JP2007236789A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤の盤面奥行きスペースを有効活用できるようにして遊技の興趣を高める等の弾球遊技機を提供する。
【解決手段】木枠2の背後に箱状の筐体7を設け、筐体7の内壁に遊技役物25を構成する液晶表示ユニット53を始め、主制御基板60、サブ制御基板61、払出制御基板62等の各種制御基板及び機器ユニットを取り付ける。このような構成により、遊技盤20の盤面に設けた遊技役物25において奥行き感を有する広い遊技空間54が確保される。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技領域を有効活用して遊技の興趣を高めた弾球遊技機に関する。
従来、パチンコ機に代表される弾球遊技機は、ゲージ(釘配列)や入賞口等が形成された遊技盤がプラスチック製の前枠に装着され、前枠に開閉可能に設けられたガラス枠が閉じられ遊技盤と対向することで、遊技球を転動落下させる遊技領域空間が形成されている。
また、前枠の背後には、遊技球を供給・集合・排出等するための複数の球通路が形成されるとともに賞球払出装置、制御装置等が装着されたプラスチック製の裏セット盤が、遊技盤の裏面側に位置して取り付けられている。そして、これらガラス枠、前枠、遊技盤、裏セット盤等が矩形縦長の外郭枠である木枠内に収容されるように組み付けられて、従来の弾球遊技機が構成されている。
しかし、上述した従来の弾球遊技機によれば、遊技盤の裏面側に球通路等が形成された裏セット盤その他機器類が取り付けられているため、遊技盤にステージ等の遊技役物を形成した場合にもその奥行き等のスペースに制約があり、遊技興趣を十分に発揮できなかった。
本発明は、こうした従来の問題に鑑みてなされたものであり、遊技盤の盤面奥行きスペースを有効活用できるようにして遊技の興趣を高める等の弾球遊技機を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、ゲージが形成された遊技盤に遊技球を打ち出し転動落下させて遊技を行う弾球遊技機であって、前記遊技盤の裏面に対し所定量離間して対向する筐体を設け、前記遊技盤の一部に開口するとともに前記筐体に取り付けた遊技物を少なくとも含む遊技空間を形成したことを特徴とする。
請求項1に記載の弾球遊技機によれば、遊技盤の裏面側に筐体を設けるとともに当該筐体に遊技物を取り付けることで、遊技盤の盤面開口から遊技物までの奥行きを備えた遊技空間が形成される。これにより、奥行きの有る遊技空間を活用した遊技役物(ステージ等)を構成することができ、遊技興趣を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の弾球遊技機であって、前記遊技物として少なくとも画像表示装置を備えていることを特徴とする。
請求項2に記載の弾球遊技機によれば、遊技盤から内奥の筐体に画像表示装置を備えたので、奥行きの有る遊技空間を活用するとともに視覚的な演出効果を高めることができる。
本発明の弾球遊技機によれば、奥行きの有る遊技空間を活用した例えばステージ等の遊技役物を構成することができ、従来にはない遊技興趣を高めた遊技を提供することができる。
以下、本発明の好適な一実施形態として弾球遊技機の代表例であるパチンコ機をとりあげ、その構成について図面を参照しながら説明する。ここで、図1は実施形態によるパチンコ機1の外観構造を表す正面図である。図2はガラス枠4及び一体皿ユニット5を開放した状態におけるパチンコ機1の内部構造を表した図であって、主に遊技盤20と前枠3の前面側構造を表している。更に、図3はパチンコ機1の側面図である。
パチンコ機1は、本体を遊技島へ固定保持するための外郭枠となる矩形縦長の木枠2と、当該木枠2に対してヒンジ部材3aにより開閉可能に装着され、通常時には木枠2の前側の開口を閉鎖する前枠3とを備えている。前枠3の前面側には、透明な2枚のガラス板から形成されペアガラス410と称される透明板が取り付けられたガラス枠4と、硬質プラスチックで受皿部5a等が一体形成された一体皿ユニット5が開閉可能に装着されている。
