JP2009078008A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカハウジングの一部に釘等を挿入し得る空間を確保し、かつスピーカハウジングの容積を増加させる。
【解決手段】外枠10の底板10Bと遊技機本体300の下端部との間にスピーカ41を有するスピーカハウジング4を設ける。スピーカハウジング4を底板10Bの背面側端まで延出させることにより、スピーカハウジング4内の反響空間を拡張する。一方、スピーカハウジング4の背面側端面44に上下方向に形成された溝46を設け、溝46内に挿入される釘によって、底板10Bを基台BSに固定できる構成とした。
【選択図】 図2

Description

本発明は、遊技機に係り、詳しくはスピーカを下部に備えた遊技機に関するものである。
従来の弾球遊技機では、遊技球を発射する発射装置によって投入された遊技球を遊技領域内に流下させ、遊技球が所定の入賞口へ入賞した場合には、賞球が得られる構成となっている。そして、近年の弾球遊技機の中には、始動入賞口に遊技球が入賞することを契機に、抽選が開始され、当選した場合には、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい特別遊技状態(いわゆる確率変動状態)に遊技状態が切り換る遊技機が提案されている。
また、このような遊技機では、抽選を実行している間、大型表示画面に演出画像が表示され、その他装飾装置から各種演出パターンが音声や発光により、出力される機種が増加している。
このような弾球遊技機では、リーチ状態や確率変動状態など遊技状況に応じて演出内容が複雑となり、遊技盤内に限らず、ガラス枠等に発光ダイオード、スピーカなどの演出用装飾部材が配置される。また、遊技者に遊技内容の選択を可能とするための選択ボタン等も配置され、限られた配置スペース内に多数の演出用部材等が配置された構成となっている。
このような事情の下、外枠の底板に設けられ、遊技機本体との間に設けられた幕板にスピーカが配置された構成が提案されている。
特開2005−65994号
スピーカは、スピーカハウジング内の反響空間の容積をより広く取ることによって、より低域の音圧をより大きく出力することができる。このように、低域の音圧を増大させるためには、スピーカハウジングの容積を大きくすることが好ましい。しかしながら、外枠の底板は、本来遊技機を基台に設置するための構成要素であるため、釘や木ネジによって、底板を基台に固定する必要があり、釘等を打ち付ける領域を確保するために、スピーカハウジングの容積を十分に拡張することはできないという問題があった。また、前記釘打ちのために確保された領域は、釘打ちの際に多大な衝撃が加わるため、電子基板やその他の構成部材などを設けることもできないといった問題もあった。
この発明の目的は、スピーカハウジングの一部に釘等を挿入し得る空間を確保し、かつ外枠の底板上部の空間を有効活用した遊技機を提供することにある。
以上のような問題を解決する本発明は、以下のような構成を有する。
(1) 外枠と、
該外枠の片側側枠に揺動自在に支持された前枠と、
スピーカを備える遊技機であって、
前記スピーカと該スピーカの音響空間を構成するスピーカハウジングとを有するスピーカユニットが、前記外枠の底板と前記前枠の間に設けられ、
前記底板を貫通して、前記底板を基台へ固定するための貫通固定具が挿通する挿通空間が前記スピーカハウジングに形成されていることを特徴とする遊技機。
(2) 前記挿通空間は、スピーカハウジングの背面において、上下方向に形成された溝である上記(1)に記載の遊技機。
(3) 前記挿通空間は、上下方向に形成され、前記挿通固定具の挿通可能な横断面形状を有する貫通孔である上記(1)に記載の遊技機。
(4) 前記挿通空間の横断面形状は、スリット形状である上記(3)に記載の遊技機。
(5) 前記挿通固定具は釘であって、挿通空間は釘の胴より広く、釘頭より狭く構成されている上記(3)又は(4)に記載の遊技機。
(6) 前記挿通空間周縁部において、前記スピーカハウジングより強度の高い保護部が設けられている上記(1)〜(5)のいずれか1に記載の遊技機。
