JP2009088952A - 原稿搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

原稿搬送装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成によって原稿搬送装置の小型化を大幅に行うことを可能とする。
【解決手段】読取部211gに搬送されて画像を読み取られた原稿に対して読み取り済みの印影を押捺するスタンプ機構211C2を、上記読取部211g又は原稿支持用ガラス板211g1の上方位置に配置することによって、排出側の搬送路にスタンプ機構211C2を配置しないように構成し、排出側の搬送路の経路長を容易に短縮化するようにしたものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、読取部で画像を読み取られた原稿に読み取り済みの印影を押捺するスタンプ機構を備えた原稿搬送装置及び画像形成装置に関する。
一般に、複写機やファクシミリ等の画像形成装置やその他の各種装置においては、画像の読み取りが行われる原稿を読取部の原稿支持部材(原稿台ガラス)まで自動搬送するとともに、その読取部の原稿支持部材から送り出された原稿を自動排出する構成を備えた原稿搬送装置が広く採用されている。そして、このような原稿搬送装置の原稿排出側に、読取部で画像を読み取られた原稿に対して読み取り済み判別用の印影を押捺するスタンプ機構が設けられることが多い。
そのスタンプ機構は、例えばソレノイドの出力部に装着されたスタンプ押印部が、搬送路を通過する原稿に向かって上記ソレノイドの出力作用により突出される構成になされており、上記原稿の例えば端部領域に対して読み取り済みの印影を押捺する機能を備えている。そして、読取部で原稿の読み取り操作が完了されるか、又はファクシミリの送信を完了した時点で、読み取り済みの印影が原稿に押捺されることによって上記各操作の完了がユーザに知らされるようになっている。
このような読み取り済みの印影を押捺するスタンプ機構は、原稿搬送装置の内部に設けられた搬送路の途中に配置されていて、例えば下記の特許文献1の内容を表した図5に示された装置においては、読取部3において読み取られた原稿を排出する排出搬送路1内にスタンプ機構2が一部露出するように設けられている。このように従来の原稿搬送装置では、読取部3から延出する排出搬送路1の排出ローラ4の近傍にスタンプ機構2を配置することが通常行われている。
しかしながら、上述した従来装置のように、スタンプ機構2が読み取り後の原稿を排出する排出搬送路1に配置されている構成では、排出搬送路1にスタンプ機構を配置するスペースが必要となることから、排出搬送路1の経路長が長大化して装置全体を小型化する上での障害となる場合がある。装置全体の小型化を図るには、読取部の近傍にスタンプ機構を配置することも考えられる。ところが読取部の近傍には、通常、湾曲した搬送路が配置されていることから、スタンプ機構が湾曲面や傾斜面に沿って配置されることになってしまう。その結果、印影が良好に押捺されなくなるなど、スタンプ機構による捺印精度が低下するおそれが大きい。
特開2006−093827号公報
そこで本発明は、簡易な構成で装置の小型化を大幅に図ることができるようにした原稿自動搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明においては、原稿を読取部まで搬送して当該原稿の画像を読み取るように構成されたものであって、前記読取部で画像を読み取られた原稿に対して読み取り済みの印影を押捺するスタンプ機構が設けられた原稿搬送装置において、前記スタンプ機構が前記読取部の上方位置に配置された構成が採用されている。
このような構成を有する本発明によれば、読取部で画像を読み取られた原稿に読み取り済みの印影を押捺するスタンプ機構が、排出側の搬送路に配置されることがなくなり、排出側の搬送路の経路長を短縮化することが可能となる。そして、その搬送路の経路長短縮化の分だけ、原稿搬送装置の小型化が大幅に図られるようになっている。
また本発明においては、前記読取部が前記原稿を搬送しながら画像の読み取りを行う流し読み方式で構成されているとともに、前記スタンプ機構が前記読取部に搬入される原稿を支持する原稿支持部材の上方位置に配置された構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、排出側の搬送路にスタンプ機構が全く配置されることがなくなるため、排出側の搬送路の経路長短縮化がより確実かつ大幅に実現されることとなる。
また本発明においては、前記スタンプ機構が、前記原稿の両面画像の読取時に使用する反転搬送路に配置された構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、前記スタンプ機構が反転搬送路を利用して効率的に配置されるようになっている。
また本発明においては、前記原稿の搬送制御を行う原稿搬送制御手段を備えたものであって、当該原稿搬送制御手段は、原稿の片面の画像を読み取る場合において、前記原稿に対して読み取り済みの印影を押捺しないときには読み取り後の原稿を排出する排出手段の正転搬送によって原稿を排出し、前記原稿に対して読み取り済みの印影を押捺するときには前記排紙手段により正転搬送されていた読み取り後の原稿を一旦停止した後に反転搬送し、前記スタンプ機構の直上位置まで到達した時点で停止させて読み取り済みの印影を押捺させた後に再び正転搬送を再開して原稿の排出を行うようにした構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、読み取り後の原稿に対して読み取り済みの印影を押捺するか否かの切り替えが円滑に切り替えられるようになっている。
