JP2009078898A - リーチフォークリフト - Google Patents
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Abstract
【課題】 リーチフォークリフトの全長を短くする。
【解決手段】 リーチフォークリフトでは、マスト部材12を伸縮するためのメインリフトシリンダ14が、マスト部材12(アウタマスト12a)における車両本体2の側方側(外側)に配置されている。このため、マスト部材12と車両本体2との間に、メインリフトシリンダ14の配置スペースを設ける必要はない。したがって、上記配置スペースの分だけリーチフォークリフトの全長を短くすることができる。
【選択図】図2
【解決手段】 リーチフォークリフトでは、マスト部材12を伸縮するためのメインリフトシリンダ14が、マスト部材12(アウタマスト12a)における車両本体2の側方側(外側)に配置されている。このため、マスト部材12と車両本体2との間に、メインリフトシリンダ14の配置スペースを設ける必要はない。したがって、上記配置スペースの分だけリーチフォークリフトの全長を短くすることができる。
【選択図】図2
Description
本発明は、上下方向に向かって伸縮可能なマストを有するリーチフォークリフトに関する。
リーチフォークリフトにおいては、フォークを昇降させるためのマストが上下方向に向かって伸縮するように構成された、いわゆる複数段式のマストを有したものが知られている。
そして、この種のリーチフォークリフトでは、マストを伸縮させるためのシリンダが設けられており、このシリンダは、マストの後方側に配置されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−267682号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、シリンダがマストの後方側に配置されているので、マストと車両本体との間に、シリンダを配置するための配置スペースを設けなければならない。このため、リーチフォークリフトの全長(前後方向の長さ)が長くなってしまう。
本発明は、上記点に鑑み、リーチフォークリフトの全長を短くすることを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、車両本体の前方側に設けられたフォークと、車両本体の前方側に設けられ、フォークを昇降させるための部材であって、上下方向に伸縮可能なマストと、マストを伸縮させるためのシリンダと、車両本体の前端に設けられ、車両本体の側方側から前方側に向かって延びる一対のアウトリガーとを備えたリーチフォークリフトであって、シリンダは、マストにおける車両本体の側方側に配置されていることを特徴とする。
以上のような請求項1に記載の発明では、マストにおける車両本体の側方側にシリンダが配置されているので、マストと車両本体との間に、シリンダの配置スペースを設ける必要がない。したがって、請求項1に記載の発明によれば、従来技術(特許文献1に記載の発明)に対して、シリンダの配置スペースの分だけリーチフォークリフトの全長を短くすることができる。
また、シリンダは、請求項2に記載のように、アウトリガーの上方側に配置されているとよい。すなわち、一般的にアウトリガーの上方側には何も配置されていないので、シリンダをアウトリガーの上方側に配置するようにすれば、従来からアウトリガーの上方側に存在していたスペースを有効利用しつつ、フォークリフトの全長を短くすることができる。
ところで、上下方向に伸縮可能なマストとしては、アウトリガーの内側に配置されたアウタマスト、及びアウタマストにより上下方向に移動可能に支持されたインナマストからなる二段式のマストや、アウタマスト、アウタマストにより上下方向に移動可能に支持されたインナマスト、及びインナマストにより上下方向に移動可能に支持されたインタマストからなる三段式のマスト等が知られている。
例えば、二段式のマストでは、シリンダがインナマストをアウタマストに沿って昇降させることによりマストが伸縮するようにされており、一般的に、アウトマスト及びインナマストは、マストが収縮された状態で、アウタマストの高さ位置がインナマストの高さ位置よりも高くなるように配置されている。
そして、フォークリフトの技術分野では、インナマストが上昇してからその高さ位置がアウタマストの高さ位置に到達するまでの長さ(換言すると、インナマストが上昇している際に見かけ上フォークだけが上昇する高さ)のことを、「フリーリフト量」と呼んでいる。このため、フリーリフト量が大きいほど、フォークを高い位置まで上昇させることが可能となる。なお、このことは三段式のマストにおいても同様である。
