JP2009085439A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】出湯量を多くすることができる給湯装置を提供する。
【解決手段】貯湯タンク1内下部と上部を接続する循環回路16と、循環回路16の水を加熱するヒートポンプユニット2と、貯湯タンク1内上部から給湯使用側端末に温水を供給する給湯流路22と、循環回路16のうちヒートポンプユニット2と貯湯タンク1の間に設けられた分岐点18と、貯湯タンク1を経由せずに分岐点18と給湯流路22を接続する直接出湯流路30と、貯湯タンク1内中間部と直接出湯流路30とを接続する中温水流路23と、分岐点18と貯湯タンク1の間に設けられ、循環回路16を介して貯湯タンク1内上部に流入する温水流量を調節する流量調節弁17と、直接出湯流路30を遮断して中温水流路23側からの温水を給湯流路22側に流すか、又は直接出湯流路30上流側からの温水を中温水流路23側若しくは給湯流路22側に流す切替弁32とを有するように構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ヒートポンプユニットによる沸上げ温水やタンク貯湯温水を用いて給湯使用側端末に温水を供給する給湯装置に関する。
従来のヒートポンプ式給湯装置として、特許文献1に記載のものが知られている。このヒートポンプ式給湯装置は、特許文献1の図4に示すように、貯湯タンク下部に接続され、貯湯タンク内に水を供給する給水流路と、貯湯タンク上部に接続され、貯湯タンク内の温水を給湯使用側端末に供給する給湯流路とを有している。給水流路と給湯流路の間は、循環回路によって、貯湯タンクを経由せずに接続されている。循環回路と給湯流路との接続位置には混合弁が設けられている。循環回路は、冷媒との熱交換により水を加熱する熱交換器の水流路を経由している。
貯湯時には、熱交換器により循環回路内の水を加熱することによって自然対流を生じさせ、貯湯タンク内に温水を貯湯する。出湯時には、貯湯タンク上部からの温水と循環回路からの冷水とを混合弁により混合して所定温度の温水を出湯させる。
特許第3743375号公報
しかしながら、上記のヒートポンプ式給湯装置では、貯湯時だけでなく出湯時においても温水の一部が熱交換器の水流路を通過することになる。熱交換器の水流路での圧力損失は比較的大きいため、このヒートポンプ式給湯装置では給湯使用側端末での出湯量を多くすることが困難であるという問題が生じる。
本発明の目的は、出湯量を多くすることができる給湯装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、温水を貯える貯湯タンク(1)と、貯湯タンク(1)外に設けられ、貯湯タンク(1)内下部と貯湯タンク(1)内上部とを接続する循環回路(16)と、循環回路(16)を介して貯湯タンク(1)内下部の水を貯湯タンク(1)内上部に送る循環ポンプ(16a)と、循環回路(16)を流れる水を加熱するヒートポンプユニット(2)と、貯湯タンク(1)内下部に水を供給する第1給水流路(10)と、第1給水流路(10)から分岐して、貯湯タンク(1)を経由せずにヒートポンプユニット(2)に水を供給する第2給水流路(26)と、貯湯タンク(1)内上部と給湯使用側端末とを接続し、給湯使用側端末に所定の出湯量の温水を供給する給湯流路(22)と、循環回路(16)のうちヒートポンプユニット(2)よりも下流側で貯湯タンク(1)よりも上流側に設けられた分岐点(18)と、貯湯タンク(1)を経由せずに分岐点(18)と給湯流路(22)とを接続する直接出湯流路(30)と、貯湯タンク(1)内中間部と直接出湯流路(30)とを接続する中温水流路(23)と、循環回路(16)のうち分岐点(18)よりも下流側で貯湯タンク(1)よりも上流側に設けられ、循環回路(16)を介して貯湯タンク(1)内上部に流入する温水の流量を調節する流量調節手段(17)と、直接出湯流路(30)を遮断して中温水流路(23)側からの温水を給湯流路(22)側に流すか、又は直接出湯流路(30)上流側からの温水を中温水流路(23)側若しくは給湯流路(22)側に切り替えて流す流路遮断切替手段(32)と、流量調節手段(17)及び流路遮断切替手段(32)の作動制御を行う制御手段(100)とを有することを特徴としている。
これにより、流路遮断切替手段(32)で直接出湯流路(30)を遮断することによって、貯湯タンク(1)内の温水を給湯使用側端末に供給することができる。したがって、出湯時の温水はヒートポンプユニット(2)を経由しないため、給湯使用側端末での出湯量を多くすることができる。また、流量調節手段(17)と流路遮断切替手段(32)とを制御することにより、循環回路(16)と直接出湯流路(30)とを切り替えることができるとともに、循環回路(16)を流れる温水の流量を調節することができる。したがって、ヒートポンプユニット(2)の沸上げ能力が低い場合であっても沸上げ温度を高くすることができる。
請求項2に記載の発明は、制御手段(100)は、貯湯タンク(1)内下部の水をヒートポンプユニット(2)により加熱して貯湯タンク(1)内上部に送る沸上げ運転中において、貯湯タンク(1)からの出湯量が所定量以上と判断したら、循環ポンプ(16a)の回転数を低下させるとともに、ヒートポンプユニット(2)による温水の沸上げ温度に基づいて流量調節手段(17)を制御することを特徴としている。
出湯量が増加すると貯湯タンク(1)には第1給水流路(10)を介して多量の水が供給される。このとき、第1給水流路(10)を流れる水の一部が第2給水流路(26)を介して循環回路(16)に流れ込んでしまい、循環回路(16)を流れる水の流量が増加してしまう場合がある。上記発明によれば、循環回路(16)を流れる水の流量増加を抑えられるので、ヒートポンプユニット(2)の沸上げ温度の低下により貯湯タンク(1)内上部の高温層が乱されるのを防止できる。
請求項3に記載の発明は、制御手段(100)は、ヒートポンプユニット(2)により加熱される温水の沸上げ温度が所定の目標温度に達しないと判断したら、循環ポンプ(16a)の回転数を低下させるとともに、ヒートポンプユニット(2)による温水の沸上げ温度に基づいて流量調節手段(17)を制御することを特徴としている。
これにより、出湯量の増加以外の要因によるヒートポンプユニット(2)での沸上げ温度の低下も防止できるため、貯湯タンク(1)内上部の高温層が乱されるのをより確実に防止できる。
