JP2002135469A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002135469A
JP2002135469A JP2000325753A JP2000325753A JP2002135469A JP 2002135469 A JP2002135469 A JP 2002135469A JP 2000325753 A JP2000325753 A JP 2000325753A JP 2000325753 A JP2000325753 A JP 2000325753A JP 2002135469 A JP2002135469 A JP 2002135469A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿の両面の読み取りが終了した後、その表
裏面を反転させる経路を経て排出するファクシミリ装置
において、容易に原稿読取終了の確認が行え、且つ、読
取終了確認の処理時間を短縮し、原稿の両面の読み取り
に要する時間を短縮したファクシミリ装置を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 第1原稿搬送経路R1に沿って、エキス
トラローラ30の直後方に済みスタンプ60を設け、該
済みスタンプ60により両面の読み取り確認するマーク
を原稿面に2個押印する。また、前記済みスタンプ60
により前記マークを原稿の同じ面に2個押す。さらに、
前記済みスタンプ60により前記マークを原稿表面に押
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に原稿を順
次給送し、その表裏両面の読み取りが可能なファクシミ
リ装置の原稿読取終了を確認する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の原稿読取装置では、原稿の両面を
読み取る場合、まず、原稿を読取部へ給送してその表面
を読み取り、排出ローラにより排紙トレイ上の排出口へ
搬送していた。ここで、一旦、原稿を停止させてその表
面終端に読取終了を確認する済みマークを押印し、この
後に、原稿の終端を挟持する排出ローラの回転方向を逆
転させ、該原稿を原稿戻し経路を通じて反転させつつ再
度読取部へ給送して、次にその裏面を読み取っていた。
そして、排出口まで搬送された原稿を一旦停止させ、そ
の裏面に済みマークを押印し、再度スイッチバックさせ
て、もう一度原稿戻し経路を通じて読取部へ搬送し、こ
のとき該読取部では読み取りを行わずそのまま通過さ
せ、原稿表面を下にして排出していた。こうして、給紙
口に積まれていたページ順に原稿を揃え直しながら、順
次排出トレイに積載していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術において、原稿両面を読み取る場合に、その片面
を読み終える毎に、済みスタンプにより済みマークを押
印していたので、済みスタンプを押す度に原稿を停止さ
せる必要があり、読取時間が増すのであった。さらに、
第1面の読み取りが終了し、その終端部に済みマークが
押印された原稿を、スイッチバック反転させると、スイ
ッチバック反転前の終端側が進行方向、つまり、先端側
となって読取部へ送られる。このため、その第2面の読
み取りが終了した後に、排出ローラにより排出口へ搬送
され、ここで、一旦、原稿を停止させると、その裏面終
端に済みマークが押印されることとなる。この済みマー
クの押された原稿裏面終端は、該スイッチバック反転前
にあっては原稿の先端であり、すなわち、該スイッチバ
ック反転前を基準に考えると、原稿表面にはその終端側
に済みマークが押印され、一方、原稿裏面にあってはそ
の先端側に押印されている。このため、ユーザは1枚ず
つ原稿両面を確認しなければならず、しかも、それぞれ
の面において、その先端と終端の反対位置に押印されて
いると、なお一層、その確認が煩雑となり、その結果、
確認し忘れ等、確認ミスの頻度も高まる。
【0004】本発明では、前記の点を鑑み、原稿の両面
の読み取りに要する時間を短縮し、且つ、容易に原稿読
取終了の確認が行えるファクシミリ装置を提供すること
を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】本発明は以上のような課題を解決すべく、
次のような手段を用いるものである。すなわち、請求項
1記載の如く、原稿の両面の読み取りが終了した後、そ
の表裏面を反転させて排出するファクシミリ装置におい
て、原稿の反転動作時に両面の読み取りが終了したこと
を確認するマークを原稿面に2個押す。
【0006】また、請求項2記載の如く、前記マークを
原稿の同じ面に2個押す。
【0007】さらに、請求項3記載の如く、前記マーク
を原稿表面に押す。
【発明の実施の形態】
【0008】本発明の実施の形態を、添付の図面を基に
説明する。図1はファクシミリ装置の斜視図、図2は同
じく側面断面図、図3はファクシミリ装置のADFの側
面断面図、図4は済みスタンプの構成を示す側面断面
図、図5はファクシミリ装置の制御構成を示すブロック
図、図6はファクシミリ装置の第1過程での原稿の流れ
を示すADFの側面断面図、図7は同じく第2過程での
原稿の流れを示すADFの側面断面図、図8は同じく第
3過程での原稿の流れを示すADFの側面断面図、図9
はファクシミリ装置の制御構成の第1段階を示す流れ
図、図10は同じく第2段階を示す流れ図、図11は同