そこで、シリンダは、上述した請求項2に記載のように配置されていてもよいが、請求項3に記載のように、アウトリガーとマストとの間に配置されていれば、請求項2に記載の発明に比べて、シリンダをアウトリガーの高さ分だけ低い位置に配置することができるので、フリーリフト量を確保することができる。
このため、請求項2に記載の発明と請求項3に記載の発明とで同一のマストを用いた場合には、請求項3に記載の発明の方が、請求項2に記載の発明よりもフォークを高い位置まで上昇させることができる。
ところで、従来技術では、マストを伸縮させるためのベルト部材、及びフォークに対して動力を供給する動力線を掛けるための滑車が複数設けられており、これら複数の滑車は、前後方向に並んだ状態でマストの後方側に配置されている。
このため、従来技術では、滑車とシリンダとがマストの後方側に配置されているので、マストと車両本体との間には、シリンダの配置スペースに加えて、上記ベルト部材及び動力線の配置スペースを設ける(確保する)必要がある。
そこで、請求項4に記載の発明は、滑車が複数設けられている場合において、複数の滑車は、車両本体の左右方向に並んだ状態でマストにおける車両本体の後方側に配置されているとともに、滑車の各々の回転軸が、車両本体の左右方向に対して略平行となるように配置されている。
これによれば、滑車が左右方向(車幅方向)に並んで配置されているので、滑車が前後方向に複数並んで配置される従来技術に比べて、ベルト部材及び動力線の配置スペースを前後方向に小さくすることができる。
また、請求項4に記載の発明では、滑車の各々がマストの後方側に配置されるとともに、それらの回転軸が車両本体の左右方向に対して略平行となるように配置されているので、従来シリンダを配置するために設けていたスペースに、上記ベルト部材及び動力線を配置することが可能となる。
したがって、請求項4に記載の発明によれば、従来シリンダを配置するために設けていた配置スペースを有効利用することができるので、車幅を広げることなく単純な構成でリーチフォークリフトの全長を短くすることができる。
一方、複数の滑車は、請求項5に記載のように、マストにおける車両本体の側方側に配置されていれば、滑車がマストの後方側に配置される従来技術に比べて、フォークリフトの全長を短くすることができる。
以下、本発明が適用された実施形態のフォークリフトについて、図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.フォークリフトの全体構成
図1は、本実施形態に係るフォークリフトを表す斜視図であり、図2は、本実施形態の主要部分を説明する説明図である。
(第1実施形態)
1.フォークリフトの全体構成
図1は、本実施形態に係るフォークリフトを表す斜視図であり、図2は、本実施形態の主要部分を説明する説明図である。
本実施形態のフォークリフトは、図1に示すように、マスト部材12が前後方向に移動するとともにフォーク4の根元部分よりも前方に前輪10が設けられた、いわゆるリーチフォークリフトであり、このフォークリフトは、運転席を有する車両本体2、フォーク4、マスト機構6、及び左右一対のアウトリガー8等を有して構成されている。
フォーク4は、積荷を積むためのものであり、このフォーク4は、車両本体2の前方側(詳しくは、運転席よりも前方側)に設けられている。なお、ここでいう「積荷」とは、フォーク4に差し込まれるための挿入口が形成された略直方体のパレット、及びパレットに載置される荷物(図示省略)のことをいう。
アウトリガー8は、車両本体2の側方側から前方側に向かって延びるアーム状の部材であり、このアウトリガー8は、車両本体2の前方両端側に配置されている。また、アウトリガー8には、前輪10が1つずつ配置されている。なお、この前輪10は遊動輪である。
マスト機構6は、図2に示すように、上下方向に伸縮可能な三段式のマスト部材12と、マスト部材12を伸縮させるためのメインリフトシリンダ14と、マスト部材12を伸縮させるための一対の帯状のマスト伸縮用チェーン16と、マスト伸縮用チェーン16及び複数の油圧チューブ18を掛けるための複数(本実施形態では4つ)の滑車20とを有して構成されている。
マスト部材12は、図1に示すように、フォーク4に取り付けられた昇降体22を介してフォーク4を昇降させるための部材であり、このマスト部材12は、車両本体2の前方側であって左右一対のアウトリガー8の間に設けられている。
