JP2009072553A - パチンコ機 - Google Patents

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JP2009072553A JP2007274405A JP2007274405A JP2009072553A JP 2009072553 A JP2009072553 A JP 2009072553A JP 2007274405 A JP2007274405 A JP 2007274405A JP 2007274405 A JP2007274405 A JP 2007274405A JP 2009072553 A JP2009072553 A JP 2009072553A
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進 宇佐美
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Abstract

【課題】スプロケットを用いたソレノイド方式の払出装置は検出センサが上下の2個であるが、上の1個にするとバウンド現象で計数にミスが発生する問題がある。安価であるが自由落下する球を1個1個、係止を解除する方式のためモ−タ−方式に比べ、不正行為に弱点があると思われていた。
【解決手段】(1) 払出の計数にかかわる信号を払出ソレノイドを動作させる信号と検出センサエッジのAND処理出力を利用することでし、バウンド現象に起因する計数ミスを無くした。
(2) 払出ソレノイドが不作動時の球の流出を簡単、確実に区分し、確実に異常状態を発見し、異常時、払出ソレノイドの上流部に停止ソレノイドを設け異常時に停止ソレノイドの動力で流失を阻止するためモ−タ−方式に劣らない不正耐力を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パチンコ機の球の払出しに関連する。すなわち、賞球の払出しおよび遊技球の球貸し動作に関連する。
パチンコ機の賞球の払出しは、古くは機械式が用いられたが、本件の発明者等が昭和63年に出願し登録された実公平6−3656「パチンコ機」に見られるように電子式の払出装置が広く用いられ、遊技盤の各入賞口毎に任意の賞球払出しを可能とし遊技の幅を広げ、パチンコ業界の発展に貢献した。
現在では、全ての払出装置は電子式となり、モ−タ−方式とソレノイド方式に二分される。パチンコ業界は大発展に大発展を重ね、高額な金額が関連することもあり、単価、消費エネルギ−等はあまり注意を払われて来なかった。結果、高額になるモ−タ−方式が主流となっているが、やっと、資源、エネルギ−を大切にする気運も高まって来た。
本発明が解決しようとする課題は、
(1)実公平6−3656で開示したソレノイド方式は安価で部品点数も少ないが、球の検出センサを上下の2個が必須となっていた。検出センサを1個にし、センサに関連する周辺部品も半分にし、安価、資源の節約の向上を課題とした。
(2)検出センサ2個方式はセンサ自体の不良発生時の対応が、2個有るが故、安全と思い勝ちであるが、実際は複雑になり、問題点も発見されている。100万時間に1度しか不具合が出ない部品でも2個使えば50万時間で不具合発生が、とも言える。即ち、信頼性の更なる向上も課題である。
(3)ソレノイド方式は自由落下する球を係止、開放で制御すのを基本とする為、安価で省エネルギ−であるが動力で球を制御するモ−タ−方式より不正行為に弱いと言う課題がある。
上記(1)(2)(3)が、解決しようとする課題である。
課題を解決する為の手段
請求項1のパチンコ機は、遊技盤に付けられた複数個の入賞口検出器の信号を受け入れるCPUを含む遊技制御基板と、CPUを含む払出制御基板を備え、賞球の球供給路と払出通路の間にスプロケットを配置し、スプロケットの回転をソレノイドのオン、オフで制御し、一球毎の払出を可能とするため、スプロケットの球供給路側に1個の検出センサを配置し、上記検出センサが球有りを検出した時にソレノイドをオンさせ、上記検出センサが球無を検出した時にソレノイドをオフさせる制御をするにあたり、払出した球の計数を上記払出制御基板のCPU内で、上記検出センサエッジとソレノイド駆動信号のアンド信号で行うことを特徴とし、球供給路を落下する賞球がスプロケットと衝突することによるバウンドで計数ミスが生ずることを防止したことを特徴とするパチンコ機であるから、計数センサが半分の1個に成ると共にセンサに関連するノイズ対策の抵抗、コンデンサも半分になり、安価、資源の節約で課題(1)で述べた課題に効用があると共に(2)の課題の信頼性向上の効用もある。
