21bより酸素極83に供給される。
アノード集電極84及びカソード集電極85には、アノード出力電極21a、カソード出力電極21bが接続され、筐体90を貫通して引き出される。ここで、後述するように、筐体90は例えばNi系の合金で形成され、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bはガラス、セラミック等の絶縁材により筐体90から絶縁されて引き出される。図1に示すように、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bは、例えばDC/DCコンバータ902に接続される。
図3は複数の発電セル8で構成されるセルスタック80の一例を示す模式図である。本発明では、この図に示すように、アノード集電極84、燃料極82、固体酸化物型電解質81、酸素極83、カソード集電極85からなる発電セル8を複数積層すると共に、電気的に直列に接続したセルスタック80として構成している。この場合、直列に接続された一方の端部の発電セル8のアノード集電極84をアノード出力電極21aに、他方の端部の発電セル8のカソード集電極85をカソード出力電極21bに接続する。更に、セルスタック80は筐体90内に収容される。
アノード集電極84のアノードガス流路86を通過した改質ガス(以下、通過した改質ガスのことを、オフガスという。)には、未反応の水素も含まれている。オフガスは触媒燃焼器9に供給される。
触媒燃焼器9には、オフガスとともに、カソード集電極85のカソードガス流路87を通過した空気が供給される。触媒燃焼器9の内部には流路が形成され、その流路の壁面にPt系の触媒が担持されている。触媒燃焼器9には、電熱材からなる電気ヒータ兼温度センサ9aが設けられている。電気ヒータ兼温度センサ9aの電気抵抗値が温度に依存するので、この電気ヒータ兼温度センサ9aが触媒燃焼器9の温度を測定する温度センサとしても機能する。
オフガスと空気の混合気体(燃焼ガス)は触媒燃焼器9の流路を流れ、電気ヒータ兼温度センサ9aにより加熱される。触媒燃焼器9の流路を流れている燃焼ガスのうち水素が触媒により燃焼され、これにより燃焼熱が発生する。燃焼後の排ガスは触媒燃焼器9から断熱パッケージ10の外部に放出される。
この触媒燃焼器9で発生した燃焼熱は発電セル8の温度を高温(約500〜1000℃程度)に維持するのに用いられる。そして、発電セル8の熱は、改質器6、気化器4に伝導し、気化器4における蒸発、改質器6における水蒸気改質反応に用いられる。
〔断熱パッケージ〕
次に、断熱パッケージ10の具体的な構成について説明する。
図4は断熱パッケージ10の斜視図であり、図5は図4のV−V矢視断面図である。図6は断熱パッケージ10の内部構造を示す斜視図であり、図7は図6の断熱パッケージ10の内部構造を下側から見た斜視図である。
図4に示すように、断熱パッケージ10の一つの壁面からは、連結部5、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bが突出している。なお、図5に示すように、断熱パッケージ10のアノード出力電極21a及びカソード出力電極21bが貫通する部分は、絶縁材10a,10bにより絶縁されている。
図5〜図7に示すように、断熱パッケージ10内には、気化器4及び連結部5、改質器6、連結部7、燃料電池部20がこの順番に配列されている。なお、燃料電池部20は発電セル8を収容する筐体90と触媒燃焼器9とが一体に形成されてなり、発電セル8の燃料極82からオフガスが触媒燃焼器9に供給される。
気化器4及び連結部5、改質器6、連結部7、燃料電池部20の発電セル8を収納する筐体90及び触媒燃焼器9、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bは高温耐久性と適度な熱伝導性がある金属からなり、例えばインコネル783等のNi系の合金を用いて形成することができる。特に、燃料電池部20のアノード集電極84及びカソード集電極85に接続され、筐体90から引き出されるアノード出力電極21a及びカソード出力電極21bが、発電セル8の温度上昇に伴い、熱膨張率の違いによる応力を受けて破損することを抑制するために、少なくとも、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bと筐体90とを同一の材料により形成することが好ましい。更に、温度上昇に伴い気化器4及び連結部5、改質器6、連結部7、燃料電池部20の筐体90及び触媒燃焼器9の間に生じる応力を低減するために、これらを同一の材料により形成することが好ましい。
断熱パッケージ10の内壁面には輻射防止膜11が、気化器4及び連結部5、改質器6、連結部7、アノード出力電極21a、カソード出力電極21b、燃料電池部20の外壁面には、輻射防止膜12が形成されている。輻射防止膜11,12は輻射による伝熱を防止するものであり、例えばAu、Ag等を用いることができる。輻射防止膜11,12は少なくとも一方を設けることが好ましく、両方設けることがより好ましい。
