JP2009073426A - ラゲッジルームのフロアリッド - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造が簡潔で、かつ取扱性が良いラゲッジルームのフロアリッドを提供する。
【解決手段】 フロアリッド8は、床面に固定された第1ボード9と、第1ボードの後方縁部9bに第1ヒンジ13によってヒンジ接続された第2ボード10と、第2ボードの後方縁部10bに第2ヒンジ14によってヒンジ接続された第3ボード11とを有し、第2ボードと、第3ボードとが略水平となるように展開され、収納凹部51を覆う展開状態と、第3ボードが第2ボードの上面側へと第2ヒンジで折り曲げられ、第2ボードが第1ボードの上面側へと第1ヒンジで折り曲げられ、第3ボードの先端11bが第1ボードの上面9cに当接することによって、第2および第3ボードが前記第1ボードに対して逆転V字形に起立し、収納凹部を露出させる折り畳み状態との形態を選択的に呈するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車のラゲッジルームのフロアリッドに関し、特に、簡潔な構造を有し、開閉作業が容易であるフロアリッドに関するものである。
従来、車両後部のラゲッジルームの床面には、スペアタイヤや工具を収納するための上方開口の収納凹部(タイヤ収納スペース)が設けられている。そして、収納凹部を覆い、ラゲッジルームの床面をフラットな状態にするべく、フロアリッド(ラゲッジフロアボード)が設けられている。近年では、この収納凹部にスペアタイヤを収納せずに、他の荷物を収納できるようにしたものがある。
収納凹部を荷物収納スペースとして使用する場合、フロアリッドの開閉作業の頻度は増加するため、フロアリッドには簡単な操作で開閉操作ができるという作業容易性や、開状態を維持して荷物の収納・取り出しを容易にするといった利便性が要求されるようになる。このような要求に対して、フロアリッドを複数枚のボードから形成して折り畳み可能な構造としたものがある(例えば、特許文献1)。これによれば、フロアリッドは折り畳まれ、かつ床面に対して起立させられることによって凹部を開放する。このとき、フロアリッドの下方側の端部は、凹部の側壁に形成された係止部に係止されて開状態を維持する。
特開2003−341432号公報
しかしながら、従来の構造では、フロアリッドを開状態で維持するために、凹部の側壁にフロアリッドを係止する係止部を形成しなければならず、凹部の構造が複雑となり、また製造コストが増加するという問題がある。
本発明は、以上の問題を鑑みなされたものであって、構造が簡潔で、かつ取扱性が良いラゲッジルームのフロアリッドを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明は、車体後部のラゲッジルーム(2)の床面に形成された上方開口の収納凹部(51)を開閉するフロアリッド(8)であって、前記床面に載置された第1ボード(9)と、前記第1ボードの車両前後方向における後方縁部(9b)に第1ヒンジ(13)によってヒンジ接続された第2ボード(10)と、前記第2ボードの前記第1ボードとヒンジ接続された縁部と反対側の縁部(10b)に第2ヒンジ(14)によってヒンジ接続された第3ボード(11)とを有し、前記第2ボードと、前記第3ボードとが略水平となるように展開され、前記収納凹部を覆う展開状態と、前記展開状態において前記第1、第2および第3ボードが上方側を向く面を上面とすると、前記第3ボードが前記第2ボードの上面側へと前記第2ヒンジで折り曲げられ、前記第2ボードが前記第1ボードの上面側へと前記第1ヒンジで折り曲げられ、前記第3ボードの先端(11b)が前記第1ボードの上面(9c)に当接することによって、前記第2および第3ボードが前記第1ボードに対して逆転V字形に起立し、前記収納凹部を露出させる折り畳み状態との形態を選択的に呈することを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明に係るフロアリッドにおいて、前記第2ヒンジは、前記第2ボードと前記第3ボードとの両上面がなす角度が所定値以下となることを禁止することを特徴とする。
第3の発明は、第1の発明または第2の発明に係るフロアリッドにおいて、前記展開状態において、前記第2ボードの車両前後方向長さは、前記第3ボードの車両前後方向長さ以上であることを特徴とする。