請求項4に記載の発明は、制御手段(100)は、貯湯タンク(1)内下部の水をヒートポンプユニット(2)により加熱して貯湯タンク(1)内上部に送る沸上げ運転中において、貯湯タンク(1)からの出湯量が所定量以上と判断したら、循環回路(16)を流れる温水の流量が少なくなるように流量調節手段(17)を制御するとともに、ヒートポンプユニット(2)による温水の沸上げ温度に基づいて循環ポンプ(16a)の回転数を制御することを特徴としている。
これにより、出湯量が増加したときの循環回路(16)内の水の流量増加を抑えられるので、ヒートポンプユニット(2)の沸上げ温度の低下により貯湯タンク(1)内上部の高温層が乱されるのを防止できる。
請求項5に記載の発明は、制御手段(100)は、ヒートポンプユニット(2)により加熱される温水の沸上げ温度が所定の目標温度に達しないと判断したら、循環回路(16)を流れる温水の流量が少なくなるように流量調節手段(17)を制御するとともに、ヒートポンプユニット(2)による温水の沸上げ温度に基づいて循環ポンプ(16a)の回転数を制御することを特徴としている。
これにより、出湯量の増加以外の要因によるヒートポンプユニット(2)での沸上げ温度の低下も防止できるため、貯湯タンク(1)内上部の高温層が乱されるのをより確実に防止できる。
請求項6に記載の発明は、給湯流路(22)から分岐し、給湯流路(22)を流れる温水を浴槽(50)内に供給する湯張り流路(25)をさらに有し、制御手段(100)は、第2給水流路を介して供給されてヒートポンプユニット(2)により加熱された温水を直接出湯流路(30)及び湯張り流路(25)を介して浴槽(50)内に供給する直接湯張り中において、さらに給湯使用側端末に温水を供給する場合に、流路遮断切替手段(32)により直接出湯流路(30)を遮断して、貯湯タンク(1)内の温水を浴槽(50)及び給湯使用側端末に供給し、循環ポンプ(16a)を起動させるとともに流量調節手段(17)を制御して、貯湯タンク(1)内下部の水をヒートポンプユニット(2)により加熱して貯湯タンク(1)内上部に送る沸上げ運転を行うことを特徴としている。
これにより、大流量の温水が必要になった場合に、貯湯タンク(1)内の温水を出湯させることにより対応できる。
請求項7に記載の発明は、給湯流路(22)から分岐し、給湯流路(22)を流れる温水を浴槽(50)内に湯張りするための湯張り流路(25)をさらに有し、制御手段(100)は、第2給水流路を介して供給されてヒートポンプユニット(2)により加熱された温水を直接出湯流路(30)及び湯張り流路(25)を介して浴槽(50)内に供給する直接湯張り中において、浴槽(50)への温水の供給が一時的に停止する出湯停止時間中に、流路遮断切替手段(32)により直接出湯流路(30)を遮断し、循環ポンプ(16a)を起動させ、さらに流量調節手段(17)を制御して、貯湯タンク(1)内下部の水をヒートポンプユニット(2)により加熱して貯湯タンク(1)内上部に送る沸上げ運転を行うことを特徴としている。
これにより、出湯停止時間中において、ヒートポンプユニット(2)を停止させることなく、湯張り中又は湯張り後の給湯熱量として貯湯タンク(1)内への高温貯湯を行うことができる。
請求項8に記載の発明は、制御手段(100)は、沸上げ運転を行う際にヒートポンプユニット(2)の目標沸上げ温度を高温側に変更することを特徴としている。
直接湯張り時にはヒートポンプユニット(2)の目標沸上げ温度が比較的低く設定されているため、沸上げ運転を行う際に目標沸上げ温度を高温側に変更することによって、低温の温水が貯湯タンク(1)内上部に流入するのを防止できる。
請求項9に記載の発明は、温水を貯える貯湯タンク(1)と、貯湯タンク(1)外に設けられ、貯湯タンク(1)内下部と貯湯タンク(1)内上部とを接続する循環回路(16)と、循環回路(16)を介して貯湯タンク(1)内下部の水を貯湯タンク(1)内上部に送る循環ポンプ(16a)と、循環回路(16)を流れる水を加熱するヒートポンプユニット(2)と、貯湯タンク(1)内下部に水を供給する第1給水流路(10)と、貯湯タンク(1)を経由せずにヒートポンプユニット(2)に水を供給する第2給水流路(26)と、貯湯タンク(1)内上部と給湯使用側端末とを接続し、給湯使用側端末に所定の出湯量の温水を供給する給湯流路(22)と、循環回路(16)のうちヒートポンプユニット(2)よりも下流側で貯湯タンク(1)よりも上流側に設けられた分岐点(18)と、貯湯タンク(1)を経由せずに分岐点(18)と給湯流路(22)とを接続する直接出湯流路(30)と、貯湯タンク(1)内中間部と直接出湯流路(30)とを接続する中温水流路(23)と、循環回路(16)のうち分岐点(18)よりも下流側で貯湯タンク(1)よりも上流側に設けられ、循環回路(16)を介して貯湯タンク(1)内上部に流入する温水の流量を調節する第1流量調節手段(17)と、直接出湯流路(30)を遮断して中温水流路(23)側からの温水を給湯流路(22)側に流すか、又は直接出湯流路(30)上流側からの温水を中温水流路(23)側若しくは給湯流路(22)側に切り替えて流す流路遮断切替手段(32)と、第2給水流路(26)を流れる水の流量を調節する第2流量調節手段(70)と、第1流量調節手段(17)、流路遮断切替手段(32)及び第2流量調節手段(70)の作動制御を行う制御手段(100)とを有することを特徴としている。
これにより、第1給水流路(10)を流れる水の一部が第2給水流路(26)を介して循環回路(16)に流れ込み、循環回路(16)を流れる水の流量が増加してしまうのを防止できるため、ヒートポンプユニット(2)での沸上げ温度の低下を防止できる。
請求項10に記載の発明は、制御手段(100)は、貯湯タンク(1)内からの出湯量に基づいて第2流量調節手段(70)の作動制御を行うことを特徴としている。
これにより、出湯量が増加したときの循環回路(16)内の水の流量増加を抑えられるので、ヒートポンプユニット(2)での沸上げ温度の低下を防止できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係の一例を示している。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について図1乃至図12を用いて説明する。図1は、本実施形態における給湯装置の概略構成を示す模式図である。本実施形態の給湯装置は、貯湯式のヒートポンプ式給湯装置であり、貯湯タンク内に貯えられた温水やヒートポンプユニットで沸き上げられた温水を、シャワー、カラン、風呂の浴槽、手洗い栓などの給湯使用側端末に供給するものである。
図1に示すように、給湯装置は、高温高圧の冷媒との熱交換により水を加熱するヒートポンプユニット2と、ヒートポンプユニット2で加熱された温水を貯える貯湯タンク1と、給湯装置の作動を制御する制御装置(制御手段)100とを有している。
