JP5335310B2 - 超音波振動子及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、圧電素子の電気歪みにより超音波振動を発生させる超音波振動子及びその製造方法に関する。
従来、ランジュバン型の超音波振動子は、例えば、円環状の複数の圧電素子と正極、負極の端子板とを交互に積層して一体化した圧電素子ユニットが、金属ブロックからなる前面板と裏打板との間に配置されたかたちで構成されている。また、この種の超音波振動子は、圧電素子ユニットの軸心に挿通させたボルトによって、圧電素子ユニットと共に前面板及び裏打板を一体的に締結したボルト締め構造を持つものが広く知られている。
ところで、このような構造の超音波振動子は、圧電素子ユニットの周面が外部に露出する構造となるため、正負の端子板間の短絡が生じ易いことや、また圧電素子ユニットの組付位置と重なるノード位置に把持構造を設けることが難しい点で課題を有している。
そこで、正負の電極を含む圧電素子ユニットの周面が外部に露出しない構造の超音波振動子が提案されている。すなわち、この超音波振動子は、固定ボルトと締結される雌ねじの形成された開口溝(凹部)の内壁面に、一組の引出し溝を軸方向に沿って形成し、さらに開口溝内に収容される圧電素子ユニット上の電極に一端が各々接続された一組の取出し電極片を、引出し溝を通じて外部に引き出す構造を有する(例えば特許文献1参照)。
また、ホーンとねじ止めされるハウジング内に収容した積層型圧電体の側面に外部電極を設け、さらにこの外部電極に導線を接続した金属板を接触させると共に前記の導線をハウジングの外部に引き出すようにした超音波振動子を内蔵する外科手術用のハンドピースなども知られている(例えば特許文献2参照)。
特許第3914050号公報 特開2004−160081号公報
しかしながら、上述した特許文献1の構造は、引出し溝を形成するためのスペースを超音波振動子本体の主に径方向(筐体の肉厚方向)に確保する必要があり、超音波振動子のさらなる小径化や、また、大径の圧電素子を適用することによる超音波振動子の高出力化を図る上での阻害要因となる。
一方、特許文献2の構造は、積層型圧電体の周面上に外部電極や金属板を配置するスペースを確保するために、積層型圧電体に切欠部を形成する必要があり、この切欠部の体積分、圧電素子の有効体積が減少することになる。したがって、このような構造は、前記同様、製品の高出力化や小径化を妨げる要因となる。ここで、上記の外科手術用のハンドピースなどに例示される医療用途の製品では、特に、小型、小径の超音波振動子の開発が強く要望されている。
そこで本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、小型化及び高出力化を図る上で優位な構造を有する超音波振動子及びその製造方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る超音波振動子は、複数の圧電素子と複数の電極板とを交互に積層して一体化した圧電素子ユニットと、一方の極性の前記電極板における側面の少なくとも一部を覆う絶縁層と、前記一方の極性の電極板における各主面と前記圧電素子を介してそれぞれ隣り合う他方の極性の前記電極板どうしの間を前記絶縁層の外側から接続する導電層と、前記絶縁層及び前記導電層の形成された前記圧電素子ユニットの各端面を両側から挟持する一対の挟持部材と、前記一対の挟持部材と協働して前記圧電素子ユニットを包囲するカバー部材と、前記複数の電極板のうち、正極用の電極板どうしを接続する導電層に一端部が接続されていると共に、他端部が超音波振動子本体の外部に引き出されたリード線と、を具備し、前記複数の電極板のうち、負極用の電極板に接続された導電層は、前記超音波振動子本体と内部で接続されてボディアースがとられている、ことを特徴とする。
上記構成を有する本発明は、複数の圧電素子と正極用、負極用の複数の電極板とを積層一体化した圧電素子ユニットの周面上において、短絡防止用の絶縁層の外側から、正極用又は負極用の電極板どうしの間を導電層を架け渡すようにして同一の極性の電極間を電気的に接続するものである。したがって、本発明では、上記の絶縁層と導電層とを重ね合わせて配置するためのスペースと上記導電層に例えば接続されるリード線などを引き回すためのスペースとを圧電素子ユニットの外周面側に確保することで、圧電素子への駆動電力供給用の配線を行うことが可能となる。つまり、本発明によれば、この電力供給用の配線を比較的小さいスペースの中で実現できるので、超音波振動子の小型化や、また、大径の圧電素子を適用することによる超音波振動子の高出力化を図ることができる。