請求項1に記載の発明によれば、スピーカハウジングに貫通固定具を挿通させる挿通空間を形成することにより、スピーカハウジングの背面側の空間を有効活用することができる。例えば、スピーカハウジングを底板の背面方向に拡張することが可能となり、貫通固定具の配置領域を確保しつつ、スピーカハウジングで形成される音響空間を拡張することができる。
請求項2に記載の発明によれば、挿通空間が溝形状であるため、スピーカハウジングに挿通空間を容易に形成することができる。釘等の貫通固定具は、従来固定用に使用されていたものを使用することが可能となる。さらに、背面側が開放されているので、貫通固定具を打ち込むための工具を、底板まで打ち込むことができる。
請求項3に記載の発明によれば、挿通空間を貫通孔とすることにより、貫通孔に沿って貫通固定具を挿入することで、打ち込み時の貫通固定具の姿勢を適正な姿勢に支持することが容易となる。また、貫通固定具が挿通できる容積のみをスピーカハウジングの容積から削れば済むので、スピーカハウジングの容積を効率良く音響空間として利用することができる。
請求項4に記載の発明によれば、挿通空間が長孔形状であるため、貫通固定具の打ち込み位置を、長孔の形成されている範囲内で、任意に選択することができる。
請求項5に記載の発明によれば、挿通空間に釘を打ち込むことによって、釘頭は、スピーカハウジングを底板と共に基台に固定する作用を生じ、スピーカハウジングを固定するための固定構造を省略することができる。
請求項6に記載の発明によれば、挿通空間周縁部にスピーカハウジングより強度の高い保護部が設けられているので、挿通空間内の貫通固定具を打撃する際の衝撃を保護部が主として負担し、該衝撃により貫通固定具周囲のスピーカハウジングが破損されることが抑制される。
図1は、本実施形態における遊技機を示す図である。以下、本明細書において、遊技機の遊技者が配置される側を正面、前面又は前側として表現し、遊技者の配置位置に対して反対側を背面、後面又は後側とし、図1に示されているような正面視において、左右方向をY軸方向、前後方向をX軸方向、鉛直方向をZ軸方向と定義し、右方向をY軸方向の正方向、前側から後側へ向かう方向をX軸方向の正方向、鉛直下方へ向かう方向をZ軸の正方向と定義する。
図1において弾球遊技機100は、外郭方形枠サイズに形成されて縦長の固定保持枠を構成する外枠10の開口前面に、外枠10に合わせて方形枠サイズに形成された開閉搭載用の前枠2を備えている。
前枠2は、外枠10の正面左側上下に取り付けられたヒンジ金具3A、3Bにより外枠10に対して開閉可能に取り付けられ、さらに、外枠10の正面右側に設けられた施錠装置12によって閉鎖状態に保持されるようになっている。
前枠2には、遊技盤3が配置されており、遊技盤3は、所定板厚の積層合板の裏側にセルを貼り付けてルーター(役物取り付け孔)加工した化粧板を基板とし、その前面側には図示しないが、環状に取り付けられたガイドレールに囲まれて形成された略円形状の遊技領域6が設けられている。
遊技領域6には、略中央部に表示装置として液晶表示装置で構成された表示部6aが設けられている。この表示部6aは、各種表示装置を兼ねており、図柄変動表示装置6jや普通図柄変動表示装置264dとしての機能を備える。表示部6aの周りには装飾部材6Bや、始動入賞口6c、および特別入賞口6d、その他入賞口6kなどがそれぞれ配置されている。遊技領域下部にはアウト球を回収するアウト口6eも設けられており、始動入賞口6cや特別入賞口6dに入賞せずに落下したアウト球を遊技盤3の背面側から機外に排出できるようになっている。
また、前枠2の前面上部側には、遊技盤3を視認できるように透明なガラス盤を備えたガラス枠70が水平方向に開閉可能かつ着脱可能に設けられ、通常は、施錠装置12により閉鎖状態に保持されて遊技盤3の前面を覆っている。
前枠2の前面下部側でガラス枠70の下方には、皿ユニット701が、前枠2に開閉支持されている背面板に取り付けられて設けてある。皿ユニット701は、図示しないロック機構により通常、遊技盤3に沿った状態で保持されている。皿ユニット701は、球受け皿を構成している球貯留部701aと、球貯留部701aの正面左側下部に設けられた灰皿701bと、球貯留部701aの正面右側下部に設けられた発射ハンドルHと、ボタン701dとを有している。