貯湯タンク1は、耐食性に優れた金属製(例えばステンレス製)であり縦長形状を有している。貯湯タンク1の外周部には不図示の断熱材が設けられており、これにより貯湯タンク1内に貯えられる温水は長時間に亘って保温されるようになっている。貯湯タンク1内には、温度の違いによる水の比重差によって所定の温度成層が形成され、高温の温水ほど上部に貯えられ、低温の温水(又は水)ほど下部に貯えられる。貯湯タンク1の外壁面には、複数の水位サーミスタ(図示せず)が貯湯タンク1の高さ方向にほぼ等間隔で配置されている。水位サーミスタは、貯湯タンク1内の各水位レベルでの温水温度信号を制御装置100に出力するようになっている。
貯湯タンク1の底面には導入口11が設けられている。導入口11には、貯湯タンク1内に水道水を供給する給水流路10が接続されている。給水流路10には全量流量調節弁12が設けられている。全量流量調節弁12は、制御装置100によって開度制御されるようになっている。全量流量調節弁12の開度は、通常時には100%(全開)であり、貯湯タンク1内の温水量が減少したときには低下するようになっている。
貯湯タンク1の底面には、貯湯タンク1内の水を外側から吸入するための吸入口13が設けられている。貯湯タンク1の上面には、貯湯タンク1内に高温の高温水を吐出するための吐出口14が設けられている。
吸入口13と吐出口14との間は、貯湯タンク1外に設けられた循環回路16を介して接続されている。循環回路16には、当該循環回路16を流れる水を加熱するヒートポンプユニット2の給湯用熱交換器3が設けられている。これにより循環回路16では、吸入口13から吸入された貯湯タンク1内下部の水を高温冷媒との熱交換により沸き上げて温水とし、吐出口14から貯湯タンク1内上部に戻すことができるようになっている。
ヒートポンプユニット2は、圧縮機(図示略)、給湯用熱交換器3、可変式の減圧装置(図示略)、蒸発器(図示略)、アキュムレータ(図示略)が冷媒配管(図示略)により順次環状に接続されて構成されている。冷媒配管内を循環する冷媒としては、例えば二酸化炭素(CO)が用いられる。ヒートポンプユニット2は、制御装置100からの制御信号に基づいて可変の沸上げ能力で作動するとともに、作動状態信号を制御装置100に出力するようになっている。本実施形態では、最高沸上げ能力の比較的高いヒートポンプユニット2が用いられており、また、水流路の圧力損失(圧損)が比較的小さく、大流量の水を流すことのできる給湯用熱交換器3が用いられている。
循環回路16のうち給湯用熱交換器3より上流側には、循環回路16内に水を循環させるための循環ポンプ16aと、循環ポンプ16a停止時の水の逆流を防止するための逆止弁16bとが設けられている。循環ポンプ16aは、制御装置100からの制御信号に基づいて可変の回転数で作動するとともに、作動状態信号を制御装置100に出力するようになっている。
また循環回路16のうち給湯用熱交換器3より下流側には、加熱された温水の温度を検出するサーミスタ15が設けられている。サーミスタ15よりも下流側には、貯湯タンク1内上部に流入する温水の流量を調節する沸上げ流量調節弁(流量調節手段)17が設けられている。沸上げ流量調節弁17は制御装置100からの制御信号により作動するとともに、制御装置100に開度信号を出力するようになっている。
給水流路10のうち全量流量調節弁12より下流側には、ヒートポンプユニット2に水道水を供給するための給水流路26の上流端が接続されている。給水流路26の下流端は、循環回路16のうち循環ポンプ16aよりも下流側であってヒートポンプユニット2よりも上流側に接続されている。給水流路26には逆止弁27が設けられている。給水流路26が設けられていることによって、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水を後述する直接出湯流路30を介して給湯使用側端末に給湯する際には、ヒートポンプユニット2に対して水道水を貯湯タンク1を経由せずに直接供給できるようになっている。
また貯湯タンク1の上面には、上面導出口20が設けられている。上面導出口20には、貯湯タンク1内上部の高温水を外部に供給するための給湯流路22が接続されている。貯湯タンク1の中間部には、中間部導出口21が設けられている。中間部導出口21には、貯湯タンク1内上部の高温水よりも温度が低い貯湯タンク1内中間部の中温水を外部に供給するための中温水流路23の一端が接続されている。中温水流路23の他端は、後述する直接出湯流路30の途中に接続されている。
循環回路16のうちサーミスタ15よりも下流側で沸上げ流量調節弁17よりも上流側には、T字型配管で構成された分岐点18が設けられている。分岐点18には、直接出湯流路30の上流端が循環回路16から分岐して接続されている。直接出湯流路30は、給水流路26を介して供給されてヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水を、貯湯タンク1を経由せずに給湯使用側端末に直接給湯するために設けられている。
中温水流路23と直接出湯流路30との接続点には、流路を切り替える切替弁(流路遮断切替手段)32が設けられている。切替弁32は制御装置100によって制御され、直接出湯流路30上流側の開度を0%(直接出湯流路30上流側が閉、中温水流路23側が開)、50%(直接出湯流路30上流側及び中温水流路23側の双方が中間開度で開)及び100%(直接出湯流路30上流側が開、中温水流路23側が閉)の少なくとも3つの開度レベルに調節できるようになっている。これにより切替弁32は、直接出湯流路30上流側から流れる温水を直接出湯流路30下流側に流すか、又は中温水流路23を介して貯湯タンク1内中間部側に流すかを切り替えるようになっている。また切替弁32は、直接出湯流路30を遮断して、貯湯タンク1内中間部から中温水流路23を介して流れる温水を直接出湯流路30下流側に流すこともできるようになっている。
直接出湯流路30の下流端は、給湯流路22に接続されている。直接出湯流路30と給湯流路22との接続点には、給湯流路22を流れる高温水と直接出湯流路30を流れる中温水との混合比率を調節する混合弁31が設けられている。混合弁31は、下流側に設けられたサーミスタ40からの温度情報等に基づき制御装置100によって制御されるようになっている。