また、本発明に係る超音波振動子の製造方法は、複数の圧電素子と複数の電極板とを交互に積層して一体化した圧電素子ユニットを形成する工程と、一方の極性の前記電極板における側面の少なくとも一部を覆う絶縁層を前記圧電素子ユニット上に形成する工程と、前記一方の極性の電極板における各主面と前記圧電素子を介してそれぞれ隣り合う他方の極性の前記電極板どうしの間を前記絶縁層の外側から接続する導電層を前記圧電素子ユニット上に形成する工程と、前記複数の電極板のうち、正極用の電極板どうしを接続する導電層にリード線の一端部を接続する工程と、記リード線が接続された前記圧電素子ユニットを両側から挟み込む位置に一対の挟持部材を配置しつつ前記一対の挟持部材と協働して前記圧電素子ユニットを包囲する位置にカバー部材を配置する部材配置工程と、前記部材配置工程にて配置された前記一対の挟持部材を通じて前記圧電素子ユニットが加圧される状態で、前記一対の挟持部材と前記カバー部材とを固定する部材固定工程と、を有し、前記部材配置工程は、前記リード線の他端部を超音波振動子本体の外部に引き出す工程を含み、前記部材固定工程では、前記複数の電極板のうち、負極用の電極板に接続された導電層が、前記超音波振動子本体と内部で接続されてボディアースがとられる、ことを特徴とする。
このように、本発明によれば、小型化及び高出力化を図る上で優位な構造を有する超音波振動子及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る超音波振動子1の分解斜視図であり、図2は、超音波振動子1を部分的に断面で示す正面図である。また、図3は、超音波振動子1を分解しその一部を断面で示す正面図であり、図4は、超音波振動子1の裏打板3に設けられたリード線引出穴37の構造を示す斜視図である。
本実施形態の超音波振動子1は、超音波メスや超音波歯石除去器などの把持タイプ(ハンドリングタイプ)の超音波応用機器の振動源として用いられるランジュバン型の超音波振動子である。すなわち、この超音波振動子1は、図1〜図3に示すように、圧電素子8〜11を備える圧電素子ユニット28と、一対の挟持部材としての前面板2及び裏打板3と、カバー部材である側面板12と、から主に構成されている。
前面板2及び裏打板3は、図1〜図3に示すように、チタン(Ti)、チタン合金、ステンレス鋼などを材料とする円柱状の金属ブロックで形成されている。また、側面板12は、チタン、チタン合金、ステンレス鋼などの材料を用いて筒状(円筒状)に形成されている。さらに、圧電素子8〜11を有する圧電素子ユニット28は、一方の挟持部材である前面板2と他方の挟持部材である裏打板3との間に挟持されている。
詳細には、圧電素子ユニット28は、図1、図3に示すように、超音波振動子1本体の振動軸に沿った方向、すなわち、圧電素子8〜11が駆動時に伸縮する方向(個々の圧電素子の厚さ方向)から、前面板2と裏打板3とによって挟持されている。側面板12は、図1、図2に示すように、前面板2及び裏打板3と協働しつつ圧電素子ユニット28を包囲した状態で、前面板2及び裏打板3に各々ねじ止めされている。
また、本実施形態の超音波振動子1の全長は、当該超音波振動子1本体の共振周波数の1/2波長、又は3/2波長の長さにほぼ一致するように形成されている(本実施形態では超音波振動子1の全長は例えば27.5mmである)。
超音波振動子1の先端側を構成する前面板2は、図1〜図3に示すように、その先端側から基端(後端)側に向かう順に、小径(例えば直径2mm)の円柱部2cと、中径の円柱部2dと、大径(例えば直径4mm)の円柱部2eと、円柱状の挿入部2aと、が各々の軸方向(振動軸)に沿って連成されている。円柱部2cは、円柱部2dや円柱部2eよりも長く形成されており、最先端面が振動放射面7として機能する。
前面板2の挿入部2aは、図2に示すように、円柱部2eよりも小径に構成されており、筒状の側面板12の一方の開口部分12aから(開口部分12aにおける周縁部12c内に)挿入された態様で組み付けられている。具体的には、図1〜図3に示すように、挿入部2aの先端側(円柱部2e側)の周面には、雄ねじ2bが形成されており、この雄ねじ2bは、筒状の側面板12の内壁面に形成された後述する雌ねじ12eと締結される。
