JP2009081603A - 車載通信装置 - Google Patents

車載通信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009081603A
JP2009081603A JP2007248529A JP2007248529A JP2009081603A JP 2009081603 A JP2009081603 A JP 2009081603A JP 2007248529 A JP2007248529 A JP 2007248529A JP 2007248529 A JP2007248529 A JP 2007248529A JP 2009081603 A JP2009081603 A JP 2009081603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
unit
transmission command
portable device
initial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007248529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4906656B2 (ja
Inventor
Ryoji Sawa
良次 澤
Hiroshi Araki
宏 荒木
Yukio Goto
幸夫 後藤
Masanobu Hiramine
正信 平峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007248529A priority Critical patent/JP4906656B2/ja
Priority to US12/205,962 priority patent/US8208515B2/en
Priority to DE200810048750 priority patent/DE102008048750B4/de
Publication of JP2009081603A publication Critical patent/JP2009081603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4906656B2 publication Critical patent/JP4906656B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/01Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens
    • B60R25/04Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles operating on vehicle systems or fittings, e.g. on doors, seats or windscreens operating on the propulsion system, e.g. engine or drive motor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/20Means to switch the anti-theft system on or off
    • B60R25/24Means to switch the anti-theft system on or off using electronic identifiers containing a code not memorised by the user
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R25/00Fittings or systems for preventing or indicating unauthorised use or theft of vehicles
    • B60R25/40Features of the power supply for the anti-theft system, e.g. anti-theft batteries, back-up power supply or means to save battery power
    • B60R25/403Power supply in the vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Lock And Its Accessories (AREA)

