JP5176933B2 - 圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機に関し、特にケーシング内に設けられている圧縮機構に吐出マフラーが装着され、圧縮機構の吐出ガスが吐出マフラーを通ってケーシング内に充満した後に吐出管から流出するタイプの圧縮機に関するものである。
従来より、冷媒を圧縮する回転式圧縮機においては、例えば、ケーシング内に設けられている圧縮機構に吐出マフラーが装着され、圧縮機構の吐出ガスが吐出マフラーを通ってケーシング内に充満した後に、ケーシングの吐出管から外部へ流出する構成(いわゆる高圧ドーム型圧縮機である)が採用されている(例えば特許文献1参照)。圧縮機構には潤滑油(冷凍機油)が供給されるので、圧縮機構から吐出される高圧ガスにも潤滑油が含まれている。
特許文献1では、図11に示すように、圧縮機構(20)が、円筒状のシリンダ及びその上下両端面に固定される端板(フロントヘッド(22)及びリアヘッド(23))と、シリンダ内に区画されるシリンダ室(25)内で偏心回転運動をするピストン(26)とから構成されている。また、上側に位置する端板であるフロントヘッド(22)に吐出弁(図示せず)が設けられていて、吐出マフラー(28)も上側の端板に設けられている。吐出マフラーの側面には油抜き孔(油抜き部:図示せず)が設けられていて油溜まり(16)に油を戻せるようになっている。吐出マフラー(28)に油抜き孔を設けているのは、図11に示すようにフロントヘッド(22)と吐出マフラー(28)の間の空間に油が溜まると、フロントヘッド(22)の上面に設けられている吐出弁が開きにくくなって過圧縮損失が増加したり、マフラー空間(28s)のガス容積が減少することになって圧力脈動を抑えきれずに振動や騒音を十分に低減できないためと考えられる。
特開2002−202081号公報
しかし、吐出マフラー(28)に油抜き孔を設けると、油と一緒にガスも抜けるため、ガスの通過音が発生し、吐出マフラー(28)の消音効果が低減する。また、吐出マフラーの側面では、油抜き孔をフロントヘッドよりも上方に設けざるを得ず、油抜きの機能も十分に得られないことが考えられる。
本発明は、このような問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、ケーシング内に設けられている圧縮機構に吐出マフラーが装着され、圧縮機構の吐出ガスが吐出マフラーを通ってケーシング内に充満した後に吐出管から流出するタイプの圧縮機において、吐出マフラーからの油抜きに起因するガス通過音の発生を抑えるとともに、油抜きの機能が不十分になるのを防止することである。
第1の発明は、ケーシング(10)と、ケーシング(10)内に設けられた圧縮機構(20)と、圧縮機構(20)の上面に装着された吐出マフラー(28)と、圧縮機構(20)から吐出マフラー(28)を通ってケーシング(10)内の空間に流出した高圧ガスをケーシング(10)から吐出する吐出管(15)と、ケーシング(10)内の底部の空間により構成される油溜まり(16)と、圧縮機構(20)と吐出マフラー(28)との間に形成されるマフラー空間(28s)から油を抜くための油抜き部(40)とを備えた圧縮機を前提としている。
そして、この圧縮機は、上記油抜き部(40)が、上記マフラー空間(28s)の最下部を入口端(41a)とし、油溜まり(16)の油面よりも下方位置を出口端(41b)とする油抜き通路(41)により構成され、上記油抜き通路(41)の出口端(41b)が油溜まりの油の中で開口するように構成されていることを特徴としている。
この第1の発明では、圧縮機構(20)において圧縮された冷媒などの作動流体は、吐出マフラー(28)を通ってケーシング(10)内の空間に流出し、さらに吐出管(15)を通ってケーシング(10)から吐出される。圧縮機構(20)から吐出マフラー(28)内に吐出される作動流体にはミスト状の潤滑油が含まれており、この潤滑油が圧縮機構(20)の上面に溜まった場合には、油はマフラー空間(28s)の最下部へ流れていき、さらに入口端(41a)から油抜き通路(41)に入って出口端(41b)から油溜まり(16)に流出する。