じく第3段階を示す流れ図、図12は同じく最終段階を
示す流れ図である。
【0009】まず、本発明に係るファクシミリ装置の全
体構成から説明する。図1乃び図2に示すファクシミリ
装置は、記録部2の上方に読取部1を配置して構成され
ている。記録部2には、記録装置3及び給紙カセット4
がそれぞれ上下に内装されており、給紙カセット4内に
堆積される用紙を記録装置3へ給紙して、記録した後
に、記録紙排出トレイ5へ排出するように構成してい
る。
【0010】読取部1は、その一部構成体である読取ケ
ース10の底面より延設されるヒンジ10bが、記録部
2に配設されたヒンジピン1a上に枢支されていること
により、該記録部2に対して、ヒンジピン1aを支点と
して上下回動可能とされている。
【0011】読取部1においては、読取ケース10内に
読取装置6が収納されている。読取ケース10の上面に
は、透明状の静止原稿載置ベッド11を配設しており、
該静止原稿載置ベッド11上に原稿が置かれると、該読
取装置6が、図2の実線位置から仮想線位置まで移動し
て走査を行う。
【0012】読取ケース10の上方には、その一辺を中
心として上下開閉可能に構成される原稿押えカバー7が
配置され、静止原稿載置ベッド11上に載置された原稿
を原稿押えカバー7により上方から押えるものとしてい
る。
【0013】原稿押えカバー7の一端部には、ADF8
が付設されている。ADF8の外観は、図1のように、
読取装置6の走査方向と直交する方向上にて並列状にサ
イドフレーム7a・7bを立設しており、両サイドフレ
ーム7a・7b間に、ADF8の原稿搬送部全体を覆う
開閉可能なADFカバー14が挟まれるように配置され
たものとなっている。各サイドフレーム7a・7bのA
DFカバー14側端部に沿う内側開口面には、図示され
ない板金製の側板がそれぞれ立状に固設されていて、例
えば、後記の各フィードローラのうち、駆動ローラのロ
ーラ軸の各軸端を軸支している。原稿押さえカバー7
と、サイドフレーム7a・7bの一方または両方は、該
駆動ローラの駆動源及びその伝動系を覆っており、その
内側面が該側板にて覆われているのである。
【0014】これら原稿押えカバー7とサイドフレーム
7a・7bがADF8の装置本体を形成し、該装置本体
に左右を挟まれて、ADFカバー14にて覆われる原稿
搬送部が配設されて、ADF8全体を構成している。
【0015】ADF8の給紙口8aに連なるように、該
原稿押えカバー7の上方に原稿供給トレイ9が配設され
ており、その下方における原稿押えカバー7の上面に
は、ADF8の該給紙口8aの直下に配置された排紙口
8cに連なるように、原稿排出トレイ7cが一体成形さ
れている。ADF8内には、給紙口8aから排紙口8c
まで原稿搬送経路が構成されている。
【0016】原稿供給トレイ9上に堆積されたシート原
稿は、一枚ずつピックアップされ、給紙口8a下流に挿
入される。ADF8にて給紙されてプラテンガラス12
の上を通過する原稿は、図2中で実線にて示した初期位
置の読取装置6により読み取られる。読み取られた後の
原稿は、排紙口8cから原稿排出トレイ7c上に排出さ
れる。
【0017】このように、読取部1は、読取装置6を走
査させて静止原稿を読み取るフラットベッドタイプのス
キャナとして用いるとともに、読取装置6を位置固定し
て原稿をADF8に給送しながら読み取りを行うシート
フィードタイプのスキャナとして用いることができるよ
うに構成されている。
【0018】また、読取ケース10の一側方にはキーパ
ネル13が付設されている。該キーパネル13の各種操
作キーを押すことにより、原稿内容の読み取りを行った
り、読み取った内容をファクシミリ送信する際の送信先
の設定を行ったり、受信内容や読み取った内容の記録装
置3による記録を行ったり、様々な操作がなされるので
ある。
【0019】次に前記ADF8の内部構造について説明
する。なお、この説明において、図3に示す側面視に
て、原稿搬送方向を前後方向(原稿搬送路について給紙
口8a・排紙口8c側を前方、湾曲部(搬送方向折り返
し部)側を後方とする。)とし、その水平方向における
直交方向を左右方向として、各構造体の上下・前後位置
を説明するものとする。
【0020】図3に示すように、まず、給紙口8aから
排紙口8cにかけて側面視略「?」の字を寝かせた形状
の第1原稿搬送経路R1が形成されている。該第1原稿
搬送経路R1は給紙口8aからの「C」状に湾曲した円
弧状経路と、排紙口8cへ水平に向かう水平経路と、該
円弧状経路と該水平経路とを結ぶ傾斜路とから成り、該
水平経路の後端位置には分岐点Qが設けられ、該分岐点
Qから後方へ向けて第2原稿搬送経路R2が延設され、
該第1原稿搬送経路R1の湾曲部で連通されている。こ
こで、この連通個所を合流点Pとする。
【0021】そして、前記第1原稿搬送経路R1におけ
る円弧状経路から傾斜路へ移行する個所に分岐点Sが設
けられ、また、前記排紙口8cの下方にはシート原稿の
搬送方向を逆転させる一時排出口8bが設けられ、該分
岐点Sから該一時排出口8bに向けて第3原稿搬送経路
R3が延設されている。前記第3原稿搬送経路R3にお
ける分岐点Sと一時排出口8bとの中間位置に分岐点T
が設けられ、該分岐点Tからその上方を前後に走る第1
原稿搬送経路R1にかけて、側面視、「U」字を寝かせ
た形状の第4原稿搬送経路R4が形成されている。ここ
で、この第4原稿搬送経路R4と第1原稿搬送経路R1
との連通個所を合流点Rとする。
