JP2009069607A - 光コネクタキット - Google Patents

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Abstract

【課題】短尺光ファイバがフェルールに予め装着され端面研磨処理された光ファイバ付きフェルールを採用し、しかも、この光ファイバ付きフェルールを含む、光コネクタを構成するすべてのコネクタ部品を収納ケースに収納した光コネクタキットを提供する。
【解決手段】光コネクタキットは、短尺光ファイバがフェルールに予め装着され端面研磨処理された光ファイバ付きフェルールと、短尺光ファイバの後端と、別の光ファイバの先端とが融着接続されるのに先だって、光ファイバに予め挿通しておく複数のコネクタ部品と、光ファイバ付きフェルールおよび挿通部品を含む、光コネクタを構成するすべてのコネクタ部品を収納しておく収納ケースとを備える。収納ケースは、光ファイバ付きフェルールおよび挿通部品を含む、融着接続に使用されるコネクタ部品が取り出し可能な状態で、他のコネクタ部品を収納状態に保持できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、光コネクタを構成する部品が揃い、現地において光ファイバの先端に光コネクタを取り付ける作業を容易にした光コネクタキットに関する。
近年、光ファイバによるアクセス網構築や構内光配線等を実現するため、製造工場と比べて作業性に制約のある現地で、光ファイバの先端に光コネクタを取付けることが要求されている。
一般に、光コネクタは部品点数が多く、光ファイバの先端に光コネクタを取付ける際には、まず、必要なコネクタ部品を1個づつ手作業により光ファイバに挿通しなければならない。
そのため、特に現地での取付け作業の場合は、光ファイバにコネクタ部品を入れ忘れたり、コネクタ部品の順番や向きを間違えたりする作業ミスが発生し易く、単純な作業であるにも拘らずコネクタ部品の挿通に手間がかかり、作業性が悪い。
従来から、このような事情を解消するものとして、光ファイバの先端に光コネクタを取付ける際にまず光ファイバに予め挿通しておく複数のコネクタ部品を、挿通する順序に並べてケースに収納したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような光コネクタ部品ケースを用いることで、光ファイバへのコネクタ部品の入れ忘れや、コネクタ部品の順番や向きを間違えたりする作業ミスの発生が未然に解消されることが期待される。
特開2005−25132号公報
しかしながら、上記のような従来の光コネクタ部品ケースは、光ファイバの先端に光コネクタを取り付けるうえで不可欠なコネクタ部品であるフェルールが収納されていない。すなわち、光コネクタを構成するすべてのコネクタ部品を収納しておくものではない。
また、上記の光コネクタ部品ケースを用いて光コネクタを組み立てる際には、現地において、必要なコネクタ部品を光ファイバに予め挿通したうえ、この光ファイバ先端の被覆を除去し、別に用意したフェルール内に挿入し接着しなければならず、手間がかかり作業性が悪い。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、短尺光ファイバがフェルールに予め装着され端面研磨処理された光ファイバ付きフェルールを採用し、しかも、この光ファイバ付きフェルールを含む、光コネクタを構成するすべてのコネクタ部品を収納ケースに収納した光コネクタキットを提供することを目的とする。
本発明の請求項1に係る光コネクタキットは、短尺光ファイバがフェルールに予め装着され端面研磨処理された光ファイバ付きフェルールと、前記短尺光ファイバの後端と、別の光ファイバの先端とが融着接続されるのに先だって、当該光ファイバに予め挿通しておく複数のコネクタ部品(挿通部品)と、前記光ファイバ付きフェルールおよび前記挿通部品を含む、光コネクタを構成するすべてのコネクタ部品を収納しておく収納ケースと、を備え、前記収納ケースは、前記光ファイバ付きフェルールおよび前記挿通部品を含む、前記融着接続に使用されるコネクタ部品(融着接続使用部品)が取り出し可能な状態で、他のコネクタ部品を収納状態に保持できることを特徴とする。
本発明の請求項2に係る光コネクタキットは、請求項1記載の光コネクタキットにおいて、前記収納ケースは、下部ハウジングと上部ハウジングとが開閉可能に構成され、前記上部ハウジングは、前記下部ハウジングの前記融着接続使用部品の収納領域を開放する部分開放状態と、前記下部ハウジングの全領域を開放する全開放状態とを含む、少なくとも2段階の開放状態を切り換え可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項3に係る光コネクタキットは、請求項1または請求項2記載の光コネクタキットにおいて、前記光ファイバ付きフェルールは、前記融着接続の際に当該光ファイバ付きフェルールを保持する保持部材に装着された状態で、前記収納ケースに収納されることを特徴とする。