第2の発明は、第1の発明において、上記油抜き通路(41)の出口端(41b)がケーシング(10)の底面近傍に位置していることを特徴としている。
この第2の発明では、吐出マフラー(28)から油抜き通路(41)に入った油は、ケーシング(10)の底面近傍で開口している出口端(41b)から油溜まり(16)の中に流出する。
第3の発明は、第1または第2の発明において、上記油抜き通路(41)の出口端(41b)が下向きに開口していることを特徴としている。
この第3の発明では、吐出マフラー(28)内の油が油溜まり(16)の中で下向きに流出する。
第4の発明は、第1から第3の発明の何れか1つにおいて、上記圧縮機構(20)の上面には、油抜き通路(41)の入口端(41a)に向かって下方へ傾斜する傾斜面(22b)が形成されていることを特徴としている。
この第4の発明では、マフラー空間(28s)の中で冷媒から分離された油は、傾斜面(22b)に沿って入口端(41a)に集まり、この入口端(41a)から油抜き通路(41)に入って油溜まり(16)に戻っていく。
第5の発明は、第1から第4の発明の何れか1つにおいて、上記圧縮機構(20)が固定側部材(21,22,23)と可動側部材(26)とを備え、上記油抜き通路(41)が圧縮機構(20)の固定側部材(21,22,23)を貫通していることを特徴としている。
この第5の発明では、圧縮機構(20)の固定側部材(21,22,23)を通るように形成された油抜き通路(41)を通って、マフラー空間(28s)内から油溜まり(16)に油が戻っていく。
第6の発明は、第5の発明において、上記固定側部材(21,22,23)の内部には、油抜き通路(41)の途中で断面積が入口端(41a)及び出口端(41b)よりも拡大された拡大空間(44)が設けられていることを特徴としている。
この第6の発明では、マフラー空間(28s)の途中に拡大空間(44)を設けており、出口端(41b)側は油で満たされているので、マフラー空間(28s)に対する入口端(41a)と拡大空間(44)の配置により、ヘルムホルツの共鳴器が構成される。したがって、共鳴周波数以外の音のエネルギーが吸収される。
本発明によれば、圧縮機構(20)から吐出マフラー(28)内に吐出される作動流体にはミスト状の潤滑油が含まれており、この潤滑油が圧縮機構(20)の上面に溜まった場合には、油はマフラー空間(28s)の最下部へ流れていき、さらにヘッド差により、入口端(41a)から油抜き通路(41)に入って出口端(41b)から油溜まり(16)に流出する。油抜き通路(41)の中は油が入っていてガスが流れる抵抗になるため、ガスは油抜き通路(41)からは殆ど抜けていかない。したがって、吐出マフラー(28)からの油抜きに起因するガス通過音の発生を防止できる。また、油抜き通路(41)の入口端(41a)をマフラー空間(28s)の最下部に設けているため、油抜き機能が不十分になることもない。
上記第2の発明によれば、上記油抜き通路(41)の出口端(41b)がケーシング(10)の底面近傍に位置するようにしているので、吐出マフラー(28)から油抜き通路(41)に入った油は、ケーシング(10)の底面近傍で開口している出口端(41b)から油溜まり(16)の中に流出する。したがって、運転状況が変化して油溜まり(16)の油面レベルがある程度下がったとしても、油抜き通路(41)の下端部が油溜まり(16)に浸漬された状態を保持できるので、吐出マフラー(28)からの油抜きに起因するガス通過音の発生をより確実に防止できる。
上記第3の発明によれば、吐出マフラー(28)から油抜き通路(41)を通って油溜まり(16)に油を戻すときに、油が下向きに流出する。ここで、仮に油抜き通路から油溜まり(16)に戻る油に冷媒ガスが混じっていたとすると、出口が上向きになっている場合は油が舞い上がって油上がりが生じやすくなることが考えられるが、この発明によれば油に冷媒ガスが混じっていても下向きに流出するので、油が舞い上がることによる油上がりを防止できる。