請求項2のパチンコ機は、遊技盤に付けられた複数個の入賞口検出器の信号を受け入れるCPUを含む遊技制御基板と、CPUを含む払出制御基板を備え、賞球の球供給路と払出通路の間にスプロケットを配置し、スプロケットの回転をソレノイドのオン、オフで制御し、一球毎の払出を可能とするため、スプロケットの球供給路側に1個の検出センサを配置し、上記検出センサが球有りを検出した時にソレノイドをオンさせ、上記検出センサが球無を検出した時にソレノイドをオフさせる制御をするにあたり、払出した球の計数を払出制御基板のCPU内で、上記検出センサエッジとソレノイド駆動信号のアンド信号で行うことから、ソレノイドを駆動していない時に複数回の検出センサエッジを検出した時に不正行為又は装置の不具合と判断し異常を報知する機能を付加したことを特徴とするパチンコ機であるから、2個のセンサを用い2個のセンサ間の信号関係から不正行為、装置の不具合を判定する方式に対し簡単、確実で信頼性が向上し(2)の課題に効用がある。
請求項3のパチンコ機は、遊技盤に付けられた複数個の入賞口検出器の信号を受け入れるCPUを含む遊技制御基板と、CPUを含む払出制御基板を備え、賞球の球供給路と払出通路の間にスプロケットを配置し、スプロケットの回転をソレノイドのオン、オフで制御し、一球毎の払出を可能とするため、スプロケットの球供給路側に1個の検出センサを配置し、上記検出センサが球有りを検出した時にソレノイドをオンさせ、上記検出センサが球無を検出した時にソレノイドをオフさせる制御をするにあたり、払出した球の計数を払出制御基板のCPU内で、上記検出センサエッジとソレノイド駆動信号のアンド信号で行うことから、ソレノイドを駆動していない時に複数回の検出センサエッジを検出した時に不正行為又は装置の不具合と判断し、球供給路の球の通過を阻止するプランジャ−を有するソレノイドで賞球の流失を防止出来、安価なソレノイド方式でありながらモ−タ−方式に劣らない不正耐性能力を持ち(3)の課題に効用がある。
発明を実施する為の最良の形態
図1は本発明の実施例の構成図である。図2は実施例のタイミングチャ−ト図である。図3は実施例の動作を説明する為のフロ−チャ−ト図である。
さて、図1で、1は遊技制御基板あり、内部にマイクロコンピュ−タ−であるCPU2が設けられ、CPU2には図示しない遊技盤に付けられた複数の入賞口検出器3からの入力信号が与えられている。各入賞口検出器への入賞はCPUに例えば3個、5個、15個と場所毎に決められた賞球の要求を入賞球が有る毎にする。
4は払出制御基板であり内部にマイクロコンピュ−タ−であるCPU5を含み、後述する払出ソレノイドと球の検出センサで賞球の払出動作を行う。その動作の概要は、今、遊技盤の入賞口3の5個払出しの場所と15個払出しの場所に2個の入賞が有ったとする。CPU2はCPU5に5個と15個の要払出数の指示を出力し、内部の記憶素子に20個が未払い出しと記憶する。CPU5も要払出残数が20個と記憶する。払出ソレノイドと検出センサで1球、1球払い出されると、CPU5内では要払出残数は19,18と減算され、1球毎に払出返信パルスがCPU2に返される事からCPU2内でも未払い出し数は19,18と減算管理される。
球の払出は賞球の払出だけでなく、遊技者が遊技開始に当り球を借りる時にも行われる。CR機の場合もあれば、現金機の場合もあるがどちらにせよ、球貸ユニット6から球貸要求信号が払出制御基板4に入れば、100円に付き25個の球が払い出され、球貸ユニットに対して球貸完了信号が出力される。
さて、本発明の重要部分の説明に入る。図示されないパチンコ機の上方の賞球タンクから賞球7は裏セット盤8の球供給路8a、払出ユニット9、裏セット盤の払出通路8bへと流れる。ここで、払出ユニット9は裏セット盤8の凹部に着脱可能に装着され、図示しない止具で固着されている。払出ユニット9内には球供給路8aに繋がる球供給路9aが設けられスプロケット10を介して払出通路9bへと繋がり、裏セット盤の払出通路8bに繋がることから、スプロケットの回転、停止で払出制御が可能とされている。図で7個の賞球は実線で示したが2個は点線で示し、且つ、矢印線が書かれているのは1個の球がスプロケットで衝突しバウンドしたことを示している。
遊技は大当たり時には大量の賞球払出をさせる為、補給が間に合わず図示の様に空の状態への球の流入、衝突が起こる。景品を伴い正確な個数の払出が生命の払出装置、特にはソレノイド方式払出装置で1個検出センサ方式が危険で実用に成らなかった原因がここにある。
