JP2009086499A - 欠陥修正方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】断線欠陥部に幅が狭くて厚い修正層を容易に形成することができ、修正部の抵抗値の低減化を図ることが可能な欠陥修正方法を提供する。
【解決手段】この欠陥修正方法では、ドレイン線8の断線欠陥部8bを含む範囲に修正ペースト12を塗布し、両端部がドレイン線8の正常な部分に重なり、かつドレイン線8よりも幅が大きな修正層12Aを形成し、修正層12Aのうちのドレイン線8の幅からはみ出た不要部をレーザ照射によって除去し、修正層12Aのうちの残りの部分をレーザ照射によって焼成する。したがって、断線欠陥部8bに幅が狭くて厚い修正層12Aを容易に形成できる。
【選択図】図4
【解決手段】この欠陥修正方法では、ドレイン線8の断線欠陥部8bを含む範囲に修正ペースト12を塗布し、両端部がドレイン線8の正常な部分に重なり、かつドレイン線8よりも幅が大きな修正層12Aを形成し、修正層12Aのうちのドレイン線8の幅からはみ出た不要部をレーザ照射によって除去し、修正層12Aのうちの残りの部分をレーザ照射によって焼成する。したがって、断線欠陥部8bに幅が狭くて厚い修正層12Aを容易に形成できる。
【選択図】図4
Description
この発明は欠陥修正方法に関し、特に、基板上に形成された配線の断線欠陥部を修正する欠陥修正方法に関する。より特定的には、この発明は、液晶ディスプレイに用いられるTFT(Thin Film Transistor:薄膜トランジスタ)基板上に形成された配線の断線欠陥部を修正する欠陥修正方法に関する。
近年、プラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、ELディスプレイなどのフラットパネルディスプレイの大型化、高精細化に伴い、ガラス基板上に形成された電極や液晶カラーフィルタなどに欠陥が存在する確率が高くなっており、歩留まりの向上を図るため欠陥を修正する方法が提案されている。
たとえば、液晶ディスプレイのガラス基板の表面には電極が形成されている。この電極が断線している場合、塗布針先端に付着させた導電性の修正ペーストを断線部に塗布し、電極の長さ方向に塗布位置をずらしながら複数回塗布して電極を修正する(たとえば、特許文献1参照)。
また、欠陥部を覆うようにフィルムを設け、欠陥部とフィルムとをレーザ光を用いて略同時に除去し、除去した部分にフィルムをマスクとしてインクを塗布し、その後、フィルムを剥離除去する方法がある(たとえば、特許文献2,3参照)。
この他にも、レーザCVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)を用いた断線修正方法(たとえば、特許文献4参照)や、マイクロディスペンサを用いて修正ペーストを塗布する方法がある(たとえば、特許文献5〜7参照)。
特開平8−292442号公報
特開平11−125895号公報
特開2005−95971号公報
特開2005−101222号公報
特開2003−215640号公報
特開平9−135064号公報
特開2006−202828号公報
しかしながら、電極を修正する方法では、塗布針先端に導電性の修正ペーストを付着させ、断線部に修正ペーストを転写するため、その塗布径は塗布針先端の平坦面の寸法で決まり、10μm前後の塗布径を実現するのは困難であり、これを用いた細線形成も同様に難しかった。
また、フィルムをマスクとして使用する方法では、フィルムと欠陥部をレーザ光で略同時に除去するので、大きなレーザパワーが必要となり、欠陥部の周辺にダメージを与えてしまう。あるいは、欠陥部に付着(密着)したフィルム上部にレーザアブレーションにより孔を形成するため、そのときに発生するごみがフィルムと基板の隙間に侵入し、欠陥部近傍を汚染することも想定される。
さらに、フィルムと基板を付着あるいは密着した状態で、修正ペーストを孔に塗布すると、フィルムと基板との隙間に毛細管現象で修正ペーストが吸い込まれて広がり、基板を汚染することも考えられる。
また、レーザCVDを用いた修正方法では、複数の原料ガスを断線部を含む局所空間に供給し、また、排出を行なう手段が必要となり、装置構成が複雑となる。
また、マイクロディスペンサ方式で断線部に修正ペーストを充填する方法では、マイクロディスペンサに供給する圧縮エアの制御が難しく、TFT基板のデータ線のように10μmよりも細い描画パターンを求められる場合には、適用が困難である。また、マイクロディスペンサは、先端が中空先細になった構造のため、修正ペーストが詰まり易く、詰まりを防止するため、低粘度に管理された修正ペーストを使用する必要がある。