また本発明においては、前記スタンプ機構が、前記原稿の搬送方向において略平面状に延在する搬送路に配置された構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、原稿の読取面に対して、スタンプ機構が湾曲したり傾斜することなく正常な平面状に対面した状態に配置することが可能となり、そのスタンプ機構による捺印精度が良好に維持されるようになっている。
また、本発明においては、前記スタンプ機構と前記読取部との間にインク受け部材が介在するように配置された構成を採用することが可能である。
このような構成を有する本発明によれば、スタンプ機構からたとえインク漏れが発生しても、その漏れたインクが下方のインク受け部材により受けられることとなり、読取部をインクで汚してしまうような事態が良好に回避される。
以上述べたように本発明にかかる原稿搬送装置及び画像形成装置は、読取部で画像を読み取られた原稿に読み取り済みの印影を押捺するスタンプ機構を読取部の上方位置に配置して、排出側の搬送路にスタンプ機構を配置しないように構成したものであるから、排出側の搬送路の経路長を容易に短縮化することができ、簡易な構成によって原稿搬送装置の小型化を確実に図ることができる。
以下、画像形成装置としてのファクシミリ装置に対して本発明にかかる原稿搬送装置を適用した実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
まず、図1に示されているように、画像記録本体部11の最上部に本発明にかかる原稿搬送装置21が装着されているとともに、上記画像記録本体部11の最下部には、カット紙などのシート状記録媒体を収容して当該シート状記録媒体の給紙動作を行う給紙装置を構成しているユニバーサルカセット装置12及び手差し給紙装置13が配置されている。また、それらの給紙装置12,13の上方には、当該給紙装置12,13から給紙されるシート状記録媒体上に画像を転写して形成する画像形成部14が配置されている。さらにその画像形成部14の上方位置には、当該画像形成部14によりシート状記録媒体上に形成されたトナー像の定着を行わせる定着部15が配置されているとともに、その定着部15の上方位置に、該定着部15でトナー像を定着されたシート状記録媒体の排出部16が配置されている。
このような画像形成に関与する各部12〜16は、図示を省略した動作制御部からの指令に従って概略次のような画像形成プロセスを実行する。すなわち、まず上述した画像形成部14を構成している感光ドラム14aの表面感光層が、帯電ローラ14bによって一様に帯電されると、上述した原稿搬送装置21で読み取られた画像情報又は外部コンピュータなどを通して入力された画像情報に基づいて変調されたレーザ光がレーザ光学ユニット14cから射出されて上記感光ドラム14a上に照射され、上記感光ドラム14aの表面感光層に画像情報に応じた静電潜像が形成される。次いで、現像装置14dに設けられた現像スリーブによって、上記感光ドラム14aの表面感光層が帯電されている極性と同極性のトナーが感光ドラム14a側に供給され、上述したようにレーザー光が照射された部分が現像(反転現像)されることによって可視像としてのトナー像が形成される。その可視像としてのトナー像は、感光ドラム14aと転写ローラ14eとの対向部位に形成された転写位置に送り込まれ、それにタイミングを合わせて上述した給紙装置としてのユニバーサルカセット装置12及び手差し給紙装置13のいずれかからシート状記録媒体が供給され、当該シート状記録媒体上にトナー像が転写される。そのトナー像を転写されたシート状記録媒体は上述した定着部15に送られて定着が行われる。
ここで、上述した給紙装置としてのユニバーサルカセット装置12は、箱状の給紙ハウジングを構成するカセットトレイ121を有しており、そのカセットトレイ121の内部に、媒体積載板(中板)122が配置されている。この媒体積載板122は、当該媒体積載板122の上面部分に、カット紙などの適宜のシート状記録媒体が積層状に載置される構成になされているとともに、前記カセットトレイ121の前端側(図示左端側)部分には分離爪125が配置されており、その分離爪125の上方位置に、前記媒体積載板122上に積層状に載置されたシート状記録媒体の給紙動作を行わせるための給紙ローラ126が配置されている。この給紙ローラ126は、横断面略半月形状を有する円筒形状の一部からなる回転体により構成されており、当該給紙ローラ126が回転駆動されることによって、シート状記録媒体Pが前方側(図示左方側)に向かって移動するように付勢されると同時に、上述した分離爪125の捌き作用が付与されることによってシート状記録媒体が一枚ずつ分離されながら給紙動作が行われる。
また、上述した定着部15は、ヒータを内蔵した定着フィルムユニット15aと、その定着フィルムユニット15aに圧接された加圧ローラ15bとを備えており、それらの定着フィルムユニット15aと加圧ローラ15bとが圧接された定着ニップ部内に、トナー像を転写されたシート状記録媒体が送り込まれてトナー像に対する加熱・加圧処理によって定着が行われる。そして、シート状記録媒体の片面のみに対して画像形成を実行する片面画像形成時の場合には、上述したようにしてトナー像を定着されたシート状記録媒体が、前記排出部16の搬送路に沿って斜め上方に案内されていき、その出口部分に配置された排紙ローラ16aと排紙コロ16bとの挟持搬送力により、画像記録本体部11の最上位置に配置された記録媒体排紙トレイ16cに向かって定着後のシート状記録媒体が排出されて積層状に積載されるようになっている。