Abstract

【課題】クロック動作する回路規模を押さえつつ、送信コマンド信号を受信したか否かを確認する際に、送信コマンド信号とPN信号とを同期させる時間を短くすることにより消費電力を低減することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る車載通信装置は、スペクトル拡散により変調された送信コマンド信号を介して携帯機と通信する車載器であって、携帯機からの送信コマンド信号の一部に基づいて初期データを推定する初期信号推定手段243bを備える。そして、初期信号推定手段243bが推定した初期データに基づいてPN信号を生成するPN信号生成手段243cと、携帯機からの送信コマンド信号とPN信号との相関値を算出する部分相関手段243dとを備える。そして、部分相関手段243dが算出した相関値に応じて起動を制御され、携帯機からの送信コマンド信号を復調するデータ復調部244を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、携帯機との通信によりコード照合を行い、その照合結果に基づいて車載機器の制御を行う車載通信装置に関するものである。
車両に搭載される車載通信装置は、スペクトル拡散により変調された変調信号を介して携帯機と通信する。このような車載通信装置は、従来、遠隔操作機能に加えて、スマートエントリ機能を備える。遠隔操作機能では、携帯機の操作部が、例えば、ユーザによって操作されると、変調信号である送信コマンド信号が携帯機から送信され、車載器は、その送信コマンド信号に応じて、車載機器の制御、例えば、車両ドアの施錠/解錠を行う。スマートエントリ機能では、車載器から送信される質問信号に対して、携帯機が自動的に、返送コード信号を含む応答信号を返送する。そして、車載器は、携帯機からの返送コード信号を照合し、その照合結果に応じてドアの施錠/解錠を行う。このような動作を行うスマートエントリ機能によれば、携帯機の操作部を操作しなくても、ドアの施錠/解錠が可能である。
特許文献1に記載の車載機器遠隔制御システムでは、携帯機無線装置と、車両無線装置とを備える。このシステムでは、携帯機無線装置は、第1の受信手段と、第1の受信手段で呼出信号を受信した場合に、応答信号を送信する第1の送信手段とを備える。一方、車両無線装置は、呼出信号を所定の時間間隔で送信する第2の送信手段と、携帯機無線装置からの応答信号を受信する第2の受信手段とを備える。そして、車両無線装置は、第2の受信手段で応答信号を受信した場合には、車両のドアを解錠するための信号を出力し、第2の受信手段で応答信号を受信しなかった場合には、所定時間経過後に車両のドアを施錠するための信号を出力する制御手段を備える。
特許文献2には、車両側からの質問要求信号に対する複数の携帯機の応答時間を、携帯機の数に関係なく一定にする多元接続可能なスペクトル拡散通信方式が記載されている。
また、特許文献3に記載の車両通信装置では、スペクトル拡散のシステム同期を高速化するために、複数の部分相関器を用いて同期処理を行い、相関値を算出する。そして、各部分相関器の結果を比較する比較演算器にて、算出した相関値が所定の閾値を下回った場合には、供給するクロックを停止することにより、消費電力の増加を抑えている。
特開平5−106376号公報 特表2003−500957号公報 特開2003−188767号公報
従来の車載通信装置では、遠隔操作機能時に、携帯機からの送信コマンド信号を受信し、送信コマンド信号の受信の有無を周期的に確認する。その確認には、送信コマンド信号とPN信号とを同期させる必要があり、その同期に時間がかかると、消費電力が増大するという問題があった。これを解決するために、上述のように、複数の部分相関器を用いて同期を高速化することにより同期時間を短縮し、不要と判断された部分相関器を停止して消費電力を低下させるという発明が提案されている。しかしながら、部分相関器を複数用いるため、クロック動作する回路規模が大きくなり、その結果、消費電力も大きくなるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、クロック動作する回路規模を増大させずに、送信コマンド信号とPN信号とを同期させる時間を短くすることにより、消費電力の増大を防ぐことを目的とする。
本発明に係る車載通信装置は、スペクトル拡散により変調された変調信号を介して携帯機と通信する車載通信装置であって、前記携帯機からの変調信号の一部に基づいて初期データを推定する初期信号推定手段を備える。そして、前記初期信号推定手段が推定した初期データに基づいて参照用信号を生成する参照用信号生成手段と、前記携帯機からの変調信号と前記参照用信号との相関値を算出する部分相関手段とを備える。そして、前記部分相関手段が算出した相関値に応じて起動を制御され、前記携帯機からの変調信号を復調するデータ復調部を備える。
本発明の車載通信装置によれば、携帯機からの変調信号の一部に基づいて初期データを推定し、その初期データに基づいて参照用信号を生成する。そして、短時間で同期可能な参照用信号と、携帯機からの変調信号との相関値を算出し、その相関値に基づいてデータ復調部の起動を制御する。これにより、クロック動作する回路規模を増大させずに、変調信号と参照用信号とを同期させる時間を短くすることができるため、消費電力の増大を防ぐことができる。
<実施の形態1>
本発明に係る車載通信装置は、本実施の形態では、車載器であるものとする。図1は、本実施の形態に係る携帯機10の構成を示すブロック図であり、図2は、本実施の形態に係る車載器20の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る車載器20は、スペクトル拡散により変調された変調信号を介して携帯機10と通信し、当該通信に応じて車載機器を制御する。変調信号には、スマートエントリ機能時に用いる応答信号や、遠隔操作機能時に用いる送信コマンド信号が該当する。まず、携帯機10の構成について説明し、その後に、車載器20の構成について説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る携帯機10は、操作検知部11と、CPU(中央処理装置)12と、メモリ部13と、報知部14と、送信部15と、受信部16と、送信アンテナ部17と、受信アンテナ部18とを備える。
CPU12は、メモリ部13を内蔵しており、例えば、IDコードや、暗号キーが格納されている。このメモリ部13には、例えば、電源が遮断されても記憶内容を保持する不揮発性メモリが該当し、例えば、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)が該当する。
図1に示すように、送信アンテナ部17、受信アンテナ部18は、送信部15、受信部16にそれぞれ接続され、送信部15と受信部16は、CPU12に接続されている。受信アンテナ部18は、車載器20から送信される質問信号を受信する。質問信号は、例えば、125kHzの周波数で車載器20から送信される。受信部16は、受信アンテナ部18により受信した質問信号を復調してCPU12に供給する。CPU12は、受信部16から質問信号が供給された場合、または、操作検知部11にて外部から操作を受けた場合に、送信信号情報を送信部15に送信する。
