JP2009074700A - 熱交換器用防塵ネット及び熱交換器用防塵ネットの取り付け構造 - Google Patents

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民巨 小林
Shin Matsushita
慎 松下
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Abstract

【課題】熱交換器に対する着脱に際し、熱交換器の上方に要する空気流に沿う方向の着脱用スペースを小さく抑えることができる熱交換器用防塵ネット及び熱交換器用防塵ネットの取り付け構造の提供。
【解決手段】熱交換器10の前面に配置される前面ネット11aと、熱交換器10の上面10bに配置される上面ネット11bとを有し、熱交換器10のフィンへの異物や塵埃の付着を防止する防塵ネット11が、前面ネット11aと上面ネット11bとを相対的回動可能に連結する連結手段、例えばヒンジ11cを備えている。また、熱交換器10には防塵ネット11のヒンジ11cの軸11c1を支持する軸受17と、防塵ネット11の前面ネット11aを保持する前面保持具15と、防塵ネット11の上面ネット11bを保持する上面保持具16とを設けた構成にしてある。
【選択図】図6

Description

本発明は、ラジエータ、オイルクーラ等の熱交換器に取り付けられ、前面ネットと上面ネットを有し、熱交換器のフィンへの異物や浮遊する塵埃の付着を防止する熱交換器用防塵ネット、及び熱交換器用防塵ネットの取り付け構造に関する。
この種の従来技術として、特許文献1,2に示されるものがある。特許文献1には、オイルクーラ、ラジエータ等の熱交換装置すなわち熱交換器に、空気中の浮遊異物を除去する防除ネットすなわち防塵ネットが開示されている。この防塵ネットは、熱交換器の前面に配置される前面ネット部すなわち前面ネットと、熱交換器の上面に配置される上部ネット部すなわち上面ネットとを有し、これらの前面ネットと上面ネットとが剛性を有する一体構造物として設けられ、全体の形状が逆L字状に形成されている。また、特許文献2には、オイルクーラ、ラジエータ等の熱交換装置すなわち熱交換器に、浮遊物等を除去する防護ネットすなわち防塵ネットが開示されている。この防塵ネットも、上述した特許文献1に示される防塵ネットと同様に、熱交換装置の前面に配置される前面部防護ネットすなわち前面ネットと、熱交換装置の上面に配置される上部防護ネットすなわち上面ネットとを有し、これらの前面ネットと上面ネットとが剛性を有する一体構造物として設けられ、全体の形状が逆L字状に形成されている。
特許第3553782号公報 特許第3500823号公報
上述した特許文献1,2に示される従来の熱交換器用防塵ネットは共に、前面ネットと上面ネットとを剛性を有する一体構造物の逆L字形状に形成してあることから、これらの防塵ネットを熱交換器に取り付けるために熱交換器の上方から下ろす際に、あるいは熱交換器に取り付けられていた防塵ネットを新しいものに交換するために熱交換器から取り外して引上げ、上方へ引き抜く際に、この防塵ネットを構成する上面ネットの幅寸法以上の、すなわち熱交換器に流入する空気流に沿う方向の寸法である幅寸法以上の防塵ネット着脱用スペースを必要とする。これにより、従来技術では熱交換器の上方空間における各種機器の配置設計に制約を受ける問題がある。全体の形状寸法が比較的小さい建設機械、例えば超小型油圧ショベル等にあっては、このことは深刻な問題となっている。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、熱交換器に対する着脱に際し、熱交換器の上方に要する空気流に沿う方向の着脱用スペースを小さく抑えることができる熱交換器用防塵ネット及び熱交換器用防塵ネットの取り付け構造を提供することにある。
この目的を達成するために、本発明に係る熱交換器用防塵ネットは、熱交換器の前面に配置される前面ネットと、上記熱交換器の上面に配置される上面ネットとを有し、上記熱交換器のフィンへの異物や塵埃の付着を防止する熱交換器用防塵ネットにおいて、上記前面ネットと上記上面ネットとを相対的回動可能に連結する連結手段を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明に係る熱交換器用防塵ネットは、熱交換器に取り付ける際には、連結手段で連結された前面ネットに上面ネットが対向するように、この上面ネットを回動させて折り畳んで熱交換器の上方から下ろし、熱交換器の近くに上面ネットが至ったときに、この上面ネットを回動させて広げると、前面ネットが熱交換器の前面に配置され、上面ネットが熱交換器の上面に配置されて熱交換器に対する防塵機能が得られる状態となる。これとは逆に、本発明に係る防塵ネットを、熱交換器から取り外す際には、例えば連結手段付近を把持して引き上げると、上面ネットが自重により回動して前面ネットに対向するように折り畳まれ、この状態で上方に引き抜くことができる。したがって、熱交換器に対する取り付け、取り外しのために熱交換器の上方に要する空気流に沿う方向の着脱用スペースを、前面ネットの厚さ寸法に上面ネットの厚さ寸法を加えた程度の小さな寸法に抑えることができる。