【0022】次にシート原稿をフィードするローラの配
置であるが、前記一時排出口8bと前記排紙口8cとの
間には正逆回転可能なエキストラローラ30が配設さ
れ、その上下の原稿搬送経路R1・R3で摺接するよう
に第1プレスローラ31と第2プレスローラ32とが配
設されている。ここで、第1原稿搬送経路R1における
エキストラローラ30と第1プレスローラ31とのニッ
プ部をE、第3原稿搬送経路R3におけるエキストラロ
ーラ30と第2プレスローラ32とのニップ部をFとす
る。
【0023】また、給紙口8aの近傍にはセパレートロ
ーラ22とリタードローラ23とのニップ部Aが配設さ
れ、該セパレートローラ22の両端より前方に向けてア
ーム20・20が揺動自在に配設され、該アーム20・
20の前端部にピックアップローラ21が軸支されてい
る。そうして、給紙口8aから排紙口8cまでの第1原
稿搬送経路R1に沿って、前記セパレートローラ22と
リタードローラ23とのニップ部A、レジストローラ2
4とレジストフォローローラ25とのニップ部B、第1
フィードローラ26と第1スレイブローラ27のニップ
部C、第2フィードローラ28と第2スレイブローラ2
9のニップ部D、前記エキストラローラ30と第1プレ
スローラ31とのニップ部Eの順に配設されている。
【0024】こうして、前記ピックアップローラ21、
セパレートローラ22、及びリタードローラ23等によ
り、原稿供給トレイ9上に堆積されたシート原稿を一枚
ずつ分離して、給紙口8aから第1原稿搬送経路R1へ
給送するようにしている。
【0025】前述の各ローラのうち、レジストローラ2
4、第1フィードローラ26、第2フィードローラ2
8、及びエキストラローラ30の各ローラ軸24a・2
6a・28a・30aは、両軸端が、それぞれ前記のA
DF8装置本体の各側板に軸支されて、位置固定されて
おり、ローラ22・24・26・28・30はサイドフ
レーム7a・7bのいずれか、あるいは両方の内部に配
設された駆動源及び伝動機構により駆動されるようにな
っている。すなわち、図4に示すように、該ローラ22
・23・24・26・28・30は駆動ローラであっ
て、それぞれに接触する各ローラ25・27・29・3
1・32が各駆動ローラに連れ回る従動ローラとなって
いる。
【0026】そうして、図3に示すように、前記分岐点
Sの直前方の第1原稿搬送経路R1と第3原稿搬送経路
R3との間に、該原稿搬送経路R1・R3間を切り換え
る第1ガイド部材37が配設され、また、前記分岐点Q
の直後方の第1原稿搬送経路R1と第2原稿搬送経路R
2との間に、該原稿搬送経路R1・R2間を切り換える
第2ガイド部材38が配設され、そして、前記分岐点T
の直後方の第3原稿搬送経路R3と第4原稿搬送経路R
4との間に、該原稿搬送経路R3・R4間を切り換える
第3ガイド部材39が配設されている。
【0027】前記第1ガイド部材37は、ソレノイド4
7等のアクチュエータを用いて電気的に経路の切り換え
が行われ、原稿第1面(表面)の読み取り後には第1原
稿搬送経路R1へ、原稿第2面(裏面)の読み取り後に
は第3原稿搬送経路R3へとシート原稿を給送するよう
に制御されている。一方、前記ガイド部材38・39に
はフィルム等の可撓性部材を使用し、シート原稿の搬送
方向により経路が開かれ、該シート原稿の通過後にはそ
の自重、及びその弾性により元位置へ復帰して、その経
路を閉じるように構成している。
【0028】詳しくは、前記第2ガイド部材38は、通
常、分岐点Rから合流点Pへ向けては通過自在で、分岐
点Sから分岐点Rへ向けてはその経路を塞ぐように付勢
されている。すなわち、排紙口8cから分岐点Qへ向け
ての搬送では、該第2ガイド部材38に沿って合流点P
方向へと案内され、一方、分岐点Sから分岐点Qへ向け
ての搬送では、シート原稿の先端が該第2ガイド部材3
8を押し上げて排紙口8c方向へと搬送され、該シート
原稿の終端が該分岐点Q位置を通過すると、該第2ガイ
ド部材38はその自重、及びその弾性により元位置へ復
帰する。
【0029】前記第3ガイド部材39についても略同様
の構成で、通常、ニップ部Fから合流点Rへ向けては通
過自在で、分岐点Sからニップ部Fへ向けてはその経路
を塞ぐように付勢されている。すなわち、一時排出口8
bから分岐点Tへ向けての搬送では、該第3ガイド部材
39に沿って合流点R方向へと案内され、一方、分岐点
Sから分岐点Tへ向けての搬送では、シート原稿の先端
が該第3ガイド部材39を押し上げて一時排出口8b方
向へと搬送され、該シート原稿の終端が該分岐点T位置
を通過すると、該第3ガイド部材39はその自重、及び
その弾性により元位置へ復帰する。このように、第2ガ
イド部材38と、第3ガイド部材39とは電気的に切り
換えを行わず、安価な部材を使用し、且つ、シンプルな
構成としている。
【0030】次に送信済みの用紙に押印する済みスタン
プ60ついて説明する。前記済みスタンプ60はエキス
トラローラ30の直後方に配設され、第1原稿搬送経路
R1の合流点Rとニップ部Eとの中間位置に切欠口を設
けて、該切欠口より該済みスタンプ60の頭部を出没さ
せるように構成されている。そして、前記給紙口8aよ
り排出口8cへと搬送される用紙は、読取後に前記ロー
ラ30・31の上流側(図3における後部側)で、収納
状態の済みスタンプ60を上昇させることにより押印さ
れ、読取確認がなされる。尚、本発明では、片面読取時
には、済みスタンプ60を出没させてシート原稿表面の