上記第4の発明によれば、上記圧縮機構(20)の上面に、油抜き通路(41)の入口端(41a)に向かって下方へ傾斜する傾斜面(22b)を形成したことにより、マフラー空間(28s)の中で冷媒から分離された油は、傾斜面(22b)に沿って入口端(41a)に集まり、この入口端(41a)から油抜き通路(41)に入って油溜まり(16)に戻っていく。したがって、油をより確実に油溜まり(16)に戻すことができる。
上記第5の発明によれば、上記圧縮機構(20)が固定側部材(21,22,23)と可動側部材(26)とを備え、上記油抜き通路(41)が圧縮機構(20)の固定側部材(21,22,23)を貫通するように構成することにより、マフラー空間(28s)内の油が、圧縮機構(20)の固定側部材(21,22,23)の中を通るように形成された油抜き通路(41)により油溜まり(16)に油が戻っていくので、油抜きのための管を別途設けたりする必要がなく、構成を簡単にすることができる。
上記第6の発明によれば、上記固定側部材(21,22,23)の内部に、油抜き通路(41)の途中で断面積が入口端(41a)及び出口端(41b)よりも拡大された拡大空間(44)を設けることにより、ヘルムホルツの共鳴器が構成されるようにしており、共鳴周波数以外の音のエネルギーが吸収されるので、さらなる消音効果を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
《発明の実施形態1》
本発明の実施形態1について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る圧縮機の構成を示す縦断面図である。この圧縮機は、冷凍装置や空調装置等の冷媒回路において、蒸発器から吸入した低圧ガス冷媒を圧縮して凝縮器(放熱器)へ吐出するために用いられるものである。
図1に示すように、この圧縮機(1)は、縦長で円筒形の密閉容器であるケーシング(10)を備えている。このケーシング(10)は、上下が開口した円筒状の胴部(11)と、この胴部(11)の上端部に固定された上部鏡板(12)と、胴部(11)の下端部に固定された下部鏡板(13)とから構成されている。ケーシング(10)の下部には該ケーシング(10)を貫通する吸入管(14)が設けられ、ケーシング(10)の上部には該ケーシング(10)を貫通する吐出管(15)が設けられている。
上記ケーシング(10)の内部には、冷媒を圧縮する圧縮機構(20)と、圧縮機構(20)を駆動する電動機(35)が収容されている。圧縮機構(20)はケーシング内の下方の位置でケーシング(10)に固定され、電動機(35)は圧縮機構(20)よりも上方の位置でケーシング(10)に固定されている。圧縮機構(20)と電動機(35)とは、ケーシング(10)内の上下方向の中心線上に配置された駆動軸(38)により連結されている。
上記電動機(35)は、ケーシング(10)の内壁面に固定されたステータ(36)と、ステータ(36)の内側に配置されたロータ(37)とを備えている。ロータ(37)の中央部には、上記駆動軸(38)が連結されている。
上記圧縮機構(20)は、固定側部材(21,22,23)と可動側部材(26)とを備えている。固定側部材(21,22,23)は、略円筒状のシリンダ(21)と、シリンダ(21)の上面に固定されたフロントヘッド(22)と、シリンダ(21)の下面に固定されたリアヘッド(23)とから構成され、フロントヘッド(22)がケーシング(10)の内壁面に固定されている。上記フロントヘッド(22)とシリンダ(21)とリアヘッド(23)の間にシリンダ室(25)が区画形成され、上記可動側部材(26)であるピストン(26)がシリンダ室(25)の内部に配置されている。
フロントヘッド(22)には、圧縮機構(20)のシリンダ室(25)と連通する位置で上下方向に貫通する吐出ポート(22d)が形成されている。フロントヘッド(22)には、リード弁からなる吐出弁(27)が、吐出ポート(22d)を開閉するように設けられている。フロントヘッド(22)の上端面(圧縮機構(20)の上面)には、吐出ポート(22d)を覆うように吐出マフラー(28)が取り付けられている。
フロントヘッド(22)とリアヘッド(23)の中央部には、軸受部(22a,23a)が形成されており、軸受部(22a,23a)に駆動軸(38)の主軸部(38a)が回転自在に嵌合している。上記吐出マフラー(28)の中央には、フロントヘッド(22)の軸受部(22a)の外径よりもわずかに内径が大きなガス吹出開口(28a)が形成されている。
