JPS6159033A

JPS6159033A - 液封入マウントの製造方法

Info

Publication number: JPS6159033A
Application number: JP16415684A
Authority: JP
Inventors: Hiroaki Yamada; 山田　博昭
Original assignee: Nok Corp
Current assignee: Nok Corp
Priority date: 1984-08-03
Filing date: 1984-08-03
Publication date: 1986-03-26
Also published as: JPH0478848B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ゴム状弾性材製ばね部材の弾性と、封入され
た作動液に対する流動抵抗に利用して、機械装置により
生起された振動を減衰させる液封入マウントを製造する
方法に関する。

第４図は、本発明の対象となる液封入マウントの構造例
を示Ｔもので、ゴム状弾性材料をもって中空体に製せら
れ、密閉側端部にセンターボス２を付されたばね部材１
と、環状を呈し、ばね部材１の開口側端部に一体接合さ
れたケース３と、ゴム状弾性材料をもって膜状体に製せ
られ、ケースカバ９によりケース３に結合されたダイア
フラム４とが、液室５を形成し、オリフィス７を備える
仕切板６が、外周部をケース３に保持されて、液室５内
に配置され、液室５内には、作動液が満たされている。

上記した構造を備える液封入マウントは、ばね部材１に
接着されたセンタボス２側を機台に接合されるとともに
、ケース３に結合されたケースカバ９側を被支承鍬械装
置に接合されて、ばね部材１の弾性及びオリフィス７を
通過する作動液に付加される流動抵抗により、被支承装
置に生起される振動を減衰させる。

（従来の技術）上記した構造を備える液封入マウントは、機能の面から
、液室内へ封入される作動液中における気泡の残留を皆
無となすことが要求されるため、従来の製造方法におい
ては、互いに接着されたばね部材１、センタボス２及び
ケース３よりなる部分組立体を、作動液槽内に取付けら
れたかしめ装置に載置し、次いで、仕切板６及びダイア
フラム４をケース３の開口側端部に挿入し、外周側結合
部を開放状態に曲げ加工されたケースカバ９を、ケース
３に外挿し、かしめ装置をプレスにより加圧してケース
３とケースカバ９とを結合させて組立てを完了していた
。

（発明が解決しようとする問題点）上記した液封入マウントの製造方法においては仕切板６
及びダイアフラム４をケース３に挿入する工程、ケース
３に対しケースカバ９を外挿する工程、プレス作業によ
りケース３とケースカバ９を結合する工程等が作動液槽
に貯えられた液内においてなされ、各部材の組合せがす
べて手探りによってなされるので、工程の自動化がほと
んど不可能であり、組立て作業に長時間を要するばかり
でなく、各部材の組合せにミスを生じたり、封入液中に
気泡が残留して機能低下をもたらす等のおそれが大であ
り、更に、外面に付着した作動液の清掃及び乾燥作業、
液槽周辺に飛散する液の拭き取り作業等のわずられしさ
を伴い、冬期に５ける冷液内への手先の浸漬による作業
の困難性等の問題も避けることができない。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記した問題点に鑑み、ばね部材の閉塞側に
液注入孔を設け、この液注入孔を付されたばね部材と接
合されたケースに、仕切板ダイアフラム及びケースカバ
を組合せ、かしめ結合により渡米封入の組立て体を形成
し、一方、液注入管、該液注入管に接続された切換手段
、並びに切換手段により選択的に接続される真空ポンプ
及び作動液未封入を用意し、液注入管を渡米封入組立て
体の液注入孔に挿入し、切換手段により真空ポンプ側へ
接続させて液室内の空気を排除した後に、切換手段を操
作して液注入管を作動液未封入側へ接続させて液室内へ
作動液を導き、次いで液注入管を抜き取り、液注入孔を
閉鎖して作動液を密封り゛るものである。

（作用）上記した液封入マウントの製造方法において、渡米封入
組立て体の液室内部の空気を排除した後に、液室を作動
液未封入と連接させた際に、作動液が、液室の真空に吸
引されて自動的に液室内へ導かれる。

