JP2009072285A - 検眼装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検者が各視標に対応する検査の種類及びその内容をそれぞれ正確に記憶していない場合でも、実行する検査内容を検者に的確に伝えることができる検眼装置を提供する。
【解決手段】操作部22の操作により選択された視標11に対応する検査内容を被検者12に説明する旨の指示を受けたとき、選択された視標11に結び付けられた検査データ30をメモリ部26から抽出し、抽出した検査データ30の検査内容を示す画像30aを表示画面15に表示する旨の制御信号を視標呈示部13に出力する。
【選択図】図6

Description

本発明は、被検眼の視機能を検査するための検眼装置に関する。
従来、被検者の各眼の視機能を被検者の応答に基づいて検査する検眼装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。このような検眼装置は、各種の視標を被検眼に呈示するための視標呈示部と、被検眼に呈示する視標を選択すべく操作され、視標呈示部の作動を制御する制御装置とを備える。各視標には、該各視標を用いて実行される検査の種類が視標の種類毎にそれぞれ設定されている。
被検眼の視機能を検査する際、検者は、先ず、実行する検査の種類に対応した種類の視標を制御装置の操作により選択する。これにより、視標呈示部には、選択された視標が制御装置の制御下で表示される。次に、検者は、視標呈示部に表示された視標を被検者に見させ、その見え具合を被検者に質問し、被検者からの応答に基づいて被検眼の視機能を判定する。
特開2002−143092号公報
ところで、視標の種類毎にそれぞれ実行される検査の種類が異なることから、検者は、各視標の種類と検査の種類及びその内容とを正確に対応させて記憶しておく必要がある。
しかしながら、特に検者の熟練度が低く、検者が各視標に対応する検査の種類及びその内容をそれぞれ正確に記憶していない場合には、検者は、例えば、実行する検査がどのような内容の検査であるのかの説明を被検者から求められたとき、実行される検査内容がどのような内容であるのかを被検者に的確に説明することができず、被検者に不安感を与えてしまう虞がある。
そこで、本発明の目的は、検者が各視標に対応する検査の種類及びその内容をそれぞれ正確に記憶していない場合でも、実行する検査内容を検者に的確に伝えることができる検眼装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被検眼に呈示する各種の視標が表示される視標呈示部と、前記各視標を選択すべく操作される操作部と、前記各視標のそれぞれに対応する検査内容を示す複数の検査データがそれぞれ対応する前記各視標に結び付けられて記憶されたメモリ部と、前記操作部の操作に基づいて前記視標呈示部の作動を制御する制御部とを備え、該制御部は、前記操作部の操作により選択された前記視標に対応する前記検査内容を被検者に説明する旨の指示を受けたとき、選択された前記視標に結び付けられた前記検査データを前記メモリ部から抽出し、抽出した前記検査データの前記検査内容を示す画像を前記視標呈示部に表示する旨の制御信号を前記視標呈示部に出力することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記メモリ部は外部記憶装置に設けられており、前記制御部は、前記検査データを前記外部記憶装置から直接又はネットワークを介して抽出することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記視標呈示部は、前記視標が表示される視標モードと前記検査内容が表示される検査内容モードとが切り替え可能であり、前記制御部は、前記視標呈示部を前記検査内容モードにおいた状態で前記画像を前記視標呈示部に表示させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の発明において、前記視標呈示部に表示される前記検査内容を示す前記画像は動画像であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の発明において、音声を出力する音声出力手段を更に備え、前記メモリ部には、前記各視標のそれぞれに対応する前記検査内容を示す複数の音声データがそれぞれ対応する前記各視標に結び付けられて記憶されており、前記制御部は、前記操作部の操作により選択された前記視標に対応する前記検査内容を被検者に説明する旨の指示を受けたとき、選択された前記視標に結び付けられた前記音声データを前記メモリ部から抽出し、抽出した前記音声データが示す前記検査内容を音声出力する旨の制御信号を前記音声出力手段に出力することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、被検眼に呈示する各種の視標が表示される視標呈示部と、前記各視標を選択すべく操作される操作部と、前記各視標のそれぞれに対応する検査内容を示す複数の音声データがそれぞれ対応する前記各視標に結び付けられて記憶されたメモリ部と、前記音声データの音声を出力するための音声出力手段と、前記操作部の操作に基づいて前記視標呈示部及び前記音声出力手段の作動を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作部の操作により選択された前記視標に対応する前記検査内容を被検者に説明する旨の指示を受けたとき、選択された前記視標に結び付けられた前記音声データを前記メモリ部から抽出し、抽出した前記音声データの前記検査内容を音声で出力する旨の制御信号を前記音声出力手段に出力することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、操作部の操作により選択された視標に対応する検査内容を被検者に説明する旨の指示を制御部が受けたとき、操作部の操作により選択された視標に結び付けられた検査データの検査内容を示す画像が、制御部の制御下で視標呈示部に表示される。
このことから、視標呈示部に表示された視標を用いて実行される検査の内容を示す画像を視標呈示部に表示することにより、その検査内容を被検者に呈示することができる。