一方、上述した転写終了後における感光ドラム14aの外周表面には、残留トナーなどの残留物が付着されるが、それらの残留物は、画像形成部14を構成しているクリーニング部14fで除去され、その後に、再び帯電工程へ進んで同様な画像形成工程が繰り返される。以上の工程が、シート状記録媒体の片面(表側面)に対する画像形成工程の概略である。
これに対して、シート状記録媒体の両面に画像形成を実行する両面画像形成時の場合においては、前記排出部16に設けられた排紙ローラ16aが上記シート状記録媒体を後端まで搬送した後に一旦停止し、その後に逆方向に回転されるスイッチバック動作により、片面に画像を形成された後のシート状記録媒体が、排出部16に連設された反転搬送機構17に送り込まれて当該反転搬送機構17を通して装置下方側に搬送されていく。これにより表裏を反転されたシート状記録媒体は、上述した画像形成部14に再度送り込まれ、その画像形成部14において上記シート状記録媒体の第2面目(裏側面)に対して上述した第1面目(表側面)の画像形成動作と同様にしてトナー像の転写が行われるようになっている。
このようにして第2面目(裏側面)にトナー像を転写されたシート状記録媒体は、定着部15に送られてトナー像の定着が行われた後、上述した排出部16の排紙ローラ16a及び排紙コロ16bの搬送作用によって、記録媒体排紙トレイ16c上に排出されていくようになっている。
一方、上述した原稿搬送装置21は、図示を省略した原稿搬送制御手段からの指令に基づいて原稿を読取部まで搬送して当該原稿の画像を読み取るように原稿の搬送制御を行う構成になされたものであって、図2〜図4にも示されているように、原稿幅方向に沿って細長状に延在する自動原稿搬送部211を備えているとともに、その自動原稿搬送部211における一端面側(図3の右端面側)の上方位置に、画像を読み取られるべき原稿が積層状に載置される原稿給紙トレイ(原稿載置台)212が片持ち状をなして略水平に突出するように取り付けられている。
上記原稿給紙トレイ212の上面に形成された原稿載置面には、一対の原稿ガイド212a,212aが原稿幅方向に互いに対面するように立設されている。これら一対の原稿ガイド212a,212aは、周知のように原稿幅方向の中心位置に関して対称的な位置を維持するように往復移動可能に取り付けられており、それら一対の原稿ガイド212a,212aが、上記原稿給紙トレイ212上に積層上に載置された原稿束の積層両側面にそれぞれ接触するように移動されることによって、上記原稿給紙トレイ212上の原稿束が、当該原稿給紙トレイ212の原稿幅方向の中心位置に対して正確な位置及び方向に揃えられるようになっている。
また、その原稿給紙トレイ212の下方には、後述する読取部211gで画像を読み取られた原稿を受ける原稿排紙トレイ213が配置されている。この原稿排紙トレイ213は、前記自動原稿搬送部211における一端面側(図3の右端面側)の下方位置から前記原稿給紙トレイ212と同様な片持ち状をなして略水平に突出するように取り付けられており、その原稿排紙トレイ213の上面側に排出原稿が積層状に載置されるようになっている。
これらの原稿給紙トレイ212及び原稿排紙トレイ213は、上下方向において適宜の間隔をなして上下に対面するように配置されており、平面視においてほぼ重なり合う重合配置関係になされている。また、これらの原稿給紙トレイ212及び原稿排紙トレイ213は、前述した画像記録本体部11の記録媒体排紙トレイ16cの上方位置に配置されており、原稿給紙トレイ212の下方側に配置された原稿排紙トレイ213が、前記記録媒体排紙トレイ16cに対して適宜の間隔をなして配置されている。
このような原稿給紙トレイ212及び原稿排紙トレイ213における操作手前側の端縁部分には、当該端縁部分の先端側の一部を切り欠くようにして操作用凹部212b,213aがそれぞれ設けられている。そして、このような操作用凹部212b,213aによる切欠き開口部が形成されていることによって、上記原稿排紙トレイ213の下方側に配置された画像記録本体部11の記録媒体排紙トレイ16c上のシート状記録媒体が良好に視認されることとなるとともに、当該原稿排紙トレイ213上に送り出された排出原稿が容易に把持されることとなり、排出原稿の取り出し操作が円滑に行われるようになっている。
一方、前記原稿給紙トレイ212上に積層状に載置された複数枚の原稿束は、特に図3に示されているように、まず前記自動原稿搬送部211内における複数の原稿搬送通路の一つを構成している片面搬送路211aの内方に向かって送り込まれるように構成されている。この片面搬送路211aは、原稿の第1面(表側面)の読取時に使用されるものであるが、その片面搬送路211aまで所定のタイミングで下降される給紙ローラ211bの回転駆動力によって原稿の搬送が行われようになっている。分離ローラ211cまで搬送された原稿は、上記分離ローラ211cの下方側にバネ付勢された分離部材211dとの間の摩擦力によって二重送りが防止されて一枚ずつに分離されながら、上記片面搬送路211aの内部を図示下方側に湾曲させられるように搬送される構成になされている。