給湯流路22のサーミスタ40よりも下流側には、全量流量調節弁12よりも下流側で給水流路10から分岐した給水流路28が接続されている。給湯流路22と給水流路28との接続点には、給湯流路22を流れる温水と給水流路28を流れる水との混合比率を調節する混合弁33が設けられている。混合弁33は、下流側に設けられたサーミスタ41、給水流路28に設けられたサーミスタ45、及びサーミスタ40からの温度情報等に基づき制御装置100によって制御されるようになっている。
給湯流路22のサーミスタ41よりも下流側には、給湯使用側端末側に流れる温水の流量を検出する流量カウンタ42が設けられている。
給湯流路22のうちサーミスタ40よりも下流側で混合弁33よりも上流側からは、浴槽50への湯張りを行うための湯張り流路25が分岐している。
湯張り流路25には、給水流路28から分岐した給水流路29が接続されている。湯張り流路25と給水流路29との接続点には、湯張り流路25を流れる温水と給水流路29を流れる水との混合比率を調節する混合弁34が設けられている。混合弁34は、サーミスタ40、45及び後述するサーミスタ43からの温度情報等に基づき制御装置100によって制御されるようになっている。
湯張り流路25の混合弁34よりも下流側には、湯張りを行う際に制御装置100の制御によって通電されて開となる電磁弁35が設けられている。また湯張り流路25の混合弁34よりも下流側には、湯張り時に浴槽50側に流れる温水の流量を検出する流量カウンタ44が設けられている。
浴槽50には、浴槽50内の浴水を循環させる浴水循環回路51が接続されている。浴水循環回路51は、浴槽50内の浴水を追焚き用熱交換器61に導く往き管52と、追焚き用熱交換器61で熱交換された浴水を浴槽50内に戻す戻り管53とを有している。
往き管52には、上流側(浴槽50側)から順に電動弁54と、追焚き時に浴槽50内の浴水を浴水循環回路51内に循環させる浴水循環ポンプ55と、追焚き用熱交換器61に流入する浴水の温度を検出するサーミスタ43とが設けられている。電動弁54は、制御装置100からの制御信号によって追焚き時及び湯張り時に開となるように制御されるようになっている。浴水循環ポンプ55は制御装置100からの制御信号によって作動するとともに、制御装置100に作動状態信号を出力するようになっている。往き管52は湯張り流路25の下流端に接続されており、サーミスタ43は往き管52と湯張り流路25との接続位置に設けられている。また戻り管53の浴槽50近傍には、追焚き用熱交換器61で加熱された浴水の温度を検出するサーミスタ56が設けられている。
追焚き用熱交換器61には、浴水との熱交換を行うための温水が循環する追焚き回路60が接続されている。追焚き回路60の上流端は、貯湯タンク1の上部に設けられた上部導出口24に接続されている。また追焚き回路60の下流端は、循環回路16のうち逆止弁16bよりも上流側に接続されている。追焚き回路60と循環回路16の接続点には、切替弁36が設けられている。切替弁36は、制御装置100により制御され、ヒートポンプユニット2に送られる水又は温水の上流側流路を貯湯タンク1側と追焚き回路60側とのいずれかに切り替えられるようになっている。
制御装置100は、サーミスタ15、40、41、43、45、56、貯湯タンク1の各水位サーミスタ、流量カウンタ42、44等からの検出信号や、台所や浴室に設けられる操作スイッチ90からの運転/停止信号及び温度設定信号等に基づいて、ヒートポンプユニット2、循環ポンプ16a、浴水循環ポンプ55、全量流量調節弁12、沸上げ流量調節弁17、混合弁31、33、34、切替弁32、36、電磁弁35及び電動弁54等の作動を制御するようになっている。
次に、本実施形態の給湯装置の作動について説明する。
(1)給湯
まず、浴槽50への湯張りを行っていないときに給湯使用側端末で出湯操作がなされた場合(給湯時)における給湯装置の作動及び水や温水の流通経路について説明する。図2は、本実施形態の給湯装置における給湯時の水や温水の流通経路を示す模式図である。なお、図2並びに後に示す図3、図5、図6、図9及び図10では、水や温水が流通する経路を実線で示し、水や温水が流通しない経路を破線で示している。
図2に示すように、給湯時には、循環ポンプ16a及び浴水循環ポンプ55は停止している。また、沸上げ流量調節弁17の開度は例えば100%(全開)であり、切替弁32の直接出湯流路30上流側の開度は0%(中温水流路23側が開)であり、切替弁36は例えば貯湯タンク1側が開(追焚き回路60側が閉)となっている。これにより、貯湯タンク1内の高温水及び中温水と給水流路28を介して供給される水とが適宜混合され、所定温度の温水が給湯使用側端末から出湯される。
(2)同時給湯
次に、浴槽50への湯張りを行っているときに給湯使用側端末で出湯操作がなされた場合(同時給湯時)における給湯装置の作動及び水や温水の流通経路について説明する。図3は、本実施形態の給湯装置における同時給湯時の水や温水の流通経路を示す模式図である。図3に示すように、同時給湯時には、電磁弁35及び電動弁54が開となり、浴水循環ポンプ55は停止している。これにより、貯湯タンク1内の高温水及び中温水と給水流路29を介して供給される水とが適宜混合され、往き管52及び戻り管53を介して所定温度の温水が浴槽50内に出湯される。
また同時給湯時には、貯湯タンク1内の温水の不足を防ぐため、循環ポンプ16a及びヒートポンプユニット2の運転が開始されて貯湯運転(沸上げ運転)が行われる。沸上げ流量調節弁17の開度は100%となり、切替弁32の直接出湯流路30上流側の開度は0%となる。これにより、貯湯タンク1内下部と貯湯タンク1内上部とが循環回路16を介して連通するとともに、直接出湯流路30が遮断され、貯湯タンク1内下部の水はヒートポンプユニット2で加熱されて貯湯タンク1内上部に送られる。
同時給湯時には貯湯タンク1内上部からの出湯量が多量になるため、貯湯タンク1内下部には給水流路10を介して多量の水が供給される。このとき、給水流路10を流れる水の一部が給水流路26を介して循環回路16にも流れ込んでしまう現象(連れ回り現象)が生じる。このため、循環回路16内を流通する水の流量が増加し、沸上げ温度が低下してしまう場合がある。ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水は貯湯タンク1内上部に流入するため、沸上げ温度が低下すると貯湯タンク1内の温度成層が乱れ、貯湯タンク1内全体の温度低下が生じてしまう。本実施形態では、連れ回り現象によるヒートポンプユニット2での沸上げ温度の低下を防止するために、制御装置100が以下の制御を行うようになっている。