また、図2に示すように、皿ユニット701の背後には、前枠2の後側に遊技補助盤が形成されており、ここに発射ハンドルHの回動操作(回動角度位置)に応じて遊技球を打ち出す遊技球発射装置の発射機構部が設けられている。また、皿ユニット701の背後には、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25d(図10参照)から払い出された遊技球のうち、球貯留部701aに排出し切れない遊技球を一時貯留する貯留ケース、遊技球発射装置によって打ち出された遊技球のうち、遊技領域6に到達できずに戻ってきたファール球を、貯留ケースを介して球貯留部701aに回収処理するファール球回収通路などが設けられている。
図2に示されているように、遊技盤3の裏側には、裏セット盤20が着脱可能に取り付けられている。裏セット盤20には、遊技球を貯留する球貯留タンクや、遊技盤3における入賞状態に基づいて遊技球を払い戻す球搬出装置、この球搬出装置から払い戻された遊技球を貯留ケースに導く払出通路などの賞球機構が設けられている。また、裏セット盤20の裏面側に、電源基板や発射制御基板、主制御基板、払出制御基板、ランプ・音声制御基板などの各種回路基板が取り付けられ、これら回路基板と電気・電子部品とは、ワイヤーハーネスで接続されて、遊技可能に構成される。
以上のような構成された弾球遊技機100は、外枠10の底板10Bを貫通する貫通固定具としての釘を基台BSに打ちつけることにより、基台BS上に固定される。
弾球遊技機100は、ガラス枠70、皿ユニット701などが閉鎖施錠された状態で遊技に供され、球貯留部701aに遊技球を貯留させて発射ハンドルHを回動操作することにより遊技が開始される。すなわち、図1中に太線矢印で示すように発射ハンドルHが回動操作されると、球貯留部701aに貯留された遊技球が1球ずつ発射機構部に送り出され、発射機構部の打球杵により遊技領域6に打ち出され、パチンコゲームが展開される。
このように遊技球発射装置は、遊技者が遊技領域6内の所定位置に遊技球が打ち出せるように、遊技者自身が発射強度を調整可能に構成されていると共に、上述した発射ハンドルHがその調整装置になっている。
上記のように、前枠2、遊技盤3の正面側に設けられた遊技領域6、表示部6a、各種入賞口、ガラス枠70、皿ユニット701、背面側に設けられた制御基板等により遊技機本体300が構成される。このような遊技機本体300は、外枠10内に支持されるが、遊技機本体300と、外枠10を構成する底板10Bの間に、スピーカ41を有するスピーカハウジング4が配置されている。スピーカ41からは、遊技の展開状態に応じた効果音が出力される。図3に示されているように、本実施形態におけるスピーカハウジング(エンクロージャ)4は、バスレフ型が採用され、ダクト42が設けられている。このダクト42は、スピーカ41が設けられている正面側と同じ側(正面側)に、開口421を有している。上記スピーカ41とスピーカハウジング4とによってスピーカユニットが構成される。
図4は、スピーカハウジング4のA−A断面図である。スピーカハウジング4内には、スピーカ41の背面から出る音を響かせる反響空間43が形成されている。反響空間43の容積を広く採るほど、スピーカ41からの遊技者に伝わる音圧が大きくなるため、スピーカハウジング4の背面側端面44は、底板10Bの背面側端辺10bBに達している(同一平面内に位置する)。但し、スピーカハウジング4の背面側端面44は、底板10Bの背面側端辺10bBと同一平面内に、必ずしも位置している必要はなく、背面側端辺10bBに近接して設けられていてよい。例えば、背面側端面44は、底板10Bの背面側端辺10bBより背面側に若干突出していてもよく、或いは正面側に位置していてもよい。但し、外枠10は、遊技機本体300を保護する作用もあり、スピーカハウジング4は、外枠10より背面側に突出していないことが好ましい。図4に示されているように、本実施形態では、外枠の奥行き以内に収まっている。また、スピーカハウジング4が十分な強度を有するものであるならば、突出して構成されていてもよい。この場合には、より多くの反響空間を確保することが可能となる。さらに、スピーカハウジング4の底面には、下側に突出する突出部45が形成されている。