なお、前枠3内には、前枠3を木枠2側へ閉めることで自動的に施錠し、且つ、一体皿ユニット5とともにガラス枠4を前枠3側へ閉めることでも自動的に施錠する図示しない施錠装置が設けられ、前枠3の前面右方部に形成されている鍵穴6に所定の鍵を挿入して開錠操作をすることにより、これらを開放することができるようになっている。
また、前枠3の前面であってガラス枠4の裏面部分と対向する一カ所にガラス枠開放スイッチ42が設けられている。ガラス枠開放スイッチ42は、ガラス枠4が前枠3に対して閉鎖されると押圧された状態でオフ動作し、ガラス枠4が開放されるとオン動作することで、ガラス枠4の閉鎖及び開放状態を検知する。
はじめに、図1及び図2を参照して、パチンコ機1の前面側構造を詳細に説明する。
ガラス枠4の前面上部には、高輝度の発光ダイオード等のランプ類を内蔵する演出用照明部4a、4b、4cが配設されている。なお、これらの効果ランプは、例えばガラス枠4の開放エラー等を光で報知するための報知ランプとしても機能する。
ガラス枠4の下方に設けられる一体皿ユニット5には、払い出された遊技球(賞球や貸球)を貯留して整列させる受皿部5aが形成されている。一体皿ユニット5の前面下方部には、パチンコ機1のゲームに係る効果音又は遊技の進行を音声で案内するためのスピーカ9を備える演出用放音部5bが配設されている。
また、一体皿ユニット5の前面略中央には、受皿部5aに貯留されている遊技球を一体皿ユニット5底部の球排出口5eから下方の球箱(ドル箱)等へ排出させる球抜きボタン5c、5dが設けられている。なお、左側の球抜きボタン5cは、受皿部5a上の遊技球を球発射装置50付近から排出させ、右側の球抜きボタン5dは、受皿部5aの遊技球を賞球払出口27付近から下方へ排出させる。
一体皿ユニット5の前面右下方部には、受皿部5aに貯留された遊技球を遊技盤20へ向けて打ち出す操作をするための発射ハンドル8が配設されている。発射ハンドル8は、内蔵するバネによって反時計回りに常時付勢される回動操作部8aを有し、遊技者が回動操作部8aに触れながら付勢力に抗して回動操作部8aを時計回りに回動操作すると、球発射装置50が作動して回動操作部8aの回動角度に応じた打撃力で遊技球が遊技盤20に打ち出されるようになっている。
前枠3は、硬質プラスチックから一体形成され、木枠2と略同一寸法の基枠体30を有するとともにガラス枠4と対向する基枠体30の略中央には、遊技盤20を着脱可能に収容するための開口する遊技盤収容部31が形成されている。
なお、基枠体30の前面側には回転ロック部材301が複数個、適宜の位置に配置されている。遊技盤20は、各回転ロック部材301と対応する位置に形成された係止孔20aに当該回転ロック部材301を挿通させて90度回転させることで、基枠体30の遊技盤収容部31に保持される。そして、ガラス枠4が前枠3側へ閉じられた状態では、ガラス枠4に取り付けられている透明なペアガラス410が遊技盤20の盤面に対して所定の間隔で対向し、これら対向配置されたペアガラス410と盤面とにより、遊技球を落下移動させる遊技領域空間が画成される。
遊技盤20は、所定板厚の積層合板の表面に絵柄が描かれたセルが貼り付けられて盤面が形成され、その左側(ガラス枠4がヒンジ結合する側)周部に、ステンレス鋼板等からなる帯状の外レール71が取り付けられている。また、外レール71より内側に形成される発射路を挟むように、所定長さの内レール72が外レール71に沿って遊技盤20の盤面に突出して設けられている。そして、内レール72よりも更に内側の盤面領域がパチンコ遊技の遊技領域となっている。
この遊技領域として画される遊技盤20の盤面には、複数の釘が所定の配列パターンで打設されたゲージが形成されており、遊技盤20へ発射された遊技球が複数の釘に衝突しながら偶発的にその方向を変えて遊技領域空間内を落下するように構成されている。
また、遊技盤20の盤面には、入賞口に遊技球が入球することで入賞となる複数のチャッカー21と、同じく入賞口に入球することで大当たり等の特別遊技状態への抽選を起動させる始動チャッカー22と、特別遊技状態において一定時間又は一定数の遊技球が入球するまで開放し遊技球が入ると通常よりも多くの賞球を払い出すアタッカー23等の入賞役物が適宜の位置に配置されている。
チャッカー21の入賞口には、入球した遊技球を検出する入賞球センサが取り付けられている。この入賞球センサは、例えば、磁気的、光学的、電気的手段等により遊技球の通過を非接触に検出する近接センサから形成される。
