JP2009071309A - 多重レベルメモリ装置及びその動作方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した電気的特性を有する多重レベルメモリ装置及びその動作方法を提供する。
【解決手段】この装置は、第1電極及び第2電極間に配置されるメモリ構造体(memory structure)を含み、メモリ構造体の抵抗レベルの分布密度は、抵抗レベルの最大値より抵抗レベルの最小値近辺でより高い分布密度を有するメモリ構造体を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、メモリ半導体装置に関し、さらに詳細には、多重レベルメモリ装置及びその動作方法に関する。
多重レベルメモリ装置は、結晶状態に応じて電気的抵抗の大きさが変わる、相変化膜を利用して情報を格納する。このとき、相変化膜の電気的抵抗は、結晶質状態(すなわち、セット状態)で低く、非晶質状態(すなわち、リセット状態)で高い。したがって、相変化膜の電気的抵抗を測定すれば、格納された情報に相当する相変化膜の結晶状態を判断することができる。
一方、相変化膜の結晶状態は、温度及び時間により制御できる。図1は、温度及び時間の経過による相変化膜の結晶状態の変化特性を示すグラフである。グラフにて、横軸は、時間Tを示し、縦軸は、相変化膜の温度TMPを示す。
図1に示すように、相変化膜を溶融温度(melting temperature)Tmより高い温度で第1時間(first duration)T1の間に加熱した後に冷却させれば、相変化膜は、非晶質状態(amorphous state)となる(1)。また、相変化膜を溶融温度Tmより低く結晶化温度(crystallization temperature)Tcより高い温度で第2時間(second duration)T2の間に加熱した後に冷却させれば、相変化膜は、結晶状態(crystalline state)となる(2)。このとき、第2時間T2は、第1時間T1より長い。
一方、メモリ半導体装置において求められるメモリ容量を増加させるために、最近、一つのメモリセルに複数のデータを格納する多重レベルセル(Multi Level Cell)技術が提案されている。多重レベルメモリ装置の場合、このような多重レベルセルを実現するために、相変化膜の結晶化される領域の体積を制御する方法が提案された。上述のように、相変化膜は、その結晶状態に応じて異なる抵抗レベルを有することから、この方法による相変化メモリセルの全体抵抗レベルは、相変化膜の非晶質及び結晶質領域の体積比率により決定される。したがって、要求された多重レベルセルの具現のためには、結晶状態が変わる領域の体積を区別可能に制御(discretely control)することが求められる。しかしながら、相変化膜の結晶化は、精密な空間的制御が難しいパラメータである、温度により支配されるため、結晶化される領域の体積に対する区別的制御は、技術的に達成し難い。
これに加えて、この方法による相変化メモリセルの抵抗レベルは、非晶質領域の抵抗レベルにより支配的に決定(dominantly determine)されるため、多重レベルセルを具現し難いさらに他の技術的問題を有する。具体的に説明すると、図2は、結晶化領域の体積と相変化メモリセルの抵抗レベルとの間の関係を説明するための図である。説明を簡潔にするために、相変化膜は、三個の区別される結晶化領域P1、P2、P3を有するものと仮定する。
図2に示すように、各結晶化領域P1、P2、P3の抵抗をそれぞれR1、R2及びR3とすると、各結晶化領域P1、P2、P3は、直列に接続された構造であるから、相変化膜の全体抵抗レベルRは、下記の式2に表されるように、R1、R2及びR3の和となる。
Figure 2009071309
一方、数値的な解析(numerical analysis)を例示的に示すために、各結晶化領域の抵抗は、セット状態(すなわち、結晶質状態)であるとき1kΩであり、リセット状態(すなわち、非晶質状態)であるとき、100kΩと仮定する。
Figure 2009071309
この場合、表1に表されているように、相変化膜全体の抵抗レベルRは、各結晶化領域P1、P2、P3の結晶状態に応じて、4個の区別されるデータ状態00、01、10、11を有することができ、各データ状態は、リセット状態にある結晶化領域の数により決定される。
しかしながら、最近の研究によれば、図3に示すように、リセット状態の抵抗レベルは、時間の経過によって変わることと報告されている(非特許文献1参照)。図4に示すように、このような抵抗のドリフト(drift)は、相変化メモリセルの抵抗レベル分布を変化させるために、データ状態を区別するために求められる抵抗レベルウィンドウ(resistance level window)が消えることができる。特に、結晶化領域が直列接続される構造では、時間経過による抵抗ドリフトの効果も、式1により与えられるために、データ状態の抵抗変化は、リセット状態の結晶化領域が多いほど増加する。
D.Ielmini et al.,IEEE Transactions on Electron Device,2007,vol.54,308〜315
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、安定した電気的特性を有する多重レベルメモリ装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、時間の経過による抵抗ドリフトの問題を解決できる多重レベルメモリ装置を提供することにある。
また、本発明のさらに他の目的は、時間の経過による抵抗ドリフトの問題を解決できる多重レベルメモリ装置の動作方法を提供することにある。
前記技術的課題を達成すべく、本発明のメモリ装置は、第1電極及び第2電極間に配置されるメモリ構造体(memory structure)を含み、前記メモリ構造体の抵抗レベルの分布密度は、その最大値よりその最小値近辺でより高い。
本発明の一側面によれば、前記メモリ装置は、複数の抵抗レベルを有し、かつ第1電極及び第2電極間に配置されるメモリ構造体を含む。このとき、最大値を除いた前記メモリ構造体のすべての抵抗レベルは、その最大値との差よりその最小値との差がより小さい。
本発明の一側面によれば、前記最大値を除いた前記メモリ構造体のすべての抵抗レベルは、所定の中間抵抗レベルより小さい。このとき、前記中間抵抗レベルは、(Rmax−Rmin)/30〜Rmax間の一つの値(Rmaxは、メモリ構造体の抵抗レベルの最大値、Rminは、メモリ構造体の抵抗レベルの最小値)でありうる。
本発明の一側面によれば、前記メモリ構造体は、複数の可変抵抗パターンを備えることができる。この場合、前記メモリ構造体の抵抗レベルは、低い抵抗レベル状態にある前記可変抵抗パターンの数により実質的に決定される。
本発明の一側面によれば、前記可変抵抗パターンは、前記第1及び第2電極間で並列に接続されることができる。また、前記メモリ構造体の抵抗レベルRは、下記の式3により与えられることができる。
Figure 2009071309
(Riは、可変抵抗パターンの抵抗、nは、前記メモリ構造体を構成する可変抵抗パターンの数)
本発明の一側面によれば、前記可変抵抗パターンは、温度に依存する抵抗レベル特性を有する物質から形成されうる。また、前記可変抵抗パターンの抵抗レベルを変更するために求められる書き込み動作条件は、前記各可変抵抗パターンごとに、互いに異なりうる。
