JP6214338B2 - 液だれ防止機構付きのシーラガン - Google Patents

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本発明は、塗布剤または充填材等のシーラを、吐出筒の先端の吐出口から吐出されるシーラガンであって、シーラの吐出を停止させたときに、吐出筒の先端の吐出口の付近にシーラが付着して垂れ下がるようになることで生じてくるシーラの液だれを、自動的に除去・消失せしめるようにする液だれ防止装置が装備されているシーラガンについての改良に関する。
図面について具体的に説明すれば、シーラガンAは、通常、図1・図2に示しているように、筒状に成形したボディaの基端側に、把持グリップbを連続させて成形し、この把持グリップbの前面側(図1及び図2において左面側)に、握り込みの作動により枢支軸c中心に前後に回動する握りレバーdを軸支し、ボディaの先端側(図において左端側)には、小径の軸筒状に形成した吐出筒eの基端側を接続させて設け、その吐出筒eの先端側に、小径の吐出ノズルfを接続し、その吐出ノズルfの先端に、基端の把持グリップbの下端部に装設せるシーラの導入口gから受け入れたシーラを吐出せしめる吐出口hを設け、前記把持グリップb及び吐出筒eを含むボディaの内腔には、前記導入口gから受け入れたシーラを前記ノズルfの先端の吐出口hに導く導液路iと、その導液路iの途中において、その導液路iによる導入口gと吐出口hとの連通を断・接する弁機構1と、前記ボディaの軸線方向(図において左右方向)に可動とした前記弁機構1の弁軸10をバネ圧により閉弁側に動くように付勢するバネ機構2と、により構成され、それの弁機構1にはスライドバルブを用い、かつ、そのバネ機構2は、握りレバーdを握り込む作動によって弁機構1を開弁に作動させ、握りレバーdの握り込みを解放する作動によって弁機構1を閉弁に作動させるよう握りレバーdの回動作動に対し連繋させた構成としている。
そして、これにより、シーラガンAの内部の導液管iに対し、シーラが輸送ポンプ等の加圧手段によってタンクから構内配管を通じて供給されている状態において、シーラガンAを操作して、それの握りレバーdを握り込むと、弁機構1が開弁して吐出筒eの先端の吐出口hからシーラが吐出し、握りレバーdの握り込みを解放すると、復元するバネ機構2のコイルバネ20のバネ圧により握りレバーdが復元回動し、弁機構1の弁軸10を閉弁側に作動させ、弁機構1を閉弁の状態として吐出口hからのシーラの吐出を停止させた状態とする。
従って、シーラガンAは、握りレバーdを握り込む作動によって吐出口hからシーラを吐出し、握りレバーdの握り込みを解放することでシーラの吐出を停止させるように作動する。
さらに、前記弁機構1は、それの弁軸10のボディa内に対し摺動自在に嵌合する部分に中空の内筒状の部分を形成し、その部分の外周面をもって弁体xを構成し、この弁軸10が摺動自在に嵌合する外筒状の部分には、その外筒状の部分の内周面により、前記弁体xと対向する弁座yを構成し、前記弁軸10の内筒状に形成した部分の周壁部には、ボディa内に配設した導液路iに対し断・接自在に連通する弁口zを形設することで、バネ機構2のコイルバネ20のバネ圧による付勢により、弁軸10が軸方向に動くことになって、弁機構1の開弁と閉弁の作動が行われるようにしてある。
そして、この弁機構1の開・閉弁の作動と、バネ機構2の作動との関係は、バネ20を収蔵するバネケース21の後半側に、弁軸10に対し係止せしめる係止手段22を設け、そのコイルバネ20の前端側は、弁軸10にスライド自在に嵌装せる前記バネケース21の前半側に収蔵せしめ、前記バネケース21の後半側の後面側には、連繋手段24を装設しておき、この連繋手段24を、前述の握りレバーdに対し連繋させておくことで、握りレバーdの握り込み作動を解放すると、それにより復元するバネ機構2のバネ20のバネ圧で、弁軸10が図1において右方に動いて、握りレバーdを復元回動させ、同時に、弁機構1の弁口zが閉塞位置に動いて弁機構1を図1に示しているよう“スライド弁閉状態”とし、シーラの吐出を停止した状態とする。