スプロケット10は回転可能に軸支され、外周には多数の球受け凹部10aが設けられており、払出ソレノイド11の支持板11aに回動可能に軸着された可動鉄片12はスプロケット10に対するストッパ−となっている。可動鉄片12と払出ソレノイド11の支持板11aの一部間には引張りバネ13が取り付けられ払出ソレノイド11が非励磁の時はスプロケットを掛止し回転を止め、払出ソレノイドを励磁すればスプロケットを回転自由にする。スプロケットの球供給路9a側には検出センサ14が設けられ、球の有無、流出したか否かを検知する。
払出ユニット9内の球供給路の一部には停止用開口9cが設けられており、停止用開口9cに出入りして賞球の落下を停止するプランジャ−15を駆動する停止ソレノイド16が設けられている。なを、プランジャ−15は停止ソレノイドが非励磁の時は賞球の落下を妨げない方向に圧縮バネ17の力を受けている。停止ソレノイド16は通常の動作時には作用せず、装置の不具合、不正行為で球が落下する時の保護部材である。
次に図2のタイミングチャ−トを用いて動作の説明を行う。正常動作時には払出ユニット9内のスプロケット10に球が有り、検出センサ14は球有りでハイの信号を出している。遊技制御基板からの指示で賞球の払出が必要な状態で払い出すべき数が2個であったとする。球も有り、払出の指示もあるが直ちには払出ソレノイド11をオンにはせず、Taの球有り確認時間の後にSOLBをオンにして払出ソレノイドを励磁する。Tbの通電時間で検出センサは球が落下し球無しを知らせる。検出センサの信号変化はCPU5の中でソフト処理され検出センサエッジが作られる。図の下部の検出センサエッジ読込説明図に示すように、この事例では2割込み以上球有り状態から2割込み球無しが有った時のみ球の落下が有ったとし、出力する。図の例では割込みのナンバ−7、18の瞬間のみが球の落下が有ったと扱われる。本発明ではCPU内で作られた検出センサエッジその物で払出制御基板内で払出数の減算処理及び遊技制御基板への返信はしない。
CPU内でSOLBが立ち上がった時に立ち上がり、SOLBが立ち下がった時からTn遅れて立ち下がるSOLFなる信号をつくる。SOLFとはソレノイド状態フラグの意味であり、SOLBとはソレノイドバッファの意味である。SOLFと検出センサエッジをAND処理してAND処理後検出センサエッジを作成する。AND処理後検出センサエッジを確認し払出制御基板内では払出数の減算処理がされるし、AND処理後センサエッジに基づく払出返信パルスで遊技制御基板は未払いだし数の減算を行う。確実な通信を保つ為、払出返信パルスは10mSとか20mSのパルスにされる。
次に球がスプロケットと衝突しバウンドが発生した時に関して述べる。検出センサに示す様に球がセンサを通過し、一旦、球有りが確認された後、反発で球がセンサ領域から離れ球無しの時間が生じ、その後安定に球有り状態で安定している。衝突の状態で波形は種種に変化し、検出センサエッジにパルスとして現れない時も有るし、複数の検出センサエッジが現れる時も有る。また、検出センサエッジを読み取るソフトの形式にも大きく依存する。
図示の例では検出センサエッジが1個示されているが、払出ソレノイドを作動させるSOLBが立っていない時であり、当然SOLFも立っていず、AND処理で作られるAND処理後検出センサエッジも発生しない(点線で示すのはANDで消えた事を示す)、よって、計数に影響は生じない。
次に不正行為、不良発生時の説明をする。スプロケット10のストッパ−である可動鉄片12をワイヤ−等で解除すれば、賞球は自由落下で大量に流出する、この時の波形を検出センサの「不正行為。不良発生時波形」で示す。球有りと球無しの繰り返しが1秒間に50回程繰り返され、球有り時間と球無し時間は共に10mS程となる。不良発生とは払出ソレノイド11を駆動するトランジスタ−が導通状態で破壊した時等で同一の波形となる。
不正行為、不良発生時は球が客側に出るため、店側が不利益となる。この問題を解決するため、図中のAND処理後検出センサエッジの点線で示すパルスの複数回の発生を条件にして停止ソレノイド16を作動させ球の流出を停止する。点線で示したパルスは払出ソレノイドが動作していない状態と、検出センサエッジが発生した、の条件のAND出力を表している。違う言葉で表せば、本来払出されてはいけない時に払出が複数回あれば停止ソレノイドで流出を停止する。となる。