本発明の請求項4に係る光コネクタキットは、請求項3記載の光コネクタキットにおいて、前記収納ケースは、前記保持部材に装着された前記光ファイバ付きフェルールを収納しておく光ファイバ付きフェルール収容部を備え、前記光ファイバ付きフェルール収容部は、前記光ファイバ付きフェルールの前記フェルールが収納されたとき、当該フェルール後端から延出している光ファイバ部分の周囲に空間を形成する光ファイバ保護部を有することを特徴とする。
本発明の請求項5に係る光コネクタキットは、請求項3または請求項4記載の光コネクタキットにおいて、前記収納ケースは、前記光ファイバ付きフェルールに装着された前記保持部材を収納しておく保持部材収容部を備え、前記保持部材収容部は、当該保持部材収容部に収納されている前記保持部材が取り出されるとき、当該保持部材に指を掛けるための指掛け部を有することを特徴とする。
本発明の請求項6に係る光コネクタキットは、請求項1または請求項2記載の光コネクタキットにおいて、前記挿通部品は、前記光ファイバに挿通する順序にしたがって1列に並べた状態で、前記収納ケースに収納されることを特徴とする。
本発明の請求項7に係る光コネクタキットは、請求項6記載の光コネクタキットにおいて、前記収納ケースは、前記挿通部品を挿通順序にしたがって1列に並べて収納しておく挿通部品収容部を備え、前記挿通部品収容部の延長線上における前記収納ケースの両側壁に、前記光ファイバを、前記収納ケースの一方の外側から前記挿通部品を経て当該収納ケースの他方の外側まで挿通可能な光ファイバ挿通口をそれぞれ備えたことを特徴とする。
本発明の請求項8に係る光コネクタキットは、請求項1または請求項2記載の光コネクタキットにおいて、前記収納ケースは、前記他のコネクタ部品を収納しておく他部品収容部を備え、前記他部品収容部は、当該他部品収容部に収納されている前記他のコネクタ部品が取り出されるとき、当該他のコネクタ部品に指を掛けるための指掛け部を有することを特徴とする。
本発明の請求項9に係る光コネクタキットは、請求項2記載の光コネクタキットにおいて、前記収納ケースは、周囲の側壁により隆起した底面を有する下部ハウジングと、周囲の側壁により隆起した蓋面を有する上部ハウジングとが、開閉可能に連結して構成され、前記下部ハウジングは、前記側壁の下部周囲にフランジを備え、前記上部ハウジングは、前記側壁の下部周囲にフランジを備え、前記下部ハウジングの前記フランジ上面に、前記上部ハウジングの前記フランジ下面が重なり合うまで前記収納ケースを閉じたとき、前記下部ハウジングの前記側壁と、前記上部ハウジングの前記側壁とが密着して、前記収納ケースが閉鎖状態に維持されることを特徴とする。
本発明の請求項10に係る光コネクタキットは、請求項9記載の光コネクタキットにおいて、前記下部ハウジングの前記フランジの一部と、前記上部ハウジングの前記フランジの一部とに、前記収納ケースを閉じたとき互いにずれて重なり合うことで、当該収納ケースを開けるときの摘みとなるタブを備えたことを特徴とする。
本発明の請求項11に係る光コネクタキットは、請求項9または請求項10記載の光コネクタキットにおいて、前記収納ケースは、前記下部ハウジングと前記上部ハウジングとの連結部分から離れた側に、前記融着接続使用部品を収納しておく第1領域を備え、前記連結部分に近い側に、前記他のコネクタ部品を収納しておく第2領域を備えたことを特徴とする。
本発明の請求項12に係る光コネクタキットは、請求項11記載の光コネクタキットにおいて、前記第1領域には、前記光ファイバ付きフェルールを収納しておく光ファイバ付きフェルール収容部と、前記挿通部品を挿通順序にしたがって1列に並べて収納しておく挿通部品収容部と、前記短尺光ファイバの後端と、前記光ファイバの先端とが融着接続されるとき、その融着接続部を補強するための補強スリーブを収納しておく補強スリーブ収容部と、が配置されることを特徴とする。
本発明の請求項13に係る光コネクタキットは、請求項12記載の光コネクタキットにおいて、前記補強スリーブ収容部は、当該補強スリーブ収容部に収納されている前記補強スリーブが取り出されるとき、当該補強スリーブに指を掛けるための指掛け部を有することを特徴とする。
本発明の請求項14に係る光コネクタキットは、請求項12記載の光コネクタキットにおいて、前記第2領域には、前記他のコネクタ部品を個別に収納しておく他部品収容部が配置されることを特徴とする。
本発明の請求項15に係る光コネクタキットは、請求項11記載の光コネクタキットにおいて、前記上部ハウジングは、前記第1領域と前記第2領域との境界部分で屈曲可能に構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項16に係る光コネクタキットは、請求項11記載の光コネクタキットにおいて、前記収納ケースは、前記下部ハウジングの前記第2領域と、前記上部ハウジングの前記第2領域とに、互いに係合可能な下係合部と、上係合部とを備え、前記下係合部および上係合部は、前記収納ケースが閉鎖状態にあるとき互いに係合した状態にあり、前記上部ハウジングが前記部分開放状態まで開けられたときも係合状態を維持し、前記上部ハウジングが前記全開放状態まで開けられるとき、係合状態が外れることで前記全開放状態を可能にすることを特徴とする。