さらに、TFT基板のドレイン線(データ線)の幅は5μm程度に微細化されており、修正ペーストをドレイン線と同じ幅で塗布することは難しく、ドレイン線に隣接する画素電極の方にはみ出すことが想定される。この場合、はみ出した部分を画素電極ごとレーザ照射により除去するか、はみ出した部分の周りの画素電極を除去することにより、短絡を回避する。この場合、有効な画素面積が減少するので、修正ペーストが大きくはみ出した場合には、除去によって1画素が機能しなくなる場合がある。
また、TFT基板のドレイン線を修正する場合、修正部の抵抗値を100Ω以下にすることが求められるが、幅が5μm程度のドレイン線と略同じ幅で修正ペーストを厚く塗布することは難しい。また、ドレイン線の断線欠陥部にはバリや段差部(エッジ)があるため、修正個所にクラックを生じ易く、修正部の抵抗値を低くすることは難しい状況にあった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、断線欠陥部に幅が狭くて厚い修正層を容易に形成することができ、修正部の抵抗値の低減化を図ることが可能な欠陥修正方法を提供することである。
この発明に係る欠陥修正方法は、基板上に形成された配線の断線欠陥部を修正する欠陥修正方法において、断線欠陥部を含む範囲に修正ペーストを塗布して修正層を形成するステップを含み、修正層は、その両端部が配線の正常な部分に重なるとともに、その幅が配線の幅よりも大きくなるように形成される。この欠陥修正方法は、さらに、修正層のうちの配線の幅からはみ出た不要部に第1のレーザ光を照射して不要部を除去するステップと、修正層のうちの残りの部分に第2のレーザ光を照射して残りの部分を焼成するステップとを含む。
好ましくは、さらに、基板を洗浄して修正層の残渣を除去する第4のステップを含む。
また好ましくは、第1のレーザ光のパワーは、不要部の下方のパターンが破壊されないように弱く設定される。
また好ましくは、第1のレーザ光のパワーは、不要部の下方のパターンが破壊されないように弱く設定される。
また好ましくは、第2のレーザ光のスポット径は配線の幅と略同じかそれよりも多少大きく設定され、第2のレーザ光は残りの部分全体に走査される。
また、この発明に係る他の欠陥修正方法は、基板上に形成された配線の断線欠陥部を修正する欠陥修正方法において、断線欠陥部を含む範囲に修正ペーストを塗布して修正層を形成するステップを含み、修正層は、その両端部が配線の正常な部分に重なるとともに、その幅が配線の幅よりも大きくなるように形成される。この欠陥修正方法は、さらに、修正層のうちの配線の幅と略同じ、あるいは幅以内の部分にレーザ光を照射してその部分を焼成するステップと、基板を洗浄して修正層のうちのレーザ光によって焼成されていない部分を除去するステップとを含む。
好ましくは、修正層を形成するステップでは、フィルムに断線欠陥部に応じた形状の孔を形成し、孔の開口部を断線欠陥部に隙間を開けて対峙させ、修正ペーストが付着した塗布針の先端面で孔を覆うようにして、孔を含む所定の範囲でフィルムを基板に押圧するとともに、孔を介して断線欠陥部を含む範囲に修正ペーストを塗布し、フィルムが基板に接触したことに応じて塗布針を上方に退避させ、フィルムの復元力でフィルムを基板から引き離す。
また好ましくは、基板はTFT基板である。
この発明に係る欠陥修正方法では、断線欠陥部を含む範囲に修正ペーストを塗布し、両端部が配線の正常な部分に重なり、かつ配線よりも幅が大きな修正層を形成し、修正層のうちの配線の幅からはみ出た不要部をレーザ照射によって除去し、修正層のうちの残りの部分をレーザ照射によって焼成する。したがって、断線欠陥部に幅が狭くて厚い修正層を容易に形成することができ、修正部の抵抗値の低減化を図ることができる。
また、この発明に係る他の欠陥修正方法では、断線欠陥部を含む範囲に修正ペーストを塗布し、両端部が配線の正常な部分に重なり、かつ配線よりも幅の広い修正層を形成し、修正層のうちの配線の幅以内の部分をレーザ照射によって焼成し、基板を洗浄して修正層のうちのレーザ光によって焼成されていない部分を除去する。したがって、断線欠陥部に幅が狭くて厚い修正層を容易に形成することができ、修正部の抵抗値の低減化を図ることができる。
[実施の形態1]
図1(a)は、修正対象であるTFT基板1の要部を示す平面図であり、図1(b)は図1(a)のIB−IB線断面図である。図1(a)(b)において、TFT基板1はガラス基板2を備える。ガラス基板2の表面に、図中の左右方向に延在するゲート線3が形成されるとともに、ゲート線3の所定位置に図中の下方向に突出するゲート電極3aが形成される。ゲート線3およびゲート電極3aの表面はゲート絶縁膜4で被覆され、ゲート絶縁膜4およびガラス基板2の表面はゲート絶縁膜5で被覆される。