このときの、“スライド弁閉状態(停止)”におけるスライド弁の弁機構の閉弁の作動は、図1に示しているように、バネ機構2のバネ20のバネ圧で弁軸10を後方に引き戻した状態において行われるようになる。
また、“スライド弁開状態(吐出)”におけるスライド弁の弁機構の開弁の作動は、図2にあるように、握りレバーdを握り込む作動で、弁軸10をバネ機構2のバネ20のバネ圧に抗して前方に押し出した状態として行われる。
このことから、このスライド弁を弁機構に用いたシーラガンにあっては、吐出筒e内の前端部位に、握りレバーdの作動によりピストンpが往復動して吸引作動と吐出作動とを行う液だれ防止手段3を組み込むと、それのピストンpは、バネ機構2のバネ20のバネ圧に抗して前方に押し出された状態において、弁機構1を“スライド弁開状態”に保持するようになる。
次に、弁機構1にスライドバルブ式の弁機構を用いて構成せるシーラガンに組み込む液だれ防止手段3の構成について説明する。
この液だれ防止手段3は、図1及び図2に示しているよう、弁機構1をスライドバルブ式に構成しているシーラガンAの吐出筒e内部に組み込み装備せしめた往復動するピストンpと、このピストンpの作動により拡縮するよう前記吐出筒e内に装備せしめて吐出作動と吸引作動とを行わすポンプ室30と、このポンプ室30を、吐出筒eの先端の吐出口hに対し連通させるよう該ポンプ室30に接続させて設けた吸引・吐出36とからなり、握りレバーdの握り込み作動を行うと、これにより、図1に示しているよう、前記弁軸10の外周に設けた弁体xが、弁軸10とともに左方に動いて、ボディaの開口端部の内周面に形設してある弁座yに対し左方に動いた状態となって、弁口zが導液路iに対し連通する弁機構1を開弁した“スライド弁開状態(吐出)”の状態となる。そして、同時に、弁軸10とともに該液だれ防止手段3のピストンpが左方に動くことで、ポンプ室30を縮小させて、該ポンプ室30内に吸引していたシーラをポンプ室30から押し出す吐出作動を行うようになる。
次に、握りレバーdの握り込みの作動を解放すると、前記バネ機構2のバネ20のバネ圧の復元により、弁機構1の弁軸10が図2に示しているように右方に動いて、弁軸10に組み付けた弁体xを右方に動かし、その弁体xの外周に設けたシート面を、ボディaの軸筒部の開口端に固定して設けた弁座yのシート面に衝合せしめ、弁口zの導液路iに対する連通を遮断し、弁機構1を閉弁した状態とし、これにより、吐出筒e先端の吐出口hからのシーラの吐出を停止させる状態とする。
そして、同時に弁軸10とともにピストンpが右方に動くことで、ポンプ室30が拡張するよう作動して、吸引・吐出筒36を介して周辺のシーラをポンプ室30内に吸引する吸引作動を行うようになって、シーラの吐出を停止させたときに、吐出筒eの先端の吐出口hの周辺に付着して垂れ下がるシーラの液だれを、吸引・吐出筒36を介してポンプ室30内に引き込み、液だれを防止するように作動する。
従前の液だれ防止手段3を組み込んだシーラガンAは、それの弁機構1には、ボディaの内腔に軸筒状に装設した可動の弁体xの内周面と、このボディa内腔の外筒11に摺動自在に嵌合する内筒状の弁軸10の外周面との摺接面に、弁軸10の摺動によって開閉する弁口を開設することで構成するスライドバルブ式の弁機構が用いられている。
このスライドバルブを弁機構1に用いて、液だれ防止機構を組み込んで構成する従前のシーラガンAは、弁軸10の摺動作動が円滑に行われるようにするため、それらの摺動面には、微細な間隙を設けるようにするが、その間隙は、シーラガンAには、タンクから構内配管を通じ高圧(7MPa〜10MPa)のシーラが、輸送ポンプ等の加圧手段により加圧された状態で供給されてくることで、隙間があると、その隙間から高圧のシーラが滲み出してくるようになるので、これを防止するため、弁体x及び弁座yは15μm程度の微細な隙間をもって対向するように設定して加工している。