終端部に1個の済みマークが押され、一方、両面読取時
にはシート原稿を繰り送りながら該済みスタンプ60を
連続して2回上昇させ、その表面の終端部に2個の済み
マークが押されるように制御している。以下、該済みス
タンプ60の昇降機構について説明する。
【0031】周知の通り、円筒状に巻回したコイルに電
流を流せば軸方向に磁場を生じ、該磁場中に鉄芯を置け
ば磁化して磁石となり、一方、この電磁石は電流を切れ
ば、磁化しない状態にもどる。本発明ではこの原理を利
用して済みスタンプ60の印体62を昇降させている。
【0032】すなわち、図4に示すように、前記済みス
タンプ60は、円柱状のスタンプ本体61、鉄製の円筒
ケース64、ソレノイド65、鉄芯66等から構成さ
れ、円筒状に捲回された該ソレノイド65を該円筒ケー
ス64内に埋設し、該円筒ケース64を載置面67に固
定する。また、該円筒ケース64の中空下部には鉄芯6
6が嵌設され、該鉄芯66上面には、円筒ケース64内
に摺動自在に嵌装されるスタンプ本体61が載置されて
いる。
【0033】前記円筒ケース64のソレノイド65とタ
ーミナル69とをリード線68により接続し、図5に示
すように、該ターミナル69と、ファクシミリ装置内に
設けられるコントローラ40とを制御線により接続す
る。
【0034】また、図4において、前記スタンプ本体6
1は、ゴム印等が貼設された印体62の下部にフェライ
ト磁石63を取り付けて形成されており、ソレノイド6
5に電流を流して鉄芯66を磁化させると、該鉄芯66
とフェライト磁石63とが反発して、スタンプ本体61
が円筒ケース62内周面に沿って上昇する仕組みであ
る。また、逆にソレノイド65の電流を切れば、該鉄芯
66は磁化していない状態に戻り、スタンプ本体61は
重力により自然に下降して元位置に収まる。
【0035】ここで、前記スタンプ本体61の昇降のタ
イミングであるが、コントローラ40からの制御信号
(通電命令)により、ターミナル69を通じてソレノイ
ド65に瞬間的に電流が流されれば、発生した磁場によ
りスタンプ本体61は瞬時に上下し、該原稿の所定位置
に押印がなされる。尚、両面読取時には、コントローラ
40からの制御信号によりシート原稿を繰り送りなが
ら、ソレノイド65に2度、瞬間的に電流を流し、スタ
ンプ本体61を連続して2度、上下させてやる。
【0036】このように、片面読取時、及び両面読取時
の両場合とも、シート原稿の同じ面の同じ位置に押印が
なされるように制御され、しかも、両場合では押印の仕
方が異なり、一目でその区別ができるので、ユーザーに
とって読取確認がしやすく、使い勝手がよいのである。
【0037】次にシート原稿の搬送に係る各センサにつ
いて説明する。まず、図3に示すように、前記第1原稿
搬送経路R1の給紙口8a付近にはドキュメントセット
センサ(以下、「DSセンサ」)43が配設されてい
る。給紙口8a奥深くにシート原稿がセットされると、
該DSセンサ43により検知され、これによりスタート
ボタン19と駆動源41との間の回路が接続されて、前
記駆動源41の駆動が可能な状態となり、逆に言えば、
原稿がセットされていない状態では、該回路が遮断され
たままでスタートボタン19を押しても該駆動源41は
始動せず、こうして原稿の空送りが防止されている。そ
して、該第1原稿搬送経路R1に沿って、第2原稿搬送
経路R2との合流点P付近にはレジストセンサ44が配
設され、また、第3原稿搬送経路R3との分岐点S付近
には反転センサ45が配設されている。前記センサ43
・44・45はそれぞれその搬送経路における一方の側
に発光素子を配置し、他方の側に受光素子を配置した光
センサ、またはリミットスイッチ等により構成されてお
り、センサ配置位置を通過するシート原稿の通過開始
時、または通過完了時等を検出し、図5に示すコントロ
ーラ40に制御信号(検出信号)を出力している。
【0038】さらに、前記センサ43・44・45の
他、図5に示す前述のコントローラ40には、以下に示
す制御部材とも接続されており、シート原稿の搬送パタ
ーンを制御している。37は、原稿の搬送方向を規制す
る前記した第1ガイド部材であり、該コントローラ40
からの制御信号(切換信号)を受信して、原稿の搬送経
路を切り換えている。すなわち、通常状態では、第1ガ
イド部材37は第3原稿搬送経路R3を塞いで第1原稿
搬送経路R1を開放しており、該コントローラ40から
の制御信号(切換信号)を受信することで、前記ソレノ
イド47に電流が流され、アクチュエーターが作用し
て、該第1ガイド部材37はやや上方へ回動し、第1原
稿搬送経路R1を塞いで第3原稿搬送経路R3を開放す
る。
【0039】前記ピックアップローラ21は、ソレノイ
ド46等のアクチュエータを用いて上下に揺動する構成
で、該コントローラ40からの制御信号(駆動信号)を
受信して、該ソレノイド46に電流が流され、該アクチ
ュエーターが作用して、該ピックアップローラ21は下
方へ回動し、シート原稿を押さえ込む。また、各ローラ
22・23・24・26・28・30の駆動源41は、
該コントローラ40からの制御信号(駆動信号)を受信
して、それぞれのローラ22・23・24・26・28
・30を駆動・停止する。尚、この駆動源41には、固
定子の多相巻線に順次パルスを加え、その1パルスごと
に回転子が一定角度だけ回転するステップモータ等を使
用し、該コントローラ40ではステップ制御を行って、
該駆動源41の回転ステップ数を計測している。
【0040】前記ローラ22・23・24・26・28