そして、このマスト部材12は、アウトリガー8により前後方向に移動可能に支持されたアウタマスト12a、アウタマスト12aにより上下方向に移動可能に支持されたインタマスト12b、及びインタマスト12bにより上下方向に移動可能に支持されたインナマスト12cを有して構成されている。なお、インタマスト12bは、アウタマスト12aの間に配置され、インナマスト12cは、インナマスト12cの間に配置されている。
インナマスト12cは、上下方向に延びる一対の柱状の柱部材23等を有して構成されている。そして、インナマスト12cには、各柱部材23同士を連結する連結部材24が取り付けられており、この連結部材24には、昇降体22(フォーク4)を昇降するためのフリーリフトシリンダ26、及び帯状のフォーク昇降用チェーン(図示省略)の一端側が取り付けられている。
フリーリフトシリンダ26の上端(先端)には、滑車28が取り付けられており、この滑車28には、フォーク昇降用チェーンが掛けられている。そして、フォーク昇降用チェーンの他端側は、昇降体22に取り付けられている。
図3は、メインリフトシリンダ14の配置位置を説明する説明図であり、メインリフトシリンダ14は、図3に示すように、マスト部材12(アウタマスト12a)における車両本体2の側方側(外側)にそれぞれ取り付けられている。
そして、これらメインリフトシリンダ14は、左右一対のアウトリガー8の上方側にそれぞれ配置されている。また、メインリフトシリンダ14の先端は、図2に示すように、インタマスト12bの先端側に取り付けられている。
滑車20は、図3に示すように、マスト部材12の後方側に2つずつ配置されており、これらの滑車20は、図2に示すように、各インタマスト12bの上端部に取り付けられている。また、滑車20の各々は、図4に示すように、その回転軸20aが車両本体2の車幅方向(左右方向)に対して略平行となるように、車両本体2の左右方向に並んで配置されている。なお、図4は、滑車20の配置位置を説明する説明図である。
ここで、「略平行」とは、図5に示すように、滑車20の回転軸20aが車両本体2の左右方向に平行な状態(図5の破線部分)から、車両本体2の前後方向に所定角度θだけ変位した状態(図5の実線部分)の範囲内のことをいう。
図2に戻り、左側のマスト部材12側に配置された2つの滑車20のうち、一方(内側)の滑車20には、マスト伸縮用チェーン16が掛けられている。そして、このマスト伸縮用チェーン16の一端側は、左側のアウタマスト12aの上方側に設けられたアンカー30に取り付けられ、他端側は、左側のインナマスト12cの下方側に設けられたアンカー32に取り付けられている。
また同様に、右側のマスト部材12側に配置された2つの滑車20のうち、一方(内側)の滑車20には、マスト伸縮用チェーン16が掛けられている。そして、このマスト伸縮用チェーン16の一端側は、右側のアウタマスト12aの上方側に設けられたアンカー34に取り付けられ、他端側は、右側のインナマスト12cの下方側に設けられたアンカー36に取り付けられている。
また、左側のマスト部材12側に配置された2つの滑車20のうち他方(外側)の滑車20には、2本の油圧チューブ18が掛けられており、右側のマスト部材12側に配置された2つの滑車20のうち他方(外側)の滑車20には、1本の油圧チューブ18が掛けられている。
なお、油圧チューブ18は、フォーク4等に対して動力を供給するためのものであり、本実施形態では、車両本体2に設けられた油圧ポンプ(図示省略)からの油圧が動力源としてフォーク4等に伝達される。
因みに、本実施形態で用いられる油圧チューブ18は、フリーリフトシリンダ26に動力を供給するための油圧チューブと、フォーク4をチルト(傾斜動作)させる動力をフォーク4に対して供給するための油圧チューブと、フリーリフトシリンダ26及びフォーク4に対して供給された油圧を回収するためのリターン用の油圧チューブとである。
2.フォークリフトの作動
本実施形態では、下記の手順でフォーク4の上昇動作が行われる。
すなわち、運転者の操作によりフォーク4の上昇指令が入力されると、まずフリーリフトシリンダ26が伸長する。これにより、フォーク4(詳しくは、昇降体22)は、フォーク昇降用チェーンに引っ張られ、インナマスト12cに沿って上昇する。
本実施形態では、下記の手順でフォーク4の上昇動作が行われる。
すなわち、運転者の操作によりフォーク4の上昇指令が入力されると、まずフリーリフトシリンダ26が伸長する。これにより、フォーク4(詳しくは、昇降体22)は、フォーク昇降用チェーンに引っ張られ、インナマスト12cに沿って上昇する。
そして、フリーリフトシリンダ26の伸長が限界点に達すると、メインリフトシリンダ14が伸長する。これにより、インタマスト12bがアウタマスト12aに沿って上昇し、これに伴って、インナマスト12cがマスト伸縮用チェーン16に引っ張られてインタマスト12bに沿って上昇するので、フォーク4は、このインタマスト12b及びインナマスト12cの上昇動作に応じて、更に上昇することとなる。