一方、スピーカハウジング4を底板10Bの背面側端辺10bBへ拡張しない構成を採った場合には、スピーカハウジング4の背面側に、釘打ちの必要のない空間が存在することとなり、電子基板やその他の構成要素や構成部材を配置するためのスペースとして有効活用することができる。
スピーカハウジングの背面側端面は、該底板の背面側端辺に近接しているとは、スピーカハウジングの背面側端面44と底板10Bの背面側端辺10bBとの間に、後述する貫通固定具としての釘Kを打ち付け得る程度の領域が取れない程度に近接していることを意味する。
図5は、スピーカハウジング4の全体斜視図である。スピーカハウジング4の底面部には、下方に突出した突出部45が形成されており、この突出部45は、底板10Bに形成された凹部101Bに嵌まり込む構成となっている。このような構成は、突出部45によって、反響空間の容積を更に拡張することができる。また、突出部45と凹部101Bの嵌め合いによって、底板10Bに対するスピーカハウジング4の前後(X軸)方向、左右(Y軸)方向又は前後左右(X軸Y軸)方向の位置決めをすることが可能となる。図5に示されている例では、凹部101Bの正面側が開放されているので、左右方向に位置決めされている。凹部101Bが上方にのみ開放する穴である場合には、前後左右(X軸Y軸)方向の位置決めが可能となる。
スピーカハウジング4の背面側端面44には、上下方向に挿通空間としての溝46が複数個、ほぼ等間隔に形成されており、溝46の下端には、底板10Bの上面が露出する構成となっている。
この底板10Bの露出部分に釘Kを打ち付けることにより、釘Kは、底板10Bを貫通して基台BSに達し、底板10Bを基台BSに固定することができる。また、複数の溝46の内、一部には下端開放部分を閉鎖した閉鎖部461を設け、挿通孔462を形成した構成としてもよい。この挿通孔462に、ネジ釘Kmを挿通させ、底板10Bに螺入させることにより、底板10Bにスピーカハウジング4を固定する構成とすることができる。
以上のように、溝46を形成することで、スピーカハウジング4の背面側端面を底板10Bの背面側端辺10bBまで拡張し、反響空間を拡大することが可能となる。
図6は、図3におけるB−B断面図である。ダクト42は、スピーカハウジング4内の反響空間43内に位置する開口422と、スピーカハウジング4の正面側に位置する開口421とを備える。このダクト42により、ヘルムホルツ共鳴を利用したバスレフ型スピーカシステムが構成される。なお、この実施形態の他、スピーカハウジング4には、ダクトを設けず、密閉型スピーカシステムとしてもよい。
図7は、スピーカハウジング4の他の構成を示す斜視図である。このスピーカハウジング4には、釘Kが挿通する挿通空間として上下方向に形成された貫通孔47が形成されている。この貫通孔47は、横断面形状が背面側端面に沿って延びた長孔に形成された、いわゆるスリット状の孔である。
図8は、貫通孔47の形成された位置におけるスピーカハウジング4の部分断面側面図である。貫通孔47の幅は、釘Kの胴部分K1の径より大きく、釘頭K2の径より小さい長さに形成されている。このような構成とすることにより、貫通孔47に挿入された釘Kは、底板10Bを打ち抜いて基台に達し、釘頭K2は、スピーカハウジング4の貫通孔47上端部に当接する。これにより、釘Kは、基台に対して底板10Bとスピーカハウジング4を同時に固定することとなる。また、貫通孔47は、左右方向に沿って形成されたスリットであるため、釘Kの打ち込み位置を、貫通孔47の形成されている範囲内で、任意に選択することができる。また、貫通孔47がスリット状であるため、釘Kの打ち込みのみでは、スピーカハウジング4の左右(Y軸)方向の位置決めをできないが、図5に示されているように、凹部101Bと、突出部45との嵌め合いにより、左右(Y軸)方向は位置決めされている。