の回転方向は駆動源41の正逆回転に連動し、但し、エ
キストラローラ30においては図5に示す正逆回転切替
機構48を介して制御され、適宜、回転方向を切り換え
ている。前記正逆回転切換機構48は駆動源41とエキ
ストラローラ30との間に設けられ、駆動源41からの
動力が伝達される駆動軸と、エキストラローラ30へ出
力する出力軸との間に、一方は駆動軸と同方向の回転を
伝達する同方向伝達機構を、他方はその回転方向を逆転
して伝達する逆転伝達機構を介装し、該駆動軸、または
該出力軸にスプライン嵌合させた電磁クラッチ49を摺
動変位させ、一方の伝達機構との接続を解除して、他方
の伝達機構と接続し、該電磁クラッチ49を介して一方
の回転のみが出力軸へ取り出される。こうして、第1ガ
イド部材37の切換動作に連動して、該コントローラ4
0から正逆回転切換機構48の電磁クラッチ49へ制御
信号(切換信号)が出力され、エキストラローラ30の
回転方向が切り換わる。尚、別構成として、駆動源41
・41を2つ設け、一方の駆動源41によりローラ22
・23・24・26・28を駆動し、他方の駆動源41
によりエキストラローラ30を駆動する構成としてもよ
い。この場合、該一方の駆動源41は一定方向に回転
し、該他方の駆動源41は適宜正逆回転して、前記正逆
回転機構48を介することなく直にエキストラローラ3
0の回転方向を転換する。
【0041】また、駆動源41とセパレートローラ22
との間には電磁クラッチ51が介設され、該コントロー
ラ40からの制御信号(停止命令信号)を受信して、該
電磁クラッチ51を切断し、セパレートローラ22を停
止させる。そして、駆動源41とレジストローラ24と
の間には電磁クラッチ50が介設され、駆動源41が逆
転方向に回転しているときのみ、その動力が伝達される
構成としている。また、図1に示すキーパネル13上に
は、片面/両面読取の変換等、読取モードの設定を行う
ファンクションキー18、シート原稿の取り込み操作を
開始させるスタートボタン19、そして、複数枚のシー
ト原稿を連続して読み取る時などその読取操作を途中で
停止するストップボタン16等が配置されており、該フ
ァンクションキー18やスタートボタン19、ストップ
ボタン16等の操作が成されると、該コントローラ40
へ制御信号が出力される。
【0042】ここで、本発明に係るシート原稿の両面読
み取りについて、その流れを概略説明する。原稿給紙ト
レイ9に表面を上にしてセットされたシート原稿は、ま
ず、図6に示すように、第1過程で、給紙口8a→ニッ
プ部A→合流点P→ニップ部B→ニップ部C→ニップ部
D→分岐点S→分岐点Q→合流点R→ニップ部E→排紙
口8cへと搬送されて原稿第1面、すなわち、表面の読
み取りがおこなわれる。次に、図7に示すように、第2
過程で、排紙口8c→ニップ部E→合流点R→分岐点Q
→合流点P→ニップ部B→ニップ部C→ニップ部D→分
岐点S→分岐点T→ニップ部F→一時排出口8bへと搬
送されて原稿第2面である裏面の読み取りがおこなわれ
る。そして、図8に示すように、第3過程で、一時排出
口8b→ニップ部F→分岐点T→合流点R→ニップ部E
→排紙口8cへと搬送して原稿表裏を反転し、ここで、
前記済みスタンプ60により原稿表面に2個の済みマー
クが押印され、表面を下にして排出トレイ7cへ排出さ
れる。以下、本発明に係るシート原稿の両面読み取りに
ついて、図9乃至図12に示すフローチャートに基づい
て説明する。また、適宜、図6乃至図8に示すシート原
稿の搬送パターンを示す図を参照するとよい。
【0043】図9に示すように、まず、ユーザーはシー
ト原稿の表面を上にして原稿給紙トレイ9にセットし、
給紙口8a奥深くに挿し込むと(ステップS1)、該シ
ート原稿の先端は前記DSセンサ43により検知され
(ステップS2)、これにより原稿の取り込み準備がな
される。
【0044】次にユーザーは前記キーパネル13のファ
ンクションキー18を操作して、原稿読取面を両面読取
モードに選択し(ステップS3)、キーパネル13に配
設されたスタートボタン19を押すと(ステップS
4)、コントローラ40からピックアップローラ21、
駆動源41、及びセパレートローラ22の電磁クラッチ
51へ制御信号が出力され、該ピックアップローラ21
のソレノイド46に正のパルスが印加され、該ソレノイ
ド46は瞬間的に励磁される。これによりピックアップ
ローラ21は下方へ回動して(ステップS5)、シート
原稿を押さえ込み、その位置姿勢は全シート原稿の取り
込みが終了するまで保持される。これと同時に、駆動源
41が正転方向に回転し始め(ステップS6)、また、
セパレートローラ22の電磁クラッチ51が接続されて
(ステップS7)、各駆動ローラ22・26・28は正
転方向(図6では時計方向)に回転し始める。
【0045】尚、エキストラローラ30は前記正逆回転
切換機構48の逆転伝達機構を介して逆転方向(図6で
は反時計方向)に回転し始め、また、レジストローラ2
4は前記電磁クラッチ50により回転動力が切断され、
そのまま停止している。こうして、ピックアップローラ
21、セパレートローラ22、及びリタードローラ23
等により最上層のシート原稿(1枚目のシート原稿)の
みが分離されて給紙口8aからゆっくりと取り込まれる
(ステップS8)。
【0046】そして、前記1枚目のシート原稿の先端が
レジストセンサ44で検知されると(ステップS9)、
駆動源41のステップ制御により該シート原稿の先端を