上記フロントヘッド(22)とケーシング(10)との間には、部分的に隙間(10a)が設けられている。この隙間(10a)を形成することにより、ケーシング(10)内では、フロントヘッド(22)の上下の空間が互いに連通している。
図2は、圧縮機構(20)の横断面図である。図2に示すように、この圧縮機構(20)は揺動ピストン型のロータリ式圧縮機構である。
上記駆動軸(38)には、駆動軸(38)の軸心に対して偏心し且つ駆動軸(38)の主軸部(38a)の軸径よりも大径の偏心軸部(38b)が形成されている。上記シリンダ室(25)の内部に配置されているピストン(26)には、この偏心軸部(38b)が回転自在に嵌合している。なお、駆動軸(38)の下端部には給油ポンプが設けられていて、駆動軸(38)を上下方向に貫通する給油孔を通して圧縮機構(20)や軸受部(22a,23a)の摺動部に給油するようになっている(図示省略)。
上記シリンダ(21)には、厚さ方向に延びる円柱状のブッシュ孔(21a)が形成されている。このブッシュ孔(21a)は、側周面の一部がシリンダ(21)の厚さ方向の全体に亘ってシリンダ室(25)に開口するように形成されている。ブッシュ孔(21a)には、断面がほぼ半円形の一対の揺動ブッシュ(29)が装着されている。
ピストン(26)の側面には、平板状のブレード(26a)が突設されている。このブレード(26a)が、ブッシュ孔(21a)に回転自在に嵌合した揺動ブッシュ(29)を介してシリンダ(21)に支持されている。このブレード(26a)によって、圧縮機構(20)の動作状態を表す断面図である図3(B)〜図3(D)に示しているように、シリンダ室(25)は、後述する吸入ポート(21s)に連通する低圧室(25a)と、吐出ポート(22d)に連通する高圧室(25b)とに区画されている。
シリンダ(21)には、上記吸入ポート(21s)が形成されている。この吸入ポート(21s)は、シリンダ(21)を半径方向に貫通して終端がシリンダ室(25)内に開口し、低圧室(25a)と連通している。吸入ポート(21s)には、吸入管(14)が接続されている。また、上記吐出ポート(22d)は、シリンダ室(25)の高圧室(25b)に連通する位置においてフロントヘッド(22)に形成されている。
上記圧縮機構(20)は、ピストン(26)の外周面がシリンダ室(25)の内周面に油膜を介して摺接する状態で該ピストン(26)を偏心回転させることで、シリンダ室(25)の低圧室(25a)に吸入された低圧の冷媒を高圧室(25b)で高圧になるまで圧縮するように構成されている。圧縮機構(20)のシリンダ室(25)で圧縮された高圧の冷媒は、吐出ポート(22d)からマフラー空間(28s)を通ってケーシング(10)内の空間に流出し、さらに吐出管(15)からケーシング(10)の外部へ吐出される。
図1に示しているように、ケーシング(10)内の底部の空間には、冷凍機油(潤滑油)を貯留するための油溜まり(16)が設けられている。この油溜まり(16)に溜まる冷凍機油の量は、圧縮機(1)の通常運転時の油面がシリンダ(21)の中央程度の高さになるように設定されている。
この実施形態の圧縮機(1)には、圧縮機構(20)と吐出マフラー(28)との間に形成されるマフラー空間(28s)から油を抜くための油抜き部(40)が設けられている。この油抜き部(40)は、上記マフラー空間(28s)の最下部を入口端(41a)とし、油溜まり(16)の油面よりも下方の位置を出口端(41b)とする油抜き通路(41)により構成されている。上記フロントヘッド(22)の上面(圧縮機構(20)の上面)には、上記入口端(41a)に向かって下方へ傾斜する傾斜面(22b)が形成されていて、上記入口端(41a)がマフラー空間(28s)の最下部になっている。