図1(a)は、修正対象であるTFT基板1の要部を示す平面図であり、図1(b)は図1(a)のIB−IB線断面図である。図1(a)(b)において、TFT基板1はガラス基板2を備える。ガラス基板2の表面に、図中の左右方向に延在するゲート線3が形成されるとともに、ゲート線3の所定位置に図中の下方向に突出するゲート電極3aが形成される。ゲート線3およびゲート電極3aの表面はゲート絶縁膜4で被覆され、ゲート絶縁膜4およびガラス基板2の表面はゲート絶縁膜5で被覆される。
ゲート絶縁膜5の表面に、複数の画素電極6が行列状に形成される。図中の上下方向に隣接する2つの画素電極6の間の領域にゲート線3が配置されている。ゲート電極3aの上方にゲート絶縁膜4,5を介して半導体膜7が形成される。図中の左右方向に隣接する2つの画素電極6の間の領域に図中の上下方向に延在するドレイン線8が形成されるとともに、ドレイン線8の所定位置に図中の左方向に突出するドレイン電極8aが形成される。このドレイン電極8aの端部は、半導体膜7の一方端部の表面まで延びている。また、半導体膜7の他方端部の表面から画素電極6の一端部の表面にかけてソース電極9が形成される。
このようにして、ゲート電極3aとドレイン電極8aとソース電極9と半導体膜7とを含むTFT10が形成される。全体が保護膜11および配向膜(図示せず)で被覆されて、TFT基板1が完成する。TFT基板1と液晶とカラーフィルタとで液晶パネルが構成される。
ここで図1(a)に示すように、ドレイン線8に断線欠陥部8bが存在するものとする。保護膜11まで形成した後に断線欠陥部8bを修正する場合、保護膜11の一部をレーザ加工により除去して断線欠陥部8bを露出させ、修正ペーストを塗布し、硬化成膜処理を行なってドレイン線8の導通を確保した後で、修正個所の上に保護膜11を再形成する必要がある。そのため、修正の手間を簡略化できるように、保護膜11を形成する前の工程で断線欠陥部8bの修正を行なう方が好ましい。たとえば、ドレイン線8の形成が終了した時点では保護膜11は無く、この時点で断線修正を行なう。
図2は、この発明の基礎となる欠陥修正方法を示す図である。図2において、この欠陥修正方法では、断線欠陥部8bを含み、正常なドレイン線8に重なるように修正ペースト12を塗布し、塗布した修正ペースト12からなる修正層12Aを形成する。次に、修正層12Aにレーザ光を照射して局所的に加熱し、金属膜を析出して修正層12Aの導電性を確保する。修正ペースト12は、たとえば、特許文献5〜7に記載されるマイクロディスペンサなどを用いて塗布される。ドレイン線8の線幅Dwは、10μm以下のものが多く、高精細化に伴って5μm以下のものも製造されている。
このように5μm以下の細いドレイン線(パターン)8からはみ出さず、略同じ幅で修正ペースト12を塗布した場合、図3に示すように、修正層12Aの膜厚Rtは、修正ペースト12とドレイン線8との接触角や濡れ性で決まり、1μm以上の膜厚Rtを得るのは難しく、膜厚Rtは0.5μm前後に留まる。修正ペースト12としては、金属ナノ粒子を分散させたペーストや金属錯体溶液が利用されるが、焼成すると焼成後の膜厚は1/10程度に収縮するので、ドレイン線8の厚さDtに伴う段差部(エッジ)で焼成後の修正膜が断線し易く、修正部の抵抗値が高くなる要因となる。
修正層12Aを焼成して得られる焼成層をより厚くするためには、欠陥部8bに塗布される修正層12Aを厚くする必要があるが、厚く塗布しようとすると、修正層12Aの幅がドレイン線8の幅よりも太くなって、画素電極6側にはみ出す場合も想定される。そこで、修正ペースト16のはみ出しがあっても画素電極6に影響を与えず、修正部の抵抗値の低減化を図ることが可能な実施形態1について説明する。
図4(a)(b)は、この発明の実施の形態1による欠陥修正方法を示す図である。この欠陥修正方法では、まず図4(a)に示すように、TFT基板1のドレイン線8に発生した断線欠陥部8bを含む範囲に、修正ペースト12を塗布して修正層12Aを形成する。修正ペースト12の塗布方法は、微細な範囲に塗布可能な方法であれば何でも良く、たとえば、マイクロディスペンサ方式やフィルムマスク方式を用いる。
図4(a)の例では、修正層12Aが画素電極6の上方にまで、はみ出している状態にある。この状態で焼成を行なうと、画素電極6とドレイン線8が短絡するため、焼成を行なう前にはみ出した個所をレーザ照射によって除去する。レーザ光としては、たとえばYAG第2高調波のパルスレーザ光を使用し、弱いパワーのレーザ光を照射して図4(b)に示す加工領域13(2点鎖線で囲まれた領域)の修正層12Aのみを除去する。修正層12Aは修正ペースト12が乾燥した状態にあり、金属結合していないので、弱いパワーのレーザ光によって除去可能となる。レーザ照射される面には画素電極6が存在するが、画素電極6にダメージを与えないか、与えても軽微になるように予めレーザパワーは弱く設定される。また、加工領域13の面積は必要最低限に留めることが望ましい。