これにより、検者の熟練度が低く、検者が各視標に対応する検査の種類及びその内容をそれぞれ正確に記憶していない場合でも、実行する検査がどのような内容の検査であるのかの説明を検者が被検者から求められたとき、検査内容画像を視標呈示部に表示することにより、実行される検査内容がどのような内容であるのかを被検者に的確に伝えることができる。
特に、被検者が聴覚に障害があるいわゆる聾唖者である場合のように検者が音声で説明することができない場合でも、視標呈示部に表示された検査内容画像を被検者に呈示することにより、実行される検査内容を被検者に的確に伝えることができる。また、被検者が外国人である場合、視標呈示部に表示される検査内容画像の文字を外国語に設定することにより、実行される検査内容を被検者に的確に伝えることができる。
従って、実行される検査内容を被検者に的確に説明することができないことによって被検者に従来のような不安感を与えてしまうことを、確実に防止することができる。
請求項2に記載の発明によれば、メモリ部は外部記憶装置に設けられており、制御部は、検査データを外部記憶装置から直接又はネットワークを介して抽出することから、例えば複数の検眼装置が設置される場合、外部記憶装置と各検眼装置とをそれぞれ接続することにより、外部記憶装置のメモリ部から各検眼装置にそれぞれ検査データを取り込むことができる。
これにより、各検眼装置のそれぞれにメモリ部を設ける必要はないので、各検眼装置の構造を簡易化することができる。従って、検眼装置の製造に掛かるコストの削減を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、操作部の操作により選択された視標に対応する検査内容を示す画像が、視標呈示部の表示モードが検査内容モードにおかれた状態で視標呈示部に表示されることから、前記画像を視標と重複することなく単独で視標呈示部に表示させることができる。これにより、視標呈示部に視標と共に前記画像が表示される場合のように被検者の視界に視標が入ることにより被検者に混乱を生じさせたり前記画像を集中して見ることができなくなったりすることを、確実に防止することができる。
請求項4に記載の発明によれば、視標呈示部に表示される検査内容を示す画像が動画像であることから、例えば検査時に被検者が実際に行うべき動作を動画で表すことができる。これにより、視標呈示部に表示される検査内容を被検者に呈示したとき、検査内容を単に文字で表した場合に比べて、実行される検査内容がどのような内容であるのかを被検者により具体的に説明することができる。
請求項5に記載の発明によれば、操作部の操作により選択された視標に対応する検査内容が音声出力手段から音声で出力されることから、視標呈示部に検査内容を表示することにより実行される検査内容を被検者に視覚を通じて伝えることができることに加えて、実行される検査内容を被検者に聴覚を通じて伝えることができる。
請求項6に記載の発明によれば、操作部の操作により選択された視標に対応する検査内容を被検者に説明する旨の指示を制御部が受けたとき、操作部の操作により選択された視標に対応する音声データが示す検査内容が、制御部の制御下で音声出力手段により音声で出力される。
このことから、視標呈示部に表示された視標を用いて実行される検査の内容を示す音声を音声出力手段から出力することにより、その検査内容を被検者に聞かせることができる。
これにより、検者の熟練度が低く、検者が各視標に対応する検査の種類及びその内容をそれぞれ正確に記憶していない場合でも、実行する検査がどのような内容の検査であるのかの説明を検者が被検者から求められたとき、検査内容を示す音声を音声出力手段から出力することにより、実行される検査内容がどのような内容であるのかを被検者に的確に伝えることができる。
従って、実行される検査内容を被検者に的確に説明することができないことによって被検者に従来のような不安感を与えてしまうことを、確実に防止することができる。
本発明を図示の実施例に沿って説明する。
本発明に係る検眼装置10は、図1に示す例では、各種の視標11を被検者12の被検眼に呈示するための視標呈示部13と、被検眼の視機能を矯正するための矯正装置14とを備える。
視標呈示部13は、視標11が表示される表示画面15を有する。表示画面15は、液晶パネルで構成されており、表示画面15に表示される視標11は、後述する制御装置16の操作により選択される。また、視標呈示部13は、図示の例では、視標11が表示される視標モードと検査内容が表示される検査内容モードとの間で表示画面15の表示モードが切り替え可能となるように設定されている。
矯正装置14は、視標呈示部13と被検者12との間に配置された検眼テーブル17に設けられたアーム18に取り付けられており、左右方向に並べて配置された一対のフォロプタ19を備える。
各フォロプタ19は、それぞれ検眼窓20が形成されたハウジング19aを備える。各ハウジング19a内には、図示しないが従来と同様に、互いに屈折力の異なる複数の矯正レンズが周方向に沿って設けられた環状のレンズディスクが回転可能に収納されている。すなわち、矯正装置14は、光学素子である前記矯正レンズを被検眼と視標呈示部13との間に選択的に配置する光学素子配置装置を構成している。前記各矯正レンズは、前記制御装置16の制御下で前記レンズディスクの回転により各検眼窓20内に選択的に配置される。
更に、本発明に係る検眼装置10は、矯正装置14及び視標呈示部13の作動を制御するための前記した制御装置16を備える。
制御装置16は、図2及び図3に示すように、検者21(図1参照。)により操作される操作部22と、該操作部の操作内容及び視標11を示す操作画像をそれぞれ表示するための表示部23とを有する。
また、制御装置16は、操作部22の操作に基づいて視標呈示部13、矯正装置14及び表示部23の作動を制御する制御回路24と、表示部23、視標呈示部13及び制御回路24に接続された画像出力部25と、メモリ部26とを有する。
メモリ部26には、図2に示すように、各種の検査に用いられる各種の視標11を示す視標データ27と、操作画像を示す操作画像データ28と、前記各矯正レンズの球面度数、乱視度数及び軸角度等の屈折力を示すレンズデータ29とがそれぞれ記憶されている。
各視標11には、それぞれ該各視標を用いて実行される検査の種類が設定されている。すなわち、各検査は、それぞれ該各検査の種類に固有の視標11を用いて実行される。
更に、メモリ部26には、各種の検査の内容を示す画像データである複数の検査データ30が記憶されている。各検査データ30は、それぞれ対応する各視標データ27に結び付けられてメモリ部26に記憶されている。