上記フロントヘッド(22)の下面には、油戻し管(42)が接続されている。また、フロントヘッド(22)には、上記入口端(41a)から油戻し管(42)に連通するフロントヘッド内油抜き通路(41i)が形成されている。フロントヘッド内油抜き通路(41i)と、油戻し管(42)内のフロントヘッド外油抜き通路(41o)により油抜き通路(41)の全体が構成されている。そして、油戻し管(42)の下端が油抜き通路(41)の出口端(41b)を構成している。この油抜き通路(41)の出口端(41b)は、下向きに開口している。
−運転動作−
次に、本実施形態に係る圧縮機(1)の運転動作について説明する。まず、電動機(35)を起動すると、ロータ(37)の回転が駆動軸(38)の偏心軸部(38b)を介して圧縮機構(20)のピストン(26)に伝達される。すると、ピストン(26)がシリンダ(21)に対して揺動しながら偏心回転し、圧縮機構(20)が所定の圧縮動作を行う。
ここで、図3に示す平面視において、ピストン(26)が上死点にあるときの偏心回転角度を0°とする。図3(A)はピストン(26)の偏心回転角度が0°又は360°の状態を、図3(B)はピストン(26)の偏心回転角度が90°の状態を、図3(C)はピストン(26)の偏心回転角度が180°の状態を、図3(D)はピストン(26)の偏心回転角度が270°の状態をそれぞれ示している。
シリンダ室(25)では、図3(A)の状態から駆動軸(38)が図の時計回りに回転して図3(B)の状態に変化するときに高圧室(25b)に吐出ポート(22d)が開口するとともに、低圧室(25a)に吸入ポート(21s)が開口する。そこから図3(C),(D),(A)の状態へ変化するのに伴って低圧室側(25a)の容積が増大することで、低圧の冷媒が、吸入ポート(21s)から低圧室(25a)に吸入される。
駆動軸(38)が一回転して、ピストン(26)が図3(A)の状態のときに、低圧室(25a)への冷媒の吸入が完了する。そして、この低圧室(25a)は今度は冷媒が圧縮される高圧室(25b)となる一方、ブレード(26a)を隔てて再び低圧室(25a)に吸入ポート(21s)が開口する。駆動軸(38)がさらに回転すると、低圧室(25a)において冷媒の吸入が繰り返される一方、高圧室(25b)の容積が減少し、高圧室(25b)で冷媒が圧縮される。そして、高圧室(25b)の圧力が所定値に達すると、高圧室(25b)の冷媒によって吐出弁(27)が開き、高圧冷媒が吐出ポート(22d)からマフラー空間(28s)へ吐出される。
その後、マフラー空間(28s)の中の冷媒はケーシング(10)の内部の空間へ流出する。ケーシング(10)の内部空間の冷媒は、吐出管(15)からケーシング(10)の外部へ吐出される。
一方、圧縮機構(20)からマフラー空間(28s)へ吐出される冷媒には、冷凍機油が微細なミストの状態で混じっている。このミスト状の冷凍機油は、一部はマフラー空間(28s)からケーシング(10)内へ流出するが、一部は吐出マフラー(28)の内面に付着することなどによってマフラー空間(28s)の中で冷媒と分離される。マフラー空間(28s)の中で冷媒と分離された冷凍機油は、マフラー空間の底部(フロントヘッド(22)の上面)に集まっていく。
ここで、マフラー空間(28s)には、このマフラー空間(28s)の最下部が入口端(41a)になった油抜き通路(41)が形成されているので、マフラー空間(28s)の底部に集まってきた冷凍機油は、油抜き通路(41)から油溜まり(16)にヘッド差で落ちていく。このとき、冷媒ガスは、油抜き通路(41)の中の油が抵抗になるため、油溜まり(16)の中へは殆ど流出しない。
−実施形態1の効果−
本実施形態によれば、マフラー空間(28s)の最下部から油溜まりの油面レベルよりも下方までにわたって油抜き通路(41)を形成しているので、マフラー空間(28s)に油が溜まっても、その油を油溜まり(16)に戻すことができる。したがって、十分な油抜きの機能を得ることができる。
また、吐出マフラー(28)の側面に油抜き孔を形成する構造は採用していないので、吐出マフラー(28)からの油抜きに起因するガス通過音の発生も防止できる。
なお、この実施形態1の構成で運転状況の変化に伴って油面が下がったとすると、一時的に油抜き通路(41)から吐出マフラー(28)内の冷媒ガスが流出する可能性があるが、油面が通常レベルに戻ればガス通過音は発生しなくなる。この点、従来のものでは常にガス通過音が発生するのとは異なっている。