（実施例）以下、第１図乃至第３図により本発明の実施例について
説明する。

本発明による製造方法を適用するに当っては、第３図に
示ずように、ばね部材１の閉塞側端部に液注入孔１０を
設けることが前提であって、第１図に示すように、液注
入孔１０を付されたばね部材に接合されたケース３にオ
リフィス付仕切板６及びダイアフラム４をケースカバ９
により結合させて成る作動液未封入の組立て体を、密閉
可能な組立て体支承台１７に装着し、４個の開口のうち
の３個を、排気用バルブ１６、液用バルブ１９及びオー
バーフロ用バルブ２１を介して真空ポンプ１７、作動液
未封入２０及びオーバーフロ槽２２に接続された分岐管
１５の第４の開口に接続された液注入管１３を液注入孔
１０に挿入し、先ず液用バルブ１９及びオーバー７０用
バルブ２１を閉塞するとともに、排気用バルブ１６を開
放し、真空ポンプ１７により作動渡米封入組立て体の液
室５内の空気を排除し、次いで排気用バルブ１６を閉塞
するとともに、液相バルブ１９を開放すると、作動液未
封入２０内の作動液が液室５側へ導かれて、液室５を満
たす。次いで、第２図に示す如く、組立て体支承台１７
に加圧空気植入冶具２４を接続し、オーバーフロ用バル
ブ２１を開放させるとともに、液相バルブ１９を閉塞し
、加圧空気によりダイアフラム４を圧して液室５内に導
かれた過剰な作動液をオーバーフロ槽２２へ排出し、加
圧空気によるダイアフラム４への加圧を持続させながら
、注入管１３を取り外し、次いで、第３図に示すように
、鋼球送り装置２６を接続された鋼球挿入装置２５によ
り、鋼球２７を圧挿して液注入孔１０を密封し、組立て
を完了するものである。

（効果）本発明は、上記したように、閉塞側端部に液注入孔を設
けたゴム状弾性材製ばね部材を用いて成る渡米封入組立
体の液室を真空ポンプに接続して液室内の空気を排除す
る工程と、液室を作動液未封入に接続せて液室内に作動
液を導く工程と、液注入孔を閉鎖する工程とを備えてい
ることにより、作動液中に浸漬させた状態で組立て作業
を進める従来技術の製造方法に比較して、各工程が機械
的な切換えにより実施可能であるために、自動化が容易
であり、各工程は自動サイクルによる連続作業が可能で
あって、極めて能率的となり、かつケースとケースカバ
の結合部の気ビ性が確実となるとか、作動液内への気泡
の残留がなくなる等品質面の信頼性も高く保持される。

尚、図示の実施例においては、液注入管１３・に対する
真空ポンプ１７、作動液未封入２０及びオーバーフロ槽
２２の接続を切換える手段として分岐管１５、排気用バ
ルブ１６、液相バルブ１９及びオーバーフロ用バルブ２
１を用いているが、これに限定されるものではなく、例
えば択一的に接続する切換弁を用いることが可能であり
、又液注入孔１０の閉塞手段も、図示した鋼球２７によ
る他、ねじ手段、溶接手段によることも可能である

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は、本発明を実施するための製造装置
の構造例を示すもので、第１図は作動液封入装置の一例
を示し、第２図は液注入孔を閉鎖する装置の一例を示し
、第３図は本発明を実施するためのばね部材の構造を示
す部分断面図、第４図は本発明の対象となる液封入マウ
ントの構造を示す断面図である。１・・・ばね部材、　２・・・センタボス、３・・・ケ
ース、　４・・・ダイアフラム、　５・・・液室、　６
・・・仕切板、　７・・・オリフィス、　９・・・ケー
スカバ、　１０・・・液注入孔、　１７・・・組立体支
承台、　１３・・・液注入管、　１５・・・分岐管、　
１６・・・排気用バルブ、　１７・・・真空ポンプ、　
１９・・・液相バルブ、　２０・・・作動液未封入、２
１・・・オーバーフロ用バルブ、　２２・・・オーバー
フロ槽、　２４・・・加圧空気接続治具、　２５・・・
鋼球圧挿装置、　２６・・・鋼球送り装置、　２７・・
・鋼球。

Claims

【特許請求の範囲】

１、略皿形状を呈するばね部材（１）、環状を呈して前
記ばね部材（１）の開口側端部に接合されたケース（３
）、前記ケース（３）に結合されて前記ばね部材（１）
との間に液室（５）を形成するダイアフラム（４）及び
前記液室（５）内に配置され、前記ケース（３）に結合
された仕切板（６）を有し、前記液室（５）内に作動液
を満たされてなる液封入マウントの製造方法において、
前記ばね部材（１）の閉塞側端部に液注入孔（１０）を
設け、該液注入孔（１０）を備えるばね部材（１）を使
用した作動液未封入の組立体を前記液注入孔（１０）に
挿入した液注入管（１３）及び該液注入管（１３）に接
続された切換手段を介して真空ポンプ（１７）及び作動
液貯蔵槽（２０）に接続させ、前記真空ポンプ（１７）
側への接続により前記液室（５）内の空気を排除した後
に、前記作動液貯蔵槽（２０）内の作動液を前記液室（
５）内へ導き、前記液注入孔（１０）を閉鎖して作動液
を密封することを特徴とする液封入マウントの製造方法
。