JP2017023925A - 塗布ガン及びその塗布ガンを用いた塗布システム - Google Patents

塗布ガン及びその塗布ガンを用いた塗布システム Download PDF

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桑田 透
Toru Kuwata
透 桑田
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Abstract

【課題】シンプルな構成でありながら、液垂れを抑制することが可能な塗布ガンを提供すること。【解決手段】塗布ガン10は、塗布ガン本体20の液体流出口21に設けられる第1ノズル40と、第1ノズル40の先端側を受け入れる受入部を有し、受入部に第1ノズル40の先端側を収容するように設けられる第2ノズル50と、を備え、第2ノズル50が、第1ノズル40から離れる側の第1停止位置と第1ノズル40に近づく側の第2停止位置との間を第1ノズル40に沿って移動可能であり、液体の塗布を停止するときに、第2ノズル50が第2停止位置から第1停止位置に移動することで、受入部が第2ノズル50からの液垂れを抑制するための液体の一部を受け入れる液体受入部となる。【選択図】図1

Description

本発明は塗布ガン及びその塗布ガンを用いた塗布システムに関する。
特許文献1には、基板に隔壁、電極等の微細なパターンを形成するための塗布装置が開示されており、その塗布装置では、吐出ヘッドの下部に、下向きに開口する貫通孔を一列に多数設け、その貫通孔の下端部に筒状のノズルチップを取付けるようにされており、その貫通孔に連通する分岐孔を設け、その分岐孔にサックバックシリンジを取付けた構成となっている。
そして、このような構成を備えることで、塗布を停止するときに、サックバックシリンジを動作させ、液体を分岐路内に引き込むことで塗布液の吐出を素早く停止し、基板への液垂れを防止することが開示されている。
特開2011―125779号公報
ところで、塗布ガンを用いて、例えば、シーリング材や接着剤といった高粘度の液体を塗布する場合、高い供給圧力で液体が塗布ガンに供給され、塗布ガンのノズルから液体を吐出させることになる。
ここで、シーリング材や接着剤などの液体には、気泡が含まれている場合があり、液体の供給時には、液体に高い供給圧力が加わっているため、液体中の気泡もその高い圧力を受けて圧縮され、体積が小さくなっている。
このため、液体の供給を停止すると、液体の供給及び供給停止を行う塗布ガンの弁よりも下流側に残留する液体(例えば、ノズル内に残留する液体)に加わる圧力が大気圧の状態まで低下するのに伴い、その圧縮されていた微小気泡が深海中の気泡が海面に向かうにつれて膨張するが如くに膨張する。
そうすると、その気泡の体積増加により、ノズル内に残留する液体がノズルから押し出されることになり、液垂れが発生する。
そして、このような液垂れが発生すると、次の液体の塗布作業を行う前に、ノズル先端の液垂れをウエスで拭き取るなどの余計な作業が必要となり、液体塗布作業の効率が低下すると言う問題がある。
そこで、特許文献1のように、ノズルの途中から横方向に分岐する分岐路を設け、その液垂れとなる液体を、この分岐路にシリンジで引き込むようにすることで、塗布ガンにおける液垂れの抑制ができるように思われる。
しかしながら、シーリング材や接着剤などの液体の塗布を行う場合と、基板に微細なパターンを形成する場合とでは、液体の流量が全く異なり、大量に使用されるシーリング材や接着剤などの高粘度の液体をノズルに対して交差する方向に形成され分岐路に引き込むためには、その流路の曲りに伴う圧損を考慮しつつ大量の液体を強力に分岐路に引き込む構成が必要となる。
このため、塗布ガンにおいて、特許文献1のような構成で液垂れを防止しようとすると、大掛かりな構成になることが予想され、塗布ガンのコストが大幅にアップする恐れがある。
また、手動で操作する塗布ガンの場合、ノズル先端を目視しながら液体を所定の箇所に塗布する作業となるが、ノズルの周囲に大掛かりな構造が加わると、ノズル先端の視認性が悪くなるため、作業性が低下することにもなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、シンプルな構成でありながら、液垂れを抑制することが可能な塗布ガンを提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、以下の構成によって把握される。
