JP2009082264A - 駆動ユニット及び遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造により、動作役物等の動作部材の動作に変化を与えることのできる駆動ユニット及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
【解決手段】この駆動ユニット18は、歯合位置Pに対して第1の周期で近接を繰り返す永久磁石20aと、歯合位置Pに対して第2の周期で近接を繰り返し、永久磁石20aとの距離が所定距離Lより大きい場合と所定距離L以下の場合とで異なる状態となるリードスイッチ20bと、リードスイッチ20bの状態に基づき動作役物16を動作させるアクチュエータ17とを有している。
【選択図】図3

Description

本発明は、駆動ユニット及び遊技機に係り、特に検出手段と被検出体とを異なる2つの周期で近接させることにより、動作部材の動作を制御することのできる駆動ユニット等に関する。本発明は、遊技機に用いられる各種動作役物の動作制御に好適である。
パチンコ機においては、弾球された球が遊技領域(遊技盤面上又はその近傍に形成された領域であって、球の流下による遊技や演出を実現するための領域。)を流下して、その流下の過程で球が遊技領域内の障害釘(ゲージともいう。)や羽根車に衝突しつつ転回して流下方向が変化する。その結果、遊技領域上に配置された各種入賞口に球が入賞すれば所定の景品球払出しがされ、一方いずれの入賞口にも入賞せずアウト口に球が流入すれば景品球払出しはされない。遊技者は、弾球における自らの技量を発揮して、又は球の流下における偶然性を利用しつつ球の入賞及び景品球払出しを期待し、遊技を楽しむのである。
このようなパチンコ機においては、遊技領域内に多数の動作役物が配置されている。例えば、その動作役物の1つとしてのいわゆる電動チューリップと呼ばれる開閉式入賞口においては、入賞開口近傍に開閉部材を配置している。その開閉部材の開状態においては球が開口に入賞し易く、閉状態においては球が開口に入賞し難く構成され、その球の入賞確率の変化を利用して遊技者に対してより一層の興趣を与えている。
このような開閉式入賞口(可変入賞装置ともいう。)における開閉部材の開閉構造として、例えば特許文献1に開示のものがある。これによれば、開閉部材の近傍に配置された電動磁石への通電/断電のみによって、永久磁石を有する開閉部材が開閉動作を行うので、構造が単純となり小型化が可能となっている。
また、近年では、遊技領域内の中央近傍に大型のセンター役物が配置される場合もある。このセンター役物は、例えば、表示画面上の変動図柄が特定の表示態様となったときに、遊技者に多量の景品球を獲得させるいわゆる「当り」を構成する図柄表示装置を有している。遊技機にこの図柄表示装置が配されることにより、遊技盤面の入賞口に球が入賞して所定個数の景品球払出しがされる場合のみならず、図柄変動の結果によっても多量の景品球が払い出されるので、遊技者は図柄の表示態様に大きく注目することとなる。更に、この図柄表示装置には、遊技を演出するための演出映像等も表示され、遊技者に対して一層の興趣向上を図るようになっている。
そして、このセンター役物の領域内又は近傍に、遊技の演出性を向上させるための動作役物が配置される場合がある。この動作役物は、例えば、図柄表示装置において表示される演出映像等と関連して造形され又は動作し、演出映像や変動図柄による興趣に加えてその動作による興趣を発揮することにより遊技者の興味を強く惹くことができるようになっている。
このように、遊技領域内で各種の動作役物が動作を行うことにより、球の流下による遊技に演出性が加えられ、遊技がより一層楽しいものとなっている。なお、センター役物内での動作役物の動作は、一定周期での反復動作のみが行われる場合が多い。
特開平10−263150号公報