また、前面板2における上記円柱部2eの後端面(基端面)の近傍は、本実施形態の超音波振動子1のノード位置(振動節の位置)となる。なお、前面板2は、上述した形状に限定されるものではなく、例えば先端側を円錐台形状としたものなどを適用することが可能である。
一方、図1〜図4に示すように、超音波振動子1の基端(後端)側を構成する裏打板3は、全体として円柱状に形成されている。裏打板3は、その軸方向の先端部分及び中央部分を含む部位が挿入部3aとして構成され、さらにリード線引出穴37を内部に備えている。裏打板3のこの挿入部3aは、筒状の側面板12の他方の開口部分12bから(開口部分12bにおける周縁部12d内に)挿入された態様で組み付けられている。詳細には、挿入部3aの後方側を含む裏打板3本体の基端側の周面には、雄ねじ3bが形成されており、この雄ねじ3bは、筒状の側面板12の内壁面に形成された雌ねじ12eと締結される。
また、図1〜図4に示すように、裏打板3が備えるリード線引出穴37は、圧電素子ユニット28に接続されるリード線35を超音波振動子1本体の外部に引き出すために設けられている。より具体的には、リード線引出穴37は、引き込み用溝部37a、挿通用穴部37b、ねじ込み用穴部37cにより構成される。
引き込み用溝部37aは、図2〜図4に示すように、裏打板3の先端面上において、裏打板3の外周側から中心側に溝状に延びる凹部として形成されており、リード線35の引き出し方向を挿通用穴部37b側に向けて案内(規制)する。挿通用穴部37bは、リード線35を裏打板3内に挿通させるために、裏打板3の中心軸に沿って穿孔されており、引き込み用溝部37aとねじ込み用穴部37cとの間をつなぐ貫通穴である。ねじ込み用穴部37cは、図1に示すように、裏打板3の基端面側に開口しており、例えば六角レンチなどの工具を係合させる(筒状の側面板12側に裏打板3をねじ込む)ために六角穴などの角穴で構成されている。
ここで、裏打板3をねじ込む際のリード線35のねじれを防止するために、図2〜図4に示すように、上記した挿通用穴部37b及びこの挿通用穴部37bとつながるねじ込み用穴部37cは、裏打板3の中心軸に沿って穿孔されている。なお、裏打板3をねじ込む際のリード線35の位置規制に自由度を持たせるために、引き込み用溝部37aの溝幅を例えばリード線35の幅の2倍以上の広い溝幅で構成してもよい。
また、筒状(円筒状)の側面板12の内壁面には、上述したように、雌ねじ12eが形成されている。側面板12の一端部に締結される前面板2は、図2に示すように、大径部12cの後端面と側面板12の先端面とが接触(当接)する位置までねじ込まれる。また、側面板12の他端部に締結される裏打板3は、前述した前面板2及び当該裏打板3から圧電素子8〜11に加わる挟持力を可変(前面板2に対する裏打板3の軸方向の離間距離を可変)させ、これに伴い変動する当該圧電素子からの出力をモニタ(静電容量を確認)しつつ、ねじ込みが行われる。すなわち、予め定めた出力値が圧電素子8〜11より得られたときに、裏打板3をその位置に固定するようにねじ込みを停止させる。これにより、超音波振動子1内の圧電素子8〜11から所望の振動特性を得ることができる。
ここで、側面板12の雌ねじ12eは、前面板2の雄ねじ2b及び裏打板3の雄ねじ3bと、実質的に締結される部位にのみ形成されるものであってもよい。つまり、側面板12において、圧電素子ユニット28が収容される領域部分などについては、雌ねじの形成を省略することが可能である。
次に、本実施形態の超音波振動子1に内蔵される圧電素子ユニット28の構造を、上述した図1〜図4に加え、図5〜図7に基づき詳述する。ここで、図5は、この圧電素子ユニット28上の絶縁層31、32及び導電層33、34の配置関係を示す斜視図であり、図6は、圧電素子ユニット28上の絶縁層31、32及び導電層33、34の配置関係を示す断面図である。また、図7は、圧電素子ユニット28を構成する圧電素子8〜11単体の構造を示す斜視図である。
図5、図6(及び図2、図3)に示すように、圧電素子ユニット28は、円板状の複数の圧電素子8〜11と、正極用、負極用の円板状の電極板である正極端子板15、17及び負極端子板14、16、18と、を主に備える。さらに、圧電素子ユニット28の周面上には、絶縁層31、32、及び導電層(導体層)33、34が形成されている。圧電素子ユニット28は、上記正極端子板15、17及び負極端子板14、16、18からなる複数の電極板と、同一構造の複数の圧電素子8〜11と、が例えばエポキシ樹脂製の接着剤などを介して交互に積層されたかたちで一体化されている。