図3は、携帯機10が備える送信部15の構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施の形態に係る携帯機10が備える送信部15は、システムクロック生成手段150と、PN信号生成手段151,152と、PN信号切替手段153と、1次変調手段154と、増幅手段155とを備える。
送信部15では、システムクロックをシステムクロック生成手段150にて生成し、生成したシステムクロックをPN信号生成手段151,152へ供給する。PN信号生成手段151,152は、システムクロックにあわせてスペクトル拡散のためのランダム信号であるPN信号を生成し、生成したPN信号をPN信号切替手段153に送信する。PN信号切替手段153は、CPU12から送信される送信信号情報に応じて、PN信号生成手段151,152を切り替えて出力する。こうして、スペクトル拡散により変調された変調信号が生成される。
1次変調手段154では、PN信号切替手段153で生成された変調信号を、送信周波数、例えば、315MHz帯で変調し、変調信号を増幅手段155に送信する。増幅手段155は、変調信号を増幅し、送信アンテナ部17を介して車載器20に送信する。ここでいう変調信号には、例えば、スマートエントリ機能時に用いられる応答信号や、遠隔操作機能時に用いられる送信コマンド信号が該当する。
次に、本実施の形態に係る車載器20の構成について説明する。図2に示すように、本実施の形態に係る車載器20は、ECU(電子制御装置)21と、メモリ部22と、送信部23と、受信部24と、送信アンテナ部25と、受信アンテナ部26と、操作検出部30と、ドア開閉検出部31と、センサ群32と、報知部33と、イモビライザ部34と、エンジン制御部35と、ステアリングロック部36と、ドアロック部37と、シフトロック部38とを備える。
本実施の形態では、送信アンテナ部25と受信アンテナ部26は、それぞれ複数のアンテナで構成され、車内用アンテナや車外用アンテナとして車両に取り付けられている。送信アンテナ部25は、送信部23に接続され、送信部23はECU21に接続されている。受信アンテナ部26は、受信部24に接続され、受信部24は、ECU21に接続されている。受信アンテナ部26は、携帯機10から送信される変調信号を受信する。受信部24は、受信アンテナ部26で受信した変調信号を復調してECU21に供給する。
ECU21は、メモリ部22を内蔵しており、質問信号用、イモビライザ用のIDコードと、イモビライザ用、回答コードの復号用の暗号キーが格納されている。このメモリ部22には、例えば、電源が遮断されても記憶内容を保持する不揮発性メモリが該当し、例えば、EEPROMが該当する。
操作検出部30は、各種スイッチにおける外部操作、例えば、ユーザの操作を検出するものであり、その検出に応じて検出信号をECU21に送信する。各種スイッチには、例えば、起動スイッチや、エンジンスイッチや、キーノブスイッチが該当する。起動スイッチは、各アウタドアハンドルに設けられ、本実施の形態では、質問信号の送信を開始するためのスイッチとして用いる。エンジンスイッチは、エンジンの始動、イグニッションのオン、アクセサリのオン、オフそしてロックを制御するためのスイッチである。キーノブスイッチは、エンジンスイッチを押すことでロック解除のための交信を起動するためのスイッチである。
ドア開閉検出部31は、全ドアの個別の開閉、全ドアの個別の施錠/解錠状態を検出し、その検出信号をECU21に供給する。センサ群32は、車速や変速位置やエンジン運転状態を検出する各種センサであり、これら各種センサの検出信号はECU21に供給される。
ECU21には、車載機器が接続されている。本実施の形態では、車載機器は、報知部33、イモビライザ部34、エンジン制御部35、ステアリングロック部36、ドアロック部37、シフトロック部38である。次に、本実施の形態に係る車載機器について説明する。
報知部33は、ドアロック/オンロックをした場合のいわゆるアンサーバックとしての車両のライト点灯やホーン吹鳴を行うアンサーバック装置や、各種警報のためのブザーを発音する警報装置や、状態表示のための表示装置を含む。
イモビライザ部34は、エンジンへの燃料供給およびイグニッション動作を禁止解除する機構である。本実施の形態では、ECU21は、送信部23、受信部24を介した携帯機10との認証結果に応じて、メモリ部22に格納されているイモビライザ用のIDコードと暗号キーを用いて、イモビライザ部34における禁止解除を制御する。
エンジン制御部35は、セルモータを利用してエンジンの始動を制御するとともに、エンジンの駆動停止も制御する機構である。ステアリングロック部36は、エンジンスイッチによってステアリングのロック/アンロックを行う機構である。ドアロック部37は、全てのドアのロック/アンロックを行う機構である。シフトロック部38は、ECU21から出力されるロック解除の許可/禁止に応じて、変速機ギアシフト機構でのパーキングレンジからその他のレンジへの移行を禁止するロック装置である。
ECU21は、スマートエントリ機能の動作を行う場合には、操作検出部30からの検出信号に応じて、メモリ部22から質問信号を取得し、その質問信号を、例えば、125KHzの周波数で、送信部23から携帯機10に送信する制御を行う。それとともに、受信部24を起動させて、携帯機10からの応答信号を受信する制御を行う。一方、ECU21は、遠隔操作機能の動作を行う場合には、受信部24を周期的に起動し、携帯機10からの送信コマンド信号を受信部24において復調する制御を行う。そして、本実施の形態に係る車載器20は、携帯機10からの応答信号および送信コマンド信号に応じて上述の車載機器を制御する。
スマートエントリ機能では、ECU21は、操作検出部30から検出信号を受信すると、ユーザが携帯機10を携帯しているかを確認するために、送信部23から携帯機10へ質問信号を送信する。それとともに、ECU21は、携帯機10からの応答信号を受信部24において復調する制御を行う。そのため、基本的に、質問信号に対する応答信号が携帯機10から送信されることを前提とする。
それに対して、遠隔操作機能では、ECU21は、送信コマンド信号が携帯機10から送信されているかどうかを確認するために、受信部24を周期的に起動する。送信コマンド信号が送信されているかどうかを確認する際には、後述の受信部24で生成されるPN信号と送信コマンド信号とを同期させる必要がある。この同期を高速に行い、送信コマンド信号の受信有無を確認する時間を短くすることができれば、消費電力を低減することができる。
そこで、以下、本実施の形態では、携帯機10からの変調信号は送信コマンド信号であるものとして、遠隔操作機能を行う場合について説明する。しかし、これに限ったものではなく、携帯機10からの変調信号を応答信号として、スマートエントリ機能に適用するものであってもよい。
図4は、車載器20が備える受信部24の構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る車載器20が備える受信部24は、起動制御手段240と、信号強度検出手段241と、増幅手段242と、部分相関部243と、データ復調部244とを備える。
受信部24は、ECU21からの起動信号が起動制御手段240に出力された場合に、起動される。なお、スマートエントリ機能および遠隔操作機能のいずれかに応じて、受信部24の動作を変更する場合には、スマートエントリ機能、または、遠隔操作機能のいずれによる起動かを起動制御手段240で判別可能な起動信号を、ECU21から通知すればよい。