次に、残った修正層12Aにレーザ光を照射して局所焼成を行ない、修正層12Aの導通を確保する。焼成用レーザ光としては、たとえば、YAG第2連続発振レーザ光を使用する。そのレーザ光を必要なスポット径に集光し、レーザ光を修正層12A全体に走査して、金属析出処理を行なう。レーザ光のスポット径は、ドレイン線8の幅と略同じか、それよりも多少大きく設定される。
図5(a)(b)は、欠陥部8bに塗布された修正層12Aをレーザ照射によって焼成する方法を示す図である。図5(a)に示すように、焼成用レーザ光を対物レンズによって、たとえばドレイン線8の幅程度のスポット径に集光し、ドレイン線8の延在する方向に修正層12Aの一方端から他方端までレーザ光を走査するようにして焼成を行なう。図5(b)に示すように、焼成によって修正層12Aの膜厚は収縮し、焼成層12AAの膜厚は修正層12Aの膜厚の1/10程度になる。なお、図示しないスリットを用いて焼成用レーザ光の照射範囲を限定する方法であってもよい。
上述の通り、画素電極6にはみ出した修正層12Aはレーザ照射によって除去されるが、画素電極6の表面に残渣が残る場合が想定される。そこで、焼成が終了した後に、TFT基板1を洗浄装置で洗浄して残渣を除去する。なお、残渣が洗浄工程で除去され易くするために、焼成用レーザ光が画素電極6に照射されないようにしたり、洗浄前に、残渣部周辺に修正ペースト12の溶媒を滴下してもよい。また、洗浄時、ブラシを併用して残渣除去能力を高めてもよい。
修正層12A全体を局所加熱してから、画素電極6上にはみ出した焼成層12AAのみをレーザで除去することも可能であるが、未焼成の状態ではみ出し部を除去した方が、より弱いレーザパワーで除去が可能となり、残渣も少なくなり、洗浄時に残渣の除去が容易となる。
この実施の形態1では、断線欠陥部8bを含む範囲に修正ペースト12を塗布して修正層12Aを形成し、修正層12Aのうちの不要部分をレーザ照射によって除去した後、修正層12Aの残りの部分をレーザ照射によって焼成する。したがって、修正ペースト12を厚く塗布するために修正層12Aの幅がドレイン線8の幅よりも太くなって画素電極6側にはみ出した場合でも、画素電極6に影響を与えず、修正部の抵抗値の低減化を図ることができる。
また、図6(a)(b)は、実施の形態1の変更例を示す図である。図5(a)(b)で説明したように、たとえば、修正層12Aの膜厚が0.5μmであれば、焼成層12AAは0.05μm程度と非常に薄くなる。そのため、ドレイン線8の段差部(エッジ)8cにおいては焼成層12AAにクラックが生じ易く、修正部の抵抗値を低くできない原因となっていた。特に、ドレイン線8の幅Dwが5μm以下の場合には、塗布膜厚を厚くできないので、修正部の抵抗値を低くすることは容易でない。
そこで、この変更例では、図6(a)に示すように、修正層12Aの幅がドレイン線8の幅よりも太くなるように、断線欠陥部8bを含む矩形領域に修正ペースト12を塗布することにより、断線欠陥部8b上における修正層12Aの膜厚をより厚くする。たとえば、修正層12Aの幅がドレイン線8の幅の複数倍以上になり、修正層12Aの中央部に断線欠陥部8bが覆われるように、修正ペースト12を塗布する。このとき、修正ペースト12が同じ接触角で塗布されたとすれば、塗布幅が太くなった分、修正層12Aの中央部の膜厚を厚くすることができる。
次いで図6(b)に示すように、修正層12Aのうちの両側の画素電極6にはみ出した不要部(2つの加工領域13の部分)を、レーザ照射によって除去する。その後、実施の形態1と同様に、修正層12Aの焼成、基板1の洗浄を行ない、欠陥修正を終了する。
なお、塗布した修正層12Aは、乾燥した状態で除去する方が好ましい。また、修正ペースト12に樹脂成分が入っていると、はみ出した部分をレーザ除去した際に、修正層12Aにクラックが入って余分に剥離してしまう可能性があるので、樹脂成分を含まない修正ペースト12または樹脂成分が少ない修正ペースト12を使用することが好ましい。
[実施の形態2]
図7(a)〜(c)は、この発明の実施の形態2による欠陥修正方法を示す図である。この欠陥修正方法では、図7(a)に示すように、断線欠陥部8bを含む矩形領域に修正ペースト12を塗布して、ドレイン線8の幅Dwよりも広い幅の修正層12Aを形成する。次に、焼成用レーザ光をドレイン線8の幅Dwと略同じ、あるいは幅Dw以下のスポット径に集光し、ドレイン線8の延在する方向に修正層12Aの一方端から他方端までレーザ光を走査するようにして、修正層12Aの局部焼成を行なう。なお、図7(a)の二点鎖線で示すレーザ照射領域14が走査範囲であるが、レーザ光を走査することなく、図示しないスリットによってレーザ照射範囲を決めてから一括してレーザ照射することも可能である。
