JP2009085192A - 密閉型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出マフラー内に潤滑油が溜まるのを抑制することで、十分な冷媒ガスの脈動低減効果を得るとともに、起動時に圧縮室内の圧力が上昇することを回避し、低騒音で始動性に優れた密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
【解決手段】一端が吐出マフラー147内に連通し、他端が吐出連通管161に連通する出口通路151を、吐出マフラー147の反ヘッド131側に設けるもので、吐出マフラー147内の冷媒ガスの流れを一方向の流れにすることによって、冷媒ガスの滞留を無くし、吐出マフラー147外に早く出すことができるので、吐出マフラー147内に潤滑油が溜まるのを抑制でき、吐出マフラー147の容積が減少することを防止できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、主に家庭用冷蔵庫に用いられる密閉型圧縮機に関するものである。
従来の密閉型圧縮機において、冷媒ガスの吐出脈動を低減することを目的に、シリンダブロックに吐出マフラーを一体に成型しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
以下、図面を参照しながら上記従来の密閉型圧縮機を説明する。
図5は特許文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の側面断面図、図6は同文献1に記載された従来の密閉型圧縮機の上視断面図、図7は図6のA−A線における要部拡大断面図である。
図5、図6、図7において、密閉容器1はそれぞれ冷却システム(図示せず)と連結される吐出管2と吸入管3を備えるとともに、底部に潤滑油4を貯溜し、固定子5と回転子6とからなる電動要素7と、電動要素7によって駆動される圧縮要素8を収容し、内部は冷媒ガス9で満たされている。
次に圧縮要素8の主な構成について説明する。
鋳鉄(例えばFC200)からなるシリンダブロック10は略円筒形の圧縮室11と、軸受け部12とを備えている。バルブプレート13は吐出弁装置(図示せず)を備え、圧縮室11の端部を塞いでいる。
ヘッド15はバルブプレート13を覆い、吐出室16を形成し、吸入マフラー17は一端が密閉容器1内に開口し、他端が圧縮室11内に連通している。
クランクシャフト18は主軸部19と偏心部20を有し、シリンダブロック10の軸受け部12に軸支されるとともに回転子6に圧入固定されている。
ピストン21は、圧縮室11に往復摺動自在に挿入されるとともに、偏心部20との間をコネクティングロッド22によって連結されている。
また、圧縮要素8には第1吐出マフラー23aと第2吐出マフラー23bが備わっている。
次に、吐出マフラー23の主な構成について説明する。
チャンバー部24はシリンダブロック10と一体に形成され、シリンダブロック10から突設した開口端部25の内側には段差部25aを設けている。
カバー26はチャンバー部24の段差部25aにシール部材27を介して嵌装されて、ボルト28によりチャンバー部24に押圧固定され、チャンバー部24をシールして塞ぐことでマフラー室29a,29bを形成している。
カバー26a,26bには軟鋼材(SPCC,SPHC等)をプレス成型したものが用いられ、シール部材27には、木綿またはクラフト紙のファイバーシートの両面にニトリルゴムをコーティングした紙製のもの、または繊維と充填材とゴムを低温で圧縮加熱したゴム製のものが用いられる。
第1吐出マフラー23aのマフラー室29aはパス孔30aにより吐出室16と連通し、第1吐出マフラー23aと第2吐出マフラー23bとはパス孔30bで連通しており、第2吐出マフラー23bを塞いでいるカバー26bにろう付けによって連通固定された吐出連通管31を介して吐出管2に連通している。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作を説明する。
電動要素7に電気が供給されると回転子6が回転し、クランクシャフト18は回転駆動される。このとき、偏心部20の偏心回転運動がコネクティングロッド22を介してピストン21に伝わることで、ピストン21は圧縮室11内を往復運動する。
