JP6809159B2 - 建設機械 - Google Patents

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Description

本発明は、建設機械に関する。
例えば特許文献1の図1などに、従来の建設機械が記載されている。この建設機械は、上部本体と、上部本体に取り付けられたマストと、マストから吊り下げられたウェイト(同文献における外部ウエイト)と、を備える。同文献の図3および図4などに、マストからウェイトまでの距離を変えるシリンダが記載されている。
特開2011−136797号公報
同文献に記載の建設機械では、シリンダを縮小させることで、ウェイトを引き上げるように構成される。そのため、シリンダを作動させるための油圧が高くなり、シリンダが大きいものとなるおそれがある。
そこで本発明は、シリンダを作動させるための油圧を抑制でき、シリンダを小さくできる、建設機械を提供することを目的とする。
本発明の建設機械は、上部本体と、ブームと、マストと、ウェイトと、ウェイト上下機構と、を備える。前記ブームは、前記上部本体に起伏自在に取り付けられる。前記マストは、前記上部本体に取り付けられ、前記ブームを後側から支持する。前記ウェイトは、前記上部本体よりも後側に配置され、前記マストから吊り下げられる。前記ウェイト上下機構は、前記マストと前記ウェイトとに接続される。前記ウェイト上下機構は、マスト側フレームと、ウェイト側フレームと、シリンダと、を備える。前記マスト側フレームは、前記マストに接続される。前記ウェイト側フレームは、前記マスト側フレームに対して上下方向に移動自在であり、前記ウェイトに接続される。前記シリンダは、上下方向に伸縮可能であり、片ロッドかつ油圧式である。前記シリンダは、シリンダ下側部材と、シリンダ上側部材と、を備える。前記シリンダ下側部材は、前記シリンダの下側部分を構成し、前記マスト側フレームに接続される。前記シリンダ上側部材は、前記シリンダの上側部分を構成し、前記ウェイト側フレームに接続される。
上記構成により、シリンダを作動させるための油圧を抑制でき、シリンダを小さくできる。
建設機械1を横から見た図である。 図1に示すウェイト上下機構30を示す図である。 図2に示すシリンダ50を示す断面図である。 図2に示すシリンダ50が伸長した状態を示す図2相当図である。 変形例の建設機械201を示す図1相当図である。
図1〜図4を参照して、図1に示す建設機械1について説明する。
建設機械1は、建設作業などの作業を行う機械であり、クレーンである。例えば、建設機械1は、移動式クレーンであり、クローラクレーンであり、ラチスブームクローラクレーンである。建設機械1は、下部走行体11と、上部本体13と、ブーム15と、マスト17と、ウェイト21と、懸架部材23と、ウェイト上下機構30と、を備える。下部走行体11は、建設機械1を走行させる部分であり、クローラを有する。
上部本体13(上部旋回体)は、下部走行体11に対して旋回自在であり、下部走行体11に旋回装置を介して取り付けられる。上部本体13は、本体フレーム13a(旋回フレーム)と、運転室13bと、本体ウェイト13cと、を備える。本体フレーム13aの長手方向を前後方向Xとする。前後方向Xにおいて、本体ウェイト13cから運転室13bに向かう側を前側X1とし、その逆側を後側X2とする。前後方向Xに直交する水平方向を横方向Yとする。前後方向Xおよび横方向Yに直交する方向を上下方向Zとする。上下方向Zにおいて、下部走行体11から上部本体13に向かう側を上側Z1とし、その逆側を下側Z2とする。
本体ウェイト13cは、建設機械1の前後方向Xのバランスをとり、建設機械1の吊り上げ能力を向上させる、おもりである。本体ウェイト13cは、本体フレーム13aの後側X2端部に取り付けられ、本体フレーム13aに固定される。「端部」は、端およびその近傍の部分である(以下同様)。
ブーム15は、吊上ロープ(図示なし)を介して吊荷(図示なし)を吊り上げる構造物である。ブーム15は、上部本体13に起伏自在に取り付けられる。ブーム15は、例えばラチス構造を有するラチスブームである。
マスト17は、ガイラインLを介してブーム15を後側X2から支持する構造物である。マスト17は、上部本体13に起伏自在に取り付けられる。ガイラインLは、マスト17の先端部とブーム15の先端部とに接続される。先端部とは、先端およびその近傍の部分である(以下同様)。