なお、貫通孔47を形成する部材は、スピーカハウジング4を構成する部材に比較して、剛性の高い材質で構成された保護部材471により構成されている。スピーカハウジング4を保護する保護部としての保護部材471は、スリット状の貫通孔47を形成する管状部471bと、管状部471bの上端部(挿入口)の外側に形成されたフランジ部471aとを備えている。管状部471b上端のフランジ部471aは、スピーカハウジング4の上面に露出し、その露出面の幅は、釘Kを打ち込んだ際、釘頭K2よりも外側に露出する程度の幅に形成されている。
また、管状部471bの下端は、底板10Bに当接している。フランジ部471aに加えられた衝撃は、管状部471bを介して底板10Bに伝達され、衝撃がスピーカハウジング4に直接伝わらないように構成されている。このため、保護部材471は、釘Kを槌で打ち込んだ際の衝撃に耐えうる強度を有し、少なくとも、スピーカハウジング4を構成する材料よりも強度の高い材料で構成されている。このような構成とすることで、釘打ち込みの際にスピーカハウジング4が破損することが抑制される。また、保護部材471は、上記構成の他、釘を打ち込む槌が直接接触する上面露出部分(例えば、フランジ部471aの部分)にのみ設けられていてもよい。これにより、少なくとも槌との接触部分の破損が抑制される。
以上説明した、図8に示されている構成の他、スピーカハウジング4の外側に保護部材471が被覆された構成であってもよい。或いは、上記のように、スピーカハウジング4とは別個に形成された保護部材471により保護部を構成する構成例の他、貫通孔47の周囲を、他の部分より強度の高い材料組織とする構成としてもよい。例えば、スピーカハウジング4を金属で構成し、貫通孔47の周囲のみを加熱し、焼入れする。又は、スピーカハウジング4をプラスチック等の樹脂で構成し、貫通孔47の周囲の部分にのみ繊維を混入させ、部分的に強化する等の構成としてもよい。更には、貫通孔47を構成する部分のみ厚肉に構成してもよい。
なお、保護部は、貫通孔47の周囲の他、図4における溝46の内周壁部分を保護部としてもよい。この場合、釘を打ち込む際、スピーカハウジング4を誤って打撃してしまった場合の破損を抑制することができる。
図9は、貫通孔47の他の構成を示す、貫通孔47Aの平面図である。貫通孔47Aのスリット幅を、釘Kの釘頭K2より狭い狭幅部分472と、ネジ釘Kmの釘頭よりも広い広幅部分473とを設け、適宜必要に応じて使用する構成としてもよい。この構成において、広幅部分473では、ネジ釘Kmを広幅部分473で使用した場合、底板10Bのみを基台に固定する。この際、ネジ釘Kmを操作するドライバーは、貫通孔47Aに挿入された状態で使用される。ドライバーは貫通孔47Aによって、垂直な状態を維持し易くなり、操作が容易となる。貫通孔の狭幅部分472と、広幅部分473は、つなげることなく、別個に設けてもよい。
この他、反響空間43による効果が顕著となるので、スピーカ41は、低音域を出力するスピーカであることがより好ましい。さらに、低音域スピーカは、指向性が少ないため、遊技者の耳から遠い遊技機下部配置されるスピーカとしては、より好ましい。
次に、本遊技機における遊技制御を行う遊技制御手段について説明する。図10において、遊技制御手段200は、遊技の進行や演出等を含む弾球遊技機100全体を統括制御する手段である。遊技制御手段200は、演算等を行うCPUと、遊技の進行等に必要なプログラムや演出用のデータ等を記憶しておくROMと、CPUが各種の制御を行うときに、取り込んだデータ等を一時的に記憶しておくRAM等とを備える。遊技制御手段200は、遊技盤3の背面側に設けられた制御基板上に設けられている。ここで、遊技制御手段200は、1つの制御基板上に限らず、既述のように複数の制御基板上にわたって設けられていても良い。遊技制御手段200は、本実施形態では、以下の各手段を備える。
(入賞球検出手段)
入賞球検出手段21は、入賞口6k、始動入賞口6c及び特別入賞口6dに遊技球が入賞したときに、その入賞を検出するものである。これらの入賞口6k、始動入賞口6c及び特別入賞口6dには、それぞれ、入賞口センサ5s、始動入賞口センサ6cs及び特別入賞口センサ6dsが設けられ、それぞれ入賞球検出手段21に電気的に接続されている。
(抽選手段)
