JP2016186211A - ショベル - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、防塵ネットの抜き差し作業を安全で且つ容易に行えるショベルを提供する。【解決手段】ショベルは、エンジンを搭載した上部旋回体2と、エンジンへ外気を供給して冷却する冷却ファン12と、上部旋回体2の外周面を覆うカバー20と、冷却ファン12とカバー20との間に配置される防塵ネット40とを有する。防塵ネット40は、上部旋回体2の内部に下方から抜き出し可能に取付けられている。【選択図】図3

Description

本発明は、防塵ネットを備えたショベルに関する。
従来から、ショベルなどの建設機械においては、上部旋回体の内部に搭載されたエンジンを冷却する冷却手段が備えられている。冷却手段の1つとして、外気を上部旋回体内に流入させる冷却ファンが使用されており、外気の流れ上に防塵ネットを着脱自在に配設する構成が一般的である。
上述の防塵ネットは、上部旋回体の内部に搭載され、当該上部旋回体の上面カバーに設けられた開口窓を通じて、上部から抜き差し可能に配置されているものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−218564号公報
しかしながら、防塵ネットを上部旋回体の上面カバーの開口窓から抜き差しするためには、当該上部旋回体の上面カバー上に登らなければならず、滑落などの危険がある。特に建設機械が大型であると、上部旋回体の上面高さは相当になり危険度も高くなる。
また、上方位置から下方に位置する防塵ネットを抜き差しする作業は、非常に面倒で重労働である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、防塵ネットの抜き差し作業を安全で且つ容易に行えるショベルを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するために、本発明の一実施形態によれば、
エンジンを搭載した上部旋回体と、
前記エンジンへ外気を供給して冷却する冷却ファンと、
前記上部旋回体の外周面を覆うカバーと、
前記冷却ファンと前記カバーとの間に配置される防塵ネットと、
を有するショベルであって、
前記防塵ネットは上部旋回体の内部に下方から抜き出し可能に取付けられるショベルが提供される。
開示した実施形態によれば、防塵ネットを上部旋回体の内部に下方から抜き出し可能に取付けた構成としたので、防塵ネットの抜き出し作業、のみならず差し込み作業を安全で且つ容易に行えるショベルを提供できる。
本発明の第1の実施形態に係るショベルの側面図である。 図1に示すショベルの上部旋回体の概略構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るショベルを構成する上部旋回体の内部を示す一部拡大側面図である。 防塵ネットをドア部に取付けた一例を示す部分斜視図である。 防塵ネットの抜き出し操作の概要を示した説明図である。 防塵ネットをドア部に取付けた変形例1を示す正面図である。 防塵ネットをドア部に取付けた変形例2を示す正面図である。 Aは、第2の実施形態に係るショベルの上方斜視図であり、防塵ネットの配置位置を説明する一部透過図である。Bは、ショベルの後方から見た部分透過側面図である。 第3の実施形態に係るショベルにおける防塵ネットの配置位置を説明する部分透過側面図である。
[第1の実施形態]
次に、添付の図面を参照しながら、本発明の限定的でない例示の実施形態について説明する。
なお、添付の全図面の中の記載で、同一又は対応する部材又は部品には、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、特に指定しない限り、部材もしくは部品間の相対比を示すことを目的としない。従って、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定することができる。
また、以下で説明する実施形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るショベルを示している。本実施形態では、ショベルの一例として油圧ショベルを例に挙げて説明する。
ショベルは、下部走行体1の上部に上部旋回体2が旋回可能に装架され、上部旋回体2の前方一側部にキャブ3が設けられている。因みに上部旋回体2は、内部にエンジンや冷却器、防塵ネットなどを搭載しており、上面はカバー20により覆われている。また、上部旋回体2の前方中央部にブーム4が俯仰可能に枢着され、このブーム4の先端部にはアーム5が上下回動可能に連結されている。更に、アーム5の先端部には、バケット6が上下回動可能に取り付けられている。
ここで、本明細書において、上部旋回体2の前側とは、上部旋回体2の中央から見てブーム4が取付けられている側の部分である。また、左側とは上部旋回体2において前方(ブーム4が延在する方向)を向いた時に左となる部分である。また、右側とは上部旋回体2において前方(ブーム4が延在する方向)を向いた時に、右となる部分である。
図2は、上部旋回体2の内部を概略的に示す平面図である。図2はカバー20を取り除いた状態を示している。
図2に示すように、上部旋回体2にはエンジンルーム7が形成され、このエンジンルーム7内にはディーゼルエンジン8が設置されている。また、ディーゼルエンジン8(以下、単にエンジン8とも云う。)の前方側(矢印Z1側)には冷却ファン12が設けられると共に、この冷却ファン12の前方には熱交換機ユニット13が設置されている。
また、エンジン8には排気管9が接続されている、この排気管9の下流側には、図示することは省略したが、高次の排気ガス規制に対応すべく、エンジン排気ガス中の窒素酸化物(以下、NOxという。)を浄化する排気ガス処理装置が設置されて良い。
排気ガス処理装置としては、液体還元剤として尿素水を用いた尿素選択還元型のNOx処理装置が採択されて良い。この排気ガス処理装置は、排気管9に備えられた還元触媒(図示せず)の上流側に液体還元剤(例えば尿素水)を噴射して排気ガス中のNOxを還元し、この還元反応を還元触媒により促進してNOxを無害化する。
従って、この種の排気ガス処理装置を備えた建設機械には、尿素水を蓄えるための液体還元剤用タンク18(以下、尿素水タンクという)が備えられて良い。この尿素水タンク18は、上部旋回体2のブーム4を挟んでキャブ3の反対側に配設されている。
また、尿素水タンク18の後方(矢印X2方向)には燃料タンク19が配設されている。尿素水タンク18、燃料タンク19の上面には昇降設備30が配置されて良い。
また、カバー20の左側(矢印Z1側)後方(矢印X2方向)の側面には、開閉可能なドア部200が設けられている。ドア部200は、熱交換機ユニット13と対峙する位置に設けられて良い。また、後述するがドア部200は外気を流入可能な通気スリットが設けられて良い。
(熱交換機ユニット13)
次に、熱交換機ユニット13について図3に基づいて説明する、図3は、本発明の第1の実施形態に係るショベルを構成する上部旋回体2の内部であり、特に熱交換機ユニット13を示す一部拡大側面図である。図3は、図2のI−I矢視断面図であり、上部旋回体2の左側(矢印Z1側)の後部内を車両前方側(矢印X1側)から見た図である。
熱交換機ユニット13は、エンジン用冷却器131、インタークーラ132、燃料クーラ133、キャブ3のエアコン用コンデンサ134などの冷却器を有している。
熱交換機ユニット13は、図3に示すように、上部旋回体2の左側(矢印Z1側)後部内のうち右側(矢印Z2側)にエンジン8が配置され、このエンジン8に回転軸12aが接続されてエンジン8の駆動により回転する冷却ファン12が設けられる。
そして、冷却ファン12が回転し、カバー20の左側面(矢印Z1側面)に設けられたドア部200の通気スリット201から外気を吸気することにより、上部旋回体2の左後部内に冷却風流路が形成される。
上記の冷却ファン12により形成される冷却風流路上に、前記した熱交換機ユニット13が配置される。即ち、エンジン用冷却器131、インタークーラ132、燃料クーラ133、エアコン用コンデンサ(エアコンディショナ用熱交換器)134が配置される。
エンジン用冷却器131は、図示することは省略したが、エンジン冷却水を冷却するエンジン用ラジエタと作動油を冷却するオイルクーラとを含んで構成され、エンジン用ラジエタとオイルクーラが冷却ファン12に対してそれぞれ並列となるように(車両の前後方向(図3の紙面垂直方向)に並ぶように)一体化されたものであり、冷却ファン12に正対し冷却ファン12の上流側を全て覆うように配置されて良い。
エンジン用冷却器131の上流側で上側(矢印Y1側)には、インタークーラ132が配置される。また、インタークーラ132の上流側で上側(インタークーラ132の前)には、燃料クーラ133が配置されて良い。一方、エンジン用冷却器131の上流側で下側(矢印Y2側)には、エアコン用コンデンサ134が配置されて良い。このエアコン用コンデンサ134は、インタークーラ132の下方に配置されて良い。
なお、上記の各冷却器のうち、インタークーラ132は、ターボチャージャの過給効率を上げることを目的として過給気を冷却するためのものである。また、燃料クーラ133は燃料を冷却するためのものである。
第1の実施形態に係るショベルは、防塵ネット40が前記したドア部200の内側面に取付けられている。図3において、ドア部200の開いた状態を二点鎖線で示した。防塵ネット40はドア部200の通気スリット201を内側から覆う様態で取付けられている。
このドア部200の内側面に取付けられた防塵ネット40は、点線部に示したように下方から抜き出し可能に設置されている。
防塵ネット40の具体的な構成及び取付け構造について、図3、図4に基づいて説明する。図4は、防塵ネット40をドア部200に取付けた一例を示す部分斜視図である。図4はドア部200の内側面のみを取り出して示している。
防塵ネット40は、上部ネット41と下部ネット42を有しており、当該上部ネット41と下部ネット42とは蝶番50により連結されて、折れ曲がり可能な構成とされている。
上部ネット41、下部ネット42は、細示することは省略したが外周縁部にフレーム枠が取付けられて良い。上部ネット41、下部ネット42及びフレーム枠は、ある程度の弾性を有しており、防塵ネット40を抜き差しする際に適度な変形を許容できることが好ましい。
蝶番50は一般的に使用されているもので良く、連結箇所で回動可能な構成であれば良い。
次に、上記構成の防塵ネット40を着脱可能に取付ける取付け構造を説明する。
上記構成の防塵ネット40が取付けられるドア部200の内側面には、防塵ネット40の左右(L側、R側)の各側縁部を、上下方向の摺動移動を可能に支持する左右一対のガイド部210が取付けられている。
即ち、一対のガイド部210は、蟻溝形状のレール材であり、それぞれの溝部が対峙するように配置され、ガイド部210の各溝部内には、防塵ネット40の各側縁部が非固定状態で挿通されている。したがって、当該防塵ネット40はガイド部210の溝部内を上下方向(矢印Y1−Y2方向)に自在に摺動できる。
防塵ネット40は、固定手段で固定される構成とされ、本実施形態の固定手段60は、ボルト60とした。
図示例ではガイド部210の下方に固定手段60が設けられている。さらに具体的に云うと、ガイド部210の下方となる下部ネット42の左右の下方位置に、ボルト60を挿通可能な貫通孔(不図示)が用意されており、ドア部200の前記貫通孔と対応する位置にはボルト受け部220が設けられて構成される。したがって、ボルト60を下部ネット42の貫通孔へ差し込みボルト受け部220へねじ込むことで、防塵ネット40をドア部200の内側面に固定できる。
また、本実施形態の防塵ネット40は、台座230に支持される構成とされて良い。台座230は、防塵ネット40を構成する下部ネット42の下縁部を支持可能な、支持プレートである。台座230は、ドア部200の内側面であって、下部ネット42の下縁部を載置して支持可能な下方位置に設けられている。台座230の上面には細示することは省略したが、下部ネット42の下縁部を嵌合可能な溝部(スリット部)を有していても良い。図示例ではドア部200の長手方向に2個の台座230を示したが、この限りではなく適宜適切な個数配置される。また、台座230の幅や高さなども適宜設計変更される。
因みに、上記のように防塵ネット40が台座230の上面に支持される構成の場合、上記したボルト60による固定を省略することができる。
また、台座230を有さない構成の場合には、蝶番50を設けない場合があって良い。
次に、防塵ネット40の抜き出し操作を簡潔に説明する。図5に防塵ネット40の抜き出し操作の概要を示した。
まず、図5(A)に示すように、防塵ネット40をスライド部210にそって上方(矢印Y1方向)へ移動させる。その際、固定手段であるボルト60をボルト受け部220から取外しておく。これは、防塵ネット40の上縁部が解放状態で取付けられているため可能となる。そして、図5(B)に示すように、防塵ネット40を下方へ移動させると同時に、下部ネット42を蝶番50により回動させて前側へ折れ曲がらせる。すると、下部ネット42は台座230を避ける位置に来るので、防塵ネット40をそのまま下方へ引き抜くことができる。
防塵ネット40を、ドア部200の一対のガイド部210の溝内に差し入れる(取付け)作業は、上記した動作の逆を行えば良い。
(変形例1)
第1の実施形態はこの限りではなく、図6に示す変形例1であっても良い。変形例1は、図3〜図5と比較して、防塵ネット40の固定手段60の位置のみが相違している。図6は、防塵ネット40をドア部200に取付けた変形例1を示す正面図である。図6は、ドア部200などの部材は省略し、防塵ネット40と取付け構造のみを示した。
図6に示すように、変形例1のボルト(固定手段)60は、ガイド部210に設けられている。一例として、細示することは省略したが、蟻溝形状のガイド部210は、その前側面(図示正面側)ボルト60を挿通するボルト孔が設けられ、後側面に当該ボルト孔と対応する位置にねじ切りされたネジ孔が設けられている。また、防塵ネット40の上部ネット41の前記ボルト孔と対応する箇所には、貫通孔が設けられている。したがって、防塵ネット40を組み付ける際には、防塵ネット40を左右一対のガイド部210の溝内に差し入れ、ボルト60をガイド部210の前側面のボルト孔へ差し入れ、貫通孔を経てネジ孔にねじ込まれることで固定できる。取外す際には、単にボルト60を取外した後、図5で説明した順序で下方から引き抜けば良い。
因みに、図示例では台座230を有する構成としたが、省略する構成で実施しても良い。
この構成の場合、ドア部200の内側面にボルト受け部220を設ける必要がないため部材点数を少なくできる利点がある。
(変形例2)
第1の実施形態はこの限りではなく、図7に示す変形例2であっても良い。変形例2は、図3〜図5と比較して、防塵ネット40が左右方向に複数配置される点のみが相違している。図7は、防塵ネット40をドア部200に取付けた変形例2を示す正面図である。因みに図7は、ドア部200などの部材は省略し、防塵ネット40と取付け構造のみを示した。
図7に示すように、ドア部200の内側面には、2対のガイド部210(4個)が設けられており、一対のガイド部210毎に防塵ネット40がそれぞれ取付けられる構成である。
因みに、図示例では台座230を有する構成としたが、省略する構成で実施しても良いし、ボルト60を下部ネット42の下方位置ではなくガイド部210へ設けても良い。
この場合、ドア部200の左右の幅が非常に長い場合や、防塵ネット40の剛性が低い場合などに好適に実施できる。
上記してきたように第1の実施形態に係るショベルは、防塵ネット40を、上部旋回体2のカバー20に取付けられたドア部200の内側面において、左右一対のガイド部210に沿って下方から抜き出し可能に取付けられる構成とした。
したがって、作業者は防塵ネット40を抜き差しする際に、上部旋回体2の上に登る必要が無く、グランド面から単にドア部200を開け、防塵ネット40をガイド部210に沿って下方へ引き抜く又は差し入れるのみで行えるので安全で且つ容易である。
また、防塵ネット40は、上部ネット41と下部ネット42を有しており、当該上部ネット41と下部ネット42とは蝶番50により連結されて、連結箇所で折れ曲がり可能な構成とされている。したがって、防塵ネット40をガイド部210へ抜き差しする際に、防塵ネット40が折れ曲がることにより、固定手段や台座などの周辺機器と接触することを回避できる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態について、図8から説明する。
本実施形態は、第1の実施形態と略同様の技術的思想を有しているため、以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態は、第1の実施形態と比較して、防塵ネット40の配置場所のみが相違している。図8Aは、第2の実施形態の防塵ネットの配置位置を説明する後方側から見た上方斜視図である。更に云うと、図8Aは、ショベルの後側(矢印X2側)で左側(矢印Z1側)から見た上方斜視図であり、ブーム4や下部旋回体1、カバー20、ドア部200、ハウスフレーム70内に配置される熱交換機ユニット13などは省略している。また、防塵ネット40の下方を省略し、一部内部を透過して記載した。図8Bは、ショベルの後側(矢印X2側)から見た左側(矢印Z1側)の内部透過図である。
本実施形態の防塵ネット40は、上部旋回体2の内部に設置されたハウスフレーム70に設置されている。具体的には、上部旋回体2の左右方向(矢印Z1−Z2方向)に延在する一対のハウスフレーム70の左側(矢印Z1側)の各側面部71に、一対のガイド部210が設置されている。因みに、一対のハウスフレーム70は、上部旋回体2の前後方向(矢印X1−X2方向)に並列して配置されている。また、ハウスフレーム70は、カバー20を支持すると共に、カバー20を固定する役割を果たしている。
防塵ネット40の両側縁部は、一対のガイド部210の溝内に支持されてハウスフレーム70の側面部71に取り付けられる。図示例では、ガイド部210の下方位置に設けたボルト(固定手段)60により、防塵ネット40を固定する例を示したが、この限りではなく、図6で説明した変形例1を実施できる。また、図7の変形例2など第1の実施形態で説明した取付け構造を実施できることを付言する。
因みに、ハウスフレーム70の左側(矢印Z1側)の各側面部71の位置とは、熱交換機ユニット13の前方(冷却風の上流側)位置であることを意味する。つまり、本実施形態の防塵ネット40は、図8Bでは点線で示した燃料クーラ133、インタークーラ132、エンジン用冷却器131(作動油用冷却器)より前の空間に配置される。
カバー20の底部を構成するアンダーカバー部21には、上下方向(矢印Y1−Y2方向)に開閉可能な扉部22が形成されている。
この扉部22は、図8Aに示すように、上部旋回体2の後方(矢印X2側)で且つ左側(矢印Z1側)の位置に設けられている。更に、扉部22は、図8Bに示すようにドア部200の底部内側端部からエンジン用冷却器131の略中央位置までを開口可能な構成とされ、扉部22の内側寄りの端部に設けられた蝶番22aなどでアンダーカバー部21と連結されている。
また、一例として扉部22の外側(矢印Z1側)の端部には、アンダーカバー部21と接続する貫通孔を有する接続片22bが設けられている。この接続片22bと対応するアンダーカバー部21の左側の箇所(矢印Z1側)にはボルト孔(不図示)が設けられており、このボルト孔にカバー20の内部から用意された蝶ボルト80がねじ込まれ、接続片22bの貫通孔と螺着される。つまり、扉部22はカバー20(ドア部200)の内側から固定される構成である。
したがって、カバー20の底部を構成するアンダーカバー部21からボルトの頭などが突出しないので、安全性を確保できる。
本実施形態において、防塵ネット40の下縁部を支持する台座230を、ハウスフレーム70の側面部71の下方位置に設けているが、扉部22の上面に設けても良い。
本実施形態の防塵ネット40の抜き出し操作は、基本的には図5で説明した通りであり、重複する説明は省略する。
図5との相違点は、防塵ネット40を抜き出す際、先ず上部旋回体2を左右何れかの方向に少し旋回させて、扉部22の直下位置に下部旋回体1が来ないようにする。そのうえで、図8Bに示すように、カバー20(上部旋回体2)の内部から蝶ボルト80を緩めて扉部22を開ける。その後は、図5(A)と同じく、防塵ネット40をガイド部210にそって上方(矢印Y1方向)へ移動させる。その際、固定手段であるボルト60をボルト受け部220から取外しておく。そして、図5(B)に示すように、防塵ネット40を下方へ抜き出す。この際、下部ネット42を蝶番50により回動させて前側(矢印Z1側)へ折れ曲がらせて抜き出すことが好ましい。
上記してきたように第2の実施形態は、上部旋回体2の内部に設置されたハウスフレーム70に設置される構成とした。また、アンダーカバー部21の扉部22を下方に向かって開放可能な構成とした。したがって、防塵ネットを引く抜く際には上部旋回体2へ登らずとも、扉部22を下方に向けて開放して、グランド面において下方から防塵ネット40を引くだけで良く、防塵ネットを差し込む際にはガイド部210に沿って上方へ押し込むのみで良く安全且つ容易である。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について、図9から説明する。
本実施形態は、第1、第2の実施形態と略同様の技術的思想を有しているため、以下、相違点を中心に説明する。
本実施形態は、第1、第2の実施形態と比較して、防塵ネット40の配置場所のみが相違している。図9は、第3の実施形態に係るショベルにおける防塵ネットの配置位置を説明する部分透過側面図である。
図9は、図8Bと同様にショベルの後側(矢印X2側)で左側(矢印Z1側)の内部を示す一部透過側面図である。図9は、説明の関係上、ハウスフレーム70内の熱交換機ユニット13を示し、ハウスフレーム70を点線で示した。
本実施形態の防塵ネット40は、上部旋回体2(ハウスフレーム70内)の内部に設置された熱交換機ユニット13を構成する燃料クーラ133及び/又はインタークーラ132と、エンジン用冷却器131(以下、不図示の作動油用冷却器を含む)との間に取付られている。
具体的には、エンジン用冷却器131の外側(矢印Z1側)の面部に、一対のガイド部210が設置されている。防塵ネット40の両側縁部は、一対のガイド部210に支持されてエンジン用冷却器131の外側面部に取り付けられる。図示例では、ガイド部210の下方位置に設けたボルト(固定手段)60とボルト受け部220により、防塵ネット40を固定する例を示したが、この限りではなく、図6で説明した変形例1を実施できる。また、台座230により防塵ネット40を支持する構成としたが、この限りではない。また、図7の変形例2など第1の実施形態で説明した取付け構造を実施できることを付言する。