しかしながら、遊技者は、動作役物の動作が単調であるとすぐに慣れてしまい、興趣を感じなくなってしまう虞がある。動作役物の単純な一定周期の反復動作によって、遊技者が当初感じた新鮮みが次第に失われてしまうので、継続的に遊技者の興味を惹くことが困難なものとなっている。一方で、遊技者の興味を惹き続けるには動作役物の動作に変化を与える必要がある。しかし、動作役物の動作に変化を与えるためには、その動作のための機構や動作プログラムの開発に負担がかかったり、その動作プログラムの容量が大きくなってしまって好ましくない。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、簡単な構造により、動作役物等の動作部材の動作に変化を与えることのできる駆動ユニット及び遊技機を提供することを例示的課題とする。
上記の課題を解決するために、本発明の例示的側面としての駆動ユニットは、所定の基準位置に対して第1の周期で近接を繰り返す被検出体と、所定の基準位置に対して第1の周期とは異なる第2の周期で近接を繰り返し、被検出体との距離が所定距離より大きい場合と所定距離以下の場合とで異なる状態となる検出手段と、検出手段の状態に基づき動作部材を動作させる駆動手段とを有することを特徴とする。
所定の基準位置に対して異なる2つの周期に基づき検出手段と被検出体とが近接することにより、両者が所定距離以内に近接するタイミングを一見不規則であるかのように制御することができる。すなわち、検出手段と被検出体とは、互いの周期の最小公倍数という長期的な周期で見れば一定の規則的な周期で互いに近接するが、その最小公倍数の周期までの間に、両者が所定距離以内となるタイミングが一見不規則的に出現する。両者が所定距離以内に存在する時間も、一見不規則的となる。
この検出手段と被検出体との距離が所定距離より大きい場合の検出手段の状態と所定距離以下の場合の検出手段の状態とに基づき動作部材が駆動手段により動作するので、動作部材の動作タイミングや動作時間を、長期的には周期的であるにも拘らず、一見不規則(すなわち、非周期的。)であるかのように制御することができる。したがって、複雑で大容量の動作プログラムを必要とせず、複雑な構造を必要とせず、動作部材の動作に変化を与えることができる。
なお、ここで「所定距離」は、検出手段と被検出体とが最接近した距離以上であって、最も離れた距離以下に設定される。また、検出手段は、被検出体との距離に応じて導通状態/非導通状態となるものであってもよい。また、被検出体との距離が所定距離以下となった場合にその旨を指標する検出信号(例えば、オン信号。)を出力し、被検出体との距離が所定距離より大きい場合にその旨を指標する検出信号(例えば、オフ信号。)を出力するものであってもよい。もちろん被検出体との距離が所定距離より大きい場合に信号出力を行わないものであってもよい。
被検出体が第1の回転周期に基づき回転する第1の回転体の偏心部に配置され、検出手段が第1の回転周期とは異なる第2の回転周期に基づき回転する第2の回転体の偏心部に配置されていてもよい。
第1の周期による周期動作と第2の周期による周期動作とを、異なる2種類の回転周期を有する2つの回転体の回転によって実現しているので、異なる2つの周期動作を回転体という簡単な構造部材で実現することができる。例えば、第1の回転体と第2の回転体とを、各々歯数の異なる2種類の歯車として両者の噛み合い回転によって周期動作を実現すれば、歯車という単純な構造部材の回転動作によって、ズレがなく精度の高い周期動作を実現することができる。
例えば、第1の周期による周期動作と第2の周期による周期動作とを、各々歯数の異なる2種類の歯車に対してタイミングベルトを用いて連動回転させることにより実現してもよいし、もちろん2つの回転体が歯車でなく直径の異なる2種類のプーリーであって、両プーリーが伝達ベルトにより連動回転することにより2種類の周期による周期動作を実現してもよい。
なお、偏心部とは、回転体の回転中心でない部分(非中心部)を意味する。したがって、回転する2つの回転体の偏心部に各々配置された検出手段と被検出体とは、各々の周期で所定基準位置に対する離合を繰り返すこととなる。なお、ここでいう所定基準位置は、例えば、2つの回転体の回転中心を結ぶ直線上における両回転体外周からの等距離位置を意味し、両回転体の再接近位置近傍に概念される。両回転体が噛み合い回転する2つの歯車である場合においては、所定基準位置は歯車の歯合部分位置に概念される。
