JP2006183414A - 車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】工具を用いることなく、ボトムガードのボトムドアを開閉して、ボトムガード内の保守作業を容易にできるようにした車両を提供する。
【解決手段】上部旋回体2の底面に、保守用穴22,23を開口したボトムガード21を設ける。このボトムガード21の保守用穴22,23に、ボトムドア24,25の一側部を開閉自在に軸支する。これらのボトムドア24,25の他側部に対してボトムガード21側の枠部材26,34に、閉じ状態のボトムドア24,25を係止する係止解除可能なドア係止機構31,38を取付ける。これらのドア係止機構31,38によるボトムドア係止を解除操作するドア係止解除レバー44,45の操作部46を、上部旋回体2の側面からアクセス可能な場所まで引出す。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボトムガードを有する車両に関する。
油圧ショベルは、下部走行体上に上部旋回体が旋回可能に設けられ、この上部旋回体上にキャブ、エンジン、作業装置などが設けられているが、上部旋回体の底面にはボトムガードが設けられ、この底面を保護している。
従来のボトムガードは、スイングフレームの下面にボルト締めまたは溶接付された構造が一般的であるが、ボトムガードの一部をボルトにより脱着可能に固定したものもある(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−201133号公報(第3頁、図1−3)
ボトムガードの一部をボトムドアとしてボルトにより脱着可能に取付けたものは、ボトムドアを脱着する際に、ボルトを取外すための工具が必要であるとともに、鉄板などにより形成されるボトムドアは重く、取付け位置も低いため、このボトムドアを脱着する作業は容易でなく、日常的な保守点検に不便である。例えば、建設機械のボトムガード内に溜まったゴミ、泥、枯葉などを取除く保守作業が容易でない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、工具を用いることなく、ボトムガードのボトムドアを開閉して、ボトムガード内の保守作業を容易にできるようにした車両を提供することを目的とするものである。
請求項1記載の発明は、車両本体の底面に設けられ保守用穴が開口形成されているボトムガードと、このボトムガードの保守用穴に開閉自在に設けられたボトムドアと、ボトムガード側に取付けられ閉じ状態のボトムドアを係止する係止解除可能なドア係止機構と、このドア係止機構によるボトムドア係止を解除するドア係止解除手段とを具備した車両であり、そして、ボトムガードに開閉自在に設けられたボトムドアを、係止解除可能なドア係止機構により係止し、ドア係止解除手段による係止解除により、工具を用いることなくボトムガードのボトムドアを開放して、ボトムガードの保守用穴を開口し、この保持穴よりボトムガード内に溜まったゴミ、泥、枯葉などを取除く保守作業をする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の車両におけるボトムドアが、エンジン室の下側に設けられたものであり、そして、エンジン室下側のボトムドアを開放して、エンジン室下側の保守用穴を開口することで、エンジン室内に溜まった枯葉などを取除き、機器機能を確保するとともに車両整備性を向上させる。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の車両において、ボトムガード側とボトムドアとの間に設けられボトムドアの開放角度を制限するストッパを具備したものであり、そして、ストッパによりボトムドアの開放角度を制限することで、ドア係止機構の不具合に伴うボトムドア全開による事故、部品破損、ボトムドア全開時の自重による他部品との衝突などを防止する。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載の車両におけるドア係止解除手段を、車両本体の側面からアクセス可能な場所に操作部を有するドア係止解除レバーとしたものであり、そして、車両本体の側面からアクセス可能な場所にて、ドア係止解除レバーの操作部を操作するので、ボトムガードの下側に潜り込むことなく、車両本体の側面からボトムドアを開放する。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の車両において、ドア係止解除レバーをドア係止解除方向と逆方向に付勢するスプリングを具備したものであり、そして、スプリングにより、ドア係止解除レバーをドア係止解除方向と逆方向に付勢するので、ドア係止解除レバーが車両本体の衝撃などにより誤作動してボトムドアの係止を解除するおそれを防止する。