正極端子板15、17及び負極端子板14、16、18は、ベリリウム銅などを材料として、例えば直径2.5mm、厚さ0.1mmで形成されている。一方、圧電素子8〜11は、例えば直径2.5mm、厚さ1mmで形成されており、図7に示すように、円形状の各主面(両端面)にそれぞれ正極側電極層19a、負極側電極層19bが形成されている。すなわち、圧電素子8〜11の製法は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を構成材料として適用し、プレス成形及び焼成後、各主面に導電ペーストを塗布し、さらに油中分極処理を施すことで厚さ方向に分極させる。その後、所望の形状になるように研削及び研磨を行い、さらに各主面に銀(Ag)蒸着を施すことで、図7に示すように、正極側電極層19a及び負極側電極層19bを有する圧電素子8〜11が形成される。
ここで、圧電素子ユニット28は、図6に示すように、隣り合う圧電素子どうしの正極、負極の位置関係が逆になるように交互に積層配置されている。また、後述するように、個々の圧電素子の電極の引き出しは、正極どうし、負極どうしが接続され、これにより、圧電素子ユニット28内の複数の圧電素子8〜11は、電気的に並列に接続される。
なお、圧電素子8〜11は、上記製法によって得られたものに限定されるものではない。例えば厚さ方向に分極された板状の圧電素子の素材から、超音波加工などの切り出し加工によって、所望の形状の圧電素子を切り出すことも可能である。また、未焼成の成形体の各主面(各端面)に導電ペーストを塗布し、さらに積層一体化した後、焼成及び分極処理を施して圧電素子を得ることも可能である。
続いて、絶縁層31、32及び導電層33、34の構成について詳細に説明する。すなわち、絶縁層31は、図5、図6に示すように、負極端子板16における側面(圧電素子ユニット28の外径部分として露出した負極端子板16の外周面)16cの一部を覆うように形成されている。また、図6に示すように、絶縁層32は、正極端子板15における側面15cの一部を覆うように形成されている。この絶縁層31、32は、例えば電気絶縁性を有する絶縁フィルムの貼り付け、又は絶縁ペーストの塗布及び固化を行うことなどによって構成されている。
ここで、上記の絶縁フィルムとしては、住友スリーエム社製のポリエステルフィルム(製品No.74,総厚20μm)などが例示される。なお、このような絶縁層31、32は、電気絶縁性を確保した上で、超音波振動子1本体の小型、小径化を図るために、層の厚さが例えば20μm以上でかつ100μm以下に構成されることが望ましい。
一方、導電層33は、図5、図6に示すように、負極端子板16における各主面16a、16bと圧電素子9、10を介してそれぞれ隣り合う正極端子板15、17(の側面)どうしの間を、負極と短絡しないよう絶縁層31の外側から接続(絶縁層31越しに接続)する。一方、導電層34は、図6に示すように、正極端子板15における各主面15a、15bと圧電素子8、9を介してそれぞれ隣り合う負極端子板14、16(の側面)どうしの間を、正極と短絡しないよう絶縁層32の外側から接続(絶縁層32越しに接続)する。これら導電層33、34は、例えば導電性を有するフィルム(導電フィルム)の貼り付け、又は導電ペーストの塗布及び固化を行うことなどによって構成されている。
上記導電フィルムとしては、例えば日本ジッパーチュービング社製のウレタンフィルムラミネートAgペーストフィルム(製品No.DF707AFR,総厚55μm)などを適用することが可能である。なお、このような導電層33、34は、所望の導電性を確保した上で、超音波振動子1本体の小型、小径化を図るために、層の厚さが例えば50μm以上でかつ100μm以下に構成されていることが好ましい。
ここで、上述した絶縁層31、32、及び導電層33、34は、図5に例示するように、平面方向からみて、各々同様の形状を有し、一組の短辺と一組の長辺とで矩形(短冊)状に構成されている。絶縁層31、32は、その長辺が、圧電素子及び正極、負極の端子板の周面を周回する方向に向けて配置され、さらに、この絶縁層本体の短辺が、短絡防止対象の端子板の厚さ部分(側面の一部)を覆い隠すように、当該短絡防止対象の端子板を挟んで対向する一組の圧電素子にまたがって配置される。一方、導電層33、34は、その長辺が、絶縁層31、32の長辺と交差(直交)するように、各圧電素子8〜11の軸方向(振動軸)に沿った向きに配置される。
このように、短絡防止対象の端子板の厚さ部分を覆い隠すように絶縁層31、32を配置するので、導電層33、34本体が導電ペーストを材料として形成されている場合でも、端子板側への導電ペーストの回り込みが実質的に阻止され、これにより、正極と負極との短絡が防止される。
また、圧電素子ユニット28は、図6(図2及び図3)に示すように、正極端子板15及び正極端子板17(の側面)どうしを接続する導電層33に、リード線35が接続されている。リード線35は、芯線35aを被覆層35bで被覆した被覆線で構成される。リード線35の芯線35aの一端部は、はんだなどを固化させた接続部35cを介して正極用の導電層33に接続されている。
また、導電層33に接続されたリード線35は、図2、図4に示すように、上述した裏打板3に形成された引き込み用溝部37a、挿通用穴部37b及びねじ込み用穴部37cからなるリード線引出穴37内を挿通されて、(前面板2、裏打板3及び側面板12により包囲される領域内から)超音波振動子1の外部に引き出されている。
また一方で、本実施形態の超音波振動子1は、図2、図6に示すように、側面板12の一方の開口部分12aにおける周縁部12c内に前面板2が締結されていると共に、側面板12の他方の開口部分12bにおける周縁部12d内に裏打板3が締結され、かつ、圧電素子ユニット28の両端の負極端子板14、18が、前面板2の最後端面及び裏打板3の最先端面にそれぞれ接触しているため、圧電素子ユニット28本体の負極がアース接続(ボディアース)されている。
また、図2、図3に示すように、上述した絶縁層31、32及び導電層33、34、並びにリード線35の一端部及びその接続部35cを含む、圧電素子ユニット28本体と、筒状の側面板12の内壁面と、の間には、電気絶縁性を有する短絡防止層39が介在されている。この短絡防止層39の形成方法としては、筒状の側面板12の内壁面に絶縁コートなどをコーティングする方法が例示される。また、これに代えて、正極端子板15、17の側面や導電層33などを含む圧電素子ユニット28の外周面の正極の露出部分全体を、絶縁テープや絶縁ペーストの固化物で覆うことにより、短絡防止層39を形成することも可能である。
次に、このような構造を有する超音波振動子1の製造方法を図1〜図7に基づいて説明する。まず、図5、図6に示すように、複数の圧電素子8〜11と、正極端子板15、17及び負極端子板14、16、18と、を接着剤などを介して交互に積層して一体化した圧電素子ユニット28を形成する。次に、図5、図6に示すように、正極端子板15及び負極端子板16における側面15c、16cの一部を覆う絶縁層31、32を圧電素子ユニット28の周面上に形成する。
続いて、図5、図6に示すように、負極端子板16の各主面16a、16bと圧電素子9、10を介してそれぞれ隣り合う正極端子板15、17(の側面)どうしの間を絶縁層31の外側から接続する導電層33を圧電素子ユニット28の周面上に形成する。さらに、図6に示すように、正極端子板15の各主面15a、15bと圧電素子8、9を介してそれぞれ隣り合う負極端子板14、16どうしの間を絶縁層32の外側から接続する導電層34を圧電素子ユニット28の周面上に形成する。
次いで、導電層33にリード線35を接続した後、圧電素子ユニット28を両側から挟み込む位置に前面板2及び裏打板3を配置しつつ、これら前面板2及び裏打板3と協働して、圧電素子ユニット28を包囲する位置に側面板12を配置する。具体的には、図1〜図3に示すように、まず、側面板12の一方の開口部分12aから前面板2の挿入部2aが挿入されるように、側面板12の雌ねじ12eに対し前面板2の雄ねじ2bを係合(螺合)させつつ、前面板2の大径部12cの後端面と側面板12の先端面とが接触する位置まで前面板2をねじ込み、側面板12の一端部に前面板2を締結する。次いで、前面板2がねじ止めされた筒状の側面板12内に他方の開口部分12bから圧電素子ユニット28を収容する。この場合において、圧電素子ユニット28を収容する前に、当該圧電素子ユニット28側と側面板12側とを電気的に絶縁する短絡防止層39を予め形成しておく。
次に、一端部側が導電層33に接続されたリード線35の他端部側を、図2、図4に示すように、裏打板3に形成された引き込み用溝部37a、挿通用穴部37b及びねじ込み用穴部37cからなるリード線引出穴37内を挿通させ、前記ねじ込み用穴部37cを通じて超音波振動子1の外部に引き出す。さらに、図2に示すように、リード線35を外部に引き出した裏打板3の挿入部3aが側面板12の他方の開口部分12bから挿入されるように、側面板12の雌ねじ12eに対し裏打板3の雄ねじ3bを係合させつつ、側面板12の開口部分12bにおける周縁部12dに対して裏打板3をねじ込む。