上記片面搬送路211aの出口側の端部は、図示下方側に向かって開口するように配置されており、斜行補正手段を構成するレジストローラ対211e,211eのニップ部に上方側から対面するように配置されている。斜行補正手段としてのレジストローラ対211e,211eは、周知のように図示を省略した搬送制御手段によって回転駆動を適宜のタイミングで停止又は開始される構成になされている。そして、上述したように片面搬送路211a内を搬送されてきた原稿の先端が上記レジストローラ対211e,211eのニップ部に当接されるとともに、そのレジストローラ対211e,211eの入口側部分に近接配置されたレジストセンサ211mにより原稿の先端が検知された時を起点として以後の搬送動作が適宜のタイミングで行われるようになっている。
また、上記レジストローラ対211e,211eのニップ部の出口側(図示下方側)には、読取導入搬送路211fの入口側端部が下方側から対面するように配置されている。その読取導入搬送路211fは、前記原稿の読取部211gに向かって斜め下方に延在するように設けられており、上述したようにレジストローラ対211e,211eの回転駆動により搬送される原稿が、上記読取導入搬送路211fを通して読取部211g内に一定速度で搬入される構成になされている。
このとき、上記読取部211gは、例えば当該読取部211g内に搬入される原稿を支持する原稿支持部材としての原稿支持用ガラス板211g1と、その原稿支持用ガラス板211g1の下方に配置された画像読取用センサ211g2とを備えた構成のものが採用されている。そして、特に本実施形態における上記読取部211gは、原稿を搬送しながら画像の読み取りを行う「流し読み方式」にて構成されている。
さらに、上記読取部211gにおいて画像の読み取りが行われた後の原稿は、その読取部211gから斜め上方に延出する読取排出搬送路211h内に送り出されていく。このとき、原稿の片面(第1面)の画像を読み取る場合において、当該原稿に対して後述するような読み取り済みの印影を押捺しないときには、上記読取排出搬送路211hに設けられて読み取り後の原稿を排出する排出手段を構成する排出側搬送ローラ対211i,211i及び排紙ローラ対211j,211jが正転駆動される。これら排出側搬送ローラ対211i,211i及び排紙ローラ対211j,211jの正転駆動により行われる正転搬送によって、上述した原稿排紙トレイ213の載置面上に読み取り済みの原稿が積層状に排出されるように構成されている。
一方、表裏両面に印字された原稿の両面読み取りを行う場合には、上述したようにして第1面(表側面)の画像を読み取られた原稿が、読取排出搬送路211h内の反転位置(スイッチバックポイント)で一旦停止され、その後に前記排紙ローラ対211j,211jが反転回転駆動されてスイッチバックされることにより、原稿搬送通路の一部をなすように設けられた反転搬送路211k内を逆方向に搬送されるようになっている。このように原稿の第1面(表側面)の読み取り後に表裏反転された前記原稿の第2面(裏側面)の読み取り時に使用される反転搬送路211kは、上記排紙ローラ対211j,211jから略水平に延出するように設けられており、その延出側(図3の左側)の端部が、図示下方側に向かって湾曲されていることによって上述した斜行補正手段として設けられたレジストローラ対211e,211eのニップ部に上方側から対面するように配置されている。
ここで、上記反転搬送路211kは、上述したレジストローラ対211e,211eの入口側において前記片面搬送路211aと合流して一体化されており、それら両搬送路211k,211aどうしが合流して、前記レジストローラ対211e,211eの出口側から前記読取部211gまで延びる読取導入搬送路211fになされている。そして、上述したように反転搬送路211kから送られてくる反転原稿の先端は、再び前記レジストローラ対211e,211eのニップ部に把持されて前記読取導入搬送路211fに送り出され、その読取導入搬送路211fを通して前記読取部211gに送り込まれることによって当該原稿の第2面(裏側面)の画像が読み取られる構成になされている。
一方、上述した片面搬送路211aは、薄板状部材により形成された上下一対のガイド板から形成されており、その片面搬送路211aの上面を形成するように配置された片面上部ガイド板211a1と、下面を形成するように配置された片面下部ガイド板211a2との間に通路状をなすように形成されている。このうち、上方側の片面上部ガイド板211a1は、前記自動原稿搬送部211の外表面を形成している機能ユニットである開閉カバーユニット211Aに対して、その下面(内面)を構成するように取り付けられている。
上記開閉カバーユニット211Aは、側面視において略逆L字状をなすように構成されていて、前記自動原稿搬送部211の下端側角隅部(図示左端下部)に配置された回動軸211qを中心として回動可能となるように支持されている。これによって前記開閉カバーユニット211Aの全体が上方側に開放される構成になされている。このように上記回動軸211qを中心として回動可能に構成された開閉カバーユニット211Aには、上述した給紙ローラ211b及び分離ローラ211cが、上述した片面上部ガイド板211a1から下方側に一部露出するように取り付けられている。
また、特に図2に示されているように、上記開閉カバーユニット211Aの外表面部分に設けられた操作口211A1内には、解除レバー211A2の上面部が露出するように配置されている。その解除レバー211A2の一端縁部分は、上記開閉カバーユニット211Aのフレーム(図示省略)に対して略水平方向の支持軸211A3を介して回動可能となるように取り付けられており、当該解除レバー211A2の回動側の端縁部分がユーザにより引き上げ操作されることによって回動される構成になされている。