抽選手段22は、入賞球検出手段21により、始動入賞口6cへの遊技球の入賞が検出されたことを条件として、可変表示手段である図柄変動表示装置6jに表示する停止図柄に関する抽選を行うものであり、本実施形態では、▲1▼当選/非当選の有無、▲2▼図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示後の停止図柄、及び▲3▼図柄の変動表示中の変動パターンの抽選を行う。抽選手段22は、これらの▲1▼〜▲3▼の抽選を行うべく、当たり抽選手段22aと、停止図柄抽選手段22bと、変動パターン抽選手段22cとを備える。
(当たり抽選手段)
当たり抽選手段22aは、本実施形態では、当たり判定用乱数発生手段と、当たり判定用乱数取得手段と、当たり判定手段とを備える。
当たり判定用乱数発生手段は、制御プログラム等によって所定の周期(例えば、16ビット乱数による0〜65535の周期)を有する当たり判定用乱数を発生させる。当たり判定用乱数取得手段は、当たり判定用乱数発生手段によって発生した当たり判定用乱数のうち1の当たり判定用乱数を、所定の時、本実施形態では始動入賞口センサ6csから送信された検出信号を入賞球検出手段21が受信した時に取得する。
当たり判定手段は、当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数に基づいて、当選であるか非当選であるかを判定する。
当選又は非当選の判定結果に基づいて、後述する演出制御手段27にコマンドを送る。
(停止図柄抽選手段)
停止図柄抽選手段22bは、当たり抽選手段22aの当たり判定手段の判定結果に基づいていて、図柄変動表示装置6jに停止表示すべき停止図柄を抽選するものである。
(変動パターン抽選手段)
変動パターン抽選手段22cは、図柄変動表示装置6jに表示すべき図柄の変動パターンを抽選するものである。
当たり抽選手段22aの当たり判定手段での判定手段での判定結果に基づいて、複数種類の図柄の変動パターンを記憶したデータテーブルを参照して、いずれか1つの変動パターンを選択する。
(図柄表示制御手段)
図柄表示制御手段23は、始動入賞口6cへの遊技球の入賞により、入賞球検出手段21が検出信号を受信したことを条件として、図柄変動表示装置6jの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
(特別遊技制御手段)
特別遊技制御手段24は、当たり抽選手段22aの当たり判定用乱数取得手段により取得された当たり判定用乱数が当選であり、当選図柄変動表示装置6jにより停止表示された図柄が当選図柄(例えば「777」)となった場合に、特別遊技に移行させ、その終了条件を満たすまで特別遊技を実行するものである。ここで「特別遊技」とは、通常遊技以上に遊技球が入賞しやすい状態が作り出され、具体的には、特別入賞口駆動装置6ddが作動されて、特別入賞口6dが開放され、遊技球を受け入れ易い状態になることで、それまで以上に賞球の獲得が期待できる遊技である。
(球搬出制御手段)
球搬出制御手段25は、賞球の払出し等を行うための球搬出装置25dの駆動を制御するものである。上述したように、始動入賞口センサ57及び特別入賞口センサ6dsからの検出信号を入賞球検出手段21が受信したときに、その入賞に対応する数の賞球を払い出すように、球搬出装置25dを制御する。球搬出装置25dは、駆動されると、球を弾球遊技機1の皿701aに払い出す。
(普通図柄制御手段)
普通図柄制御手段26は、上述した普通図柄変動表示装置264dの変動表示及び停止表示を制御するためのものであり、以下の各手段を備える。
(入球検出手段)
入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したときに、それを検出するものである。
普通図柄始動口6iを遊技球が通過すると、普通図柄始動口センサ6isから、そのときの検出信号が入球検出手段262に送信される。この検出信号を受信したときに、入球検出手段262は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを検出する。
(普通図柄抽選手段)