さらに、前面板2及び裏打板3を通じて、圧電素子ユニット28が加圧される状態で、前面板2及び裏打板3と側面板12とを固定する。詳述すると、上記の裏打板3をねじ込む作業によって、この裏打板3及び前面板2から圧電素子8〜11側に加わる挟持力を可変(前面板2に対する裏打板3の軸方向の離間距離を可変)させ、これに伴い変動する当該圧電素子からの出力をモニタ(静電容量を確認)しつつ、裏打板3のねじ込み量を調整する。すなわち、予め定めた出力値が圧電素子から得られたときに裏打板3の位置を、その位置に固定するようにねじ込みを停止させる。
詳述すると、裏打板3のねじ込み量の調整(静電容量の調整)は、超音波振動子1本体から所望の振動特性を得るために行われる。すなわち、超音波振動子1は、主にその構造から物理的に定まる共振周波数があり、この共振周波数に対応した駆動信号を付与した場合に最も効率よく振動するという性質がある。この共振周波数付近における等価回路は、一般に、機械的振動の特性であるコイル分(L)、コンデンサ分(C)による共振成分、及び機械的負荷を表す抵抗分(R)で示される直列共振回路に対し、圧電素子8〜11と正極用、負極用の端子板14〜18とを含む圧電素子ユニット28で構成される制動コンデンサ分(Cd)が、並列に接続されたかたちで表される。
そこで、本実施形態の超音波振動子1の製法では、前述した共振周波数で超音波振動子1を駆動させるために、超音波振動子1の上記静電容量を表す制動コンデンサ分(Cd)を所定の設計値に合わせ込むためのチューニングとして、圧電素子ユニット28に加わる挟持力の調整、すなわち、裏打板3のねじ込み量の調整を行う。なお、本実施形態では、初期値180pFの静電容量が、約1.2倍の220pFになるように裏打板3のねじ込み量を調整した。
また、この際に、側面板12の他端部に裏打板3が締結され、圧電素子ユニット28の両端の負極端子板14、18が前面板2の最後端面及び裏打板3の最先端面にそれぞれ接触したことで、圧電素子ユニット28の負極と超音波振動子1本体とがアース接続され、これにより、図2に示す超音波振動子1を得ることができる。
既述したように、本実施形態に係る超音波振動子1及びその製造方法は、複数の圧電素子8〜11と、正極端子板15、17、負極端子板14、16、18と、を積層一体化した圧電素子ユニット28の周面上において、短絡防止用の絶縁層31、32の外側から、正極端子板15、17又は負極端子板14、16どうしの間を導電層33、34を架け渡すようにして同一の極性の端子板間(電極間)を電気的に接続するものである。
したがって、本実施形態では、絶縁層31、32と導電層33、34とを重ね合わせて配置するためのスペース(本実施形態による一例では、厚さ20μmの絶縁層に厚さ55μmの導電層を重ねた80μm以下のスペース)と上記導電層33に接続されるリード線35を引き回すためのスペースとを圧電素子ユニット28の外周面側に確保することで、圧電素子8〜11への駆動電力供給用の配線を行うことが可能となる。つまり、本実施形態の超音波振動子1及びその製法によれば、この電力供給用の配線を比較的小さいスペースの中で実現できるので、超音波振動子の小型化や、また、大径の圧電素子を適用することによる超音波振動子の高出力化を図ることができる。
さらに詳述すると、本実施形態の超音波振動子1では、各部材の締結用のボルトを圧電素子の中心に貫通させる必要性、圧電素子の中心に配線を通す必要性、及び、圧電素子の外径部分に比較的厚い電極用金属板などを配置するための切欠き部などを設ける必要性などがないため、圧電素子の形状の簡素化(部品コストの削減)を図ることができる。また、圧電素子の中心部分や外径部分にも当該圧電素子の有効体積を確保できるので、上記したように超音波振動子の小型化や高出力化を実現できる。
以上、本発明を実施の形態により具体的に説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、上記実施形態では、図6に示したように、圧電素子ユニット28の両端に負極端子板14、18がそれぞれ積層されていたが、これに代えて、図8に示すように、圧電素子ユニット28の両端の負極端子板14、18を削除したかたちの電素子ユニット58を本発明の超音波振動子に適用することも可能である。すなわち、図8に示すように、絶縁層32の外側から、負極端子板16と、直接、圧電素子8本体の負極側電極層19bと、を導電層34により接続すると共に、負極端子板を削除した電素子ユニット58の両端面、つまり、圧電素子8本体及び圧電素子11本体の個々の負極側電極層19bを前面板2及び裏打板3間に挟持(接触)させることで、超音波振動子1本体とのアース接続を行う(ボディアースをとる)ようにしてもよい。この場合、部品コストの削減を図ることができる。