次に図3のフロ−チャ−ト図を用いて動作の説明を行う。(a)はタイマ−割込みで実行されるプログラムであり、1mSとか2mS毎の定められた時間の繰返しでスタ−トからエンドまでが実行される。(b)と(c)はエラ−発生時の動作内容を示す。
S1で毎割込み毎に入力処理が行われる、1:として検出センサのレベル読込がされる。図2の下部に示した球が有るか無いかの時々の状態を読み取る仕事であり、2:には検出センサのエッジ判定を行う事であり、3:には要払出数読込である。遊技制御基板からの払出数の指示値を読取る作業であり、普通には外部割込みプログラムが用いられ本例の様にタイマ−割込みではないが目的が同じであることからタイマ−割込み処理として表記する。4:は球貸しユニットの状態を読込み、球の貸し出しの為の払出か賞球の払出作業かを判断する為の読込である。
S2では要払出数が有るか否かが判定される。内容は賞球の要払出数を管理するカウンタ−の値が0か否かで判定される(球貸し動作時なら球貸し数を管理するカウンタ−の値が0か否かで判定)。いま、無しならS15へ分岐するが有りならS3へ進む、S3では払出すべき球が有るか否かが判定される、有ればS4へ進み、球有り確認時間経過?が判定される、実際には20mS程の時間の待機動作であり、その間はS15へと分岐する、目的は払出速度が過度に速く、補給が間に合わない問題を解消することと、球がスプロケットで安定停止するのを待つことである。図2の記号Taはこの球有り確認時間を示すものである。
時間経過し、S5へ進むとSOLBに1が立てられる。これはS25のPORT出力で払出ソレノイドを動作させる準備である。次に、S6でSOLFCに数値nが入れられる。S7でSOLFに1が立てられる。この意味は図2で説明したAND処理後検出センサエッジを作る為のSOLFを立て、SOLBが無くなったn割込み分後までSOLFを有効にさせAND動作を確実にさせる行為である。
次にS8へ進み球が無くなったかが判定されるが、SOLBに1を立ててもPORT出力もしていないのだから球は当然無くなっていず、S13へ進み、100mS経過もしていないからS15へ進む、球は動いていないからS15では無しへ分岐し、S22へ進む、S22、S23、S24は後述するS20で作られる払出返信パルスのオン時間を限定するプログラムであるが、払出返信パルスがオンに成っていないので何の動作もせずにS25の出力処理の1:PORT出力にSOLBを入れる、即ち、払出ソレノイド11を通電し、1回のプログラム実行は終了する。
次々とスタ−トからの実行がされ、図2のSOLBのTbの時間まではS1、S2、S3、S4、S5、S6、S7、S8、S13、S15、S22、S23、S24、S25が繰返され球が落下し、検出センサが信号を発し、S1の入力処理で検出センサ信号が読取られると、S8でYESに分岐し、S9でSOLBに0が書き込まれる、これは、S25で払出ソレノイドをオフにする準備である。S27は後で説明する事とし、S10ではSOLFCの値nが1減算され、S11でSOLFCが0になったか否かが判定される。初めの割込みでは0には成らずS15、S22、S23、S24、S25と進み、PORT出力にSOLBの0を入れ、払出ソレノイドは非導通にされる。続くn−1回目の割込みでS11はSOLFCが0に成り、S12へ分岐する。S12ではSOLFに0が書き込まれる。
SOLFはS7で1が立てられS12でクリヤ−されるまで、図2で示すTb+Tnの間1である。この間にS15での検出センサエッジ判定で有が確認される。有ならS16へ進み、SOLFと検出センサエッジがANDされる。S17では、AND処理後検出センサエッジが有るか否かが判定される。正常払出の今は有でS18へ進み、要払出数を1減ずる。図2と合わせ2個を払出す場合とすれば、残る要払出残数は1個に変化する。
次にS19で現在行っている払出動作が球貸し動作か、賞球の払出かを判定する。球貸しなら、遊技制御基板に払出返信パルスを出さないし、賞球払出なら払出返信パルスを出す。今は賞球払出とし、S20で、バッファである払出返信パルスBに1を立てる。次にパルス幅を決める為にカウンタ−であるパルスCに数値、例えば10を入れる。次にS22でパルスCの値を1減ずる。次に、S23でパルスCの値が0に成ったかを判定する。勿論、初めは0ではないので、S25へ分岐しPORT出力に払出返信パルスBの値を入れるとハイの出力をする。次の割込みスタ−トではS15で検出センサエッジは無いから、S22へ分岐し1が減ぜられる、次の割込み、次の割込みとS22で減じられ9回目の割込みでS23での判定は0となり、S24へ進み、払出返信パルスBに0が書き込まれ、S25でその出力パルスはロ−となる。