図7(a)〜(c)は、この発明の実施の形態2による欠陥修正方法を示す図である。この欠陥修正方法では、図7(a)に示すように、断線欠陥部8bを含む矩形領域に修正ペースト12を塗布して、ドレイン線8の幅Dwよりも広い幅の修正層12Aを形成する。次に、焼成用レーザ光をドレイン線8の幅Dwと略同じ、あるいは幅Dw以下のスポット径に集光し、ドレイン線8の延在する方向に修正層12Aの一方端から他方端までレーザ光を走査するようにして、修正層12Aの局部焼成を行なう。なお、図7(a)の二点鎖線で示すレーザ照射領域14が走査範囲であるが、レーザ光を走査することなく、図示しないスリットによってレーザ照射範囲を決めてから一括してレーザ照射することも可能である。
図7(b)は、レーザ照射による局所焼成が終了した状態を示している。この状態では、ドレイン線8と重なるように焼成層(クロスハッチング部)16AAが得られ、導通が確保される。焼成層12AAの左右の修正層12Aは、焼成されずにペーストの状態あるいは乾燥した状態で残る。
この状態でTFT基板1は、修正装置から洗浄装置に移されて洗浄が行われ、図7(c)に示すように、未焼成の修正層12Aは除去される。なお、洗浄で修正層12Aが除去され易くするために、図7(b)の状態で、修正部周辺に修正ペースト12の溶媒を滴下してあってもよい。
この実施の形態2では、修正層12Aをレーザ照射で除去しないので、画素電極6にダメージを与えることはない。また、欠陥部8bに塗布される修正層12Aの膜厚を厚くできるので、焼成して得られる焼成層12AAの膜厚を厚くすることが可能となり、修正部の抵抗値を低くすることが容易になる。さらに、修正層12Aの塗布精度はあまり必要とされないので好都合である。
なお、この実施の形態2では、未焼成の修正ペースト12を洗浄によって除去するので、修正層12Aの大きさを気にしないで済むが、修正層12Aが画素電極6に重なる面積を極力小さくする方が良いことは言うまでもない。
図8は、修正層12Aを形成する方法を示す図である。図8において、この形成方法では、孔20aの開いたフィルム20をマスクとして使用する。断線欠陥部8bの上方に孔20aを位置合わせした状態で、フィルム20をTFT基板1の上面に一定に隙間を開けて配置する。フィルム20は、たとえば薄膜のポリイミドフィルムであり、その幅はマスクとして使用するのに十分な幅があれば良く、たとえば、5mm〜15mm程度にスリットしたロール状フィルムである。フィルム20の厚さFtは、その下が透けて見える程度のものが好ましく、たとえば10〜25μm程度である。
孔20aの開口部は、たとえば短軸長がSwで長軸長がSlの角形状であり、断線欠陥部8bの両端に位置する正常なドレイン線8にも修正ペースト12を塗布できるように、孔20aの長軸長Slは断線欠陥部8bよりも長く設定される。このように、正常なドレイン線8と重なるように孔20aを形成すれば、修正層12Aと正常なドレイン線8とが重なる領域を確保できるので、修正部の抵抗値の低減化、密着性の向上などの効果が期待できる。
孔20aは、レーザ照射によるレーザアブレーションで形成される。レーザとしては、YAG第3高調波レーザやYAG第4高調波レーザ、あるいはエキシマレーザなどのパルスレーザを用いる。たとえば、図9に示すように、レーザ部21は、観察光学系22の上部に固定され、観察光学系22の下端に固定した対物レンズ23からレーザ光が照射される。孔20aの形状および寸法は、たとえばレーザ部21に内蔵される可変スリット(図示せず)により決定され、対物レンズ23で集光したレーザ光の断面形状に加工される。
フィルム20に孔20aを開ける工程は、断線欠陥部8bから離れた位置、あるいは、断線欠陥部8bにレーザ光が当たらないように、フィルム20単体で行なわれる。たとえば、フィルム20は、TFT基板1から上方に離れた位置で、左右の固定ローラ24,25により水平に支持された状態に保持され、左右の固定ローラ24,25の中央に当たるフィルム20にレーザ光を照射して孔20aを形成する。このとき、レーザアブレーションにより発生するごみがTFT基板1上に落下しないように、TFT基板1とフィルム20との間に遮蔽板26を配置してもよい。なお、TFT基板1上に異物が飛散しないように、基板1の上方以外の位置でレーザアブレーションを行なうことも可能である。