また、上述した実施形態では、前面板2及び裏打板3と、側面板12とがねじ止め構造により固定されていたが、これに代えて、前面板2及び裏打板3のうちのいずれか一方又は両方を溶接により側面板12に固定してもよい。さらに、これに代えて、前面板2及び裏打板3のうちのいずれか一方又は両方をかしめ構造により側面板12に固定することも可能である。
つまり例えば、前面板2又は裏打板3を側面板12に溶接する場合、いわゆる電子ビーム溶接やレーザ溶接などを適用することができる。また、この他、スポット溶接などの電気溶接を適用することも可能である。スポット溶接を用いる場合には、図9に例示するように、前面板2(又は裏打板3)と側面板12との間の被溶接部分51に、超音波振動子1本体の周面に沿った方向に周回するリブ状の突起部12fを設けることで、スポット溶接時の通電を良好に行うことができる。なお、図9では、突起部12fを側面板12側に設けた態様を例示しているが、前面板2側(又は裏打板3側)に突起部12fを設けてもよい。
一方、かしめ構造を適用する場合には、図10に例示する構造を選択することが可能である。つまり、この図10に示すように、側面板12の一方又は他方の開口部分における周縁部12c(又は周縁部12d)に、側面板12本体の肉厚を他の部位よりも薄肉に形成した薄肉部分12gを設ける。さらに、前面板2(又は裏打板3)の挿入部を他の部位の直径よりも相対的に大径にした挿入部2g(又は挿入部3g)を設け、エッジ部2j(又はエッジ部3j)を含む段差部分2h(又は段差部分3h)を被かしめ部分として構成する。薄肉部分12gは、かしめ工程時に、図10に示すように、段差部分2h(3h)のエッジ部2j(3j)を巻き込むようにして、筒状の側面板12の内側(矢印S1方向)に向けて折り曲げられる(塑性変形させられる)。
また、かしめ工程時には、超音波振動を用いた加圧により薄肉部分12gを塑性変形させる超音波かしめを適用すること可能である。この超音波かしめによって、押圧力を細分化して効率良く薄肉部分12gに伝達できるので、高いかしめ強度を得ることができる。なお、かしめ構造としては、この他、いわゆるかしめリングを適用し、前面板2(又は裏打板3)と側面板12との間の被かしめ部分に挿入した当該かしめリングを塑性変形させて、かしめを行うことも可能である。
ここで、溶接による接合構造及びかしめによる接合構造のうちのいずれの構造を適用する場合でも、前述したように、前面板2、裏打板3から圧電素子8〜11に加わる挟持力を可変(前面板2と裏打板3との間の軸方向の離間距離を可変)させ、これに伴い変動する当該圧電素子からの出力をモニタ(静電容量を確認)しつつ、予め定めた出力値が圧電素子から得られたときに、前面板2(又は裏打板3)と側面板12とを、溶接又はかしめによって接合する。
また、上述した実施形態では、二つの電極板(端子板)どうしの間を導電層で接続する態様を例示したが、例えば圧電素子を六つ以上積層した圧電素子ユニットの適用により、電極板(端子板)の数がそれに伴い増加する場合には、短絡を阻止する絶縁層をそれぞれ配置した上で、各絶縁層の外側から三つ以上の電極板どうしの間を互いに接続するように導電層を配置してもよい。
本発明の実施形態に係る超音波振動子の分解斜視図。 図1の超音波振動子を部分的に断面で示す正面図。 図2の超音波振動子を分解しその一部を断面で示す正面図。 図1の超音波振動子が備える裏打板に設けられたリード線引出穴の構造を示す斜視図。 図1の超音波振動子に内蔵された圧電素子ユニット上の絶縁層及び導電層の配置関係を示す斜視図。 図5の圧電素子ユニット上の絶縁層及び導電層の配置関係を示す断面図。 図5の圧電素子ユニットを構成する圧電素子の構造を示す斜視図。 図6の圧電素子ユニットと構造の異なる他の圧電素子ユニットを示す断面図。 前面板又は裏打板を側面板に溶接する場合の接合構造を例示した断面図。 前面板又は裏打板を側面板にかしめる場合の接合構造を例示した断面図。
符号の説明
