JP5960331B1 - 充填装置 - Google Patents
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Abstract
Description
前記手動切換えバルブに排気ラインを、前記減圧・加圧ラインに減圧ラインをそれぞれ介して連通されて、前記液タンク内液体の前記シリンダへの吸い上げ補充から前記充填缶への前記液体と前記圧縮空気との充填に切り換える自動切換えバルブと、前記減圧ラインを連通と大気開放とに切り換える減圧側メカニカルバルブと、前記減圧側メカニカルバルブと前記減圧・加圧ラインとの分岐接続部との間における前記減圧ラインの流通方向を前記減圧・加圧ライン側のみに制御するチェックバルブとを備えてなり、前記自動切換えバルブは、前記排気ラインが接続される排気ポートと前記減圧ラインが接続される減圧ポートとを連通するバルブ本体内の通路に、前記排気ポート側と連通する排気孔を有して軸方向に移動可能とする弁軸部材を備え、前記弁軸部材は、前記通路を前記排気ポート側と前記減圧ポート側とに区画し、前記減圧ポート側に負圧が作用したとき、当該負圧により前記排気孔と前記排気ポートとの連通を遮断する方向に移動するように前記通路に組み込まれていることを特徴とする。
これにより、ダイヤフラムの弾性変形に伴う弁軸部材の移動による弁軸部材の排気孔と排気ポートの流通遮断が、排気ポート側から連通する通路側に継続して伝播されて当該通路のダイヤフラムに作用する負圧によって確実に行われ、また、当該負圧によって流通遮断の状態が継続的に維持される。したがって、シリンダを介して行われる充填缶への液体と圧縮空気との充填を確実に実行させることができるので、充填不足などが無い100%充填を可能にすることができる。
本実施形態に係る充填装置Aは、洗浄液などの液体と圧縮空気とを充填缶Bへ充填、または、使用済みで空になった充填缶Bに液体と圧縮空気とを再充填、さらには、液体が残り、圧縮空気が無くなった充填缶Bに圧縮空気のみを再充填するなどの各充填用途に使用されるものである。
本実施形態において使用される充填缶Bは、例えば、円筒状の缶本体に噴射ノズルbを有する周知の空気圧式エアゾール缶などの構造と同じである。
図1は、本発明の実施形態に係る充填装置Aの全体構成を概略的に示した回路図(配管系統図)であり、図2は、同充填装置Aの一部を正面側から見た状態を示した説明図であり、図3は、同充填装置Aを平面側から見た状態を示した説明図である。
また、図1に示すように、充填装置Aは、真空エジェクタ3に供給ラインL4を介して連通されて、供給ラインL4を通して真空エジェクタ3に圧縮空気を供給する空気供給源4と、供給ラインL4に設けられて、供給ラインL4を流通と大気解放とに切り換える供給側メカニカルバルブ5と、真空エジェクタ3に接続される排気ラインL5に設けられて、排気ラインL5を開閉する手動切換えバルブ6と、空気供給源4から供給ラインL4を通して真空エジェクタ4に供給される圧縮空気の圧力を所定の設定圧に制御(調整)するレギュレータ7とを備えている。
また、図1に示すように、充填装置Aは、減圧側メカニカルバルブ9と減圧・加圧ラインL3の分岐接続部(三方継手)Pとの間における減圧ラインL6の減圧側メカニカルバルブ9側への流通を制御するチェックバルブ10と、自動切換えバルブ8の後記する通路34と減圧ポート36と間に設けられて、通路34側の負圧上昇を、減圧ポート36を含めた減圧ラインL6側の負圧上昇により遅らせ、しかも、減圧ラインL6側の負圧上昇が高くなるように圧力差(差圧)を発生(生成)させるオリフィス11とを備えている。
図4は、充填口金1を断面して示す説明図である。
充填口金1は、充填缶Bの噴射ノズルbが挿し込み接続されるように構成されている。具体的に説明すると、図2および図4に示すように、充填口金1は、充填台12に取り付けられるブラケット13の立上り部一方側に摺動可能に貫通支持される接続口部材1aと、接続口部材1aに同軸気密状に螺合連結されて立上り部他方側に摺動可能に貫通支持されるノズル本体(ボディ)1bと、ノズル本体1bをブラケット13の立上り部一方側に付勢するアウタースプリング1cと、接続口部材1aのノズル挿入口14と連通するノズル本体1bの内部通路15に同軸上で軸方向に移動可能に内設される弁部材(バルブステム)1dと、弁部材1dをノズル挿入口14方向(閉じる方向)に付勢するインナースプリング1eとから構成されている。