このように、断線欠陥部8bにフィルム20を付着、あるいは密着させた状態でレーザ照射による孔20aの加工を行なわないので、ドレイン線8や断線欠陥部8bおよびその近傍を損傷することはない。また、フィルム20を浮かした状態で孔20aを開けるので、フィルム20の裏面にレーザアブレーション時に発生する異物(ゴミ)が付着することを抑制することができる。
孔20aの形成が終了した時点では、孔20a周りのフィルム20の表面には、孔20aをレーザアブレーションした際に発生したごみが飛散しており、ごみの除去のため、孔20aを中心として、その周りの広い範囲を弱いパワーでレーザ照射する工程を入れてもよい。このとき、YAG第2高調波レーザに切り替えて、弱いパワーで孔20aを中心とする広い範囲にレーザ照射すれば、ごみのみを除去することも可能であり、新たにごみが発生することを防止することができる。図9に示した装置では、フィルム20の裏面に付着したごみをレーザ照射で除去できないが、図示しないフィルム反転機構を設ければ表面と同様にフィルム20の裏面も処理することも可能となる。
フィルム20に開けた孔20aと断線欠陥部8bとが画像処理結果、あるいは、それぞれの位置座標データに基づき、TFT基板1とフィルム20との相対移動により位置決めされ、それらが一定の隙間を持って対峙した状態にする。この工程は手動で行なっても構わない。図10は、孔20aと断線欠陥部8bとが隙間Gを持って対峙した状態を示す。フィルム20は一定の張力によって張られた状態にある。隙間Gは、フィルム20を支持する支点(たとえば図9に示した固定ローラ24,25)の間隔やフィルム20の厚さによって異なるが、たとえば10〜1000μm程度に設定される。TFT基板1の表面には複数のパターンが積層されているため、凹凸形状になっているが、孔20aを含む微小範囲のフィルム20がTFT基板1と接触しない程度の隙間Gを保っていれば良い。たとえば、隙間Gは200μm程度に設定される。
修正ペースト12の塗布は、たとえば、図11に示すように、塗布針27を用いて行なわれる。塗布針27の先端部は尖っているが、その先端には平坦面27aが形成されている。平坦面27aの直径は、たとえば、30〜100μm程度であり、孔20aの大きさに合わせて最適な直径のものを選択して使用する。孔20a全体を閉蓋することが可能な寸法の平坦面27aを有する塗布針27を選択して使用するのが好ましい。このような塗布針27を使用すれば、1回の塗布動作で孔20aを修正ペースト12で充填することができる。
塗布針27の平坦面27aの周りに修正ペースト12が付着した状態で、孔20aの略中央に塗布針27を上方から下降させると、フィルム20は変形して孔20aの周りの微小範囲のフィルム20が断線欠陥部8bの周囲に付着し、断線欠陥部8bに修正ペースト12が充填される。塗布針27は、図示しないガイド(直動軸受)によって上下方向に進退可能に保持されており、塗布針27を含む可動部の自重のみでフィルム20を押す。塗布針27が下降してフィルム20が断線欠陥部8bの周囲に接触した後にさらに下降させようとしても、塗布針27はガイドに沿って上方に退避するので、塗布針27の平坦面27aは過負荷とならない。塗布針27は、図示しない制御手段によって時間管理されて制御される。
孔20aを含む微小範囲のフィルム20が断線欠陥部8bの周囲に接触する時間は、塗布針27がフィルム20を押している間であり、修正ペースト12がフィルム20とTFT基板1(断線欠陥部8b近傍)との隙間に毛細管現象で流れる前に、塗布針27を上方に退避させる。塗布針27がフィルム20から離れれば、フィルム20の弾性で元の状態に戻り、孔20aを含む微小範囲のフィルム20は断線欠陥部8bから離れる。そのため、フィルム20がTFT基板1に接触する時間は極わずかである。
図12は、塗布針27を上方に退避させた状態を示し、フィルム20はTFT基板1から離れた状態に復帰しており、断線欠陥部8bには、孔20aの形状と略同形状の修正層12Aが残る。また、余分に塗布された修正ペースト12はフィルム20の表面に残る。このように、フィルム20をマスクとして修正を行なうので、塗布針27による塗布形状よりも微細な修正層12A(パターン)を得ることが可能となる。
このような方法で修正ペースト12を塗布すれば、塗布した修正ペースト12がTFT基板1とフィルム20との隙間に毛細管現象で吸い込まれることも無く、孔20aよりも広い範囲に渡ってTFT基板1を汚染する心配もなくなる。また、塗布が終了した時点で、フィルム20は断線欠陥部8bやTFT基板1から完全に離れているため、その後の工程でフィルム20を除去する際には、フィルム20が修正層12Aに接触して修正層12Aを崩す心配がない。