ピストン21の往復運動に伴って密閉容器1内の冷媒ガス9は吸入マフラー17から圧縮室11内へ吸入されるとともに、低圧の冷媒ガス9が冷却システム(図示せず)から吸入管3を通って密閉容器1内に流入する。
圧縮室11内へ吸入された冷媒ガス9はピストン21の往復運動によって圧縮され、バルブプレート13の吐出弁装置(図示せず)から吐出室16に吐出される。
吐出室16に吐出された高圧の冷媒ガス9は、パス孔30aを通って、一旦吐出マフラー23aのマフラー室29aに開放された後、パス孔30bを通って吐出マフラー23bのマフラー室29bに開放され、その後、吐出連通管31を通って吐出管2から冷却システム(図示せず)へ吐出される。
この際、冷媒ガス9はマフラー室29a,29bに開放された後、吐出連通管31で絞られることで、繰り返し圧縮による吐出脈動が減衰され、冷却システムの騒音を低く抑えられる。
特開2002−48062号公報
しかしながら上記従来の構成において、パス孔30a,30bが吐出マフラー23a,23bの底部より上方に開口し、また吐出連通管31が吐出マフラー23bの上部で、且つ反ヘッド側からずれた方向に形成されているため、冷媒ガス9に含まれた潤滑油4の一部が吐出マフラー23a,23b内に溜まりやすく、潤滑油4が吐出マフラー23a,23bに溜まると、吐出マフラー23a,23b内の容積が減少するので、十分な冷媒ガス9の脈動低減効果が得られないという課題があった。
また、吐出マフラー23a,23b内に潤滑油4が溜まると、パス孔30a,30bを塞ぎ、冷媒ガス9の流れを妨げてしまうので、密閉型圧縮機の起動時に、圧縮室11内の冷媒ガス9の圧力が上昇し、圧縮機としての始動性が悪化するという課題を有していた。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、吐出マフラー内に潤滑油を溜まりにくくすることによって、冷媒ガスの十分な脈動低減が図り、騒音の低い密閉型圧縮機を提供することができ、また起動時の圧縮室内の圧力上昇を軽減することで、始動性に優れた密閉型圧縮機を提供することを目的とする。
上記従来の課題を解決するために、本発明の密閉型圧縮機は、一端が吐出マフラー内に連通し、他端が吐出連通管に連通する出口通路を、吐出マフラーの反ヘッド側に形成したもので、吐出マフラー内の冷媒ガスの流れを一方向の流れにすることによって、冷媒ガスが滞留することが無く、吐出マフラーから吐出連通管を通じて冷却システムに排出されるので、冷媒ガスに含まれて流れる潤滑油が分離して吐出マフラー内に溜まること抑制することができ、吐出マフラーの容積が減少することを防止できるため、吐出マフラーにおいて十分な吐出ガスの脈動低減により低騒音化できるとともに、吐出マフラー内に溜まった潤滑油によりパス孔が塞がれるのを防止し、始動性を向上することができるという作用を有する。
本発明による密閉型圧縮機は吐出マフラー内に潤滑油が溜まることを抑制することができるので、低騒音で、始動性に優れた密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項1に記載の発明は、密閉容器内に潤滑油を貯留するとともに、固定子と回転子とを備えた電動要素と前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は圧縮室と吐出マフラーとを一体に形成したシリンダブロックと、圧縮室内を往復動するピストンと、前記シリンダブロックの端面を封止するとともに反圧縮室側に吐出弁装置を備えたバルブプレートと、前記吐出弁装置を収容する吐出室を形成したヘッドと、一端が前記吐出室に連通し、他端が前記バルブプレートを介して前記吐出マフラーに連通するパス孔とを備え、一端が前記吐出マフラー内に連通し、他端が吐出管に連通する出口通路を、前記吐出マフラーの反ヘッド側に形成したもので、吐出マフラー内の冷媒ガスの流れを一方向の流れにすることによって、冷媒ガスが滞留することが無く、吐出マフラー外に早く出すことができるので、吐出マフラー内に潤滑油が溜まるのを抑制することができ、吐出マフラーの容積が減少することを防止することができるため、十分な冷媒ガスの脈動低減効果を安定して得ることができるとともに、吐出マフラー内に溜まった潤滑油によりパス孔が塞がれるのを防止し、起動時に圧縮室内の圧力が上昇することを回避することができ、低騒音で始動性に優れた密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、パス孔は出口通路の吐出