(1)本発明の塗布ガンは、塗布ガン本体の液体流出口に設けられる第1ノズルと、前記第1ノズルの先端側を受け入れる受入部を有し、前記受入部に前記第1ノズルの先端側を収容するように設けられる第2ノズルと、を備え、前記第2ノズルが、前記第1ノズルに近づく側の第1停止位置と前記第1ノズルから離れる側の第2停止位置との間を第1ノズルに沿って移動可能であり、液体の塗布を停止するときに、前記第2ノズルが前記第1停止位置から前記第2停止位置に移動することで、前記受入部が前記第2ノズルからの液垂れを抑制するための液体の一部を受け入れる液体受入部となる。
(2)上記(1)の構成において、前記第2ノズルは、前記塗布ガン本体からの液体の供給が停止すると、瞬時に前記第1停止位置から前記第2停止位置に移動する。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記第1ノズル上に設けられたシリンダ部と、前記第1ノズル上を移動可能設けられ、前記シリンダ部内に収容されるピストンヘッド及び前記第2ノズルに接続されるピストンロッドを有するピストンと、前記ピストンヘッドを基準に前記第2ノズルから遠い側の前記シリンダ部内に配置され、前記ピストンヘッドを第2停止位置側に付勢する弾性体と、前記ピストンヘッドを基準に前記第2ノズルに近い側の前記シリンダ部内に連通するように一端が接続され、前記ピストンヘッドを前記第2停止位置側に付勢及び付勢解除するための気体の給排気用の配管と、前記配管の他端が接続され、スイッチが押圧されていないときには前記配管に気体を供給し、スイッチが押圧されているときには前記配管から気体を抜気するように動作する三方バルブと、前記塗布ガン本体に設けられ、液体の供給及び供給停止を操作する引金と、を備え、前記三方バルブは、前記引金を引くのを止めると前記引金によって前記三方バルブのスイッチが押圧される位置に設けられている。
(4)上記(3)の構成において、前記配管には、前記シリンダ部に気体を供給するときの気体の供給速度と前記シリンダ部から気体を抜気するときの気体の抜気速度とを、それぞれ調節する機構が設けられている。
(5)上記(1)から(4)のいずれか1つの構成において、少なくとも前記第1停止位置の位置又は前記第2停止位置の位置を調整できる位置調整機構を有する。
(6)本発明の塗布システムは、上記(1)から(5)のいずれか1つの構成の塗布ガンと、前記塗布ガンに液体を供給する液体供給部と、を備え、前記液体供給部が500cps以上200000cps以下の粘度の液体を5MPa以上25MPa以下の圧力で前記塗布ガンに供給する。
本発明によれば、シンプルな構成でありながら、液垂れを抑制することが可能な塗布ガンを提供する。
本発明に係る実施形態の液体を塗布していない状態のときの塗布ガンの全体構成を示す図である。 本発明に係る実施形態の液体を塗布している状態のときの塗布ガンの全体構成を示す図である。 本実施形態のノズル部の拡大断面図であり、(a)は液体を塗布していない状態のときのノズル部を示す図であり、(b)は液体を塗布している状態のときのノズル部を示す図である。 本実施形態の第2ノズルの移動速度を調節する構成を説明するための図であり、(a)はそのための三方バルブからの配管の状態を示した模式図であり、(b)は(a)抜気ラインの変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
なお、特に断りがない場合、「先端(側)」や「前方(側)」等の表現は、各部材等において液体の吐出方向側を表し、「後端(側)」や「後方(側)」等の表現は、各部材等において液体の吐出方向と反対側を表すものとする。
図1及び図2は、本発明に係る実施形態の塗布ガン10の全体構成を示す図であり、図1は液体を塗布していない状態を示す図であり、図2は液体を塗布している状態を示す図である。
図1に示すように、塗布ガン10は、塗布ガン本体20と、塗布ガン本体20の液体流出口21にナット22で固定されるノズル部30と、を備える。
(塗布ガン本体)
塗布ガン本体20は、グリップ23の下端に液体受入口23aが設けられており、その液体受入口23aには、液体供給配管(図示せず)の一端に取付けられた接続部材24が着脱可能に取付けられるようになっている。
そして、液体供給配管(図示せず)の他端は、図示しない液体供給部に接続されており、液体受入口23aには、液体供給配管(図示せず)を通じて、液体供給部から高い供給圧力(例えば、5MPa以上25MPa)で高粘度の液体(例えば、500cps以上200000cps以下の粘度のシーリング材や接着剤など)が供給される。
液体受入口23aに供給された液体は、グリップ23内に設けられた液体流路(図示せず)を通じて、ノズル部30への液体の供給及び供給停止を制御する液体制御弁25のところに供給される。
液体制御弁25は、液体の供給及び供給停止を操作する引金26によって、制御されるようになっており、このため、引金26を操作することで、ノズル部30側への液体の供給及び供給停止が行えるようになっている。