連結部5は断熱パッケージ10を貫通しており、一端が断熱パッケージ10の外部のポンプ3に接続され、他端が改質器6に接続され、中間部に気化器4が設けられている。改質器6と燃料電池部20とは連結部7により接続されている。
図6,図7に示すように、気化器4及び連結部5、改質器6、連結部7、燃料電池部20は一体に形成されており、下面が面一に形成されている。
図8は連結部5、改質器6、連結部7、燃料電池部20の下面図である。なお、図8では、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bを省略している。
図8に示すように、連結部5、改質器6、連結部7、燃料電池部20の下面には、セラミック等で絶縁処理が施された後に配線パターンが形成されている。配線パターンは、気化器4の下部、改質器6の下部、燃料電池部20の下部に葛折り状に形成され、それぞれ電気ヒータ兼温度センサ4a,6a,9aとなる。電気ヒータ兼温度センサ4a,6a,9aの一端は共通の端子13aに接続され、他端は独立した3つの端子13b,13c,13dにそれぞれ接続されている。これら4つの端子13a,13b,13c,13dは、連結部5の断熱パッケージ10よりも外側となる端部に形成されている。
図9は図8のIX−IX矢視断面図であり、図10は図9のX−X矢視断面図である。
連結部5には触媒燃焼器9から排出される排気ガスの排出流路51,52が設けられている。また、連結部5には気化器4から改質器6に送出される混合気の供給流路53が設けられている。
同様に、連結部7には触媒燃焼器9から排出される排気ガスの排出流路51,52と連通する排出流路(図示せず)が設けられている。また、連結部7には改質器6から発電セル8の燃料極82に送出される改質ガスの供給流路(図示せず)が設けられている。連結部5,7により気化器4、改質器6、燃料電池部20への原燃料、混合気、改質ガスの供給流路、及び排気ガスの排出流路が確保される。
なお、触媒燃焼器9に供給されるオフガス及び空気に対して、触媒燃焼器9から排出される排気ガスの流路径を充分大きくするために、連結部7の内部に設けられた3つの流路のうち2つを触媒燃焼器9からの排気ガスの流路として用い、他の1つを発電セル8の燃料極82への改質ガスの供給流路として用いている。
アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bの一端は、図6、図7に示すように、燃料電池部20の連結部7と接続される側の面から引き出されている。アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bの他端は、図4に示すように、断熱パッケージ10の連結部5が突出する壁面と同一の壁面から外部に突出している。
なお、本実施の形態では、燃料電池部20の一面の中央部に連結部7が接続され、同一面の対角部からアノード出力電極21a及びカソード出力電極21bが引き出されている。このため、連結部7、アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bの3点により燃料電池部20が支持され、断熱パッケージ10内に燃料電池部20を安定して保持することができる。
アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bは、図6,図7に示すように、断熱パッケージ10の内壁面と燃料電池部20との間の空間で折り曲げられた折り曲げ部21c,21dを有している。この折り曲げ部21c,21dは、アノード出力電極21a、カソード出力電極21bを介して燃料電池部20と断熱パッケージ10との間に作用する熱膨張差による応力を緩和する役割を果たす。
アノード出力電極21aは発電セル8のアノード集電極84から、カソード出力電極21bは発電セル8のカソード集電極85から引き出されている。アノード出力電極21a及びカソード出力電極21bは中空の管状であり、内部が発電セル8の酸素極83に空気を供給する空気供給流路22a,22bとなっている。
図11及び図12は発電セル8におけるアノードガス流路86の形状を示す断面図及び平面図である。図13及び図14は発電セル8におけるカソードガス流路87の形状を示す断面図及び平面図である。図15は発電セル8を積層してセルスタック80とした場合のアノードガス流路86及びカソードガス流路87の構成を示す断面図である。
アノード集電極84に設けられているアノードガス流路86は、図11及び図12に示すように、葛折り状に形成されている。カソード集電極85に設けられているカソードガス流路87は、図13及び図14に示すように、同じく葛折り状に形成されている。