操作部22には、図3に示すように、ダイヤル31等の検査の設定のための各種スイッチが設けられている。ダイヤル31は、後述する表示画面32の屈折力表示欄33に表示される球面度数、乱視度数及び軸角度等の数値を変更するときに回転操作される。
また、操作部22には、図示の例では、実行する検査内容を被検者12に説明するときに検査内容を視標呈示部13の表示画面15に後述するように表示させるための説明用ボタン34が設けられている。
表示部23は、図2及び図3に示すように、操作部22の前記各スイッチの操作により設定された内容を示す操作画像が表示される前記した表示画面32を有する。
表示画面32は、図示の例では、液晶パネルで構成されている。表示画面32には、図4に示すように、前記矯正レンズの球面度数、乱視度数及び軸角度等の屈折力が表示される前記した屈折力表示欄33と、視標呈示部13の表示画面15に表示される視標11を示す複数の視標画像36の一覧が表示される一覧表示欄35とが設けられている。
また、表示画面32には、一覧表示欄35から後述するように選択された視標画像36に対応する視標11を検者21が確認することができるように、選択された視標11を表示する視標表示欄37が設けられている。
屈折力表示欄33、一覧表示欄35及び視標表示欄37をそれぞれ示す画像、及び、各視標画像36は、それぞれメモリ部26に記憶された操作画像データ28に含まれている。
また、本実施例では、操作部22は図示しないタッチパネルを備える。前記タッチパネルは、表示画面32上に一覧表示欄35を覆うように配置されている。また、前記タッチパネルは、図示しないが従来よく知られているように、複数の導電膜ストライプが互いに平行に形成され且つ両端部に抵抗膜が設けられた透明のフィルムやガラス等の一対のパネル部材を各導電膜ストライプが互いに直交するように貼り合わせることにより形成されている。前記タッチパネルの表面が押下されたとき、前記各パネル部材に形成された前記各導電膜ストライプが互いに接触することによって電気的に導通することにより前記各抵抗膜に現れる電圧に基づいて、一方の前記パネル部材の複数の前記導電膜ストライプのうちのいずれの前記導電膜ストライプが他方の前記パネル部材の複数の前記導電膜ストライプのうちのいずれの前記導電膜ストライプに接触したことがタッチセンサ38(図2参照。)により検出される。これにより、前記タッチパネルの押下された位置が特定される。従って、表示画面32に表示された例えば一覧表示欄35の各視標画像36のうち検査に用いる視標11を示す視標画像36を表示画面32上から押下することにより、検査に用いる視標11を一覧表示欄35から選択することができる。タッチセンサ38は、押下された位置を検出すると、該押下位置を示す検出信号を制御回路24に出力する。
制御回路24は、図2に示すように、操作部22及び画像出力部25に接続された判定部39と、メモリ部26及び画像出力部25に接続された抽出部40とを備える。
判定部39は、操作部22のダイヤル31が操作されたことを示す操作信号を操作部22から受け、この操作信号に基づいてダイヤル31の操作位置を判定し、その操作位置を示す操作位置信号を抽出部40に出力する。
また、判定部39は、例えば検眼装置10の電源がOFF状態からON状態に切り替わったときにそのことを判定し、その旨を示す信号を抽出部40に出力する。
更に、判定部39は、前記タッチセンサ38から押下位置を示す検出信号を受け、この検出信号に基づいて選択された視標画像36がいずれの視標画像36であるかを判定する。
また、判定部39は、説明用ボタン34が操作されたとき、タッチセンサ38から検出信号を既に受けているか否かを判定する。
抽出部40は、検眼装置10の電源がOFF状態からON状態に切り替わったときにそのことを示す信号を判定部39から受けると、メモリ部26から操作画像データ28を読み込み、該操作画像データを表示画面32に表示させる旨の操作画像信号を表示部23に画像出力部25を介して出力する。これにより、表示部23の表示画面32には、操作画像データ28に含まれる屈折力表示欄33、各視標画像36、一覧表示欄35及び視標表示欄37がそれぞれ図4に示すように表示される。
また、抽出部40は、判定部39から受けるダイヤル31の操作位置信号に基づいて操作位置に応じた屈折力を示すレンズデータ29をメモリ部26から抽出し、抽出したレンズデータ29が示す屈折力を有する前記矯正レンズを各フォロプタ19の検眼窓20内に配置する旨の制御信号を矯正装置14に画像出力部25を介して出力し、更に、操作画像データ28に含まれる屈折力表示欄33にレンズデータ29が示す屈折力を表示する旨の屈折力画像信号を表示部23に画像出力部25を介して出力する。これにより、ダイヤル31の操作により選択された屈折力を有する前記矯正レンズが各フォロプタ19の検眼窓20内に配置される。また、屈折力表示欄33には、図4に示すように、ダイヤル31の操作により選択された前記矯正レンズの屈折力の値が表示される。
更に、抽出部40は、判定部39から受ける信号に基づいて、所定の視標11に対応する視標データ27及び検査データ30をそれぞれメモリ部26から抽出する。
以下、被検眼の視機能を検査するときの制御回路24による制御作用を図5のフローチャートに基づいて説明する。
検者21は、検査に用いる視標画像36を一覧表示欄35から選択すべく表示画面32上を押下する。
制御回路24は、タッチセンサ38から押下位置を示す検出信号を判定部39で受けると、検出信号に示された押下位置に基づいて、一覧表示欄35から選択された視標画像36がいずれの視標画像36であるかを判定部39で判定し、判定結果を示す信号を抽出部40に出力する(ステップS1)。
制御回路24は、選択された視標画像36を示す信号が判定部39から抽出部40に出力されると、判定部39からの信号が示す視標画像36に対応する視標データ27をメモリ部26から抽出部40で抽出する(ステップS2)。
制御回路24は、抽出した視標11を表示部23の視標表示欄37及び視標呈示部13の表示画面15にそれぞれ表示させる旨の視標画像信号を抽出部40から表示部23及び視標呈示部13にそれぞれ画像出力部25を介して出力する(ステップS3)。