該レジストセンサ44位置からレジストローラ24とレ
ジストフォローローラ25とのニップ部B位置まで搬送
させた後、該駆動源41の回転方向を反転させる(ステ
ップS10)。このとき、シート原稿の先端はレジスト
ローラ24とレジストフォローローラ25とのニップ部
Bに突き当てられた状態にあり、駆動源41が逆転方向
に回転し始めると、前記電磁クラッチ50が接続され
て、レジストローラ24は回転し始める。また、他のロ
ーラ26・28・30も回転方向が反転し、すなわち、
フィードローラ26・28は逆転方向(図6では反時計
方向)に回転し、正逆回転切替機構48の逆転伝達機構
を介したエキストラローラ30は正転方向(図6では時
計方向)に回転し始める。尚、このとき前記セパレート
ローラ22の電磁クラッチ51へ制御信号が出力され
て、該電磁クラッチ51が切られてセパレートローラ2
2の回転が停止し(ステップS11)、続けてシート原
稿が取り込まれないのである。
【0047】こうしてレジストローラ24とレジストフ
ォローローラ25とによりシート原稿の斜行が整えられ
た後に搬送され、コントローラ40では、駆動源41の
ステップ制御により該シート原稿の先端が該レジストセ
ンサ44位置からプラテンガラス12後端位置まで搬送
される距離に相当する駆動源41の回転ステップ数(第
1の回転角度)が計測され、図10に示すように、該第
1の回転角度に達した後(ステップS12)、該コント
ローラ40から読取装置6へ制御信号が出力されて、ま
ず、1枚目のシート原稿表面の読み取りが開始される
(ステップS13)。
【0048】こうして、前記1枚目のシート原稿はレジ
ストローラ24とレジストフォローローラ25、第1フ
ィードローラ26と第1スレイブローラ27、そして、
第2フィードローラ28と第2スレイブローラ29とに
より搬送され、レジストセンサ44により該1枚目のシ
ート原稿の終端が通過し終えたことが検知されると(ス
テップS14)、その検知信号がコントローラ40へ出
力され、該コントローラ40から読取装置6へ制御信号
が出力される。
【0049】また、このレジストセンサ44により1枚
目のシート原稿の終端の通過が検知されたときから、前
記コントローラ40では該シート原稿の終端が該レジス
トセンサ44位置からプラテンガラス12前端位置まで
搬送される距離に相当する駆動源41の回転ステップ数
(第2の回転角度)が計測され、該第2の回転角度に達
した後(ステップS15)、1枚目のシート原稿表面の
読み取りを終了する(ステップS16)。
【0050】そうして、前記1枚目のシート原稿は第1
ガイド部材37に沿ってさらに第1原稿搬送経路R1の
下流側へと進み、第2ガイド部材38を押し上げて排紙
口8c方向へと搬送される。そして、該1枚目のシート
原稿はエキストラローラ30と第1ガイドローラ31と
により繰り出され、その先端が排紙口8cから排出され
つつ、その終端が反転センサ45位置を通過すると(ス
テップS17)、該反転センサ45からその検知信号が
コントローラ40へ出力される。このときより該コント
ローラ40では、シート原稿の終端が反転センサ45位
置から合流点R位置まで搬送される距離に相当する駆動
源41の回転ステップ数(第3の回転角度)が計測さ
れ、該第3の回転角度に達した後(ステップS18)、
該コントローラ40から駆動源41へ制御信号が出力さ
れて、駆動源41の回転方向が反転される(ステップS
19)。
【0051】ここで、駆動源41は正転方向に回転し始
め、これにより前記電磁クラッチ50が切られ、レジス
トローラ24は停止する。また、他のローラ26・28
・30は回転方向が反転し、すなわち、フィードローラ
26・28は正転方向(図6では時計方向)に回転し、
正逆回転切替機構48の逆転伝達機構を介したエキスト
ラローラ30は逆転方向(図6では反時計方向)に回転
し始める。
【0052】ここで、エキストラローラ30と第1ガイ
ドローラ31とによりニップされている1枚目のシート
原稿はスイッチバック反転し、逆方向(後方)へ搬送さ
れる。尚、1枚目のシート原稿の終端が分岐点Qを通過
した後は、前記第2ガイド部材38は自重により元位置
に復帰しているため、該1枚目のシート原稿は該第2ガ
イド部材38に沿って第2原稿搬送経路R2へ給送され
ていく。
【0053】そして、図11に示すように、前記1枚目
のシート原稿の先端(スイッチバック反転前の終端)が
再びレジストセンサ44で検知されると(ステップS2
0)、駆動源41のステップ制御により該シート原稿の
先端を該レジストセンサ44位置からレジストローラ2
4とレジストフォローローラ25とのニップ部B位置ま
で搬送させた後、該駆動源41の回転方向を反転させる
(ステップS21)。このとき、シート原稿の先端はレ
ジストローラ24とレジストフォローローラ25とのニ
ップ部Bに突き当てられた状態にあり、駆動源41が逆
転方向に回転し始めると、前記電磁クラッチ50が接続
されて、レジストローラ24は回転し始める。また、他
のローラ26・28も回転方向が反転し、すなわち、フ
ィードローラ26・28は逆転方向(図7では反時計方
向)に回転し、正逆回転切替機構48の逆転伝達機構を
介したエキストラローラ30はそのまま逆転方向の回転
を続ける。
【0054】また、このとき、コントローラ40から第
1ガイド部材37に制御信号が出力されており、該第1
ガイド部材37のソレノイド47に電流が流される。こ
れにより該ソレノイド47が励磁されて第1ガイド部材