図4は、制御装置100の概略制御動作を示すフローチャートである。図4に示すように、制御装置100は、ヒートポンプユニット(HP)2の運転中に(ステップS1)、貯湯タンク1内からの出湯量が所定の値以上であるか否かを判断する(ステップS2)。貯湯タンク1内からの出湯量の判断は、例えば、サーミスタ40、41、43、45、流量カウンタ42、44等からの検出信号や、混合弁33、34の開度等に基づいて行われる。制御装置100は、貯湯タンク1内からの出湯量が所定の値以上であると判断したら、沸上げ流量調節弁17の開度を所定の低開度に設定し(ステップS3)、続いて循環ポンプ16aの回転数を所定の低回転数(例えば下限の回転数)に設定する(ステップS4)。その後、沸上げ温度に基づいて沸上げ流量調節弁17の開度制御を行う(ステップS5)。
また、制御装置100はステップS2において、貯湯タンク1内上部からの出湯量が所定の値未満であると判断したら、サーミスタ15で検出された沸上げ温度と設定された目標沸上げ温度とを比較する(ステップS6)。例えば沸上げ温度が目標沸上げ温度よりも3℃以上低ければ、制御装置100は沸上げ温度が目標沸上げ温度に到達しないと判断してステップS3に進み、上記と同様の制御を行う。これにより、循環回路16を流通する水の流量を減少させることができるため、ヒートポンプユニット2での沸上げ温度の低下を防止できる。したがって、貯湯タンク1内上部の高温層が乱されるのを防止できる。
本実施形態では、同時給湯時のような大流量の温水が必要な場合に、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水を用いず、貯湯タンク1の温水のみを用いて給湯を行うようになっている。これにより、給湯される温水がヒートポンプユニット2の給湯用熱交換器3を通過せず、給湯用熱交換器3の水流路内の圧損の影響を受けないため、出湯量を多くすることができる。
また本実施形態では、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水は貯湯タンク1内に貯湯され、給湯使用側端末には貯湯タンク1内に貯えられた温水が供給される。ヒートポンプユニット2での沸上げ時に発生する気泡は、貯湯タンク1に設けられた逃がし弁によって外部に排出されるため、温水出湯時の空気排出によって使用者に不快感を与えたり給湯配管機器に故障が生じたりするのを防止できる。
(3)直接湯張り
次に、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水を用いて浴槽50の湯張りを行う場合(直接湯張り時)における給湯装置の作動及び水や温水の流通経路について説明する。図5は、本実施形態の給湯装置における直接湯張り時の水や温水の流通経路を示す模式図である。図5に示すように、直接湯張り時には、循環ポンプ16aは停止状態にあり、沸上げ流量調節弁17の開度は0%(全閉)となり、切替弁32の直接出湯流路30上流側の開度は100%(中温水流路23側が閉)となり、切替弁36は貯湯タンク1側が開となっている。沸上げ流量調節弁17が全閉となるとともに切替弁32の直接出湯流路30上流側が開となることによって、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水は貯湯タンク1内には流入せず、直接出湯流路30を介して給湯使用側端末に供給される。
また直接湯張り時には、電磁弁35及び電動弁54が開となり、浴水循環ポンプ55は停止している。これにより、貯湯タンク1内の高温水及びヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水と、給水流路29を介して供給される水とが適宜混合され、往き管52及び戻り管53を介して所定温度の温水が浴槽50内に出湯される。
このとき、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水は、貯湯タンク1を経由せずに浴槽50内に出湯される。したがって、ヒートポンプユニット2起動直後の十分に加熱されていない低温水を含む、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水により貯湯タンク1内上部の高温層が乱されるのを防止できる。
また、水道水の水圧はヒートポンプユニット2側に直接かかるため、循環回路16を流れる水の流量を増加させることができる。これにより、ヒートポンプユニット2での沸上げ温度を低下させることができるため、ヒートポンプユニット2の成績係数(COP)を著しく向上させることができる。
さらに、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水は、貯湯タンク1内上部に戻らずに浴槽50に直接出湯される。したがって、沸上げ温度を湯張り温度程度に下げることができるので、この観点からもヒートポンプユニット2のCOPを向上させることができる。
本実施形態では、直接出湯流路30が設けられていることによって、貯湯タンク1内の温水を用いずヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水のみを用いて浴槽50の湯張りを行うこともできる。このため、貯湯タンク1内の貯湯量に関わらず湯張りを行うことができる。また、貯湯タンク1内に貯える熱量を少量にできるため、貯湯タンク1の容量の小型化も可能である。
直接湯張り時にシャワー等が使用され、大流量の温水が必要になった場合には、図3に示したように回路を切り替え、貯湯タンク1内の温水を出湯させることにより対応できる。
ここで、直接湯張り時において、浴槽50内の湯温や水位を測定するために一時的に出湯が停止される場合には、その出湯停止時間中に貯湯運転(沸上げ運転)を行うようにしてもよい。すなわち制御装置100は、一時的な出湯停止が行われたとき又はその直前に、ヒートポンプユニット2の運転を継続させたまま、循環ポンプ16aを起動させ、沸上げ流量調節弁17を所定開度で開き、切替弁32の直接出湯流路30上流側の開度を0%に設定する。これにより、貯湯タンク1内下部と貯湯タンク1内上部とが循環回路16を介して連通するとともに直接出湯流路30が遮断され、貯湯タンク1内下部の水はヒートポンプユニット2で加熱されて貯湯タンク1内上部に送られる。
直接湯張り時にはヒートポンプユニット2の目標沸上げ温度が比較的低く設定されているため、貯湯運転に切り替えたときには目標沸上げ温度を高温側に変更するのが望ましい。これにより、低温の温水が貯湯タンク1内上部に流入するのを防止できるため、貯湯タンク1内の高温層の乱れを抑えることができる。