また、本発明に係る熱交換器用防塵ネットは、上記発明において、上記連結手段が、上記熱交換器用防塵ネットの上記熱交換器に対する着脱時に、上記上面ネットを上記前面ネットに対向配置可能にするヒンジから成ることを特徴としている。
このように構成した本発明は、空気流に沿う方向の着脱用スペースを、上面ネットを前面ネットに対向する状態に折り畳んだときのヒンジの厚さ寸法に相応する程度の小さな寸法に抑えることができる。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造は、熱交換器の前面に配置される前面ネットと、上記熱交換器の上面に配置される上面ネットとを有し、上記熱交換器のフィンへの異物や塵埃の付着を防止する熱交換器用防塵ネットを上記熱交換器に取り付ける熱交換器用防塵ネットの取り付け構造において、上記熱交換器用防塵ネットが、上記前面ネットと上記上面ネットとを相対的回動可能に連結するヒンジを備えるとともに、上記熱交換器に上記ヒンジの軸を支持する軸受を設けたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、防塵ネットを熱交換器に取り付ける際には、ヒンジで連結された前面ネットに上面ネットが対向するように、この上面ネットを回動させ折り畳んで熱交換器の上方から下ろし、熱交換器の近くに上面ネットが至ったときに、この上面ネットを回動させて広げ、ヒンジの軸を熱交換器に設けた軸受に支持させると、前面ネットが熱交換器の前面に配置され、上面ネットが熱交換器の上面に配置され、熱交換器に対する防塵機能が得られる。これとは逆に、防塵ネットを熱交換器から取り外す際には、例えばヒンジ付近を把持してこのヒンジの軸を軸受から離脱させるように引上げると、上面ネットが自重により回動して前面ネットに対向するように折り畳まれ、この状態で上方に引き抜くことができる。したがって、熱交換器に対する取り付け、取り外しのために、熱交換器の上方に要する空気流に沿う方向の着脱用スペースを、上面ネットを前面ネットに対向するように折り畳んだときのヒンジの厚さ寸法に相応する程度の小さな寸法に抑えることができる。また、熱交換器にヒンジの軸を支持する軸受を備えたことから、防塵ネットを熱交換器に取り付ける際に、防塵ネットを熱交換器に対して容易に位置決めすることができる。
また、本発明に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造は、上記発明において、上記熱交換器の上記前面に、上記熱交換器用防塵ネットの上記前面ネットの下端部を保持する前面保持具を備え、上記熱交換器の上記上面に、上記熱交換器用防塵ネットの上記上面ネットの上記ヒンジとは反対側に位置する端部を保持する上面保持具を備えたことを特徴としている。
このように構成した本発明は、防塵ネットを熱交換器に取り付けた際に、防塵ネットを形成する前面ネットの下端部が前面保持具で保持され、上面ネットの端部が上面保持具で保持されるので、この防塵ネットを熱交換器に安定して保持させることができる。これにより、防塵ネットを熱交換器に固定する固定具の数を少なくすることができる。
また、本発明に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造は、上記発明において、上記前面保持具は、上方に向かうに従って次第に拡開する形状に形成され上記熱交換器用防塵ネットの上記下端部を案内可能なガイド部を有し、上記上面保持具は、上記ヒンジに向かうに従って次第に拡開する形状に形成され上記ヒンジとは反対側に位置する端部を案内可能なガイド部を有することを特徴としている。
このように構成した本発明は、防塵ネットを熱交換器に対して着脱させる際に、前面ネットの下端部を前面保持具のガイド部によって案内させることができ、上面ネットの端部を上面保持具のガイド部によって案内させることができるので、この防塵ネットの熱交換器に対する着脱を円滑に行なうことができる。
本発明に係る熱交換器用防塵ネットは、熱交換器に対する着脱に際し、熱交換器の上方に要する空気流に沿う方向の着脱用スペースを、前面ネットの厚さ寸法に上面ネットの厚さ寸法を加えた程度の小さな寸法に抑えることができ、これにより熱交換器の上方空間における各種機器の配置設計の自由度を従来よりも大きくすることができる。