《発明の実施形態2》
図4に示す本発明の実施形態2について説明する。
この実施形態2では、油抜き通路(41)の構成を実施形態1とは異なるようにしている。具体的には、上記油抜き通路(41)は、出口端(41b)がケーシングの底面近傍に位置している。そうするために、この実施形態2では、油戻し管(42)の長さを実施形態1よりも長くしている。また、油戻し管(42)は、若干傾斜させることにより、出口端(41b)がケーシング(10)の底部の湾曲面を避けて平坦面の近くに位置するように構成されている。
その他の構成は実施形態1と同様である。
このように構成すると、実施形態1と同様の作用効果が得られることに加えて、運転状況が変化して油溜まりの油面がケーシング(10)内である程度下がったときでも、出口端(41b)が油面レベルの下方に位置する状態をほぼ確実に維持できる。出口端(41b)が油面レベルの上方に出てしまうとマフラー空間(28s)の冷媒ガスが油抜き通路(41)からケーシング(10)内の空間に流出してしまうおそれがあるが、本実施形態によれば、そのおそれは殆どない。
《発明の実施形態3》
次に、図5,図6に示す本発明の実施形態3について説明する。
この実施形態3は、油抜き通路(41)が圧縮機構(20)の固定側部材(21,22,23)を貫通して形成されている点が実施形態1とは異なっている。油抜き通路(41)は、具体的には、フロントヘッド(22)の上面側を入口端(41a)とし、リアヘッド(23)の下面側を出口端(41b)として、フロントヘッド(22)に形成される入口部(43)とシリンダ(21)に形成される中間部(44)とリアヘッド(23)に形成される出口部(45)とが、一本の通路として連通している。
この実施形態3においては、リアヘッド(23)の下面にある出口端(41b)が油溜まり(16)の油面レベルより下方に位置しているので実施形態1と同様の効果が得られることに加えて、油戻し管(42)を設けなくてよいので構成を簡単にすることができる。
−実施形態3の変形例−
(変形例1)
図7,図8に示す実施形態3の第1の変形例は、油抜き通路(41)の途中に拡大空間を設けた例である。
この変形例の油抜き通路(41)は、シリンダ(21)に形成される中間部(44)が拡大空間として形成されている。フロントヘッド(22)に形成される入口部(43)とリアヘッド(23)に形成される出口部(45)は、図5,図6の例と同じ直径の通路として形成されている。このことにより、固定側部材(21,22,23)の内部には、油抜き通路(41)の途中で断面積が入口端(41a)及び出口端(41b)よりも拡大された拡大空間(44)が設けられていることになる。
この変形例によれば、出口部(45)は油で満たされていて中間部(44)の下部が閉鎖されているため、入口部(43)と中間部(44)とでヘルムホルツの共鳴器の作用が生じ、共鳴周波数以外の音のエネルギーを吸収して消音効果を得ることができる。
その他の効果は図5,図6の例と同様である。なお、この変形例において、拡大空間(44)の形状や大きさは、共鳴周波数に応じて適宜設定すればよい。
(変形例2)
図9に示す実施形態3の第2の変形例は、図7の変形例において、油抜き通路(41)の出口部(45)に連通する油戻し管をリアヘッド(23)に取り付けた例である。この変形例の油戻し管(42)は、上端部がリアヘッド(23)に固定されるとともに、出口端(41b)である下端部がケーシング(10)の底部の平坦面の近傍に位置するように構成されている。
この変形例によれば、ヘルムホルツの共鳴器による消音効果が得られることに加えて、運転状況が変化して油溜まり(16)の油面がある程度下がったときであっても、出口端(41b)が油面レベルの下方に位置する状態をほぼ確実に維持できるので、マフラー空間(28s)の冷媒ガスが油抜き通路(41)からケーシング(10)内の空間に流出してしまうのをより確実に防止できる。
《発明の実施形態4》
図10に示す本発明の実施形態4について説明する。
この実施形態4は、2シリンダ型の圧縮機(1)に本発明を適用した例である。