被検出体が磁性体であり、かつ検出手段が磁気検出手段であってもよい。磁気検出手段によって、磁性体が所定距離以内に存在することを非接触で検出することができる。したがって、簡単な構造で、高耐久に、かつ高い設計自由度で動作部材の一見不規則な動作制御を実現することができる。
動作部材が、遊技媒体の流下による遊技を実現するための遊技領域内に配置される動作役物であってもよい。遊技領域内に配置される動作役物の動作に対して、複雑で大容量の動作プログラムを必要とせずかつ複雑な構造を必要とせず、変化を与えることができる。動作役物の動作タイミングや動作時間を、長期的には周期的であるにも拘らず、一見不規則であるかのように制御することができるので、この動作役物を有する遊技機で遊技を行う遊技者の興味を継続して惹き続けることができ、興趣を増大させることができる。
特に、周期性を要求される動作役物の動作制御に対して本発明を適用することにより、周期性を確保しつつ、一見不規則的(非周期的)であるかのような変化に富む動作を動作役物に行わせることができる。したがって、制約条件を充足しつつ一層の興趣の増大を図ることが可能となる。
本発明の他の例示的側面としての遊技機は、遊技領域が表面側に形成され、その遊技領域に遊技媒体の流下方向を変更する障害釘と遊技媒体が流入するための流入口とが配置された遊技盤と、遊技領域が遊技者にとって視認可能となるように遊技盤を保持する枠体と、上記の駆動ユニットと、遊技盤に対して一定距離以上離間して配置された前面透明板とを有することを特徴とする。
この遊技機は、上記の駆動ユニットを有しているので、遊技領域内に配置される動作役物の動作に対して、複雑で大容量の動作プログラムを必要とせずかつ複雑な構造を必要とせず、変化を与えることができる。動作役物の動作タイミングや動作時間を、長期的には周期的であるにも拘らず、一見不規則であるかのように制御することができるので、遊技者の興味を継続して惹き続けることができ、興趣を増大させることができる。
特に、周期性を要求される動作役物の動作制御に対して本発明を適用することにより、周期性を確保しつつ、一見不規則的(非周期的)であるかのような変化に富む動作を動作役物に行わせることができる。したがって、制約条件を充足しつつ一層の興趣の増大を図ることが可能となる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下添付図面を参照して説明される好ましい実施の形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、所定の基準位置に対して異なる2つの周期に基づき検出手段と被検出体とが近接することにより、両者が所定距離以内に近接するタイミングを長期的には周期性を有していながら一見不規則であるかのように制御することができる。動作部材の動作タイミングや動作時間を、長期的には周期的であるにも拘らず、一見不規則(すなわち、非周期的。)であるかのように制御することができる。したがって、複雑で大容量の動作プログラムを必要とせず、複雑な構造を必要とせず、動作部材の動作に変化を与えることができる。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る遊技機としてのパチンコ機2の外観斜視図である。このパチンコ機2は、枠体3、遊技盤6、センター役物8、前面ガラス(前面透明板)10、発射ユニット(不図示)、貯留皿14を有している。
なお、遊技機は、パチンコ機2の他にパロット機、アーケードマシン、各種ゲーム機を概念することができ、要するに、遊技媒体の流下による遊技を実現する遊技領域が表面側に形成された遊技盤を有しており、その遊技領域に駆動手段によって駆動される動作役物を有するあらゆる遊技機が含まれる。なお、パチンコ機においても、アレンジボール機、雀球機等の組合せ式パチンコ機、いわゆるセブン機等の景品球払出し式パチンコ機等のあらゆるパチンコ機が概念できるが、本実施の形態においては、景品球払出し式のいわゆるセブン機について例示説明する。また、本実施の形態において、パチンコ機2から遊技者に向かう方向を前方又は手前方向と表現し、遊技者からパチンコ機2に向かう方向を後方又は奥方向と表現することとする。