上記解除レバー211A2には、前記支持軸211A3の近傍に不図示の凸部が設けられており、その凸部に、細長板状部材からなる解除リンク部材211A4の一端部分が回転自在に取り付けられているとともに、その解除リンク部材211A4の他端側部分には長穴211A5が形成されている。そして、その長穴211A5内に遊嵌状態にて挿通された回動ピン(図示省略)を有する解除軸211A6に対して、上述したユーザによる前記解除レバー211A2の引き上げ操作が回動力として伝達されるようになっている。
上記解除軸211A6は、前記開閉カバーユニット211Aの内部に原稿幅方向に延在するように配置されており、上述した解除レバー211A2の回動動作に従って、当該解除軸211A6の軸方向両端部分に設けられた一対の解除フック211A7が回動される構成になされている。すなわち、上述した解除レバー211A2が図2の通常状態から上方に向かって引き上げられると、前記解除フック211A7が、後述する排紙ガイドユニット211Dに設けられたフック係止部(図示省略)から解除される方向に回動され、それによって前記開閉カバーユニット211Aの全体が、上方側に開放可能状態に移行される。
一方、特に図3及び図4に示されているように、機能ユニットとして設けられた上記開閉カバーユニット211Aの下方側には、同じく機能ユニットとして設けられた分離ガイドユニット211Bが、前記片面搬送路211aを介して下方側から重なり合うようにして重合配置されている。この分離ガイドユニット211Bの上面側には、上述した片面搬送路211aの下面を構成している片面下部ガイド板211a2が取り付けられている。そして、前述した開閉カバーユニット211Aが上方側に開放動作された状態になされたときに、当該開閉カバーユニット211Aと、その下方側に重合配置されている分離ガイドユニット211Bとの間に開放隙間S1が形成され、それら両機能ユニットどうしの間の片面搬送路211aの開放動作が行われるようになっている。
上記分離ガイドユニット211Bは、原稿幅方向に沿って延在する細長板状部材から形成されており、原稿搬送方向(図3の左方向)の一端側部分(図3の左端側部分)が、後述する搬送ガイドユニット211Cの側端板211C1に設けられた回動軸211rを中心として回動可能となるように支持されている。また、上記分離ガイドユニット211Bにおける操作方向手前側の端面上には、開放動作に関する適宜のリンク機構を構成するリンク係止ピン211B1が立設されており、そのリンク係止ピン211B1が、同じくリンク機構を構成する細長板状部材からなるリンク部材211Lを介して上述した開閉カバーユニット211Aに対してリンク結合により連結されている。
すなわち、上記リンク部材211Lの上端側部分は、上述した開閉カバーユニット211Aの手前側端面に枢着されており、その開閉カバーユニット211Aから回動自在の状態で垂れ下がるように取り付けられている。また、このリンク部材211Lの下方側部分には長穴211L1が形成されており、その長穴211L1内に、上述した分離ガイドユニット211Bの片側端面(操作方向手前側端面)に立設されたリンク係止ピン211B1が遊嵌状態で挿入されている。
そして、前記開閉カバーユニット211Aが上方側に向かってある程度の角度まで開放操作されたときに、上述したリンク部材211Lの長穴211L1の下端側部分を構成している略半円状の開口端縁が、上述した分離ガイドユニット211B側のリンク係止ピン211B1に当接される。そして、そのときから上記分離ガイドユニット211Bは、前記開閉カバーユニット211Aに対してリンク部材211Lを介して一体化された状態になされ、その一体の機能ユニットとしての開閉カバーユニット211Aに対する開放動作が行われることにより、他の機能ユニットとしての上記分離ガイドユニット211Bが開閉カバーユニット211Aにより引っ張り上げられる構成になされている。
このように上記両ユニット211A,211Bは一体となって開放される構成になされており、それらが開放された状態において上記分離ガイドユニット211Bと、その下方側に重合配置された後述する搬送ガイドユニット211Cとの両機能ユニットどうしの間に適宜の開放隙間S2が形成され(図4参照)、上述した反転搬送路211kの開放が行われるようになっている。そして、そのときに形成される開放隙間S2の大きさは、前記リンク部材211Lに設けられた長穴211L1の長さに対応したものとなる。
また、前記分離ガイドユニット211Bの上面側には、上述した分離部材211dが取り付けられているとともに、この分離ガイドユニット211Bの下面側には、前述した反転搬送路211kの上面を構成している薄板状部材からなる反転上部ガイド板211k1が取り付けられている。さらに、この機能ユニットとして設けられた分離ガイドユニット211Bの下方側には、同じく機能ユニットとして設けられた搬送ガイドユニット211Cが、前記反転搬送路211kを形成する適宜の間隔を介して重なり合うように重合配置されている。
この搬送ガイドユニット211Cの上面側には、薄板状部材からなる反転下部ガイド板211k2が取り付けられており、その反転下部ガイド板211k2と、前記分離ガイドユニット211Bに取り付けられた両反転上部ガイド板211k1との間に、上述した反転搬送路211kが形成されている。