本発明の一側面によれば、前記可変抵抗パターンは、アンチモン(antimony、Sb)、テルル(tellurium、Te)及びセレニウム(selenium、Se)のうち、少なくとも一つを含むカルコゲニド化合物のうちの何れか一つを含むことができ、前記各々の可変抵抗パターンのアンチモン−テルル−セレニウムの組成比は、互いに異なりうる。
前記技術的課題を達成すべく、本発明の多重レベルメモリ装置は、第1電極、前記第1電極上に配置される第2電極、及び前記第1電極及び前記第2電極間に配置されたメモリパターンを備え、前記メモリパターンは、前記第1及び第2電極を並列に接続する複数の可変抵抗パターンを含む。このとき、前記可変抵抗パターンは、互いに異なる結晶化温度を有することができる。また、前記可変抵抗パターンは、上述した並列的な接続のために、空間的に互いに分離されて、前記第1電極及び第2電極に独立的に接続する。
本発明の一実施の形態によれば、前記可変抵抗パターンは、互いに異なる物質から形成されうる。例えば、前記可変抵抗パターンは、アンチモン(antimony、Sb)、テルル(tellurium、Te)及びセレニウム(selenium、Se)のうち、少なくとも一つを含むカルコゲニド化合物のうちの何れか一つを含むことができ、この場合、前記可変抵抗パターンは、アンチモン−テルル−セレニウムの組成比が互いに異なりうる。
本発明の他の形態によれば、前記可変抵抗パターンは、前記第1電極又は前記第2電極と接触する接触面積が互いに異なりうる。このために、前記可変抵抗パターンは、互いに異なる厚さ又は互いに異なる断面積を有するように形成されうる。
一方、前記第1電極の下には、基板がさらに配置されうる。この場合、前記可変抵抗パターンは、前記基板の上部面から互いに異なる高さに配置されることができ、前記可変抵抗パターンのうち、少なくとも一つは、前記第1電極及び前記第2電極の側壁に接触するように形成される。また、この形態によれば、前記第1電極及び前記第2電極は、同じ物質から形成されうる。
本発明のさらに他の形態によれば、前記第1電極及び前記第2電極は、互いに異なる高さに形成され、前記可変抵抗パターンは、前記第1電極の上部面と前記第2電極の下部面とを並列に接続するように配置されうる。この場合、前記第1電極及び前記第2電極は、互いに異なる物質から形成されうる。
本発明の一形態によれば、前記第1電極の下は、ワードラインがさらに配置され、前記ワードラインと前記第1電極との間には、ダイオードがさらに配置され、前記ワードラインを横切る方向には、前記第2電極に接続するビットラインがさらに配置されうる。
本発明の他の形態によれば、ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を備え、かつ前記第1電極下に配置される選択トランジスタ、前記選択トランジスタのドレイン電極と前記第1電極とを接続するプラグ、及び前記第2電極に接続するビットラインをさらに含むことができる。このとき、前記選択トランジスタのゲート電極は、前記ビットラインを横切る方向に配置されるワードラインに接続されうる。
前記他の技術的課題を達成すべく、本発明の多重レベルメモリ装置の動作方法は、メモリ構造体の抵抗レベルを変更する書き込みステップを含み、前記書き込みステップを介して変更される前記メモリ構造体の抵抗レベルの分布密度は、その最大値よりその最小値近辺でより高い。
本発明の一側面によれば、前記書き込みステップは、最大値を除いたメモリ構造体のすべての抵抗レベルをその最大値との差よりその最小値との差がより小さな大きさに変更できる。また、前記書き込みステップは、一回の過程により、前記メモリ構造体の抵抗レベルを意図的一つの抵抗レベルに変更できる。
本発明の一側面によれば、前記最大値を除いた前記メモリ構造体のすべての抵抗レベルは、所定の中間抵抗レベルより小さく、前記中間抵抗レベルは、(Rmax−Rmin)/30〜Rmax間の一つの値でありうる(このとき、Rmaxは、メモリ構造体の抵抗レベルの最大値、Rminは、メモリ構造体の抵抗レベルの最小値)。
本発明の一側面によれば、前記メモリ構造体は、複数の可変抵抗パターンを備え、前記メモリ構造体の抵抗レベルは、低い抵抗レベル状態にある可変抵抗パターンの数に実質的に反比例することができる。また、前記可変抵抗パターンの抵抗レベルを変更するために求められる書き込み動作条件は、前記各可変抵抗パターンごとに、互いに異なりえ、前記書き込みステップは、前記各可変抵抗パターンごとに互いに異なる書き込み動作条件を利用して、前記可変抵抗パターンの抵抗レベルを選択的に変更するステップを含むことができる。
前記他の技術的課題を達成すべく、本発明は、可変抵抗パターンの互いに異なる結晶化温度を利用する多重レベルメモリ装置の動作方法を提供する。この方法は、可変抵抗パターンの互いに異なる結晶化温度を利用して、二電極間に並列に接続する前記可変抵抗パターンの結晶状態を選択的に制御するステップを含む。
例えば、前記可変抵抗パターンのすべてを結晶化させるステップは、前記可変抵抗パターンのすべてをそれらの溶融点以上の温度に加熱するステップ、及び前記溶融点以上に加熱した可変抵抗パターンのすべてを、各々の結晶化温度以上の温度条件及び各々の結晶化時間以上の時間条件で冷却するステップを含むことができる。
また、前記可変抵抗パターンのすべてを非晶質化させるステップは、前記可変抵抗パターンのすべてをそれらの溶融点以上の温度に加熱するステップ、及び前記溶融点以上に加熱した可変抵抗パターンのすべてを、各々の結晶化温度以下の温度条件及び各々の結晶化時間より短い時間条件で冷却するステップを含むことができる。
一方、本発明による多重レベルメモリ装置の動作方法は、所定の可変抵抗パターンより低い結晶化温度を有する可変抵抗パターンを選択的に結晶化させるステップを含むことができる。このような選択的結晶化ステップは、前記可変抵抗パターンのすべてをそれらの溶融点以上の温度に加熱するステップと、前記加熱した可変抵抗パターンを前記選択された可変抵抗パターンの結晶化温度より高い温度条件に冷却させるステップと、前記選択された可変抵抗パターンの結晶化温度以上の温度条件及び結晶化時間以上の時間条件を維持するステップを含むことができる。このとき、前記加熱した可変抵抗パターンを前記選択された可変抵抗パターンの結晶化温度より高い温度条件に冷却させるステップは、前記選択された可変抵抗パターンより高い結晶化温度を有する可変抵抗パターンの結晶化時間より短い時間内に、前記加熱した可変抵抗パターンを、前記選択された可変抵抗パターンより高い結晶化温度を有する可変抵抗パターンの結晶化温度より低い温度に、冷却するステップを含むことができる。
本発明によれば、二電極を並列に接続する可変抵抗パターンが配置される。可変抵抗パターンのこのような並列的配置により、これらを備えるメモリセルの抵抗レベルは、抵抗ドリフトの問題を持たない、可変抵抗パターンのセット抵抗により決定される。これにより、時間の経過による抵抗ドリフトの問題は、本発明による多重レベルメモリ装置では発生しなく、その結果、安定した電気的特性を有する多重レベルセルを具現することができる。これに加えて、本発明によれば、初期状態に関係なく、一回の熱的過程により多重レベルメモリセルを所望のデータ状態にすることができる。
以上の本発明の目的、他の目的、特徴及び利点は、添付された図面と関連した以下の好ましい実施の形態にて容易に理解されうるであろう。しかしながら、本発明は、ここで説明される実施の形態に限定されず、他の形態に具体化されることもできる。むしろ、ここで紹介される実施の形態は、開示された内容が徹底的、かつ完全になるように、そして当業者に本発明の思想を十分に伝達するために提供されるものである。