説明の初めの部分で、S2が有で、S3を当然のごとく有としたが、無の場合を説明する。無だからS8へ分岐する、「球無くなったか?」とエッジ判定のような表現をしたがレベル判定とする。YESに分岐し、S9でSOLBに0を入れる、この状態はもともとSOLBは0であり、害は無い。S27の説明は後にして、S10でSOLFCは1を減ぜられる。0の状態からFFになり、S11からはS15へ分岐する。繰返しの割込みで、S11で0が判定され、S12へ分岐し、SOLFに0が書き込まれるが元々0の状態に0を上書きするのみで害は無い。
次にS17でAND処理後検出センサエッジが無くなる場合を説明する。図2で示したようにバウンドで検出センサエッジが発生したか、不正行為、不良発生時で検出センサエッジが発生した時の取扱である。すなわち、払出ソレノイドが動作していない時に発生した検出センサエッジの取扱である。
払出ソレノイドが作動していないのに検出センサエッジが確認された場合は、S26でカウンタ−であるBOUNDCに1を加算する。次に、S28でBOUNDCの値が規定値M以上かが判定される。スプロケットとの衝突によるバウンドに起因する検出センサエッジなのか不正行為、不良発生による検出センサエッジなのかの判別がその目的である。
規定値Mを今、3とする。種種の実験でスプロケットに球が衝突してのバウンドは一度の衝突では3を超える事はない。勿論、累積させれば大きな回数に成るが、説明を後にしてきたS27のBOUNDC←0を説明する。
S9の動作の後の状態とは以下の状態を意味する。S3,S4,S5,で球の存在を確認し、Taの球有り確認時間も確保し、払出ソレノイドを確実に作動させ、S8で間違いなく球が落下した事を確認し、S9で払出ソレノイドをオフにした。すなわち、「S9の後の位置は正常に払出動作が行われた後」と同意と言える。
S27のプログラムがS9の後に配置された事で、バウンドによる検出センサエッジの加算値は正常払出毎にクリヤ−され、S28の判定でM値以上になりERR2へ分岐することは無い。
一方、不正行為、不良発生時の検出センサエッジは払出ソレノイドが駆動されていない時に発生する物と定義付けできるものであり、S9の次のS27を通ることは無い。
すなわち、BOUNDCはクリヤ−される事がないので、異常な払出値がMを超えれば確実にERR2へ分岐する。
今までの説明で、SOLF、SOLFCを用いて検出センサエッジ信号が払出ソレノイドの動作時に生じたパルスか否かを説明したが、これは説明を分かり易くする手段であり、S16のAND操作する部分をSOLBがクリヤ−されるS9の前のS1とS2の間等に配置すれば、SOLBのみでも構成できる。すなわち、SOLF、SOLFCは必須のものではない。重要な事はCPU5内で真にソレノイドが動作しての検出センサエッジかソレノイドが動作していない時の検出センサエッジかの区分である。請求の範囲で言う「ソレノイド駆動信号」はSOLFに限定するものではない。
次に(b)のエラ−の説明をする。S13で100mSが経過するとは、S2で球が確認された後、ソレノイドを1球落下させるに十分な時間な通電をしても、落下が確認できないのであるから、S30でソレノイドをオフにする。この理由は検出センサが球有り状態で破壊している可能性があるからである。放置すれば大量の球が流失する。100mSは1〜2個の流失は認める事を意味する。S31はエラ−の発生を払出制御基板経由遊技制御基板に信号を送りスピ−カ−等を用いて異常を知らせる事である。S32、S33は任意の時間例えば30秒間はソレノイドを振動動作させる、その理由は検出センサの破壊ではなく、埃等の異物が球の落下を妨げている事を想定しての異物除去動作と、スプロケットの刃先先端と球供給路9aの壁面で球が食付きを起こし落下しない場合の対策である。30秒経過でスタ−トに戻す事で100mS毎に1〜2個の球の流出をしながらS31のエラ−表示、球が出ない事での客の苦情で修理を待つ動作を行う。なを、検出センサが球無し状態に破壊した場合はS3の判定で払出動作が開始しない事で明確に判る。
次に(c)のエラ−の説明をする。ERR2は不正行為又は装置の不良発生の対応である。S34で停止ソレノイド16を励磁してプランジャ−15で球供給路を遮断する。
S35でのエラ−表示出力はS31と同様に遊技制御基板まで信号を送りスピ−カ−等で緊急事態を知らせる。この状態はル−プ状態で示すように電源断まで継続する。