また、上記搬送ガイドユニット211Cの下面側には、前記読取部211gを挟んだ両側部分に、同じく薄板状部材からなる読取導入上部ガイド板211f1及び読取排出上部ガイド板211h1がそれぞれ取り付けられている。一方、装置本体側における前記読取部211gを挟んだ両側部分には、給紙ガイドユニット211D及び排紙ガイドユニット211Eがそれぞれ固定状態にて設けられており、それらの給紙ガイドユニット211D及び排紙ガイドユニット211Eの上面を構成するようにして薄板状部材からなる読取導入下部ガイド板211f2及び読取排出下部ガイド板211h2がそれぞれ取り付けられている。そして、それら読取導入下部ガイド板211f2及び読取排出下部ガイド板211h2と、上記読取導入上部ガイド板211f1及び読取排出上部ガイド板211h1との間に、前述した読取導入搬送路211f及び読取排出搬送路211hがそれぞれ形成されている。
さらに、前記搬送ガイドユニット211Cの原稿幅方向における両端位置に一体形成された両側端板211C1には上述した回動軸211qが設けられている。そして、その回動軸211qを中心として上記搬送ガイドユニット211Cが、前記開閉カバーユニット211Aと同軸に回動可能となるように支持されていて、それによって上方側に開放される構成になされている。さらに、この搬送ガイドユニット211Cは、上述した開閉カバーユニット211Aの片側端面(操作方向手前側端面)から回動自在に垂れ下がるリンク部材211Lを介して、前記開閉カバーユニット211Aとリンク結合される構成になされている。
すなわち、上述したリンク部材211Lの下端部分には、特に図4に示されているように、原稿幅方向の装置外方側に向かって略直角に折り曲げられたフック係合片211L3が形成されている。一方、前記搬送ガイドユニット211Cの両側端板のうちの手前側に配置された側端板211C1の内壁面側には、上記リンク部材211L側のフック係合片211L3に係合可能な位置にフック係止片211L4が装置内方側に向かって凸状をなすように形成されている。
そして、前記開閉カバーユニット211Aが、分離ユニット211Bとともに上方側に向かってある程度の角度まで開放されたときに、上述したリンク部材211L側のフック係合片211L3が搬送ガイドユニット211C側のフック係止片211L4に係合される。それによって上記搬送ガイドユニット211Cが、リンク部材211Lを介して開閉カバーユニット211Aと一体化された状態になされ、さらに開閉カバーユニット211Aが開放操作されることによって上記搬送ガイドユニット211Cが、上述した分離ガイドユニット211Bとともに前記開閉カバーユニット211Aにより引っ張り上げられるようにして開放され、さらに上記搬送ガイドユニット211Cを単独で開放方向に回動させれば全開放状態になされるようになっている。
上述したような構成を有する前記搬送ガイドユニット211Cには、前記斜行補正手段を構成するレジストローラ対211e,211eが取り付けられているとともに、前記排出側搬送ローラ対211i,211iのうちの上方側ローラが取り付けられている。さらに、上述した読取部211gを構成する上部反射板(白板)211g3が、当該搬送ガイドユニット211Cの最下端部分に取り付けられている。
ここで、前述した搬送ガイドユニット211Cの原稿幅方向における略中央部分には、周知構造のスタンプ機構211C2が上方に露出するように設けられている。このスタンプ機構211C2は、前述した読取部211gで画像を読み取られた原稿に対して読み取り済みの印影を押捺する構成を備えたものであって、上記搬送ガイドユニット211Cの内部に立設されるように取り付けられた本体ソレノイドの上端出力部にスタンプ押印部が装着された構造になされている。
このようなソレノイド型のスタンプ機構211C2の構造は、周知であるので詳細な説明は省略することとするが、本実施形態におけるスタンプ機構211C2は、上述した読取部211gの上方位置に配置されている。より具体的には、そのスタンプ機構211C2は、上記読取部211gを構成している原稿支持用ガラス板(原稿支持部材)211g1に対して上方位置に配置されている。そして、そのスタンプ機構211C2を構成している本体ソレノイドの上端位置に設けられたスタンプ押印部が、前述した反転搬送路211kの下面を形成している反転下部ガイド板211k2の開口部から反転搬送路211k内に露出するように配置されている。このように本実施形態におけるスタンプ機構211C2は、原稿の搬送方向において略平面状に延在する搬送路として設けられた反転搬送路211kに配置されている。
また、上記スタンプ機構211C2の下方側、すなわち当該スタンプ機構211C2と前記読取部211gとの間には、浅底の皿状をなすように形成されたインク受け部材211C3が介在するように配置されている。このような構成によって、上記スタンプ機構211C2から万一インク漏れを生じても、そのインクがインク受け部材211C3により受けられて、それ以上、漏れインクが下方に落下することがなくなり、読取部211gをインクで汚染してしまうような事態が回避されるようになっている。
そして、上記スタンプ機構211C2の本体ソレノイドに対して適宜のタイミングで通電が行われることによって、本体ソレノイドの上端部に装着されたスタンプ押印部が反転搬送路211kの内部側に向かって突出するように作動され、そのとき上記反転搬送路211k内にある原稿に対して上記スタンプ押印部が圧接することにより読み取り済みの印影が原稿に押捺されるようになっている。