本明細書において、ある膜が他の膜又は基板上にあると言及される場合に、それは、他の膜又は基板上に直接形成されることができるか、又はそれらの間に第3の膜が介在されうるということも意味する。また、図面において、膜及び領域の厚さは、技術的内容の効果的な説明のために誇張されたものである。また、本明細書の多様な実施の形態において第1、第2、第3などの用語が多様な領域、膜などを記述するために使用されたが、これらの領域、膜がこのような用語によって限定されてはならない。これらの用語は、但しある所定領域又は膜を他の領域又は膜と区別させるために使用されたものである。したがって、ある一実施の形態において第1膜質として言及された膜質が他の実施の形態では、第2膜質と言及されうる。ここに説明され例示される各実施の形態は、それの相補的な実施の形態も含む。
図5は、本発明による多重レベルメモリ装置の単位セルを説明するための回路図である。
図5に示すように、本発明による多重レベルメモリ装置の単位セル100は、第1電極11及び第2電極12、及びこれらの間に介在されてメモリ構造体を構成する複数のメモリ要素M1〜Mnを含む。メモリ要素M1〜Mnのそれぞれは、温度条件を介してその結晶状態を変化させることができる可変抵抗パターンを含む。このとき、メモリ要素M1〜Mnのそれぞれの可変抵抗パターンは、アンチモン(antimony、Sb)、テルル(tellurium、Te)及びセレニウム(selenium、Se)のうち、少なくとも一つを含むカルコゲニド化合物のうちの何れか一つから形成されうる。
カルコゲニド化合物を含む多重レベルメモリ装置は、本発明の技術的思想が適用されうる少なくとも一つの技術分野である。しかしながら、本発明の技術的思想は、このような技術分野に限定的に適用されず、多重レベルセルのための他の多様なメモリ装置に適用されうる。
本発明によれば、メモリ要素M1〜Mnは、第1及び第2電極11、12を並列に接続するように構成される。この場合、メモリ構造体の抵抗レベルRは、下記式4のように表すことができる。
Figure 2009071309
このとき、Riは、i番目のメモリ要素Miの抵抗を表す。例示的な説明のために、単位セル100は、三個のメモリ要素M1、M2、M3を有し、各メモリ要素の抵抗は、セット状態(すなわち、結晶質状態)であるとき1kΩであり、リセット状態(すなわち、非晶質状態)であるとき100kΩであると仮定する。この場合、メモリ要素全体の抵抗レベルRは、下記の表2に表したとおりである。
Figure 2009071309
表2から分かるように、メモリ要素M1〜Mnが電極間に並列に接続される場合、メモリ構造体の抵抗レベルRは、セット状態にあるメモリ要素の個数により支配的に決定(dominantly determine)される。すなわち、全体メモリ要素の抵抗レベルは、低い抵抗レベル状態(すなわち、セット状態)にあるメモリ要素の個数により実質的に決定される。具体的に説明すると、メモリ構造体の抵抗レベルは、低い抵抗レベル状態(すなわち、セット状態)にあるメモリ要素の個数に実質的に反比例する。
本発明の他の側面(aspect)によれば、メモリ構造体の抵抗レベルは、その最大値33.33kΩを除くと、その最小値R00の周辺に分布すると言える。具体的に説明すると、表2にて00、01及び10のデータ状態の抵抗レベル0.33kΩ、0.50kΩ、0.98kΩは、全体抵抗レベルの最大値(すなわち、11のデータ状態の抵抗レベル33.33kΩ)との差よりその最小値(すなわち、00のデータ状態の抵抗レベル0.33kΩ)との差が小さい。このとき、このような最大値と最小値に対する大きさ差に関する抵抗特性がメモリ要素の個数に関係ないということは、表2にて例示的に表された算術的関係(arithmetic relation)から明らかである。また、表2から、最大値33.33kΩを除いたメモリ構造体の抵抗レベルは、所定の中間抵抗レベルより常に小さいということが分かる。表2によれば、中間抵抗レベルは、略1kΩでありうる。しかしながら、本発明の変形された実施の形態によれば、このような中間抵抗レベルは、(Rmax−Rmin)/30と最大値(例えば、33.33kΩ)との間の何れか一つの大きさでありうる(Rmaxは、メモリ構造体の抵抗レベルの最大値、Rminは、メモリ構造体の抵抗レベルの最小値)。
このような点で、(時間の経過によるリセット抵抗のドリフト及びこれによるデータ間の抵抗ウィンドウ減少のような)図3を参照して説明された従来の問題は、本発明が提案する並列に接続したメモリ要素を備える多重レベルメモリ装置では起きない。
一方、メモリ要素M1〜Mnが第1及び第2電極11、12間に並列に接続される場合、単位セルのデータ状態を区別できるためには、可変抵抗パターンの結晶状態を選択的に変更できる方法が求められる。図6は、このための本発明の一実施の形態を説明するための回路図である。
図6に示すように、メモリ要素M1〜Mnのそれぞれの可変抵抗パターンは、互いに異なる結晶化温度Tx1,Tx2,〜,Txnを有する物質から形成されうる。例えば、メモリ要素M1〜Mnは、互いに異なる種類の相変化物質を含むことができる。具体的に説明すると、メモリ要素M1〜Mnのそれぞれの可変抵抗パターンは、上述したカルコゲニド化合物のうちの何れか一つから形成され、アンチモン−テルル−セレニウムの組成比は、互いに異なりうる。
図7A〜図7Dは、本発明による多重レベルメモリ装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。例示的な説明のために、単位セル100は、三個のメモリ要素M1、M2、M3を有し、メモリ要素各々の可変抵抗パターンの結晶化温度は、それぞれTx1、Tx2(<Tx1)、Tx3(<Tx2)とする。このとき、図7A〜図7Dは、それぞれ表2の(11)、(10)、(01)及び(00)のデータ状態を具現するためのタイミング図である。
図7Aに示すように、すべての可変抵抗パターンを溶融点以上の温度に加熱した後、急速冷却(rapid quench)させる。このとき、冷却ステップは、可変抵抗パターンの結晶化時間の最小値より短い時間内に、可変抵抗パターンをTx3以下の温度に冷却するステップを含む(このとき、結晶化時間は、該当可変抵抗パターンの結晶化のために求められる、結晶化温度以上の温度条件の持続時間である)。この場合、すべての可変抵抗パターンは、非晶質状態になり、そのメモリセルは、(11)のデータ状態を有するようになる。
図7Bに示すように、すべての可変抵抗パターンを溶融点以上の温度に加熱した後、Tx3とTx2との間の温度に急速冷却させる。次に、メモリ要素M3の結晶化のために求められる結晶化時間より長いt3の時間の間に、Tx3より高い温度条件を維持する。この場合、メモリ要素M1及びM2は、非晶質状態となり、メモリ要素M3は、結晶質状態となる。このような熱的過程を経たメモリセルは、(10)のデータ状態を有するようになる。
図7Cに示すように、すべての可変抵抗パターンを溶融点以上の温度に加熱した後、Tx2とTx1との間の温度に急速冷却させる。この場合、メモリ要素M1は、非晶質状態となる。次に、Tx2より高い温度条件を、(メモリ要素M2の結晶化のために求められる結晶化時間より長い)t2の時間の間に、維持した後、Tx3とTx2との間の温度に冷却させる。この場合、メモリ要素M2は、結晶質状態となる。次に、t3の時間の間に、Tx3より高い温度条件を維持した後、Tx3以下の温度に冷却させる。この場合、メモリ要素M3は、結晶質状態となる。このような熱的過程を経たメモリセルは、(01)のデータ状態を有するようになる。