シーラは、可塑剤等の低粘度の液体成分と炭酸カルシウム等の粒子状成分とを混合して調整される常温で高粘度の混合液体であり、輸送ポンプ等の加圧手段によって加圧されてタンクから構内配管を通じ高圧(7MPa〜10MPa)が掛かった状態で、末端のシーラガンまで輸送され、シーラガンの操作により、それの吐出筒の先端の吐出口hから吐出させることで、被塗布物に対し供給され、塗布後に加熱処理(120℃程度)により硬化させるように用いる。
このシーラは、シーラガンを通常の如く使用するときは、その使用が時間をおいた断続使用であっても、シーラガンの内部においては、低粘度の液体成分と粒子成分とに分離することはなく、安定した性状を保持して、シーラガンの吐出口hからの吐出が行われるようになる。
しかし、シーラガンを用いての塗布作業中において、例えば、休憩時間などで、シーラガンに輸送ポンプ等の加圧手段により元圧が掛かった状態で30分以上放置すると、15μm程度の微細に設定した弁機構1の弁体xの外周面と弁座yの内周面とのシート面の間の隙間において、シーラ中の低粘度液体成分と粒子成分との分離が起き、可塑剤等の低粘度液体成分が微細な間隙からシーラガンの外部に滲み出し、シーラガン側に残った残存成分が、局所的に高粘度または固化状態となって、弁機構1の可動の内筒(弁軸10)の摺動作動の抵抗を増大させ、最悪の場合には、弁機構1が固着し、機能しなくなる不具合を発生させるようになる。
このように、弁体xのシート面と弁座yのシート面との摺接部位、及び弁軸10の外周面とボディa内に成形する外筒部の内周面との摺接部位に形成される微細な隙間によって生じてくるシーラの組成成分の分離によって、低粘度の液体成分が隙間から滲み出てくる問題は、弁体xの外周のシート面と外筒部の内周となる弁座yのシート面との摺接部位が軸方向に長くなるスライドバルブ式の弁機構1を用いてシーラガンを構成した場合にあっては、隙間を極く微細に形成することで、この滲み出しを防止するようになる筈であるが、実際には弁軸10のスライドを許容する限度にまで隙間を微細に加工しても、このシールの成分の分解に起因する滲み出しは生じてくる。
図3及び図4は、弁機構にシート弁式(ポペットバルブ式)の弁機構を用いて構成せる液だれ防止手段を持たないシーラガンAを示している。
この液だれ防止手段を持たないシーラガンAは、ボディa内に組み込んだポペットバルブ式の弁機構の構成が、可動の弁軸10の先端側には、周面の形状を凸のコーン状に形成した弁体xを設け、この弁体xと対向する弁座yは、周面の形状を凹形のコーン状に形成してボディa内腔に形成せる外筒状の部分の開口端部に、ボディaに対し固定して設けておき、かつ、ボディa内に組み込むバネ機構2(図示省略)は、図3に示しているように、握りレバーdの握り込みを解放したときの、バネ機構2のバネ20のバネ圧の復元作動により、弁体xを図3において左方に動かし、その弁体xの周面の凸のコーン状のシート面を、ボディa内の外筒状の部分の開口端部に形設せる凹形のコーン状のシート面に対して衝合させて、弁体xと弁座yとの間に形成される弁口zを閉とし、“シート弁閉状態(停止)”の状態とする。また、握りレバーdを握り込む作動を行うと、バネ機構2のバネ20のバネ圧による付勢に抗して、バネ20を押し縮めながら弁軸10を右方に動かし、弁体xの外周面のシート面を、図4に示しているように、弁座yの内周面のシート面から引き離して、“シート弁開状態(吐出)”の状態とするよう構成してある。
即ち、このシートバルブ式の弁機構を用いて構成せる液だれ防止手段を持たないシーラガンは、ボディaの基端側に設けてある握りレバーdを握り込み、ボディa内に収蔵せるバネ機構(図示省略)のバネ圧の付勢に抗して握りレバーdを回動させると、弁機構1の弁軸10の先端に弁軸状に設けた弁体xが、図3に示しているよう軸穴状に形成してある軸筒部状の弁座yから右方に抜け出して、弁機構1を開弁に作動させ、握りレバーdの握り込みを解放すると、バネ機構のバネのバネ圧の復元により軸杆状の弁体xが図4に示しているよう軸穴状の軸筒部状の弁座y内に嵌合していき、弁座yの中心部位に設けている弁口zを閉じ、弁機構1を閉弁に作動させ、吐出筒eの先端の吐出口hからのシーラの吐出を停止させるようになって、前述の図1・図2で示したスライドバルブ式の弁機構を用いて構成せる従前のシーラガンと同様に作動する。
