JP2002120948A - 駆動伝達機構 - Google Patents
駆動伝達機構Info
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- JP2002120948A JP2002120948A JP2000315477A JP2000315477A JP2002120948A JP 2002120948 A JP2002120948 A JP 2002120948A JP 2000315477 A JP2000315477 A JP 2000315477A JP 2000315477 A JP2000315477 A JP 2000315477A JP 2002120948 A JP2002120948 A JP 2002120948A
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- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
- Facsimiles In General (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
Abstract
一定方向に回転させる駆動伝達機構を提供することを課
題とする。例えば、この技術は両面画像読取装置の原稿
搬送装置に採用され、この場合、該原稿搬送装置の駆動
源は単一とし、該駆動源の正逆回転に関わらず、原稿を
取り込むセパレートローラを一定方向に回転させ、また
その回転動力の断接を行って、先行する原稿を排出しな
がら、次の原稿を繰り込み、原稿の読取時間を短縮する
ことを課題とする。 【解決手段】 前記出力軸22aに2つのワンウェイク
ラッチを設けて、両ワンウェイクラッチを同じ回転方向
で断接させ、入力軸53aと該出力軸22aとの間に、
入力軸53aの回転駆動力を、同一回転方向のまま一方
のワンウェイクラッチへ伝達する同方向伝達機構51
と、入力軸53aの回転駆動力を、その回転方向を逆転
して他方のワンウェイクラッチへ伝達する逆転伝達機構
52とを設ける。
Description
動源により各ローラを駆動し、原稿を取り込んでその表
裏両面を読み取る両面画像読取装置に採用される技術で
あって、該駆動源からの動力が伝達される入力軸と、そ
の動力を取り出す出力軸との間に設けた駆動伝達機構の
技術に関する。
読み取る場合、まず、原稿を読取部へ給送して表面を読
み取った後、原稿の搬送方向を逆転させ、原稿戻し経路
を通じてその表裏を反転させつつ再度読取部へ給送し、
次に裏面を読み取り、排出していた。上記のような両面
画像読取装置の原稿搬送装置では、原稿の搬送方向の逆
転を正逆回転可能な排出ローラで行い、一方、その他の
ローラによる原稿の搬送は一定方向となるため、該排出
ローラ駆動用のモータと他のローラの駆動用のモータと
を別々に設ける必要があった。特に、原稿を1枚ずつ分
離して取り込むセパレートローラには電磁クラッチを設
け、連続して原稿が繰り込まれないようモータからの動
力を適宜断接して、その繰り込みタイミングを計ってい
た。また、全ローラを駆動するモータを1つにした両面
画像読取装置も開発されてはいるが、この場合、排出時
に、該モータにより排出ローラを排出方向に回転させる
と、セパレートローラは繰り込みとは逆方向に回転して
しまう。そこで、電磁クラッチを切ってセパレートロー
ラの駆動を停め、先行する原稿を該排出ローラにより排
出した後に、該モータの回転方向を切り換え、繰り込み
タイミングを計って該電磁クラッチを繋ぎ、セパレート
ローラを繰り込み方向に回転させ、次の原稿の取り込み
を行っていた。
来技術の前者のように、2つのモータを使用するとなる
と、装置自体が大型化するとともに、両モータの同期制
御等、その制御が複雑となり、製品のコストアップにも
繋がっていた。また、前記従来技術の後者においては、
駆動モータを1つにすることで装置自体の小型化は図れ
るが、先行する原稿を排出しながら、次の原稿を繰り込
むことができず、全原稿を読み取るのに必要以上に時間
がかかっていた。本発明では前記の点を鑑み、両面画像
読取装置の原稿搬送装置の駆動源は単一とし、該駆動源
の正逆回転に関わらず、原稿を取り込むセパレートロー
ラを一定方向に回転させ、またその回転動力の断接を行
って、先行する原稿を排出しながら、次の原稿を繰り込
み、原稿の読取時間を短縮することを課題とする。さら
に、前記両面画像読取装置の原稿搬送装置に限らず、そ
の他の駆動伝達装置においても同様の機構を取設するこ
とが可能で、一般には、その入力軸の回転方向に関わら
ず、その出力軸を常に一定方向に回転させる駆動伝達機
構を提供することを課題とする。
次のような手段を用いるものである。すなわち、請求項
1記載の如く、駆動源からの動力が伝達される入力軸と
その動力を取り出す出力軸との間の駆動伝達機構おい
て、該出力軸に2つのワンウェイクラッチを設けて、両
ワンウェイクラッチを同じ回転方向で断接させる構成と
し、該入力軸と該出力軸との間に、入力軸の回転駆動力
を、同一回転方向のまま一方のワンウェイクラッチへ伝
達する同方向伝達機構と、入力軸の回転駆動力を、その
回転方向を逆転して他方のワンウェイクラッチへ伝達す
る逆転伝達機構とを設けた。
機構において、前記入力軸と前記出力軸との間の動力伝
達を断接するクラッチを設ける。