図7Dに示すように、すべての可変抵抗パターンを溶融点以上の温度に加熱した後、Tx2とTx1との間の温度にゆっくり冷却させる。このステップは、(メモリ要素M1の結晶化のために求められる結晶化時間より長い)t1の時間の間に、Tx1課溶融点Tmとの間の温度条件で、可変抵抗パターンを冷却するステップを含むことができる。この場合、メモリ要素M1は、結晶質状態となる。メモリ要素M2及びM3を結晶化させるステップは、先に図7Cを参照して説明したものと同様なので省略する。このような熱的過程を経たメモリセルは、(00)データ状態を有するようになる。
一方、上述した熱的過程での冷却条件(例えば、時間の経過による温度の変化率等)は、多様に変形されて実施できる。また、本発明は、カルコゲニド化合物からなる可変抵抗パターンを備える場合に限定されず、したがって、結晶化温度の差を作るための方法も、物質の種類又は組成を利用する方法に限定されない。すなわち、可変抵抗パターンの結晶化温度の差を利用して、並列に接続した可変抵抗パターンの結晶状態を選択的に変更できるというこの実施の形態の技術的思想は、図7A〜図7Dを参照して説明された実施の形態に限定されず、多様に変形できる。また、本発明によれば、多重レベルメモリセルは、初期状態に関係なく、一回の熱的過程により所望のデータ状態になることができる。
本発明の一側面によれば、メモリ構造体の抵抗レベルを変更する書き込みステップは、最大値を除いたメモリ構造体のすべての抵抗レベルをその最大値との差よりその最小値との差がより小さな大きさに変更する。具体的に説明すると、最大値を除いたメモリ構造体のすべての抵抗レベルは、所定の中間抵抗レベルより小さい。このとき、中間抵抗レベルは、(Rmax−Rmin)/30〜Rmax間の一つの値でありうる(Rmax=メモリ構造体の抵抗レベルの最大値、Rmin=メモリ構造体の抵抗レベルの最小値)。
また、メモリ構造体は、上述したように複数の可変抵抗パターンを備えることがきる。この場合、書き込みステップを介して変更されるメモリ構造体の抵抗レベルは、低い抵抗レベル状態にある可変抵抗パターンの数に実質的に反比例する。
本発明によれば、書き込みステップは、一回の過程により、メモリ構造体の抵抗レベルを意図した一つの抵抗レベルに変更する。このために、可変抵抗パターンの抵抗レベルを変更するために求められる書き込み動作条件は、各可変抵抗パターンごとに、互いに異なりえ、書き込みステップは、各可変抵抗パターンごとに互いに異なる書き込み動作条件を利用して、可変抵抗パターンの抵抗レベルを選択的に変更するステップを含むことができる。
図8A及び図8Bは、本発明の実施の形態による多重レベルメモリ装置を説明するための図である。説明を簡潔にするために、二つの実施の形態で重複する内容についての説明は省略する。
図8Aに示すように、基板10上に下部導電パターン41及び下部導電パターン41に接続する第1電極11が配置される。第1電極11の上部には、上部導電パターン42及び上部導電パターン42に接続する第2電極12が配置される。一実施の形態によれば、第1電極11及び第2電極12は、それら主面(main planes)が対向し、基板10の上部面に垂直に形成される(このとき、第1電極11及び第2電極12の主面は、これらの最も広い表面を意味する)。このために、第1及び第2電極11、12は、それぞれ下部導電パターン41の上部面及び上部導電パターン42の下部面に接続できる。
第1電極11及び第2電極12間には、順に積層された可変抵抗パターン21、22、23が配置され、可変抵抗パターン21、22、23間には、分離膜パターン31、32が配置される。すなわち、可変抵抗パターン21、22、23は、基板10から互いに異なる高さに形成される。この実施の形態によれば、可変抵抗パターン21、22、23の側壁は、第1及び第2電極11、12の主面と接触するように形成される。結果的に、可変抵抗パターン21、22、23は、第1及び第2電極11、12を並列に接続する。
可変抵抗パターン21、22、23は、上述したカルコゲニド化合物のうちの何れか一つから形成されうる。一実施の形態によれば、カルコゲニド化合物は、約20原子パーセント〜80原子パーセントの濃度を有するテルル(Te)、約5原子パーセント〜50原子パーセントの濃度を有するアンチモン(Sb)及びその残りの原子パーセントの濃度を有するゲルマニウム(Ge)でありうる。本発明によれば、可変抵抗パターン21、22、23は、互いに異なる種類の相変化物質を含むことができる。例えば、可変抵抗パターン21、22、23のそれぞれは、互いに異なるアンチモン−テルル−セレニウムの組成比を有する物質から形成されうる。
図8Bに示すように、この実施の形態によれば、可変抵抗パターン21、22、23は、基板10から実質的に同じ距離にて、第1及び第2電極11、12を並列に接続する。このために、第1電極11及び第2電極12は、それらの主面が基板10の上部面に平行するように形成されうる。前の実施の形態と同様に、可変抵抗パターン21、22、23は、種類の異なる相変化物質又は互いに異なるアンチモン−テルル−セレニウムの組成比を有するカルコゲニド化合物から形成されうる。
図9A、図10A、図11A、図12Aは、本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図であり、図9B、図10B、図11B、図12Bは、本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。具体的に説明すると、図9B、図10B、図11B、図12Bは、それぞれ、図9A、図10A、図11A、図12Aの点線I−I´及びII−II´に沿う断面を示す。
図9A及び図9Bに示すように、基板200上に下部導電パターン210を形成した後、その結果物上に複数の可変抵抗膜222、224、226及びこれらの間に介在された分離膜223、225を備えるメモリ膜220を形成する。
可変抵抗膜222、224、226は、互いに異なる結晶化温度を有する物質から形成されうる。このために、可変抵抗膜222、224、226は、互いに異なる種類の相変化物質から形成されうる。例えば、可変抵抗膜222、224、226は、約20原子パーセント〜80原子パーセントの濃度を有するテルル(Te)、約5原子パーセント〜50原子パーセントの濃度を有するアンチモン(Sb)及びその残り原子パーセントの濃度を有するゲルマニウム(Ge)を含むカルコゲニド化合物のうちの何れか一つから形成され、その各々のアンチモン−テルル−セレニウムの組成比は、互いに異なりうる。可変抵抗膜222、224、226は、化学的蒸着技術又は物理的蒸着技術のうちの何れか一つを使用して形成されることができて、可変抵抗膜222、224、226の厚さは、互いに異なりうる。
分離膜223、225は、絶縁性物質(シリコン酸化物、シリコン窒化物、シリコン酸化窒化物のような)の中から選択された少なくとも一つでありうる。本発明によれば、メモリ膜220は、最上層の可変抵抗膜226上に形成されるキャッピング膜227又は最下層の可変抵抗膜222下に形成される下部分離膜221をさらに含むことができる。キャッピング膜227は、シリコン酸化膜及びシリコン窒化膜のうち、少なくとも一つで形成されることができて、その厚さは、略100オングストローム〜5000オングストロームでありうる。下部分離膜221は、下部導電パターン210と最下層の可変抵抗膜222とを電気的に分離させ、略50オングストローム〜500オングストロームの厚さに形成されうる。