パチンコ機2の枠体3は、後述する遊技盤6を保持するためのもので、このパチンコ機2の周囲及び前方を囲むように構成される。枠体3の内部には、遊技盤6の他にも各種電子基板や遊技媒体用の経路等各種機構部品が配置され、枠体3によって周囲側面及び前面からのパチンコ機2内部への不正アクセスが防止されるようになっている。
例えば、最後方に配置されてパチンコ機2の周囲を囲む筐体枠4、その前方にヒンジ部(揺動支持部)22によって前方開閉可能に揺動支持されて遊技盤6を保持する機枠9、機枠9の更に前方にヒンジ部22によって前方開閉可能に揺動支持されて前面ガラス10とその周囲を装飾する装飾部材32とを保持する装飾枠12とを有して枠体3が構成される。なお、前面ガラス10は、枠体3内部に保持された遊技盤6を前方から遊技者が視認することができるようにするための透明部材であるが、詳細は後述する。
遊技盤6は、このパチンコ機2において遊技媒体としての球(パチンコ球)23の流下による遊技を実現するための盤状部材であり、その表面(遊技盤面)6aを遊技者にとって視認可能となるように枠体3(本実施の形態においては、枠体3の一部としての機枠9。)に保持されている。その遊技盤面6aには略円形状に周囲を囲むようにレール飾り26が取り付けられている。このレール飾り26の内周面(内側面)26aは遊技盤面6aに対して立設するように配置されている。そして、その内側面26aによって画定され、内側面26aに面した略円形状の領域が球23の流下領域としての遊技領域6bとなっている。
遊技領域6bには、多数のゲージ(障害釘)27及び流入口が配置されている。そのゲージ27は、遊技領域6bを流下する球23の流下方向を変更するためのものである。また、流入口は、遊技領域6bを流下する球23を流入させるための開口であり、例えば、普通入賞口28、特別入賞口28a、始動入賞口29、大入賞口29a、アウト口30のうちの少なくともいずれか1つを概念することができる。
遊技領域6bには、多数のゲージ27、普通入賞口28等の流入口の他にセンター役物8、通過ゲート(不図示)、羽根車(不図示)等が配置されており、そのセンター役物8は、外郭体8aによって形成されるセンター空間8bの内部に、図柄表示装置7、動作役物(動作部材)16が配置されて構成され、更に駆動ユニット18を有している。
図柄表示装置7は、例えば、液晶表示装置・有機ELディスプレイ・LED等により構成されて遊技盤面6a側から視認可能に設けられ、その表示画面(映像表示面)7a上に映像表示を行うものである。この表示画面7a上には、例えば、3桁の数字又は文字等により構成される表示図柄7bが回転又は停止するように映像として表示される。また、例えば、キャラクター等によるストーリー仕立ての映像としての演出映像7cも表示画面7a上に表示されるようになっている。
図示しない球発射装置により球23が遊技領域6b内の上部に向けて発射されると、球23がゲージ27に衝突しつつ遊技領域6b内を下方に流下し、あるものは普通入賞口28に入賞して一定数の景品球払出しの契機となり、あるものは特別入賞口28aに入賞して普通入賞口28への入賞時よりも多数の景品球払出しの契機となり、あるものはいずれの入賞口にも入賞せずに遊技領域6b内最下部に位置するアウト口30からパチンコ機2の外部へと排出される。
球23が始動入賞口29に入賞すると、その入賞に起因して図柄表示装置7の表示図柄7bが回転表示を開始し、その表示図柄7bが所定の図柄(例えば、大当たりに対応する「7・7・7」。)で停止表示すれば、大入賞口29aが開放して多量の入賞球を受け入れ、多量の景品球が貯留皿14へと払い出されるようになっている。
図2は、このパチンコ機2の遊技領域6bに配置されるセンター役物8の正面図である。外郭体8aは、例えば樹脂で形成されて遊技を演出するための造形が付されている。そして、その中央部分が大きく凹状とされており、その凹部がセンター空間8bを形成している。外郭体8aの一部には、外郭体8aの外側(すなわち、遊技盤面6a上。)を流下する球23をセンター空間8b内に受け入れる流入開口8cが形成されている。この流入開口8cを通ってセンター空間8b内に流入した球23がセンター空間8bの底面部8dへと導かれ、このセンター空間8bが遊技領域6bとしての機能を発揮している。底面部8dは、若干手前に向けて傾斜しており、底面部8dへと導かれた球23が再び前方から落下して遊技盤面6a上を流下するようになっている。