は請求項2記載の駆動伝達機構を、単一の駆動源により
各ローラを駆動し、原稿を取り込んでその表裏両面を読
み取る両面画像読取装置における、該駆動源と原稿を取
り込む給紙ローラとの間に介設した。
説明する。図1は両面画像読取装置を採用するファクシ
ミリの斜視図、図2は同じく側面断面図、図3は両面画
像読取装置のADFの側面断面図、図4は原稿搬送に係
る各駆動ローラへの動力伝達構成を示す説明図、図5は
同方向伝達機構を介しての駆動構成を示す駆動伝達機構
の斜視図、図6は逆転伝達機構を介しての駆動構成を示
す駆動伝達機構の斜視図、図7は両面画像読取装置の制
御構成を示すブロック図、図8は両面画像読取装置の第
1過程での原稿の流れを示すADFの側面断面図、図9
は同じく第2過程での原稿の流れを示すADFの側面断
面図、図10は同じく第3過程での原稿の流れを示すA
DFの側面断面図、図11は両面画像読取装置の制御構
成の第1段階を示す流れ図、図12は同じく第2段階を
示す流れ図、図13は同じく第3段階を示す流れ図、図
14は同じく第4段階を示す流れ図、図15は同じく第
5段階を示す流れ図、図16は同じく最終段階を示す流
れ図である。
ミリ装置を例にとり、まず、その全体構成から説明す
る。図1及び図2に示すファクシミリ装置は、記録部2
の上方に読取部1を配置して構成されている。記録部2
には、記録装置3及び給紙カセット4がそれぞれ上下に
内装されており、給紙カセット4内に堆積される用紙を
記録装置3へ給紙して、記録した後に、記録紙排出トレ
イ5へ排出するように構成している。
ース10の底面より延設されるヒンジ10bが、記録部
2に配設されたヒンジピン1a上に枢支されていること
により、該記録部2に対して、ヒンジピン1aを支点と
して上下回動可能とされている。
読取装置6が収納されている。読取ケース10の上面に
は、透明状の静止原稿載置ベッド11を配設しており、
該静止原稿載置ベッド11上に原稿が置かれると、該読
取装置6が、図2の実線位置から仮想線位置まで移動し
て走査を行う。
心として上下開閉可能に構成される原稿押えカバー7が
配置され、静止原稿載置ベッド11上に載置された原稿
を原稿押えカバー7により上方から押えるものとしてい
る。
が付設されている。ADF8の外観は、図1のように、
読取装置6の走査方向と直交する方向上にて並列状にサ
イドフレーム7a・7bを立設しており、両サイドフレ
ーム7a・7b間に、ADF8の原稿搬送部全体を覆う
開閉可能なADFカバー14が挟まれるように配置され
たものとなっている。各サイドフレーム7a・7bのA
DFカバー14側端部に沿う内側開口面には、図示され
ない板金製の側板がそれぞれ立状に固設されていて、例
えば、後記の各フィードローラのうち、駆動ローラのロ
ーラ軸の各軸端を軸支している。原稿押さえカバー7
と、サイドフレーム7a・7bの一方または両方は、該
駆動ローラの駆動源及びその伝動系を覆っており、その
内側面が該側板にて覆われているのである。
7a・7bがADF8の装置本体を形成し、該装置本体
に左右を挟まれて、ADFカバー14にて覆われる原稿
搬送部が配設されて、ADF8全体を構成している。
原稿押えカバー7の上方に原稿供給トレイ9が配設され
ており、その下方における原稿押えカバー7の上面に
は、ADF8の該給紙口8aの直下に配置されたに連な
るように、原稿排出トレイ7cが一体成形されている。
ADF8内には、給紙口8aからまで原稿搬送経路が構
成されている。
稿は、一枚ずつピックアップされ、給紙口8aに挿入さ
れる。ADF8にて給紙されてプラテンガラス12の上
を通過する原稿は、図2中で実線にて示した初期位置の
読取装置6により読み取られる。読み取られた後の原稿
は、原稿排出トレイ7c上に排出される。
査させて静止原稿を読み取るフラットベッドタイプのス
キャナとして用いるとともに、読取装置6を位置固定し
て原稿をADF8に給送しながら読み取りを行うシート
フィードタイプのスキャナとして用いることができるよ
うに構成されている。
ネル13が付設されている。該キーパネル13の各種操
作キーを押すことにより、原稿内容の読み取りを行った
り、読み取った内容をファクシミリ送信する際の送信先
の設定を行ったり、受信内容や読み取った内容の記録装
置3による記録を行ったり、様々な操作がなされるので
ある。
DF8の内部構造について説明する。なお、この説明に
おいて、図3に示す側面視にて、原稿搬送方向を前後方
向(原稿搬送路について給紙口8a・排紙口8c側を前
方、湾曲部(搬送方向折り返し部)側を後方とする。)
とし、その水平方向における直交方向を左右方向とし
て、各構造体の上下・前後位置を説明するものとする。
成について説明する。図3に示すように、前記給紙口8
aから前記排紙口8cにかけて側面視、略「C」字状の
第1原稿搬送経路R1が形成され、片面読取時にはこの
第1原稿搬送経路R1に沿ってシート原稿は搬送され
る。また、前記排紙口8cの上方にはシート原稿の搬送
方向を逆転させる一時排出口8bが設けられ、前記給紙
口8aの後方に設けた第1原稿搬送経路R1からの分岐
点Pより、その前方下方の該一時排出口8bに向けて、
側面視、「J」字を寝かせた形状の第2原稿搬送経路R
2が形成されている。そして、前記一時排出口8bの後
方に設けた第2原稿搬送経路R2からの分岐点Qと、第