下部導電パターン210は、基板200上に2次元的に配列されるプラグでありうる。一実施の形態によれば、下部導電パターン210を形成する前に、基板200上に一方向に沿って配列されるワードライン205を形成するステップをさらに含むことができる。下部導電パターン210は、下部層間絶縁膜215を貫通して、その下部のワードライン205に接続される。このとき、下部導電パターン210とワードライン205との間には、図18Aに示すように、ダイオードがさらに形成されうる。
本発明の変形された実施の形態によれば、下部導電パターン210は、図18Bに示すように、選択トランジスタのドレイン電極に接続でき、選択トランジスタのゲート電極は、ワードラインに接続されうる。
図10A及び図10Bに示すように、メモリ膜220をパターニングして、順に積層された可変抵抗パターン232、234、236及びこれらの間に介在される分離膜パターン233、235を備えるメモリパターン230を形成する。
本発明によれば、メモリパターン230は、一方向に沿って平行に形成されうる。例えば、メモリパターン230は、図示のように、ワードライン205に平行に形成されうる。しかしながら、他の実施の形態によれば、メモリパターン230は、ワードライン205を横切る方向に形成されうる。また、メモリパターン230は、その中心が下部導電パターン210の中心から横の方にシフトされる位置(laterally shifted position)に置かれるように形成されうる。この実施の形態によれば、示すように、メモリパターン230は、下部導電パターン210の上部面の一部を露出させる。
次に、メモリパターン230の両側壁に導電性スペーサ240(又は第1及び第2電極パターン)を形成する。導電性スペーサ240を形成するステップは、メモリパターン230の形成された結果物上に、電極膜をコンフォーマルに形成した後、メモリパターン230の上部面が露出するまで、これを異方性エッチングするステップを含む。
本発明によれば、導電性スペーサ240は、金属元素を含む窒化物、金属元素を含む酸化窒化物、炭素(carbon、C)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、アルミニウムチタン(TiAl)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、アルミニウム−銅(Al−Cu)、アルミニウム−銅−シリコン(Al−Cu−Si)、銅(Cu)、タングステン(W)、タングステンチタン(TiW)及びタングステンシリサイド(WSix)の中から選択された少なくとも一つの物質から形成されうる。このとき、金属元素を含む窒化物は、TiN、TaN、WN、MoN、NbN、TiSiN、TiAlN、TiBN、ZrSiN、WSiN、WBN、ZrAlN、MoSiN、MoAlN、TaSiN及びTaAlNを含み、金属元素を含む酸化窒化物は、TiON、TiAlON、WON、TaONを含むことができる。
これに加えて、メモリパターン230は、キャッピング膜227及び下部分離膜221がパターニングされた結果物である、キャッピングパターン237及び下部分離膜パターン231をさらに含むことができる。この実施の形態は、3個の可変抵抗パターンを例示的に説明したが、可変抵抗パターン及び分離膜パターンの個数は、必要によって変わることができる。
図11A及び図11Bに示すように、導電性スペーサ240の形成された結果物上にメモリパターン230及び導電性スペーサ240を横切るマスクパターン260を形成する。マスクパターン260をエッチングマスクとして使用して、導電性スペーサ240をエッチングすることによって、メモリパターン230の両側壁に第1電極251及び第2電極252を形成する。
マスクパターン260は、写真工程を介して形成されるフォトレジストパターンでありうる。一方、導電性スペーサ240は、高さに比べて幅が狭いため、これを異方性エッチングの方法で導電性スペーサ240をエッチングする場合、その下部に配置された構造物(例えば、下部導電パターン210)は、エッチング損傷を受けることができる。したがって、導電性スペーサ240をエッチングするステップは、等方性エッチングの方法で実施されることが好ましい。この場合、第1及び第2電極251、252は、図示のように、マスクパターン240より小さな幅を有することができる。
第1電極251は、メモリパターン230の一側壁に配置され、第2電極252は、メモリパターン230の他側壁に配置される。また、第1電極251のそれぞれ及び第2電極252のそれぞれは、上述したエッチング工程の結果として、互いに分離されて基板200上に2次元的に配列される。一方、このような実施の形態によれば、第1電極251及び第2電極252は、同じ導電性スペーサ240をエッチングした結果物であるから、それらの物質種類及び幅のような構造的特徴は、同一でありうる。
本発明の変形された実施の形態によれば、電極膜を異方性エッチングするステップとマスクパターン260を使用するエッチングステップの順序は変わりうる。具体的に説明すると、この実施の形態によれば、メモリパターン230の形成された結果物をコンフォーマルに覆う電極膜を形成した後、その結果物上にメモリパターン230を横切るマスクパターン260を形成できる。次に、マスクパターン260をエッチングマスクとして使用して電極膜を異方性又は等方性エッチングすることによって、メモリパターン230を横切る電極パターンを形成できる。以後、マスクパターンを除去した後、メモリパターン230の上部面が露出するまで電極パターンを異方性エッチングすることによって、第1及び第2電極251、252を形成する。
図12A及び図12Bに示すように、第1及び第2電極251、252の形成された結果物上に上部層間絶縁膜272を形成した後、これをパターニングして第2電極252を露出させるコンタクト孔275を形成する。以後、コンタクト孔275を満たすコンタクトプラグ280及びコンタクトプラグ280を接続するビットライン290を形成する。
コンタクト孔275を形成するステップは、第2電極252が露出するまで上部層間絶縁膜272を異方性エッチングするステップを含む。このとき、キャッピングパターン237は、可変抵抗パターン236がコンタクト孔275により露出する問題を予防するために、上部層間絶縁膜272に対してエッチング選択性を有する物質から形成する。これに加えて、本発明の他の実施の形態によれば、上部層間絶縁膜272を形成する前に、図示のように、第1及び第2電極251、252の形成された結果物をコンフォーマルに覆うエッチング停止膜271をさらに形成できる。エッチング停止膜271は、上部層間絶縁膜272に対してエッチング選択性を有する物質(例えば、シリコン窒化膜)から形成されうる。
図13A、図14A、図15A、図16A、図17Aは、本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図であり、図13B、図14B、図15B、図16B、図17Bは、本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。具体的に説明すると、図13B、図14B、図15B、図16B、図17Bは、それぞれ、図13A、図14A、図15A、図16A、図17Aの点線III−III´及びIV−IV´に沿う断面を示す。