このようなスタンプ機構211C2による押捺動作は、前述した原稿搬送制御手段からの指令に基づいて実行され、前記読取部211gで読み取りを完了した後の原稿の後端を検知する排紙センサ211nから発せられる検知信号に基づいて行われる。すなわち、前述した読取排出搬送路211hには、前記排出側搬送ローラ対211iと排紙ローラ対211j,211jとの間部分に、当該読取排出搬送路211h内を搬送される原稿に接触する検知フラグや非接触の光センサなどから構成される排紙センサ211nが配置されている。
そして、まず原稿の片面(第1面)の画像のみを読み取る場合においては、上述した排紙センサ211nが、前記読取部211gで画像の読み取りを完了した後の原稿の後端を検知してから予め定められた設定時間を経過した後に、前記排出手段としての排紙ローラ対211j,211jにより正転搬送されていた読み取り後の原稿が一旦停止される。このときの原稿の停止位置は、前述した両面読み取り時における反転位置(スイッチバックポイント)と同じ位置である。その後、前述した排紙ローラ対211j,211jが反転回転駆動されることにより原稿のスイッチバックが行われて、前記反転搬送路211k内を原稿が予め定められた設定時間にわたって逆方向に反転搬送される。そして、そのスイッチバックにより反転搬送された原稿の先端が、上述したスタンプ機構211C2の直上位置、つまりスタンプ位置に到達した時点で原稿の逆送が停止され、そこで上記スタンプ機構211C2のスタンプ押印部の突出作動が行われることにより読み取り済みの印影が原稿の表側面(第1面)に押捺される。このようにして片面(第1面)に関する画像の読み取り済みの印影が押捺された後における原稿は、前記排紙ローラ対211j,211jの正転搬送が再開されることによって、上述した原稿排紙トレイ213の載置面上に積層状に排出される構成になされている。
これに対して原稿の両面(第1面及び第2面)を読み取る場合には、上述した片面(第1面)の読み取り後の原稿に読み取り済みの印影の押捺が行われるまでは同様の動作が実行され、その後に、上述した原稿の反転搬送が再開され、当該原稿の第2面(裏側面)に対して前記読取部211gにおいて読み取りが行われる。次いで、その第2面(裏側面)の読み取りを完了した後の原稿の後端を、上述した排紙センサ211nが検知してから、前記両面読み取りの反転位置(スイッチバックポイント)まで原稿の搬送が行われて排出搬送動作が一旦停止される。次いで、前述した排紙ローラ対211j,211jが反転回転駆動されて原稿がスイッチバックされ、原稿の先端が前記スタンプ機構211C2の直上位置のスタンプ位置に到達した時点で、当該原稿の反転搬送が停止されて上記スタンプ機構211C2による読み取り済みの印影の押捺動作が原稿の裏側面(第2面)に対して実行される。
このようにして両面(第1面及び第2面)に関する画像の読み取り済みの印影が押捺された後における原稿は、前記排紙ローラ対211j,211jの反転駆動が再開されることによって前記読取部211gを再び通過した後に、正転駆動される前記排紙ローラ対211j,211jの正転搬送によって上述した原稿排紙トレイ213の載置面上に積層状に排出される構成になされている。
なお、上述したスタンプ機構211C2に対しては、所定の期間の使用後にインク等のオプション部品に対する補充又は交換が行われる構造になされている。
このような構成を有する本実施形態では、読取部211gで画像を読み取られた原稿に対して読み取り済みの印影を押捺するスタンプ機構211C2が、上記読取部211gの上方位置の配置されており、従来のように原稿を排出する側の搬送路にスタンプ機構が配置されたものとは異なり、排出側の搬送路の搬送経路長を短縮化することが可能となることから、原稿搬送装置21の小型化が大幅に図られるようになっている。
特に本実施形態においては、上述した読取部211gの直上位置を覆う搬送ガイドユニット211Cにスタンプ機構211C2が設けられていて、当該スタンプ機構211C2による押捺動作が行われる際やメンテナンスが施される際に、読取部211gが搬送ガイドユニット211Cにより覆われることとになるため、そのスタンプ機構211C2から漏れたインク等が読取部211gを汚染するような事態が防止されるようになっている。また、上記搬送ガイドユニット211Cが開放されることにより、はじめて上記読取部211gが開放されることから、その読取部211gの開放時においては上記スタンプ機構211C2が搬送ガイドユニット211Cの開放操作によって読取部211gの直上位置から離間した位置に移動されることとなる。従って、その場合においてもスタンプ機構211C2から漏れたインク等による読取部211gの汚染が回避されるようになっている。
さらに本実施形態においては、両面画像の読取を行うために設けられた反転搬送路211kにスタンプ機構211C2が露出するように配置されていることから、その反転搬送路211kを利用してスタンプ機構211C2が効率的に配置されるようになっている。
また本実施形態においては、いわゆる流し読み方式の読取部211g内に搬入される原稿を支持する原稿支持用ガラス板211g1に対してスタンプ機構211C2が上方位置から対面するように配置されていることから、排出側の搬送路にスタンプ機構が全く配置されることがなくなるため、排出側の搬送路の経路長短縮化がより確実かつ大幅に実現されることとなる。
さらにまた本実施形態によれば、原稿搬送制御手段からの指令によって、読み取り後の原稿に対して読み取り済みの印影を押捺するか否かの切り替えが円滑に切り替えられるようになっている。