本発明の請求項17に係る光コネクタキットは、請求項14記載の光コネクタキットにおいて、前記下部ハウジングの前記フランジからの前記底面の高さと、前記上部ハウジングの前記フランジからの前記蓋面の高さとが実質的に等しく形成され、前記下部ハウジングの前記底面に、前記光ファイバ付きフェルール収容部、前記挿通部品収容部、前記補強スリーブ収容部、および前記他部品収容部が、いずれも、下方へ膨出するように形成されたことを特徴とする。
本発明の請求項18に係る光コネクタキットは、請求項1記載の光コネクタキットにおいて、前記光ファイバ付きフェルールは、前記短尺光ファイバが外周に金属またはカーボンのコーティングが施された状態で、前記フェルールに装着されたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタキット。
本発明の請求項19に係る光コネクタキットは、請求項1記載の光コネクタキットにおいて、前記光ファイバ付きフェルールは、キャピラリと当該キャピラリの後端部を保持するフランジ部とを備えた前記フェルールに、先端に被覆を除去した裸光ファイバ部分を有する前記短尺光ファイバが装着されたものであり、前記キャピラリに、前記短尺光ファイバの前記裸光ファイバ部分を収容する微細孔と、当該裸光ファイバ部分に連なる被覆光ファイバの一部を収容する被覆部収納孔とが、先端から後端に向けて順に、かつ、前記微細孔の長さが前記被覆部収納孔の長さに比べて短く形成されたことを特徴とする。
本発明は以上のように、短尺光ファイバがフェルールに予め装着され端面研磨処理された光ファイバ付きフェルールと、前記短尺光ファイバの後端と、別の光ファイバの先端とが融着接続されるのに先だって、当該光ファイバに予め挿通しておく複数のコネクタ部品(挿通部品)と、前記光ファイバ付きフェルールおよび前記挿通部品を含む、光コネクタを構成するすべてのコネクタ部品を収納しておく収納ケースと、を備え、前記収納ケースは、前記光ファイバ付きフェルールおよび前記挿通部品を含む、前記融着接続に使用されるコネクタ部品(融着接続使用部品)が取り出し可能な状態で、他のコネクタ部品を収納状態に保持できるように構成したので、現地への携行に便利なだけでなく、光コネクタを構成する一部のコネクタ部品の携行を忘れるような心配がない。
また、短尺光ファイバがフェルールに予め装着され端面研磨処理された光ファイバ付きフェルールを採用したので、現地において、短尺光ファイバの後端と光ファイバの先端とを融着接続する融着接続作業が容易である。
さらに、収納ケースは、融着接続使用部品が取り出し可能な状態で、他のコネクタ部品を収納状態に保持できるので、融着接続作業終了後に使用する他のコネクタ部品が、融着接続作業中に収納ケースから外れて紛失する虞がない。
本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図面は本発明による光コネクタキットの一実施形態を示し、図1は、すべてのコネクタ部品を収納してある収納ケースを閉じた状態を示す平面図、図2は、収納ケースを部分開放状態まで開いた状態を示す平面図、図3は、収納ケースを全開放状態まで開いた状態を示す平面図、図4は、コネクタ部品を一切収納していない空の収納ケースを全開放状態まで開いた状態を示す平面図である。
この光コネクタキット1は、短尺光ファイバがフェルールに予め装着され端面研磨処理された光ファイバ付きフェルール10を含む、光コネクタを構成するすべてのコネクタ部品が、収納ケース5に収納されたものである。
図9に示すように、光ファイバ付きフェルール10は、キャピラリ12と、キャピラリ12の後端部を保持するフランジ部15とを備えたフェルール11を備えている。そして、このフェルール11に、先端に被覆を除去した裸光ファイバ部分18aを有する短尺光ファイバ18が装着され、端面研磨処理されたものである。
キャピラリ12には、短尺光ファイバ18の裸光ファイバ部分18aを収容する微細孔13と、裸光ファイバ部分18aに連なる被覆光ファイバ18b(図10参照)の一部を収容する被覆部収納孔14とが、先端から後端に向けて順に形成されている。しかも、微細孔13の長さが、被覆部収納孔14の長さに比べて短く形成されている。
フランジ部15には、被覆光ファイバ18bの被覆部収納孔14に収納される部分に続く微小長さを通す被覆部通孔16が形成されている。
短尺光ファイバ18は、裸光ファイバ部分18aがキャピラリ12の微細孔13に収納固着され、かつ、裸光ファイバ部分18aに続く被覆光ファイバ18bの一部がキャピラリ12の被覆部収納孔14に収納固着されたとき、フランジ部15の被覆部通孔16から後方へ所要の接続余長18cだけ延出している。