カソードガス流路87は一端で後述するカソードガス供給マニホールド(共通供給路)を介して空気供給流路22a,22bと接続され、空気供給流路22a,22bから供給された空気を通過させながら酸素極83に供給する。カソードガス流路87の他端には触媒燃焼器9に通じる後述のカソードガス排出マニホールド(共通排出路)が設けられている。酸素極83における化学反応式(3)の反応に用いられずに残った空気はこのカソードガス排出マニホールドから触媒燃焼器9に供給される。
発電セル8を複数積層してセルスタック80とする場合は、ガス流路の圧力損失低減の観点から、各発電セルのガス流路が直列になるようにスタックするよりも、図15に示すように並列になるようにスタックする方が有利である。ガス流路を並列にすることで、ガス流路を短くしてその分、圧力損失を小さくすることができるからである。
この点に配慮し、実施形態のセルスタック80は、積層された各発電セル8の各アノードガス流路86に水素を含む改質ガスを一様に分散させて並列供給するためのアノードガス供給マニホールド810と、各アノードガス流路86を経由した改質ガスを合流させて排出するアノードガス排出マニホールド820と、を備えている。
さらに、積層された各発電セル8の各カソードガス流路87に酸素を含む空気を一様に分散させて並列供給するためのカソードガス供給マニホールド830と、各カソードガス流路87を経由した空気を合流させて排出するカソードガス排出マニホールド840と、を備えている。
図16は筐体90内に収容されるセルスタック80の斜視図である。図17はセルスタック80自体を上から見た斜視図であり、図18は下から見た斜視図である。図19はセルスタック80の要部の立体形状を概念的に示す拡大図である。
アノード集電極84及びカソード集電極85は何れも平面矩形状であって、その四隅のうちの対角線方向で相対する二隅の部分には、一方にガス供給マニホールドの一部を形成する突出部84a、85aが設けられ、他方にガス排出マニホールドの一部を形成する突出部84b、85bがそれぞれ設けられている(図19参照)。
実施形態では、アノードガス供給マニホールド810とカソードガス供給マニホールド830とがアノード集電極84及びカソード集電極85の一側に並べて設けられ、アノードガス排出マニホールド820とカソードガス排出マニホールド840とがアノード集電極84及びカソード集電極85の他側に並べて設けられている。
図20はセルスタックの側断面図であり、図21はセルスタックの流入口、流出口及びカソードガス流路を示す平面図であり、図22はセルスタックの各流入口の狭窄ピッチを示す側断面図である。また、図23はセルスタックの各流入口の狭窄ピッチを示す平面図である。アノードガス供給マニホールド810及びカソードガス供給マニホールド830はセルスタック80の厚さ方向(発電セル8の積層方向)に直線状に延びている。アノードガス排出マニホールド820及びカソードガス排出マニホールド840もセルスタック80の厚さ方向に直線状に延びている。カソードガス流路87のガスである空気の流入、流出を図18、図20及び図22においてそれぞれ矢印で示している。
カソードガス供給マニホールド830と、セルスタック80の各発電セル8のカソードガス流路87との間には、図20〜図23に示すように流量調整用の流入口831がそれぞれ設けられている。したがって、カソードガス供給マニホールド830から各発電セル8のカソードガス流路87に並列に流入口831がそれぞれ設けられている。
各流入口831は、それぞれ断面積の異なる平面矩形状に形成されている。即ち、各流入口831は、その断面の大きさが、カソードガス供給マニホールド830の上流側から下流側に向かうに従って小さくなるように形成されている。この流入口831の断面の形状は、平面矩形状に限定されず、円形や三角形、四角形以上の多角形としても良い。
なお、図示しない空気ポンプによって空気供給流路22a,22bからカソードガス供給マニホールド830に供給(吐出)される空気は、その吐出方向が図22に示すように、発電セル8の積層方向(カソードガス供給マニホールドの長さ方向)に向くように設定されている。空気の吐出方向をカソードガス供給マニホールドの長さ方向に向かせると共に、各流入口831の断面の大きさを、カソードガス供給マニホールド830の上流側から下流側に向かうに従って小さくなるように形成することで、各カソードガス流路87における空気の流量をバラツキ無くほぼ均一にすることができるからである。ここで、空気供給流路22a,22b、空気ポンプ等により空気の供給手段が構成されている。
また、実施形態では、アノードガス供給マニホールド810と、セルスタック80の各発電セル8のアノードガス流路86との間にも、それぞれ流量調整用の流入口811(図15参照)が設けられている。