図13A及び図13Bに示すように、基板300上に活性領域ACTを限定する素子分離膜パターン305を形成した後、活性領域ACTを横切るゲートパターン310を形成する。ゲートパターン310の両側の活性領域ACTに、トランジスタのソース/ドレイン電極として使用される、不純物領域315を形成する。
一実施の形態によれば、二つのゲートパターン310が一つの活性領域ACTの上部を横切る。これにより、一つの活性領域ACTには、ゲートパターン310間に形成されて共通ソース電極として使用される一つの不純物領域315及びゲートパターン310の外側に形成されてドレイン電極として使用される二つの不純物領域315が形成される。
以後、ゲートパターン310を覆う層間絶縁膜320を形成し、層間絶縁膜320を貫通して不純物領域315に接続するコンタクトプラグ325を形成する。次に、コンタクトプラグ325に接続するコンタクトパッド330及びソースライン335を形成する。コンタクトパッド330は、ドレイン電極として使用される不純物領域の各々の上部に形成され、ソースライン335は、共通ソース電極として使用される不純物領域を接続するように形成される。
図14A及び図14Bに示すように、コンタクトパッド330及びソースライン335間を満たす絶縁膜を形成した後、その結果物上に第1鋳型パターン340を形成する。第1鋳型パターン340は、ソースライン335上にて活性領域ACTを横切るように配置されて、コンタクトパッド330の上部面の一部を露出させる。次に、第1鋳型パターン340の両側壁にスペーサ導電パターン345を形成する。
スペーサ導電パターン345を形成するステップは、第1鋳型パターン340の形成された結果物上にスペーサ導電膜を形成した後、第1鋳型パターン340の上部面が露出するまで、スペーサ導電膜を異方性エッチングするステップを含むことができる。スペーサ導電パターン345は、金属元素を含む窒化物、金属元素を含む酸化窒化物、炭素(carbon、C)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、アルミニウムチタン(TiAl)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、アルミニウム−銅(Al−Cu)、アルミニウム−銅−シリコン(Al−Cu−Si)、銅(Cu)、タングステン(W)、タングステンチタン(TiW)及びタングステンシリサイド(WSix)の中から選択された少なくとも一つの物質から形成されうる。このとき、金属元素を含む窒化物は、TiN、TaN、WN、MoN、NbN、TiSiN、TiAlN、TiBN、ZrSiN、WSiN、WBN、ZrAlN、MoSiN、MoAlN、TaSiN及びTaAlNを含み、金属元素を含む酸化窒化物は、TiON、TiAlON、WON、TaONを含むことができる。一方、第1鋳型パターン340は、シリコン窒化膜又はシリコン酸化窒化膜のような絶縁性物質から形成されうる。
図15A及び図15Bに示すように、スペーサ導電パターン345をパターニングして、第1鋳型パターン340の側壁に配置される第1電極347を形成する。
このステップは、コンタクトパッド330上にて第1鋳型パターン340を横切るマスクパターンを形成した後、これをエッチングマスクとして使用してスペーサ導電パターン345をエッチングするステップを含むことができる。これにより、第1電極347は、コンタクトパッド330のそれぞれの上部に形成される。スペーサ導電パターン345をエッチングするステップは、ウェット又はドライエッチングの方法で実施されうる。
図16A及び図16Bに示すように、第1鋳型パターン340及び第1電極347上に第2鋳型パターン350を形成する。この実施の形態によれば、第2鋳型パターン350は、第1鋳型パターン340及びソースライン335を横切る方向で第1電極347間の領域を覆うように形成される。これにより、第1電極347の上部面は、第2鋳型パターン350により露出する。また、第2鋳型パターン350は、シリコン窒化膜又はシリコン酸化窒化膜のような絶縁性物質から形成されることができ、その厚さは、略200〜500オングストロームでありうる。
次に、第2鋳型パターン350の両側壁に、複数の可変抵抗パターン362、364、366及びこれらの間に介在された分離膜パターン363、365を含むメモリパターン360を形成する。結果的に、メモリパターン360は、第2鋳型パターン350の両側に露出した第1電極347の上部面に接続される。
可変抵抗パターン362、364、366及び分離膜パターン363、365は、薄膜の蒸着及び異方性エッチングのステップを含む通常的なスペーサ形成工程を繰り返し的に実施することによって形成されうる。この実施の形態は、3個の可変抵抗パターンを例示的に説明したが、可変抵抗パターン362、364、366及び分離膜パターン363、365の個数は、必要によって変わることができる。一方、可変抵抗パターンを形成する前に、第2鋳型パターン350の側壁に鋳型スペーサ361をさらに形成することができる。
この実施の形態によれば、可変抵抗パターン362、364、366は、互いに異なる結晶化温度を有する物質から形成されうる。例えば、可変抵抗パターン362、364、366は、互いに異なる種類の相変化物質から形成されうる。さらに具体的に説明すると、可変抵抗パターン362、364、366は、約20原子パーセント〜80原子パーセントの濃度を有するテルル(Te)、約5原子パーセント〜50原子パーセントの濃度を有するアンチモン(Sb)及びその残りの原子パーセントの濃度を有するゲルマニウム(Ge)を含むカルコゲニド化合物のうちの何れか一つから形成され、その各々のアンチモン−テルル−セレニウムの組成比は、互いに異なりうる。
これに加えて、可変抵抗パターン362、364、366の幅は、互いに異なりうる。すなわち、基板300に平行した平面と交差する可変抵抗パターン362、364、366の断面積は、互いに異なりうる。
図17A及び図17Bに示すように、メモリパターン360上に、第2電極370を形成する。第2電極370は、順に積層された上部電極パターン371及び金属パターン372を含むことができる。この実施の形態によれば、第2電極370は、メモリセルを選択するためのビットラインとして使用されることができる。このために、第2電極370は、ワードラインとして使用されるゲートパターン310を横切る方向に形成されうる。
上部電極パターン371は、金属元素を含む窒化物、金属元素を含む酸化窒化物、炭素(carbon、C)、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、アルミニウムチタン(TiAl)、ジルコニウム(Zr)、ハフニウム(Hf)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、アルミニウム−銅(Al−Cu)、アルミニウム−銅−シリコン(Al−Cu−Si)、銅(Cu)、タングステン(W)、タングステンチタン(TiW)及びタングステンシリサイド(WSix)の中から選択された少なくとも一つの物質から形成されうる。このとき、金属元素を含む窒化物は、TiN、TaN、WN、MoN、NbN、TiSiN、TiAlN、TiBN、ZrSiN、WSiN、WBN、ZrAlN、MoSiN、MoAlN、TaSiN及びTaAlNを含み、金属元素を含む酸化窒化物は、TiON、TiAlON、WON、TaONを含むことができる。また、金属パターン372は、アルミニウム、銅及びタングステンなどのような金属性物質から形成されうる。