これにより、視標表示欄37及び表示画面15には、図6(a)及び図4に示すように、それぞれ選択された視標11が表示される。図示の例では、選択された視標11は、被検眼の近視度又は遠視度を検査するレッドグリーン検査(以下、R/G検査と称す。)に用いられるR/G検査用視標11aである。R/G検査用視標11aは、左右に配列された赤色の部分と緑色の部分とを有し、各部分にはそれぞれ文字が付されている。R/G検査は、いずれの部分の文字が明確に見えるかを検査することにより、被検眼の近視度又は遠視度を求める検査である。
選択した視標11すなわちR/G検査用視標11aが表示画面15に表示された状態で、検者21は、その検査がどのような検査であるかを被検者12に説明するために、説明用ボタン34を押下する。
制御回路24は、視標画像信号を抽出部40から表示部23及び視標呈示部13にそれぞれ出力した後、説明用ボタン34が押下されたか否かすなわち選択された視標11に対応する検査内容を被検者12に説明する旨の指示を受けたか否かを判定部39で判定する(ステップS4)。
制御回路24は、説明用ボタン34が押下されていないと判定部39で判定した場合、ステップS4を繰り返し行う。
他方、制御回路24は、ステップS4において、説明用ボタン34が押下されたと判定部39で判定した場合は、一覧表示欄35から視標画像36が既に選択されたか否かすなわち判定部39がタッチセンサ38から検出信号を既に受けたか否かを判定部39で判断する(ステップS5)。
制御回路24は、タッチセンサ38から検出信号を既に受けたと判定部39で判断した場合、説明用ボタン34が押下されたことを示す信号を判定部39から抽出部40に出力する(ステップS6)。
他方、制御回路24は、ステップS5において、タッチセンサ38から検出信号を未だに受けていないと判定部39で判断した場合は、判定部39から抽出部40に信号を出力することなく終了する。
制御回路24は、説明用ボタン34が押下されたことを示す信号を抽出部40が判定部39から受けると、メモリ部26に記憶された複数の検査データ30のうちステップS2においてメモリ部26から抽出した視標データ27に結び付けられた検査データ30をメモリ部26から抽出部40で抽出し、抽出した検査データ30が示す検査内容を表示画面15に表示する旨の制御信号を抽出部40から視標呈示部13に画像出力部25を介して出力する(ステップS7)。
このとき、制御回路24は、検査内容を表示画面15に表示する旨の制御信号を視標呈示部13に出力すると同時に、表示画面15の表示モードを視標11が表示される視標モードから検査内容が表示される検査内容モードに切り替える旨の制御信号を抽出部40から視標呈示部13に画像出力部25を介して出力する(ステップS8)。
これにより、視標呈示部13の表示画面15の表示モードが視標モードから検査内容モードに切り替わり、表示画面15には、図6(b)に示すように、一覧表示欄35から選択された視標11を用いて実行される検査内容を示す画像30aが表示される。検査内容を示す画像30aは、図示の例では、『近視及び遠視を調べる検査です 赤側の文字と緑側の文字とでどちらの文字がはっきり見えるか答えてください』という内容の文章で構成されている。
検者21は、被検者12が検査内容を理解したと判断したとき、視標11を被検者12に呈示するために、説明用ボタン34を再度押下する。
制御回路24は、ステップS8において表示画面15の表示モードを切り替える旨の制御信号を視標呈示部13に出力した後、説明用ボタン34が再度押下されたか否かを判定部39で判定する(ステップS9)。
制御回路24は、説明用ボタン34が再度押下されていないと判定部39で判定した場合、ステップS9を繰り返し行う。
他方、制御回路24は、説明用ボタン34が再度押下されたと判定部39で判定した場合、表示画面15の表示モードを検査内容モードから視標モードに切り替える旨の制御信号を抽出部40から視標呈示部13に画像出力部25を介して出力する(ステップS10)。
これにより、視標呈示部13の表示画面15の表示モードが視標モードから検査内容モードに切り替わり、表示画面15には、図6(a)に示すように、一覧表示欄35から選択された視標11が再度表示される。
被検者12は、視標呈示部13の表示画面15に表示されたR/G検査用視標11aを各フォロプタ19の検眼窓20内に配置された前記各矯正レンズを通して見て、赤色の部分と緑色の部分とのいずれの部分の文字が明確に見えるか検者21に応答する。このとき、検者21は、赤色の部分に付された文字が明確に見えると被検者12が答えた場合には被検眼は近視であり、緑色の部分に付された文字が明確に見えると被検者12が答えた場合には被検眼は遠視であると判定することができる。検者21は、被検者12の応答に基づいて、各検眼窓20内に配置する前記矯正レンズをダイヤル31の操作により切り替える。これにより、被検眼の視機能が矯正されるので、例えば作成すべき眼鏡のレンズの屈折度数を定めることができ、被検眼の視機能の検査が終了する。
上記した例では、R/G検査を行う場合を示したが、例えば被検眼の乱視検査を行う場合には、図7(a)に示すように、放射線状に配置された複数の線からなる乱視検査用視標11bが視標呈示部13に表示される。乱視検査は、乱視検査用視標11bを被検眼に呈示し、複数の線のうち最も濃く見える線の伸長方向に基づいて乱視軸を決定する検査である。
この場合、説明用ボタン34を操作すると、表示画面15には、例えば図7(b)に示すように、『乱視の検査です 放射状の線を見て濃く見える線があるか答えてください 濃く見える線がある場合には濃く見える方向も答えてください』という内容の文章からなる画像30bが表示される。
本実施例によれば、前記したように、説明用ボタン34が押下されたとき、操作部22の前記タッチパネルの操作により選択された視標11に結び付けられた検査データ30の検査内容を示す画像が視標呈示部13の表示画面15に表示されることから、表示画面15に表示された視標11を用いて実行される検査の内容を示す画像を表示画面15に表示することにより、その検査内容を被検者12に呈示することができる。
これにより、検者21の熟練度が低く、検者21が各視標11に対応する検査の種類及びその内容をそれぞれ正確に記憶していない場合でも、実行する検査がどのような内容の検査であるのかの説明を検者21が被検者12から求められたとき、検査内容画像を表示画面15に表示することにより、実行される検査内容がどのような内容であるのかを被検者12に的確に伝えることができる。
