JP2013245666A - 密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫 - Google Patents

密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫 Download PDF

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Abstract

【課題】吸込みマフラ内部への潤滑油流入量を低減し、性能の安定した密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
【解決手段】密閉容器17内底部に貯留した潤滑油15と、冷媒ガスを吸入して圧縮するための圧縮要素30と、圧縮要素30を駆動する電動要素40と、を備えた密閉型圧縮機50において、圧縮要素30の冷媒吸入ポートに設けた吸込みマフラ13と、吸込みマフラ13の外部に設けた仕切部13fと、を有し、仕切部13fは、圧縮要素30のシャフト上端部より飛散する潤滑油15が吸込みマフラ13の吸込口13aへ流入することを抑制することを特徴とする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫の大容量化及び高効率化が進む中で、搭載される密閉型圧縮機の高効率化を図る必要がある。吸入マフラにおいては、吸入マフラ内部の出口管に連通した閉塞されている側部閉空間を設けることで、側部閉空間に潤滑油を分離し、圧縮室への潤滑油流入量を低減し、性能を安定させる構造が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2010−185392号公報
特許文献1に記載の構造では、吸入マフラの吸入口から多量の潤滑油が流入すると、吸入マフラ内部の側部閉空間では潤滑油を分離しきれなくなり、圧縮室に多量の潤滑油が流入する恐れがある。潤滑油が圧縮室に大量に流入すると、圧縮時の負担が大きくなり、入力が増大し、十分に冷媒を圧縮できないことにより、冷凍能力の低下を引き起こす可能性がある。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するもので、吸込みマフラ内部への潤滑油流入量を低減し、性能の安定した密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
本発明では、上述の課題を解決するため、例えば特許請求の範囲に記載の手段を採用する。一例として、密閉容器内底部に貯留した潤滑油と、冷媒ガスを吸入して圧縮するための圧縮要素と、該圧縮要素を駆動する電動要素と、を備えた密閉型圧縮機において、前記圧縮要素の冷媒吸入ポートに設けた吸込みマフラと、該吸込みマフラの外部に設けた仕切部と、を有し、該仕切部は、前記圧縮要素のシャフト上端部より飛散する前記潤滑油が前記吸込みマフラの吸込口へ流入することを抑制することを特徴とする。
本発明によれば、吸込みマフラ内部への潤滑油流入量を低減し、性能の安定した密閉型圧縮機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機の縦断面図。 本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機の吸込みマフラの配置図。 本発明の実施形態に係る吸込みマフラの斜視図。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機の縦断面図である。図2は、本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機の吸込みマフラの配置図である。図3は、本発明の実施形態に係る吸込みマフラの斜視図である。図4は、本発明の実施形態に係る冷蔵庫の縦断面図である。
本実施形態の密閉型圧縮機50は、圧縮要素30と電動要素40とを密閉容器17内に上下に配置すると共に、クランクシャフト3で連結したレシプロ型圧縮機である。圧縮要素30及び電動要素40は密閉容器17に弾性的に支持されている。
圧縮要素30は、シリンダ室を形成するシリンダブロック1と、シリンダ室内を往復動するピストン4と、このピストン4を駆動するコネクティングロッド2と、シリンダブロック端面に組立てられる多数の部品を備えて構成されている。シリンダブロック1は軸受部1a及びフレーム1bを一体に形成した、一例として鋳造品でシリンダブロック1内面を研削加工して得られる。ピストン4は、コネクティングロッド2を介してクランクピン3aに連結され、クランクピン3aの偏心回転によりシリンダブロック1内を往復運動される。
電動要素40は、フレーム1bの下方に配置され、固定子5及び回転子6を備えて構成されている。固定子5はフレーム1bに固定され、回転子6はクランクシャフト3に固定されている。クランクシャフト3の上端部には、回転中心から偏心したクランクピン3aが設けられている。
クランクシャフト3は、軸受部1aを貫通してフレーム1bの下方から上方へ延伸しており、クランクピン3aがフレーム1bの上方側に位置するように設けられている。クランクシャフト3の下部は回転子6と直結しており、電動要素40の動力によってクランクシャフト3は回転される。クランクピン3aとピストン4との間はコネクティングロッド2で連結されており、クランクピン3a及びコネクティングロッド2を介してピストン4が往復動する構成となっている。
シリンダブロック1の端面には吸込孔と吐出孔とを備えたバルブプレート8と、吸入孔を開閉する吸入バルブ10と、バルブプレート8をカバーするシリンダヘッド9とが、共に締結手段であるヘッドボルト12によって、シリンダブロック1の端面を封止するように押圧固定される。さらに、シリンダヘッド9によって、吸込みマフラ13が保持されて固定されている。吸込みマフラ13はポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂で形成され、側面にクランクシャフト3とシリンダブロック1とを仕切る仕切部13fを一体成型した上マフラ13cを、下マフラ13b及び中仕切板(図示せず)と超音波溶着等を用いて溶着して一体に形成している。
なお、仕切部13fは、上マフラ13cに一体成型したものに限られず、例えば、上マフラ13cとは別の構成部品として配置する構成であったり、下マフラ13bと一体又は別体に配置して上マフラ13cと連結する構成であったりしてもよい。
また、上マフラ13cの側面上面は、流れてきた潤滑油15が流れ落ちやすいように吐出口13eが鉛直上方となるように、例えば7°の傾斜が形成されている。なお、上マフラ13cの側面は、下マフラ13bと結合する溶着リブとしての機能を有する。
下マフラ13bの底部には、吸込みマフラ13内に吸込んだ潤滑油15を排出する潤滑油排出孔13dが設けられている。
シリンダブロック1内に供給されたガス冷媒は、ピストン4の往復運動によって圧縮される。圧縮されたガス冷媒は、バルブプレート8に設けられた吐出孔を経由し、吐出管へと送られる。吐出管へ送られた冷媒は、凝縮器,減圧機構,蒸発器を経て、再び圧縮機内へと戻される。圧縮機,凝縮器,減圧機構及び蒸発器により冷凍サイクルを形成している。この冷凍サイクルには、イソブタン(R600a)などの炭化水素系の冷媒(HC冷媒)が使用されている。
また、図4に示すように、上記の密閉型圧縮機50を冷蔵庫100に設置することで、騒音を低減するとともに冷却効率を向上でき、冷蔵庫100の消費電力を低減することができる。
密閉容器17内には冷凍機油(潤滑油)が溜められており、クランクシャフト3の回転運動によるポンプ作用で引き上げられ、圧縮要素30の摺動部へと送られる構造となっている。
以下潤滑油の動作について詳細を述べる。
密閉容器17内底部に貯留された潤滑油15は、クランクシャフト3の回転によって給油ピース7からクランクシャフト3の給油経路を通って上方へと導かれ、クランクシャフト3の上部に設けられた開口より潤滑油15が噴出する構造となっている。
密閉容器17内の空間に飛散した潤滑油15は、ピストン4およびシリンダブロック1の摺動部に降りかかることで潤滑を行うとともに、潤滑油15が密閉容器17の内面に付着し、密閉型圧縮機全体を冷却している。
また、密閉容器17内面に付着した潤滑油15は重力により下方へ移動するとともに、移動の過程で油滴が形成される。その油滴となった潤滑油15は、吸込みマフラ13の吸込口13aから冷媒16とともに吸入される。
さらに、飛散した潤滑油15の一部は、吸込みマフラ13の外表面に付着し、油滴が形成される。油滴となった潤滑油15は、吸込みマフラ13の吸込口13aから冷媒16とともに吸入される。
ところが、本実施形態では、上マフラ13cの外部に設けた仕切部13fにより、密閉容器17内面への飛散及び吸込口13aへの潤滑油15の移動を阻止している。すなわち、仕切部13fは、圧縮要素30のクランクシャフト3上端部より飛散する潤滑油15が、吸込みマフラ13の吸込口13aに流入するのを阻止する位置(クランクシャフト3上端部と吸込口13aとの間)に配置している。これにより、図3の矢印Aに示すように、クランクシャフト3上端部より飛散する潤滑油15は、仕切部13fに付着した後滴下して、そのまま密閉容器17の下部に流れ落ちて貯留される。よって、仕切部13fによって、吸込みマフラ13内に潤滑油15が流入することを遮蔽することができる。
また、上マフラ13cの上面に付着した潤滑油15を排出するために、上マフラ13cの側部上面は吐出口13eが鉛直上方で、吐出口13eから離れる方向に沿って低くなるように傾斜を設ける。これにより、図3の矢印Bに示すように、上マフラ13cの上面に付着した潤滑油15は、側部上面に差し掛かると、傾斜に沿って吐出口13e及び吸込口13aから離れる方向に誘導される。よって、吸込みマフラ13内に多量の潤滑油15が流入することを防止し、圧縮室内への潤滑油流入量を抑え、性能を安定させることができる。
また、吸込みマフラ13の吸込口13aから流入した潤滑油15の一部は、冷媒16の流速が低下した際に、冷媒16と分離され、重力により底部に落下し、吸込み部底部に備えた潤滑油排出孔13dより吸込みマフラ13の外部へ排出される。なお、本実施形態は密閉型圧縮機の代表例であり、レシプロ型圧縮機に限らず、スクロール型圧縮機、ロータリー型圧縮機でも適用することができる。
2 コネクティングロッド
3 クランクシャフト
3a クランクピン
4 ピストン
5 固定子
6 回転子
7 給油ピース
10 吸入バルブ
11 吐出バルブ
13 吸込みマフラ
13a 吸込口
13b 下マフラ
13c 上マフラ
13d 潤滑油排出孔
13e 吐出口
13f 仕切部
15 潤滑油
17 密閉容器
30 圧縮要素
40 電動要素
50 密閉型圧縮機
100 冷蔵庫

Claims (3)

  1. 密閉容器内底部に貯留した潤滑油と、冷媒ガスを吸入して圧縮するための圧縮要素と、該圧縮要素を駆動する電動要素と、を備えた密閉型圧縮機において、
    前記圧縮要素の冷媒吸入ポートに設けた吸込みマフラと、該吸込みマフラの外部に設けた仕切部と、を有し、該仕切部は、前記圧縮要素のシャフト上端部より飛散する前記潤滑油が前記吸込みマフラの吸込口へ流入することを抑制することを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 前記吸込みマフラの側部上面は、前記吸込みマフラの吐出口が鉛直上方となるように傾斜を有し、前記吸込口から流入する前記潤滑油の量を低減することを特徴とする、請求項1に記載の密閉型圧縮機。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載の密閉型圧縮機によって圧縮されたガス冷媒が、凝縮器,減圧機構,蒸発器を経て、再び前記密閉型圧縮機内へと戻される冷凍サイクルを備えたことを特徴とする冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021025468A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 密閉型圧縮機及びこれを備える機器

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