出湯が再開されたとき又はその直前には、制御装置100はヒートポンプユニット2の運転を継続させたまま、循環ポンプ16aを停止させ、沸上げ流量調節弁17の開度を0%に設定し、切替弁32の直接出湯流路30上流側の開度を100%に設定する。これにより、ヒートポンプユニット2で加熱された温水は、貯湯タンク1内に流入せずに直接出湯流路30を介して再び浴槽50側に供給される。
これにより、直接湯張り時の一時的な出湯停止時間において、ヒートポンプユニット2を停止させることなく、湯張り中又は湯張り後の給湯熱量として貯湯タンク1内への高温貯湯を行うことができる。
(4)貯湯運転
次に、給湯使用側端末での出湯要求がなく、貯湯タンク1内の温水が不足している場合等に行われる貯湯運転時における給湯装置の作動及び水や温水の流通経路について説明する。図6は、本実施形態の給湯装置における貯湯運転時の水や温水の流通経路を示す模式図である。図6に示すように、貯湯運転時には、切替弁36は貯湯タンク1側が開となり、切替弁32の直接出湯流路30上流側の開度は0%となり、沸上げ流量調節弁17は後述する制御により所定開度で開かれる。これにより、貯湯タンク1内下部と貯湯タンク1内上部とが循環回路16を介して連通するとともに、直接出湯流路30が遮断される。循環ポンプ16a及びヒートポンプユニット2の運転が開始されることにより、貯湯タンク1内下部の水はヒートポンプユニット2で沸き上げられて貯湯タンク1内上部に送られ、貯湯タンク1内に貯湯される。
給湯用熱交換器3の水流路の圧損が比較的低い場合、循環回路16を流れる水の流量が多くなるため、ヒートポンプユニット2での沸上げ温度の低下が生じ易い。例えば、本願出願人による日本国特許出願(特願2006−212490号)で提案されているように分岐点18に切替三方弁が設けられた給湯装置では、本実施形態と同様に貯湯と直接出湯の切替が可能になるものの、貯湯時のヒートポンプユニット2での沸上げ温度を高めるのが比較的困難であった。本実施形態では、沸上げ温度を高めるために、制御装置100が以下の制御を行うようになっている。
図7は、制御装置100の概略制御動作を示すフローチャートである。図7に示すように、制御装置100は、操作スイッチ90からの操作信号、並びにサーミスタ15、40、41、43、45、56、貯湯タンク1の各水位サーミスタ及び流量カウンタ42、44等からの検出信号に基づいて、必要なヒートポンプユニット(HP)2の沸上げ能力を決定し、ヒートポンプユニット2に対して当該沸上げ能力での運転を指示する(ステップS11)。
続いて制御装置100は、ヒートポンプユニット2に指示した沸上げ能力の高低を判断する(ステップS12)。制御装置100は、沸上げ能力が所定の値以下(例えばヒートポンプユニット2の最低沸上げ能力)であれば、ステップS13に進み、沸上げ流量調節弁17の開度制御を行う。
図8は、上記の開度制御の際の沸上げ温度と沸上げ流量調節弁17の開度との関係の一例を示すグラフである。グラフの横軸はサーミスタ15により検出される沸上げ温度(℃)を表し、縦軸は沸上げ流量調節弁17の開度(%)を表している。図8に示すように、制御装置100は、沸上げ温度が高くなるほど沸上げ流量調節弁17の開度を低開度に設定するようになっている。
次に制御装置100は、循環ポンプ16aの回転数を所定の低回転数(例えば下限の回転数)に設定する(ステップS14)。その後、沸上げ温度に基づいて沸上げ流量調節弁17の開度制御を行う(ステップS15)。
一方、ステップS12において、ヒートポンプユニット2に指示した沸上げ能力が所定の値よりも高ければ、制御装置100は沸上げ温度の低下が生じないと判断し、沸上げ流量調節弁17の開度を100%に設定する(ステップS16)。
本実施形態では、沸上げ流量調節弁17の開度を低くすることによって、循環回路16の圧損を高めることができる。これにより、循環回路16を流通する水の流量を減少させることができるため、ヒートポンプユニット2での沸上げ温度を高めることができる。したがって、ヒートポンプユニット2の沸上げ能力が低く設定された場合であっても高温沸上げを実現できる。
また、沸上げ流量調節弁17に代えて分岐点18に切替三方弁を設けた構成と本実施形態とを比較すると、沸上げ流量調節弁17は切替三方弁よりも安価であるため、給湯装置のコストを低減できる。
(5)貯湯タンク内温水による追焚き
次に、浴槽50内の浴水の追焚きを行う場合における給湯装置の作動及び水や温水の流通経路について説明する。ヒートポンプユニット2の起動直後には温水が十分に加熱されないため、貯湯タンク1内の温水を用いた追焚きが行われる。図9は、貯湯タンク1内の温水による追焚き時の水や温水の流通経路を示す模式図である。図9に示すように、貯湯タンク1内の温水による追焚き時には、循環ポンプ16a及びヒートポンプユニット2の運転が開始され、沸上げ流量調節弁17の開度は0%となり、切替弁32の直接出湯流路30上流側の開度は50%(直接出湯流路30上流側及び中温水流路23側がいずれも中間開度で開)となり、切替弁36は追焚き回路60側が開(貯湯タンク1側が閉)となっている。
沸上げ流量調節弁17が全閉となるとともに切替弁32の直接出湯流路30上流側及び中温水流路23側がいずれも開となることにより、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水は貯湯タンク1内上部には流入せず、直接出湯流路30及び中温水流路23を介して貯湯タンク1内中間部に流入する。ヒートポンプユニット2起動直後の比較的低温の温水が貯湯タンク1内中間部に流入することにより、貯湯タンク1内上部の高温層が乱されるのを防止できる。
また、切替弁36の追焚き回路60側が開となることにより、貯湯タンク1内上部の高温の温水は追焚き回路60を流れ、追焚き用熱交換器61の1次側流路を通過してヒートポンプユニット2に流入する。
追焚き時には、電磁弁35は閉となり、電動弁54は開となり、浴水循環ポンプ55は運転を開始する。浴槽50内の浴水は浴水循環回路51を循環し、追焚き用熱交換器61の2次側流路を通過する。追焚き用熱交換器61では、浴水循環回路51を循環する浴水が、貯湯タンク1からの高温の温水との熱交換により加熱される。これにより、浴槽50内の浴水の追焚きが行われる。
(6)ヒートポンプユニットによる追焚き
ヒートポンプユニット2の立上りが完了して沸上げ温度が高くなった場合、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水による追焚きが行われる。図10は、ヒートポンプユニット2による追焚き時の水や温水の流通経路を示す模式図である。図10に示すように、ヒートポンプユニット2による追焚き時には、沸上げ流量調節弁17は、図4に示したような沸上げ温度低下制御により所定開度で開かれ、切替弁32の直接出湯流路30上流側の開度は0%となる。