この実施形態の圧縮機(1)の圧縮機構(20)は、第1圧縮機構(20A)と第2圧縮機構(20B)とから構成されている。この圧縮機構(20)の固定側部材は、フロントヘッド(22)と第1シリンダ(21A)とミドルプレート(24)と第2シリンダ(21B)とリアヘッド(23)とから構成され、これらを上から下へ順に重ねてボルトで固定することにより、フロントヘッド(22)とミドルプレート(24)の間で第1シリンダ(21A)の内側に第1シリンダ室(25A)が形成され、ミドルプレート(24)とリアヘッド(23)の間で第2シリンダ(21B)の内側に第2シリンダ室(25B)が形成されている。
リアヘッド(23)の下面には吐出カバー(30)が設けられていて、リアヘッド(23)と吐出カバー(30)の間にリア側吐出空間(30a)が形成されている。リアヘッド(23)には第2シリンダ室(25B)からリア側吐出空間(30a)に連通するリア側吐出ポート(23d)が形成され、このリア側吐出ポート(23d)がリア側吐出弁(31)によって開閉されるようになっている。フロントヘッド(22)側の吐出構造は実施形態1と同じである。そして、リア側吐出空間(30a)は、上記固定部材の中を貫通する連通路(図示せず)を介してマフラー空間(28s)と連通している。
第1シリンダ室(25A)には第1ピストン(26A)が配置され、第2シリンダ室(25B)には第2ピストン(26B)が配置されている。上記駆動軸(38)には主軸部(38a)よりも大径で主軸部(38a)に対して偏心した第1偏心軸部(38c)及び第2偏心軸部(38d)が形成されている。第1偏心軸部(38c)と第2偏心軸部(38d)の偏心量は同じで、偏心方向が180°異なっている。そして、(38c)に第1ピストン(26A)が嵌合し、第2偏心軸部(38d)に第2ピストン(26B)が嵌合している。
以上説明したようにして第1圧縮機構(20A)と第2圧縮機構(20B)が構成されている。そして、第1圧縮機構(20A)から吐出される高圧ガス冷媒は直接にマフラー空間(28s)に流入し、第2圧縮機構(20B)から吐出される高圧ガス冷媒はリア側吐出空間(30a)から連通路を介してマフラー空間(28s)に流入する。したがって、第1圧縮機構(20A)からの吐出ガスと第2圧縮機構(20B)からの吐出ガスはマフラー空間(28s)で合流し、その後にケーシング(10)内の空間に流出してから吐出管(15)を通ってケーシング(10)の外に吐出される。
油抜き部(40)は、実施形態1と実質的に同様に構成されている。この実施形態では、油溜まり(16)の油面レベルが第1シリンダ(21A)の中央程度の高さになるように油量が設定されており、油抜き通路(41)は、出口端(41b)が第2シリンダ(21B)の下面程度の高さになるように構成されている。そして、油抜き通路(41)は、マフラー空間(28s)の最下部から油溜まり(16)の油面レベルよりも下方までにわたって形成されている。
したがって、この実施形態においても、マフラー空間(28s)に油が溜まったときに、その油を油溜まり(16)に戻すことができる。そして、実施形態1と同様に十分な油抜きの機能を得ることができる。また、吐出マフラー(28)の側面に油抜き孔を形成する構造は採用していないので、吐出マフラー(28)からの油抜きに起因するガス通過音の発生も防止できる。
なお、この実施形態では運転停止時にはリア側吐出空間(30a)に油が溜まることがあるが、運転を開始すれば、油は、吐出ガスの圧力により連通路からマフラー空間(28s)を通って油溜まり(16)に戻っていく。
−実施形態4の変形例−
この2シリンダ圧縮機(1)においても、油抜き通路(41)を、出口端(41b)がケーシング(10)の底面近傍に位置するように構成するとよい。そうすることにより、マフラー空間(28s)の冷媒ガスがケーシング(10)内の空間に直接に流出することを、より確実に防止できる。
なお、2シリンダ圧縮機は、二段圧縮機として構成してもよい。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