ECU21からの起動信号は、起動制御手段240に入力される。起動制御手段240は、起動信号に応じて、信号強度検出手段241を起動する。信号強度検出手段241では、受信アンテナ部26からの送信コマンド信号の強度、例えば、RSSIをモニタし、所定の閾値を超えているかどうかを判定し、その判定結果を起動制御手段240に通知する。起動制御手段240は、信号強度検出手段241での判定結果に応じて、部分相関部243を起動する制御を行う。なお、起動制御手段240は、部分相関部243の起動の制御として、システムクロックの供給を制御してもよく、電源の供給を制御してもよい。
信号強度検出手段241において、送信コマンド信号の強度が所定の閾値を超えたと判定した場合には、増幅手段242は、受信アンテナ部26で受信した送信コマンド信号を増幅し、その増幅した送信コマンド信号を部分相関部243に出力する。本実施の形態では、部分相関部243は、1次復調手段243aと、初期信号推定手段243bと、PN信号生成手段243cと、部分相関手段243dとを備える。
1次復調手段243aは、増幅手段242により増幅された送信コマンド信号をアナログ信号からデジタル信号に復調する。本実施の形態では、1次復調手段243aは、増幅手段242からの送信コマンド信号を、図3に示した1次変調手段154で変調される前の信号と同じ信号に復調する。そして、1次復調手段243aは、復調した信号を、初期信号推定手段243b、部分相関手段243d、データ復調部244に出力する。
初期信号推定手段243bは、携帯機10からの変調信号である送信コマンド信号の一部に基づいて初期データを推定する。本実施の形態に係る初期信号推定手段243bは、送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号と、初期データとを予め対応させて格納したテーブルである変換テーブルを備える。本実施の形態に係る初期信号推定手段243bは、1次復調手段243aからの送信コマンド信号を、図示しないシフトレジスタにデータとして蓄積する。そして、初期信号推定手段243bは、図示しないシフトレジスタに蓄積されたデータ(以下、蓄積データ)が、必要なデータ長以上蓄積されたら、変換テーブルに基づいて、初期データを推定する。
送信コマンド信号の一部に基づいて初期データを推定するために必要なデータ長は、通信に利用する信号の符号種別や符号長に依存する。例えば、M系列の31符号長の拡散信号を用いる場合には、必要なデータ長は5ビットのデータ長でよい。例えば、Gold系列の31符号長の拡散信号を利用する場合には、必要なデータ長は、8ビットのデータ長でよい。
本実施の形態では、符号種別として、Gold系列を用いる。このGold系列は2つのM系列の排他的論理和をとることにより生成される。そこで、本実施の形態に係る変換テーブルは、送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号と、2つのM系列のデータとを予め対応させて格納する。図5に、本実施の形態に係る変換テーブルの一例を示す。本実施の形態では、テーブル管理としてRAMを用い、送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号と、変換テーブルのアドレスとを予め一致させている。
初期信号推定手段243bが、送信コマンド信号の一部に基づいて初期データを推定する動作を図6のフローチャートを用いて説明する。まず、スタート(ステップS500)してから、初期信号推定手段243bは、1次復調手段243aからの送信コマンド信号受信待ち状態となる。ここで、本実施の形態では、受信した送信コマンド信号を、シフトレジスタに蓄積する(ステップS501)。次に、初期信号推定手段243bは、蓄積データのデータ長が、必要データ長に到達したか否かを確認する(ステップS502)。
ステップS502において、必要データ長以上蓄積できなかった場合には、蓄積データのデータ長が、必要データ長蓄積するまで、ステップS501を繰り返す。ステップS502において、必要データ長以上蓄積できた場合には、対応する変換テーブルを検索する。本実施の形態では、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルのアドレスと一致するか否かを判定する。つまり、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルと対応するか否かを判定する(ステップS503)。
ステップS503で、1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルと対応する場合には、変換テーブルに格納された初期データを取得する。そして、取得した初期データをPN信号生成手段243cに通知する(ステップS504)。
ステップS503で、送信コマンド信号の一部が、変換テーブルと対応しない場合には、検索回数に1追加する(ステップS505)。そして、その検索回数が、部分相関手段243dの部分相関の長さから必要データ長を引いた値以下であるか否かを判定する(ステップS506)。
ステップS506において、検索回数が、部分相関手段243dの部分相関長から必要データ長を引いた値以下である場合には、ステップS501に戻り、1次復調手段243aからの送信コマンド信号受信待ち状態となる(ステップS501)。本実施の形態では、シフトレジスタに先の蓄積データを蓄積した状態で、1次復調手段243aから送信コマンド信号を待つ。そして、1次復調手段243aから送信コマンド信号の1ビットを受信した場合に、蓄積データをシフトさせるとともに、受信した1ビットをシフトレジスタに蓄積し、その蓄積データに基づいて、再び推定を行う。このように、本実施の形態に係る初期信号推定手段243bは、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルと対応しない場合に、1次復調手段243aからさらに1ビットを受信し、再び推定を行う。
ステップS506において、検索回数が、部分相関手段243dの部分相関長から必要データ長を引いた値を超える場合には、携帯機10からの送信コマンド信号を受信していない(未受信)と判定し、その判定を起動制御手段240に通知する(ステップS507)。後述するように、その通知を受けた起動制御手段240は、送信コマンド信号はなかったと判断し、受信部24の起動制御手段240以外の各手段を停止する。
図7は、PN信号生成手段243cの構成の一例を示すブロック図である。その一例として、図7では、図5に示した変換テーブルの第1,第2の初期データから、Gold系列のPN信号を生成可能な構成を示している。本実施の形態に係る参照用信号生成手段であるPN信号生成手段243cは、図7に示すように、DFF(Dフリップフロップ)243c−1と、入力信号の排他的論理和を出力する排他的論理和処理手段243c−2とを備える。
参照用信号生成手段であるPN信号生成手段243cは、初期信号推定手段243bが推定した初期データに基づいて参照用信号であるPN信号を生成する。本実施の形態では、初期信号推定手段243bにより推定された初期データが、CLR信号、PR信号として、初期信号推定手段243bからPN信号生成手段243cに通知される。PN信号生成手段243cは、それらCLR信号、PR信号を用いてDFF243c−1を初期化する。そして、排他的論理和処理手段243c−2において、排他的論理を行うことにより、GOld系列のPN信号を生成し、生成したPN信号を部分相関手段243dに供給する。