センター空間8bの奥側には図柄表示装置7の表示画面7aが配置されており、図柄変動遊技による遊技演出を実現している。そして、センター空間8bの底面部8d近傍には、動作役物16が配置され、この動作役物16の動作によっても遊技演出が実現されている。この動作役物16は、両手の形を模した2つの役物部材を有して構成され、その2つの役物部材が左右(図2中矢印X方向。)に往復動するように構成されている。
流入開口8cから流入した球23は、動作役物16よりも奥側の底面部8dへと導かれるようになっている。そして、動作役物16の2つの役物部材が中央に寄って両手を重ねた状態(閉鎖状態)となった場合には、球23が動作役物16によって堰き止められて、底面部8dから遊技盤面6aへと流下することができないようになっている。一方、動作役物16の2つの役物部材が左右に離れて両手を離した状態となった場合には、底面部8dに堰き止められた球23が2つの役物部材の間から遊技盤面6aへと流下することができるようになっている。この動作役物16の2つの役物部材の往復動作は、公知のリンク機構やラックピニオン機構等によって実現され、それらの機構は役物動作用モータや役物動作用ソレノイド等のアクチュエータ(駆動手段)17(図3参照)によって動作する。
図3は、このセンター役物8が有する駆動ユニット18の概略構成及び駆動ユニット18とアクチュエータ17との接続状態を示すブロック構成図である。この駆動ユニット18は、例えば、センター役物8の裏面側に配置され、小径ギヤ(第1の回転体)19a、大径ギヤ(第2の回転体)19b、永久磁石(被検出体)20a、リードスイッチ(検出手段)20bを有して構成され、そのリードスイッチ20bが、電源21を介してアクチュエータ17と接続されている。もちろん、この駆動ユニット18は、センター役物8の表面側、すなわちセンター空間8b内に配置されていてもよい。
小径ギヤ19aは、例えば第1の歯数としての50歯を有しており、そのギヤ側面の外周近傍部(偏心部)に永久磁石20aが取り付けられている。一方、大径ギヤ19bは、例えば第2の歯数としての60歯を有しており、そのギヤ側面の外周近傍部(偏心部)にリードスイッチ20bが取り付けられている。
リードスイッチ20bは、周辺磁界の強弱に応じて内部に封入された2つのリードが接触/非接触となり、回路を導通状態/非導通状態とする検出手段である。本実施の形態においては、図4(a)に示すように、永久磁石20aとリードスイッチ20bとの直線距離L0が所定距離L以下になると、永久磁石20aの磁界によってリードスイッチ20bが導通状態となる。そして、リードスイッチ20bが導通状態になると、接続されたアクチュエータ17に電源21からの通電が行われ、動作役物16が往復動作を行うようになっている。一方、図4(b)に示すように、永久磁石20aとリードスイッチ20bとの直線距離L0が所定距離Lより大きくなると、リードスイッチ20bが非導通状態となる。そして、アクチュエータ17への通電が遮断され、動作役物16の動作が停止するようになっている。その所定距離Lは、永久磁石20aとリードスイッチ20bとの再接近距離L1以上、かつ最も離れた距離L2以下に設定される。
図5は、2つのギヤ19a,19bの回転によって永久磁石20aとリードスイッチ20bとが離合する様子を説明する説明図であって横軸を時間軸としたものである。小径ギヤ19aがモータ(不図示)によって第1の周期としての10sec/回転の一定周期で回転する場合、大径ギヤ19bは第2の周期としての12sec/回転の一定周期で従動回転することとなる。この2つのギヤ19a,19bの周期の最小公倍数は60secであり、その60secまでの間に、小径ギヤ19aは6回転、大径ギヤ19bは5回転する。
回転開始当初に、永久磁石20a、リードスイッチ20b共に所定の基準位置としての歯合位置P(図4参照)近傍にある場合、永久磁石20aは、図中の時刻A1〜時刻A6において歯合位置Pに最接近している。そして、リードスイッチ20bは、図中の時刻B1〜時刻B5において歯合位置Pに最接近している。