充填口部17は、充填缶Bの噴射ノズルbが、アウター・インナー両スプリング1c、1eに抗して接続口部材1aのノズル挿入口14から挿し込み装着されたときに、噴射ノズルbが同軸連通状に突き当たることで、噴射ノズルbと内部通路15とを連通させる口であり、図4に示すように、弁部材1dの軸端面から軸方向に設けた軸穴17aと、この軸穴17aから円周に向けて開口させた円周孔17bとから形成されている。
充填完了後、クランプ機構19による充填缶Bの保持解除よって噴射ノズルbが接続口部材1aから抜き外されることで、ノズル本体1bと接続口部材1aはアウタースプリング1cによって元の状態に戻され、弁部材1dはインナースプリング1eによって充填口部17が閉じられる元の状態に戻されて次の充填に備える。ここで、元の状態とは前進位置を意味する。
図5は、本実施形態に係る充填装置に用いられるシリンダ2を示し、(a)は、縦断面図して示した説明図であり、(b)は、液補充ライン(チューブ)L1による液タンクCとの連通を示した説明図である。
シリンダ2は、図5に示すように、筒体2a、筒体2aの上下開口部を閉鎖する上下の閉鎖部材2b,2c、筒体2a内の上部閉鎖部材2b側に備えられるフロート部材2d、下部閉鎖部材2c側に備えられるボール部材2eから形成されている。上下閉鎖部材2b,2cは、Oリングなどのシール部材20を用いた内嵌め状態で筒体2aの上下開口部に取り付けられて、当該上下開口部を気密状に閉鎖する。
フロート部材2dは、筒体2a内が空のときや、吸い上げ補充された液体と空気供給源4からの圧縮空気とが或いは圧縮空気のみが後記する充填口30から充填缶Bに補充されるときには上部閉鎖部材2b側において筒体2a内を筒方向上下に仕切るように備えられている止め輪部材24によって受け止められるようになっている(図5(a)の実線の状態)。
図5(a)に二点鎖線で示すように、ボール部材2eは、液補充口26と筒体2a側とを仕切るように凹部側に備えられている止め輪部材27によって凹部内から筒体2a内側に飛び出さないようになっている。
また、下部閉鎖部材2cは、充填ライン(チューブ)L2がボール弁内蔵のチェックプラグ28、エルボ管(エルボユニオン)29を介して接続される充填口30を備えている。
図6は、自動切換えバルブ8の一例を示した断面図で、(a)は、真空エジェクタ3から減圧・加圧ラインL3を介してシリンダ2に作用する負圧(吸引力)により液タンクCの液体がシリンダ2に吸い上げ補充されるときの状態を示した説明図であり、(b)は、シリンダ2に吸い上げ補充された液体と、真空エジェクタ3から減圧・加圧ラインL3を通じてシリンダ2に送り込まれる圧縮空気とが充填缶Bに同時に充填されるときの状態を示した説明図である。
この自動切換えバルブ8は、図6に示すように、バルブ本体(バルブハウジング)8aと、バルブ本体8a内の後記する通路34に移動可能に組み込まれる弁軸部材8bと、弁軸部材8bを支持するダイヤフラム8cとから構成されている。
通路34は、弁軸部材8bが摺動可能に挿嵌され、排気ポート35側に連通する小径孔部34aと、この小径孔部34a側と区画するようにダイヤフラム8cが取り付けられ、減圧ポート36側に連通する大径孔部(減圧室)34bとから同軸上に形成されている。
また、小径孔部34aの内周面における排気隙間37部分を除く軸方向両側の上下内周縁に設けた凹部に環状のシール部材(例えば、Oリングなど)38a,38bを周設することで、弁軸部材8bの外周との密閉性を図るシール構造としている。
オリフィス11は、図6(b)の拡大図に示すように、連通孔39の屈曲部を境に大径孔部34bに向けて開口する孔部分に、口元(入口)を大径孔部34b方向(減圧下流側)に向けて絞り込み小径な孔形にて一体に設けた円形の孔11aと、この孔11aに対してネジ式にて進退調整可能に備えたニードルスクリュー11bとから形成されている。
これにより、ダイヤフラム8cを弾性変形させるために必要とする大径孔部(減圧室)34b側の負圧上昇不足により自動切換えバルブ8が切り換わらない(弁軸部材8bの排気孔40と排気ポート35との流通が遮断されない)ことが発生することを確実に防ぐことができる。しかも、液タンクCからシリンダ2への液体の吸い上げ補充完了後の自動切換えバルブ8によりシリンダ2を介しての充填缶Bへの液体と圧縮空気との充填に切り換わった後においても当該充填が完了するまで間、ダイヤフラム8cの弾性変形状態が継続して保たれるように大径孔部34b側に減圧ポート36からチェックバルブ10に至る減圧ラインL6から上昇された負圧が供給されることとなる。