なお、フォーク4の下降動作については、上述した上昇動作の逆の手順で行われる。
3.本実施形態に係るフォークリフトの特徴
以上説明したように、本実施形態では、マスト部材12における車両本体2の側方側(外側)にメインリフトシリンダ14が配置されているので、マスト部材12と車両本体2との間に、メインリフトシリンダ14の配置スペースを設ける必要がない。
3.本実施形態に係るフォークリフトの特徴
以上説明したように、本実施形態では、マスト部材12における車両本体2の側方側(外側)にメインリフトシリンダ14が配置されているので、マスト部材12と車両本体2との間に、メインリフトシリンダ14の配置スペースを設ける必要がない。
したがって、本実施形態によれば、従来技術に対して、メインリフトシリンダ14の配置スペースの分だけリーチフォークリフトの全長を短くすることができる。
そして、本実施形態では、リーチフォークリフトの全長を短くすることができるので、リーチフォークリフトの旋回半径を小さくすることができ、リーチフォークリフトの小回り性能を向上させることができる。
そして、本実施形態では、リーチフォークリフトの全長を短くすることができるので、リーチフォークリフトの旋回半径を小さくすることができ、リーチフォークリフトの小回り性能を向上させることができる。
また、一般的にアウトリガー8の上方側には何も配置されていないことから、本実施形態では、アウトリガー8の上方側にメインリフトシリンダ14を配置するようにしている。このため、従来からアウトリガー8の上方側に存在していたスペースを有効利用しつつ、フォークリフトの全長を短くすることができる。
また、本実施形態では、滑車20が左右方向(車幅方向)に複数並んで配置されるので、滑車20が前後方向に対して複数並んで配置される従来技術に比べて、マスト伸縮用チェーン16及び油圧チューブ18の配置スペースを前後方向に小さくすることができる。したがって、リーチフォークリフトの全長をより短くすることができる。
また、本実施形態では、上述したように、マスト部材12と車両本体2との間にメインリフトシリンダ14の配置スペースを設ける必要がなく、更には、滑車20は、マスト部材12の後方側に配置されるとともに、これら滑車20の回転軸20aが車両本体2の左右方向に対して略平行となるように配置されているので、従来メインリフトシリンダ14を配置するために設けていた配置スペースにマスト伸縮用チェーン16及び油圧チューブ18を配置することが可能となる。
したがって、従来メインリフトシリンダ14を配置するために設けていた配置スペースを有効利用することができるので、車幅を広げることなく単純な構成でリーチフォークリフトの全長を短くすることができる。
4.発明特定事項と実施形態との対応関係
本実施形態では、マスト部材12が特許請求の範囲に記載されたマストに相当し、メインリフトシリンダ14が特許請求の範囲に記載されたシリンダに相当し、マスト伸縮用チェーン16が特許請求の範囲に記載されたベルト部材に相当し、油圧チューブ18が特許請求の範囲に記載された動力線に相当し、滑車20が特許請求の範囲に記載された滑車に相当する。
本実施形態では、マスト部材12が特許請求の範囲に記載されたマストに相当し、メインリフトシリンダ14が特許請求の範囲に記載されたシリンダに相当し、マスト伸縮用チェーン16が特許請求の範囲に記載されたベルト部材に相当し、油圧チューブ18が特許請求の範囲に記載された動力線に相当し、滑車20が特許請求の範囲に記載された滑車に相当する。
(第2実施形態)
第1実施形態では、滑車20をマスト部材12の後方側に配置するようにしていたが、本実施形態は、図6〜図8に示すように、滑車20をマスト部材12の側方側(外側)に配置するようにしたものである。
第1実施形態では、滑車20をマスト部材12の後方側に配置するようにしていたが、本実施形態は、図6〜図8に示すように、滑車20をマスト部材12の側方側(外側)に配置するようにしたものである。
なお、図6は、第2実施形態のマスト機構6の斜視図であり、図7は、第2実施形態のマスト機構6の側面図であり、図8は、第2実施形態のメインリフトシリンダ14及び滑車20の配置位置を説明する説明図である。
滑車20の各々は、図6に示すように、インタマスト12bに取り付けられた取付部材38に取り付けられており、図8に示すように、その回転軸20aが車両本体2の車幅方向(左右方向)に対して略平行となるように、車両本体2の左右方向に並んで配置されている。そして、これら滑車20は、図7及び図8に示すように、メインリフトシリンダ14よりも前方側に配置されている。
