JP2009071439A - 超音波振動子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】超音波振動子において、圧電素子に加わり得るねじり応力などの発生を抑制すると共に振動特性のばらつきを抑え、しかも小型化や高出力化を図る。
【解決手段】本発明の超音波振動子1は、圧電素子8、9、10、11と、圧電素子8、9、10、11を挟持する前面板2及び裏打板3と、前面板2及び裏打板3どうしの間に介在された状態で圧電素子8、9、10、11を包囲しつつ、前面板2及び裏打板3にそれぞれ溶接された側面板12とを備える。また、これら前面板2、裏打板3及び側面板12は、圧電素子8、9、10、11が前面板2及び裏打板3を通じて加圧された状態で溶接されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、圧電素子の電気歪みにより超音波振動を発生させる超音波振動子及びその製造方法に関する。
金属製の振動ブロックに設けた凹部に対し、一体焼成された圧電素子の積層ユニットを、嵌め込んだかたちのランジュバン型超音波振動子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この文献の超音波振動子は、振動ブロックが備える凹部の内壁にねじ穴(雌ねじ)が形成されており、このねじ穴にボルトを締結することで、圧電素子の積層ユニットが振動ブロックに対して固定されている。
特開2003−199195号公報
しかしながら、このような超音波振動子は、上述したように圧電素子の積層ユニットがねじ止めにより固定される構成となるため、ねじ構造の形成領域を製品(超音波振動子本体)の径方向に確保する必要がある。つまり、ねじ止めによる固定は、圧電素子や製品本体のサイズを制約することになり、このため、製品の小型化や、また、大径の圧電素子を適用することによる製品の高出力化などを妨げる要因となる。
さらに、ここで、上述したような超音波振動子の内部に圧電素子を保持(挟持)する保持力は、超音波振動子自体の振動性能に影響を及ぼす要素の一つとなる。しかしながら、上記のねじ止め構造は、ねじの締付け時に発生する摩擦力が阻害要因となり、圧電素子を適正な保持(挟持)力で組み付けることが困難である。また、これに加えて、上記ねじ止め構造は、圧電素子に加わるねじり応力などの影響で、所定の設計位置より圧電素子の位置ずれなどが生じるおそれがあり、超音波振動子の振動特性にばらつきを発生させる原因となる。また、前述したねじれ方向の応力により、例えば許容以上の機械的ストレスが圧電素子に加わって破損を招くことなども懸念される。
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、圧電素子に加わり得るねじり応力などの発生を抑制できると共に振動特性のばらつきを抑えることが可能であり、しかも小型化や高出力化を図ることができる超音波振動子及びその製造方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る超音波振動子は、圧電素子と、前記圧電素子を挟持する一対の挟持部材と、前記一対の挟持部材どうしの間に介在された状態で前記圧電素子を包囲しつつ前記一対の挟持部材に溶接されたカバー部材と、を具備することを特徴とする。
すなわち、本発明では、圧電素子を挟持する一対の挟持部材どうしをねじ構造などを用いずにカバー部材を介して溶接しているで、上記ねじ構造の形成領域を製品本体(超音波振動子本体)に確保することなどが不要となる。したがって、本発明によれば、圧電素子のサイズや製品本体のサイズを選択する上での自由度が向上し、これにより、超音波振動子の小型化や、また一方で、比較的サイズの大きい圧電素子の適用による超音波振動子の高出力化(ハイパワー化)などを実現できる。