弁軸部材8bは、真空エジェクタ3から排気ラインL5を通して排気ポート35に圧送されてくる圧縮空気(排気エア)を排出する役目と、当該排出を止める、つまり、排気ポート35を開閉する役目を成すものである。
この弁軸部材8bは、通路34を形成する小径孔部34aの孔内径に相当する外径(太さ)を有する丸形または角形軸状で、小径孔部34a全長から大径孔部34b内に突出する程度の長さに形成されている。そして、弁軸部材8bは、図6に示すように、小径孔部34aに摺動可能に嵌挿される軸部分に排気孔40を設けている。
横孔40aは、弁軸部材8bが図6の(a)に示す状態のときには小径孔部34aに設けた上側のシール部材38aよりも排気隙間37側に位置して当該排気隙間37との連通状態を保つ一方で、弁軸部材8bが図6の(b)に示す状態に移動したときにはシール部材38aを越えて大径孔部34b側に位置して排気ポート35の外部連通を遮断(閉鎖)する弁軸部材8bの軸方向において径方向(周方向)に貫通状に形成されている。
縦孔40bは、弁軸部材8bの軸芯に沿って横孔40aから軸方向外部(下端部)に向けて抜けるように形成されている
ダイヤフラム8cは、バルブ本体8aを構成する2部材の間に介在された状態で通路34を形成するする大径孔部(減圧室)34bにおける小径孔部34aとの連通側に位置して取り付けられ、2部材からなるダイヤフラムリテーナー41とボルト42とによって弁軸部材8bの小径軸を取り付け支持するように形成されている。
また、ダイヤフラム8cは、一方のダイヤフラムリテーナー41と大径孔部34bとの間に弾装されたダイヤフラムスプリング43によって、図6の(a)に示す状態に常時付勢されるように形成されている。
これにより、ダイヤフラム8cは、減圧ポート36と連通孔39、屈曲部のオリフィス11を介して連通する大径孔部(減圧室)34bに、ダイヤフラムスプリング43のバネ力以上の負圧(例えば、40kPa)が作用したときに、図6の(a)に示す状態から(b)に示す状態に弾性変形し、排気ポート35と弁軸部材8bの排気孔40との連通(流通)を遮断する方向に弁軸部材8bを移動させるようにしている。
つぎに、減圧ラインL6の流通方向を減圧・加圧ラインL3側のみに制御するチェックバルブ10について説明する。
チェックバルブ10は、図1に示すように、減圧側メカニカルバルブ9側に位置して減圧ラインL6に設けられており、自動切換えバルブ8の減圧ポート36および減圧側メカニカルバルブ9側から減圧・加圧ラインL3(分岐接続部P)側への流れは可能である一方、その逆方向へは流れないように減圧ラインL6の流通方向を制御するように構成されている。
一方、ダイヤフラム8cの弾性変形より弁軸部材8bが移動し、排気ポート35と弁軸部材8bの排気孔40との流通が遮断されると(図6(b)の状態)、圧縮空気(排気エア)の排出が止まる。すると、圧縮空気は真空エジェクタ3の真空ポートに接続されている減圧・加圧ラインL3側へと流れ、減圧・加圧ラインL3を通じて分岐接続部Pから減圧ラインL6に流入してくるが、減圧側メカニカルバルブ9の手前に設けられているチェックバルブ10により止められる。
これにより、チェックバルブ10から減圧側メカニカルバルブ9、自動切換えバルブ8の減圧ポート36間における減圧ラインL6、そして減圧ポート36に流通路39にて通じるバルブ本体8a内通路34の大径孔部34bの負圧状態は保たれる。つまり、減圧・加圧ラインL3との分岐接続部Pからチェックバルブ10間における減圧ラインL6が負圧状態から圧縮空気の流入による加圧状態に切り換わった後においてもバルブ本体8a内通路34の大径孔部34b内は、弁軸部材8bを支持するダイヤフラム8cの弾性変形状態を保つ負圧上昇域に継続して保たれる。
つまり、両メカニカルバルブ5,9によるそれぞれの供給ラインL4と減圧ラインL6の流通と外気解放との切り換えがクランプハンドル19aの開閉操作によって同時に行なわれるようになっている。
つぎに、以上のように構成されている本実施形態に係る充填装置Aによる充填缶Bへの液体の充填から圧縮空気の充填までの動作について説明する。ここでは、図2、図5および図6を適宜参照しながら説明する。