修正ペースト12の粘度が大きければ、TFT基板1とフィルム20との隙間に毛細管現象で吸い込まれる可能性は低くなるが、逆に流動性が悪くなって、孔20a全体に入らないため、断線欠陥部8bに修正ペースト12が付着しないことも想定される。それに対して、前述のように、塗布時のみ孔20a近傍のフィルム20を断線欠陥部8bの周囲に付着させるので、毛細管現象の影響を最小限に留めることができる。したがって、修正ペースト12の粘度は小さくても構わない。
使用するフィルム20の膜厚が、たとえば10μmあったとしても、フィルム20の膜厚と同じ膜厚の修正層12Aを得ることは困難である。たとえば、フィルム20に形成される貫通孔20aはドレイン線8の線幅以下に加工されるので、ドレイン線8の線幅が5μmであればフィルム20の膜厚よりも細い孔20aが形成されることになり、修正ペースト12が孔20a内に流れて欠陥部8bに付着しても、孔20aが基板1から離れる際には、ほとんどの修正ペースト12が孔20a内に残る。そのため、修正層12Aの膜厚は1μm以下にとどまる。この傾向は、修正ペースト12の粘度を変えてもあまり変化はない。
修正層12Aには、修正ペースト12の仕様に合わせて焼成処理が行なわれ、金属析出処理が行なわれる。この場合、レーザ部21がパルス発振と連続発振の切替えができるタイプであれば機構は簡単になるが、切替えができない場合には、レーザ部21とは別の図示しない連続発振レーザを用意して観察光学系22にレーザ光を入力できるようにするか、あるいは、焼成のための光学系を離れた位置に備える。
図13(a)(b)は、フィルム20をTFT基板1に対して一定の隙間を持って対峙させるフィルム供給ユニット30を示す図である。図示しないフィルム供給リールから出たフィルム20は、固定ローラ31〜33を経由して図示しないフィルム巻き取りリールに巻き取られる。フィルム20は、左右に配置された固定ローラ32,33と、それらの間の上方に配置された固定ローラ31とにより、左右に折り返して上下に並行に張り渡された状態にされる。図13(a)に示すように、固定ローラ31,32の間のフィルム20Aにレーザ光を照射して孔20aを形成する。このとき、レーザアブレーションにより発生するごみがTFT基板1上に落下しないように遮蔽板26を上下に並行に張り渡されたフィルム20の間に配置してもよい。
フィルム供給ユニット30は、図示しないXYZステージにより、XYZ方向に移動可能とされる。XYZステージは、断線欠陥部8bと孔20aとの位置調整に使用される。また、フィルム供給ユニット30にTFT基板1に対して平行に回転する回転手段を持たせてもよい。
なお、図13(a)では、フィルム20が左右に折り返されていて、上方にあるフィルム20に孔20aを開ける際には、少し距離を置いてその下方にもフィルム20が存在するので、下方にあるフィルム20が遮蔽板26の代用として使用可能な場合には、遮蔽板26は省略可能である。
孔20aの形成が終了した時点では、フィルム20Aの表面には、レーザアブレーションの際に発生したごみが飛散している。ごみの除去のため、孔20aを中心として、その周りの広い範囲に弱いパワーのレーザ光を照射する工程を入れてもよい。このとき、YAG第2高調波レーザに切り替えて、弱いレーザパワーで孔20aを中心とする広い範囲を照射すれば、ごみのみを除去することも可能であり、新たにごみが発生することを防止することができる。レーザ部21としては、孔20aを開けるためのレーザ光と、ごみを除去するためのレーザ光の2種類のレーザ光のうちのいずれかのレーザ光を選択的に出射できるものを使用するとよい。
このように、断線欠陥部8bにフィルム20を付着、あるいは密着させた状態でレーザ光による孔20aの加工を行なわないので、TFT基板1の断線欠陥部8b近傍をレーザ光によって損傷することはない。また、フィルム20を浮かした状態で孔20aを開けるので、フィルム20の裏面にゴミが付着することを抑制することができる。なお、フィルム20にレーザ照射する場合、TFT基板1以外の位置で加工を行なえば、TFT基板1の異物汚染を完全に防止することができる。
次に、図13(b)に示すように、フィルム20を図中R方向(時計針回転方向)に巻き取り、フィルム20Aの表面が下を向くようにフィルム20を反転させる。次いで、画像処理結果に基づいてTFT基板1に対してフィルム20を相対移動させ、孔20aと断線欠陥部8bを位置合わせしてTFT基板1とフィルム20が対峙した状態にする。この工程は手動で行なっても構わない。フィルム20は一定の張力によって張られた状態にある。隙間Gは、フィルム20を支持する支点(たとえば固定ローラ32,33)の間隔やフィルム20の厚さ、フィルム20に与える張力によって異なるが、たとえば10〜1000μm程度に設定される。次いで、上下に張り渡したフィルム20の間に図示しない塗布ユニットを挿入して孔20aの上方から修正ペースト12を塗布する。