フランジ部15から後方へ延出する接続余長18cの長さは、この接続余長18cの後端と、この後端が光接続される別の光ファイバ101(図1参照)の先端とを光接続する、図示しない融着接続機器が要求する長さを少なくとも有する。
そして、短尺光ファイバ18の接続余長18cは、被覆光ファイバ18bのままにしておいてもよいが、図9、図10に示すように、後端部分の被覆を除去した状態にしておくことも可能である。
光コネクタキット1に収納されることで、短尺光ファイバ18が常温常湿下に長期保管される場合の強度劣化対策として、また、静疲労特性の改善を目的として、短尺光ファイバ18の外周には、金属またはカーボンのコーティング、すなわち、メタルコートやカーボンコートなどのハーメチックコーティングが施されることが望ましい。
このような光ファイバ付きフェルール10の他、光コネクタを構成するコネクタ部品には、図3に示すように、短尺光ファイバ18の後端と、光ファイバ101の先端とを融着接続する前に、光ファイバ101に予め挿通しておく複数のコネクタ部品(挿通部品)20が含まれる。
すなわち、挿通部品20には、図3に示すように、ブーツ21、スリーブ22、アダプタ23、ストップリング24およびスプリング25が含まれる。これらの光ファイバ付きフェルール10および挿通部品20に、補強スリーブ28を加えたものが、融着接続に使用されるコネクタ部品(融着接続使用部品)である。
補強スリーブ28は、短尺光ファイバ18の後端と光ファイバ101の先端とを融着接続したとき、その融着接続部を補強するものである。そのため、補強スリーブ28は、金属等の補強部材および熱可塑性樹脂を内包した熱収縮性チューブで構成される。
また、光コネクタを構成するコネクタ部品には、融着接続使用部品10,20,28以外に、他のコネクタ部品(他部品)30が含まれる。すなわち、他のコネクタ部品(他部品)30には、図3に示すように、プラグフレーム31およびホルダ32が含まれる。
上記のような、光コネクタを構成するすべてのコネクタ部品が収納される収納ケース5には、融着接続の際に光ファイバ付きフェルール10を保持する保持部材40も収納される。
保持部材40は、光ファイバ付きフェルール10のフェルール11が先端から挿入されるキャップ41と、キャップ41の底部から延びた牽引部42とを備えている。保持部材40は、キャップ41にフェルール11が挿入されることで、光ファイバ付きフェルール10と一体化する。
図4〜図8に示すように、収納ケース5は、周囲の側壁52により隆起した底面51を有する下部ハウジング50と、周囲の側壁57により隆起した蓋面56を有する上部ハウジング55とが、開閉可能に連結して構成されている。
下部ハウジング50は、側壁52の下部周囲にフランジ53を備え、上部ハウジング55は、側壁57の下部周囲にフランジ58を備えている。そして、下部ハウジング50のフランジ53上面に、上部ハウジング55のフランジ58下面が重なり合うまで収納ケース5を閉じたとき、下部ハウジング50の側壁52と、上部ハウジング55の側壁57とが密着して、収納ケース5が閉鎖状態に維持されるようになっている。
また、収納ケース5は、下部ハウジング50のフランジ53の一部と、上部ハウジング55のフランジ58の一部とに、収納ケース5を閉じたとき互いにずれて重なり合うことで、収納ケース5を開けるときの摘みとなるタブ54,59を備えている。
また、下部ハウジング50のフランジ53からの底面51の高さと、上部ハウジング55のフランジ58からの蓋面56の高さとが、実質的に等しく形成されている。
そして、収納ケース5には、下部ハウジング50の底面51に、光ファイバ付きフェルール10を収納しておく光ファイバ付きフェルール収容部60と、光ファイバ付きフェルール収容部60に装着された保持部材40を収納しておく保持部材収容部65と、挿通部品20を挿通順序にしたがって1列に並べて収納しておく挿通部品収容部70と、補強スリーブ28を収納しておく補強スリーブ収容部78と、他のコネクタ部品(他部品)30を収納しておく他部品収容部80とが、下方へ膨出するように形成されている。
光ファイバ付きフェルール収容部60は、光ファイバ付きフェルール10のフェルール11が収納されるフェルール収容部61と、フェルール収容部61にフェルール11が収納されたとき、フェルール11後端から延出した光ファイバ部分(接続余長)18cの周囲に空間を形成する光ファイバ保護部62とを備えている。
この光ファイバ保護部62により、光ファイバ付きフェルール10は、光ファイバ付きフェルール収容部60に収納されたとき、フェルール11後端から延出していることで強度的に何も保護されていない接続余長18cが、空間をバリアとして保護されることになる。