請求項6記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか記載の車両におけるドア係止解除手段が、エンジン室内の異常を感知する異常感知センサと、この異常感知センサによる異常感知時に作動してドア係止機構によるボトムドアの係止を自動解除するドア係止解除アクチュエータとを具備したものであり、そして、エンジン室内にゴミ、泥、枯葉などが溜まった異常状態を異常感知センサが感知して、ドア係止解除アクチュエータが作動すると、ドア係止機構によるボトムドアの係止が自動解除されて、ボトムドアが開放されるので、このボトムドア上のゴミ、泥、枯葉などは外部へ自動的に排出される。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか記載の車両において、ボトムドアが開放されたことを感知するドア開放センサと、このドア開放センサのボトムドア開放感知により作動する警告手段とを具備したものであり、そして、ドア開放センサによってボトムドアの開放を感知したら、警告手段が作動することで、ボトムドアの閉め操作をオペレータに促がし、ボトムドアの閉め忘れを防止する。
請求項1記載の発明によれば、ボトムガードに開閉自在に設けられたボトムドアを、係止解除可能なドア係止機構により係止し、ドア係止解除手段による係止解除により、工具を用いることなくボトムガードのボトムドアを開放して、ボトムガードの保守用穴を容易に開口でき、この保持穴よりボトムガード内に溜まったゴミ、泥、枯葉などを取除く保守作業を容易にできる。
請求項2記載の発明によれば、エンジン室下側のボトムドアを開放して、エンジン室下側の保守用穴を開口することで、エンジン室内に溜まった枯葉などを容易に取除くことができ、機器機能を確保できるとともに車両整備性を向上できる。
請求項3記載の発明によれば、ストッパによりボトムドアの開放角度を制限することで、ドア係止機構の不具合に伴うボトムドア全開による事故、部品破損、ボトムドア全開時の自重による他部品との衝突などを防止できる。
請求項4記載の発明によれば、車両本体の側面からアクセス可能な場所にて、ドア係止解除レバーの操作部を操作するので、ボトムガードの下側に潜り込むことなく、車両本体の側面からボトムドアを容易に開放することができ、作業性を向上できる。
請求項5記載の発明によれば、スプリングにより、ドア係止解除レバーをドア係止解除方向と逆方向に付勢するので、ドア係止解除レバーが車両本体の衝撃などにより誤作動してボトムドアの係止を解除するおそれを防止できる。
請求項6記載の発明によれば、エンジン室内にゴミ、泥、枯葉などが溜まった異常状態を異常感知センサが感知して、ドア係止解除アクチュエータが作動すると、ドア係止機構によるボトムドアの係止が自動解除されて、ボトムドアが開放されるので、このボトムドア上のゴミ、泥、枯葉などを外部へ自動的に排出できる。
請求項7記載の発明によれば、ドア開放センサによってボトムドアの開放を感知したら、警告手段が作動するので、ボトムドアの閉め操作をオペレータに促がし、ボトムドアの閉め忘れを確実に防止できる。
以下、本発明を、図1乃至図16に示された一実施の形態、図17に示された他の実施の形態を参照しながら説明する。
図15に示されるように、作業機械としての油圧ショベルは、下部走行体1に旋回軸受部を介して車両本体としての上部旋回体2が旋回可能に設けられ、この上部旋回体2には、カバー3で覆われた動力装置が搭載され、さらに、キャブ4およびフロント作業装置5が搭載されている。
図16に示されるように、カバー3内の動力室には、ラジェタおよびオイルクーラなどの熱交換器11および冷却ファン12を一体化させたクーリングパッケージ、エンジン13、油圧ポンプ14、マフラ15などの動力装置関連機器が設けられている。カバー3内の動力室には、防火壁16が設けられ、この防火壁16によりエンジン室17とポンプ室18とが区画形成されている。
上部旋回体2の底面にはボトムガード21が設けられ、このボトムガード21におけるエンジン室17の下側には複数の保守用穴22,23が開口され、これらの保守用穴22,23にボトムドア24,25がそれぞれ開閉自在に設けられている。
一方のボトムドア24は、エンジン本体の下側に、他方のボトムドア25は、マフラ15の下側に対応して設置されている。
図1は、ボトムドア24,25が保守用穴22,23を閉じた状態を示し、図2は、ボトムドア24,25が保守用穴22,23を開いた状態を示す。
図3乃至図5に示されるように、一のボトムドア24は、ボトムガード21に固定された枠部材26にヒンジ27により一側部が開閉自在に軸支され、このボトムドア24の他側部には取付板28によりピン29が取付けられ、このボトムドア24の他側部に対してボトムガード21側の枠部材26に、閉じ状態のボトムドア24のピン29を係止する係止解除可能なドア係止機構31が取付板32により取付けられている。閉じ状態のボトムドア24は、図3および図4に示されるように枠部材26の上縁に取付けられた1対の係止部材30により、枠部材26と面一に係止される。図3および図4に示されるように、ボトムドア24の枠部材26に設けられた取付板32の一側部には、ドレンホース、ブリーザホースなどを取付ける取付穴が穿設された取付板61が溶接付けされている。