第4の発明は、第1の発明〜第3の発明のいずれかの発明に係るフロアリッドにおいて、前記第2ボードの重量は、前記第3ボードの重量以上であることを特徴とする。
第5の発明は、第1の発明〜第4の発明のいずれかの発明に係るフロアリッドにおいて、前記第3ボードの先端と、前記第1ボード上面の前記第3ボードの先端が当接する部分との少なくとも1つ以上に滑り止め部材が設けられていることを特徴とする。
第6の発明は、第1の発明〜第5の発明のいずれかの発明に係るフロアリッドにおいて、前記第1ボードの車両前後方向における前方縁部(9a)に第3ヒンジ(15)によってヒンジ接続された第4ボード(12)を有し、前記第3ボードの先端は、前記第3ヒンジ部位との当接によって前記第1ボードの上面との当接位置を規制されることを特徴とする。
第1の発明によれば、フロアリッドは折り畳み状態(全開状態)において簡単な自立構造をとることができる。そのため、収納凹部を露出(開放)させた状態に維持するために、収納凹部やその他の周辺部材に付加的な支持構造を設ける必要がない。
第2の発明によれば、第3ボードの先端と第2ボードの上面との間に、空間が形成されるようになる。そのため、一部折り畳み状態(半開状態)として、展開状態(全閉状態)から第2ヒンジのみ折り曲げ、第3ボードを第2ボードの上方位置へと配置した場合に、第3ボードの先端の周囲に手(指)を入れる空間が確保され、第3ボードの展開、折り畳み作業がし易くなる。また、折り畳み状態において、第2ボードおよび第3ボードによって形成される逆転V字形状の安定性が増す。
第3の発明および第4の発明によれば、折り畳み状態において、第2ボードが展開状態位置へと倒れ難くなり、逆転V字形状の安定性が増す。第5の発明によれば、第3ボードの第1ボードへの当接位置が安定し、折り畳み状態における逆転V字形状の安定性が増す。第6の発明によれば、第3ボードの先端は、第3ヒンジによって第1ボード上での位置が固定されるため、折り畳み状態における逆転V字形状の安定性が増す。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1・図4・図5は、実施形態に係るフロアリッドを適用したラゲッジルームを示す斜視図である。図1はフロアリッド8が全閉状態(展開状態)にあり、図4はフロアリッド8が半開状態(一部折り畳み状態)にあり、図5はフロアリッド8が全開状態(折り畳み状態)にあるときのラゲッジル−ムを表している。図2は、実施形態に係るフロアリッド8の平面図である。図3は、図2の矢印III−III線に沿ってみたフロアリッド8の断面図であって、特にボード9・10・11・12の平坦部を省略し、ヒンジ13・14・15の形態が理解できるように示している。図6は、図5の矢印VI−VI線に沿ってみた断面図であり、フロアリッド8が全開状態(折り畳み状態)にあるときの構造を示している。以下の説明では、車両前後方向における前方を前方、車両前後方向における後方を後方とし、鉛直上方を上方、鉛直下方を下方と省略して説明する。
図1に示すように、車体1の後方に、ラゲッジルーム2は形成されている。ラゲッジルーム2の床部は、車体1の後方の両側部を車両前後方向に延在する2つのリアフレーム4と、両リアフレーム4に支持されたリアフロアパネル5とを主要構成要素として構成されている。また、ラゲッジルーム2は、リアシート6と、リアインナパネル7と、テールゲート(図示せず)とによって囲まれている。
ラゲッジルーム2の床面を形成するリアフロアパネル5には、車幅方向の中央部に上方に開口した収納凹部51が形成されている。収納凹部51には、収納凹部51の形状と一致するように形成された収納ボックス(カーゴフロアボックス)52が設けられている。収納ボックス52は、底面53と底面53の周縁より上方へと起立した側壁54とを備え、上方に開放している。他の実施形態では、収納ボックス52を設けなくてもよい。
リアフロアパネル5の上方に位置し、収納凹部51および収納ボックス52を覆うようにフロアリッド8が設けられている。図2に示すように、フロアリッド8は、リアフロアパネル5に載置され、位置が固定された第1ボード9と、第2ボード10と、第3ボード11と、第4ボード12とを有する。第2ボード10は、第1ボード9の後方縁部9bに第1ヒンジ13によってヒンジ接続され、第3ボード11は、第2ボード10の第1ボード9とヒンジ接続された縁部10aと反対側の縁部10bに第2ヒンジ14によってヒンジ接続され、第4ボード12は、第1ボード9の前方縁部9aに第3ヒンジ15によってヒンジ接続されている。図1に示すように、フロアリッド8の第2および第3ボード10・11が略水平となり、収納凹部51を覆っている状態を、フロアリッド8の展開状態または全閉状態とする。フロアリッド8が、展開状態にあるときの各ボードの上方(車室側)を向く面を上面とする。