具体的には、図1に示すように、引金26を引いていないときには、図示しない弾性体によって液体制御弁25が、液体流出口21側に付勢され、液体流出口21を閉塞し、ノズル部30側への液体の供給を停止する。
一方、図2に示すように、引金26を引くと、液体制御弁25が、図示しない弾性体の付勢力に抗して、液体流出口21から離れるように後方側に移動し、液体流出口21が開放され、ノズル部30側に液体が供給される。
(ノズル部)
図3は、ノズル部30の断面図であり、図3(a)は図1に対応した液体を塗布していない状態のときを示す図であり、図3(b)は図2に対応した液体を塗布している状態のときを示す図である。
ノズル部30は、図1及び図2に示すように、ナット22で取付けるようにして塗布ガン本体20の液体流出口21に設けられる第1ノズル40と、図3(a)及び(b)に示すように、第1ノズル40の先端側を受け入れる受入部51を有し、受入部51に第1ノズル40の先端側を収容するように、第1ノズル40の前方側に設けられる第2ノズル50と、を備えている。
また、ノズル部30は、図3(a)及び(b)に示すように、第1ノズル40上に設けられるシリンダ部60と、シリンダ部60内に収容されるピストンヘッド71及び第2ノズル50に接続されるピストンロッド72を有するピストン70と、シリンダ部60の下側に取付部80を介して取付けられた三方バルブ81と、を備えている。
(第1ノズル)
図3(a)及び(b)に示すように、第1ノズル40は、後端側(塗布ガン本体20側)にフランジ部41が形成された外形の大きい基端部42と基端部42から前方側に伸びる基端部42より外径が小さく、ほぼ長さ方向に外径が均一な棒状部43とを有している。
そして、基端部42及び棒状部43には、前後方向に貫通し、塗布ガン本体20から供給される液体が流れる貫通孔44が形成されている。
第1ノズル40は、図1及び図2に示すように、貫通孔44の基端部42側の開口が塗布ガン本体20の液体流出口21に位置合せされるように配置され、その状態で、第1ノズル40のフランジ部41がナット22と塗布ガン本体20とに挟持されるように、ナット22を塗布ガン本体20に螺合することで、第1ノズル40が塗布ガン本体20に取付けられる。
この結果、ノズル部30も塗布ガン本体20に着脱可能に装着された状態となる。
(第2ノズル)
図3(a)及び(b)に示すように、第2ノズル50は、後端側(第1ノズル40側)に外形の大きい基端部52と基端部52から前方側に伸びる基端部52より外径が小さく、ほぼ長さ方向に外径が均一な棒状部53とを有している。
そして、基端部52には、後端面から前方側に向かって、ピストンロッド72を受け入れる第1孔部52aと、第1孔部52aの前方側に第1孔部52aに連通するように設けられたオムニシール54及び滑り部材55を収容する第1孔部52aよりも小さい内径の第2孔部52bと、第2孔部52bの前方側に第2孔部52bに連通する第1ノズル40の先端側(棒状部43の先端側)を受け入れる受入部51を構成する棒状部43の外径より若干大きく第2孔部52bより小さい内径の第3孔部52cとが形成されている。
第1孔部52aの内周面には、ピストンロッド72の前端側外周に設けられる雄ネジ構造が螺合する雌ネジ構造が形成されており、ピストンロッド72を第1孔部52aに螺合接続することで、ピストンロッド72が第2ノズル50に接続されている。
第2孔部52b内の前方側に設けられるオムニシール54は、第2ノズル50の受入部51内に位置する第1ノズル40の先端外周面(棒状部43の先端外周面)と受入部51を構成する第2ノズル50の基端部52に形成された第3孔部52cの内周面との間の隙間に流れ込む液体が基端部52の後端面側に漏れないようにシールするためのものである。
なお、後ほど説明するが、第2ノズル50が第1ノズル40の棒状部43に沿って前後方向に移動できる程度に、第3孔部52cの内周面と第1ノズル40の先端外周面(棒状部43の先端外周面)との間には、隙間が必要であるものの、この隙間は小さい方が望ましい。
また、オムニシール54に当接するようにオムニシール54の後方側には滑り部材55が設けられている。
これは、後ほど詳細に説明するが、第2ノズル50が、第1ノズル40の棒状部43に沿って前後方向に移動するときに、第2ノズル50と第1ノズル40との間での摺動抵抗を低減するとともに、第2ノズル50が第1ノズル40に対して同軸を保った状態で移動するようにすることで、オムニシール54への負荷の偏りの発生を抑え、オムニシール54の劣化を防止するために設けられているものである。