なお、場合によっては孔20aの上方にあるフィルム20の一部を移動して、塗布ユニットとの干渉を避けるようにしてもよい。
今まで説明してきた方法は、細線パターンを容易に、かつ、修正膜厚を厚く形成することができるため、たとえば、液晶パネルのTFT(薄膜トランジスタ)パネルの電極修正のように、10μm以下のパターン形成と、低抵抗化が必要な場所への応用も可能である。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 TFT基板、2 ガラス基板、3 ゲート線、3a ゲート電極、4,5 ゲート絶縁膜、6 画素電極、7 半導体膜、8 ドレイン線、8a ドレイン電極、8b 断線欠陥部、9 ソース電極、10 TFT、11 保護膜、12 修正ペースト、12A 修正層、12AA 焼成層、13 加工領域、14 レーザ照射領域、20,20A フィルム、20a 孔、21 レーザ部、22 観察光学系、23 対物レンズ、24,25,31〜33 固定ローラ、26 遮蔽板、27 塗布針、27a 平坦面、30 フィルム供給ユニット。
Claims (7)
- 基板上に形成された配線の断線欠陥部を修正する欠陥修正方法において、
前記断線欠陥部を含む範囲に修正ペーストを塗布して修正層を形成するステップを含み、
前記修正層は、その両端部が前記配線の正常な部分に重なるとともに、その幅が前記配線の幅よりも大きくなるように形成され、
さらに、前記修正層のうちの前記配線の幅からはみ出た不要部に第1のレーザ光を照射して前記不要部を除去するステップと、
前記修正層のうちの残りの部分に第2のレーザ光を照射して前記残りの部分を焼成するステップとを含むことを特徴とする、欠陥修正方法。 - さらに、前記基板を洗浄して前記修正層の残渣を除去するステップを含むことを特徴とする、請求項1に記載の欠陥修正方法。
- 前記第1のレーザ光のパワーは、前記不要部の下方のパターンが破壊されないように弱く設定されることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の欠陥修正方法。
- 前記第2のレーザ光のスポット径は前記配線の幅と略同じかそれよりも多少大きく設定され、
前記第2のレーザ光は前記残りの部分全体に走査されることを特徴とする、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の欠陥修正方法。 - 基板上に形成された配線の断線欠陥部を修正する欠陥修正方法において、
前記断線欠陥部を含む範囲に修正ペーストを塗布して修正層を形成するステップを含み、
前記修正層は、その両端部が前記配線の正常な部分に重なるとともに、その幅が前記配線の幅よりも大きくなるように形成され、
さらに、前記修正層のうちの前記配線の幅と略同じ、あるいは幅以内の部分にレーザ光を照射してその部分を焼成するステップと、
前記基板を洗浄して前記修正層のうちの前記レーザ光によって焼成されていない部分を除去するステップとを含むことを特徴とする、欠陥修正方法。 - 前記修正層を形成するステップでは、
フィルムに前記断線欠陥部に応じた形状の孔を形成し、
前記孔の開口部を前記断線欠陥部に隙間を開けて対峙させ、
前記修正ペーストが付着した塗布針の先端面で前記孔を覆うようにして、前記孔を含む所定の範囲で前記フィルムを前記基板に押圧するとともに、前記孔を介して前記断線欠陥部を含む範囲に前記修正ペーストを塗布し、
前記フィルムが前記基板に接触したことに応じて前記塗布針を上方に退避させ、前記フィルムの復元力で前記フィルムを前記基板から引き離すことを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれかに記載の欠陥修正方法。 - 前記基板はTFT基板であることを特徴とする、請求項1から請求項6までのいずれかに記載の欠陥修正方法。
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JPWO2015190092A1 (ja) * | 2014-06-12 | 2017-04-20 | 株式会社Joled | 表示パネルの製造方法 |
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- 2007-10-02 JP JP2007258565A patent/JP2009086499A/ja not_active Withdrawn
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