ウェイト21は、建設機械1の前後方向Xのバランスをとり、建設機械1の吊り上げ能力を向上させる、おもりである。ウェイト21は、上部本体13よりも後側X2に配置され、本体ウェイト13cよりも後側X2に配置される。ウェイト21は、マスト17の先端部から懸架部材23を介して吊り下げられる。ウェイト21は、車輪(タイヤ)および駆動装置(動力)を備えない、パレットウェイトである。ウェイト21は、車輪を有するカウンタウェイト台車でもよい。このカウンタウェイト台車は、駆動装置を備えてもよい。パレットウェイトの構造は、カウンタウェイト台車の構造よりも、簡素である。ウェイト21は、ウェイト21の構成要素(ウェイト構成要素)が複数段積み上げられたものである。図2に示すように、ウェイト21は、ベースウェイト21aと、積み上げウェイト21bと、を備える。ベースウェイト21aは、複数段のウェイト構成要素のうち、最も下側Z2の段のウェイト構成要素である。積み上げウェイト21bは、複数段のウェイト構成要素のうち、ベースウェイト21aよりも上側Z1に配置され、ベースウェイト21a上に積み上げられるウェイト構成要素である。図1、図2、および図4では、積み上げウェイト21bを二点鎖線で示す。
懸架部材23は、図1に示すように、マスト17とウェイト21とにつながれる部材(リンク)である。懸架部材23は、マスト17の先端部から吊り下げられる。懸架部材23は、マスト17の先端部に直接取り付けられ、マスト17の先端部に間接的に取り付けられてもよい(下記の変形例を参照)。懸架部材23は、直線状に延びる。懸架部材23の長さは一定であり、例えばウインチなどによる巻き取りおよび操り出しがなされない。
ウェイト上下機構30は、マスト17からウェイト21までの距離を変える機構(装置)である。ウェイト上下機構30は、マスト17とウェイト21とに接続され、マスト17とウェイト21とに直接的または間接的に接続される。図2に示すように、ウェイト上下機構30は、フレーム40と、シリンダ50と、を備える。
フレーム40は、シリンダ50が取り付けられる構造物であり、シリンダ50を支持する(ウェイト引き上げシリンダ取付機構、シリンダ支持機構)。フレーム40は、マスト側フレーム41と、ウェイト側フレーム43と、を備える。
マスト側フレーム41は、マスト17(図1参照、マスト17について以下同様)に接続される。マスト側フレーム41は、懸架部材23を介してマスト17に接続され、マスト17に直接には接続されない。マスト側フレーム41の形状は、例えばシリンダ50を囲む形状(枠状など)である。マスト側フレーム41は、懸架部材接続部41aと、シリンダ下側部材接続部41bと、マスト側フレーム中間部41cと、を備える。懸架部材接続部41aは、懸架部材23が接続される部分であり、懸架部材23を介してマスト17が接続される部分(マスト接続部)である。懸架部材接続部41aは、マスト側フレーム41の、例えば上側Z1端部に設けられる。シリンダ下側部材接続部41bは、チューブ51(シリンダ下側部材)が接続される部分である。シリンダ下側部材接続部41bは、マスト側フレーム41の、例えば下側Z2端部に設けられる。マスト側フレーム中間部41cは、懸架部材接続部41aとシリンダ下側部材接続部41bとを連結する部分である。
ウェイト側フレーム43は、ウェイト21に接続され、ウェイト21に直接接続され、ウェイト21に固定される。ウェイト側フレーム43は、ベースウェイト21aに接続され、ベースウェイト21aに直接接続され、ベースウェイト21aに固定される。ウェイト側フレーム43は、マスト側フレーム41に取り付けられる。ウェイト側フレーム43は、マスト側フレーム41に対して上下方向Zに移動自在である。マスト側フレーム41に対してウェイト側フレーム43が上下方向Zに移動自在である範囲(所定範囲)は、例えば、シリンダ50が最も縮小した状態から最も伸長した状態(図4参照)になることが可能となるように設定される。例えば、ウェイト側フレーム43は、マスト側フレーム41に対して、前後方向Xの移動が規制され、横方向Yの移動が規制される。
このウェイト側フレーム43の形状は、例えばシリンダ50を囲む形状(枠状など)である。ウェイト側フレーム43は、ウェイト接続部43aと、シリンダ上側部材接続部43bと、ウェイト側フレーム中間部43cと、を備える。ウェイト接続部43aは、ウェイト21が接続される部分である。ウェイト接続部43aは、ウェイト側フレーム43の、下側Z2端部に設けられる。シリンダ上側部材接続部43bは、ロッド53(シリンダ上側部材)が接続される部分である。シリンダ上側部材接続部43bは、ウェイト側フレーム43の、例えば上側Z1端部に設けられる。シリンダ上側部材接続部43bは、シリンダ下側部材接続部41bよりも上側Z1に配置される。ウェイト側フレーム中間部43cは、ウェイト接続部43aとシリンダ上側部材接続部43bとを連結する部分である。