各カソードガス流路87とカソードガス排出マニホールド840との間には流出口832がそれぞれ設けられている。各流出口832のそれぞれの断面の大きさはこの実施形態では等しく形成されている。また、各アノードガス流路86とアノードガス排出マニホールド820との間にも流出口812がそれぞれ設けられている。各流出口812のそれぞれの断面の大きさも等しく形成されている。各流出口の断面の大きさを一定にすることで、各ガス流路における空気の流量をバラツキ無くほぼ均一にできるだけでなく、各流入口の断面の大きさの設定も容易になるからである。
ここで、空気流通の上流側から、即ち、カソードガス供給マニホールド830の空気供給側からn番目の発電セル8のカソードガス流路87への流入口831の断面寸法を図21に示すようにEn、Fnとする。En=Fn=2mmとして、カソードガス流路87の蛇行流路断面寸法5mm×0.3mm、流路内部隔壁数5、スタック数10の場合において空気流量7700ccmの各発電セル8の酸化性ガスの流速を流体シミュレーションにより計算した。その結果を図24のグラフに示した。ここで、凡例のgr-xはEnの方向における初期値2mmとの差分(流路狭窄ピッチ)を表しており、gr-yはFnの方向における初期値2mmとの差分(流路狭窄ピッチ)を表している。
図24から明らかなように、gr-x=0、gr-y=0の場合が、全ての流入口831の断面寸法が同一のときのスタック間流速分布を示しており、空気流通の上流側から下流側に流速が早くなる分布になる。このような流速分布では、各発電セル8の出力が不均一になってしまい、セルスタック80の本来の性能が出ない。
また、図24から、gr-xとgr-yを変化させて流入口831の大きさを徐々に小さくしていくと、スタック間流速分布が変化していく様子が分かる。本実施形態の場合では、gr-x=0.2、gr-y=0.05程度でほぼ均一になっている。上述のように、本実施形態によれば、複数の発電セル8が備えるカソードガス流路又はアノードガス流路に流通する酸化性ガス又は燃料ガスの流量の、各流路間でのバラツキを抑制することができる。
なお、アノードガス供給マニホールド810と、各発電セル8のアノードガス流路86との間に設けられている流量調整用の流入口811についても、上記と同様にして各流入口の大きさが設定される。但し、アノードガス流路86では、カソードガス流路87に比べて反応ガスの流速が小さい。通常、1/3〜1/10程度である。したがって、反応ガスの流量のバラツキも小さいので、それに対応して、各流入口811の断面の大きさも設定される。
ところで、触媒燃焼器9からはオフガス内の燃料を燃焼しきった場合はCO2 、H2 O、N2 、O2 が排出される。SOFCへ供給されるガス流路は、アノードガス及びカソードガスの2系統あるが、SOFCから排気されるガス流路は、1系統である。このため、入力系統と同一のパイプ径で排気すると、ガス量が多いため流路圧力損失の原因になる。これを防止するため、排気流路径を大きくすることが望ましい。あるいは、ガス供給流路の断面積を例えば2倍とするため、ガス供給流路と略同一流路径のものを2本使用して排気することが望ましい。本実施形態では排出流路51、52からなる2本の排気流路を採用しているので、流路圧力損失を効果的に防止することができる。
また、カソード流路では、アノード流路よりも圧力損失が大きい。ここで、断面形状が矩形状の流路では、流路高さ(流路断面の短い方の幅)の略3乗に逆比例して圧力損失が低減するので、図25に示すように、カソード流路の高さを、アノード流路の高さよりも大きくすることにより、流路圧力損失をより効果的に防止することができる。
なお、以上の実施形態においては、アノードガス流路86及びカソードガス流路87の何れも、内部流路隔壁によって葛折り状に蛇行する流路とした例を示したが、この内部流路隔壁のない、いわゆるプール形状流路としてもよい。そうした場合には、カソードガス流路87と接続される空気供給流路22a、22bの接続位置や接続構造を変更することが容易になる利点がある。
燃料電池装置を搭載した携帯用の電子機器を示すブロック図である。 発電セルの模式図である。 発電セルスタックの一例を示す模式図である。 断熱パッケージの斜視図である。 図4のV−V矢視断面図である。 断熱パッケージの内部構造を示す斜視図である。 図5の断熱パッケージの内部構造を下側から見た斜視図である。 連結部、改質器、連結部、燃料電池部の下面図である。 図8のIX−IX矢視断面図である。 図9のX−X矢視断面図である。 発電セルのアノードガス流路の形状を示す断面図である。 発電セルのアノードガス流路の形状を示す平面図である。 発電セルのカソードガス流路の形状を示す断面図である。 発電セルのカソードガス流路の形状を示す平面図である。 セルスタックとした場合のアノードガス流路及びカソードガス流路の構成を示す断面図である。 筐体内に収容されるセルスタックの斜視図である。 セルスタックを上から見た斜視図である。 セルスタックを下から見た斜視図である。 セルスタックの要部の立体形状を概念的に示す拡大図である。 セルスタックの側断面図である。 セルスタックの流入口、流出口及びカソードガス流路を示す平面図である。 セルスタックの各流入口の狭窄ピッチを示す側断面図である。 セルスタックの各流入口の狭窄ピッチを示す平面図である。 各発電セルのカソードガス流速を流体シミュレーションした結果を示すグラフである。 発電セルの他の実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 燃料電池装置