本実施形態では、図3に示すように、フロアリッド8を構成する第1〜第4ボード9・10・11・12は樹脂性材料によって形成されており、これら第1〜第4ボード9・10・11・12と第1〜第3ヒンジ13・14・15とは、同種の樹脂性材料によって一体的に形成されている。なお、他の実施形態では、フロアリッド8は、各部材を別体として形成した後に組み合わせて形成されてもよい。第1〜第4ボード9・10・11・12の板厚は略同等となるように形成されている。また、フロアリッド8の上面側は、フロアリッド8の全面にわたって表皮(図示せず)が貼付されている。表皮は、例えばフエルトや不織布であり、フロアリッド8の意匠性を高めるとともに、滑り止め部材として機能する。
第1ボード9は、略長方形に形成されており、長手方向が車幅方向と一致するように配置されている。第1ボード9には、前方縁部9aの両端部より車幅方向へと延在し、第1ボード9と連続した平面を形成する第1ボード突部91が形成されている。
第2および第3ボード10・11は、略長方形に形成されており、長手方向が車幅方向と一致するように配置されている。長手方向長さは、第1ボード9の後方縁部9bの長さと一致するように形成されている。展開状態における第2ボード10の車両前後方向長さ、すなわち第2ボードの短手方向長さは車幅方向にわたって一定である。第3ボード11は、車幅方向中央部において、展開状態における車両前後方向長さ、すなわち短手方向長さが最も長くなるように形成されており、当該車幅方向中央部の短手方向長さは第2ボード10の短手方向長さと一致している。なお、他の実施形態では、第2ボード10の短手方向長さが、第3ボード11の短手方向長さより大きくなるように形成してもよい。
第2および第3ボード10・11は、同一の樹脂材料から形成されているため、第2ボード10の重量は、上述した形状から第3ボード11の重量よりも重くなっている。なお、他の実施形態では、第2および第3ボード10・11の重量が同じであってもよい。また、第3ボード11の先端11bは、滑り止め部材17が設けられている。滑り止め部材17は、例えばフエルトや不織布であり、先端11bに貼付されている。
第4ボード12は、略長方形に形成されており、長辺が車幅方向に沿うように配置されている。長辺の長さは、第1ボード9の前方縁部9aの長さと一致するように形成されている。本実施形態では、第4ボード12は、リアシート6の分割位置6aに一致するように、車幅方向において2つに分割されている。なお、他の実施形態では、第4ボード12を設けなくともよい。また、分割せずに車幅方向に延在する1枚のボードとしてもよい。
図3に示すように、第1〜第3ヒンジ13〜15は、インテグラルヒンジである。第1ヒンジ13は、第1上部ヒンジ壁13aと、第1下部ヒンジ壁13bとを有し、第1ヒンジ回転中心部13cは各ボードの板厚に比べて薄肉に形成されている。両第1上部ヒンジ壁13aの間の角度と、両第1下部ヒンジ壁13bの間の角度は、第1ボード9に対する第2ボード10の折り曲げ可能角度を規定する。本実施形態では、両第1上部ヒンジ壁13aの間の角度は、約90°〜180°の範囲にあり、約120〜170°の範囲に設定されていることが好ましい。両第1下部ヒンジ壁13bの間の角度は、任意に設定してよい。
第2ヒンジ14は、第1ヒンジ13と同様に、第2上部ヒンジ壁14aと、第2下部ヒンジ壁14bとを有し、第2ヒンジ回転中心部14cは各ボードの板厚に比べて薄肉に形成されている。本実施形態では、両第2上部ヒンジ壁14aの間の角度は、約90°〜180°の範囲にあり、約140°〜170°の範囲に設定されていることが好ましい。両第1下部ヒンジ壁13bの間の角度は、任意に設定してよい。
第3ヒンジ15は、第1ヒンジ13と同様に、第3上部ヒンジ壁15aと、第3下部ヒンジ壁15bとを有し、第3ヒンジ回転中心15cは各ボードの板厚に比べて薄肉に形成されている。本実施形態では、両第3上部ヒンジ壁15aの間の角度は、第4ボードがリアシート6の傾斜角度に応じて回転可能なように設定されている。両第3上部ヒンジ壁15aの間の角度は、例えば30°〜90°である。両第3下部ヒンジ壁15bの間の角度は、任意に設定してよい。
図1に示すように、フロアリッド8は、リアフロアパネル5に形成された段部55の間に第1〜第3ボード9・10・11が嵌めこまれている。このとき、第4ボード12の前縁12aはリアシートと当接することによって前方側上方へと傾斜している。第1〜第3ボード9・10・11の車幅方向における両側縁が、段部55と当接することにより、フロアリッド8の水平方向における車幅方向への移動が規制されている。第1ボード9の第1ボード突部91が段部55と当接することよって、フロアリッド8の水平方向後方への移動が規制されている。第4ボードがリアシート6と当接することによって、フロアリッド8の水平方向後方への移動が規制されている。このようにして、フロアリッド8はリアフロアパネル5に固定されている。特に、第1ボード9は、フロアリッド8の展開状態および折り畳み状態において位置が変化しないため、リアフロアパネル5に固定されているといえる。他の実施形態では、第1ボード9をクリップ等により機械的にリアフロア5に固定してもよい。
図4に示すように、フロアリッド8の展開状態(全閉状態)から、第2ヒンジ14を屈曲させ、第3ボード11を第2ボード10に対して回転させ、第2ボード10の上方に位置させることでフロアリッド8は一部折り畳み状態(半開状態)となり、収納凹部51および収納ボックス52が一部露出(開放)される。このとき、第3ボード11は第2ヒンジによって回転が規制され、第2ボード10と第3ボード11の間には空間が形成される。第2ボード10と第3ボード11との両上面がなす角度は約10〜40°の範囲にある。
図5に示すように、フロアリッド8の半開状態から、第1ヒンジ13を屈曲させ、第2ボード10を第1ボード9に対して回転させ、第1ボード9の上方に位置させることでフロアリッド8は折り畳み状態(全開状態)となり、収納凹部51の大部分が開放される。このとき、図6に示すように、第3ボード11の先端11bは、第1ボード9の上面に当接し、第2および第3ボードは第1ボードに対して逆転V字形状に起立する。第3ボード11の先端11bは、先端11bに貼付された滑り止め部材17と、第1ボード9の上面の表皮との間に発生する摩擦力によって、第1ボード9に対する当接位置が固定されている。また、第3ボード11の先端11bは、第3ヒンジ15の第3上部ヒンジ壁15aに係止されることによって、当接位置を規制されてもよい。また、第3ボード11の先端11bは、傾斜した第4ボード12によって当接位置を規制されてもよい。
以上のように構成することで、一体的に形成されたボードとヒンジからなる、構造が簡潔で、かつ取扱性が良いフロアリッド8を得ることができる。フロアリッド8は、折り畳み状態(開状態)において自立可能な逆転V字形状を呈するため、リアフロアパネル5にフロアリッド8を開状態に支持するための係止部等を設ける必要がなく構造が簡潔である。また、第3ボード11および第2ボード10をめくり上げる、つまり折り畳むだけでフロアリッド8を開閉でき、操作が容易である。
また、第3ボード11のみを折り畳むことによって、収納凹部51の約半分を露出させる半開状態とすることができる。このとき、第3ボード11の先端11bは、第2ボード10から離れているため、手で掴みやすく、第3ボード11の閉作業が容易である。
第2ボード10と第3ボード11との短手方向長さを等しくすることによって、フロアリッド8の折り畳み状態における逆転V字形状は、第1ボードの一部または全部を底辺とする二等辺三角形を形成し、逆転V字形状は安定する。また、第2ボード10の短手方向長さを第3ボード11の短手方向長さより長くすることによって、逆転V字形状の頂点位置は前方側へと移行し、第2ボード10が折り畳み状態から閉状態へと自然に移行し難くなり、逆転V字形状は更に安定する。
また、第2ボードの重量を第3ボードの重量より重くすることで、フロアリッド8の折り畳み状態における逆転V字形状には、前方側へと力が加わり、第2ボード10が折り畳み状態から閉状態へと自然に移行し難くなり、逆転V字形状は安定する。
第3ボード11の先端11bと第1ボード9の上面に滑り止め部材を設けることによって、第3ボード11の先端11bは第1ボード9の上面に対して固定されるため、フロアリッド8の折り畳み状態における逆転V字形状が安定する。