さて、課題と対比しながら本発明の効用、効果を確認する。検出センサを1個にしてバウンドによる計数ミスを無くする方法は、本発明のANDを取る方法以外にも有る事が、本件検討の中で明らかとなった。1つにはスプロケットに至る流路の形の検討である。カ−ブを強く、多くして球の落下速度を落とし衝突時の反発を無視できる程に設計する事である。但し、払出速度が遅くなる欠点が生じる。
他にも、検出センサエッジのサンプリングの時間の設定を変える等の方法が有る。が、ANDを取る本方式がシンプルで、且つ、払出速度性能を落とさない点で優れる。
課題2の信頼性の向上に関しても、部品数の低減はそのまま、払出ユニット全体の信頼性向上になる。特に、不良発生時にパチンコ店と製造メ−カ−間で対策、対応する時に不具合原因の種類が少なくなったことが連携を確実にさせる点で有用な効果を現す。
課題3のモ−タ−方式に劣らない不正耐力に関しては、自由落下を利用する払出ソレノイドと通電して落下を防止する停止ソレノイドを組にして用いる事で何ら劣ることはない。
総合して、モ−タ−方式は1球、1球、動力で排出する点で安心感はある。しかし、払出速度は遅くなりがちであり、速めるには大型のパルスモ−タ−を必要とし、パルスモ−タ−、モ−タ−駆動回路が高価になる。また、モ−タ−を駆動する電力も無視し難い問題である。それに対し、本発明のソレノイド方式は部品点数が少なく、安価で、省エネルギ−で、不正行為、部品破壊にも確実に対応出来、優れた点が多い。
本発明の実施例を示す構成図。 本発明の動作を説明するタイミングチャ−ト図 本発明の動作を説明するフロ−チャ−ト図
符号の説明
1………………………遊技制御基板
2………………………CPU2 (マイクロコンピュ−タ−)
3………………………入賞口検出器
4………………………払出制御基板
5………………………CPU5 (マイクロコンピュ−タ−)
6………………………球貸ユニット
7………………………賞球
8………………………裏セット盤
9………………………払出ユニット
10……………………スプロケット
11……………………払出ソレノイド
12……………………可動鉄片
13……………………引張りバネ
14……………………検出センサ
15……………………プランジャ−
16……………………停止ソレノイド
17……………………圧縮バネ

Claims (3)

  1. 遊技盤に付けられた複数個の入賞口検出器の信号を受け入れるCPUを含む遊技制御基板と、CPUを含む払出制御基板を備え、賞球の球供給路と払出通路の間にスプロケットを配置し、スプロケットの回転をソレノイドのオン、オフで制御し、一球毎の払出を可能とするため、スプロケットの球供給路側に1個の検出センサを配置し、上記検出センサが球有りを検出した時にソレノイドをオンさせ、上記検出センサが球無を検出した時にソレノイドをオフさせる制御をするにあたり、払出した球の計数を上記払出制御基板のCPU内で、上記検出センサエッジとソレノド駆動信号のアンド信号で行うことを特徴とし、球供給路を落下する賞球がスプロケットと衝突することによるバウントで計数ミスが生ずることを防止したことを特徴とするパチンコ機。
  2. 請求項1であって、
    払出した球の計数を、払出制御基板のCPU内で上記検出センサエッジとソレノイド駆動信号のアンド信号で行うことから、ソレノイドを駆動していない時に複数回の検出センサエッジを検出した時に不正行為又は装置の不具合と判断し、異常を報知する機能を付加したことを特徴とするパチンコ機。
  3. 請求項1であって、
    払出した球の計数を、払出制御基板のCPU内で上記検出センサエッジとソレノイド駆動信号のアンド信号で行うことから、ソレノイドを駆動していない時に複数回の検出センサエッジを検出した時に不正行為又は装置の不具合と判断し、球供給路の球の通過を阻止するプランジャ−を有するソレノイドを設け、球の流出を防止したことを特徴とするパチンコ機。
JP2007274405A 2007-09-21 2007-09-21 パチンコ機 Pending JP2009072553A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011056080A (ja) * 2009-09-10 2011-03-24 Omron Corp 遊技球払出装置
JP2018068571A (ja) * 2016-10-27 2018-05-10 株式会社ニューギン 遊技機

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