そして、それの弁機構1を閉弁に作動させたときは、弁軸10の前端に設けた凸形のコーン状の弁体xが、左方に動いてボディa内の前端部位に固定して設けた凹形のコーン状の弁座y内に、図3に示している如く嵌合することで、弁体xの外周面のシート面と弁座yの外周面のシート面とが、復元するバネ20のバネ圧により衝合することによって、弁口zが密に遮閉されて閉弁に作動するようになることから、それらシート面の衝合部により形成される間隙が密になり、シーラの洩れの無い間隙を保持するようになる。
しかし、このシートバルブ式の弁機構を用いてシーラガンを構成し、これの吐出筒e内の前端部位に、弁軸10の往復動の作動に連動して、吸引と吐出の作動を行って、吐出筒eの先端の吐出口hの周辺に付着して垂れ下がるシーラを吸引除去するシーラ液だれ防止手段3を組み込む場合にあっては、弁体zが左方に動いた開弁時に吐出、弁体xが右方に動いた閉弁時に吸引動作を行う必要があるが、夫々逆の動きとなるため、図3の弁軸10を単純に左方に延長し、液だれ防止手段3のピストンpと連繋させても吸引、吐出動作は成り立たない。
本発明において解決しようとする課題は、弁機構にスライドバルブを用いている従前の液だれ防止機構を組み込んだシーラガンに生じている、極く微細な隙間があると、シーラが低粘度液体成分と粒子成分とに分離して、シーラの品質が保てなくなる問題、及び低粘度液体成分の滲み出しによりシーラガン内部のシーラの性状が高粘度となることで、バルブの摺動抵抗が増大し、円滑なバルブ開閉ができなくなる問題を解消せしめる点にある。
上述の課題を解決するための手段として、本発明においては、シーラガンのボディに組み込む弁機構を、可動の弁軸の側に設ける弁体のシート面が凸形の傾斜面をなすコーン状で、ボディ側に固定して設ける弁座のシート面が凹形の傾斜面とした裏返しのコーン状をなすポペット弁機構に構成し、かつ、そのポペット弁機構の弁体が、輸送ポンプ等の加圧手段により負荷されてシーラガンのボディ内を流れるシーラの流れ方向に対し逆向きに付勢するバネ機構のバネ圧により閉弁とするように設定してあることを特徴とする液だれ防止機構付きのシーラガンを提起するものであり、
また、これに併せて、前記ポペット弁機構の可動の弁軸には、シーラガンのボディ内に組み込み装備せしめる液だれ防止機構のポンプ装置のピストンを、該弁軸の摺動作動により該弁軸の作動方向と同方向に作動するよう連繋せしめたことを特徴とする請求項1記載の液だれ防止機構付きのシーラガンを提起するものである。
本発明手段においては、弁機構にシート弁を用い、かつ、該シート弁のコーン状に形成した弁体のシート面と弁座のシート面との衝合が、バネ機構のバネの復元時のバネ圧をもって行われ、しかも、弁体がシーラを加圧して供給する際のシーラの流れ方向と逆方向に作動することで、弁座に衝合していくようになるので、弁体のシート面と弁座のシート面との衝合部位に形成される隙間が密になり、この隙間を介してシーラが洩出するのを効果的に防止し得るようになる。
弁機構にスライド弁を用いて組み立てた従前のシーラガンに対し、液だれ防止手段を組み込んだ例の、“スライド弁閉状態(停止)”における全体の縦断側面図である。 同上のスライド弁を用いて組み立てた従前のシーラガンに対し、液だれ防止手段を組み付けた例の、“スライド弁開状態(吐出)”とした状態における全体の縦断側面図である。 従前の弁機構にシートバルブ式の液だれ防止手段を持たないシーラガンの、“シート弁閉状態(停止)”とした状態時における部分の縦断側面図である。 同上シーラガンの、“シート弁開状態(吐出)”とした状態時における部分の縦断側面図である。 弁機構にシートバルブ式のシート弁を用いて構成し、液だれ防止手段を組み込んだシーラガンの全体の側面図である。 同上のシーラガンの、弁機構を開弁して“シート弁開状態(吐出)”とした状態時の側面図である。 同上のシーラガンの、“シート弁閉状態(停止)”状態時の全体の縦断側面図である。 同上のシーラガンの、弁機構を開弁して“シート弁開状態(吐出)”とした状態時における一部破断した側面図である。 スライドバルブを弁機構に用いて構成せるシーラガンの、弁機構を閉弁して、“シート弁閉状態(停止)”とした状態時における一部の拡大縦断面図である。 同上のシーラガンの、弁機構を開弁して“シート弁開状態(吐出)”とした状態時の一部の拡大縦断側面図である。 同上のシーラガンの、弁機構を閉弁して“シート弁閉状態(停止)”とした状態時の縦断側面図である。 同上シーラガンの、弁機構を開弁して“シート弁開状態(吐出)”とした状態時の縦断側面図である。