例えば、上記各実施形態ではピストンにブレードが一体的に形成された揺動ピストン型の圧縮機について説明したが、ピストンとブレードが別部品として形成されて、回転中にブレードがピストンに押し付けられた状態を保持されるローリングピストン側の圧縮機であっても本発明を適用することができる。要するに、本発明は、ケーシング内が高圧空間になる高圧ドーム型の圧縮機で、圧縮機構の上面に吐出マフラーが装着されるタイプの圧縮機であれば、適用することが可能である。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、ケーシング内に設けられている圧縮機構に吐出マフラーが装着され、圧縮機構の吐出ガスが吐出マフラーを通ってケーシング内に充満した後に吐出管から流出するタイプの圧縮機について有用である。
図1は、本発明の実施形態1に係る圧縮機の構成を示す縦断面図である。 図2は、圧縮機構の横断面図である。 図3(A)〜図3(D)は、圧縮機構の動作状態を示す横断面図である。 図4は、本発明の実施形態2に係る圧縮機の構成を示す縦断面図である。 図5は、本発明の実施形態3に係る圧縮機の構成を示す縦断面図である。 図6は、圧縮機構の横端面図である。 図7は、実施形態3の第1の変形例に係る圧縮機の縦断面図である。 図8は、圧縮機構の横断面図である。 図9は、実施形態3の第2の変形例に係る圧縮機の縦断面図である。 図10は、本発明の実施形態4に係る圧縮機の構成を示す縦断面図である。 従来の圧縮機の構成を示す縦断面図である。
1 圧縮機
10 ケーシング
15 吐出管
16 油溜まり
20 圧縮機構
21 シリンダ(固定側部材)
22 フロントヘッド(固定側部材)
22b 傾斜面
23 リアヘッド(固定側部材)
26 ピストン(可動側部材)
28 吐出マフラー
28s マフラー空間
40 油抜き部
41 油抜き通路
41a 入口端
41b 出口端
44 拡大空間

Claims (6)

  1. ケーシング(10)と、該ケーシング(10)内に設けられた圧縮機構(20)と、該圧縮機構(20)の上面に装着された吐出マフラー(28)と、上記圧縮機構(20)から吐出マフラー(28)を通ってケーシング(10)内の空間に流出した高圧ガスをケーシング(10)から吐出する吐出管(15)と、上記ケーシング(10)内の底部の空間により構成される油溜まり(16)と、上記圧縮機構(20)と吐出マフラー(28)との間に形成されるマフラー空間(28s)から油を抜くための油抜き部(40)とを備えた圧縮機であって、
    上記油抜き部(40)は、上記マフラー空間(28s)の最下部を入口端(41a)とし、油溜まり(16)の油面よりも下方位置を出口端(41b)とする油抜き通路(41)により構成され
    上記油抜き通路(41)の出口端(41b)が油溜まりの油の中で開口するように構成されていることを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1において、
    上記油抜き通路(41)の出口端(41b)がケーシング(10)の底面近傍に位置していることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項1または2において、
    上記油抜き通路(41)の出口端(41b)が下向きに開口していることを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項1から3の何れか1つにおいて、
    上記圧縮機構(20)の上面には、油抜き通路(41)の入口端(41a)に向かって下方へ傾斜する傾斜面(22b)が形成されていることを特徴とする圧縮機。
  5. 請求項1から4の何れか1つにおいて、
    上記圧縮機構(20)が固定側部材(21,22,23)と可動側部材(26)とを備え、
    上記油抜き通路(41)が圧縮機構(20)の固定側部材(21,22,23)を貫通していることを特徴とする圧縮機。
  6. 請求項5において、
    上記固定側部材(21,22,23)の内部には、油抜き通路(41)の途中で断面積が入口端(41a)及び出口端(41b)よりも拡大された拡大空間(44)が設けられていることを特徴とする圧縮機。
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