部分相関手段243dは、携帯機10からの送信コマンド信号と、PN信号生成手段243cで生成されたPN信号との相関値を算出する。そして、部分相関手段243dは、算出した相関値に基づいて、送信コマンド信号の受信の有無を判定し、その判定結果を起動制御手段240に通知する。
ここで、従来の車載器と比較する。従来の車載器では、内部回路において、携帯機10から送信される送信コマンド信号とは独立してPN信号を生成し、そのPN信号と送信コマンド信号との相関値を算出する。そのため、従来の車載器では、相関値を算出する際の同期時間が長かった。この同期時間を短縮するために、複数の部分相関手段を設ける車載器も提案されているが、部分相関手段を複数設けたことにより消費電力が大きくなるという問題があった。
それに対し、本実施の形態に係る車載器20の部分相関手段243dは、携帯機10からの送信コマンド信号に基づいてPN信号を生成し、そのPN信号と送信コマンド信号との相関値を算出する。送信コマンド信号に基づいて生成されるPN信号は、送信コマンド信号とタイミング同期がとれるため、同期時間を短くすることができる。そのため、消費電力が大きい部分相関手段243dを複数設けなくても、短時間で部分相関を取得することができる。その結果、消費電力を増大させることなく、送信コマンド信号の受信有無の判定にかかる時間を短くすることができる。
起動制御手段240は、部分相関手段243dから、送信コマンド信号の受信が無いと通知された場合には、受信部24の起動制御手段240以外の各手段を停止する。これにより、送信コマンド信号の受信が無い場合には、データが受信部24からECU21に出力されなくなる。そのため、ECU21は、受信部24からのデータの有無に基づいて、携帯機10からの送信コマンド信号の有無を検出することができる。なお、ECU21は、受信部24へ起動信号を通知してから、受信部24からデータが出力されるまでの時間をタイマで管理してもよい。そして、その時間が所定の時間を超えた場合には、受信部24の起動制御手段240により、受信部24の起動制御手段240以外の各手段を停止するとともに、送信コマンド信号なし判定を通知してもよい。
起動制御手段240は、部分相関手段243dから、送信コマンド信号の受信があると通知された場合には、データ復調部244を起動する。本実施の形態に係るデータ復調部244は、部分相関手段243dが算出した相関値に応じて起動を制御され、携帯機10からの送信コマンド信号を復調する。データ復調部244は、本実施の形態では、相関手段244aと、データ復調手段244bとを備える。
相関手段244aは、携帯機10からの送信コマンド信号と、PN信号生成手段243cで生成したPN信号との相関値を算出する。本実施の形態では、PN系列の符号長全体との相関を取得する。データ復調手段244bは、相関手段244aで算出された相関値に基づいて、データ”0”と、データ”1”のどちらかを判定する。こうして、本実施の形態に係るデータ復調部244は、携帯機10からの送信コマンド信号を復調し、復調したデータをECU21に供給する。
図8は、起動制御手段240とその周辺の動作を示すフローチャートである。まず、スタート(ステップS600)してから、起動制御手段240は、ECU21からの起動信号受信待ち状態となる(ステップS601)。そして、ECU21から起動信号を受信すると、起動制御手段240は、信号強度検出手段241を起動する制御を行う(ステップS602)。そして、信号強度検出手段241は、携帯機10からの送信コマンド信号の信号強度が所定の閾値を超えたか否かを判定する(ステップS603)。
ステップS603において、信号強度が所定の閾値を超えたと判定されなかった場合には、起動制御手段240は、受信部24の起動制御手段240以外の各手段を停止する(ステップS608)。ステップS603において、信号強度が所定の閾値を超えたと判定された場合には、起動制御手段240は、部分相関部243を起動する(ステップS604)。次に、初期信号推定手段243bにおいて未受信と判定されなかったか否かを判定し、その判定と並行して、部分相関手段243dにおける相関値が所定の閾値を超えたか否かを判定する(ステップS605)。
ステップS605で、初期信号推定手段243bにおいて未受信と判定された場合、または、部分相関手段243dにおける相関値が所定の閾値以下であった場合には、起動制御手段240は、受信部24の起動制御手段240以外の各手段を停止する(ステップS608)。
ステップS605で、初期信号推定手段243bにおいて未受信と判定されず、かつ、部分相関手段243dにおける相関値が所定の閾値を超えた場合には、起動制御手段240は、データ復調部244を起動する(ステップS606)。そして、データ復調部244は、携帯機10からの送信コマンド信号を復調し、復調したデータをECU21に供給する。一方、起動制御手段240は、ECU21からの停止信号受信待ち状態となり(ステップS607)、ECU21から停止信号を受信すると、受信部24の起動制御手段240以外の各手段を停止する(ステップS608)。ステップS608後は、再び、ステップS601に戻り、ECU21からの起動信号受信待ち状態となる。
以上の構成からなる車載器20では、送信コマンド信号を受信したか否かの判定を行うためのPN信号を、送信コマンド信号に基づいて生成するため、送信コマンド信号とPN信号との相関値を算出する際の同期時間を短くすることができる。これにより、消費電力が大きいクロック動作する部分相関手段243dを複数設けなくても、送信コマンド信号とPN信号とを同期させる時間を短くすることができるため、消費電力の増大を防ぐことができる。
また、初期信号推定手段243bは、本実施の形態では、送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号と、初期データとを予め対応させて格納した変換テーブルを用いて、初期データを推定する。そのため、消費電力が大きいクロック動作する回路を設けなくても、初期データを推定することができるため、消費電力の増大を防ぐことができる。
また、初期信号推定手段243bは、本実施の形態では、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルと対応しない場合には、1次復調手段243aからさらに1ビット受信して、再び推定を行う。これにより、すぐに未受信と判定することなく、可及的に初期データを推定することができる。
また、本実施の形態に係る車載器20では、送信コマンド信号をデータ復調部244で復調するためのPN信号を、送信コマンド信号に基づいて生成するため、送信コマンド信号とPN信号との同期時間を短くすることができる。これにより、データ復調部244にて送信コマンド信号を復調する時間を短くすることができる。
なお、本実施の形態では、初期信号推定手段243bは、送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号と初期データとを予め対応させて格納した変換テーブルを備える構成とした。しかし、これに限ったものではなく、送信コマンド信号が、M系列でスペクトル拡散されている場合には、初期信号推定手段243bは、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号を初期データとしてそのまま用いてもよい。このように構成すれば、PN信号生成手段243cは、送信コマンド信号に応じたPN信号を生成することができる。これにより、車載器20の回路規模を小さくすることができるとともに、消費電力を低減することができる。
