JP2015034477A - 密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫 - Google Patents

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奨一 加納
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Kosaku Nakamura
考作 中村
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Abstract

【課題】吸込みマフラ内部を循環する冷媒ガスの温度上昇を抑制し、冷媒ガスの密度を高くして冷媒循環量を大きくし、冷却効率の高い密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】密閉容器17内に、潤滑油15と、冷媒ガスを吸入して圧縮する圧縮要素30と、圧縮要素30を駆動する電動要素40とを収容した密閉型圧縮機50において、圧縮要素30の冷媒吸入ポートに吸込みマフラ13を有し、吸込みマフラ13は、密閉容器17内に開口されて密閉容器17内の冷媒ガスを吸入する吸込み口13aと、吸込み口13aから圧縮要素30の吸込み部へ連通する通路部13bと、冷媒吸入ポートに接続する出口部13gとを有し、冷媒ガスの流路となる吸込み口13aから通路部13b、及び出口部13gの外側にアルミ蒸着16を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫に関する。
近年、冷蔵庫の大容量化及び高効率化が進む中で、搭載される密閉型圧縮機の高効率化を図る必要がある。特開2004−251131号公報(特許文献1)には、吸込みマフラとシリンダヘッドとの連通管を、真空断熱材を介在させた構成が記載されている。
特開2004−251131号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構造では、吸込みマフラとシリンダヘッドとの連通管は吸込みマフラ全体に対して小さく、吸込みマフラ自体が圧縮機内部の高温雰囲気下により加熱され、吸込みマフラ内を循環する冷媒ガスの温度が上昇し、冷媒ガス密度が低くなり冷凍能力の低下を引き起こす可能性がある。
そこで本発明は、上記従来の課題に鑑みて、吸込みマフラ内部を流れる冷媒ガスの温度上昇を抑制し、圧縮機内に吸入する冷媒ガスの温度を低減させることにより、冷媒ガスの密度を高くして冷媒循環量を大きくし、効率を高めた密閉型圧縮機及びこれを備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一例を挙げるならば、密閉容器内に、潤滑油と、冷媒ガスを吸入して圧縮する圧縮要素と、該圧縮要素を駆動する電動要素とを収容した密閉型圧縮機において、前記圧縮要素の冷媒吸入ポートに吸込みマフラを有し、該吸込みマフラは、前記密閉容器内に開口されて前記密閉容器内の前記冷媒ガスを吸入する吸込み口と、前記吸込み口から前記圧縮要素の吸込み部へ連通する通路部と、前記冷媒吸入ポートに接続する出口部とを有し、前記冷媒ガスの流路となる前記吸込み口から前記通路部、及び前記出口部の外側にアルミ蒸着を有することを特徴とする。
本発明によれば、吸込みマフラ内部を循環する冷媒ガスの温度上昇を抑制し、圧縮機内に吸入する冷媒ガスの温度を低減させることにより、冷媒ガスの密度を高くして冷媒循環量を大きくし、効率の高いた密閉型圧縮機を提供することができる。
本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機の縦断面図。 本発明の実施形態に係る密閉型圧縮機の吸込みマフラ配置図。 本発明の実施形態に係る図2の吸込みマフラの部分断面斜視図。 本発明の実施形態に係る吸込みマフラ内部における冷媒の温度分布を示す特性図。 本発明の実施形態に係る冷蔵庫の側断面図。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る密閉型圧縮機50の縦断面図である。図2は、密閉型圧縮機50の吸込みマフラ13の配置図である。図3は、吸込みマフラ13の部分断面斜視図である。図4は、吸込みマフラ内部における冷媒の温度分布を示す特性図である。
本実施形態の密閉型圧縮機50は、圧縮要素30と電動要素40とを密閉容器17内に上下に配置すると共に、クランクシャフト3で連結したレシプロ型圧縮機である。圧縮要素30及び電動要素40は密閉容器17に弾性的に支持されている。
圧縮要素30は、シリンダ室を形成するシリンダブロック1と、シリンダ室内を往復動するピストン4と、このピストン4を駆動するコネクティングロッド2と、シリンダブロック端面に組立てられる多数の部品を備えて構成されている。シリンダブロック1は軸受部1a及びフレーム1bを一体に成形している。ピストン4は、コネクティングロッド2を介してクランクピン3aに連結され、クランクピン3aの偏心回転によりシリンダブロック1内を往復運動される。
電動要素40は、フレーム1bの下方に配置され、固定子5及び回転子6を備えて構成されている。固定子5はフレーム1bに固定され、回転子6はクランクシャフト3に固定されている。クランクシャフト3の上端部には、回転中心から偏心したクランクピン3aが設けられている。
クランクシャフト3は、軸受部1aを貫通してフレーム1bの下方から上方へ延伸しており、クランクピン3aがフレーム1bの上方側に位置するように設けられている。クランクシャフト3の下部は回転子6と直結しており、電動要素40の動力によってクランクシャフト3は回転される。クランクピン3aとピストン4との間はコネクティングロッド2で連結されており、クランクピン3a及びコネクティングロッド2を介してピストン4が往復動する構成となっている。
シリンダブロック1の端面には吸込孔と吐出孔とを備えたバルブプレート8と、吸入孔を開閉する吸入バルブ10と、バルブプレート8の一側面を覆うシリンダヘッド9とが、共にヘッドボルト12によって、シリンダブロック1の端面を封止するように押圧固定されるとともに、シリンダヘッド9により、吸込みマフラ13が保持されて固定されている。すなわち、圧縮要素30の冷媒吸入ポートに吸込みマフラ13が取り付けられている。吸込みマフラ13はポリブチレンテレフタレート(PBT)等の樹脂で形成され、吸込み口13aと通路部13bとを一体成形した下マフラ13cと中仕切り板13d,上マフラ13eとを超音波溶着等を用いて溶着して形成している。
また、吸込み口13a上部には油受け部14を取り付け、その底部14aには溜まった潤滑油15が流れ落ちやすいように、例えば7°程度の傾斜が形成されており、油受け部14と下マフラの間の幅は2mmとしている。また、油受け部14は2箇所の爪で下マフラ13cに固定されている。
また、吸込み口13aと通路部13bとを一体化した下マフラ13cの底部には、潤滑油排出孔13fが設けられている。
シリンダブロック1内に供給された冷媒ガスは、ピストン4の往復運動によって圧縮される。圧縮されたガス冷媒は、バルブプレート8に設けられた吐出孔を経由し、吐出管へと送られる。吐出管へ送られた冷媒は、凝縮器,減圧機構,蒸発器を経て、再び圧縮機内へと戻される。圧縮機,凝縮器,減圧機構及び蒸発器により冷凍サイクルを形成している。この冷凍サイクルには、イソブタン(R600a)などの炭化水素系の冷媒(HC冷媒)が使用されている。
密閉容器17内には冷凍機油(潤滑油)が溜められており、クランクシャフト3の回転運動によるポンプ作用で引き上げられ、圧縮要素30の摺動部へと送られる構造となっている。
次に、潤滑油15の動作について詳細を述べる。
密閉容器17内底部に貯留された潤滑油15は、クランクシャフト3の回転によって密閉容器17内底部から上方へと導かれ、クランクシャフト3の上方位置に設けられた開口より噴出する構造となっている。より詳細には、クランクシャフト3の下端部に設けられた筒状の給油ピース7の遠心力を利用して密閉容器17内底部に貯留された潤滑油15を上昇させ、クランクシャフト3の上端部から潤滑油15が噴出する。
密閉容器17内の空間に飛散した潤滑油15は、ピストン4及びシリンダブロック1の摺動部に降りかかり潤滑を行うとともに、摺動部等で温度が上昇した潤滑油15が密閉容器17の内面に付着し、密閉容器17を介して外部に放出することで、密閉型圧縮機全体を冷却する。
さらに、飛散した潤滑油15の一部は、吸込みマフラ13の外表面に付着し、重力により下方へ移動するとともに、移動の過程で油滴が形成される。油滴となった潤滑油15は、吸込みマフラ13の吸込み口13aから冷媒とともに吸入される。
また、吸込みマフラ吸込み口13aから流入した潤滑油15の一部は、冷媒の流速が低下した際に、冷媒16と分離され、重力により底部に落下し、吸込み部底部に備えた潤滑油排出孔より吸込みマフラ13の外部へ排出される。
次に、吸込みマフラ内の冷媒ガスの動作について詳細を述べる。
密閉容器17内に吸入された冷媒ガスは密閉容器17内に開口された吸込み口13aより吸込みマフラ13内に流入する。その後、下マフラ13c、通路部13bを通り、シリンダヘッド9に取り付く出口部13gよりシリンダブロック1内に供給される。この時、圧縮容器17内の高温雰囲気下により、冷媒ガスは暖められ、温度が上昇することで、冷媒ガス密度が低くなり、冷凍能力の低下を引き起こす。
ところが、本実施形態では、冷媒ガスの流路である吸込みマフラ13の吸込み口13aから出口部13gの外側にアルミ蒸着16を施している。このことにより、金属の赤外線反射によって圧縮容器17内の高温雰囲気下からの輻射熱を遮断して、吸込みマフラ13内を循環する冷媒ガスの温度上昇を抑制し、冷媒循環量を大きくでき、冷却効率を上げることができる。
尚、本実施形態は密閉型圧縮機の代表例であり、レシプロ型圧縮機,スクロール型圧縮機,ロータリー型圧縮機でも活用することができる。
また、図5に示すように、上記の密閉型圧縮機50を冷蔵庫100に設置する。より詳細には、冷蔵庫本体100aに形成された貯蔵室100bと、貯蔵室100bと断熱区画された機械室100cとを備え、密閉型圧縮機50を機械室100cに備える。これにより、収納容積拡大のために限られた空間となる機械室100cに設置可能な、小型でかつ所望の運転能力を有する密閉型圧縮機を備えた冷蔵庫を提供することができる。また、騒音を低減するとともに冷却効率を向上でき、冷蔵庫100の消費電力を低減することができる。
以上のように、本実施形態は、密閉容器17内に、潤滑油15と、冷媒ガスを吸入して圧縮する圧縮要素30と、圧縮要素30を駆動する電動要素40とを収容した密閉型圧縮機50において、圧縮要素30の冷媒吸入ポートに吸込みマフラ13を有し、吸込みマフラ13は、密閉容器17内に開口されて密閉容器17内の冷媒ガスを吸入する吸込み口13aと、吸込み口13aから圧縮要素30の吸込み部へ連通する通路部13bと、冷媒吸入ポートに接続する出口部13gとを有し、冷媒ガスの流路となる吸込み口13aから通路部13b、及び出口部13gの外側にアルミ蒸着16を有する。
これにより、金属の赤外線反射により圧縮容器17内の高温雰囲気下からの輻射熱を遮断して、吸込みマフラ内を循環する冷媒ガスの温度上昇を抑制し、圧縮機内に吸入する冷媒ガスの温度を低減させることにより、冷媒ガスの密度を高くして冷媒循環量を大きくし、冷却効率を上げることができる。また、アルミ蒸着16の実施範囲を吸込みマフラ13の冷媒流路に限定することで、アルミ蒸着16のコストを低減することができる。
また、アルミ蒸着16の範囲を吸込みマフラ13全体にすることで、さらに効率の高い密閉型圧縮機を提供することができる。
また、冷蔵庫本体に形成された貯蔵室と、該貯蔵室と断熱区画された機械室と、を備え、上記密閉型圧縮機を前記機械室に備える。これにより、高効率の冷凍サイクルを備え、省電力化に寄与する冷蔵庫を提供することができる。
1 シリンダブロック
1a 軸受部
1b フレーム
1c 軸受部上部
2 コネクティングロッド
3 クランクシャフト
3a クランクピン
4 ピストン
5 固定子
6 回転子
7 給油ピース
8 バルブプレート
9 シリンダヘッド
10 吸入バルブ
11 吐出バルブ
12 ヘッドボルト
13 吸込みマフラ
13a 吸込み口
13b 通路部
13c 下マフラ
13d 中仕切り板
13e 上マフラ
13f 潤滑油排出孔
13g 出口部
14 油受け部
14a 底部
15 潤滑油
16 アルミ蒸着
17 密閉容器
30 圧縮要素
40 電動要素
50 密閉型圧縮機
100 冷蔵庫

Claims (3)

  1. 密閉容器内に、潤滑油と、冷媒ガスを吸入して圧縮する圧縮要素と、該圧縮要素を駆動する電動要素とを収容した密閉型圧縮機において、
    前記圧縮要素の冷媒吸入ポートに吸込みマフラを有し、該吸込みマフラは、前記密閉容器内に開口されて前記密閉容器内の前記冷媒ガスを吸入する吸込み口と、前記吸込み口から前記圧縮要素の吸込み部へ連通する通路部と、前記冷媒吸入ポートに接続する出口部とを有し、前記冷媒ガスの流路となる前記吸込み口から前記通路部、及び前記出口部の外側にアルミ蒸着を有することを特徴とする密閉型圧縮機。
  2. 前記吸込みマフラ全体にアルミ蒸着を有することを特徴とする、請求項1記載の密閉型圧縮機。
  3. 冷蔵庫本体に形成された貯蔵室と、該貯蔵室と断熱区画された機械室と、を備え、請求項1又は2に記載の密閉型圧縮機を前記機械室に備えたことを特徴とする冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111692075A (zh) * 2019-03-12 2020-09-22 日立环球生活方案株式会社 压缩机及具备该压缩机的设备

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