1原稿搬送経路R1の湾曲部に設けた合流点Sとの間に
は、第3原稿搬送経路R3が形成され、その経路R3は
後方上方へと向けて延出されている。さらに、前記分岐
点Qの後方に設けた第3原稿搬送経路R3への合流点R
と、前記排紙口8cの後方に設けた第1原稿搬送経路R
1からの分岐点Tとの間には、後方上方へ向けて傾斜し
た第4原稿搬送経路R4が形成され、第3原稿搬送経路
R3と滑らかに合流させている。
置であるが、前記一時排出口8bと前記排紙口8cとの
間には正逆回転可能なエキストラローラ30が配設さ
れ、その上下の原稿搬送経路R2・R1で摺接するよう
に第1プレスローラ31と第2プレスローラ32とが配
設されている。ここで、第2原稿搬送経路R2における
エキストラローラ30と第1プレスローラ31とのニッ
プ部をB、第1原稿搬送経路R1におけるエキストラロ
ーラ30と第2プレスローラ32とのニップ部をFとす
る。
ーラ22とリタードローラ23とのニップ部Aが配設さ
れ、該セパレートローラ22の両端より前方に向けてア
ーム20・20が揺動自在に配設され、該アーム20・
20の前端部にピックアップローラ21が軸支されてい
る。そうして、給紙口8aから排紙口8cまでの第1原
稿搬送経路R1に沿って、前記セパレートローラ22と
リタードローラ23とのニップ部A、第1マスターフィ
ードローラ24と第1スレイブフィードローラ25との
ニップ部C、第2マスターフィードローラ26と第2ス
レイブフィードローラ27のニップ部D、第3マスター
フィードローラ28と第3スレイブフィードローラ29
のニップ部E、前記エキストラローラ30と第2プレス
ローラ32とのニップ部Fの順に配設されている。
セパレートローラ22、及びリタードローラ23等によ
り、原稿供給トレイ9上に堆積されたシート原稿を一枚
ずつ分離して、給紙口8aから第1原稿搬送経路R1へ
給送するようにしている。
ードローラ24、第2マスターフィードローラ26、第
3マスターフィードローラ28、及びエキストラローラ
30の各ローラ軸24a・26a・28a・30aは、
両軸端が、それぞれ前記のADF8装置本体の各側板に
軸支されて、位置固定されており、ローラ22・24・
26・28・30はサイドフレーム7a・7bのいずれ
か、あるいは両方の内部に配設されたモータ等の駆動源
41及びその伝動機構42により駆動されるようになっ
ている。すなわち、該ローラ22・23・24・26・
28・30は駆動ローラであって、それぞれに接触する
各ローラ25・27・29・31・32が各駆動ローラ
に連れ回る従動ローラとなっている。
源41により前記駆動ローラ22・23・24・26・
28・30を回転させているため、各ローラ24・26
・28・30の回転方向の切り換えは、該駆動源41で
の回転方向の切り替えに連動する。しかしながら、ロー
ラ22・23・24・26・28・30によってはセパ
レートローラ22、リタードローラ23のように一定方
向に回転させるものや、エキストラローラ30のように
頻繁に回転方向を切り換えるものがあり、そこで、本発
明では該駆動源41とセパレートローラ22との間に以
下に示す駆動伝達機構50を介設し、各駆動ローラ22
・24・26・28・30をそれぞれ所望の方向に回転
させることを実現する。
8の左側部に配設し、図5では矢視X方向が前方とな
り、各ローラの回転軸方向が左右方向となって、図5に
おけるローラの左方側から見て、前記回転軸22aは反
時計方向に回転し、シート原稿を後方へ給送するものと
する。
22へ出力する回転軸22aと、駆動源41からの動力
が入力される入力軸53aとが前後に配設され、両軸間
22a・53aには該両軸22a・53aと平行に各ギ
ア54・55・57・58・59の回転軸55a・57
a・58a・59aが横設されている。
され、該駆動ギア53に摺接するように遊嵌ギア54が
配設されている。該遊嵌ギア54はその回転軸55aに
対して遊転しており、また、該遊嵌ギア54の右方には
電磁クラッチ56が配設され、該電磁クラッチ56は該
回転軸55aにスプライン嵌合させて左右方向への摺動
を可能としている。尚、前記電磁クラッチ56の代わり
に、スプリングクラッチとソレノイド等を使用してもよ
く、そのクラッチの構成は特に限定するものではない。
そして、前記電磁クラッチ56の左面と遊嵌ギア54の
右面にはそれぞれクラッチ歯が設けられ、該電磁クラッ
チ56を左方へ摺動させて該クラッチ歯を噛合させる
と、該遊嵌ギア54と該電磁クラッチ56は一体的に回
転し始め、入力軸53aからの回転動力が該回転軸55
aに伝達される。
ア55が配設され、この出力ギア55は軸方向55aに
長い円柱形状に形成されている。該出力ギア55は、前
記回転軸55aに対して固設されており、前記電磁クラ
ッチ56と遊嵌ギア54とが嵌合し供回りすることによ
ってその動力が伝達され回転する。
22aには第1ワンウェイギア61と第2ワンウェイギ
ア62とが並設され、各ワンウェイギア61・62の内
周面と該回転軸22aの外周面との間にそれぞれワンウ
ェイクラッチ機構が設られ、図5及び図6におけるギア
の左方側から見て、第1ワンウェイギア61(または第
2ワンウェイギア62)が反時計方向に回転するときに
は該第1ワンウェイギア61(または第2ワンウェイギ
ア62)とその回転軸22aとは供回りをし、一方、第
1ワンウェイギア61(または第2ワンウェイギア6