また、送信コマンド信号を復調するために用いた相関手段244aは、送信コマンド信号の受信有無判定に用いた部分相関手段243dであってもよく、部分相関手段243dと同一の回路を用いてもよい。このように、相関手段244aを、部分相関手段243dとすることにより、クロック動作する回路を減らすことができるため、消費電力を低減させることができる。
また、信号有無を判定する部分相関手段243dは、全符号長よりもかなり短い符号長との相関で実現し、相関手段244aは、部分相関手段243dよりも長い符号長の部分相関手段で構成するものであってもよい。
<実施の形態2>
実施の形態1では、初期信号推定手段243bは、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルと対応しない場合に、1次復調手段243aからさらに1ビットを受信し、再び推定を行った。本実施の形態では、初期信号推定手段243bは、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルと対応しない場合に、当該復調した信号との信号距離が最短となる変換テーブルに存在する送信コマンド信号に対応した初期データを用いる。以下、本実施の形態に係る車載器の構成のうち、実施の形態1と同一の構成については、同一の符号を付すものとし、新たに説明しない構成については、実施の形態1と同じであるものとする。
図9は、本実施の形態に係る初期信号推定手段243bの動作を説明するフローチャートである。まず、スタート(ステップS700)してから、初期信号推定手段243bは、1次復調手段243aからの送信コマンド信号受信待ち状態となる。ここで、本実施の形態では、受信した送信コマンド信号をレジスタに蓄積する(ステップS701)。次に、初期信号推定手段243bは、蓄積データのデータ長が、必要データ長に到達したか否かを確認する(ステップS702)。
ステップS702において、必要データ長以上蓄積できなかった場合には、蓄積データのデータ長が、必要データ長蓄積するまで、ステップS701を繰り返す。ステップS702において、必要データ長蓄積できた場合には、対応する変換テーブルを検索する。本実施の形態では、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルのアドレスと一致するか否かを判定する。つまり、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルと対応するか否かを判定する(ステップS703)。
ステップS703で、復調した信号が、変換テーブルと対応する場合には、変換テーブルに格納された初期データを取得し、取得した初期データをPN信号生成手段243cに通知する(ステップS704)。
ステップS703で、復調した信号が、変換テーブルと対応しない場合には、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調信号243aで復調した信号との信号距離が最短となる変換テーブルを検索する(ステップS705)。次に、復調した信号との信号距離が最短となる変換テーブルが1つであるか否かを判定し、それと並行して、その信号距離が所定の閾値よりも小さいか否かを判定する(ステップS706)。
ステップS706にて、1次復調手段243aで復調した信号との信号距離が最短となる変換テーブルが1つであり、かつ、その信号距離が所定の閾値よりも小さい場合には、その変換テーブルに存在する送信コマンド信号に対応する初期データをPN信号生成手段243cに通知する(ステップS704)。ステップS706にて、復調した信号との信号距離が最短となる変換テーブルが複数ある場合、または、その信号距離が所定の閾値以上である場合には、携帯機10からの送信コマンド信号を受信していない(未受信)と判定し、その判定を起動制御手段240に通知する(ステップS707)。
以上の構成からなる車載器20では、実施の形態1と同様、クロック動作する回路規模を増大させずに、送信コマンド信号とPN信号とを同期させる時間を短くすることができるため、消費電力の増大を防ぐことができる。
また、本実施の形態では、初期信号推定手段243bにおいて、携帯機10からの送信コマンド信号の一部を1次復調手段243aで復調した信号が、変換テーブルと対応しないか否かを判定する。そして、復調した信号が、変換テーブルと対応しないと判定した場合に、当該復調した信号との信号距離が最短となる変換テーブルに存在する送信コマンド信号に対応した初期データを用いる。これにより、受信異常により、送信コマンド信号の一部が誤っていたときにも、該当する変換テーブルを検索可能となり、尤もらしい初期データを選択することができる。その結果、すぐに未受信と判定することなく、可及的に初期データを推定することができる。
なお、本実施の形態では、ステップS706にて、1次復調手段243aで復調した信号との信号距離が最短となる変換テーブルが複数ある場合には、未受信と判定し、その判定を起動制御手段240に通知した。しかし、これに限ったものではなく、変換テーブルが複数ある場合には、例えば、ステップS701に戻って再受信を行い、再度検索を行ってもよい。
実施の形態1に係る車載器と通信を行う携帯機の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車載器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車載器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車載器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車載器が備える変換テーブルを示す図である。 実施の形態1に係る車載器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る車載器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る車載器の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る車載器の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 携帯機、11 操作検知部、12 CPU、13,22 メモリ部、14,33 報知部、15,23 送信部、16,24 受信部、17,25 送信アンテナ部、18,26 受信アンテナ部、20 車載器、21 ECU、30 操作検出部、31 ドア開閉検出部、32 センサ群、34 イモビライザ部、35 エンジン制御部、36 ステアリングロック部、37 ドアロック部、38 シフトロック部、150 システムクロック生成手段、151,152,243c PN信号生成手段、153 PN信号切替手段、154 1次変調手段、155,242 増幅手段、240 起動制御手段、241 信号強度検出手段、243 部分相関部、243a 1次復調手段、243b 初期信号推定手段、243c−1 DFF、243c−2 排他的論理和処理手段、243d 部分相関手段、244 データ復調部、244a 相関手段、244b データ復調手段。