図6乃至図8に示されるように、他のボトムドア25は、ボトムガード21に固定されたT形の枠部材34にヒンジ35により一側部が開閉自在に軸支され、このボトムドア25の他側部には取付板36によりピン37が取付けられ、このボトムドア25の他側部に対してボトムガード21側の枠部材34に、閉じ状態のボトムドア25のピン37を係止する係止解除可能なドア係止機構38が取付板39により取付けられている。
図6および図7に示されるように枠部材34の中央部には、凹溝34aが設けられ、この凹溝34aを経てピン37が上下動される。また、閉じ状態のボトムドア25は、保守用穴23の上縁に取付けられた1対の係止部材34bにより係止される。
各ドア係止機構31,38は、図14に示されるように、ラッチケース本体40に、ピン29,37を係止する1対のラッチ41が、軸42によりそれぞれ開閉自在に軸支され、これらの軸42に装着されたトーションスプリング(図示せず)により、1対のラッチ41は2点鎖線に示された開き方向に付勢され、これらのラッチ41が、ピン29,37の押上げ力によりトーションスプリングに抗して閉じる。
これらのラッチ41には、ラッチケース本体40に回動自在に軸支されたラッチ係止爪43が係脱自在に設けられ、図14に実線で示された閉じ状態のラッチ41に対してこのラッチ係止爪43が働いて、ラッチ閉じ状態を保持する。
これらのドア係止機構31,38の各ラッチ係止爪43には、図1、図4および図7に示されるように、各ボトムドア24,25のラッチ係止を解除操作するドア係止解除手段としてのドア係止解除レバー44,45がそれぞれ接続され、これらのドア係止解除レバー44,45は、図1および図16に示されるように配設されている。
これらのドア係止機構31,38のドア係止解除レバー44,45は、図9乃至図12に示されるように折曲成形され、各ラッチ係止爪43から、上部旋回体2のサイドドア3a(図16)を開けて側面からアクセス可能な場所、例えばポンプ室18までそれぞれ引出され、この場所にそれぞれの操作部46を有する。
さらに、図10および図12に示されるように、防火壁16と各ドア係止解除レバー44,45の各操作部46との間には、これらのドア係止解除レバー44,45をドア係止解除方向と逆方向に付勢するドア係止解除誤作動防止用のスプリング47がそれぞれ装着されている。
図2に示されるように、ボトムガード21側と各ボトムドア24,25との間には、これらのボトムドア24,25の開放角度を制限するストッパ51,52がそれぞれ設けられている。
これらのストッパ51,52は、図13に示されるように、一端のピン53と他端のクリップ54とをチェーン55により連結したもので、ピン53は、図3および図4に示されるように取付板32に溶接付けされた係合環56、または図6および図7に示されるように枠部材34に溶接付けされた係合環57に係合され、クリップ54は、図3および図4に示されるようにボトムドア24に溶接付けされた係合環58、または図6および図7に示されるようにボトムドア25に溶接付けされた係合環59に係合されている。
これらのストッパ51,52により、ボトムドア24,25が開いた状態で上部旋回体2が旋回したときの、ボトムドア24,25と下部走行体1との干渉を防止する。なお、作業中の必要性に応じて、クリップ54を係合環58,59から外すことにより、ボトムドア24,25の全開放が可能となる。
次に、この図示された実施の形態の作用効果を説明する。
上部旋回体2のサイドドア3a(図16)を開けて、例えばポンプ室18などの車両本体の側面からアクセス可能な場所を開放し、エンジン室17側からこのアクセス可能な場所に突出されたドア係止解除レバー44の操作部46をスプリング47に抗して押すと、ドア係止解除レバー44を介して、ドア係止機構31のラッチ係止爪43がラッチ41を解除するように作動し、ラッチ41がトーションスプリングにより開いて、ボトムドア24は自重で、ヒンジ27の軸を中心に下方へ開く。そのとき、ボトムドア24は、下降途中でストッパ51により係止され、全開とならない。
このボトムドア24を閉めるときは、ボトムドア24のピン設置側をヒンジ27の軸を支点に押上げるだけで、ボトムドア24に取付けられたピン29がドア係止機構31のラッチ41を閉じ、そのラッチ閉じ状態はラッチ係止爪43により保持されるので、ボトムドア24は自動的に係止される。
同様に、高温に加熱されるマフラ15の下側に位置するボトムドア25を開けるときは、ドア係止解除レバー45の操作部46をスプリング47に抗して押すと、ドア係止解除レバー45を介して、ドア係止機構38のラッチ係止爪43がラッチ41を解除するように作動し、ラッチ41がトーションスプリングにより開いて、ボトムドア25は自重で、ヒンジ35の軸を中心に下方へ開く。そのとき、ボトムドア25は、下降途中でストッパ52により係止され、全開とならない。