保持部材収容部65は、光ファイバ付きフェルール10のフェルール11が挿入された保持部材40のキャップ41が収納されるキャップ収容部66と、キャップ41の底部から延びた牽引部42が収納される牽引部収容部67とを備えている。
また、保持部材収容部65は、保持部材収容部65に収納されている保持部材40が取り出されるとき、保持部材40に指を掛けるための指掛け部68を有する。すなわち、指掛け部68に指を差し込んで保持部材40の牽引部42を引き上げることで、保持部材40およびこれと一体になった光ファイバ付きフェルール10が、収納ケース5から取り外されるようになっている。
挿通部品収容部70は、ブーツ21が収納されるブーツ収容部71と、スリーブ22が収納されるスリーブ収容部72と、アダプタ23が収納されるアダプタ収容部73と、ストップリング24が収納されるストップリング収容部74と、スプリング25が収納されるスプリング収容部75とを備えている。
また、収納ケース5は、挿通部品収容部70の延長線上における収納ケース5の両側壁に、光ファイバ101を、収納ケース5の一方の外側から、1列に並べて収納されたコネクタ部品(挿通部品)20(ブーツ21、スリーブ22、アダプタ23、ストップリング24、スプリング25)を通して収納ケース5の他方の外側まで挿通可能な光ファイバ挿通口76a,76bを備えている。
補強スリーブ収容部78は、補強スリーブ28が収納されるものである。そして、補強スリーブ収容部78は、補強スリーブ収容部78に収納されている補強スリーブ28が取り出されるとき、補強スリーブ28に指を掛けるための指掛け部79を有する。
すなわち、指掛け部79に指を差し込んで補強スリーブ28を引き上げることで、補強スリーブ28が、収納ケース5から取り外されるようになっている。
他部品収容部80は、プラグフレーム31が収納されるプラグフレーム収容部81と、ホルダ32が収納されるホルダ収容部85とを備えている。そして、プラグフレーム収容部81は、プラグフレーム収容部81に収納されているプラグフレーム31が取り出されるとき、プラグフレーム31に指を掛けるための指掛け部82を有する。
すなわち、指掛け部82に指を差し込んでプラグフレーム31を引き上げることで、プラグフレーム31が、収納ケース5から取り外されるようになっている。
また、ホルダ収容部85は、ホルダ収容部85に収納されているホルダ32が取り出されるとき、ホルダ32に指を掛けるための指掛け部86を有する。すなわち、指掛け部86に指を差し込んでホルダ32を引き上げることで、ホルダ32が、収納ケース5から取り外されるようになっている。
このような収納ケース5は、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂等の適宜の合成樹脂で成型することができる。その場合、例えば透明にすることで、収納ケース5を開けずにその外側から、内部に収納されているすべてのコネクタ部品10,20,28,30を確認することが可能である。
また、収納ケース5は、図1〜図3に示すように、下部ハウジング50と上部ハウジング55との連結部分から離れた側に、融着接続使用部品10,20,28を収納しておく第1領域91を備え、連結部分に近い側に、他のコネクタ部品30を収納しておく第2領域92を備えている。
そして、収納ケース5の上部ハウジング55は、第1領域91と第2領域92との境界部分で屈曲可能に構成されている。すなわち、上部ハウジング55の所定位置には、両側壁から蓋面56の一部にかけて、切り込み93a,93bが形成され、また、両切り込み93a,93bを繋ぐ多数の小孔94が形成されている。
そのため、収納ケース5の上部ハウジング55は、切り込み93a,93bおよび多数の小孔94に沿って折り曲げることで、第1領域91だけを開放できるようになっている。
したがって、収納ケース5は、下部ハウジング50と上部ハウジング55とが開閉可能に構成され、上部ハウジング55は、下部ハウジング50の融着接続使用部品の収納領域(第1領域91)を開放する部分開放状態と、下部ハウジング50の全領域を開放する全開放状態とを、切り換え可能に構成されている
さらに、収納ケース5は、下部ハウジング50の第2領域92と、上部ハウジング55の第2領域92とに、互いに係合可能な下係合部95と、上係合部96とを備えている(図1、図2、図4参照)。
下係合部95および上係合部96は、収納ケース5が閉鎖状態にあるとき互いに係合した状態にあり(図1参照)、上部ハウジング55が部分開放状態まで開けられたときも係合状態を維持し(図2参照)、上部ハウジング55が全開放状態まで開けられるとき、係合状態が外れることで全開放状態を可能にするものである。
なお、収納ケース5は、上記のように、第1領域91のみを開放する部分開放状態と、第1領域91および第2領域92をすべて開放する全開放状態だけでなく、これらを含む3段階以上の開放状態を切り換え可能に構成することも可能である。
次に、上記の光コネクタキット1を用いて光コネクタを組み立てる光コネクタの組立方法について説明する。
まず、光コネクタキット1には、光ファイバ付きフェルール収容部60に光ファイバ付きフェルール10が収納され、光ファイバ付きフェルール10と一体になった保持部材40が保持部材収容部65に収納され、挿通部品収容部70に挿通部品20(ブーツ21、スリーブ22、アダプタ23、ストップリング24、スプリング25)が収納され、補強スリーブ収容部78に補強スリーブ28が収納され、他部品収容部80に他のコネクタ部品(他部品)30(プラグフレーム31、ホルダ32)が収納されている(図3、図4参照)。
そして、収納ケース5は、下部ハウジング50のフランジ53上面に、上部ハウジング55のフランジ58下面が重なり合うまで閉じられ、下部ハウジング50の側壁52と、上部ハウジング55の側壁57とが密着することで、収納ケース5が閉鎖状態に維持されている(図1参照)。
このとき、下部ハウジング50の第2領域92に設けた下係合部95と、上部ハウジング55の第2領域92に設けた上係合部96とが、互いに係合した状態にある。
このように収納ケース5が閉じた状態において、ブーツ21後端近傍の光ファイバ挿通口76aから光ファイバ101を収納ケース5の内部へ差し込み、反対側の光ファイバ挿通口76bから収納ケース5の外部へ突き出す。これにより、収納ケース5に1列に並べて収納された挿通部品20は、その並べられた順序(ブーツ21、スリーブ22、アダプタ23、ストップリング24、スプリング25の順)にしたがって光ファイバ101に挿通される。
つぎに、収納ケース5のタブ54,59に指を掛けて上部ハウジング55を持ち上げる。このとき、上部ハウジング55は、第2領域92に設けた上係合部96が、下部ハウジング50の第2領域92に設けた下係合部95と互いに係合した状態にあるため、第2領域92の部分は、持ち上がらないように保持される。
すると、タブ59に指を掛けて持ち上げようとする力と、上下の係合部96,95により持ち上がらないように保持される力とによって、上部ハウジング55は、第1領域91と第2領域92との境界部分の切り込み93a,93bおよび多数の小孔94に沿って折れ曲がる。これにより、収納ケース5は、第2領域92を閉鎖状態に維持したまま、第1領域91のみが開放される(図2参照)。
これにより、第1領域91に配置されている融着接続使用部品10,20,28は、収納ケース5から取り出し可能になる一方、第2領域92に配置されている他のコネクタ部品30は、依然として閉鎖状態にある収納ケース5内に保持される。
そこで、保持部材40と一体になった光ファイバ付きフェルール10を、収納ケース5から取り出し、適宜の融着接続機器を使って、光ファイバ付きフェルール10の短尺光ファイバ18後端と、光ファイバ101先端とを融着接続する。
この融着接続は、まず、短尺光ファイバ18の接続余長18cの後端所要長部分の被覆と、光ファイバ101の先端所要長部分の被覆とを除去する。つぎに、短尺光ファイバ18の後端と、光ファイバ101の先端とを相互に対向配置させ、コアまたはクラッドの位置を基準として調心した後に行う。
この場合、短尺光ファイバ18の接続余長18cの後端部分の被覆を予め除去してあれば、その被覆除去の手間が省けるだけ、作業時間の短縮が図れる。そして、融着接続部に、金属等の補強部材および熱可塑性樹脂を内包した熱収縮性チューブで構成される補強スリーブ28を取り付けて補強する。
その後、収納ケース5の上部ハウジング55をさらに持ち上げて、上下の係合部96,95の係合を外し、第2領域92まで開放する(図3参照)。これにより、第2領域92に配置されている他のコネクタ部品(他部品)30が、収納ケース5から取り出し可能になる。
そして、光ファイバ101に挿通されている挿通部品20(ブーツ21、スリーブ22、アダプタ23、ストップリング24、スプリング25)と、他のコネクタ部品(他部品)30(プラグフレーム31、ホルダ32)を、所定の組立順序にしたがって組み立てる。これにより、図11に示すように、光コネクタ100が得られる。
以上、本発明の光コネクタキットについて、それを用いた光コネクタ組立方法とともに具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の設計変更が可能である。
例えば、図示は省略したが、収納ケース5の下部ハウジング50と上部ハウジング55との開閉機構は、ヒンジ方式、嵌めこみ方式など従来公知の機構を任意に採用することができる。その場合も、収納ケース5の部分開放、全開放は、任意に実現することが可能である。
また、上記の実施形態ではSC型コネクタ部品を例にして説明したが、本発明はMU型、FC型、ST型等にも適用可能である。