つぎに、充填台12の充填口金1に充填缶Bの噴射ノズルbを挿し込み、クランプ機構19のクランプハンドル19aを起こす閉操作による缶押え板19bの移動で充填缶Bを充填口金1方向に押え込み、充填缶Bを充填台12にセット保持させる。このとき、クランプハンドル19aの閉操作による缶押え板19bの移動によってスプールが押されて供給側メカニカルバルブ5と減圧側メカニカルバルブ9が同時に作動し充填装置Aの充填動作が開始する。
これにより、真空エジェクタ3の供給ポートから排気ポートに向かって高速に流れる圧縮空気によって真空エジェクタ3内に生じる負圧は、減圧・加圧ラインL3を通じてシリンダ2側へ、分岐接続部Pから減圧ラインL6を通じて自動切換えバルブ8の減圧ポート36側へと作用するが、このときの減圧・加圧ラインL3、減圧ラインL6の負圧上昇は低く、バルブ本体8a内の大径孔部34bのダイヤフラム8cは弾性変形せずに、図6(a)に示す状態を保つ。一方、減圧・加圧ラインL3が直結して通じるシリンダ2側では作用する負圧に伴って液補充ラインL1を通じて液タンクC内液体がシリンダ2へ吸い上げ補充される液体の補充が開始する。
すると、減圧ポート36に連通孔39、オリフィス11を介して通じるバルブ本体8a内の大径孔部34bの負圧上昇が、例えば、40kPaへと一気に上昇し、大径孔部34b内のダイヤフラム8cがダイヤフラムスプリング43のバネ圧に抗して弾性変形するとともに、ダイヤフラム8cの弾性変形により弁軸部材8bは、図6(a)の状態から(b)の状態へと移動される。このとき、オリフィス11を境として連通する大径孔部34b側がダイヤフラム8cの弾性変形の負圧上昇域に達するとき、減圧ポート36からチェックバルブ10に至る減圧ラインL6における負圧上昇よりも時間的に遅れて行われる。
ちなみに、本実施例では、レギュレータ7の圧力を0.85MPaに設定している。
これにより、供給ラインL4、排気ラインL5、減圧・加圧ラインL3、シリンダ2、分岐接続部Pからチェックバルブ10に至る減圧ラインL6、そしてチェックバルブ10を含む減圧側メカニカルバルブ9から自動切換えバルブ8の減圧ポート36に至る減圧ラインL6、減圧ポート36に連通する大径孔部34bが負圧から大気圧または大気圧に近い状態に戻され、次の充填動作に備える。つまり、大径孔部34bが大気圧に戻されることでダイヤフラム8cは負圧による弾性変形状態から元に状態に戻り、ダイヤフラム8cの復元力とダイヤフラムスプリング43のバネ圧により弁軸部材8bは排気孔40の横孔40aが上側シール部材38aよりも外周の排気隙間37側に位置して当該排気隙間37に連通する位置に移動戻される(図6(a)の状態)。
充填缶B内に液体が残留しているが、内圧が低く液体を噴射させることができない場合には、カバー32前面の手動切換えバルブ6の切換えレバー45をエア充填側に切換えセットする。これにより、手動切換えバルブ6から自動切換えバルブ8側への排気ラインL5の流通が遮断される。
そして、前記と同じ操作により充填缶Bを充填台12にセット保持させる。すると、充填装置Aの充填動作が開始し、空気供給源4からの圧縮空気が、供給ラインL4を通じて真空エジェクタ3、減圧・加圧ラインL3を通じてシリンダ2、充填ラインL2を通じて充填口金1へと供給され、充填口金1から圧縮空気のみが充填缶Bに充填される。このときの充填圧力も前記と同じくレギュレータ7にて制御される。
つぎに、自動切換えバルブ8−1の他の実施形態について説明する。図7は、自動切換えバルブ8−1の他の実施形態を断面して示した説明図である。
なお、この実施形態における自動切換えバルブ8−1は、図7に示すように、ダイヤフラムスプリング43のバネ圧を任意に調整することができる調整部材44をバルブ本体8aに新たに備えた構成であり、その他の構成要素においては前記実施形態詳述の自動切換えバルブ8と基本的に同じであることから同じ構成要素に同じ符号を付することで重複説明は省略する。
つまり、シリンダ2を介して行われる充填缶Bへの液体の充填から圧縮空気の充填への切り換えタイミングなどを、作業者のネジ部44aによるダイヤフラムスプリング43のバネ圧調整によって任意に変更することができるようにしてある。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載の本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても本発明に含まれる。