1…超音波振動子、2…前面板、2a,3a,2g,3g…挿入部、2b,3b…雄ねじ、2h,3h…段差部分、2j,3j…エッジ部、3…裏打板、8,9,10,11…圧電素子、12…側面板、12e…雌ねじ、12f…突起部、12g…薄肉部分、14,16,18…負極端子板、15,17…正極端子板、15a,15b…正極端子板の主面、15c…正極端子板の側面、16a,16b…負極端子板の主面、16c…負極端子板の側面、19a…正極側電極層、19b…負極側電極、28,58…圧電素子ユニット、31,32…絶縁層、33,34…導電層、35…リード線、37…リード線引出穴、51…被溶接部分。

Claims (8)

  1. 複数の圧電素子と複数の電極板とを交互に積層して一体化した圧電素子ユニットと、
    一方の極性の前記電極板における側面の少なくとも一部を覆う絶縁層と、
    前記一方の極性の電極板における各主面と前記圧電素子を介してそれぞれ隣り合う他方の極性の前記電極板どうしの間を前記絶縁層の外側から接続する導電層と、
    前記絶縁層及び前記導電層の形成された前記圧電素子ユニットの各端面を両側から挟持する一対の挟持部材と、
    前記一対の挟持部材と協働して前記圧電素子ユニットを包囲するカバー部材と、
    前記複数の電極板のうち、正極用の電極板どうしを接続する導電層に一端部が接続されていると共に、他端部が超音波振動子本体の外部に引き出されたリード線と、を具備し、
    前記複数の電極板のうち、負極用の電極板に接続された導電層は、前記超音波振動子本体と内部で接続されてボディアースがとられている、
    とを特徴とする超音波振動子。
  2. 前記絶縁層は、電気絶縁性を有するフィルム若しくは絶縁ペーストの固化物で構成されていることを特徴とする請求項1記載の超音波振動子。
  3. 前記導電層は、導電性を有するフィルム若しくは導電ペーストの固化物で構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の超音波振動子。
  4. 複数の圧電素子と複数の電極板とを交互に積層して一体化した圧電素子ユニットを形成する工程と、
    一方の極性の前記電極板における側面の少なくとも一部を覆う絶縁層を前記圧電素子ユニット上に形成する工程と、
    前記一方の極性の電極板における各主面と前記圧電素子を介してそれぞれ隣り合う他方の極性の前記電極板どうしの間を前記絶縁層の外側から接続する導電層を前記圧電素子ユニット上に形成する工程と、
    前記複数の電極板のうち、正極用の電極板どうしを接続する導電層にリード線の一端部を接続する工程と、
    記リード線が接続された前記圧電素子ユニットを両側から挟み込む位置に一対の挟持部材を配置しつつ前記一対の挟持部材と協働して前記圧電素子ユニットを包囲する位置にカバー部材を配置する部材配置工程と、
    前記部材配置工程にて配置された前記一対の挟持部材を通じて前記圧電素子ユニットが加圧される状態で、前記一対の挟持部材と前記カバー部材とを固定する部材固定工程と、を有し、
    前記部材配置工程は、前記リード線の他端部を超音波振動子本体の外部に引き出す工程を含み、
    前記部材固定工程では、前記複数の電極板のうち、負極用の電極板に接続された導電層が、前記超音波振動子本体と内部で接続されてボディアースがとられる、
    とを特徴とする超音波振動子の製造方法。
  5. 前記絶縁層を形成する工程では、電気絶縁性を有するフィルムの貼り付け、若しくは絶縁ペーストの塗布及び固化を行うことを特徴とする請求項4記載の超音波振動子の製造方法。
  6. 前記導電層を形成する工程では、導電性を有するフィルムの貼り付け、若しくは導電ペーストの塗布及び固化を行うことを特徴とする請求項4又は5記載の超音波振動子の製造方法。
  7. 前記部材固定工程では、前記一対の挟持部材と前記カバー部材との固定を、ねじ止め、かしめ、若しくは溶接によって行うことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の超音波振動子の製造方法。
  8. 前記部材固定工程では、前記一対の挟持部材から前記圧電素子ユニットに加わる挟持力を可変させ、これに伴い変動する前記圧電素子ユニット内の前記圧電素子からの出力をモニタしつつ、前記一対の挟持部材と前記カバー部材とを固定することを特徴とする請求項4ないし7のいずれか1項に記載の超音波振動子の製造方法。
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