マフラー内の開口部に向かって直線状に形成されたもので、パス孔から出口通路へ冷媒ガスが直線的にスムーズに流れることで、冷媒ガスに含まれて流れるミスト状の潤滑油が吐出マフラーの内壁面と接触しにくく、さらに流れの流速が低下しにくいため、吐出マフラー内で潤滑油が分離して溜まることを抑制することができるとともに、吐出ガス流れの乱れに伴う損失を低減することができ、請求項1に記載の発明の効果に加えて、さらに低騒音で始動性に優れ、効率の高い密閉型圧縮機を提供できるという効果が得られる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、出口通路は、吐出マフラーの底部近傍に開口したもので、冷媒ガスに含まれて流れる潤滑油の一部が分離し、吐出マフラーの底部に溜まった際に、底部に溜まった潤滑油は冷媒ガスの流れとともに出口通路から排出されやすく、吐出マフラー内に潤滑油が溜まりにくいので、請求項1または2に記載の発明の効果に加えて、さらに低騒音で始動性に優れた密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明において、吐出マフラーの底部は、ヘッド側よりも出口通路側の方が重力方向下方となるように形成されるとしたもので、吐出マフラーの底部に溜まった潤滑油が自重や冷媒ガスの流れによって出口通路近傍へ向かって流れやすいため、冷媒ガスとともに吐出マフラーから吐出連通管を通じて冷却システムへ排出されやすくすることができるので、潤滑油が吐出マフラー内に溜まりにくく、請求項1から3のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに低騒音で始動性に優れた密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、吐出マフラーの反ヘッド側に、吐出マフラーの底部から出口通路に冷媒ガスの流れをスムーズに導く緩やかな傾斜面を設けたもので、吐出マフラーの底部に溜まった潤滑油が冷媒ガスの流れによって、底部から緩やかな傾斜面に沿って出口通路近傍へ向かってスムーズに導かれて流れるため、冷媒ガスとともに吐出マフラーから吐出連通管を通じて冷却システムへ排出されやすくすることができるので、潤滑油が吐出マフラー内に溜まりにくくなり、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに低騒音で始動性に優れた密閉型圧縮機を提供することができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、パス孔は、吐出マフラーのヘッド側の底部近傍に開口するとしたもので、吐出マフラーの底部に付着した潤滑油を、冷媒ガスの流れの流速により巻き上げ、再びミスト状にすることで冷媒ガスとともに吐出マフラー外に排出しやすくできるので、さらに潤滑油が吐出マフラー内に溜まりにくくなり、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、さらに低騒音で始動性に優れた密閉型圧縮機を提供することができる。
以下、本発明による密閉型圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の側面断面図、図2は同実施の形態における密閉型圧縮機の上視断面図、図3は図1のB−B線における要部拡大断面図、図4は図2のC−C線における要部拡大断面図である。
図1、図2、図3、図4において、密閉容器101はそれぞれ冷却システム(図示せず)と連結される吐出管103と吸入管105を備えるとともに、底部に潤滑油107を貯溜し、固定子109と回転子111とからなる電動要素113と、電動要素113によって駆動される圧縮要素115を収容し、内部は冷媒ガス117で満たされている。
次に圧縮要素115の主な構成について説明する。
鋳鉄(例えばFC200)からなるシリンダブロック121は略円筒形の圧縮室123と、軸受け部125とを備えている。
バルブプレート127は吐出弁装置(図示せず)を備え、圧縮室123を塞いでいる。
ヘッド131はバルブプレート127を覆い、吐出室133を形成し、吸入マフラー135は一端が密閉容器101内に開口し、他端が圧縮室123内に連通している。
クランクシャフト137は主軸部139と偏心部141を有し、シリンダブロック121の軸受け部125に軸支されるとともに、回転子111に圧入固定されている。