Claims (7)

  1. スペクトル拡散により変調された変調信号を介して携帯機と通信する車載通信装置であって、
    前記携帯機からの変調信号の一部に基づいて初期データを推定する初期信号推定手段と、
    前記初期信号推定手段が推定した初期データに基づいて参照用信号を生成する参照用信号生成手段と、
    前記携帯機からの変調信号と前記参照用信号との相関値を算出する部分相関手段と、
    前記部分相関手段が算出した相関値に応じて起動を制御され、前記携帯機からの変調信号を復調するデータ復調部とを備える、
    車載通信装置。
  2. 前記変調信号は、M系列でスペクトル拡散されており、
    前記初期信号推定手段は、
    前記携帯機からの変調信号の一部を1次復調手段で復調した信号を、前記初期データとしてそのまま用いる、
    請求項1に記載の車載通信装置。
  3. 前記初期信号推定手段は、
    前記変調信号の一部を1次復調手段で復調した信号と、前記初期データとを予め対応させて格納したテーブルを備える、
    請求項1に記載の車載通信装置。
  4. 前記初期信号推定手段は、
    前記携帯機からの変調信号の一部を1次復調手段で復調した信号が、前記テーブルと対応しない場合に、前記1次復調手段からさらに1ビットを受信し、再び前記推定を行う、
    請求項3に記載の車載通信装置。
  5. 前記初期信号推定手段は、
    前記携帯機からの変調信号の一部を1次復調手段で復調した信号が、前記テーブルと対応しない場合に、当該復調した信号との信号距離が最短となる前記テーブルに存在する信号に対応した前記初期データを用いる、
    請求項3に記載の車載通信装置。
  6. 前記データ復調部は、
    前記携帯機からの変調信号と、前記PN信号生成手段で生成した前記参照用信号との相関値を算出する相関手段を備え、
    前記相関手段で算出された相関値に基づいて、前記携帯機からの変調信号を復調する、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の車載通信装置。
  7. 前記相関手段は、前記部分相関手段を含む、
    請求項6に記載の車載通信装置。
JP2007248529A 2007-09-26 2007-09-26 車載通信装置 Expired - Fee Related JP4906656B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007248529A JP4906656B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 車載通信装置
US12/205,962 US8208515B2 (en) 2007-09-26 2008-09-08 On-vehicle communication device
DE200810048750 DE102008048750B4 (de) 2007-09-26 2008-09-25 Fahrzeug-Bordkommunikationsgerät