また、本発明に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造は、熱交換器に対する防塵ネットの着脱に際し、熱交換器の上方に要する空気流に沿う方向の着脱用スペースを、上面ネットを前面ネットに対向するように折り畳んだときのヒンジの厚さ寸法程度の小さな寸法に抑えることができ、これにより熱交換器の上方空間における各種機器の配置設計の自由度を従来よりも大きくすることができる。さらに、熱交換器がヒンジの軸を支持する軸受を備えていることから、防塵ネットを熱交換器に取り付ける際に、防塵ネットを熱交換器に対して容易に位置決めすることができ、これによって防塵ネットの取り付け作業の能率を向上させることができる。
以下,本発明に係る熱交換器用防塵ネット及び熱交換器用防塵ネットの取り付け構造を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明に係る熱交換器用防塵ネット、及び熱交換器用防塵ネットの取り付け構造の一実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。
この図1に示す油圧ショベルは、走行体1と、この走行体1上に配置される旋回体2と、この旋回体2に上下方向の回動可能に取り付けられるフロント作業機3とを備えている。フロント作業機3は、旋回体2に取り付けられるブーム4と、このブーム4の先端に取り付けられるアーム5と、このアーム5の先端に取り付けられるバケット6とを含んでいる。旋回体2には、重量バランスを確保するカウンタウエイト7の他、エンジン室8が備えられ、このエンジン室8はエンジンカバー9で覆われている。エンジン室8内には、オイルクーラ、ラジエータ等の熱交換器10が配置されている。この熱交換器10に、本実施形態に係る後述の防塵ネット11が取り付けられている。
図2〜7は、本実施形態に係る熱交換器用防塵ネット、及び熱交換器用防塵ネットの取り付け構造の一実施形態を示す図である。図2は図1に示す油圧ショベルに備えられる本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットが熱交換器に取り付けられた状態、及び熱交換器に対して着脱されるときの状態を示す要部斜視図、図3は図2に示す状態をカウンタウエイトの後方部分から見た図である。図4は図1に示す油圧ショベルに備えられる熱交換器を示す図で、本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットが取り付けられる前の状態を示す斜視図である。図5は本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットを示す図で、(a)図は熱交換器に対して着脱される際の熱交換器用防塵ネットの状態を示す斜視図、(b)図は熱交換器に取り付けられた際の熱交換器用防塵ネットの状態を示す斜視図である。図6は本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造を示す斜視図、図7は図6の要部拡大図で、(a)図は本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造の上側部分を示す斜視図、(b)図は本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造の下側部分を示す斜視図である。
図2の実線で示すように、熱交換器10には、この熱交換器10のフィンへの異物や塵埃の付着を防止する本実施形態に係る防塵ネット11が取り付けられている。この防塵ネット11は、図2,3の破線で示すように、上方から下ろされて熱交換器10に取り付けられ、また逆に熱交換器10から取り外された際に、上方に引上げられて抜き取られるようになっている。このような熱交換器10に対する防塵ネット11の着脱に際しては、エンジンカバー9の近傍に配置された上面カバー13に隣接して形成される着脱用スペース、すなわち隙間14を介して着脱が行なわれるようになっている。防塵ネット11の前方位置には、エアコンコンデンサ12が配置されている。
防塵ネット11は、図5の(a)(b)図に示すように、熱交換器10の前面に配置される前面ネット11aと、熱交換器10の上面に配置される上面ネット11bと、これらの前面ネット11aと上面ネット11bとを相対的回動可能に連結する連結手段とを備えている。この連結手段は、例えば熱交換器10に対する防塵ネット11の着脱時に、上面ネット11bを前面ネット11aに対向配置可能にするヒンジ11cから成っている。
前面ネット11aは、枠体11a1と、この枠体11a1によって保持される網11a2とを含んでいる。同様に、上面ネット11bは、枠体11b1と、この枠体11b1によって保持される網11b2とを含んでいる。ヒンジ11cは、回動中心を形成する軸11c1を備えている。