ピストン143は、圧縮室123に往復摺動自在に挿入されるとともに、偏心部141との間をコネクティングロッド145によって連結されている。
吐出マフラー147はシリンダブロック121に一体に形成されている。
次に、吐出マフラー147の主な構成について説明する。
吐出マフラー147はバルブプレート127に形成されたパス孔149により吐出室133と連通しており、ヘッド131の反対側には出口通路151が設けられている。
吐出マフラー147の底部153は、ヘッド131側よりも出口通路151側の方が重力方向下方となるように形成されており、底部153から出口通路151に緩やかな傾斜面155が設けられている。
出口通路151の吐出マフラー147内の開口部157は、吐出マフラー147の底部153近傍に形成されている。
パス孔149は、吐出マフラー147のヘッド131側の底部153近傍に開口しており、出口通路151の吐出マフラー147内の開口部157に向かって略直線状に形成されている。
出口通路151は、カバー159にろう付けによって貫通固定された吐出連通管161を介して吐出管103に連通している。
カバー159は、押圧手段であるボルト163をカバー159に形成された孔に貫通させた後、シリンダブロック121に締結固定されている。
尚、カバー159は低炭素鋼(S15C等)を機械加工によって切削されたもの、または鍛造プレスされたものが用いられ、ボルト163はバネ鋼(SUP10等)で形成されている。
以上のように構成された密閉型圧縮機について、以下その動作、作用を説明する。
電動要素113に電気が供給されると回転子111が回転し、クランクシャフト137は回転駆動される。このとき、偏心部141の偏心回転運動がコネクティングロッド145を介してピストン143に伝わることで、ピストン143は圧縮室123内を往復運動する。
ピストン143の往復運動に伴って密閉容器101内の冷媒ガス117は吸入マフラー135から圧縮室123内へ吸入されるとともに、低圧の冷媒ガス117が冷却システム(図示せず)から吸入管105を通って密閉容器101内に流入する。
圧縮室123内へ吸入された冷媒ガス117はピストン143の往復運動によって圧縮され、バルブプレート127の吐出弁装置(図示せず)から吐出室133に吐出される。
吐出室133に吐出された高圧の冷媒ガス117は、パス孔149を通り、一旦、吐出マフラー147に開放された後、出口通路151から吐出連通管161を通じて、吐出管103から冷却システム(図示せず)へと吐出される。
この際、冷媒ガス117は吐出マフラー147に開放された後、吐出連通管161で絞られることで、繰り返し圧縮による冷媒ガス117の吐出脈動が減衰され、冷却システムの騒音を低く抑える。
ここで、出口通路151をヘッド131の反対側へ設けたことで、吐出マフラー147内の冷媒ガス117の流れを一方向の流れにし、冷媒ガス117が滞留することなく、吐出マフラー147外に早く出すことができる。
それにより、吐出マフラー147内に潤滑油107が溜まるのを抑制することができ、吐出マフラー147の容積が減少することを防止できるため、十分な冷媒ガス117の脈動低減効果を安定して得ることができる。
また、吐出マフラー147内に溜まった潤滑油107によりパス孔149が塞がれるのを防止することで、起動時に圧縮室123内の圧力が上昇することが回避できるので、密閉型圧縮機の始動性を向上させることができる。
次に、吐出マフラー147内の潤滑油107の排出について説明する。
パス孔149から冷媒ガス117とともにミスト状の潤滑油107が吐出マフラー147内に流入される。
この際、パス孔149と出口通路151の開口部157を直線状に配置したことで、吐出マフラー147内をパス孔149から出口通路151へ冷媒ガス117が直線的にスムーズに流れる。
それにより、冷媒ガス117に含まれて流れるミスト状の潤滑油107が吐出マフラー147の内壁面と接触しにくく、さらに流れの流速が低下しにくいため、吐出マフラー147内で潤滑油107が分離して溜まることを抑制することができるとともに、吐出ガス流れの乱れに伴う損失を低減することができる。
また、冷媒ガス117に含まれる潤滑油107の一部は、吐出マフラー147内で分離し、吐出マフラー147の底部153に付着するが、パス孔149を底部153近傍に設けているため、吐出マフラー147の底部153に付着している潤滑油107を冷媒ガス117の流れの流速により巻き上げ、再びミスト状にすることで、冷媒ガス117とともに吐出マフラー147外に排出しやすくなる。