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007248529A JP4906656B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 車載通信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009081603A true JP2009081603A (ja) 2009-04-16
JP4906656B2 JP4906656B2 (ja) 2012-03-28

Family

ID=40472597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007248529A Expired - Fee Related JP4906656B2 (ja) 2007-09-26 2007-09-26 車載通信装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8208515B2 (ja)
JP (1) JP4906656B2 (ja)
DE (1) DE102008048750B4 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9122870B2 (en) 2011-09-21 2015-09-01 SunStone Information Defense Inc. Methods and apparatus for validating communications in an open architecture system

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03195227A (ja) * 1989-12-25 1991-08-26 Fujitsu Ltd スペクトラム拡散符号同期回路
JPH09223989A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Fujitsu Ltd 拡散符号の初期捕捉方法、拡散符号の初期捕捉回路及びスペクトラム拡散通信の受信機
JP2003500957A (ja) * 1999-05-25 2003-01-07 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 遠隔アクセス制御方法および装置
JP2003188767A (ja) * 2001-12-13 2003-07-04 Oki Electric Ind Co Ltd 同期捕捉回路

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05106376A (ja) 1991-10-17 1993-04-27 Nissan Motor Co Ltd キーレスエントリーシステム
JPH08256086A (ja) 1995-03-17 1996-10-01 Sony Corp スペクトラム拡散通信システム
JPH08256085A (ja) 1995-03-17 1996-10-01 Sony Corp スペクトラム拡散通信システム及びその送信機と受信機
JPH1022872A (ja) 1996-07-03 1998-01-23 Toyota Autom Loom Works Ltd Idコード送信装置及びその受信装置
JP3828892B2 (ja) * 2003-03-19 2006-10-04 日本電波工業株式会社 高周波無線機
JP4590969B2 (ja) * 2004-07-28 2010-12-01 ソニー株式会社 無線通信システム、無線通信装置及び無線通信方法、並びにコンピュータ・プログラム
JP2008092267A (ja) 2006-10-02 2008-04-17 Mitsubishi Electric Corp 車載機器遠隔制御システムおよび車載機器遠隔制御方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03195227A (ja) * 1989-12-25 1991-08-26 Fujitsu Ltd スペクトラム拡散符号同期回路
JPH09223989A (ja) * 1996-02-19 1997-08-26 Fujitsu Ltd 拡散符号の初期捕捉方法、拡散符号の初期捕捉回路及びスペクトラム拡散通信の受信機
JP2003500957A (ja) * 1999-05-25 2003-01-07 シーメンス アクチエンゲゼルシヤフト 遠隔アクセス制御方法および装置
JP2003188767A (ja) * 2001-12-13 2003-07-04 Oki Electric Ind Co Ltd 同期捕捉回路

Also Published As

Publication number Publication date
DE102008048750A8 (de) 2009-09-10
DE102008048750B4 (de) 2014-05-15
US20090082920A1 (en) 2009-03-26
DE102008048750A1 (de) 2009-05-20
US8208515B2 (en) 2012-06-26
JP4906656B2 (ja) 2012-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5425446B2 (ja) スマートキーレスエントリシステム
US10160421B2 (en) Communication system
JP2016079600A (ja) 車両用認証システム
US8164417B2 (en) In-vehicle apparatus remote control system and in-vehicle apparatus remote control method
JP2010053632A (ja) 携帯型無線通信機
JP2007016505A (ja) 車両用通信装置
JP5121815B2 (ja) 車載機器遠隔制御システム
JP4906656B2 (ja) 車載通信装置
JP2008092267A (ja) 車載機器遠隔制御システムおよび車載機器遠隔制御方法
JP3684667B2 (ja) キーレスエントリ装置
JP2005207019A (ja) キーレスエントリーシステム
JP4402472B2 (ja) 携帯機
JP4474683B2 (ja) スマートキーレスシステム
JP2007297774A (ja) ドア錠制御装置
JP2006307638A (ja) 車載機器遠隔制御装置
JP2007186851A (ja) 車両用電子キーシステム
JP2009174257A (ja) キーレスエントリーシステム
JP4974825B2 (ja) 車載機器遠隔制御システム
JP2004025936A (ja) 電子キーシステム
JP2007013749A (ja) 運輸機器の遠隔制御システム
JP2006295421A (ja) 送信機及び受信機
JP2008202305A (ja) セキュリティ制御装置、携帯機、及びセキュリティ制御システム
JP2006070587A (ja) ドア施解錠制御装置
JP2008267091A (ja) 車両用キーレスエントリーシステム
JP2003514150A (ja) 自動車の少なくとも1つの扉のロック解除制御のための安全化されたシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100108

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111213

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120110

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150120

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4906656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees