JP2009068639A - 液封マウント用の液封入装置、及びこれを用いた液封マウントの製造方法 - Google Patents
液封マウント用の液封入装置、及びこれを用いた液封マウントの製造方法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】ワークWの液室104内に液体を封入する液封入装置である。ワークWを収容して減圧する減圧チャンバー2の内部には、ワークWの液室104に連通する封入孔110に密着することなく挿入されるノズル10が突出しており、減圧下でこのノズル10を介して、計量シリンダ4で計量された液体をワークWの液室内に供給するとともに、閉塞装置5で封入孔110に鋼球Bを供給して液室104を閉塞する。
【選択図】図3
Description
図2〜6に、本発明に係る液封入装置を示す。この液封入装置は、加硫一体化成形によって別途作製されたエンジンマウントのワークW(マウントワーク)に液体Lを封入するためのものである。本実施形態では、先に説明した図1の液封マウントを例に説明するが、本液封入装置に適用される液封マウントはこれに限られるものではない。
給液ライン30は、その下流端がバルブユニット6の開閉バルブV1に接続されていて、その上流端側には、計量シリンダ4や貯留タンクT等が備えられている。この実施形態では、液体Lを脱気しながら貯留する2つの貯留タンクT1,T2が備えられ、各貯留タンクT1,T2の下部には、それぞれ、給液ライン30の上流側で分岐した2つの分岐ライン30a,30bが接続されるとともに、この分岐ライン30a,30bをそれぞれ開閉する電磁開閉バルブ32a,32bが配設されている。また、各貯留タンクT1,T2の下部には、ドレンバルブ33a,33bが配設され、さらに、液面を所定位置に保持するように、図外の液体補給装置からフロートスイッチSWのオンオフに応じて液体Lを補給する補給ライン34が電磁開閉バルブ35a,35bを介して接続されている。
大気開放ライン60は、図5に示すように、その一端がバルブユニット6の開閉バルブV2に接続されるとともに、他端が流量調整バルブ61に接続されていて、そこを流れる空気流量を所定量に調整して大気開放させることができるようになっている。
排気ライン50は、その配管の一端が減圧チャンバー2のチャンバーカバー部2cの周壁2bに接続されており、密封された減圧チャンバー2の内部を高度に負圧にすることができるようになっている。
次に、閉塞装置5の構造について説明する。閉塞装置5は、鋼球(閉塞部材)BをワークWの封入孔110に供給する供給機構70と、この供給機構70によって供給された鋼球BをワークWの液体注入孔110bに嵌め入れる嵌入機構80とを備えている。
次に、液封マウントの製造手順について説明する。製造手順は、図7の流れ図に示すように、準備工程S1、減圧工程S3、給液工程S4、閉塞工程S5、復帰工程S6等の各工程で構成されている。以下、各工程毎に順を追って説明する。
L 液体
B 鋼球(閉塞部材)
P2 高圧真空ポンプ(減圧手段)
2 減圧チャンバー
2a 上壁
2b 周壁
2c チャンバーカバー部
2d 下側開口部
2e チャンバー台部
4 計量シリンダ(液体軽量手段)
5 閉塞装置(閉塞手段)
6 バルブユニット(切替手段)
10 ノズル
11 支持治具(支持手段)
30 給液ライン
50 排気ライン
60 大気開放ライン
S1 準備工程
S3 減圧工程
S4 給液工程
S5 閉塞工程
S6 復帰工程
S7 空気取入工程
Claims (8)
- マウントワークの液室内に液体を封入する液封マウント用の液封入装置であって、
上記マウントワークを収容する減圧チャンバーと、
上記減圧チャンバーの内部に突出し、マウントワークの液室に連通する封入孔に密着することなく挿入されるノズルと、
上記減圧チャンバーの内部を減圧する減圧手段と、
所定量の液体を計量する液体計量手段と、
上記液体計量手段で計量された液体を、減圧下で上記ノズルを介してマウントワークの液室内に供給する給液ラインと、
減圧下で、上記ノズルを介して封入孔に閉塞部材を供給し、該閉塞部材で液室を閉塞する閉塞手段と、
を備えていることを特徴とする液封マウント用の液封入装置。 - 請求項1に記載の液封入装置であって、
上記減圧チャンバーが、
液封入装置の装置本体に固定され、上壁及び該上壁の周縁から下向きに連設される周壁とを有するチャンバーカバー部と、該チャンバーカバー部の下方に昇降可能に設けられ、上昇することによって、チャンバーカバー部に圧着してその下側開口部を密封するチャンバー台部と、を備え、
上記上壁からは上記ノズルが下向きに突出するとともに、上記チャンバー台部の上面には、該ノズルを受け入れるように上記封入孔を上向きにして上記マウントワークを支持する支持手段が配設されていることを特徴とする液封入装置。 - 請求項2に記載の液封入装置であって、
上記チャンバーカバー部の周壁の少なくとも一部が透明に構成されていることを特徴とする液封入装置。 - 請求項2又は3に記載の液封入装置であって、
上記チャンバーカバー部に、減圧チャンバーの内部の空気を排出するための排気ラインが接続されていることを特徴とする液封入装置。 - 請求項1〜4のいずれか1つに記載の液封入装置であって、
上記液体計量手段は、サーボモータにより駆動されるシリンダを備えることを特徴とする液封入装置。 - 請求項1〜5のいずれか1つに記載の液封入装置であって、
減圧された減圧チャンバーの内部を常圧に戻すための大気開放ラインと、
上記大気開放ラインと上記給液ラインとを切り替える切替手段と、を備え、
上記切替手段が大気開放ラインに切り替わると、上記ノズルを介して減圧チャンバーの内部が外部と連通することを特徴とする液封入装置。 - マウントワークの液室内に液体を封入して、液封マウントを製造する方法であって、
上記マウントワークを減圧チャンバー内に収容するとともに、そのマウントワークの液室に連通する封入孔に密着することなくノズルを挿入する準備工程と、
上記減圧チャンバーの内部を減圧する減圧工程と、
減圧下で、給液ラインに接続された上記ノズルを介して上記液室内へ予め計量された所定量の液体を供給する給液工程と、
減圧下で、上記ノズルを介して上記封入孔に閉塞部材を供給し、該閉塞部材で液室を閉塞する閉塞工程と、
減圧された減圧チャンバーの内部を常圧に戻す復帰工程と、
を備えることを特徴とする液封マウントの製造方法。 - 請求項7に記載の液封マウントの製造方法であって、
上記復帰工程が、上記給液ラインを減圧チャンバーの外部に連通する大気開放ラインに切り替えて、上記ノズルを介して減圧チャンバーの内部に空気を取り入れる空気取入工程を含むことを特徴とする液封マウントの製造方法。
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