熱交換器10には、図6に示すように、例えば2つの同一構造の防塵ネット11が並置されて取り付けられるようになっている。熱交換器10は、図4,6,7に示すように、上面10bの前側端部に防塵ネット11のヒンジ11cの軸11c1を支持する軸受17を備えている。また、この熱交換器10の前面の下方部分10aに、防塵ネット11の前面ネット11aを構成する枠体11a1の下端部11a11を保持する前面保持具15を備えている。この熱交換器10の上面10bに、防塵ネット11の上面ネット11bを構成する枠体11b1のヒンジ11cとは反対側に位置する端部11b11を保持する上面保持具16を備えている。さらに、防塵ネット11の前面ネット11aの上方部分に形成された孔11dに挿入され、防塵ネット11を熱交換器10に固定する蝶ボルト18を備えている。
上述した前面保持具15は、上方に向かうに従って次第に拡開する形状に形成され防塵ネット11の前面ネット11aを構成する枠体11a1の下端部11a11を案内可能なガイド部15aを有している。また、上述した上面保持具16は、防塵ネット11のヒンジ11cに向かうに従って次第に拡開する形状に形成されヒンジ11cとは反対側に位置する防塵ネット11の上面ネット11bを構成する枠体11b1の端部11b11を案内可能なガイド部16aを有している。
上述のように構成した本実施形態に係る熱交換器用防塵ネット、及び熱交換器用防塵ネットの取り付け構造においては、防塵ネット11を熱交換器10に取り付ける際には、連結手段すなわちヒンジ11cで連結された前面ネット11aに上面ネット11bが対向するように、この上面ネット11bを回動させて折り畳んで熱交換器10の上方から図3の隙間14を通して下ろし、熱交換器10の近くに上面ネット11bが至ったときに、この上面ネット11bを回動させ、広げた状態で防塵ネット11のヒンジ11cの軸11c1を熱交換器10に設けた軸受17に支持させると、前面ネット11aが熱交換器10の前面に配置され、上面ネット11bが熱交換器10の上面10bに配置されて、熱交換器10に対する防塵機能が得られる状態となる。このとき、防塵ネット11の前面ネット11aを構成する枠体11a1の下端部11a11は、前面保持具15のガイド部15aに案内されて前面保持具15に挿入され、この前面保持具15によって保持される。また、防塵ネット11の上面ネット11bを構成する枠体11b1の端部11b11は、上面保持具16のガイド部16aに案内されて上面保持具16に挿入され、この上面保持具16によって保持される。このように前面保持具15及び上面保持具16によって防塵ネット11が保持されている状態において、蝶ボルト18が防塵ネット11の前面ネット11bに形成された孔11dに挿入されて回されることにより、この蝶ボルト18によって防塵ネット11が熱交換器10に固定される。
これとは逆に、防塵ネット11を、熱交換器10から取り外す際には、例えばヒンジ11c付近を把持して引き上げると、防塵ネット11のヒンジ11cの軸11c1が熱交換器10の軸受17から離脱し、防塵ネット11の前面ネット11aを構成する枠体11a1の下端部11a11が前面保持具15から離脱し、また、防塵ネット11の上面ネット11bを構成する枠体11b1の端部11b11が上面保持具16から離脱し、上面ネット11bが自重により回動して前面ネット11aに対向するように折り畳まれ、この状態で、図3の隙間14から上方に引き抜くことができる。したがって、熱交換器10に対する取り付け、取り外しのために熱交換器10の上方に要する空気流に沿う方向の着脱用スペース、すなわち図3の隙間14の寸法を、前面ネット11aの厚さ寸法に上面ネット11bの厚さ寸法を加えた程度の小さな寸法、すなわち図3に示すヒンジ11cの厚さ寸法に相応する寸法Wよりわずかに大きい程度の寸法に抑えることができる。これにより、熱交換器10の上方空間における各種機器の配置設計の自由度を大きくすることができる。したがって、各種機器の配置に制約を受けやすい超小型油圧ショベル等に備えられる熱交換器10の防塵に有効に活用させることができる。
また、本発明に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造によれば、上述のように熱交換器10にヒンジ11cの軸11c1を支持する軸受17を備えたことから、防塵ネット11を熱交換器10に取り付ける際に、ヒンジ11cの軸11c1が軸受17に係止されることによって、防塵ネット11を熱交換器10に対して容易に位置決めすることができ、これによって防塵ネット11の取り付け作業の能率を向上させることができる。
また、この取り付け構造によれば、防塵ネット11を熱交換機10に取り付ける際に、防塵ネット11を形成する前面ネット11aを構成する枠体11a1の下端部11a11が前面保持具15で保持され、上面ネット11bを構成する枠体11b1の端部11b11が上面保持具16で保持されるので、この防塵ネット11を熱交換器10に対して安定して保持させることができる。これにより、防塵ネット11を熱交換器10に固定する固定具、すなわち蝶ボルト18の数を少なくすることができ、防塵ネット11の着脱が容易となる。