シリンダ50は、マスト側フレーム41に対してウェイト側フレーム43を上下方向Zに移動させる。シリンダ50は、上下方向Zに伸縮可能である。シリンダ50の軸方向は、上下方向Zであり、上下方向Zに対して傾いてもよい。シリンダ50は、シリンダ50の軸方向における一方側(図2では上側Z1)にのみロッド53が設けられる、片ロッドである。シリンダ50は、油圧により作動する、油圧式である。図3に示すように、シリンダ50は、チューブ51と、ロッド53と、ピストン55と、を備える。
チューブ51(シリンダ下側部材)は、筒状の部材である。チューブ51は、シリンダ50の下側Z2部分を構成する。図2に示すように、チューブ51の例えば下側Z2端部は、マスト側フレーム41に接続され、シリンダ下側部材接続部41bに接続される。チューブ51は、マスト側フレーム41に対して上下方向Zに移動しない。チューブ51には、油圧配管60(図1参照)が接続される。図3に示すように、チューブ51は、筒状のチューブ本体51aと、ボトム側油室51bと、ロッド側油室51cと、ボトム側ポート51dと、ロッド側ポート51eと、を備える。ロッド側油室51cおよびボトム側油室51bは、チューブ本体51aの内部に形成される。ロッド側油室51cは、チューブ本体51aの内部のうち、チューブ51に対してロッド53が突出する側(図3では上側Z1)の部分に形成される。ボトム側油室51bは、チューブ本体51aの内部のうち、チューブ51に対してロッド53が突出する側とは反対側(図3では下側Z2)の部分に形成される。ボトム側ポート51dおよびロッド側ポート51eは、チューブ本体51aに形成され、油圧配管60(図1参照)が接続される部分(ポート)である。ボトム側ポート51dは、ボトム側油室51bに対して油を供給および排出するためのポートである。ロッド側ポート51eは、ロッド側油室51cに対して油を供給および排出するためのポートである。
ロッド53(シリンダ上側部材)は、棒状の部材である。ロッド53は、チューブ51に対して、上下方向Z(シリンダ50の軸方向)に進退する。ロッド53は、シリンダ50の上側Z1部分を構成する。図2に示すように、ロッド53の例えば上側Z1端部は、ウェイト側フレーム43に接続され、シリンダ上側部材接続部43bに接続される。ロッド53は、ウェイト側フレーム43に対して上下方向Zに移動しない。
ピストン55は、図3に示すように、ロッド53に固定され、チューブ本体51aの内部の空間を、ロッド側油室51cとボトム側油室51bとに仕切る。ピストン55は、ボトム側受圧部55bと、ロッド側受圧部55cと、を備える。ボトム側受圧部55bは、ボトム側油室51b内の油圧を受ける。ロッド側受圧部55cは、ロッド側油室51c内の油圧を受ける。ボトム側受圧部55bの受圧面積は、ロッド側受圧部55cの受圧面積よりも大きい。ボトム側受圧部55bの受圧面積は、ロッド側受圧部55cの受圧面積よりも、ロッド53の軸方向から見たときのロッド53の断面積の分だけ大きい。
油圧配管60は、図1に示すように、シリンダ50に対して油を供給および排出するための配管である。油圧配管60は、油圧ポンプなどの油圧源に接続される。油圧源は、上部本体13に設けられる(搭載される)。油圧配管60は、ホース、チューブ、またはこれらを組み合わせたものである。なお、図1では、油圧配管60の位置を一点鎖線で示す(図5も同様)。
(作動)
建設機械1は、次のように作動する。ブーム15が吊荷を吊り上げると、ウェイト21が地面Gから浮く。このとき、下部走行体11を略中心として建設機械1が前側X1に回転しようとするモーメントと、下部走行体11を略中心として建設機械1が後側X2に回転しようとするモーメントと、が吊り合う。地面Gからのウェイト21の浮き量(高さ)は、吊荷および建設機械1の重心位置によって決まる。
(シリンダ50の伸縮)
例えば、図4に示すように、地面Gから浮いたウェイト21が障害物Gaを避けるために、または、図1に示すガイラインLの張り(張力)を調整するなどのために、図3に示すシリンダ50が伸縮される。
シリンダ50が伸長するときの、建設機械1(図1参照、建設機械1について以下同様)の作動は次の通りである。油圧配管60(図1参照)からボトム側ポート51dを介してボトム側油室51bに油が供給され、ロッド側油室51cからロッド側ポート51eを介して油圧配管60に油が排出される。すると、シリンダ50は、上下方向Zに伸長する。すると、図2に示すウェイト側フレーム43は、マスト側フレーム41に対して上側Z1に移動する。その結果、図4に示すように、ウェイト21は、マスト17(図1参照)に対して上側Z1に移動する(上昇する、引き上げられる)。その結果、例えば、地面Gに接していたウェイト21が、地面Gから浮き上がる。