以上説明したような本実施形態のリーチフォークリフトによっても、マスト部材12のおける車両本体2の側方側(外側)にメインリフトシリンダ14が配置されているので、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態によれば、滑車20がマスト部材12の後方側に配置される場合に比べて、フォークリフトの全長を短くすることができる。
なお、本実施形態では、滑車20の回転軸20aが車両本体2の左右方向に略平行となるように、滑車20が車両本体2の左右方向に並んで配置されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、滑車20は、例えば図9に示すように、その回転軸20aが車両本体2の前後方向に略平行となるように、車両本体2の前後方向に並んで配置されていてもよい。
なお、本実施形態では、滑車20の回転軸20aが車両本体2の左右方向に略平行となるように、滑車20が車両本体2の左右方向に並んで配置されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、滑車20は、例えば図9に示すように、その回転軸20aが車両本体2の前後方向に略平行となるように、車両本体2の前後方向に並んで配置されていてもよい。
また、本実施形態では、滑車20がメインリフトシリンダ14よりも前方側に配置されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、滑車20とメインリフトシリンダ14との配置位置は前後逆でもよい(すなわち、滑車20はメインリフトシリンダ14よりも後方側に設けられていてもよい)。
(第3実施形態)
第1及び第2実施形態では、メインリフトシリンダ14をアウトリガー8の上方側に配置されていたが、本実施形態は、図10に示すように、マスト部材12とアウトリガー8との間にメインリフトシリンダ14を配置したものである。なお、図10は、第3実施形態のメインリフトシリンダ14の配置位置を説明する説明図である。
第1及び第2実施形態では、メインリフトシリンダ14をアウトリガー8の上方側に配置されていたが、本実施形態は、図10に示すように、マスト部材12とアウトリガー8との間にメインリフトシリンダ14を配置したものである。なお、図10は、第3実施形態のメインリフトシリンダ14の配置位置を説明する説明図である。
1.フォークリフトの全体構成
図10に示すように、本実施形態のフォークリフトは、上下方向に伸縮可能な二段式のマスト部材40を有しており、このマスト部材40は、アウトリガー8により前後方向に移動可能に支持されたアウタマスト40a、アウタマスト12aにより上下方向に移動可能に支持されたインナマスト40bを有して構成されている。
図10に示すように、本実施形態のフォークリフトは、上下方向に伸縮可能な二段式のマスト部材40を有しており、このマスト部材40は、アウトリガー8により前後方向に移動可能に支持されたアウタマスト40a、アウタマスト12aにより上下方向に移動可能に支持されたインナマスト40bを有して構成されている。
アウタマスト40aは、アウトリガー8に対して、所定の長さ(例えば、アウタマスト40a一本分の幅)だけ離れて配置されており、このアウタマスト40aとアウトリガー8との間にメインリフトシリンダ14が配置されている。そして、メインリフトシリンダ14の下端の位置は、アウトリガー8及びアウタマスト40aの下端の位置に対して略同一となるようにされている。
また、滑車20の各々は、マスト部材40の内側に配置されており、これらの滑車20は、その回転軸20aが車両本体2の左右方向に略平行となるように、車両本体2の左右方向に並んで配置されている。
以上説明したような本実施形態によっても、マスト部材40における車両本体2の側方側(外側)にメインリフトシリンダ14が配置されているので、上述した第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態によれば、第1及び第2実施形態に比べて、メインリフトシリンダ14をアウトリガー8の高さ分だけ低い位置に配置することができるので、フリーリフト量を確保することができる。このため、第1及び第2実施形態と本実施形態とで同一の高さのマスト部材40を用いた場合には、本実施形態の方が、第1及び第2実施形態よりもフォーク4を高い位置まで上昇させることができる。