このボトムドア25を閉めるときは、ボトムドア25のピン設置側をヒンジ35の軸を支点に押上げるだけで、ボトムドア25に取付けられたピン37がドア係止機構38のラッチ41を閉じ、そのラッチ閉じ状態はラッチ係止爪43により保持されるので、ボトムドア25は自動的に係止される。
このように、ボトムガード21に開閉自在に軸支されたボトムドア24,25を、係止解除可能なドア係止機構31,38により係止し、ドア係止解除レバー44,45による係止解除操作により、すなわちドア係止解除レバー44,45を押すことで、工具を用いることなくボトムガード21のボトムドア24,25を開放して、ボトムガード21の保守用穴22,23を容易に開口でき、この保持穴22,23よりボトムガード21内に溜まったゴミ、泥、枯葉などを取除く保守作業を容易にできる。
エンジン室下側のボトムドア24,25を開放して、エンジン室下側の保守用穴22,23を開口することで、エンジン室17の底部内に溜まった枯葉などを容易に取除くことができ、機器機能を確保できるとともに車両整備性を向上できる。
ストッパ51,52によりボトムドア24,25の開放角度を制限することで、すなわちボトムドア24,25をストッパ51,52により途中で止めることにより、ドア係止機構31,38の不具合などに伴うボトムドア全開による事故を防止できるとともに、下部走行体1のクローラなどとの干渉による部品破損を防止でき、また、ボトムドア24,25の全開時の自重による他部品との衝突を防止できる。
ドア係止解除レバー44,45の操作部46をボトムドア24,25から離し、上部旋回体2の側面からアクセス可能な場所にて操作するので、ボトムガード21の下側に潜り込むことなく、上部旋回体2の側面から立ち姿勢でもボトムドア24,25を容易に開放することができ、ボトムドア開放時の作業性を向上できる。
スプリング47により、ドア係止解除レバー44,45をドア係止解除方向と逆方向に付勢するので、ドア係止解除レバー44,45が上部旋回体2に作用する衝撃などにより誤作動してボトムドア24,25の係止を解除するおそれを防止できる。
すなわち、ドア係止機構31,38は、一般的に軽い力で係止解除されるが、ドア係止解除レバー44,45の各操作部46にドア係止解除の誤作動を防止するためのスプリング47を装着することにより、適切な操作力が作用したときのみドア係止機構31,38を係止解除させるようにすると、上部旋回体2の衝撃、油圧ホースなどの干渉による誤作動を防止できる。
なお、各ボトムドア24,25の枠部材26,34には、各ボトムドア24,25が開放されたことを感知するドア開放センサ(ここでは図示せず)が設けられ、さらに、キャブ4内には、このドア開放センサのボトムドア開放感知により作動する警告手段としてのブザー(ここでは図示せず)が設けられているが、これらのドア開放センサおよび警告手段は、以下の、他の実施の形態で詳細に説明するので、ここでは説明を省略する。
次に、図17を参照しながら、ドア係止解除手段を自動化して、ボトムドア24,25を自動的に開けるようにした他の実施の形態を説明する。なお、既に説明した実施の形態と同様の部分には、同一符号を付して、その説明を省略する。
ボトムドア24のドア自動開放機構を説明すると、このボトムドア24が開閉される保守用穴22の反ヒンジ側部に、凹溝部22aが形成され、この凹溝部22a上で、ボトムドア24の枠部材26に設けられた取付板32の一側部に溶接付けされた取付板61は、本来はドレンホース、ブリーザホースなどを取付けるためのものであるが、このような取付板61を用いて、エンジン室17内の異常、例えばエンジン室17内の熱(すなわち温度)、堆積物厚みなどの異常を感知する異常感知センサ62,63、ボトムドア24が開いたときにこれを感知するドア開放センサ64が取付けられている。
異常感知センサとしては、ボトムドア24にかかる重量を感知するセンサ、あるいはボトムドア24を閉じている時間などを感知するセンサを設置しても良い。
さらに、前記防火壁16のポンプ室18側には、ドア係止解除レバー44を押圧駆動するステップモータ、電磁式アクチュエータまたは流体圧アクチュエータなどのドア係止解除アクチュエータ65が設けられている。この場合、手動でもドア係止解除レバー44を操作してボトムドア24を開けることができるようにドア係止解除アクチュエータ65を設置しておくと良い。
異常感知センサ62,63、ドア開放センサ64は、コントローラ67の入力側に接続され、このコントローラ67の出力側が、ドア係止解除アクチュエータ65と、キャブ4内に設置された警告手段としてのブザー68に接続されている。
そして、このドア自動開放機構は、エンジン室17内にゴミ、泥、枯葉などが所定量溜まると、その状態を異常感知センサ62,63を通じて感知したコントローラ67が、ドア係止解除アクチュエータ65を作動して、ドア係止解除レバー44を介しボトムドア24を自動的に開放し、このボトムドア24上のゴミ、泥、枯葉などを外部へ自動的に排出する。