次に本発明の実施の態様を、実施例につき図面に従い詳述する。
図5は本発明を実施せるポペットバルブ式垂れ防止手段付きのシーラガンの、シート弁(ポペットバルブ)を閉弁の状態“シート弁閉状態(停止)”とした状態における全体の側面図、図6は同上“シート弁開状態(吐出)”とした状態時のシーラガンの全体の側面図、図7は同上シーラガンの“シート弁閉状態(停止)”とした状態時の一部破断した全体の側面図、図8は、同上のシーラガンの、“シート弁開状態(吐出)”とした状態時の一部破断した全体の側面図、図9は、同上シーラガンの“シート弁閉状態(停止)”とした状態時の要部の拡大縦断面図、図10は、同上シーラガンの“シート弁開状態(吐出)”とした状態時の要部の拡大縦断面図、図11は同上シーラガンの、“シート弁閉状態(停止)”とした状態時の全体の縦断側面図、図12は、同上シーラガンの“シート弁開状態(吐出)”とした状態時の全体の縦断側面図である。
これら図において、Aは、シーラガンの全体、aは、その本体Aの中央部位に形設した軸筒状のボディ、bは、そのボディaの基端部位に該ボディaに連続させて形設した把持グリップ、dは、その把持グリップbの前面側に配位して支点軸c中心に前後に自在に回動するようボディaの基端側の下部に枢支せる握りレバー、eは、基端側を前記ボディaの前端部に接続せしめてボディaから前方に突出するよう設けた吐出筒、fは、小径のノズルに形成して前記吐出筒eの先端に接続して設けた吐出ノズル、gは、把持グリップbの下端部に形設したシーラの導入口、iは、前記導入口gに連通させて前述の把持グリップbの内腔及びボディaの内腔に配設した導液路、hは、前記導入口gから受け入れて導液路iを介して導くシーラを吐出させるよう吐出ノズルfの先端に開設した吐出口、1は、前記導入口gから受け入れて吐出口hに供給するシーラの流れを、導液路iの途中において断・接するようにボディa内に組み込んだ弁機構、2は、弁機構1の閉弁及び開弁の作動が握りレバーdの作動と連繋して行われるよう、弁軸10に一端側を係止せるバネ20を収蔵せしめてボディa内に組み込んだバネ機構、3は、弁機構1が閉弁に作動して吐出口hからのシーラの吐出を停止させたときに、ポンプ室30が縮小して吸引作動を行うよう吐出筒eの内腔の先端部位に収蔵せしめたシーラの液だれ防止手段を示している。
ボディa及び把持グリップb及び握りレバーdならびに吐出筒eは、通常のシーラガンAのものと同様に形成してあり、軸筒状に成形したボディaの基端側に把持グリップbを接続させて設け、先端側に、前方に向けて突出する吐出筒eの基端部を接続させて設け、把持グリップbの前面側には、支点軸c中心に前後に回動する握りレバーdを枢支して、全体としてガン状のシーラガンAを構成している。
弁機構1は、この例においては図7及び図8に示しているようポペットバルブ(シートバルブ)式の弁機構に構成してあり、ボディaの内腔に固定して設けた外筒11と、これの内周側に前後方向の摺動を自在に嵌合した弁軸10の先端部位に装設せる内筒12と、その内筒12の先端側に嵌合せるネジまたは栓よりなる栓体120と、その120による封栓により外筒11内に形成される空室121と、その内筒12の外周に前記栓体120により内筒12の前端に組み付けられる弁本体13と、その弁本体13の外周面に形設した凸形のコーン状のシート面を有する弁体xと、前記外筒11の開口端部に前記弁体xに対向させて形設した凹形のコーン状のシート面を有する弁座yと、その弁口zを軸方向に跨ぐよう配位して、前記弁軸10の外周面に刻設した弁軸10の軸方向に沿う導液溝14と、その導液溝14の前端寄りの部位に開設した弁口zとを備え、これにより、弁軸10が後方(図7において右方)にスライドして、前記弁体xのシート面が弁座yのシート面から離れて、弁口zが開放した状態とすると、導液口yから供給されてくるシーラが、導液溝14から弁口zを経て吐出筒e内に流れ、吐出筒eの先端の吐出口hから吐出するシート弁開状態となる。