2)が時計方向に回転するときには該第1ワンウェイギ
ア61(または第2ワンウェイギア62)はその回転軸
22aに対し遊転するように構成されている。
第1ワンウェイギア61との間には第1伝達ギア57と
第2伝達ギア58とが設けられ、そして、それぞれのギ
ア55・57・58・61を互いに摺接させ、一方、該
出力ギア55の左部と左方の第2ワンウェイギア62と
の間には両ギア55・62と摺接するように第3伝達ギ
ア59が設けられている。
と右方の第1ワンウェイギア61とにより構成される同
方向伝達機構51を介することにより、入力軸53aの
駆動ギア53と回転軸22aの第1ワンウェイギア61
とは同方向に回転する。但し、図6に示すように、駆動
ギア53が時計方向に回転するときには第1ワンウェイ
ギア61も時計方向に回転するため、前記ワンウェイク
ラッチ機構により該第1ワンウェイギア61はその回転
軸22aに対して遊転することとなり、こうして同方向
伝達機構51を介し、図5に示すように、入力軸53a
が反時計方向に回転するときのみ回転軸22aへは該入
力軸53aと同方向の回転動力が出力される。
ワンウェイギア62とにより構成される逆転伝達機構5
2を介することにより、入力軸53aの駆動ギア53と
回転軸22aの第2ワンウェイギア62とはその回転方
向が逆転する。但し、図5に示すように、駆動ギア53
が反時計方向に回転するときには第2ワンウェイギア6
2は時計方向に回転するため、前記ワンウェイクラッチ
機構により該第2ワンウェイギア62はその回転軸22
aに対して遊転することとなり、こうして逆転伝達機構
52を介し、図6に示すように、入力軸53aが時計方
向に回転するときのみ回転軸22aへは該入力軸53a
と逆方向の回転動力が出力される。
構50では、入力軸53aが反時計方向に回転するとき
には、同方向伝達機構51を介して回転軸22aへは反
時計方向の回転動力が出力され、一方、駆動源41の回
転方向を逆転して入力軸53aが時計方向に回転すると
きには、逆方向伝動機構52を介してこれまた回転軸2
2aへは反時計方向の回転動力が出力され、入力軸53
aの回転方向に関わらず、回転軸22aでは常時、反時
計方向の回転動力が取り出される。
ート原稿の取り込み終了後には、前記電磁クラッチ56
を右方へ摺動させてその回転軸55aへ伝達される動力
を切り、一旦、セパレートローラ22の回転を停止さ
せ、シート原稿が連続して取り込まれないように制御さ
れている。そうして、次の取り込み命令が電磁クラッチ
56へ出力されると、該電磁クラッチ56は左方へ摺動
し、その回転軸55aへ動力を繋ぎ、再び、セパレート
ローラ22を回転させるのである。
Tに設けたガイド部材37・38・39について説明す
る。図3に示すように、前記分岐点Pの直後方の第1原
稿搬送経路R1と第2原稿搬送経路R2との間に、該原
稿搬送経路R1・R2間を切り換える第1ガイド部材3
7を配設し、また、前記分岐点Qの直後方の第2原稿搬
送経路R2と第3原稿搬送経路R3との間に、該原稿搬
送経路R2・R3間を切り換える第2ガイド部材38を
配設し、そして、前記分岐点Tの直後方の第1原稿搬送
経路R1と第4原稿搬送経路R4との間に、該原稿搬送
経路R1・R4間を切り換える第3ガイド部材39を配
設する。
のアクチュエータを用いて電気的に経路の切り換えを行
い、片面読取時には第1原稿搬送経路R1へ、両面読取
時には第2原稿搬送経路R2へとシート原稿を給送する
ように制御している。一方、前記ガイド部材38・39
にはフィルム等の可撓性部材を使用し、シート原稿の搬
送方向により経路が開かれ、該シート原稿の通過後には
その弾性、またはその自重により元位置へ復帰して、そ
の経路を閉じるように構成している。
常、分岐点Qから合流点Rへ向けては通過自在で、分岐
点Qから分岐点Pへ向けてはその経路を塞ぐように付勢
されている。すなわち、一時排出口8bから分岐点Qへ
向けての搬送では、該ガイド部材38に沿って合流点R
方向へと案内され、一方、分岐点Pから分岐点Qへ向け
ての搬送では、シート原稿の先端が該第2ガイド部材3
8を押し下げて一時排出口8b方向へと搬送され、該シ
ート原稿の終端が該分岐点Q位置を通過すると、該ガイ
ド部材38はその弾性により元位置へ復帰する。
の構成で、通常、分岐点Tから合流点Rへ向けては通過
自在で、分岐点Tからニップ部Eへ向けてはその経路を
塞ぐように付勢されている。すなわち、排紙口8cから
分岐点Tへ向けての搬送では、該ガイド部材39に沿っ
て合流点R方向へと案内され、一方、ニップ部Eから分
岐点Tへ向けての搬送では、シート原稿の先端が該第3
ガイド部材39を押し上げて排紙口8c方向へと搬送さ
れ、該シート原稿の終端が該分岐点T位置を通過する
と、該ガイド部材39はその自重、及びその弾性により
元位置へ復帰する。このように、第2ガイド部材38
と、第3ガイド部材39とは電気的に切り換えを行わ
ず、安価な部材を使用し、且つ、シンプルな構成として
いる。
いて説明する。前記第1原稿搬送経路R1と第3原稿搬
送経路R3との合流点S付近には第1位置検出センサ4
4が配設され、また、第2原稿搬送経路R2における分
岐点Qとニップ部Bとの間には第2位置検出センサ45
が配設されている。前記位置検出センサ44・45はそ
れぞれその搬送経路における一方の側に発光素子を配置
し、他方の側に受光素子を配置した光センサ又はリミッ