一方、永久磁石20aとリードスイッチ20bとの直線距離L0の所定距離L以下を実現するための時間範囲として、各時刻A1〜A6,B1〜B5には所定の時間幅W1,W2を概念することができる。この時間幅W1,W2は、永久磁石20a及びリードスイッチ20bが、各々歯合位置Pから一定の範囲内に存在する時間幅を指標している。そして、この時間幅Wは、現実には永久磁石20aやリードスイッチ20bの位置に応じて変化するが、本実施の形態においては説明の容易のために各々一定の時間幅W1,W2として説明する。
すなわち、永久磁石20aにおける時間幅W1とリードスイッチ20bにおける時間幅W2との重複部分Hが、永久磁石20aとリードスイッチ20bとの直線距離L0が所定距離L以下となる部分であり、この部分においてリードスイッチ20bが導通状態となって動作役物16が動作を行う。
この重複部分Hは、長期的に見れば、すなわち、2つのギヤ19a,19bの回転周期の最小公倍数である60sec周期で見れば、規則的に一定周期でかつ一定動作時間で出現する。したがって、長期的に見れば、動作役物16は、周期的に一定動作時間で動作を行う。しかし、短期的に見れば、図5に示すように、一見その周期も動作時間も不規則的である。しかも、現実には時間幅W1,W2は変動するので、その周期や動作時間はより一層不規則的である。したがって、動作役物16の往復動作を一見不規則であるかのように制御することができる。遊技者は、動作役物16の動作の多様性に興趣を感じ、興味を惹き続けられることとなる。
前面ガラス10は、遊技盤6に対して一定距離以上離間して配置された透明板である。前面ガラス10は透明平板ガラスで形成されて装飾枠12に保持され、遊技盤6との間に球23が流下する流下空間を形成する機能、遊技者が前面ガラス10を通して遊技盤6を視認できるように視認性を確保する機能、遊技者が遊技盤6に不正にアクセス(接触)できないように不正アクセスを防止する機能、を発揮する。
発射ユニットは、球供給装置(不図示)によって貯留皿14の一部としての上皿14aから発射位置に送り出された球23を遊技領域6bの上部に向けて発射(弾球)するためのものである。発射ユニットは、例えば発射位置の球23を弾球する発射杆、その発射杆を駆動する発射モータ、発射杆を付勢して弾球力を発生させる発射バネ等を有してユニット構成され、機枠9に取り付けられている。その発射ユニットによる球発射のため、遊技者の操作に基づいて球発射のオンオフ及びその発射強度調整を実現する発射ハンドル15がパチンコ機2の前面下方に設けられている。
貯留皿14は、遊技者の持ち球を貯留するためにパチンコ機2の前面に配置された皿部材であって、本実施の形態においては上皿14aと下皿14bとを有している。上皿14aは、球排出ボタン14cを有して遊技盤6の下方、すなわち装飾枠12の下方部分に配置され、下皿14bは、その上皿14aの更に下方に配置されている。
[変形例]
上記実施の形態においては、小径ギヤ19aに配置された永久磁石20aと大径ギヤ19bに配置されたリードスイッチ20bとによって、動作部材16の一見不規則な動作を実現しているが、この変形例においては、図6に示すように、フォトトランジスタ101を用いて光学的な検出を行うことにより、動作部材16の一見不規則な動作を実現している。
この変形例においては、モータ100が小径プーリ(第1の回転体)102を回転駆動し、その小径プーリ102にベルト伝達された大径プーリ(第2の回転体)103が従動回転するようになっている。小径プーリ102と同軸に遮光円盤104が配置され、この遮光円盤104は、外周の一部に突設形成された遮光部104aを有している。大径プーリ103と同軸配置された円盤105の外周近傍には、遮光部104aがその検出光を遮光することが可能な位置にフォトトランジスタ101が取り付けられており、このフォトトランジスタ101からの検出信号に基づいて、動作部材16が動作したり停止したりするようになっている。したがって、この変形例においては、遮光円盤104の第1の周期に基づく回転とフォトトランジスタ101の第2の周期に基づく回転とによって、動作部材16の一見不規則な動作が実現されている。