また、弁軸10が前方にスライドして、弁体xのシート面が弁座yのシート面に衝合し、衝合したシート面とシート面とにより弁口zの導液溝14に対する連通が遮断されると、弁機構1はシート弁閉状態となり、シーラの吐出を停止させるように構成してある。
次に図9及び図10は、前述の図7、図8による本発明手段の変形例を示している。前述した本発明手段では、把持グリップbの基端の導入口gから導入されたシーラが、導液路i、及び吐出筒eの内腔を経て吐出口hに供給されて吐出していくとき、導液路iから、弁軸10の外周面に該弁軸10の軸方向に沿わせて刻設せる導液溝14により前方に向けて流れ、その導液溝14に対面して設けられている連通口15から弁軸10の前端部に形設してある内筒12の内部に流れ込み、その内筒12の内部を経た後に弁口zから内筒12の外に流出し、吐出筒eを経て吐出口hに流れていくようにしてある。
これに対し、この図9及び図10に示している例のものでは、導液溝14は弁軸10の外周面に、該弁軸10の軸方向に沿う状態に刻設してある。
そして、導液路iを介して供給されてきたシーラは、内筒12の周壁に開設した弁口zから外筒11の内部に流入し、外筒11前端から吐出筒e及び吐出口hに流出していくように構成してある。
このように、シーラガンAの弁機構1の作動を制御するためのバネ機構2は、コイルバネに成形して弁軸10に巻き付けたコイルバネ20と、該バネ20を収蔵せしめて前記弁軸10の外周に嵌装せるバネケース21と、そのバネケース21の後半側を弁軸10に対し軸方向において係止せしめる係止手段22と、バネケース21の前半側の弁軸10に対する動きを一定の範囲に規制する規制手段23と、バネケース21の後半側の後面側に装設した連繋手段24と、その連繋手段24を介して握りレバーdの回動作動と弁軸10の軸方向に沿う往復動の作動とを連動・連繋せしめるよう握りレバーdに装設した角状片25とからなる。
そして、握りレバーdを握り込み作動で、角状に形成して該握りレバーdに連繋させて設けた連繋手段24の角状片25が前方に回動する作動により、バネケース21の後半側とともに弁軸10が前方に動く作動によって、弁体xの外周面に形成したシート面が弁座yの内周面に設けたシート面から前方にずれ出して、図7及び図8に示している如く、弁機構1をシート弁開状態(吐出)とする。
また、握りレバーdの握り込みを解放すると、復元するバネ機構2のバネ20のバネ圧により、バネケース21の後半側が右方にスライドして、弁軸10を右方に動かし、弁軸10の内筒12の外周に設けた弁体xのシート面が、外筒11の内周面に設けたシート面に衝合して、図9及び図10に示している如く、弁機構1を、シート弁閉状態(停止)とする。
図7、図8及び図11、図12において、3は前述した如く、弁機構1をシート弁(ポペットバルブ式の弁機構)により構成して組み立てたシーラガンAに、組み込んだ液だれ防止手段を示している。
これらの図において、eはボディaの前端側に、基端部を接続させて設けた吐出筒、30は、その吐出筒eの内腔の前端部位に嵌挿して組み込んだポンプ室、pは、前記弁軸10の前端部に取付ネジ31を介し接続せしめて前記ポンプ室30に対し摺動自在に嵌挿せるピストン、32は、吐出筒eの内腔を経て該吐出筒e内の前端部に誘導してきたシーラを吐出筒e内のピストンpの前面側に形成されるポンプ室30に対して誘導するためにピストンp内に形成した空室、33は、該空室32と吐出筒eとを連通させるようピストンpの外周壁に開設した連通口、34は、その空室32とポンプ室30とを連通させるようピストンpの周壁に開設した第2連通口、35は、ピストンpが嵌合するポンプ室の周壁に軸方向に沿わせて刻設せる誘導溝、36は、ポンプ室30の前面側に突出せしめて、ポンプ室30を連通させている吸引・吐出筒を示している。