特に、被検者12が聴覚に障害があるいわゆる聾唖者である場合のように検者21が音声で説明することができない場合でも、視標呈示部13の表示画面15に表示された検査内容画像を被検者12に呈示することにより、実行される検査内容を被検者12に的確に伝えることができる。また、被検者12が外国人である場合、表示画面15に表示される検査内容画像の文字を外国語に設定することにより、実行される検査内容を被検者12に的確に伝えることができる。
従って、実行される検査内容を被検者12に的確に説明することができないことによって被検者12に従来のような不安感を与えてしまうことを、確実に防止することができる。
また、操作部22の前記タッチパネルの操作により選択された視標11に対応する検査内容を示す画像30a,30bが、視標呈示部13の表示画面15の表示モードが検査内容モードにおかれた状態で該表示画面に表示されることから、前記画像30a,30bを視標11と重複することなく単独で表示画面15に表示させることができる。これにより、視標呈示部13の表示画面15に視標11と共に前記画像30a,30bが表示される場合のように被検者12の視界に視標11が入ることにより被検者12に混乱を生じさせたり前記画像30a,30bを集中して見ることができなくなったりすることを、確実に防止することができる。
本実施例では、説明用ボタン34を押下したときに視標呈示部13の表示画面15に検査内容を示す画像を表示することにより、検者21が被検者12に検査内容を伝える例を示したが、これに代えて、検査内容を被検者12に音声で伝えることができる。
この場合、図8に示すように、制御装置16のメモリ部26には、検査データ30に代えて、各種の検査の内容を示す複数の音声データ41が検査毎に記憶されている。各音声データ41は、それぞれの検査内容に対応する各視標データ27に結び付けられてメモリ部26に記憶されている。また、視標呈示部13には、図示の例では、音声を出力するための音声出力手段42が設けられている。音声出力手段42は、図示の例では、スピーカー43で構成されている。更に、制御装置16には、スピーカー43に接続された音声出力部44が設けられている。
以下、図8に示す検眼装置10を用いて被検眼の視機能を検査するときの制御回路24による制御作用を図9のフローチャートに基づいて説明する。
検者21は、検査に用いる視標画像36を一覧表示欄35から選択すべく表示画面32上を押下する。
制御回路24は、タッチセンサ38から押下位置を示す検出信号を判定部39で受けると、検出信号に示された押下位置に基づいて、一覧表示欄35から選択された視標画像36がいずれの視標画像36であるかを判定部39で判定し、判定結果を示す信号を抽出部40に出力する(ステップS11)。
制御回路24は、選択された視標画像36を示す信号が判定部39から抽出部40に出力されると、判定部39からの信号が示す視標画像36に対応する視標データ27をメモリ部26から抽出部40で抽出する(ステップS12)。
制御回路24は、抽出した視標11を表示部23の視標表示欄37及び視標呈示部13の表示画面15にそれぞれ表示させる旨の視標画像信号を抽出部40から表示部23及び視標呈示部13にそれぞれ画像出力部25を介して出力する(ステップS13)。
これにより、視標表示欄37及び表示画面15には、図6(a)及び図4に示すように、それぞれ選択された視標11が表示される。図示の例では、選択された視標11は、前記したR/G検査用視標11aである。
選択した視標11が表示画面15に表示された状態で、検者21は、その検査がどのような検査であるかを被検者12に説明するために、説明用ボタン34を押下する。
制御回路24は、視標画像信号を抽出部40から表示部23及び視標呈示部13にそれぞれ出力した後、説明用ボタン34が押下されたか否かを判定部39で判定する(ステップS14)。
制御回路24は、説明用ボタン34が押下されていないと判定部39で判定した場合、ステップS14を繰り返し行う。
他方、制御回路24は、説明用ボタン34が押下されたと判定部39で判定した場合は、判定部39がタッチセンサ38から検出信号を既に受けたか否かを判定部39で判断する(ステップS15)。
制御回路24は、タッチセンサ38から検出信号を既に受けたと判定部39で判断した場合、説明用ボタン34が押下されたことを示す信号を判定部39から抽出部40に出力する(ステップS16)。
他方、制御回路24は、ステップS15において、タッチセンサ38から検出信号を未だに受けていないと判定部39で判断した場合は、判定部39から抽出部40に信号を出力することなく終了する。
制御回路24は、説明用ボタン34が押下されたことを示す信号を抽出部40が判定部39から受けると、メモリ部26に記憶された複数の音声データ41のうちステップS12においてメモリ部26から抽出した視標データ27に結び付けられた音声データ41をメモリ部26から抽出部40で抽出し、抽出した音声データ41が示す検査内容をスピーカー43から出力する旨の音声出力制御信号を抽出部40から視標呈示部13に音声出力部44を介して出力する(ステップS17)。
これにより、スピーカー43からは、一覧表示欄35から選択された視標11を用いて実行される検査内容が被検者12に向けて音声で出力される。検査内容を示す音声は、例えば『近視及び遠視を調べる検査です 赤側の文字と緑側の文字とでどちらの文字がはっきり見えるか答えてください』という内容で構成されている。
被検者12は、前記したと同様に、視標呈示部13の表示画面15に表示されたR/G検査用視標11aを各フォロプタ19の検眼窓20内に配置された前記各矯正レンズを通して見て、赤色の部分と緑色の部分とのいずれの部分の文字が明確に見えるか検者21に応答する。これにより、検者21は、被検眼が近視であるか遠視であるかを判定することができ、被検者12の応答に基づいて前記矯正レンズを切り替えることにより被検眼の視機能を矯正する。これにより、例えば作成すべき眼鏡のレンズの屈折度数を定めることができ、被検眼の視機能の検査が終了する。
例えば図7(a)に示すような乱視検査用視標11bを用いて乱視検査を行う場合には、説明用ボタン34が押下されたとき、スピーカー43からは、『乱視の検査です 放射状の線を見て濃く見える線があるか答えてください 濃く見える線がある場合には濃く見える方向を答えてください』という音声が出力される。