沸上げ流量調節弁17が開となり、切替弁32の直接出湯流路30上流側が閉となることによって、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた高温の温水は、直接出湯流路30及び中温水流路23を介して貯湯タンク1内中間部には流入せず、貯湯タンク1内上部に流入する。
また、切替弁36の追焚き回路60側が開となっているため、貯湯タンク1内上部の高温の温水は追焚き回路60を流れ、追焚き用熱交換器61の1次側流路を通過してヒートポンプユニット2に流入する。浴水循環回路51を循環する浴水は、追焚き用熱交換器61において、ヒートポンプユニット2で沸き上げられた温水との熱交換により加熱される。これにより、浴槽50内の浴水の追焚きが行われる。
図11は、図4に示した概略制御動作の変形例を示すフローチャートである。図11のステップS21乃至S23及びS25は、図4のステップS1乃至S3及びS6とそれぞれ同様である。本変形例では、ステップS23で沸上げ流量調節弁17の開度を低開度に設定した後に、ステップS24において、沸上げ温度に基づき循環ポンプ16aの回転数を制御するようになっている。これにより、図4に示した制御と同様にヒートポンプユニット2での沸上げ温度の低下を防止できるため、貯湯タンク1内上部の高温層が乱されるのを防止できる。
図12は、図7に示した概略制御動作の変形例を示すフローチャートである。図12のステップS31、S32及びS35は、図7のステップS11、S12及びS16とそれぞれ同様である。本変形例では、ステップS32で沸上げ能力が所定の値以下であると判断したら、ステップS33で沸上げ流量調節弁17の開度を所定の低開度に設定し、ステップS34で沸上げ温度に基づき循環ポンプ16aの回転数を制御するようになっている。これにより、図7に示した制御と同様にヒートポンプユニット2での沸上げ温度の低下を防止できるため、貯湯タンク1内上部の高温層が乱されるのを防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について図13を用いて説明する。図13は、本実施形態における給湯装置の概略構成を示す模式図である。図13に示すように、本実施形態の給湯装置は、第1実施形態の全量流量調節弁12に代えて、給水流路26のうち逆止弁27の下流側に設けられた流量調節弁70を有している。本実施形態では、貯湯タンク1内からの出湯量が多量になった場合、制御装置100が流量調節弁70の開度を低くする制御を行うようになっている。これにより、連れ回り現象による循環回路16内の水量の増加を抑えられるため、ヒートポンプユニット2での沸上げ温度の低下を防止できる。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、流路遮断切替手段として切替弁32が設けられているが、直接出湯流路30のうち中温水流路23との接続点の上流側及び下流側と、中温水流路23との3箇所に開閉制御可能な2方弁をそれぞれ設けるようにしてもよい。
第1実施形態における給湯装置の概略構成を示す模式図である。 給湯時における水や温水の流通経路を示す模式図である。 同時給湯時における水や温水の流通経路を示す模式図である。 第1実施形態における給湯装置の制御装置の概略制御動作を示すフローチャートである。 直接湯張り時における水や温水の流通経路を示す模式図である。 貯湯運転時における水や温水の流通経路を示す模式図である。 第1実施形態における給湯装置の制御装置の概略制御動作を示すフローチャートである。 沸上げ温度と流量調節弁の開度との関係の一例を示すグラフである。 貯湯タンク内の温水による追焚き時の水や温水の流通経路を示す模式図である。 ヒートポンプユニットによる追焚き時の水や温水の流通経路を示す模式図である。 第1実施形態における給湯装置の制御装置の概略制御動作の変形例を示すフローチャートである。 第1実施形態における給湯装置の制御装置の概略制御動作の変形例を示すフローチャートである。 第2実施形態における給湯装置の概略構成を示す模式図である。
符号の説明
1 貯湯タンク
2 ヒートポンプユニット
10 給水流路(第1給水流路)
12 全量流量調節弁
16 循環回路
16a 循環ポンプ
17 沸上げ流量調節弁(流量調節手段)
18 分岐点
22 給湯流路
23 中温水流路
25 湯張り流路
26 給水流路(第2給水流路)
27 逆止弁
30 直接出湯流路
32 切替弁(流路遮断切替手段)
36 切替弁
50 浴槽
51 浴水循環回路
60 追焚き回路
70 流量調節弁(第2流量調節手段)
100 制御装置(制御手段)

Claims (10)

  1. 温水を貯える貯湯タンク(1)と、
    前記貯湯タンク(1)外に設けられ、前記貯湯タンク(1)内下部と前記貯湯タンク(1)内上部とを接続する循環回路(16)と、
    前記循環回路(16)を介して前記貯湯タンク(1)内下部の水を前記貯湯タンク(1)内上部に送る循環ポンプ(16a)と、
    前記循環回路(16)を流れる水を加熱するヒートポンプユニット(2)と、
    前記貯湯タンク(1)内下部に水を供給する第1給水流路(10)と、
    前記第1給水流路(10)から分岐して、前記貯湯タンク(1)を経由せずに前記ヒートポンプユニット(2)に水を供給する第2給水流路(26)と、
    前記貯湯タンク(1)内上部と給湯使用側端末とを接続し、前記給湯使用側端末に所定の出湯量の温水を供給する給湯流路(22)と、
    前記循環回路(16)のうち前記ヒートポンプユニット(2)よりも下流側で前記貯湯タンク(1)よりも上流側に設けられた分岐点(18)と、
    前記貯湯タンク(1)を経由せずに前記分岐点(18)と前記給湯流路(22)とを接続する直接出湯流路(30)と、
    前記貯湯タンク(1)内中間部と前記直接出湯流路(30)とを接続する中温水流路(23)と、
    前記循環回路(16)のうち前記分岐点(18)よりも下流側で前記貯湯タンク(1)よりも上流側に設けられ、前記循環回路(16)を介して前記貯湯タンク(1)内上部に流入する温水の流量を調節する流量調節手段(17)と、
    前記直接出湯流路(30)を遮断して前記中温水流路(23)側からの温水を前記給湯流路(22)側に流すか、又は前記直接出湯流路(30)上流側からの温水を前記中温水流路(23)側若しくは前記給湯流路(22)側に切り替えて流す流路遮断切替手段(32)と、
    前記流量調節手段(17)及び前記流路遮断切替手段(32)の作動制御を行う制御手段(100)と