37をやや上方へ回動させる(ステップS22)。
【0055】こうして第1原稿搬送経路R1を塞いで第
3原稿搬送経路R3を開き、この第1ガイド部材37の
切り換えにより前記正逆回転切替機構48へ制御信号が
出力され、電磁クラッチ49が切り換えられて、今度は
該正逆回転切替機構48の同方向伝達機構を介して駆動
源41からの動力が伝達され、エキストラローラ30は
すぐさま逆転方向(図7では反時計方向)に回転し始め
る(ステップS23)。
【0056】こうしてレジストローラ24とレジストフ
ォローローラ25とによりシート原稿の斜行が整えられ
た後に搬送され、コントローラ40では、駆動源41の
ステップ制御により該シート原稿の先端が該レジストセ
ンサ44位置からプラテンガラス12後端位置まで搬送
される距離に相当する駆動源41の回転ステップ数(第
1の回転角度)が計測され、該第1の回転角度に達した
後(ステップS24)、該コントローラ40から読取装
置6へ制御信号が出力されて、1枚目のシート原稿裏面
の読み取りが開始される(ステップS25)。
【0057】こうして、前記1枚目のシート原稿はレジ
ストローラ24とレジストフォローローラ25、第1フ
ィードローラ26と第1スレイブローラ27、そして、
第2フィードローラ28と第2スレイブローラ29とに
より搬送され、レジストセンサ44により該1枚目のシ
ート原稿の終端が通過し終えたことが検知されると(ス
テップS26)、その検知信号がコントローラ40へ出
力され、該コントローラ40から読取装置6へ制御信号
が出力される。
【0058】このレジストセンサ44により1枚目のシ
ート原稿の終端の通過が検知されたときから、前記コン
トローラ40では該シート原稿の終端が該レジストセン
サ44位置からプラテンガラス12前端位置まで搬送さ
れる距離に相当する駆動源41の回転ステップ数(第2
の回転角度)が計測され、該第2の回転角度に達した後
(ステップS27)、1枚目のシート原稿裏面の読み取
りを終了する(ステップS28)。
【0059】そうして、前記1枚目のシート原稿は第1
ガイド部材37に沿って第3原稿搬送経路R1へと給送
され、次に第3ガイド部材39を押し上げて一時排出口
8b方向へと搬送される。そして、図12に示すよう
に、該1枚目のシート原稿はエキストラローラ30と第
2ガイドローラ32とにより繰り出され、その先端が一
時排出口8bから排出されつつ、その終端が反転センサ
45位置を通過すると(ステップS29)、該反転セン
サ45からその検知信号がコントローラ40へ出力され
る。
【0060】このときよりコントローラ40では、シー
ト原稿の終端が反転センサ45位置から分岐点Tとニッ
プ部Fとの中間位置まで搬送される距離に相当する駆動
源41の回転ステップ数(第4の回転角度)が計測さ
れ、該第4の回転角度に達した後(ステップS30)、
該コントローラ40から駆動源41へ制御信号が出力さ
れる。これにより該駆動源41が正転方向に回転し始め
て(ステップS31)、シート原稿はスイッチバック反
転し、このときよりコントローラ40では、シート原稿
の終端(スイッチバック反転前の先端)が分岐点R位置
まで搬送される距離に相当する駆動源41の回転ステッ
プ数(第5の回転角度)が計測され、該第5の回転角度
に達した後(ステップS32)、コントローラ40から
駆動源41、及び前記ターミナル69へと制御信号が出
力される。ここで、駆動源41を一旦停止させ(ステッ
プS33)、エキストラローラ30を停めて、シート原
稿を一旦停止させた上で、前記ソレノイド65に通電し
(ステップS34)、それと同時に駆動源41を正転方
向に回転させ、再びエキストラローラ30を駆動させる
(ステップS35)。これにより済みスタンプ60の印
体62が2度続けて上昇し、但し、シート原稿も搬送さ
れているため、シート原稿の終端部には所定間隔を空け
て2個の済みマークが押印されることとなる。こうし
て、読取確認がなされた後、シート原稿は排出されるの
である(ステップS36)。
【0061】尚、給紙口8aに複数枚のシート原稿がセ
ットされているときには、次のシート原稿は前のシート
原稿が排出される前に、所定のタイミングを計って取り
込まれ、その処理時間が短縮されるような制御となって
いる。
【0062】また、済みスタンプ60の動作は、前記キ
ーパネル13のファンクションキー18による片面、ま
たは両面読取の読取モードの選択により予め決定され、
片面読取時にはシート原稿の終端が反転センサ45によ
り検出されたときより、コントローラ40では、シート
原稿の終端が反転センサ45位置から分岐点R位置まで
搬送される距離に相当する駆動源41の回転ステップ数
が計測され、押印準備がなされる。そして、該回転角度
に達すると、コントローラ40から駆動源41、及び前
記ターミナル69へと制御信号が出力され、ここで、駆
動源41を一旦停止させて、エキストラローラ30を停
止する。こうして、シート原稿を一旦停止させた上で、
前記ソレノイド65に通電し、済みスタンプ60の印体
62を1度だけ上昇させ、その直後に駆動源41を正転
方向に回転させて、再びエキストラローラ30を駆動さ
せ、シート原稿の終端部に1個の済みマークを押印した
後、排出する。
【0063】尚、済みスタンプ60の印体62が出没す
る個所と分岐点Rとの間に、新たにシート原稿の通過を
検出するセンサを設けてもよく、この場合、片面読取、
両面読取、両場合とも、該センサによりシート原稿の終
端が検出されると、駆動源41を停止する制御とし、シ