図3に示すシリンダ50が縮小するときの、建設機械1の作動は次の通りである。油圧配管60(図1参照)からロッド側ポート51eを介してロッド側油室51cに油が供給され、ボトム側油室51bからボトム側ポート51dを介して油圧配管60に油が排出される。すると、シリンダ50は、上下方向Zに縮小する。すると、図2に示すように、ウェイト側フレーム43は、マスト側フレーム41に対して下側Z2に移動する。その結果、ウェイト21は、マスト17(図1参照)に対して下側Z2に移動する(下降する)。その結果、例えば、地面Gから浮き上がっていたウェイト21が、地面Gに接する(着地する)。
(シリンダ50の推力の比較)
図3に示すシリンダ50が伸長するときのシリンダ50の推力を、伸び側推力F1とする。シリンダ50が縮小するときのシリンダ50の推力を、縮み側推力F2とする。伸び側推力F1および縮み側推力F2は、次の式で表される。
F1[N]=D2×P×π/4
F2[N]=(D2−d2)×P×π/4
D:チューブ51の軸方向から見たチューブ51の内径
d:ロッド53の軸方向から見たロッド53の直径
P:油圧
π:円周率
上記のように、油圧Pが同じなら、F1>F2となる。具体的には、油圧Pが同じなら、縮み側推力F2は、伸び側推力F1に比べ、d2×P×π/4だけ低い。
(第1の発明の効果)
図1に示す建設機械1による効果は次の通りである。建設機械1は、上部本体13と、ブーム15と、マスト17と、ウェイト21と、ウェイト上下機構30と、を備える。ブーム15は、上部本体13に起伏自在に取り付けられる。マスト17は、上部本体13に取り付けられ、ブーム15を後側X2から支持する。ウェイト21は、上部本体13よりも後側X2に配置され、マスト17から吊り下げられる。ウェイト上下機構30は、マスト17とウェイト21とに接続される。
[構成1]ウェイト上下機構30は、マスト側フレーム41と、ウェイト側フレーム43と、シリンダ50と、を備える。マスト側フレーム41は、マスト17に接続される。ウェイト側フレーム43は、マスト側フレーム41に対して上下方向Zに移動自在であり、ウェイト21に接続される。シリンダ50は、上下方向Zに伸縮可能であり、片ロッドかつ油圧式である。図2に示すように、シリンダ50は、チューブ51と、ロッド53と、を備える。チューブ51は、シリンダ50の下側Z2部分を構成し、マスト側フレーム41に接続される。ロッド53は、シリンダ50の上側Z1部分を構成し、ウェイト側フレーム43に接続される。
建設機械1は、上記[構成1]を備える。よって、シリンダ50が上下方向Zに伸長すると、ウェイト側フレーム43が、マスト側フレーム41に対して上側Z1に移動する。よって、図1に示すウェイト21が、マスト17に対して上側Z1に移動する(引き上がる)。ここで、シリンダ50は片ロッドであるため、シリンダ50を縮める場合よりも、シリンダ50を伸ばす場合の方が、シリンダ50を作動させるための油圧を低くできる。上記[構成1]では、シリンダ50を伸長させることでマスト17に対してウェイト21を引き上げることができる。よって、シリンダ50を縮小させることでマスト17に対してウェイト21を引き上げる場合に比べ、低い油圧でウェイト21を引き上げることができる。よって、シリンダ50を作動させるための油圧を抑制でき、シリンダ50を小さくできる。
シリンダ50を小さくできる結果、シリンダ50を配置するためのスペースを抑制でき、フレーム40を小さくできる。フレーム40を小さくできるので、例えば、従来の建設機械に対してフレーム40を容易に追加(後付け)できる。シリンダ50を小さくできる結果、シリンダ50を作動させるための油量を抑制できる。シリンダ50を作動させるための油圧を抑制できる結果、油圧源の吐出圧力を小さくできる。シリンダ50を作動させるための油圧および油量を抑制できる結果、油圧源を小さくできる。
(第2の発明の効果)
建設機械1は、マスト17から吊り下げられる懸架部材23を備える。マスト側フレーム41は、懸架部材23を介してマスト17に接続される。
[構成2]ウェイト側フレーム43は、ウェイト21に直接接続される。
上記[構成2]により、ウェイト側フレーム43が懸架部材23を介してウェイト21に固定される場合(「場合α」とする)に比べ、シリンダ50を下側Z2に(低い位置に)配置できる。よって、シリンダ50のメンテナンスを容易に行える。また、上記の場合αに比べ、シリンダ50に接続される油圧配管60を低く、短くできる。よって、油圧源からシリンダ50に油圧を伝えるためのエネルギーを抑制できる。また、油圧配管60を低く、短くできるので、油圧配管60の組立や配策を容易に行える。