また、前述の各図で示した実施形態は、その目的および構成などに特に矛盾や問題がない限り、互いの記載内容を組み合わせることが可能である。また、各図の記載内容はそれぞれ独立した実施形態になり得るものであり、本発明の実施形態は各図を組み合わせた一つの実施形態に限定されるものではない。
また、前記実施形態では、バルブ本体8a内通路34の大径孔部34bと減圧ポート36とを連通する連通孔39にオリフィス11を備えて、オリフィス11を境として連通する減圧下流側の大径孔部(減圧室)34bと減圧上流側の減圧ポート36との間に負圧上昇の圧力差を発生させる構成を採用したが、オリフィス11を備えることなく、減圧ポート36から大径孔部34bを直接負圧上昇させてダイヤフラム8cを弾性変形させる構成とすることもできる。
B 充填缶
C 液タンク(一斗缶)
L1 液補充ライン
L2 充填ライン
L3 減圧・加圧ライン
L4 供給ライン
L5 排気ライン
L6 減圧ライン
1 充填口金
2 シリンダ
3 真空エジェクタ
4 空気供給源
5 供給側メカニカルバルブ
6 手動切換えバルブ
7 レギュレータ
8,8−1 自動切換えバルブ
8a バルブ本体
8b 弁軸部材
8c ダイヤフラム
9 減圧側メカニカルバルブ
10 チェックバルブ
11 オリフィス
34 通路
34a 小径孔部
34b 大径孔部(減圧室)
35 排気ポート
36 減圧ポート
39 連通孔
40 排気孔
40a 横孔
40b 縦孔
Claims (4)
- 充填缶が装着される充填口金と、
前記充填缶に充填する液体を貯留する液タンクに液補充ラインを、前記充填口金に充填ラインをそれぞれ介して連通されて、前記液タンクから液体を吸い上げ補充し、補充した液体を前記充填缶に充填するシリンダと、
前記シリンダに減圧・加圧ラインを介して連通されて、当該シリンダ内を減圧および加圧する真空エジェクタと、
前記真空エジェクタに供給ラインを介して連通されて、当該真空エジェクタに圧縮空気を供給する空気供給源と、
前記供給ラインを流通と大気解放とに切り換える供給側メカニカルバルブと、
前記真空エジェクタに排気ラインを介して連通されて、当該排気ラインL4を開閉する手動切換えバルブと、を備え、
前記充填缶に液体と空気とを或いは空気のみを充填する充填装置であって、
前記手動切換えバルブに排気ラインを、前記減圧・加圧ラインに減圧ラインをそれぞれ介して連通されて、前記液タンク内液体の前記シリンダへの吸い上げ補充から前記充填缶への液体と空気との充填に切り換える自動切換えバルブと、
前記減圧ラインを流通と大気開放とに切り換える減圧側メカニカルバルブと、
前記減圧側メカニカルバルブと前記減圧・加圧ラインの分岐接続部との間における前記減圧ラインの前記減圧側メカニカルバルブ側への流通を制御するチェックバルブと、を備えてなり、
前記自動切換えバルブは、前記排気ラインが接続される排気ポートと前記減圧ラインが接続される減圧ポートとを連絡するバルブ本体内の通路に、前記排気ポート側と連通する排気孔を有して軸方向に移動可能とする弁軸部材を備え、
前記弁軸部材は、前記通路を前記排気ポート側と前記減圧ポート側とに区画し、前記減圧ポートと連通する前記通路側に負圧が作用したとき、当該負圧により前記排気孔と前記排気ポートとの流通を遮断する方向に移動するように前記通路に組み込まれていること、を特徴とする充填装置。 - 前記自動切換えバルブは、前記通路を、前記排気ポート側と前記減圧ポート側とに区画し、前記減圧ポートに連通する通路側に作用する負圧によって弾性変形するダイヤフラムを備え、該ダイヤフラムに前記弁軸部材を支持させてなること、を特徴とする請求項1に記載の充填装置。
- 前記減圧ポートまたは減圧ポートを含めた前記減圧ラインと前記通路との間にオリフィスを備えて、前記通路側の負圧上昇を、前記減圧ポート側または減圧ポートを含めた前記減圧ライン側の負圧上昇よりも遅らせるように構成してなること、を特徴とする請求項1または請求項2に記載の充填装置。
- 前記オリフィスは、一部または全部が前記減圧ポートと前記通路とを連通するバルブ本体内の連通孔に一体に形成されていること、を特徴とする請求項3に記載の充填装置。
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