上述した実施の形態によれば、可変抵抗パターン362、364、366は、第1及び第2電極347、370を並列に接続し、先の図9〜図12を参照して説明された実施の形態とは異なり、基板300の上部面から実質的に同じ距離に形成される。
温度及び時間の経過による相変化膜の結晶状態の変化特性を示すグラフである。 結晶化領域の体積と相変化メモリセルの抵抗レベルとの間の関係を説明するための図である。 時間の経過による抵抗レベルのドリフト現象を説明するためのグラフである。 抵抗のドリフトによる相変化メモリセルの抵抗レベル分布の変化を説明するためのグラフである。 本発明による多重レベルメモリ装置の単位セルを説明するための回路図である。 本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の単位セルを説明するための回路図である。 本発明による多重レベルメモリ装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。 本発明による多重レベルメモリ装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。 本発明による多重レベルメモリ装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。 本発明による多重レベルメモリ装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。 本発明の実施の形態による多重レベルメモリ装置を説明するための図である。 本発明の実施の形態による多重レベルメモリ装置を説明するための図である。 本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の一実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための平面図である。 本発明の他の実施の形態による多重レベルメモリ装置の製造方法を説明するための工程断面図である。 ダイオードを備える本発明による多重レベルメモリ装置を示す回路図である。 選択トランジスタを備える本発明による多重レベルメモリ装置を示す回路図である。。シンャ号ェホ説ル・。ス。。。。。。。シ」ー」ー97。ス 10:基板、11、12:電極、21:可変抵抗パターン、31:分離膜パターン、41:下部導電パターン、42:上部導電パターン、200:基板、210:下部導電パターン、215:下部層間絶縁膜、220:メモリ膜、221:下部分離膜、222:可変抵抗膜、223:分離膜、226:可変抵抗膜、227:キャッピング膜、230:メモリパターン、231:下部分離膜パターン、232:可変抵抗パターン、233:分離膜パターン、236:可変抵抗パターン、237:キャッピングパターン、240:マスクパターン、240:導電性スペーサ、251、252:電極、260:マスクパターン、271:エッチング停止膜、272:上部層間絶縁膜、275:コンタクト孔、280:コンタクトプラグ、290:ビットライン、300:基板、305:素子分離膜パターン、310:ゲートパターン、315:不純物領域、320:層間絶縁膜、330:コンタクトパッド、335:ソースライン、340:鋳型パターン、345:スペーサ導電パターン、347:電極、350:鋳型パターン、360:メモリパターン、361:鋳型スペーサ、362:可変抵抗パターン、363:分離膜パターン、370:電極、371:上部電極パターン

Claims (38)

  1. 第1電極及び第2電極間に配置されるメモリ構造体を含み、前記メモリ構造体の抵抗レベルの分布密度は、抵抗レベルの最大値より抵抗レベルの最小値近辺でより高いことを特徴とする多重レベルメモリ装置。
  2. 最大値を除いた前記メモリ構造体のすべての抵抗レベルは、抵抗レベルの最大値との差より抵抗レベルの最小値との差がより小さいことを特徴とする請求項1に記載の多重レベルメモリ装置。
  3. 最大値を除いた前記メモリ構造体のすべての抵抗レベルは、所定の中間抵抗レベルより小さく、前記中間抵抗レベルは、(Rmax−Rmin)/30〜Rmax間の一つの値であることを特徴とする請求項1に記載の多重レベルメモリ装置。(Rmaxは、メモリ構造体の抵抗レベルの最大値、Rminは、メモリ構造体の抵抗レベルの最小値である。)
  4. 前記メモリ構造体は、複数の可変抵抗パターンを備え、前記メモリ構造体の抵抗レベルは、低い抵抗レベル状態にある前記可変抵抗パターンの数により実質的に決定されることを特徴とする請求項1に記載の多重レベルメモリ装置。
  5. 前記メモリ構造体の抵抗レベルは、低い抵抗レベル状態にある可変抵抗パターンの数に実質的に反比例することを特徴とする請求項4に記載の多重レベルメモリ装置。
  6. 前記可変抵抗パターンは、前記第1及び第2電極間で並列に接続されることを特徴とする請求項4に記載の多重レベルメモリ装置。
  7. 前記メモリ構造体の抵抗レベルRは、下記の数式により与えられることを特徴とする請求項4に記載の多重レベルメモリ装置。
    Figure 2009071309
    (Riは、可変抵抗パターンの抵抗、nは、前記メモリ構造体を構成する可変抵抗パターンの数である。)
  8. 前記可変抵抗パターンは、温度に依存する抵抗レベル特性を有する物質から形成されることを特徴とする請求項4に記載の多重レベルメモリ装置。
  9. 前記可変抵抗パターンの各々は、互いに異なる書き込み動作条件により、その抵抗レベルを変更することができるように構成されることを特徴とする請求項4に記載の多重レベルメモリ装置。
  10. 前記可変抵抗パターンは、アンチモン、テルル及びセレニウムのうち、少なくとも一つを含むカルコゲニド化合物を含み、前記可変抵抗パターンの各々のアンチモン−テルル−セレニウムの組成比は、互いに異なることを特徴とする請求項4に記載の多重レベルメモリ装置。
  11. 前記第1電極下に配置されるワードラインと、
    前記ワードラインと前記第1電極との間に配置されるダイオードと、
    前記ワードラインを横切る方向に沿って配置され、かつ前記第2電極に接続するビットラインと、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の多重レベルメモリ装置。
  12. ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を備え、かつ前記第1電極下に配置される選択トランジスタと、
    前記選択トランジスタのドレイン電極と前記第1電極とを接続するプラグと、
    前記第2電極に接続するビットラインと、をさらに備え、
    前記選択トランジスタのゲート電極は、前記ビットラインを横切る方向に配置されるワードラインに接続されることを特徴とする請求項1に記載の多重レベルメモリ装置。
  13. 複数の可変抵抗パターンを備え、前記可変抵抗パターンは、その全体抵抗レベルの低い抵抗レベル状態にある可変抵抗パターンの数により実質的に決定されるように構成されることを特徴とする多重レベルメモリ装置。
  14. 前記可変抵抗パターンの周辺に配置される第1電極及び第2電極をさらに含み、前記可変抵抗パターンは、前記第1及び第2電極間で並列に接続されることを特徴とする請求項13に記載の多重レベルメモリ装置。
  15. 前記可変抵抗パターンの全体抵抗レベルは、低い抵抗レベル状態にある可変抵抗パターンの数に実質的に反比例することを特徴とする請求項13に記載の多重レベルメモリ装置。