普通図柄抽選手段263は、普通図柄始動口6iを遊技球が通過したことを条件として、普通図柄変動表示装置264dに停止表示すべき図柄を抽選によって決定するものである。
普通図柄抽選手段263は、上述した当たり抽選手段22aと同様に、当たり判定用乱数発生手段と当たり判定用乱数値取得手段と、当たり判定手段とを備える。
(普通図柄変動制御手段)
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動口6iを遊技球が通過したときに、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、普通図柄変動表示装置264dの図柄の変動表示及び停止表示を行うように制御するものである。
普通図柄変動制御手段264は、普通図柄変動表示装置264dの図柄を所定時間変化させ後、最終的には普通図柄抽選手段263によって決定された図柄を普通図柄変動表示装置264dに停止表示させる。
(球誘導装置制御手段)
球誘導装置制御手段265は、普通図柄抽選手段263の抽選結果に基づいて、球誘導装置265dの作動を制御するものである。具体的には、普通図柄抽選手段263による抽選で当選したときは、球誘導装置265dを作動させるように制御する。これと逆に、普通図柄抽選手段263による抽選で非当選であったときは、球誘導装置265dを作動させない。
(演出制御手段)
演出制御手段27は、図柄変動表示装置6jに表示される演出画像、スピーカ41に出力される演出音声等を制御する。演出制御手段27は、当たり抽選手段22aの抽選結果に基づき、変動パターンが選択され、選択された変動パターンにより、図柄変動表示装置6jに表示される演出画像が選択され、これが表示される。また、選択された演出画像に応じた音声をスピーカ41から出力される。
弾球遊技機の全体正面図である。 弾球遊技機の全体斜視図である。 スピーカハウジングの正面全体図である。 スピーカハウジングのA−A断面図である。 スピーカハウジングの全体斜視図である。 スピーカハウジングのB−B断面図である。 他の構成例を示すスピーカハウジングの全体斜視図である。 同じくスピーカハウジングの断面部分側面図である。 貫通孔の他の構成を示す平面図である。 遊技制御手段の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 弾球遊技機
10 外枠
10B 底板
10bB 背面側端辺
12 施錠装置
2 前枠
3 遊技盤
3A、3B ヒンジ金具
4 スピーカハウジング
41 スピーカ
42 ダクト
43 反響空間
46 溝
47 貫通孔
6 遊技領域
6a 表示部
6c 始動入賞口
6d 特別入賞口
70 ガラス枠
701 皿ユニット
701a 球貯留部
701b 灰皿
K 釘

Claims (6)

  1. 外枠と、
    該外枠の片側側枠に揺動自在に支持された前枠と、
    スピーカを備える遊技機であって、
    前記スピーカと該スピーカの音響空間を構成するスピーカハウジングとを有するスピーカユニットが、前記外枠の底板と前記前枠の間に設けられ、
    前記底板を貫通して、前記底板を基台へ固定するための貫通固定具が挿通する挿通空間が前記スピーカハウジングに形成されていることを特徴とする遊技機。
  2. 前記挿通空間は、スピーカハウジングの背面において、上下方向に形成された溝である請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記挿通空間は、上下方向に形成され、前記挿通固定具の挿通可能な横断面形状を有する貫通孔である請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記挿通空間の横断面形状は、スリット形状である請求項3に記載の遊技機。
  5. 前記挿通固定具は釘であって、挿通空間は釘の胴より広く、釘頭より狭く構成されている請求項3又は4に記載の遊技機。
  6. 前記挿通空間周縁部において、前記スピーカハウジングより強度の高い保護部が設けられている請求項1〜5のいずれか1に記載の遊技機。
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