これらのゴミ、泥、枯葉などがエンジン室17内に溜まると、機器機能、車両整備上も好ましくないので、自動排出は有効である。また、自動排出によりオペレータなどの負担が、より軽くなる。
また、このようなドア自動開放機構が作動してボトムドア24が開いたときは、これをドア開放センサ64を通じて感知したコントローラ67が、キャブ4内のブザー68を鳴らすなどして、ボトムドア開放状態をキャブ4内のオペレータに知らせる。
これにより、ボトムドア24が開いても、ストッパ51によりボトムドア24の開放角度は制限されているので、ボトムドア24が破損することはないが、ブザー68によってボトムドア24の閉め操作をオペレータに促がし、ボトムドア24の閉め忘れなどを確実に防止する。
以上の説明は、一方のボトムドア24を自動的に開けるドア自動開放機構の例であるが、他方のボトムドア25を自動的に開けるドア自動開放機構も、同様に設置する。
なお、図17に示されたドア開放センサ64、警告手段としてのブザー68などは、ドア係止解除手段を自動化した場合のみに限定されるものではなく、図1乃至図16に示された手動によるドア係止解除方式にも適用されることが望ましい。
本発明は、油圧ショベルだけでなく、ブルドーザ、ローダなどの他の作業機械にも適用できる。
本発明に係る車両に用いられる車両本体の一実施の形態を示す平面図である。 同上車両に用いられたボトムドアの開放状態を示す斜視図である。 同上車両に用いられた一方のボトムドアおよび周辺の機構を示す斜視図である。 同上車両に用いられた一方のボトムドアおよび周辺の機構を示す平面図である。 図4のV−V線断面図である。 同上車両に用いられた他方のボトムドアおよび周辺の機構を示す斜視図である。 同上車両に用いられた他方のボトムドアおよび周辺の機構を示す平面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 同上車両に用いられた一方および他方のドア係止解除レバーの操作部を示す正面図である。 同上車両に用いられた一方のドア係止解除レバーを示す側面図である。 同上車両に用いられた一方のドア係止解除レバーの正面図である。 同上車両に用いられた他方のドア係止解除レバーを示す側面図である。 同上車両に用いられたボトムドア用のストッパを示す平面図である。 同上車両に用いられたドア係止機構の正面図である。 同上車両によって形成された油圧ショベルの側面図である。 同上車両の動力室を示す断面図である。 本発明に係る車両に用いられたドア係止解除手段を自動化した他の実施の形態を示す説明図である。
符号の説明
2 車両本体としての上部旋回体
17 エンジン室
21 ボトムガード
22,23 保守用穴
24,25 ボトムドア
31,38 ドア係止機構
44,45 ドア係止解除手段としてのドア係止解除レバー
46 操作部
47 スプリング
51,52 ストッパ
62,63 異常感知センサ
64 ドア開放センサ
65 ドア係止解除アクチュエータ
68 警告手段としてのブザー

Claims (7)

  1. 車両本体の底面に設けられ保守用穴が開口形成されているボトムガードと、
    このボトムガードの保守用穴に開閉自在に設けられたボトムドアと、
    ボトムガード側に取付けられ閉じ状態のボトムドアを係止する係止解除可能なドア係止機構と、
    このドア係止機構によるボトムドア係止を解除するドア係止解除手段と
    を具備したことを特徴とする車両。
  2. ボトムドアは、エンジン室の下側に設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の車両。
  3. ボトムガード側とボトムドアとの間に設けられボトムドアの開放角度を制限するストッパ
    を具備したことを特徴とする請求項1または2記載の車両。
  4. ドア係止解除手段は、車両本体の側面からアクセス可能な場所に操作部を有するドア係止解除レバーである
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の車両。
  5. ドア係止解除レバーをドア係止解除方向と逆方向に付勢するスプリング
    を具備したことを特徴とする請求項4記載の車両。
  6. ドア係止解除手段は、
    エンジン室内の異常を感知する異常感知センサと、
    この異常感知センサによる異常感知時に作動してドア係止機構によるボトムドアの係止を自動解除するドア係止解除アクチュエータと
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の車両。
  7. ボトムドアが開放されたことを感知するドア開放センサと、
    このドア開放センサのボトムドア開放感知により作動する警告手段と
    を具備したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の車両。
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