始動チャッカー22は、いわゆる電動チューリップ構成の入賞役物であり、左右の羽部材を開閉させることで、ここへの入賞の確率を変動させることができるように構成されている。なお、この始動チャッカー22の入賞口内にも上述したチャッカー21と同様の入賞球センサ(始動口入賞球センサ)が設けられ、始動チャッカー22への入球が検出されると、パチンコ機1の後述する主制御基板60は、例えばアタッカー23を開いて大当たり(確変当たり)等の通常よりも有利な条件でゲームができる特別遊技状態へ移行する抽選を行う。
遊技盤20の盤面略中央は大きく開口して奥の液晶表示ユニット53を透視可能とするとともに、例えばステージ役物を構成する遊技役物25が設けられている。このステージ25aは、後述する本パチンコ機1の筐体構造により従来よりも奥行きが長く、広い遊技空間を備えて形成されている。
また、上述の抽選結果は、液晶表示ユニット53によって表示され、例えば特定の図柄を揃えて表示することで大当たり等の特別遊技状態への当選を演出する。
アタッカー23は、中央に横長方形状の開口からなる大入賞口を有し、この大入賞口をソレノイド(大入賞口ソレノイド)により開閉可能とする開閉扉が取り付けられている。通常遊技状態においてはこの開閉扉は閉じられ、上述の始動チャッカー22への入球の際に行われる抽選の結果、大当たり等の特別遊技状態が成立したときに開閉扉が前方に倒され開放する。
なお、アタッカー23の大入賞口へ遊技球が落入することにより、他の入賞役物よりも多くの遊技球が払い出される。このため、特別遊技状態においては、遊技者は通常よりも高い入賞確率でゲームを行うことができる。なお、大入賞口内には、左右に二つの入賞口が設けられ、いずれか一方の入賞口が特別領域を形成し、例えば大当たり当選時には、この特別領域の入賞口へ遊技球が落入する限り継続して予定される最大回数まで特別遊技状態を続けることができる。なお、アタッカー23のそれぞれの入賞口においても、チャッカー21と同様の近接センサからなる入賞球センサ及び特定領域入賞球センサが設けられている。
遊技盤20の盤面下方部には、何れの入賞口に入球せずに落下したアウト球を集合して排出させるアウト口24が設けられている。
次に、基枠体30の下方部には遊技補助盤30aが取り付けられている。この遊技補助盤30aの右上方部には、前面に開口する賞球払出口27が形成され、当該賞球払出口27に向けて底面が緩やかな下り勾配を有する貯球タンク26が遊技補助盤30aの内側奥に収容されて取り付けられている。遊技において入賞時に払い出される賞球、又は貸し出し操作によって貸し出される貸球は、この貯球タンク26を通って賞球払出口27から受皿部5aへ払い出される。また、ファール球その他のこぼれ球が貯球タンク26で回収されて受皿部5aへ戻されるように構成されている。
また、遊技補助盤30aの左方部には球発射装置50が設けられている。球発射装置50は、発射ハンドル8の回動操作に応じて、一体皿ユニット5の受皿部5aに貯留されている遊技球を1球ずつ遊技盤20の遊技領域上部へ打ち出す装置である。
球発射装置50は、打撃ハンマ502のアームが球発射ソレノイド501に連結しており、球発射ソレノイド501を駆動することで、打撃ハンマ502の槌部が回動して遊技球を打撃し発射させる。
また、遊技補助盤30aには、球発射装置50により発射された遊技球を遊技盤20へ案内する発射レール503や、楽音や案内音声等の演出効果音を発生するスピーカ9等が取り付けられている。なお、遊技補助盤30aは、一体皿ユニット5の裏側に位置し、常時は閉鎖状態に保持される一体皿ユニット5によりその表面側が覆われている。
次に、主に図3を参照して、パチンコ機1の側面及び裏面側の構造を説明する。
上述した木枠2の背後には、パチンコ機1の裏面側の構造物全体を覆う矩形状の箱体である筐体7が取り付けられている。
筐体7内に収容される遊技盤20の裏面には裏カバー20bが固定され、各入賞口21a、23aへ落入した遊技球が、遊技盤20の裏面と当該裏カバーとの間に形成される球集合排出通路106を通って落下する。また、アウト口24に連通するアウト孔24aから排出されたアウト球が球集合排出通路106で合流し、これら遊技済み球が下方の図示しない球回収タンクへと回収されるようになっている。