以上、本発明の好ましい実施の形態を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その要旨の範囲内で様々な変形や変更が可能である。
本発明の実施の形態に係るパチンコ機の外観斜視図である。 図1に示すパチンコ機の遊技領域に配置されるセンター役物の正面図である。 図2に示すセンター役物が有する駆動ユニットの概略構成及び駆動ユニットとアクチュエータとの接続状態を示すブロック構成図である。 図3に示す駆動ユニットにおける永久磁石とリードスイッチとの位置関係を説明する説明図であって、(a)は、永久磁石とリードスイッチとの直線距離が所定距離以下の状態を示す図であり、(b)は、永久磁石とリードスイッチとの直線距離が所定距離より大きくなった状態を示す図である。 図3に示す2つのギヤの回転によって永久磁石とリードスイッチとが離合する様子を説明する説明図であって横軸を時間軸としたものである。 本発明の変形例に係る駆動ユニットの概略構成を示す構成図である。
符号の説明
H:重複部分
L:所定距離
L0:直線距離
L1:再接近距離
L2:最も離れた距離
P:歯合位置(所定の基準位置)
W1,W2:時間幅
X:矢印
2:パチンコ機(遊技機)
3:枠体
4:筐体枠(枠体の一部)
6:遊技盤
6a:遊技盤面(表面)
6b:遊技領域
7:図柄表示装置
7a:表示画面(映像表示面)
7b:表示図柄
7c:演出映像
8:センター役物
8a:外郭体
8b:センター空間
8c:流入開口
8d:底面部
9:機枠(枠体の一部)
10:前面ガラス(前面透明板)
12:装飾枠(枠体の一部)
14:貯留皿
14a:上皿
14b:下皿
14c:球排出ボタン
15:発射ハンドル
16:動作役物(動作部材)
17:アクチュエータ(駆動手段)
18:駆動ユニット
19a:小径ギヤ(第1の回転体)
19b:大径ギヤ(第2の回転体)
20a:永久磁石(被検出体)
20b:リードスイッチ(検出手段)
21:電源
22:ヒンジ部(揺動支持部)
23:球(パチンコ球)
26:レール飾り
26a:内側面(内周面)
27:ゲージ(障害釘)
28:普通入賞口(流入口)
28a:特別入賞口(流入口)
29:始動入賞口(流入口)
29a:大入賞口(流入口)
30:アウト口(流入口)
32:装飾部材
100:モータ
101:フォトトランジスタ
102:小径プーリ(第1の回転体)
103:大径プーリ(第2の回転体)
104:遮光円盤
104a:遮光部
105:円盤

Claims (5)

  1. 所定の基準位置に対して第1の周期で近接を繰り返す被検出体と、
    該所定の基準位置に対して前記第1の周期とは異なる第2の周期で近接を繰り返し、前記被検出体との距離が所定距離より大きい場合と該所定距離以下の場合とで異なる状態となる検出手段と、
    該検出手段の状態に基づき動作部材を動作させる駆動手段と、を有する駆動ユニット。
  2. 前記被検出体が第1の回転周期に基づき回転する第1の回転体の偏心部に配置され、
    前記検出手段が前記第1の回転周期とは異なる第2の回転周期に基づき回転する第2の回転体の偏心部に配置されている請求項1に記載の駆動ユニット。
  3. 前記被検出体が磁性体であり、かつ前記検出手段が磁気検出手段である請求項1又は請求項2に記載の駆動ユニット。
  4. 前記動作部材が、
    遊技媒体の流下による遊技を実現するための遊技領域内に配置される動作役物である請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の駆動ユニット。
  5. 前記遊技領域が表面側に形成され、その遊技領域に前記遊技媒体の流下方向を変更する障害釘と該遊技媒体が流入するための流入口とが配置された遊技盤と、
    前記遊技領域が遊技者にとって視認可能となるように該遊技盤を保持する枠体と、
    請求項4に記載の駆動ユニットと、
    前記遊技盤に対して一定距離以上離間して配置された前面透明板と、を有する遊技機。
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