    を有することを特徴とする給湯装置。
  2. 前記制御手段(100)は、前記貯湯タンク(1)内下部の水を前記ヒートポンプユニット(2)により加熱して前記貯湯タンク(1)内上部に送る沸上げ運転中において、前記貯湯タンク(1)からの出湯量が所定量以上と判断したら、前記循環ポンプ(16a)の回転数を低下させるとともに、前記ヒートポンプユニット(2)による温水の沸上げ温度に基づいて前記流量調節手段(17)を制御することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  3. 前記制御手段(100)は、前記ヒートポンプユニット(2)により加熱される温水の沸上げ温度が所定の目標温度に達しないと判断したら、前記循環ポンプ(16a)の回転数を低下させるとともに、前記ヒートポンプユニット(2)による温水の沸上げ温度に基づいて前記流量調節手段(17)を制御することを特徴とする請求項2に記載の給湯装置。
  4. 前記制御手段(100)は、前記貯湯タンク(1)内下部の水を前記ヒートポンプユニット(2)により加熱して前記貯湯タンク(1)内上部に送る沸上げ運転中において、前記貯湯タンク(1)からの出湯量が所定量以上と判断したら、前記循環回路(16)を流れる温水の流量が少なくなるように前記流量調節手段(17)を制御するとともに、前記ヒートポンプユニット(2)による温水の沸上げ温度に基づいて前記循環ポンプ(16a)の回転数を制御することを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  5. 前記制御手段(100)は、前記ヒートポンプユニット(2)により加熱される温水の沸上げ温度が所定の目標温度に達しないと判断したら、前記循環回路(16)を流れる温水の流量が少なくなるように前記流量調節手段(17)を制御するとともに、前記ヒートポンプユニット(2)による温水の沸上げ温度に基づいて前記循環ポンプ(16a)の回転数を制御することを特徴とする請求項4に記載の給湯装置。
  6. 前記給湯流路(22)から分岐し、前記給湯流路(22)を流れる温水を浴槽(50)内に供給する湯張り流路(25)をさらに有し、
    前記制御手段(100)は、前記第2給水流路を介して供給されて前記ヒートポンプユニット(2)により加熱された温水を前記直接出湯流路(30)及び前記湯張り流路(25)を介して前記浴槽(50)内に供給する直接湯張り中において、さらに前記給湯使用側端末に温水を供給する場合に、
    前記流路遮断切替手段(32)により前記直接出湯流路(30)を遮断して、前記貯湯タンク(1)内の温水を前記浴槽(50)及び前記給湯使用側端末に供給し、
    前記循環ポンプ(16a)を起動させるとともに前記流量調節手段(17)を制御して、前記貯湯タンク(1)内下部の水を前記ヒートポンプユニット(2)により加熱して前記貯湯タンク(1)内上部に送る沸上げ運転を行うことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  7. 前記給湯流路(22)から分岐し、前記給湯流路(22)を流れる温水を浴槽(50)内に湯張りするための湯張り流路(25)をさらに有し、
    前記制御手段(100)は、前記第2給水流路を介して供給されて前記ヒートポンプユニット(2)により加熱された温水を前記直接出湯流路(30)及び前記湯張り流路(25)を介して前記浴槽(50)内に供給する直接湯張り中において、前記浴槽(50)への温水の供給が一時的に停止する出湯停止時間中に、
    前記流路遮断切替手段(32)により前記直接出湯流路(30)を遮断し、前記循環ポンプ(16a)を起動させ、さらに前記流量調節手段(17)を制御して、前記貯湯タンク(1)内下部の水を前記ヒートポンプユニット(2)により加熱して前記貯湯タンク(1)内上部に送る沸上げ運転を行うことを特徴とする請求項1に記載の給湯装置。
  8. 前記制御手段(100)は、前記沸上げ運転を行う際に前記ヒートポンプユニット(2)の目標沸上げ温度を高温側に変更することを特徴とする請求項7に記載の給湯装置。
  9. 温水を貯える貯湯タンク(1)と、
    前記貯湯タンク(1)外に設けられ、前記貯湯タンク(1)内下部と前記貯湯タンク(1)内上部とを接続する循環回路(16)と、
    前記循環回路(16)を介して前記貯湯タンク(1)内下部の水を前記貯湯タンク(1)内上部に送る循環ポンプ(16a)と、
    前記循環回路(16)を流れる水を加熱するヒートポンプユニット(2)と、
    前記貯湯タンク(1)内下部に水を供給する第1給水流路(10)と、
    前記第1給水流路(10)から分岐して、前記貯湯タンク(1)を経由せずに前記ヒートポンプユニット(2)に水を供給する第2給水流路(26)と、
    前記貯湯タンク(1)内上部と給湯使用側端末とを接続し、前記給湯使用側端末に所定の出湯量の温水を供給する給湯流路(22)と、
    前記循環回路(16)のうち前記ヒートポンプユニット(2)よりも下流側で前記貯湯タンク(1)よりも上流側に設けられた分岐点(18)と、
    前記貯湯タンク(1)を経由せずに前記分岐点(18)と前記給湯流路(22)とを接続する直接出湯流路(30)と、
    前記貯湯タンク(1)内中間部と前記直接出湯流路(30)とを接続する中温水流路(23)と、
    前記循環回路(16)のうち前記分岐点(18)よりも下流側で前記貯湯タンク(1)よりも上流側に設けられ、前記循環回路(16)を介して前記貯湯タンク(1)内上部に流入する温水の流量を調節する第1流量調節手段(17)と、
    前記直接出湯流路(30)を遮断して前記中温水流路(23)側からの温水を前記給湯流路(22)側に流すか、又は前記直接出湯流路(30)上流側からの温水を前記中温水流路(23)側若しくは前記給湯流路(22)側に切り替えて流す流路遮断切替手段(32)と、
    前記第2給水流路(26)を流れる水の流量を調節する第2流量調節手段(70)と、
    前記第1流量調節手段(17)、前記流路遮断切替手段(32)及び前記第2流量調節手段(70)の作動制御を行う制御手段(100)と
    を有することを特徴とする給湯装置。
  10. 前記制御手段(100)は、前記貯湯タンク(1)内からの出湯量に基づいて前記第2流量調節手段(70)の作動制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の給湯装置。
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