また本実施形態においては、原稿の搬送方向において略平面状に延在する搬送路である反転搬送路211kにスタンプ機構211C2が配置されていることから、原稿の被読取面に対してスタンプ機構211C2が湾曲したり傾斜することなく正常な略平面状に対面した状態に配置されるため、上記スタンプ機構211C2による捺印精度が良好に維持されるようになっている。
加えて本実施形態においては、スタンプ機構211C2と読取部211gとの間に、インク受け部材211C3が介在する配置になされていることから、スタンプ機構211C2からたとえインク漏れが発生しても、その漏れたインクが下方のインク受け部材211C3により受けられることとなり、読取部211gをインクで汚してしまうような事態が良好に回避されるようになっている。
以上、本発明者によりなされた発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態は、ファクシミリ装置に対して本発明を適用したものであるが、複写機等の他の画像形成装置に対しても本発明は同様に適用することができる。
以上述べたように本発明にかかる画像形成装置は、ファクシミリや複写機などの多種多様な画像形成装置に対して広く適用することが可能である。
本発明を適用する画像形成装置の一例としてのファクシミリ装置の全体構造を模式的に表した縦断面説明図である。 図1に示されたファクシミリ装置に取り付けられている本発明の一実施形態にかかる原稿搬送装置の外観を表した斜視説明図である。 図1及び図2に示された本発明の一実施形態にかかる原稿搬送装置の自動原稿搬送部の内部構造を模式的に表した縦断面説明図である。 図2及び図3に示された原稿搬送装置におけるユニット開放状態を表したものであって、側端板から外カバーを取り外した状態の外観斜視説明図である。 一般の原稿搬送装置における自動原稿搬送部の内部構造を模式的に表した縦断面説明図である。
符号の説明
11 画像記録本体部
12,13 給紙装置
14 画像形成部
16 排出部
16c 記録媒体排紙トレイ
21 原稿搬送装置
211 自動原稿搬送部
211a 片面搬送路
211b 給紙ローラ
211c 分離ローラ
211d 分離部材
211e レジストローラ(斜行補正手段)
211f 読取導入搬送路
211g 読取部
211g1 原稿支持用ガラス板(原稿支持部材)
211g2 画像読取用センサ
211h 読取排出搬送路
211i 排出側搬送ローラ対
211j 排紙ローラ対
211k 反転搬送路
211k1 反転上部ガイド板
211k2 反転下部ガイド板
211n 排紙センサ
211A 開閉カバーユニット(機能ユニット)
211B 分離ガイドユニット(機能ユニット)
211C 搬送ガイドユニット(機能ユニット)
211C2 スタンプ機構
211C3 インク受け部材
211D 給紙ガイドユニット
211E 排紙ガイドユニット
212 原稿給紙トレイ
212a 原稿ガイド
213 原稿排紙トレイ

Claims (7)

  1. 原稿を読取部まで搬送して当該原稿の画像を読み取るように構成されたものであって、前記読取部で画像を読み取られた原稿に対して読み取り済みの印影を押捺するスタンプ機構が設けられた原稿搬送装置において、
    前記スタンプ機構が、前記読取部の上方位置に配置されていることを特徴とする原稿搬送装置。
  2. 前記読取部が、前記原稿を搬送しながら画像の読み取りを行う流し読み方式で構成されているとともに、
    前記スタンプ機構が、前記読取部に搬入される原稿を支持する原稿支持部材の上方位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の原稿搬送装置。
  3. 前記スタンプ機構が、前記原稿の両面画像の読取時に使用する反転搬送路に配置されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の原稿搬送装置。
  4. 前記原稿の搬送制御を行う原稿搬送制御手段を備えたものであって、
    当該原稿搬送制御手段は、原稿の片面の画像を読み取る場合において、前記原稿に対して読み取り済みの印影を押捺しないときには読み取り後の原稿を排出する排出手段の正転搬送によって原稿を排出し、前記原稿に対して読み取り済みの印影を押捺するときには前記排紙手段により正転搬送されていた読み取り後の原稿を一旦停止した後に反転搬送し、前記スタンプ機構の直上位置まで到達した時点で停止させて読み取り済みの印影を押捺させた後に再び正転搬送を再開して原稿の排出を行うように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の原稿搬送装置。
  5. 前記スタンプ機構が、前記原稿の搬送方向において略平面状に延在する搬送路に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の原稿搬送装置。
  6. 前記スタンプ機構と前記読取部との間に、インク受け部材が介在するように配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の原稿搬送装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された原稿搬送装置を用いて読み取られた画像情報を適宜の記録媒体に画像形成するように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
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