トスイッチ等により構成されており、センサ配置位置を
通過するシート原稿の通過開始時と通過完了時とを検出
し、図7に示すコントローラ40に制御信号(検出信
号)を出力している。
0には、前記位置検出センサ44・45の他、以下に示
す制御部材とも接続されており、シート原稿の搬送パタ
ーンを制御している。37は、原稿の搬送方向を規制す
る前記した第1ガイド部材であり、該コントローラ40
からの制御信号(切換信号)を受信して、該ガイド部材
を上下に回動させ、原稿の搬送経路を切り換えている。
また、各ローラ22・23・24・26・28・30の
駆動源41では、該コントローラ40からの制御信号
(駆動信号)を受信して、各ローラ22・23・24・
26・28・30を駆動・停止するように制御してい
る。特にセパレートローラ22に設けられた駆動源41
からの駆動伝達機構50では、該コントローラ40から
の制御信号(断接信号)を受信して、動力を断接し、セ
パレートローラ22を駆動・停止するように制御してい
る。尚、この駆動源41には、固定子の多相巻線に順次
パルスを加え、その1パルスごとに回転子が一定角度だ
け回転するステップモータ等を使用し、カウンタ47に
よって該駆動源41の回転ステップ数をカウントしてコ
ントローラ40へ出力し、ステップ制御を行ってシート
原稿の搬送距離を算出している。また、カム機構等で構
成された前記第2プレスローラ32の昇降機構43は、
該コントローラ40からの制御信号(駆動信号)を受信
して、上下に摺動変位させる。また、図1に示すキーパ
ネル13上には、片面/両面読取の変換等、読取モード
の設定を行うファンクションキー18、シート原稿の取
り込み操作を開始させるスタートボタン19、そして、
複数枚のシート原稿を連続して読み取る時などその読取
操作を途中で停止するストップボタン16等が配置され
ており、該ファンクションキー18やスタートボタン1
9、ストップボタン16等の操作が成されると、該コン
トローラ40へ制御信号が出力される。
み取りについて、その流れを概略説明すると、原稿給紙
トレイ9に表面を上にしてセットされたシート原稿は、
まず、図8に示すように、第1過程で、給紙口8a→ニ
ップ部A→分岐点P→分岐点Q→ニップ部B→一時排出
口8bへと搬送されてシート原稿の表裏を反転させ、該
一時排出口8bでは原稿裏面が上となる。次に、図9に
示すように、第2過程で、一時排出口8b→ニップ部B
→分岐点Q→合流点R→合流点S→ニップ部C→ニップ
部D→プラテンガラス12→ニップ部E→分岐点T→ニ
ップ部F→排紙口8cへと搬送されてまず原稿裏面の読
み取りがおこなわれる。また、第2過程でもシート原稿
の表裏を反転させており、該排紙口8cでは原稿表面が
上となる。そして、図10に示すように、第3過程で、
排紙口8c→ニップ部F→分岐点T→合流点R→合流点
S→ニップ部C→ニップ部D→プラテンガラス12→ニ
ップ部E→分岐点T→ニップ部F→排紙口8cへと搬送
されて原稿表面の読み取りがおこなわれる。この第3過
程でもシート原稿の表裏を反転させており、最終的には
シート原稿の表面が下となって排出され、こうして、順
次、読取処理が行われたシート原稿は、給紙口8aにセ
ットされたページ順で、排出トレイ7c上に積載されて
いく。また、このような構成では、シート原稿の読取位
置であるプラテンガラス12上の通過は、前記第2過
程、及び第3過程における2回のみでよく、そのため、
先に取り込まれたシート原稿が該第3過程で読み取られ
ている間にも、次のシート原稿を取り込むことができ、
両面原稿の読取速度の向上が図られている。
取りについて、図11乃至図13に示すフローチャート
に基づいて説明する。また、以下の説明では、図8乃至
図10に示す側面図を適宜参照し、尚、該図8乃至図1
0における側面視では、各ローラの時計方向の回転を正
転方向、反時計方向の回転を逆転方向とする。
ート原稿の表面を上にして原稿給紙トレイ9にセット
し、前記キーパネル13のファンクションキー18を操
作して、原稿読取面を両面読取モードに選択する(ステ
ップS1)。ここで、コントローラ40から第1ガイド
部材37に制御信号(切換信号)が出力され、該第1ガ
イド部材37を上方へ回動させ、第1原稿搬送経路R1
を塞ぐ一方で第2原稿搬送経路R2を開く(ステップS
2)。
されたスタートボタン19を押すと(ステップS3)、
コントローラ40から前記駆動源41へ制御信号(駆動
信号)が送信され、駆動源41の始動により各駆動ロー
ラ22・24・26・28・30は正転方向(図8にお
いては時計方向)に回転し始める(ステップS4)。そ
して、前記ピックアップローラ21、セパレートローラ
22、及びリタードローラ23等により最上層のシート
原稿(1枚目のシート原稿)のみが分離されて給紙口8
aからゆっくりと取り込まれる(ステップS5)。
部材37により第2原稿搬送経路R2へと案内され、第
2ガイド部材38を押し下げて分岐点Qを通過し、該シ
ート原稿の先端が第2位置検出センサ45で検知される
と(ステップS6)、駆動源41のステップ制御により
該シート原稿の先端を該第2位置検出センサ45位置か
ら前記エキストラローラ30と第1プレスローラ31と
のニップ部Bの中間位置まで搬送させた後、前記駆動伝
達機構50へ制御信号が出力され、該1枚目のシート原
稿の終端が前記ニップ部A位置を通過し終えないうち