(第3の発明の効果)
[構成3]図2に示すように、シリンダ下側部材(シリンダ50の下側Z2部分を構成するもの)は、油圧配管60(図1参照)が接続されるチューブ51である。シリンダ上側部材(シリンダ50の上側Z1部分を構成するもの)は、チューブ51に対して上下方向Zに進退するロッド53である。
上記[構成3]により、シリンダ下側部材がロッド53かつシリンダ上側部材がチューブ51である場合に比べ、図1に示す油圧配管60を、低く、短くできる。
(変形例)
図5を参照して、変形例の建設機械201について、上記実施形態との相違点を説明する。相違点は、ウェイト上下機構230の配置である。
ウェイト上下機構230は、マスト側フレーム241と、ウェイト側フレーム243と、連結部材245と、を備える。図1に示すように、第1実施形態では、ウェイト上下機構30のウェイト側フレーム43は、ウェイト21に直接接続された。一方、図5に示すように、第2実施形態では、ウェイト上下機構230は、マスト17の先端部の近傍に配置される。マスト側フレーム241は、マスト17の先端部の近傍に配置され、マスト17に接続され、連結部材245を介してマスト17から吊り下げられる。ウェイト側フレーム243は、懸架部材23を介してウェイト21に接続される。連結部材245は、懸架部材23よりも短い。連結部材245は設けられなくてもよい。
(その他の変形例)
上記実施形態および変形例は様々に変形可能である。例えば、構成要素の一部が設けられなくてもよく、構成要素の数が変更されてもよい。明示していない限り、固定や接続は、直接的でも間接的でもよい。シリンダ50は、図2に示す配置に対して上下逆でもよい。シリンダ50の上側Z1部分を構成するシリンダ上側部材がチューブ51、シリンダ50の下側Z2部分を構成するシリンダ下側部材がロッド53でもよい。
1、201 建設機械
13 上部本体
15 ブーム
17 マスト
21 ウェイト
23 懸架部材
30、230 ウェイト上下機構
41、241 マスト側フレーム
43、243 ウェイト側フレーム
50 シリンダ
51 チューブ(シリンダ下側部材)
53 ロッド(シリンダ上側部材)
60 油圧配管
245 連結部材

Claims (5)

  1. 上部本体と、
    前記上部本体に起伏自在に取り付けられるブームと、
    前記上部本体に取り付けられ、前記ブームを後側から支持するマストと、
    前記上部本体よりも後側に配置され、前記マストから吊り下げられるウェイトと、
    前記マストと前記ウェイトとに接続されるウェイト上下機構と、
    を備え、
    前記ウェイト上下機構は、
    前記マストから吊り下げられるマスト側フレームと、
    前記マスト側フレームに対して上下方向に平行移動自在であり、前記ウェイトに接続されるウェイト側フレームと、
    上下方向に伸縮可能であり、片ロッドかつ油圧式のシリンダと、
    を備え、
    前記シリンダは、
    前記シリンダの下側部分を構成し、前記マスト側フレームに接続されるシリンダ下側部材と、
    前記シリンダの上側部分を構成し、前記ウェイト側フレームに接続されるシリンダ上側部材と、
    を備える、建設機械。
  2. 請求項1に記載の建設機械であって、
    前記マスト側フレームは、前記シリンダを囲む形状を有し、
    前記ウェイト側フレームは、前記シリンダを囲む形状を有する、
    建設機械。
  3. 請求項1または2に記載の建設機械であって、
    前記ウェイト側フレームは、前記マスト側フレームに対する前後方向および横方向のそれぞれの方向への移動が規制される、
    建設機械。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の建設機械であって、
    前記マストから吊り下げられる懸架部材を備え、
    前記マスト側フレームは、前記懸架部材を介して前記マストに接続され、
    前記ウェイト側フレームは、前記ウェイトに直接接続される、
    建設機械。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の建設機械であって、
    前記シリンダ下側部材は、油圧配管が接続されるチューブであり、
    前記シリンダ上側部材は、前記チューブに対して上下方向に進退するロッドである、
    建設機械。
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