また、第3ボード11の先端11bは、第3ヒンジ15によって第1ボード上での当接位置が固定されるため、フロアリッド8の折り畳み状態における逆転V字形状が安定する。このとき、第4ボード12が、リアシート6と当接することによって、第1ボード9に対して傾斜しているため、第3ヒンジ15上に屈曲部が形成され、第3ボード11の先端11bは当該屈曲部でより安定的に固定され、逆転V字形状が安定する。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、ヒンジ部にインテグラルヒンジ以外の折り曲げ角度の制限が可能な他のヒンジを用いてもよい。また、滑り止め部材は、別体部材を貼付するだけでなく、ボード表面を加工して一体的な滑り止め部を形成してもよい。また、各ボードの形状は例示的なものであり本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
実施形態に係るフロアリッドを適用したラゲッジルームを示す斜視図である。 実施形態に係るフロアリッドの平面図である。 図2の矢印III−III線に沿ってみた断面図である。 実施形態に係るフロアリッドを適用したラゲッジルームを示す斜視図である。 実施形態に係るフロアリッドを適用したラゲッジルームを示す斜視図である。 図5の矢印VI−VI線に沿ってみた断面図である。
符号の説明
2 ラゲッジルーム
5 リアフロアパネル
6 リアシート
8 フロアリッド
9 第1ボード
10 第2ボード
11 第3ボード
11b 先端
12 第4ボード
13 第1ヒンジ
14 第2ヒンジ
15 第3ヒンジ
17 滑り止め部材
51 収納凹部
52 収納ボックス
55 段部
91 第1ボード突部

Claims (6)

  1. 車体後部のラゲッジルームの床面に形成された上方開口の収納凹部を開閉するフロアリッドであって、
    前記床面に載置された第1ボードと、
    前記第1ボードの車両前後方向における後方縁部に第1ヒンジによってヒンジ接続された第2ボードと、
    前記第2ボードの前記第1ボードとヒンジ接続された縁部と反対側の縁部に第2ヒンジによってヒンジ接続された第3ボードと
    を有し、
    前記第2ボードと、前記第3ボードとが略水平となるように展開され、前記収納凹部を覆う展開状態と、
    前記展開状態において前記第1、第2および第3ボードが上方側を向く面を上面とすると、前記第3ボードが前記第2ボードの上面側へと前記第2ヒンジで折り曲げられ、前記第2ボードが前記第1ボードの上面側へと前記第1ヒンジで折り曲げられ、前記第3ボードの先端が前記第1ボードの上面に当接することによって、前記第2および第3ボードが前記第1ボードに対して逆転V字形に起立し、前記収納凹部を露出させる折り畳み状態と
    の形態を選択的に呈することを特徴とするラゲッジルームのフロアリッド。
  2. 前記第2ヒンジは、前記第2ボードと前記第3ボードとの両上面がなす角度が所定値以下になることを禁止することを特徴とする、請求項1に記載のラゲッジルームのフロアリッド。
  3. 前記展開状態において、前記第2ボードの車両前後方向長さは、前記第3ボードの車両前後方向長さ以上であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のラゲッジルームのフロアリッド。
  4. 前記第2ボードの重量は、前記第3ボードの重量以上であることを特徴とする、請求項1〜請求項3のいずれかの項に記載のラゲッジルームのフロアリッド。
  5. 前記第3ボードの先端と、前記第1ボード上面の前記第3ボードの先端が当接する部分との少なくとも1つ以上に滑り止め部材が設けられていることを特徴とする、請求項1〜請求項4のいずれかの項に記載のラゲッジルームのフロアリッド。
  6. 前記第1ボードの車両前後方向における前方縁部に第3ヒンジによってヒンジ接続された第4ボードを有し、
    前記第3ボードの先端は、前記第3ヒンジ部位との当接によって前記第1ボードの上面との当接位置を規制されることを特徴とする、請求項1〜請求項5のいずれかの項に記載のラゲッジルームのフロアリッド。
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