図8及び図9に示す例によれば、説明用ボタン34が押下されたとき、操作部22の前記タッチパネルの操作により選択された視標11に対応する音声データ41が示す検査内容がスピーカー43から出力される。
このことから、視標呈示部13の表示画面15に表示された視標11を用いて実行される検査の内容を示す音声をスピーカー43から出力することにより、その検査内容を被検者12に聞かせることができる。
これにより、検者21の熟練度が低く、検者21が各視標11に対応する検査の種類及びその内容をそれぞれ正確に記憶していない場合でも、実行する検査がどのような内容の検査であるのかの説明を検者21が被検者12から求められたとき、検査内容を示す音声をスピーカー43から出力することにより、実行される検査内容がどのような内容であるのかを被検者12に的確に伝えることができる。
従って、実行される検査内容を被検者12に的確に説明することができないことによって被検者12に従来のような不安感を与えてしまうことを、確実に防止することができる。
図1乃至図9に示す例では、説明用ボタン34を押下したとき、視標呈示部13の表示画面15に検査内容を示す画像を表示し、又は、スピーカー43から音声を出力する例を示したが、これに代えて、説明用ボタン34を押下したとき、視標呈示部13の表示画面15に検査内容を示す画像を表示することに加えて、スピーカー43から音声を出力することができる。
この場合、図10に示すように、制御装置16のメモリ部26には、検査データ30に加えて、各種の検査の内容を示す複数の音声データ41が検査毎に記憶されている。各音声データ41は、図8に示したと同様に、それぞれの検査内容に対応する各視標データ27に結び付けられてメモリ部26に記憶されている。また、視標呈示部13には、図示の例では、音声を出力するための音声出力手段42が設けられている。音声出力手段42は、図示の例では、スピーカー43で構成されている。更に、制御装置16には、スピーカー43に接続された音声出力部44が設けられている。
以下、図10に示す検眼装置10を用いて被検眼の視機能を検査するときの制御回路24による制御作用を図11のフローチャートに基づいて説明する。
検者21は、検査に用いる視標画像36を一覧表示欄35から選択すべく表示画面32上を押下する。
制御回路24は、タッチセンサ38から押下位置を示す検出信号を判定部39で受けると、検出信号に示された押下位置に基づいて、一覧表示欄35から選択された視標画像36がいずれの視標画像36であるかを判定部39で判定し、判定結果を示す信号を抽出部40に出力する(ステップS21)。
制御回路24は、選択された視標画像36を示す信号が判定部39から抽出部40に出力されると、判定部39からの信号が示す視標画像36に対応する視標データ27をメモリ部26から抽出部40で抽出する(ステップS22)。
制御回路24は、抽出した視標11を表示部23の視標表示欄37及び視標呈示部13の表示画面15にそれぞれ表示させる旨の視標画像信号を抽出部40から表示部23及び視標呈示部13にそれぞれ画像出力部25を介して出力する(ステップS23)。
これにより、視標表示欄37及び表示画面15には、図6(a)及び図4に示すように、それぞれ選択された視標11が表示される。図示の例では、選択された視標11は、前記したR/G検査用視標11aである。
選択した視標11が表示画面15に表示された状態で、検者21は、その検査がどのような検査であるかを被検者12に説明するために、説明用ボタン34を押下する。
制御回路24は、視標画像信号を抽出部40から表示部23及び視標呈示部13にそれぞれ出力した後、説明用ボタン34が押下されたか否かを判定部39で判定する(ステップS24)。
制御回路24は、説明用ボタン34が押下されていないと判定部39で判定した場合、ステップS34を繰り返し行う。
他方、制御回路24は、説明用ボタン34が押下されたと判定部39で判定した場合は、判定部39がタッチセンサ38から検出信号を既に受けたか否かを判定部39で判断する(ステップS25)。
制御回路24は、タッチセンサ38から検出信号を既に受けたと判定部39で判断した場合、説明用ボタン34が押下されたことを示す信号を判定部39から抽出部40に出力する(ステップS26)。
他方、制御回路24は、ステップS25において、タッチセンサ38から検出信号を未だに受けていないと判定部39で判断した場合は、判定部39から抽出部40に信号を出力することなく終了する。
制御回路24は、説明用ボタン34が押下されたことを示す信号を抽出部40が判定部39から受けると、抽出部40は以下の動作を行う(ステップS27)。
すなわち、抽出部40は、メモリ部26に記憶された複数の検査データ30のうちステップS22においてメモリ部26から抽出した視標データ27に結び付けられた検査データ30をメモリ部26から抽出部40で抽出すると共に、メモリ部26に記憶された複数の音声データ41のうちステップS22においてメモリ部26から抽出した視標データ27に結び付けられた音声データ41をメモリ部26から抽出部40で抽出する。更に、抽出部40は、抽出した検査データ30が示す検査内容を表示画面15に表示する旨の制御信号を視標呈示部13に画像出力部25を介して出力すると共に、抽出した音声データ41が示す検査内容をスピーカー43から出力する旨の音声出力制御信号を視標呈示部13に音声出力部44を介して出力する。
このとき、抽出部40は、検査内容を表示画面15に表示する旨の制御信号を視標呈示部13に出力すると同時に、表示画面15の表示モードを前記視標モードから前記検査内容モードに切り替える旨の制御信号を視標呈示部13に画像出力部25を介して出力する(ステップS28)。
これにより、視標呈示部13の表示画面15の表示モードが視標モードから検査内容モードに切り替わり、表示画面15には、図6(b)に示すように、一覧表示欄35から選択された視標11を用いて実行される検査内容を示す画像が表示される。また、スピーカー43からは、一覧表示欄35から選択された視標11を用いて実行される検査内容が被検者12に向けて音声で出力される。スピーカー43から出力される音声の内容は、表示画面15に表示された内容と同様の内容に設定されている。
検者21は、被検者12が検査内容を理解したと判断したとき、視標11を被検者12に呈示するために、説明用ボタン34を再度押下する。
制御回路24は、ステップS28において表示画面15の表示モードを切り替える旨の制御信号を視標呈示部13に出力した後、説明用ボタン34が再度押下されたか否かを判定部39で判定する(ステップS29)。