4 気化器
5 連結部(第1連結部)
6 改質器
7 連結部(第2連結部)
8 発電セル
9 触媒燃焼器
10 断熱パッケージ(断熱容器)
20 燃料電池部
21a アノード出力電極(出力電極)
21b カソード出力電極(出力電極)
21c,21d 折り曲げ部(応力緩和構造)
22a,22b 空気供給流路
80 セルスタック
81 固体酸化物型電解質
810 アノードガス供給マニホールド
811 流入口
812 流出口
82 燃料極(アノード)
820 アノードガス排出マニホールド
83 空気極(カソード)
830 カソードガス供給マニホールド(共通供給路)
831 流入口
832 流出口
84 アノード集電極
840 カソードガス排出マニホールド(共通排出路)
85 カソード集電極
86 アノードガス流路
87 カソードガス流路
90 筐体
901 電子機器本体
100 電子機器

Claims (11)

  1. 酸化剤と還元剤との電気化学反応により電力を生成する複数の発電セルと、
    前記複数の発電セルに電気化学反応に供する反応ガスをそれぞれ導く複数のガス流路と、を備え、
    前記複数のガス流路は前記反応ガスが流入する流入口をそれぞれ有し、
    前記複数の流入口のうち前記反応ガスの流通方向における下流側に配置された流入口は、上流側に配置された流入口よりも、断面の大きさが小さいことを特徴とする燃料電池装置。
  2. 前記各流入口を介して前記各ガス流路とそれぞれ接続された共通供給路を備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池装置。
  3. 前記複数の発電セルは互いに積層されていて、
    前記共通供給路に対する反応ガスの供給手段を更に備え、
    前記供給手段から吐出される反応ガスの吐出方向が前記発電セルの積層方向に向いていることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池装置。
  4. 前記複数の発電セルは、所定の物質を透過する電解質層と、前記電解質層を挟んで設けられた燃料極及び空気極と、前記燃料極に当接して前記燃料極との当接面にアノードガス流路を形成したアノード集電極と、前記空気極に当接して前記空気極との当接面にカソードガス流路を形成したカソード集電極とをそれぞれ備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の燃料電池装置。
  5. 前記複数のカソードガス流路は、前記各流入口を介して前記共通供給路にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池装置。
  6. 前記複数のアノードガス流路は、前記各流入口を介して前記共通供給路にそれぞれ接続されていることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池装置。
  7. 前記アノードガス流路の断面形状の2つの辺のうち短い方の幅は、前記カソードガス流路の断面形状の2つの辺のうち短い方の幅よりも小さいことを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の燃料電池装置。
  8. 前記複数のガス流路は前記反応ガスが排出される複数の排出口をそれぞれ有し、
    前記各流出口の断面の大きさが等しく形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の燃料電池装置。
  9. 前記反応ガスは、酸化剤を含む酸化性ガス又は還元剤を含む燃料ガスのいずれかであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の燃料電池装置。
  10. 前記複数の発電セルを内部に収容する断熱容器を更に備えていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の燃料電池装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の燃料電池装置と、
    前記燃料電池装置により発電された電気により動作する電子機器本体と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
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