筐体7の内壁には、パチンコ機1の上方に設備される図示しない球供給装置から予備の遊技球が供給されこれを貯留するための予備球タンク51が取り付けられている。また、筐体7には、予備球タンク51に貯留された遊技球を予備球通路103を介して受容し、賞球若しくは貸球として受皿部5aへ払い出す賞球払出装置52が取り付けられている。
なお、賞球払出装置52は、球払出モータ等を内蔵し、同じく筐体7の内壁に取り付けられた払出制御基板62から出力される払出指令信号に従って球払出モータが所定の回転方向に作動すると、当該払出指令信号に基づく個数の遊技球(賞球又は貸球)を受皿部5aへ至る図示しない賞球通路へ払い出し、払出制御基板62から球抜きの指令信号を入力すると、球払出モータが逆の回転方向に作動して、予備球通路103内の遊技球を全て機外へ排出させるようになっている。
また、筐体7の内壁には、上述した払出制御基板62の他にも、パチンコ機1の全体動作を制御する主制御基板60と、遊技役物25の画像表示装置としての液晶表示ユニット53と、液晶表示ユニット53に演出画像を表示制御等するためのサブ制御基板61と、電源装置ユニット63等の各種制御基板及び機器ユニットが取り付けられている。
なお、図3に示されるように、遊技役物25を構成し筐体7の内壁に取り付けられた液晶表示ユニット53は、遊技盤20の開口部の最奥に位置し、これにより、広いステージ25aを備える奥行きのある遊技空間54が形成されている。
これらパチンコ機1に設けられる制御基板によって制御される各種機器の動作について次に説明する。
主制御基板60は、演算装置としてのCPUと半導体メモリであるROM、及びRAM等の電子部品が搭載されており、ROMに予め記憶されているシステムプログラムに従ってCPUが入賞役及び演出の抽選等の演算処理を実行してパチンコ遊技が展開される。また、主制御基板60には、サブ制御基板61と、払出制御基板62等の各制御基板がワイヤーハーネスで接続され、これら制御基板へ指令信号を送信して各制御基板に分散制御を行わせることによりパチンコ機1全体を統括制御している。
ここで、サブ制御基板61は、主制御基板60からの演出制御信号に従い、ゲームの進行に応じて液晶表示ユニット53に図柄等の画像を表示させる制御と、スピーカ9に対して演出効果音を鳴動させる制御と、演出用照明部4a、4b、4c等のランプ類を点灯・点滅させる制御等を行っている。
また、主制御基板60には、チャッカー21及び始動チャッカー22等に設けられている入賞球センサが接続され、主制御基板60のCPUがこれらの作動を検出すると、所定数の賞球を払い出すべき旨の指令信号を払出制御基板62へ送出する。また、主制御基板60は、始動チャッカー22の始動口入賞球センサの作動を検知すると、ハードウエア抽選回路を起動して入賞役の抽選を行う。このとき、主制御基板60は、サブ制御基板61に対し演出制御信号を送出することで、液晶表示ユニット53に複数図柄を変動表示させたり、演出用放音部5bのスピーカ9に入賞に係る効果音を発生させたり、演出用照明部4a、4b、4cを点灯又は点滅等させることで、入賞への期待を高める演出を行っている。
なお、大当たり等の入賞役が当選すると、主制御基板60は特別遊技状態へ遊技の処理を移行させ、大入賞口ソレノイドを作動し一定の要件下においてアタッカー23の開閉扉を開放させる。これにより、特別遊技状態ではアタッカー23への入球が可能となり、主制御基板60は、アタッカー23内に設けられている入賞球センサ又は特定領域入賞球センサが入賞口への入球を検出する毎に、所定数の賞球を払い出すべき旨の指令信号を払出制御基板62へ送出する。
払出制御基板62には、賞球払出装置52の球払出モータと、カウントセンサとが接続されている。払出制御基板62は、主制御基板60から所定数の賞球を払い出すべき旨の指令信号を受信すると、賞球払出装置52の球払出モータを作動して、実際に払い出された賞球をカウントセンサがカウントしながら所定数の賞球の払い出しを行っている。
更に、払出制御基板62は、予備球タンク51に設けられるタンク球切れスイッチからの球切れ検出信号を入力し、予備球タンク51内の球切れ状態が所定時間以上継続しているときには、賞球払出装置52の作動を停止するように制御している。