また、カバー20の底部を構成するアンダーカバー部21には、上下方向(矢印Y1−Y2方向)に開閉可能な扉部22が形成されている点は第2の実施形態で説明した通りであり、説明は省略する。
更に、本実施形態の防塵ネット40の抜き出し操作は、図5及び第2の実施形態で説明した通りである。
上記してきたように第3の実施形態は、熱交換器ユニット13を構成する燃料クーラ133及び/又はインタークーラ132と、エンジン用冷却器131(作動油用冷却器)との間に取付けられた防塵ネット40を、下方から抜き出し可能に配置される構成とした。
通常、燃料クーラ133及びインタークーラ132と、エンジン用冷却器131(以下、不図示の作動油用冷却器を含む)との間は、部材が密集していて非常に狭く、防塵ネットを取付けたいが、抜き差し作業を考慮すると積極的に搭載できなかった。
第3の実施形態においては、防塵ネットを引き抜く際には、アンダーカバー部21に設けられた扉部22を下方に向かって開放し、下方から防塵ネット40を引くだけで良い。また防塵ネットを差し込む際には、ガイド部210に沿って上方へ押し込むのみで良いため、部材の密集する熱交換器ユニット13の内部へ積極的に防塵ネットを搭載できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 キャブ
4 ブーム
5 アーム
6 バケット
7 エンジンルーム
8 ディーゼルエンジン
9 排気管
13 熱交換機ユニット
18 尿素水タンク
19 燃料タンク
20 カバー
21 アンダーカバー部
22 扉部
30 昇降設備
40 防塵ネット
41 上部ネット
42 下部ネット
50 蝶番
60 固定手段(ボルト)
70 ハウスフレーム
131 エンジン用冷却器
132 インタークーラ
133 燃料クーラ
134 エアコン用コンデンサ
200 ドア部
201 通気スリット
210 ガイド部
220 ボルト受け部
230 台座

Claims (10)

  1. エンジンを搭載した上部旋回体と、
    前記エンジンへ外気を供給して冷却する冷却ファンと、
    前記上部旋回体の外周面を覆うカバーと、
    前記冷却ファンと前記カバーとの間に配置される防塵ネットと、
    を有するショベルであって、
    前記防塵ネットは、前記上部旋回体の内部に下方から抜き出し可能に取付けられていることを特徴とするショベル。
  2. 前記防塵ネットは、
    当該防塵ネットの側縁部に沿って設けられた左右一対のガイド部により非固定状態で摺動自在にガイドされることを特徴とする請求項1に記載のショベル。
  3. 前記防塵ネットは、固定手段により固定されていることを特徴とする請求項2に記載のショベル。
  4. 前記固定手段は、前記ガイド部の下方、若しくは前記ガイド部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載のショベル。
  5. 前記防塵ネットは、台座に支持されていることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のショベル。
  6. 前記防塵ネットは、前記カバーに設けられたドア部の内側面に取付けられていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のショベル。
  7. 前記防塵ネットは、
    前記上部旋回体の内部に設置されたハウスフレームに取付けられ、かつ当該上部旋回体の内部に設置された熱交換機ユニットの前に配置されていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のショベル。
  8. 前記防塵ネットは、
    前記上部旋回体の内部に設置された熱交換機ユニットを構成する燃料クーラ及び/又はインタークーラと、エンジン用冷却器及び/又は作動油用冷却器との間に取付られていることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載のショベル。
  9. 前記カバーの底部を構成するアンダーカバー部には、上下方向に開閉可能な扉部が形成されており、当該扉部は前記カバーの内側から固定される構成とされていることを特徴とする請求項7又は8に記載のショベル。
  10. 前記防塵ネットは、
    上部ネットと下部ネットを有しており、
    前記上部ネットと前記下部ネットとは蝶番により連結されて、折れ曲がり可能な構成であることを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載のショベル。
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