制御回路24は、説明用ボタン34が再度押下されていないと判定部39で判定した場合、ステップS29を繰り返し行う。
他方、制御回路24は、説明用ボタン34が再度押下されたと判定部39で判定した場合、表示画面15の表示モードを検査内容モードから視標モードに切り替える旨の制御信号を抽出部40から視標呈示部13に画像出力部25を介して出力する(ステップS30)。
これにより、視標呈示部13の表示画面15の表示モードが視標モードから検査内容モードに切り替わり、表示画面15には、図6(a)に示すように、一覧表示欄35から選択された視標11が再度表示される。
検者21は、前記したと同様に、被検者12からの応答に基づいて被検眼が近視であるか遠視であるかを判定し、被検者12の応答に基づいて前記矯正レンズを切り替えることにより被検眼の視機能を矯正する。これにより、例えば作成すべき眼鏡のレンズの屈折度数を定めることができ、被検眼の視機能の検査が終了する。
図10及び図11に示す例によれば、被検者12に検査内容を説明する際、視標時提示部13の表示画面15に検査内容が表示されることに加えて、スピーカー43から検査内容が音声で出力されることから、実行される検査内容を被検者12に視覚を通じて伝えることができることに加えて、実行される検査内容を被検者12に聴覚を通じて伝えることができる。これにより、被検者12に検査内容をより正確に伝えることができる。
図8乃至図11に示す例では、音声出力手段42がスピーカー43で構成された例を示したが、これに代えて、メモリ部26に記憶された音声データ41を音声として出力することができる手段であれば、スピーカー43以外の手段を本発明に適用することができる。
図1乃至図7、及び、図10乃至図11に示す例では、説明用ボタン34を押下したときに表示画面15に表示される検査内容を示す画像30a,30bが文字すなわち静止画で構成された例を示したが、これに代えて、図示しないが、表示画面15に表示される画像を動画で構成することができる。
この場合、例えば被検眼のR/G検査を行う場合、説明用ボタン34を押下すると、例えば、R/G検査用視標11aの赤色部分に付された文字と緑色部分に付された文字とのうちの一方の文字の色の濃さが濃くなるように変化し、更に、色が濃くなった文字を被検者が指すような動画を表示画面15に表示することができる。このとき、動画の動きに合わせて音声を出力することができる。
これによれば、検査時に被検者12が実際に行うべき動作を動画で表すことができるので、表示画面15に表示される検査内容を被検者12に呈示したとき、検査内容を単に文字で表した場合に比べて、実行される検査内容がどのような内容であるのかを被検者により具体的に説明することができる。
また、図1乃至図7、及び、図10乃至図11に示す例では、検査内容を示す画像を被検者12に呈示した後、表示画面15の表示モードを前記検査内容モードから前記視標モードに切り替えるとき、説明用ボタン34を再度押下する例を示したが、これに代えて、図示しないが、検査内容画像を表示画面15に表示すべく説明用ボタン34が押されてから所定の時間が経過したときに、表示画面15の表示モードを前記検査内容モードから前記視標モードに切り替えることができる。
この場合、説明用ボタン34が押されたときからの経過時間を計測するための計時手段を例えば制御回路24に設け、前記計時手段により計測された時間が所定の時間を経過したと判定部39が判定したとき、該判定部から視標呈示部13に表示モードを前記検査内容モードから前記視標モードに切り替える旨の制御信号を出力することができる。
更に、図1乃至図7、及び、図10乃至図11に示す例では、説明用ボタン34が押下されたときに抽出部40から視標呈示部13に制御信号が出力されることによって表示画面15の表示モードが切り替えられる例を示したが、これに代えて、表示画面15の表示モードを切り替えるための専用のモード切替ボタンを例えば操作部22に設け、該モード切替ボタンの操作により表示画面15の表示モードを切り替えることができる。
図1乃至図11に示す例では、視標呈示部13の表示画面15が、視標11を表示する視標モードと検査内容が表示される検査内容モードとの二つの表示モードを有する例を示したが、これに代えて、表示モードの切り替えが不能な表示画面を本発明に適用することができる。
この場合、検査内容を被検者12に説明する際、表示画面15に視標11が表示された状態で、検査内容を示す画像30a,30bを表示画面15に表示させることができる。また、この場合、検査内容を示す画像30a,30bを表示画面15に表示させるとき、例えば、画像30a,30bの色の濃度が視標11の色の濃度よりも高くなるように視標11の色と画像30a,30bの色との濃度のコントラスト比を変化させることができる。これにより、視標11と画像30a,30bとが互いに重複して表示画面15に表示されることによる該画像の見難さを確実に低減することができるので、検査内容を示す画像30a,30bを被検者12に見易くさせることができる。
また、図1乃至図11に示す例では、検査内容を視標呈示部13の表示画面15に表示させるための専用の説明用ボタン34が操作部22に設けられた例を示したが、これに代えて、例えば視力検査時に検査する視力値を変更するときに操作される視力値変更ボタン45(図3参照。)のように表示画面15に検査内容を表示させること以外を目的として操作部22に設けられた既存のボタンに説明用ボタンとしての機能を担わせることができる。
この場合、制御回路24は、視力値変更ボタン45が押下されたとき、一覧表示欄35から視標画像36が既に選択されたか否かすなわち判定部39がタッチセンサ38から検出信号を既に受けたか否かを判定部39で判断する。
制御回路24は、タッチセンサ38から検出信号を既に受けたと判定部39で判断した場合、視力値変更ボタン45が押下されたことを示す信号を判定部39から抽出部40に出力する。
他方、制御回路24は、タッチセンサ38から検出信号を未だ受けていないと判定部39で判断した場合は、例えば表示画面15に表示された視力検査用視標の大きさを変更する旨の制御信号を判定部39から視標呈示部13に画像出力部25を介して出力する。
また、上記した各実施例において、各種のデータを記憶するためのメモリ部26を図12(a)及び図12(b)に示すように、外部記憶装置46に設けることができる。