球発射装置50の下方部に設けられている発射制御基板66は、発射ハンドル8の操作に応じて球発射装置50の動作を制御する制御基板であり、発射ハンドル8に内蔵されるタッチセンサと、ポテンショメータと、停止スイッチと、球発射装置50の球発射ソレノイド501等が接続されている。
発射ハンドル8に設けられるタッチセンサは、例えば静電容量型のセンサから形成され、遊技者等が発射ハンドル8の回動操作部8aを触れている間、検出信号(オン信号)を発射制御基板66へ送出する。ポテンショメータは、回動操作部8aが回動操作された回転角度に応じて電気抵抗が変化する。このため、例えば一定の電流をポテンショメータに供給することで、発射ハンドル8の回動操作量に応じた電圧信号を発射制御基板66は得ることができる。停止スイッチは、遊技球の打ち出しを停止させるために発射ハンドル8に設けられた押圧式のスイッチである。
発射制御基板66は、遊技者等が発射ハンドル8に触れタッチセンサがこれを検出している間、ポテンショメータにより検出される回動操作部8aの回動角度に応じたトルクで球発射装置50の球発射ソレノイド501を作動させる。これにより、発射ハンドル8の回動操作量に応じた打撃力で遊技球を遊技盤20へ打ち出す。
また、発射制御基板66は、発射ハンドル8の停止スイッチの作動を検出すると、その間は遊技者等が発射ハンドル8に触れていても球発射ソレノイド501の作動を規制する。また、発射制御基板66は、払出制御基板62に接続される受皿満タンスイッチが、受皿部5aに保持される遊技球の満杯状態を検知した場合も、球発射装置50の作動を規制してゲームを中断させる。
本実施形態のパチンコ機1によれば、木枠2の背後にパチンコ機1の裏面側の構造物全体を覆う筐体7を設け、更に筐体7の内壁には、遊技役物25を構成する液晶表示ユニット53を始め、主制御基板60、サブ制御基板61、払出制御基板62、発射制御基板66等の制御基板、賞球払出装置52、電源装置ユニット63等の主要な機器ユニットを取り付けた。
このような構成により、遊技盤20の盤面に設けた遊技役物25において例えばステージ25aに奥行きを有する広い遊技空間54を確保することができ、従来にはない興趣を伴ったパチンコゲームを提供することができる。
本発明の一実施形態によるパチンコ機の外観構造を表した正面図である。 図1に示したパチンコ機のガラス枠及び一体皿ユニットを開放した状態において内部構造を表した図である。 図1に示したパチンコ機の側面図である。
符号の説明
1…パチンコ機 2…木枠
3…前枠 3a…ヒンジ部材
4…ガラス枠 4a、4b、4c…演出用照明部
5…一体皿ユニット 5a…受皿部
5b…演出用放音部 5c、5d…球抜きボタン
5e…球排出口 6…鍵穴
8…発射ハンドル 8a…回動操作部
9…スピーカ 10…裏セット盤
20…遊技盤 20a…係止孔
21…チャッカー 22…始動チャッカー
23…アタッカー 24…アウト口
25…遊技役物 25a…ステージ
26…貯留タンク 30…基枠体
30a…遊技補助盤 31…遊技盤収容部
50…球発射装置 51…予備球タンク
52…賞球払出装置 53…液晶表示ユニット
54…遊技空間 60…主制御基板
61…サブ制御基板 62…払出制御基板
63…電源装置ユニット 64…遊技盤中継基板
66…発射制御基板 71…外レール
72…内レール 103…予備球通路
106…球集合排出通路 301…回転ロック部材
410…ペアガラス 501…球発射ソレノイド
502…打撃ハンマ 503…発射レール

Claims (2)

  1. ゲージが形成された遊技盤に遊技球を打ち出し転動落下させて遊技を行う弾球遊技機であって、
    前記遊技盤の裏面に対し所定量離間して対向する筐体を設け、
    前記遊技盤の一部に開口するとともに前記筐体に取り付けた遊技物を少なくとも含む遊技空間を形成したことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技物として少なくとも画像表示装置を備えていることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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