に、電磁クラッチ56が切られて、セパレートローラ2
2は停止する(ステップS7)。尚、このときエキスト
ラローラ30と第1プレスローラ31にニップされた前
記シート原稿の先端側は、該エキストラローラ30の駆
動により繰り込まれつつある。これにより該シート原稿
の終端側をニップするセパレートローラ22とリタード
ローラ23とは連れ回って、シート原稿は前後方向に引
っ張られることなく取り込まれる。そして、前記1枚目
のシート原稿の終端が第2位置検出センサ45位置を通
過し終えると(ステップS8)、その検知信号がコント
ローラ40へ出力され、該コントローラ40から前記駆
動源41へ制御信号が出力されて、該駆動源41の回転
方向を反転して全駆動ローラ22・24・26・28・
30を逆転方向(図8においては反時計方向)に回転さ
せる(ステップS9)。
が一時排出口8bから排出され、その終端部がエキスト
ラローラ30と第1プレスローラ31とでニップされて
いる状態で、逆転方向へ回転し始めたエキストラローラ
30と第1プレスローラ31とにより該1枚目のシート
原稿は逆方向へ搬送され、元位置に復帰した前記第2ガ
イド部材38により今度は第3原稿搬送経路R3へと案
内される。
が第1位置検出センサ44で検知されると(ステップS
10)、駆動源41のステップ制御により該シート原稿
の先端を該第1位置検出センサ44位置から前記ニップ
部C位置まで搬送する。
は停止状態にある第1マスターフィードローラ24と第
1スレイブフィードローラ25とのニップ部Cに突き当
てられた状態であり、図12に示すように、ここでシー
ト原稿の先端がプラテンガラス12の後端に対して平行
になるように図示せぬ斜行修正機構により微調整された
後、前記電磁クラッチ49を繋ぎ、第1マスターフィー
ドローラ24を駆動させる(ステップS11)。
タ47によって該シート原稿の先端が前記ニップ部C位
置からプラテンガラス12後端位置まで搬送される距離
に相当する第1マスターフィードローラ24の回転ステ
ップ数(第1の回転ステップ数)が計測され、該第1の
回転ステップ数に達した後(ステップS12)、該コン
トローラ40から読取装置6へ制御信号(読取開始命令
信号)が出力され、まず、1枚目のシート原稿裏面の読
み取りが開始される(ステップS13)。
マスターフィードローラ24と第1スレイブフィードロ
ーラ25、第2マスターフィードローラ26と第2スレ
イブフィードローラ27、さらに、第3マスターフィー
ドローラ28と第3スレイブフィードローラ29とによ
り搬送され、第1位置検出センサ44により該1枚目の
シート原稿の終端が通過し終えたことが検知されると
(ステップS14)、その検知信号がコントローラ40
へ出力され、該コントローラ40から読取装置6へ制御
信号(読取終了命令信号)が出力される。
端が該位置検出センサ44位置からプラテンガラス12
前端位置まで搬送される距離に相当する第1マスターフ
ィードローラ24の回転ステップ数(第2の回転ステッ
プ数)と、該シート原稿の終端が該位置検出センサ44
位置から分岐点Tとニップ部Fとの中間位置まで搬送さ
れる距離に相当する第1マスターフィードローラ24の
回転ステップ数(第3の回転ステップ数)とが計測さ
れ、該第2の回転ステップ数に達した後(ステップS1
6)、1枚目のシート原稿裏面の読み取りを終了する
(ステップS17)。
ガイド部材39を押し上げてさらに第1原稿搬送経路R
1の下流側へと搬送され、前記カウンタ47によって前
記第3の回転ステップ数が検知されると(ステップS1
7)、コントローラ40から駆動源41、セパレートロ
ーラ22の駆動伝達機構50、及び第1マスターフィー
ドローラ24への伝動機構42へ制御信号が出力され
る。そして、該1枚目のシート原稿の大半が排紙口8c
から排出され、その終端部が前記分岐点Tとニップ部F
との中間位置まで搬送された状態で、駆動源41の回転
方向を反転して全駆動ローラ22・24・26・28・
30を正転方向(図10においては時計方向)に回転さ
せる(ステップS18)。こうして正転方向へ回転し始
めたエキストラローラ30と第2プレスローラ32とに
より該1枚目のシート原稿は逆方向へ搬送され、元位置
に復帰した前記第3ガイド部材39により第4原稿搬送
経路R4へと案内される。そして、図5に示す前記電磁
クラッチ56を左方へ摺動させて動力を繋ぎ、セパレー
トローラ22を再び駆動させて、次の最上層のシート原
稿(2枚目のシート原稿)が取り込まれる(ステップS
19)。
と第1マスターフィードローラ24との間に介設された
前記電磁クラッチ49が切断され、第1マスターフィー
ドローラ24を停止させる(ステップS20)。このと
き、原稿搬送経路R1・R2・R3・R4内を同時に2
枚のシート原稿が搬送されており、1枚目のシート原稿
の先端部は停止した第1マスターフィードローラ24と
第1スレイブフィードローラ25とのニップ部Cに突き
当てられた状態にあり、ここで該シート原稿の先端がプ
ラテンガラス12の後端に対して平行になるように図示
せぬ斜行修正機構により微調整して待機する。
2位置検出センサ45で検知されると(ステップS2
1)、駆動源41のステップ制御により該シート原稿の
先端を該第2位置検出センサ45位置から前記ニップ部
B位置まで搬送させた後、前記駆動伝達機構50へ制御
信号が出力され、該2枚目のシート原稿の終端が前記ニ