本発明による光コネクタキットの一実施形態を示し、すべてのコネクタ部品を収納ケースに収納して閉じた状態を示す平面図である。 図1の光コネクタキットを部分開放状態まで開いた状態を示す平面図である。 図1の光コネクタキットを全開放状態まで開いた状態を示す平面図である。 コネクタ部品を一切収納していない空の収納ケースを全開放状態まで開いた状態を示す平面図である。 図4の収納ケースの右側面図である。 図4の収納ケースの左側面図である。 図4の収納ケースのVII−VII線に沿ってとられた要部の断面図である。 図4の収納ケースのVIII−VIII線に沿ってとられた要部の断面図である。 本発明による光コネクタキットに用いる光ファイバ付きフェルールの一実施形態を示す断面図である。 図9の光ファイバ付きフェルールに用いる短尺光ファイバの各部の長さを示す断面図である。 本発明による光コネクタキットを組み立てた光コネクタの一実施形態を示す断面図である。
符号の説明
1 光コネクタキット
5 収納ケース
10 光ファイバ付きフェルール
11 フェルール
12 キャピラリ
13 微細孔
14 被覆部収納孔
15 フランジ部
16 被覆部通孔
18 短尺光ファイバ
18a 裸光ファイバ部分
18b 被覆光ファイバ
18c 接続余長(延出した光ファイバ部分)
20 コネクタ部品(挿通部品)
21 ブーツ
22 スリーブ
23 アダプタ
24 ストップリング
25 スプリング
28 補強スリーブ
30 他のコネクタ部品(他部品)
31 プラグフレーム
32 ホルダ
40 保持部材
41 キャップ
42 牽引部
50 下部ハウジング
51 底面
52 側壁
53 フランジ
54 タブ
55 上部ハウジング
56 蓋面
57 側壁
58 フランジ
59 タブ
60 光ファイバ付きフェルール収容部
61 フェルール収容部
62 光ファイバ保護部
65 保持部材収容部
66 キャップ収容部
67 牽引部収容部
68 指掛け部
70 挿通部品収容部
71 ブーツ収容部
72 スリーブ収容部
73 アダプタ収容部
74 ストップリング収容部
75 スプリング収容部
76a,76b 光ファイバ挿通口
78 補強スリーブ収容部
79 指掛け部
80 他部品収容部
81 プラグフレーム収容部
82 指掛け部
85 ホルダ収容部
86 指掛け部
91 第1領域
92 第2領域
93a,93b 切り込み
94 多数の小孔
95 下係合部
96 上係合部
100 光コネクタ
101 光ファイバ

Claims (19)

  1. 短尺光ファイバがフェルールに予め装着され端面研磨処理された光ファイバ付きフェルールと、
    前記短尺光ファイバの後端と、別の光ファイバの先端とが融着接続されるのに先だって、当該光ファイバに予め挿通しておく複数のコネクタ部品(挿通部品)と、
    前記光ファイバ付きフェルールおよび前記挿通部品を含む、光コネクタを構成するすべてのコネクタ部品を収納しておく収納ケースと、
    を備え、
    前記収納ケースは、前記光ファイバ付きフェルールおよび前記挿通部品を含む、前記融着接続に使用されるコネクタ部品(融着接続使用部品)が取り出し可能な状態で、他のコネクタ部品を収納状態に保持できることを特徴とする光コネクタキット。
  2. 前記収納ケースは、下部ハウジングと上部ハウジングとが開閉可能に構成され、前記上部ハウジングは、前記下部ハウジングの前記融着接続使用部品の収納領域を開放する部分開放状態と、前記下部ハウジングの全領域を開放する全開放状態とを含む、少なくとも2段階の開放状態を切り換え可能に構成されていることを特徴とする請求項1記載の光コネクタキット。
  3. 前記光ファイバ付きフェルールは、前記融着接続の際に当該光ファイバ付きフェルールを保持する保持部材に装着された状態で、前記収納ケースに収納されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光コネクタキット。
  4. 前記収納ケースは、前記保持部材に装着された前記光ファイバ付きフェルールを収納しておく光ファイバ付きフェルール収容部を備え、
    前記光ファイバ付きフェルール収容部は、前記光ファイバ付きフェルールの前記フェルールが収納されたとき、当該フェルール後端から延出している光ファイバ部分の周囲に空間を形成する光ファイバ保護部を有することを特徴とする請求項3記載の光コネクタキット。
  5. 前記収納ケースは、前記光ファイバ付きフェルールに装着された前記保持部材を収納しておく保持部材収容部を備え、
    前記保持部材収容部は、当該保持部材収容部に収納されている前記保持部材が取り出されるとき、当該保持部材に指を掛けるための指掛け部を有することを特徴とする請求項3または請求項4記載の光コネクタキット。
  6. 前記挿通部品は、前記光ファイバに挿通する順序にしたがって1列に並べた状態で、前記収納ケースに収納されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の光コネクタキット。
  7. 前記収納ケースは、前記挿通部品を挿通順序にしたがって1列に並べて収納しておく挿通部品収容部を備え、