また、本発明は、上述したようにねじ構造を適用せずに、個々の部材どうしの接合に溶接を用いるので、この溶接を例えば一対の挟持部材の両側から適正な荷重を加えつつ行うことになどによって、圧電素子にねじり応力などを加えることなく、しかも当該圧電素子を各挟持部材間に適切な保持(挟持)力で組み込むことが可能となる。したがって、本発明によれば、圧電素子の組み付け時の位置ずれなどを抑制しつつ適切な保持力で圧電素子を組み付けることができるので、超音波振動子の振動特性のばらつきを抑えることができ、さらには、機械的ストレスが要因となる圧電素子の破損などを防止することも可能である。
また、本発明の超音波振動子の製造方法は、圧電素子を包囲する位置にカバー部材を配置すると共にこのカバー部材及び前記圧電素子を両側から挟み込む位置に一対の挟持部材を配置する部材配置工程と、前記部材配置工程にて配置された前記一対の挟持部材を通じて前記圧電素子が加圧される状態で前記一対の挟持部材と前記カバー部材とを溶接する溶接工程と、を有することを特徴とする。
このように、本発明によれば、圧電素子に加わり得るねじり応力などの発生を抑制できると共に振動特性のばらつきを抑えることができ、しかも小型化や高出力化を図ることが可能な超音波振動子及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施形態に係る超音波振動子1を一部断面で示す正面図であり、図2は、この超音波振動子1の一部の構成部品を分解して示す図ある。また、図3は、この超音波振動子1の製造方法を説明するための図である。
本実施形態の超音波振動子1は、超音波カッタや超音波歯石除去器などのハンディタイプの超音波機器の振動源として用いられるものである。すなわち、この超音波振動子1は、図1及び図2に示すように、例えば全長が21.9mm、最大外径が直径4.0mmのほぼ円柱形状に形成されており、複数の圧電素子8、9、10、11と、これらの圧電素子8、9、10、11を挟持する一対の挟持部材としての前面板2及び裏打板3と、カバー部材としての側面板12とを主に備えて構成されている。
圧電素子8、9、10、11は、銀パラジウムなどを材料とする電極(銀電極)14、15、16、17、18、導体パターン23、25及び絶縁層24と共に一体焼成されて、圧電素子ユニット28を構成している。
圧電素子8、9、10、11は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)やチタン酸バリウムなどの圧電セラミックス材料を用いて、例えば2.5mm角の矩形の平板形状や、また例えば直径2.5mmサイズの円板形状などに形成されている。また、圧電素子8、9、10、11は、それぞれ厚さ方向に分極されており、正極又は負極の電極を表面又は裏面に有する。
すなわち、圧電素子ユニット28は、圧電素子8、9、10、11が電気的に並列に接続されるように、これらの圧電素子8、9、10、11及び電極14、15、16、17、18、並びに導体パターン23、25及び絶縁層24をそれぞれ積層した状態で一体焼成されている。ここで、絶縁層24は、電気絶縁性を有する樹脂材料やセラミックなどで構成されており、正極用の導体パターン25と前面板2との短絡を防止し、かつ圧電素子8、9、10、11側が前面板2側を局部的に押圧してしまうことなどを回避するため(圧電素子8、9、10、11側で発生させる超音波振動を前面板2側に効果的に伝達するため)に設けられている。
また、超音波振動子1には、図1及び図2に示すように、被覆線で構成された正極のリード線19及び負極のリード線20がそれぞれ設けられている。正極のリード線19は、裏打板3に形成された貫通穴3c内を挿通されつつ圧電素子8、9、10、11側から裏打板3の外部に引き出されている。一方、負極のリード線20は、ボディアースをとるために、リード固定具21を通じて裏打板3の表面(外形面)に圧接する状態で固定されている。
詳述すると、プラス電極となる電極15、17は、導体パターン25を介して正極のリード線19と接続されている。一方、マイナス電極としての電極14、16、18は、導体パターン23及び裏打板3のボディを介して負極のリード線20と接続されている。さらに、リード線19、20と電気的に接続される圧電素子ユニット28の周面(側壁面)は、絶縁層22によって被覆されている。この絶縁層22は、絶縁性を有する熱収縮チューブや、また、例えばポリイミドフィルムを材料とするテープや樹脂リングなどにより構成されており、側面板12の内壁面に対する圧電素子ユニット28の電気絶縁性を確保する。また、圧電素子ユニット28の周面に液状の絶縁材料を塗布することなどによって、このような絶縁層22を形成してもよい。
次に、前面板2、裏打板3及び側面板12の構成、並びにこれらの部材の接合構造について説明する。
図1及び図2に示すように、前面板2は、チタン合金などを材料として適用し、基端側(圧電素子側)を小径とする段差を設けた略円錐台形状の金属ブロックとして構成されている。前面板2は、その軸方向の長さが、超音波振動子1本体の共振周波数λに対して例えば1/4λの長さで構成されていると共に、圧電素子ユニット28側で生じる超音波振動を伝達するホーンとして機能し最先端面が振動放射面7となる。一方、裏打板3は、同様にチタン合金などを構成材料として用い、先端側(圧電素子側)を小径とする段差を設けた略円柱形状の金属ブロックとして構成されている。裏打板3の最基端面からは、上述したリード線19、20がそれぞれ引き出されている。
側面板12は、図1及び図2に示すように、上記のチタン合金などを材料にして筒状(円筒状)に形成されており、前面板2と裏打板3との間に介在された状態で圧電素子8、9、10、11を包囲しつつ、前面板2及び裏打板3にそれぞれ溶接されている。つまり、前面板2及び裏打板3は、筒状の側面板12の内側に配置される圧電素子8、9、10、11(圧電素子ユニット28)を挟み込むように筒状の側面板12の一方及び他方の開口部分12a、12bから各々挿入された挿入部2a、3aをそれぞれ有する。
具体的には、これら挿入部2a、3aの外径部分と筒状の側面板12の内径部分とは、互いに嵌合する寸法で形成されている。また、前面板2の挿入部2aには、その最基端面を僅かに窪ませた座ぐり部2cが設けられている。圧電素子ユニット28は、前面板2側の挿入部2aに設けられたこの座ぐり部2cの底面と、裏打板3側の挿入部3aの最先端面と、の間で挟持される。
さらに、図1及び図2に示すように、側面板12の開口部分12a、12bから挿入部2a、3aを各々挿入しかつ圧電素子ユニット28を挟んだ状態において、側面板12の各開口部分12a、12bの周縁部12c、12d(主に個々の開口部分12a、12b周縁の端面)と、前面板2及び裏打板3の各段差部2b、3b(主に振動放射面7又は裏打板3の最基端面と平行な各段差面)と、が(溶接部5、6を通じて)互いに溶接されている。
ここで、圧電素子ユニット28を挟みつつ前面板2と裏打板3との間に側面板12が介在された状態において、前面板2及び裏打板3の各段差部2b、3b(段差面)と筒状の側面板12の両端との間に僅かにクリアランスが生じるように、側面板12の軸方向の長さが、設定されている。すなわち、図3に示すように、前面板2及び裏打板3を通じて圧電素子8、9、10、11(圧電素子ユニット28)を加圧した状態で、前面板2及び裏打板3と側面板12とは互いに溶接されている。これにより、圧電素子8、9、10、11側から前面板2側への振動伝達性の向上が図られている。
次に、このように構成された超音波振動子1の製造方法を主に図2、図3に基づき説明する。
図2に示すように、まず、圧電素子8、9、10、11が電気的に並列となるように、当該圧電素子8、9、10、11、電極14、15、16、17、18、導体パターン23、25、及び絶縁層24をそれぞれ積層配置した状態で焼成処理を行って圧電素子ユニット28を一体焼成する。続いて、圧電素子ユニット28の周面(側壁面)を絶縁層22によって被覆し、次に例えばリード線19、20の配線を行う。
次いで、図2、図3に示すように、圧電素子ユニット28(圧電素子8、9、10、11)を包囲する位置に側面板12を配置しつつこの側面板12及び圧電素子ユニット28を両側から挟み込む位置に前面板2及び裏打板3を配置(側面板12の開口部分12a、12bに挿入部2a、3aを挿入)する。さらに、図3に示すように、このように配置された前面板2及び裏打板3を通じて圧電素子ユニット28がP1、P2方向から適正な荷重で加圧される状態で、前面板2及び裏打板3と側面板12とを溶接(溶接部5、6を形成)する。
詳細には、図3に示すように、レーザ照射装置29を適用し、このレーザ照射装置29を側面板12の両端の周りで周回させつつ、側面板12の各開口部分12a、12bの周縁部12c、12dと、前面板2及び裏打板3の各段差部2b、3bと、をレーザ溶接する。上記のレーザ溶接は、溶接の際に例えば通電用の電極を溶接対象の部材(前面板2、裏打板3及び側面板12)にセットすることなどが不要であるため、溶接を行う際のセッティングが容易となる。また、このようなレーザ溶接に代えて、真空中でフィラメントを加熱して発生させた電子を高電圧で加速させ、さらにこの加速させた電子を電磁コイルなどで集束しつつ被溶接部分に供給して溶接を行う電子ビーム溶接を適用してもよい。このような電子ビーム溶接や上記レーザ溶接による溶接工程を経ることで、図1に示した超音波振動子1を得ることができる。
既述したように、本実施形態の超音波振動子1及びその製造方法によれば、圧電素子8、9、10、11(圧電素子ユニット28)を挟持する前面板2及び裏打板3どうしをねじ構造などを用いずに側面板12を介して溶接しているで、上記ねじ構造の形成領域を製品上(超音波振動子1本体)に確保することなどが不要となる。したがって、圧電素子のサイズや製品本体のサイズを選択する上での自由度が向上し、これにより、超音波振動子の小型化や、また一方で、比較的サイズの大きい圧電素子の適用による超音波振動子のハイパワー化などを実現できる。また、本実施形態では、上記したように、ねじ構造などが不要なので、部品コストの低減を図ることができ、さらには、個々の部材どうしの接合時に機械的負荷の加わり難い溶接を適用しているので、前面板2や裏打板3の構成材料として比較的硬度の低い材料を選択することなども可能となる。
また、本実施形態の超音波振動子1及びその製造方法によれば、上述したようにねじ構造を適用せずに、前面板2及び裏打板3(並びに側面板12)どうしの接合に溶接を用い、さらに、この溶接を前面板2及び裏打板3の両側から適正な荷重を加えつつ行うので、圧電素子8、9、10、11(圧電素子ユニット28)にねじり応力などを加えることなく、しかも当該圧電素子を前面板2及び裏打板3間に適切な保持(挟持)力で組み込むことが可能となる。これにより、組み付けの際の圧電素子の位置ずれなどを抑制しつつ適切な保持力で圧電素子を組み付けることができるので、超音波振動子1の振動特性のばらつきを抑えることができ、さらには、機械的ストレスが要因となる圧電素子の破損などを防止することが可能である。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施形態を図4〜図6に基づき説明する。ここで、図4は、この実施形態に係る超音波振動子31を一部断面で示す正面図である。また、図5は、図4に示す超音波振動子31のA部詳細図であり、さらに、図6は、図4に示す超音波振動子31のB部詳細図である。なお、図4〜図6において、図1〜図3に示した第1の実施形態の超音波振動子1に設けられていたものと同一の構成要素については、同一の符号を付与しその説明を省略する。
すなわち、図4に示すように、この実施形態の超音波振動子31は、第1の実施形態の超音波振動子1に設けられていた側面板12に代えて、側面板32を備えて構成される。超音波振動子31は、前面板2及び裏打板3を通じて圧電素子ユニット28を適正な荷重で加圧した状態において、電気溶接であるスポット溶接を用い、上記した側面板32と、前面板2及び裏打板3と、が互いに溶接されている。
ここで、図4〜図6に示すように、スポット溶接時の通電が良好になるように、前面板2及び裏打板3と上記した側面板32との間の被溶接部分35、36には、リブ状の突起部32a、32bがそれぞれ形成されている。このリブ状の突起部32a、32bは、側面板32の各開口部分12a、12b周縁の端面上に設けられている。より具体的には、突起部32a、32bは、側面板32の両端側から前面板2及び裏打板3の各段差部2b、3b(振動放射面7又は裏打板3の最基端面と平行な各段差面)側に突出し、かつ開口部分12a、12b周縁を周回するようにして形成されている。
さらに、圧電素子ユニット28を挟みつつ前面板2と裏打板3との間に側面板32が介在された状態において、前面板2及び裏打板3の各段差部2b、3b(段差面)と側面板12の両端の突起部32a、32bとの間の被溶接部分35、36に対し、スポット溶接に必要な加圧力を作用させることができるように、側面板32の軸方向の長さは、構成(調整)されている。
また、図4においては、リブ状の突起部32a及び突起部32bそれぞれを側面板32側に設けた態様を例示しているが、これに代えて、リブ状の突起部を前面板2や裏打板3側に設けてもよい。つまり例えば、突起部のない第1の実施形態の側面板12を適用し、さらに前面板2及び裏打板3の各段差部2b、3b(上記各段差面)側から側面板32の両端側へ突出するリブ状の突起部を当該前面板2及び裏打板3に設けてもよい。
このように本実施形態に係る超音波振動子31及びその製造方法によれば、組み付け時に圧電素子に加わり得るねじり応力などを低減できると共に、振動特性のばらつきを抑制することができ、しかも超音波振動子本体の小型化や高出力化を図ることが可能となる。また、本実施形態では、前面板及び裏打板と側面板との間の被溶接部分にリブ状の突起部を設けることなどで、一般に数ミリ秒から数百ミリ秒といった極短時間電流を流すことにより溶接を行えるスポット溶接を適用でき、これにより、溶接処理の効率化を図ることが可能である。さらに、本実施形態では、溶接時に前面板2及び裏打板3を通じて圧電素子ユニット28を加圧する工程で、スポット溶接に必要な加圧力を、突起部の形成された被溶接部分に対して同時に作用させることができるので、被溶接部分の溶接を効率良く行うことができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施形態を図7に基づき説明する。ここで、図7は、この実施形態に係る超音波振動子41を一部断面で示す正面図である。なお、図7において、図1〜図3に示した第1の実施形態の超音波振動子1に設けられていたものと同一の構成要素については、同一の符号を付与しその説明を省略する。
図7に示すように、この実施形態の超音波振動子41は、第1の実施形態の超音波振動子1に設けられていた前面板2及び側面板12に代えて、カバー部42aを有する前面板42を備える。すなわち、この前面板42は、第1の実施形態の前面板2と側面板12とを単一の部材で構成することにより実現されている。
この超音波振動子41は、前面板42及び裏打板3を通じて圧電素子ユニット28を適正な荷重で加圧した状態において、レーザ溶接又は電子ビーム溶接を用い、前面板42のカバー部42a(第1の実施形態の側面板12の構成部分)と、裏打板3と、が互いに溶接されている。詳細には、カバー部42aの開口部分12bの周縁部12dと裏打板3の段差部3b(段差面)とが溶接される(との間に溶接部6が形成される)。
また、図7においては、レーザ溶接又は電子ビーム溶接により溶接部6を形成した態様を例示しているが、これに代えて、カバー部42aの開口部分12bの周縁部12d(開口部分12b周縁の端面)若しくは裏打板3の段差部3b(段差面)にリブ状の突起部を設け、スポット溶接により前面板42と裏打板3とを溶接してもよい。
したがって、本実施形態の超音波振動子41によれば、第1又は第2の実施形態の効果に加え、溶接個所や部品点数が削減されるので、製造コストの低減及び生産効率の向上を図ることができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施形態を図8に基づき説明する。ここで、図8は、この実施形態に係る超音波振動子51を一部断面で示す正面図である。なお、図8において、図1〜図3に示した第1の実施形態の超音波振動子1に設けられていたものと同一の構成要素については、同一の符号を付与しその説明を省略する。
図8に示すように、この実施形態の超音波振動子51は、第1の実施形態の超音波振動子1に設けられていた裏打板3及び側面板12に代えて、カバー部53aを有する裏打板53を備える。すなわち、この裏打板53は、第1の実施形態の裏打板3と側面板12とを単一の部材で構成することにより実現されている。
この超音波振動子51は、前面板2及び裏打板53を通じて圧電素子ユニット28を適正な荷重で加圧した状態において、レーザ溶接又は電子ビーム溶接を用い、裏打板53のカバー部53a(第1の実施形態の側面板12の構成部分)と、前面板2と、が互いに溶接されている。詳細には、カバー部53aの開口部分12aの周縁部12cと前面板2の段差部3b(段差面)とが溶接される(との間に溶接部5が形成される)。
また、図8においては、レーザ溶接又は電子ビーム溶接により溶接部5を形成した態様を例示しているが、これに代えて、カバー部53aの開口部分12aの周縁部12c(開口部分12a周縁の端面)若しくは前面板2の段差部2b(段差面)にリブ状の突起部を設け、スポット溶接により前面板2と裏打板53とを溶接してもよい。
したがって、本実施形態の超音波振動子51によれば、第3の実施形態の効果と同様に、溶接個所や部品点数が削減されるので、製造コストの低減及び生産効率の向上を図ることができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施形態を図9に基づき説明する。ここで、図9は、この実施形態に係る超音波振動子71を一部断面で示す正面図である。なお、図9において、図1〜図3に示した第1の実施形態の超音波振動子1に設けられていたものと同一の構成要素については、同一の符号を付与しその説明を省略する。
この実施形態の超音波振動子71は、第1の実施形態の超音波振動子1の構成に加え、さらに不要振動を減衰させるダンパ材として機能する緩衝部材72、73、及び熱収縮チューブ74を備えて構成されている。緩衝部材72は、例えばリング状に形成されており、前面板2及び側面板12のそれぞれの周面にまたがった位置に例えば接着剤などを介して固定されている。一方、緩衝部材73は、例えば円柱状に形成されており、裏打板3の最基端面に上記熱収縮チューブ74を介して固定されている。
これら緩衝部材72、73は、超音波振動子71本体に生じ得る不要な振動(主に圧電素子8、9、10、11が発生させる振動帯域以外の振動)を除去するために設けられている。つまり、緩衝部材72、73は、上記したチタン合金製の前面板2や裏打板3よりも少なくとも硬度の低い材料によって構成されている。具体的には、緩衝部材72、73の構成材料としては、例えばチタン酸鉛を含有するウレタン樹脂などが適用されている。また、超音波振動子本体の外形から突出するかたちのこのような緩衝部材72、73は、不要振動の除去機能の他、超音波カッタや超音波歯石除去器などの超音波機器の筐体の内側に対し、超音波振動子71を振動源(内部部品)として取り付ける場合の被取付部分(超音波機器の筐体に設けられた凹部と嵌合させる凸部)としても利用される。
ここで、緩衝部材73は、例えば、シリコーン樹脂系やフッ素樹脂系の熱収縮チューブ74を裏打板3の基端部に装着すると共に、この熱収縮チューブ74の内部に粉末状のチタン酸鉛と溶融状態のウレタン樹脂とを充填した後、熱処理を行うことで、裏打板3の最基端面に固定される。
なお、図9においては、緩衝部材72、73(及び熱収縮チューブ74)を超音波振動子1に対して取り付けた態様を例示しているが、これに代えて、図4、図7、図8に示した超音波振動子31、41、51に緩衝部材72、73を取り付けてもよい。また、緩衝部材73の固定後に熱収縮チューブ74を裏打板3から取り除いて、超音波振動子本体を構成してもよい。
このように本実施形態に係る超音波振動子71によれば、上述したいずれかの実施形態の効果に加え、超音波振動子本体に生じ得る不要振動を除去することが可能であると共に、超音波機器の筐体への被取付部分を構成することができ、さらには、超音波機器の筐体(例えばハンディタイプの超音波機器本体)に伝達され得る振動を減衰させることができる。
以上、本発明を各実施の形態により具体的に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上述した実施形態では、前面板、裏打板、側面板の構成材料としてチタン合金を例示したが、構成材料としては、ステンレス鋼やジュラルミンなどを適用することも可能である。また、上記の実施形態では、超音波振動子のノード位置(振動節の位置)については、特に説明しなかったが、超音波振動子全体のうちで比較的強度の低い溶接部分(溶接部5、6又は被溶接部分35、36)がノード位置になるように超音波振動子を構成することが望ましい。
本発明の第1の実施形態に係る超音波振動子を一部断面で示す正面図。 図1の超音波振動子の一部の構成部品を分解して示す図。 図1の超音波振動子の製造方法を説明するための図。 本発明の第2の実施形態に係る超音波振動子を一部断面で示す正面図。 図4に示す超音波振動子のA部詳細図。 図4に示す超音波振動子のB部詳細図。 本発明の第3の実施形態に係る超音波振動子を一部断面で示す正面図。 本発明の第4の実施形態に係る超音波振動子を一部断面で示す正面図。 本発明の第5の実施形態に係る超音波振動子を一部断面で示す正面図。
符号の説明
1,31,41,51,71…超音波振動子、2,32,42…前面板、2a…前面板の挿入部、2b…前面板の段差部、3,53…裏打板、3a…裏打板の挿入部、3b…裏打板の段差部、5,6…溶接部、7…振動放射面、8,9,10,11…圧電素子、12,32…側面板、12a,12b…開口部分、12c,12d…周縁部、28…圧電素子ユニット、29…レーザ照射装置、32a,32b…リブ状の突起部、35,36…被溶接部分、42a,53a…カバー部、72,73…緩衝部材、74…熱収縮チューブ。

Claims (9)

  1. 圧電素子と、
    前記圧電素子を挟持する一対の挟持部材と、
    前記一対の挟持部材どうしの間に介在された状態で前記圧電素子を包囲しつつ前記一対の挟持部材に溶接されたカバー部材と、
    を具備することを特徴とする超音波振動子。
  2. 前記カバー部材といずれか一方の前記挟持部材とが単一の部材で構成されていることを特徴とする請求項1記載の超音波振動子。
  3. 前記一対の挟持部材により前記圧電素子が加圧される状態で溶接が行われていることを特徴とする請求項2記載の超音波振動子。
  4. 前記溶接には、レーザ溶接若しくは電気溶接が適用されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の超音波振動子。
  5. 前記電気溶接の行われる被溶接部分には、リブ状の突起部が形成されていることを特徴とする請求項4記載の超音波振動子。
  6. 少なくとも一方の前記挟持部材に固定され、固定されているこの挟持部材よりも硬度の低い緩衝部材をさらに具備することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の超音波振動子。
  7. 圧電素子を包囲する位置にカバー部材を配置すると共にこのカバー部材及び前記圧電素子を両側から挟み込む位置に一対の挟持部材を配置する部材配置工程と、
    前記部材配置工程にて配置された前記一対の挟持部材を通じて前記圧電素子が加圧される状態で前記一対の挟持部材と前記カバー部材とを溶接する溶接工程と、
    を有することを特徴とする超音波振動子の製造方法。
  8. 前記カバー部材といずれか一方の前記挟持部材とは、単一の部材で構成されており、
    前記溶接工程では、前記単一の部材で構成された一方の挟持部材における前記カバー部材の構成部分と、他方の挟持部材とを互いに溶接する、
    ことを特徴とする請求項7記載の超音波振動子の製造方法。
  9. 前記溶接には、レーザ溶接若しくは電気溶接が適用されることを特徴とする請求項7又は8記載の超音波振動子の製造方法。
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