ップ部A位置を通過し終えないうちに、電磁クラッチ5
6が切られて、セパレートローラ22を停止させ(ステ
ップS22)、連続して次のシート原稿が第2原稿搬送
経路R2内へ取り込まれないようにする。さらに、前記
2枚目のシート原稿の終端が第2位置検出センサ45位
置を通過すると(ステップS23)、コントローラ40
から前記駆動源41、第1フィードローラ24への伝動
機構42、及び第2プレスローラ32の昇降機構43へ
制御信号が出力され、駆動源41の回転方向を反転して
全駆動ローラ22・24・26・28・30を逆転方向
に回転(図10においては反時計方向)させる(ステッ
プS24)。
49を繋いで第1マスターフィードローラ24を駆動さ
せた後(ステップS25)、前記昇降機構43により第
2プレスローラ32を下降させ、エキストラローラ30
と第2プレスローラ32とを離間させる(ステップS2
6)。この時より前記カウンタ47によって前記第1の
回転ステップ数が計測され、該第1の回転ステップ数に
達した後(ステップS27)、該コントローラ40から
読取装置6へ制御信号(読取開始命令信号)が出力され
て、前記1枚目のシート原稿表面の読み取りが開始され
る(ステップS28)。
マスターフィードローラ24と第1スレイブフィードロ
ーラ25、第2マスターフィードローラ26と第2スレ
イブフィードローラ27、さらに、第3マスターフィー
ドローラ28と第3スレイブフィードローラ29とによ
り搬送され、このとき同時に、前記2枚目のシート原稿
はエキストラローラ30と第1プレスローラ31とによ
り搬送方向を逆転させ、第3原稿搬送経路R3へと給送
される。
出センサ44により前記1枚目のシート原稿の終端が通
過し終えたことが検知されると(ステップS29)、そ
の検知信号がコントローラ40へ出力され、該コントロ
ーラ40から前記昇降機構43、及び読取装置6へ制御
信号が出力される。
スローラ32を上昇させ、再びエキストラローラ30と
第2プレスローラ32とを摺接させる(ステップS3
0)。また、前記コントローラ40では、第1位置検出
センサ44により1枚目のシート原稿の終端の通過が検
知されたときから、前記カウンタ47により前記第2の
回転ステップ数が計測され、該第2の回転ステップ数に
達した後(ステップS31)、前記1枚目のシート原稿
表面の読み取りを終了する(ステップS32)。この
後、1枚目のシート原稿は、第3マスターフィードロー
ラ28と第3スレイブフィードローラ29、エキストラ
ローラ30と第2プレスローラ32とにより搬送され、
排紙口8cから排紙トレイ7cへと排出される(ステッ
プS33)。
表面を下にして排出される一方、前記2枚目のシート原
稿は第3原稿搬送経路R3から第1原稿搬送経路R1へ
と向かい、上記ステップS10に戻って、以下、1枚目
のシート原稿と同様にその両面の読み取りが行われる。
こうして、次々とシート原稿が取り込まれ、但し、最後
のシート原稿の両面読み取り終了後には、前記ステップ
S23において、前記第2位置検出センサ45では次の
シート原稿は検出されず、よって、該最後のシート原稿
の終端の通過を第1位置検出センサ44で検知したとき
から、前記コントローラ40で、例えば、図15に示す
ように、前記カウンタ47により所定の回転ステップ数
を計測する等して、所定時間待機し(ステップS3
4)、次のシート原稿がないことを確認した上で、コン
トローラ40から前記駆動源41、セパレートローラ2
2への駆動伝達機構50、第1フィードローラ24への
伝動機構42、及び第2プレスローラ32の昇降機構4
3へ制御信号が出力され、駆動源41の回転方向を反転
して全駆動ローラ22・24・26・28・30を逆転
方向に回転(図10においては反時計方向)させる(ス
テップS35)。
49を繋いで第1マスターフィードローラ24を駆動さ
せた後に(ステップS36)、前記昇降機構43により
第2プレスローラ32を下降させ、エキストラローラ3
0と第2プレスローラ32とを離間させる(ステップS
37)。この時より前記カウンタ47によって前記第1
の回転ステップ数が計測され、該第1の回転ステップ数
に達した後(ステップS38)、該コントローラ40か
ら読取装置6へ制御信号(読取開始命令信号)が出力さ
れ、前記最後のシート原稿表面の読み取りが開始される
(ステップS39)。
スターフィードローラ24と第1スレイブフィードロー
ラ25、第2マスターフィードローラ26と第2スレイ
ブフィードローラ27、さらに、第3マスターフィード
ローラ28と第3スレイブフィードローラ29とにより
搬送され、図16に示すように、第1位置検出センサ4
4により該最後のシート原稿の終端が通過し終えたこと
が検知されると(ステップS40)、その検知信号がコ
ントローラ40へ出力され、該コントローラ40から昇
降機構43、及び読取装置6へ制御信号が出力される。
スローラ32を上昇させ、再びエキストラローラ30と
第2プレスローラ32とを摺接させる(ステップS4
1)。また、前記コントローラ40では、第1位置検出
センサ44により1枚目のシート原稿の終端の通過が検
知されたときから、前記カウンタ47により前記第2の
回転ステップ数と、該シート原稿の終端が該位置検出セ
ンサ44位置から排紙口8c位置まで搬送される距離に
相当する第1マスターフィードローラ24の回転ステッ