また、この取り付け構造によれば、防塵ネット11を熱交換器10に対して着脱させる際に、前面ネット11aを構成する枠体11a1の下端部11a11を、前面保持具15のガイド部15aによって案内させることができ、上面ネット11bを構成する枠体11b1の端部11b11を、上面保持具16のガイド部16aによって案内させることができるので、この防塵ネット11の熱交換器10に対する着脱を円滑に行なうことができ、防塵ネット11の着脱作業の能率向上に貢献する。
本発明に係る熱交換器用防塵ネット、及び熱交換器用防塵ネットの取り付け構造の一実施形態が備えられる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図である。 図1に示す油圧ショベルに備えられる本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットが熱交換器に取り付けられた状態、及び熱交換器に対して着脱されるときの状態を示す要部斜視図である。 図2に示す状態をカウンタウエイトの後方部分から見た図である。 図1に示す油圧ショベルに備えられる熱交換器を示す図で、本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットが取り付けられる前の状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットを示す図で、(a)図は熱交換器に対して着脱される際の熱交換器用防塵ネットの状態を示す斜視図、(b)図は熱交換器に取り付けられた際の熱交換器用防塵ネットの状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造を示す斜視図である。 図6の要部拡大図で、(a)図は本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造の上側部分を示す斜視図、(b)図は本実施形態に係る熱交換器用防塵ネットの取り付け構造の下側部分を示す斜視図である。
符号の説明
10 熱交換器
10a 下方部分
10b 上面
11 防塵ネット
11a 前面ネット
11a1 枠体
11a11 下端部
11a2 網
11b 上面ネット
11b1 枠体
11b11 端部
11b2 網
11c ヒンジ(連結手段)
11c1 軸
11d 孔
13 上面カバー
14 隙間
15 前面保持具
15a ガイド部
16 上面保持具
16a ガイド部
17 軸受
18 蝶ボルト

Claims (5)

  1. 熱交換器の前面に配置される前面ネットと、上記熱交換器の上面に配置される上面ネットとを有し、上記熱交換器のフィンへの異物や塵埃の付着を防止する熱交換器用防塵ネットにおいて、
    上記前面ネットと上記上面ネットとを相対的回動可能に連結する連結手段を備えたことを特徴とする熱交換器用防塵ネット。
  2. 上記請求項1記載の発明において、
    上記連結手段が、上記熱交換器用防塵ネットの上記熱交換器に対する着脱時に、上記上面ネットを上記前面ネットに対向配置可能にするヒンジから成ることを特徴とする熱交換器用防塵ネット。
  3. 熱交換器の前面に配置される前面ネットと、上記熱交換器の上面に配置される上面ネットとを有し、上記熱交換器のフィンへの異物や塵埃の付着を防止する熱交換器用防塵ネットを上記熱交換器に取り付ける熱交換器用防塵ネットの取り付け構造において、
    上記熱交換器用防塵ネットが、上記前面ネットと上記上面ネットとを相対的回動可能に連結するヒンジを備えるとともに、上記熱交換器に上記ヒンジの軸を支持する軸受を設けたことを特徴とする熱交換器用防塵ネットの取り付け構造。
  4. 上記請求項3記載の発明において、
    上記熱交換器の上記前面に、上記熱交換器用防塵ネットの上記前面ネットの下端部を保持する前面保持具を備え、上記熱交換器の上記上面に、上記熱交換器用防塵ネットの上記上面ネットの上記ヒンジとは反対側に位置する端部を保持する上面保持具を備えたことを特徴とする熱交換器用防塵ネットの取り付け構造。
  5. 上記請求項4記載の発明において、
    上記前面保持具は、上方に向かうに従って次第に拡開する形状に形成され上記熱交換器用防塵ネットの上記下端部を案内可能なガイド部を有し、上記上面保持具は、上記ヒンジに向かうに従って次第に拡開する形状に形成され上記ヒンジとは反対側に位置する端部を案内可能なガイド部を有することを特徴とする熱交換器用防塵ネットの取り付け構造。
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