このように、構成してシーラガンAの吐出筒e内の前端部位に組み込まれる液だれ防止手段3は、握りレバーdの握り込みの作動を行うと、それによりバネ機構2のバネ20が圧縮されることで、弁軸10が図6、図7において左方にスライドして、弁体xを弁座yから前方にずり出させて、弁口zを解放し、弁機構1をシート弁開状態(吐出)とする。
このとき、液だれ防止手段3のピストンpが弁軸10とともに前方に押し込まれて、ポンプ室30の容積を圧縮し、該ポンプ室30内に収容されているシーラを、該ポンプ室30に連通する吸引・吐出筒36を経て吐出ノズルfの先端の吐出口hから外部に吐出する。
また、加圧されてボディa内の導液路iを介し吐出筒e内に供給されてくるシーラは、ピストンpの周壁に開設した連通口33を介して、ピストンp内部に形成した空室32内に流入した後、その空室32から第2連通口34を経て、ポンプ室30の周壁35の外面側に刻設してある誘導溝35内に流入し、その誘導溝35により吸引・吐出筒36の外周面に沿い前方に流れ、その吸引・吐出筒36の周壁に開設してある第3連通口37を経て、その吸引・吐出筒36内に流入し、ポンプ室30から吐出してくるシーラと合流して吐出口hから吐出するようになる。
次に上述のシート弁開状態から握りレバーdの握り込みの作動を解放すると、バネ機構2のバネ20を引き伸ばしながら弁軸10が図9・図10に示しているように右方にスライドして、弁機構1の弁体2の外周面のシート面を、弁座yの内周面のシート面に衝合させ、弁口zを閉塞状態として、シート弁閉状態(停止)の状態とする。
このとき、液だれ防止手段3のピストンpは、弁軸10とともに図9・図10において右方に動くことでポンプ室30を拡張させて吸引作動を行うようになる。
そして、このときのピストンpを後方(図9・図10において右方)に移動させる作動は、弁機構1の弁体xを後方に移動させる作動であることから、弁体xの外周面のシートを弁座yの内周面のシート面に衝合させる作動となることで、これら弁体xと弁座yとのシート面の衝合を強力なものとし、従って、弁体xのシート面と弁座yのシート面との衝合部位に形成される間隙を密なものとして、この間隙を介してのシーラの洩出を効果的に防止し得るようになる。
A シーラガン
a ボディ
b 把持グリップ
c 枢支軸
d 握りレバー
e 吐出筒
f 吐出ノズル
g 導入口
h 吐出口
i 導液路
p ピストン
x 弁体
y 弁座
z 弁口
1 弁機構
10 弁軸
11 外筒
12 内筒
120 ネジまたは栓よりなる栓体
121 空室
13 弁本体
14 導液溝
15 連通口
2 バネ機構
20 コイルバネ
21 バネケース
22 係止手段
23 規制手段
24 連繋手段
25 角状片
3 液だれ防止手段
30 ポンプ室
31 取付ネジ
32 空室
33 連通口
34 第2連通口
35 誘導溝
36 吸引・吐出筒

Claims (2)

  1. シーラガンの吐出筒内の前端部位に組み込まれ、ポンプ室と該ポンプ室に対し摺動自在に嵌挿されたピストンを備えて構成された液だれ防止機構を備え、シーラガンのボディに組み込む弁機構を、可動の弁軸の側に設ける弁体のシート面が凸形の傾斜面をなすコーン状で、ボディ側に固定して設ける弁座のシート面が凹形の傾斜面とした裏返しのコーン状をなすポペット弁機構に構成し、かつ、そのポペット弁機構の弁体が、輸送ポンプ等の加圧手段により負荷されてシーラガンのボディ内を流れるシーラの流れ方向に対し逆向きに付勢するバネ機構のバネ圧により閉弁とするように設定してあることを特徴とする液だれ防止機構付きのシーラガン。
  2. ポペット弁機構の可動の弁軸には、シーラガンのボディ内に組み込み装備せしめる液だれ防止機構のポンプ室内に対し摺動自在に嵌挿されたピストンを、該弁軸の摺動作動により該弁軸の作動方向と同方向に作動するよう連繋せしめたことを特徴とする請求項1記載の液だれ防止機構付きのシーラガン。
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