この場合、例えば複数の検眼装置10が設置されるとき、図12(a)に示すように、外部記憶装置46を従来よく知られたホストコンピュータで構成し、該ホストコンピュータと各検眼装置10とをそれぞれLANケーブル47を介して接続し、該LANケーブルを介して外部記憶装置46のメモリ部26から各検眼装置10に検査データ30を取り込むことができる。これにより、各検眼装置10のそれぞれにメモリ部26を設ける必要はないので、各検眼装置10の構造を簡易化することができる。従って、検眼装置10の製造に掛かるコストの削減を図ることができる。
図12(a)に示した例では、各検眼装置10と外部記憶装置46とがLANケーブル47を介して接続された例を示したが、これに代えて、各検眼装置10と外部記憶装置46とをケーブルを用いることなく無線機を介して接続することができる。
また、メモリ部26を前記外部記憶装置に設ける場合、例えば図12(b)に示すように、検眼装置10と外部記憶装置46とを有する複数のネットワーク48を形成し、各ネットワーク48をそれぞれ従来よく知られたインターネット49を介して接続することができる。
これにより、各ネットワーク48に配置された検眼装置10に他のネットワーク48の外部記憶装置46からインターネット49を介して検査データ30を取り込むことができる。
従って、各ネットワーク48の外部記憶装置46に記憶されていないデータを他のネットワーク48の外部記憶装置46から取り込むことができる。
本発明に係る検眼装置を概略的に示す斜視図である。 本発明に係る検眼装置を概略的に示すブロック図である。 本発明に係る制御装置を概略的に示す斜視図である。 本発明に係る表示部の表示画面を概略的に示す正面図である。 被検眼の視機能を検査するときの制御回路による制御作用を示すフローチャートである。 (a)は表示画面にR/G検査用視標が表示された状態を概略的に示す正面図であり、(b)は表示画面にR/G検査の内容を示す画像が表示された状態を概略的に示す正面図である。 (a)は表示画面に乱視検査用視標が表示された状態を概略的に示す正面図であり、(b)は表示画面に乱視検査の内容を示す画像が表示された状態を概略的に示す正面図である。 図2に示す例とは別の実施例に係る検眼装置を概略的に示すブロック図である。 図8に示す検眼装置を用いて被検眼の視機能を検査するときの制御回路による制御作用を示すフローチャートである。 図2及び図8に示す例とは別の実施例に係る検眼装置を概略的に示すブロック図である。 図10に示す検眼装置を用いて被検眼の視機能を検査するときの制御回路による制御作用を示すフローチャートである。 (a)は複数の検眼装置が外部記憶装置に接続された状態を概略的に示すブロック図であり、(b)は検眼装置及び外部記憶装置を有する複数のネットワークがルータを介して接続された状態を概略的に示すブロック図である。
符号の説明

10 検眼装置
11 視標
13 視標呈示部
22 操作部
24 制御部(制御回路)
26 メモリ部
30 検査データ42 音声出力手段
41 音声データ
46 外部記憶装置
48,49 ネットワーク

Claims (6)

  1. 被検眼に呈示する各種の視標が表示される視標呈示部と、前記各視標を選択すべく操作される操作部と、前記各視標のそれぞれに対応する検査内容を示す複数の検査データがそれぞれ対応する前記各視標に結び付けられて記憶されたメモリ部と、前記操作部の操作に基づいて前記視標呈示部の作動を制御する制御部とを備え、該制御部は、前記操作部の操作により選択された前記視標に対応する前記検査内容を被検者に説明する旨の指示を受けたとき、選択された前記視標に結び付けられた前記検査データを前記メモリ部から抽出し、抽出した前記検査データの前記検査内容を示す画像を前記視標呈示部に表示する旨の制御信号を前記視標呈示部に出力することを特徴とする検眼装置。
  2. 前記メモリ部は外部記憶装置に設けられており、前記制御部は、前記検査データを前記外部記憶装置から直接又はネットワークを介して抽出することを特徴とする請求項1に記載の検眼装置。
  3. 前記視標呈示部は、前記視標が表示される視標モードと前記検査内容が表示される検査内容モードとが切り替え可能であり、前記制御部は、前記視標呈示部を前記検査内容モードにおいた状態で前記画像を前記視標呈示部に表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の検眼装置。
  4. 前記視標呈示部に表示される前記検査内容を示す前記画像は動画像であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の検眼装置。
  5. 音声を出力する音声出力手段を更に備え、前記メモリ部には、前記各視標のそれぞれに対応する前記検査内容を示す複数の音声データがそれぞれ対応する前記各視標に結び付けられて記憶されており、前記制御部は、前記操作部の操作により選択された前記視標に対応する前記検査内容を被検者に説明する旨の指示を受けたとき、選択された前記視標に結び付けられた前記音声データを前記メモリ部から抽出し、抽出した前記音声データが示す前記検査内容を音声出力する旨の制御信号を前記音声出力手段に出力することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の検眼装置。
  6. 被検眼に呈示する各種の視標が表示される視標呈示部と、前記各視標を選択すべく操作される操作部と、前記各視標のそれぞれに対応する検査内容を示す複数の音声データがそれぞれ対応する前記各視標に結び付けられて記憶されたメモリ部と、前記音声データの音声を出力するための音声出力手段と、前記操作部の操作に基づいて前記視標呈示部及び前記音声出力手段の作動を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記操作部の操作により選択された前記視標に対応する前記検査内容を被検者に説明する旨の指示を受けたとき、選択された前記視標に結び付けられた前記音声データを前記メモリ部から抽出し、抽出した前記音声データの前記検査内容を音声で出力する旨の制御信号を前記音声出力手段に出力することを特徴とする検眼装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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