さらに、出口通路151の開口部157を底部153近傍に設けているため、冷媒ガス117に含まれて流れる潤滑油107の一部が分離し、吐出マフラー147の底部153に溜まった際に、底部153に溜まった潤滑油107は冷媒ガス117の流れとともに排出されやすくなっている。
また、底部153をヘッド131側よりも出口通路151側の方が重力方向下方となるように形成しており、底部153に溜まった潤滑油107が自重や冷媒ガス117の流れによって出口通路151近傍へ向かって流れやすいため、冷媒ガス117とともに吐出マフラー147から吐出連通管161を通じて冷却システム(図示せず)へ排出されやすい。
また、出口通路151の開口部157を、傾斜面155に設けていることで、吐出マフラー147の底部153に溜まった潤滑油107が冷媒ガス117の流れによって、底部153から緩やかな傾斜面155に沿って出口通路151近傍へ向かってスムーズに導かれる。それにより冷媒ガス117とともに吐出マフラー147から吐出連通管161を通じて冷却システム(図示せず)へ排出されやすくしている。
以上のように、本実施の形態によれば、吐出マフラー147内に潤滑油107が溜まるのを抑制することができ、吐出マフラー147の容積が減少することを防止することができるので、十分な冷媒ガス117の吐出脈動低減効果を安定して得ることができるとともに、起動時に圧縮室123内の圧力が上昇することを回避することができ、低騒音で始動性に優れた密閉型圧縮機を提供することができる。
本発明による密閉型圧縮機は、吐出マフラー内に潤滑油が溜まることを抑制することができ、低騒音で、始動性に優れるので、冷蔵庫以外にも自販機や空調機器の用途にも適用できる。
本発明の実施の形態1における密閉型圧縮機の側面断面図 同実施の形態における密閉型圧縮機の上視断面図 図1のB−B線における要部拡大断面図 図2のC−C線における要部拡大断面図 従来の密閉型圧縮機の側面断面図 従来の密閉型圧縮機の上視断面図 図6のA−A線における要部拡大断面図
符号の説明
101 密閉容器
107 潤滑油
109 固定子
111 回転子
113 電動要素
115 圧縮要素
117 冷媒ガス
121 シリンダブロック
123 圧縮室
127 バルブプレート
131 ヘッド
133 吐出室
143 ピストン
147 吐出マフラー
149 パス孔
151 出口通路
153 底部
155 傾斜面
157 開口部
161 吐出連通管

Claims (6)

  1. 密閉容器内に潤滑油を貯留するとともに、固定子と回転子とを備えた電動要素と前記電動要素によって駆動される圧縮要素を収容し、前記圧縮要素は圧縮室と吐出マフラーとを一体に形成したシリンダブロックと、前記圧縮室内を往復動するピストンと、前記シリンダブロックの端面を封止するとともに反圧縮室側に吐出弁装置を備えたバルブプレートと、前記吐出弁装置を収容する吐出室を形成したヘッドと、一端が前記吐出室に連通し、他端が前記バルブプレートを介して前記吐出マフラーに連通するパス孔とを備え、一端が前記吐出マフラー内に連通し、他端が吐出連通管に連通する出口通路を、前記吐出マフラーの反ヘッド側に形成している密閉型圧縮機。
  2. パス孔は、出口通路の吐出マフラー内の開口部に向かって直線状に形成されている請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 出口通路は、吐出マフラーの底部近傍に開口している請求項1または2に記載の密閉型圧縮機。
  4. 吐出マフラーの底部は、ヘッド側よりも出口通路側の方が重力方向下方となるように形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  5. 吐出マフラーの反ヘッド側に、前記吐出マフラーの底部から出口通路に冷媒ガスの流れをスムーズに導く緩やかな傾斜面を設けた請求項1から4のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
  6. パス孔は、吐出マフラーのヘッド側の底部近傍に開口している請求項1から5のいずれか一項に記載の密閉型圧縮機。
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