ート原稿の搬送を一旦停止した上で押印する。また、こ
の済みスタンプ60の押印方法についてであるが、両面
読取の場合、上述のように、シート原稿を一旦停止させ
た上で1回押印し、そして、シート原稿を搬送して再び
押印する方法の他、シート原稿を搬送しつつ、まず、1
箇所に押印し、間を置いて、さらにもう1箇所押印する
等、その押印方法については特に限定しない。
【0064】このような構成で、シート原稿の両面を読
み取る場合に、その片面を読み終える毎に、済みスタン
プ60により押印していた処理操作を、排出前の1回の
みで済ませることができ、また、両面読取時には停止す
ることなくその処理が行われて続けてシート原稿を取り
込むことができ、読取時間の短縮を図ることができる。
さらに、原稿片面だけの確認で、その両面が読み取られ
たことが確認できるよう配慮がなされ、読取確認の際の
作業能率が向上する。また、この構成では、1つの済み
スタンプ60で、片面読取時には1個の押印をし、両面
読取時には2個押印してその区別をするため、片面用と
両面用との、2つの済みスタンプを取り付けなくともよ
く、部品点数が減らせて、コスト削減も図られている。
そうして、シート原稿はページ順に揃えて排出されてい
るため、そのまま若いページから順に済みマークが確認
できるようにも配慮されており、裏面に済みマークが押
された場合に比べてその確認はしやすく、作業性が向上
し、見落とし等、確認ミスの頻度も少なくなる。
【0065】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
のような効果を奏するものである。すなわち、請求項1
のように、原稿の両面の読み取りが終了した後、その表
裏面を反転させて排出するファクシミリ装置において、
原稿の反転動作時に両面の読み取りが終了したことを確
認するマークを原稿面に2個押すことにより、両面読取
時には停止することなくその処理が行われ、原稿排出前
に該経路にて済みスタンプで押印し、読取時間の短縮を
図ることができるとともに、原稿の両面の送信が重送な
く終了したことを確認できる。
【0066】また、請求項2のように、前記マークを原
稿の同じ面に2個押すことにより、片面だけの確認でそ
の両面が読み取られたことを確認でき、作業能率が向上
する。さらに、この構成では、1つの済みスタンプで、
片面読取時には1個の押印をし、両面読取時には2個押
印してその区別をするため、片面用と両面用との、2つ
の済みスタンプを取り付けなくともよく、部品点数が減
らせて、コスト削減を図ることができる。
【0067】さらに、請求項3記載の如く、前記マーク
を原稿表面に押すことにより、原稿はページ順に揃えて
排出されているため、そのまま若いページから順に済み
マークを確認していくことができ、裏面に済みマークが
押された場合に比べて確認しやすく作業性が向上し、見
落とし等、確認ミスの頻度も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ファクシミリ装置の斜視図。
【図2】同じく側面断面図。
【図3】ファクシミリ装置のADFの側面断面図。
【図4】済みスタンプの構成を示す側面断面図。
【図5】ファクシミリ装置の制御構成を示すブロック
図。
【図6】ファクシミリ装置の第1過程での原稿の流れを
示すADFの側面断面図。
【図7】同じく第2過程での原稿の流れを示すADFの
側面断面図。
【図8】同じく第3過程での原稿の流れを示すADFの
側面断面図。
【図9】ファクシミリ装置の制御構成の第1段階を示す
流れ図。
【図10】同じく第2段階を示す流れ図。
【図11】同じく第3段階を示す流れ図。
【図12】同じく最終段階を示す流れ図。
【符号の説明】
8 ADF 8a 給紙口 8b 一時排出口 8c 排紙口 30 エキストラローラ 40 コントローラ 41 駆動源 60 済みスタンプ 61 スタンプ本体 62 印体 65 ソレノイド 69 ターミナル R1 第1原稿搬送経路 R2 第2原稿搬送経路 R3 第3原稿搬送経路 R4 第4原稿搬送経路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の両面の読み取りが終了した後、そ
    の表裏面を反転させて排出するファクシミリ装置におい
    て、原稿の反転動作時に両面の読み取りが終了したこと
    を確認するマークを原稿面に2個押すことを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 前記マークを原稿の同じ面に2個押すこ
    とを特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 前記マークを原稿表面に押すことを特徴
    とする請求項1、または請求項2記載のファクシミリ装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009088952A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Canon Finetech Inc 原稿搬送装置及び画像形成装置
JP2013057776A (ja) * 2011-09-08 2013-03-28 Murata Mach Ltd 自動原稿搬送装置、及び画像読取装置

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