  16. 第1電極及び第2電極間に配置されたメモリパターンを備え、前記メモリパターンは、前記第1及び第2電極を並列に接続し、かつ互いに異なる結晶化温度を有する複数の相変化膜パターンを含むことを特徴とする多重レベルメモリ装置。
  17. 前記相変化膜パターンは、互いに異なる物質から形成されることを特徴とする請求項16に記載の多重レベルメモリ装置。
  18. 前記相変化膜パターンは、アンチモン、テルル及びセレニウムのうち、少なくとも一つを含むカルコゲニド化合物を含むことを特徴とする請求項16に記載の多重レベルメモリ装置。
  19. 前記相変化膜パターンは、アンチモン−テルル−セレニウムの組成比が互いに異なることを特徴とする請求項18に記載の多重レベルメモリ装置。
  20. 前記相変化膜パターンは、前記第1電極又は前記第2電極と接触する接触面積が互いに異なることを特徴とする請求項16に記載の多重レベルメモリ装置。
  21. 前記相変化膜パターンは、互いに異なる厚さ又は互いに異なる断面積を有することを特徴とする請求項16に記載の多重レベルメモリ装置。
  22. 前記第1電極下に配置される基板をさらに含み、
    前記相変化膜パターンは、前記基板の上部面から互いに異なる高さに配置されることを特徴とする請求項16に記載の多重レベルメモリ装置。
  23. 前記相変化膜パターンのうち、少なくとも一つは、前記第1電極及び前記第2電極の側壁に接触することを特徴とする請求項22に記載の多重レベルメモリ装置。
  24. 前記第1電極及び前記第2電極は、互いに異なる高さに形成され、
    前記相変化膜パターンは、前記第1電極の上部面と前記第2電極の下部面とを並列に接続するように配置されることを特徴とする請求項16に記載の多重レベルメモリ装置。
  25. 前記第1電極下に配置されるワードラインと、
    前記ワードラインと前記第1電極との間に配置されるダイオードと、
    前記ワードラインを横切る方向に沿って配置され、かつ前記第2電極に接続するビットラインと、をさらに備えることを特徴とする請求項16に記載の多重レベルメモリ装置。
  26. ゲート電極、ソース電極及びドレイン電極を備え、かつ前記第1電極下に配置される選択トランジスタと、
    前記選択トランジスタのドレイン電極と前記第1電極とを接続するプラグと、
    前記第2電極に接続するビットラインと、をさらに備え、
    前記選択トランジスタのゲート電極は、前記ビットラインを横切る方向に配置されるワードラインに接続されることを特徴とする請求項16に記載の多重レベルメモリ装置。
  27. メモリ構造体の抵抗レベルを変更する書き込みステップを含み、前記書き込みステップを介して変更される前記メモリ構造体の抵抗レベルの分布密度は、その最大値よりその最小値近辺でより高いことを特徴とする多重レベルメモリ装置の動作方法。
  28. 前記書き込みステップは、最大値を除いたメモリ構造体のすべての抵抗レベルをその最大値との差よりその最小値との差がより小さな大きさに変更することを特徴とする請求項27に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。
  29. 前記書き込みステップは、一回の過程により、前記メモリ構造体の抵抗レベルを意図した一つの抵抗レベルに変更することを特徴とする請求項27に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。
  30. 前記最大値を除いた前記メモリ構造体のすべての抵抗レベルは、所定の中間抵抗レベルより小さく、前記中間抵抗レベルは、(Rmax−Rmin)/30〜Rmax間の一つの値であることを特徴とする請求項27に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。(Rmaxは、メモリ構造体の抵抗レベルの最大値、Rminは、メモリ構造体の抵抗レベルの最小値である。)
  31. 前記メモリ構造体は、複数の可変抵抗パターンを備え、前記メモリ構造体の抵抗レベルは、低い抵抗レベル状態にある可変抵抗パターンの数に実質的に反比例することを特徴とする請求項27に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。
  32. 前記可変抵抗パターンの抵抗レベルを変更するために求められる書き込み動作条件は、前記各可変抵抗パターンごとに互いに異なることを特徴とする請求項31に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。
  33. 前記書き込みステップは、前記各可変抵抗パターンごとに互いに異なる書き込み動作条件を利用して、前記可変抵抗パターンの抵抗レベルを選択的に変更するステップを含むことを特徴とする請求項32に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。
  34. 可変抵抗パターンの互いに異なる結晶化温度を利用して、二電極間に並列に接続される前記可変抵抗パターンの結晶状態を選択的に変更するステップを含む多重レベルメモリ装置の動作方法。
  35. 前記可変抵抗パターンのすべてを結晶化させるステップは、
    前記可変抵抗パターンのすべてをそれらの溶融点以上の温度に加熱するステップと、
    前記溶融点以上に加熱した可変抵抗パターンのすべてを、各々の結晶化温度以上の温度条件及び各々の結晶化時間以上の時間条件で冷却するステップと、を含むことを特徴とする請求項34に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。
  36. 前記可変抵抗パターンのすべてを非晶質化させるステップは、
    前記可変抵抗パターンのすべてをそれらの溶融点以上の温度に加熱するステップと、
    前記溶融点以上に加熱した可変抵抗パターンのすべてを、各々の結晶化温度以下の温度条件及び各々の結晶化時間より短い時間条件で冷却するステップと、を含むことを特徴とする請求項34に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。
  37. 前記多重レベルメモリ装置の動作方法は、所定の可変抵抗パターンより低い結晶化温度を有する可変抵抗パターンを選択的に結晶化させるステップを含み、
    前記選択的結晶化ステップは、
    前記可変抵抗パターンのすべてをそれらの溶融点以上の温度に加熱するステップと、
    前記加熱した可変抵抗パターンを前記選択された可変抵抗パターンの結晶化温度より高い温度条件で冷却させるステップと、
    前記選択された可変抵抗パターンの結晶化温度以上の温度条件及び結晶化時間以上の時間条件を維持するステップと、を含むことを特徴とする請求項34に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。
  38. 前記加熱した可変抵抗パターンを前記選択された可変抵抗パターンの結晶化温度より高い温度条件で冷却させるステップは、前記選択された可変抵抗パターンより高い結晶化温度を有する可変抵抗パターンの結晶化時間より短い時間内に、前記加熱した可変抵抗パターンを、前記選択された可変抵抗パターンより高い結晶化温度を有する可変抵抗パターンの結晶化温度より低い温度に冷却するステップを含むことを特徴とする請求項37に記載の多重レベルメモリ装置の動作方法。
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