なお、本実施形態では、滑車20がマスト部材40の内側に配置されていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、上述した第1及び第2実施形態と同様に、滑車20はマスト部材40の外側に配置されていてもよい。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、動力線として油圧チューブ18を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フォーク4の動力源が電気である場合には、電力線が動力線に相当する。
上記実施形態では、動力線として油圧チューブ18を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、フォーク4の動力源が電気である場合には、電力線が動力線に相当する。
また、上記実施形態では、三段式のマスト部材12や二段式のマスト部材40を有するリーチフォークリフトに本発明を適用したが、本発明はこれに限定されるものではない。
また、上記実施形態では、メインリフトシリンダ14をマスト部材12の外側に配置するようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、メインシリンダ14は、図11に示すように、マスト部材12の内側に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、メインリフトシリンダ14をマスト部材12の外側に配置するようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、メインシリンダ14は、図11に示すように、マスト部材12の内側に配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、アウトリガー8の上方側にメインリフトシリンダ14を配置するようにしていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばアウトリガー8よりも外側にメインリフトシリンダ14を配置するようにしてもよいし、上述した第3実施形態のようにアウトリガー8の内側に配置するようにしてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
2…車両本体、4…フォーク、6…マスト機構、8…アウトリガー、10…前輪、12,40…マスト部材、12a,40a…アウタマスト、12b…インタマスト、12c,40b…インナマスト、14…メインリフトシリンダ、16…マスト伸縮用チェーン、18…油圧チューブ、20…滑車、20a…回転軸、22…昇降体、24…連結部材、26…フリーリフトシリンダ、28…滑車。
Claims (5)
- 車両本体の前方側に設けられたフォークと、
前記車両本体の前方側に設けられ、前記フォークを昇降させるための部材であって、上下方向に伸縮可能なマストと、
前記マストを伸縮させるためのシリンダと、
前記車両本体の前端に設けられ、前記車両本体の側方側から前方側に向かって延びる一対のアウトリガーと
を備えたリーチフォークリフトであって、
前記シリンダは、前記マストにおける前記車両本体の側方側に配置されていることを特徴とするリーチフォークリフト。 - 前記シリンダは、前記アウトリガーの上方側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のリーチフォークリフト。
- 前記シリンダは、アウトリガーとマストとの間に配置されていることを特徴とする請求項1に記載のリーチフォークリフト。
- 前記マストを伸縮させるためのベルト部材、及び前記フォークに対して動力を供給する動力線を掛けるための滑車が複数設けられている場合において、
前記複数の滑車は、前記車両本体の左右方向に並んだ状態で前記マストにおける前記車両本体の後方側に配置されているとともに、前記滑車の各々の回転軸が、前記車両本体の左右方向に対して略平行となるように配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のリーチフォークリフト。 - 前記マストを伸縮させるためのベルト部材、及び前記フォークに対して動力を供給する動力線を掛けるための滑車が複数設けられている場合において、
前記複数の滑車は、前記マストにおける前記車両本体の側方側に配置されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のリーチフォークリフト。
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