プ数(第4の回転ステップ数)とが計測され、該第2の
回転ステップ数に達した後(ステップS42)、前記最
後のシート原稿表面の読み取りを終了する(ステップS
43)。該最後のシート原稿は、第3マスターフィード
ローラ28と第3スレイブフィードローラ29、エキス
トラローラ30と第2プレスローラ32とにより搬送さ
れ、排紙口8cから排紙トレイ7cへと排出される(ス
テップS44)。そして、前記コントローラ40で前記
第4の回転ステップ数に達したことが計測されると(ス
テップS45)、該コントローラ40から駆動源41へ
制御信号が出力され、該駆動源41の駆動を停止し、全
ローラを停止させる(ステップS46)。こうして、1
枚目のシート原稿から最後のシート原稿までの読み取り
が行われ、一連の動作を終了する。
とにより、該駆動源41の回転方向に関わらず、セパレ
ートローラ22を常に一定方向に回転させることがで
き、さらに、駆動源41からの動力を適宜断接すること
ができ、該セパレートローラ22の回転制御を簡単に行
うことができる。前記駆動伝達機構50は、ファクシミ
リ等の両面画像読取装置の原稿搬送装置に限らず、一般
的には、駆動源からの動力が伝達される入力軸とその動
力を取り出す出力軸との間に構成することができ、この
場合も入力軸の回転方向に関わらず、出力軸を常に一定
方向に回転させることができ、さらに、入力軸からの動
力を適宜断接して、その制御の汎用性が高められる。
尚、前記同方向伝達機構51、及び逆転伝達機構52は
前記ギア57・58・59・61・62以外にも、チェ
ーンとスプロケット、または、ベルトとプーリー、さら
にはこれらの組み合わせ等、さまざまな部品で構成とす
ることができ、特のその構成部品を限定するものではな
い。
のような効果を奏ずるものである。すなわち、請求項1
のように、駆動源からの動力が伝達される入力軸とその
動力を取り出す出力軸との間の駆動伝達機構おいて、該
出力軸に2つのワンウェイクラッチを設けて、両ワンウ
ェイクラッチを同じ回転方向で断接させる構成とし、該
入力軸と該出力軸との間に、入力軸の回転駆動力を、同
一回転方向のまま一方のワンウェイクラッチへ伝達する
同方向伝達機構と、入力軸の回転駆動力を、その回転方
向を逆転して他方のワンウェイクラッチへ伝達する逆転
伝達機構とを設けたことにより、入力軸の回転方向に関
わらず、出力軸を常に一定方向に回転させることがで
き、汎用性が向上する。
構において、前記入力軸と前記出力軸との間の動力伝達
を断接するクラッチを設けることにより、入力軸からの
動力を適宜断接することができ、さらに汎用性が向上す
る。
請求項2記載の駆動伝達機構を、単一の駆動源により各
ローラを駆動し、原稿を取り込んでその表裏両面を読み
取る両面画像読取装置における、該駆動源と原稿を取り
込む給紙ローラとの間に介設したことにより、該駆動源
の回転方向に関わらず、原稿を取り込む駆動ローラを常
に一定方向に回転させることができ、さらに、駆動源か
らの動力を適宜断接することができ、該駆動ローラの回
転制御を簡単に行うことができる。
視図。
を示す説明図。
伝達機構の斜視図。
達機構の斜視図。
図。
示すADFの側面断面図。
側面断面図。
の側面断面図。
す流れ図。
Claims (3)
- 【請求項1】 駆動源からの動力が伝達される入力軸と
その動力を取り出す出力軸との間の駆動伝達機構おい
て、該出力軸に2つのワンウェイクラッチを設けて、両
ワンウェイクラッチを同じ回転方向で断接させる構成と
し、該入力軸と該出力軸との間に、入力軸の回転駆動力
を、同一回転方向のまま一方のワンウェイクラッチへ伝
達する同方向伝達機構と、入力軸の回転駆動力を、その
回転方向を逆転して他方のワンウェイクラッチへ伝達す
る逆転伝達機構とを設けたことを特徴とする駆動伝達機
構。 - 【請求項2】 前記駆動伝達機構において、前記入力軸
と前記出力軸との間の動力伝達を断接するクラッチを設
けたことを特徴とする請求項1記載の駆動伝達機構。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の駆動伝達機
構を、単一の駆動源により各ローラを駆動し、原稿を取
り込んでその表裏両面を読み取る両面画像読取装置にお
ける、該駆動源と原稿を取り込む給紙ローラとの間に介
設したことを特徴とする駆動伝達機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000315477A JP3591446B2 (ja) | 2000-10-16 | 2000-10-16 | 両面原稿読取装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2002120948A true JP2002120948A (ja) | 2002-04-23 |
JP3591446B2 JP3591446B2 (ja) | 2004-11-17 |
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2000
- 2000-10-16 JP JP2000315477A patent/JP3591446B2/ja not_active Expired - Fee Related
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