    前記挿通部品収容部の延長線上における前記収納ケースの両側壁に、前記光ファイバを、前記収納ケースの一方の外側から前記挿通部品を経て当該収納ケースの他方の外側まで挿通可能な光ファイバ挿通口をそれぞれ備えたことを特徴とする請求項6記載の光コネクタキット。
  8. 前記収納ケースは、前記他のコネクタ部品を収納しておく他部品収容部を備え、
    前記他部品収容部は、当該他部品収容部に収納されている前記他のコネクタ部品が取り出されるとき、当該他のコネクタ部品に指を掛けるための指掛け部を有することを特徴とする請求項1または請求項2記載の光コネクタキット。
  9. 前記収納ケースは、周囲の側壁により隆起した底面を有する下部ハウジングと、周囲の側壁により隆起した蓋面を有する上部ハウジングとが、開閉可能に連結して構成され、
    前記下部ハウジングは、前記側壁の下部周囲にフランジを備え、
    前記上部ハウジングは、前記側壁の下部周囲にフランジを備え、
    前記下部ハウジングの前記フランジ上面に、前記上部ハウジングの前記フランジ下面が重なり合うまで前記収納ケースを閉じたとき、前記下部ハウジングの前記側壁と、前記上部ハウジングの前記側壁とが密着して、前記収納ケースが閉鎖状態に維持されることを特徴とする請求項2記載の光コネクタキット。
  10. 前記下部ハウジングの前記フランジの一部と、前記上部ハウジングの前記フランジの一部とに、前記収納ケースを閉じたとき互いにずれて重なり合うことで、当該収納ケースを開けるときの摘みとなるタブを備えたことを特徴とする請求項9記載の光コネクタキット。
  11. 前記収納ケースは、前記下部ハウジングと前記上部ハウジングとの連結部分から離れた側に、前記融着接続使用部品を収納しておく第1領域を備え、前記連結部分に近い側に、前記他のコネクタ部品を収納しておく第2領域を備えたことを特徴とする請求項9または請求項10記載の光コネクタキット。
  12. 前記第1領域には、
    前記光ファイバ付きフェルールを収納しておく光ファイバ付きフェルール収容部と、
    前記挿通部品を挿通順序にしたがって1列に並べて収納しておく挿通部品収容部と、
    前記短尺光ファイバの後端と、前記光ファイバの先端とが融着接続されるとき、その融着接続部を補強するための補強スリーブを収納しておく補強スリーブ収容部と、
    が配置されることを特徴とする請求項11記載の光コネクタキット。
  13. 前記補強スリーブ収容部は、当該補強スリーブ収容部に収納されている前記補強スリーブが取り出されるとき、当該補強スリーブに指を掛けるための指掛け部を有することを特徴とする請求項12記載の光コネクタキット。
  14. 前記第2領域には、前記他のコネクタ部品を個別に収納しておく他部品収容部が配置されることを特徴とする請求項12記載の光コネクタキット。
  15. 前記上部ハウジングは、前記第1領域と前記第2領域との境界部分で屈曲可能に構成されていることを特徴とする請求項11記載の光コネクタキット。
  16. 前記収納ケースは、前記下部ハウジングの前記第2領域と、前記上部ハウジングの前記第2領域とに、互いに係合可能な下係合部と、上係合部とを備え、
    前記下係合部および上係合部は、前記収納ケースが閉鎖状態にあるとき互いに係合した状態にあり、前記上部ハウジングが前記部分開放状態まで開けられたときも係合状態を維持し、前記上部ハウジングが前記全開放状態まで開けられるとき、係合状態が外れることで前記全開放状態を可能にすることを特徴とする請求項11記載の光コネクタキット。
  17. 前記下部ハウジングの前記フランジからの前記底面の高さと、前記上部ハウジングの前記フランジからの前記蓋面の高さとが実質的に等しく形成され、
    前記下部ハウジングの前記底面に、前記光ファイバ付きフェルール収容部、前記挿通部品収容部、前記補強スリーブ収容部、および前記他部品収容部が、いずれも、下方へ膨出するように形成されたことを特徴とする請求項14記載の光コネクタキット。
  18. 前記光ファイバ付きフェルールは、前記短尺光ファイバが外周に金属またはカーボンのコーティングが施された状態で、前記フェルールに装着されたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタキット。
  19. 前記光ファイバ付きフェルールは、キャピラリと当該キャピラリの後端部を保持するフランジ部とを備えた前記フェルールに、先端に被覆を除去した裸光ファイバ部分を有する前記短尺光ファイバが装着されたものであり、
    前記キャピラリに、前記短尺光ファイバの前記裸光ファイバ部分を収容する微細孔と、当該裸光ファイバ部分に連なる被覆光ファイバの一部を収容する被覆部収納孔とが、先端から後端に向けて順に、かつ、前記微細孔の長さが前記被覆部収納孔の長さに比べて短く形成されたことを特徴とする請求項1記載の光コネクタキット。
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