なお、ここに設けられるシール部材は第2ノズル50とともに移動するため、そのような移動状態における高いシール性能とスムーズな移動状態などを得やすいシール部材として、本実施形態ではオムニシール54を用いているが、必ずしも、オムニシールに限定される必要はなく、他の構造のシール部材にしても良い。
一方、基端部52から前方側に伸びるように形成されている第2ノズル50の棒状部53の外径は、第1ノズル40の棒状部43の外径と略等しい外径を有している。
また、第2ノズル50の棒状部53内には、先端面から第3孔部52cに連通し、第1ノズル40の貫通孔44内を流れて供給される液体を第2ノズル50の先端(棒状部53の先端面)から吐出させる貫通孔53aが形成されている。
この貫通孔53aの内径は、第1ノズル40の貫通孔44の内径とほぼ同じ内形になっている。
但し、貫通孔53aの内径が第1ノズル40の貫通孔44の内径と必ずしも等しい必要はなく、必要に応じて第1ノズル40の貫通孔44の内径と異なる内径としても良い。
また、第2ノズル50の棒状部53の外径も、第1ノズル40の棒状部43の外径と同じである必要はなく、必要に応じて第1ノズル40の棒状部43の外径と異なる外径としても良い。
(シリンダ部)
シリンダ部60は、ピストン70のピストンヘッド71を収容する部分であり、第1ノズル40上に同軸に設けられている。
そして、シリンダ部60は、第1ノズル40の基端部42に取付けられる第1部材61と第1部材61の前方側(第2ノズル50側)に設けられ、第1部材61に取付けられる第2部材65とからなる。
第1部材61は、底部62と底部62から第2ノズル50側に延在する側壁部63とからなる。
底部62の後端側(塗布ガン本体側)には、底部62の後端面のほぼ中央に開口し、第1ノズル40の基端部42の前方側の一部を受け入れて、基端部42の外周面に形成される雄ネジ構造に螺合する雌ネジ構造が設けられた取付部62aと、取付部62aのほぼ中央に連通し、第1ノズル40の棒状部43を第2ノズル50側に位置させるための貫通孔62bが形成されている。
また、側壁部63の底部62側には、外部に連通する通気口63aが形成されており、側壁部63の前端側の外周面には、第2部材65が螺合するための雄ネジ構造が形成されている。
第2部材65は、底部66と底部66から第1ノズル40の基端部42側に延在する側壁部67とからなる。
底部66には、ほぼ中央にピストン70のピストンロッド72を通すための貫通孔66aと貫通孔66aを挟んだ上下に雌ネジ構造が形成された貫通孔66b、66cが形成されている。
また、側壁部67の第1ノズル40の基端部42側の内周面には、第1部材61の側壁部63に螺合するための雌ネジ構造が形成されており、この第1部材61と第2部材65とが螺合接続した状態では、図3(b)を見るとわかるように、第1部材61の側壁部63の方がシリンダ室内側に位置し、側壁部63の前端面は、ピストンヘッド71が当接する当接面になっている。
つまり、ピストンヘッド71の第1ノズル40の基端部42側への移動が側壁部63の前端面によって規制されている。
一方、ピストンヘッド71の第2ノズル50側への移動は、図3(a)を見るとわかるように、本実施形態では、第2部材65の底部66に当接することで規制されているが、上述の底部66に形成された雌ネジ構造を有する貫通孔66cにネジを螺合させ、ネジの先端をシリンダ室内に突出させるようにすることで、ピストンヘッド71の第2ノズル50側への移動を底部66に当接するよりも手前で規制できるようになっている。
より具体的には、貫通孔66cに対するネジの螺合量を変えることで、シリンダ室内側へのネジの挿入量を変更することができるので、ネジの先端がシリンダ室内に突出しない程度にすれば、本実施形態のように、ピストンヘッド71の第2ノズル50側への移動を第2部材65の底部66に当接するところで規制することができ、一方、ネジの先端のシリンダ室内への突出量を調節することでピストンヘッド71の第2ノズル50側への移動を底部66からどの程度離間した手前の位置で規制するのか調節できるようになっている。
つまり、ピストンヘッド71の第2ノズル50側の停止位置を調節することができるようになっている。
なお、後ほど説明するが、貫通孔66bは、ピストンヘッド71を駆動させるための気体の給排気を行う三方バルブ81(図1及び図2参照)からの配管(図示せず)が接続されるが、貫通孔66cの方に、この配管を接続するようにして、貫通孔66bの方にピストンヘッド71の移動を規制するためのネジを設けるようにしても良い。
そして、図3(a)及び(b)に示すように、ピストンヘッド71を基準に第2ノズル50から遠い側のシリンダ部60内、つまり、ピストンヘッド71と第1部材61の底部62との間の空間には、コイルばねからなる弾性体69が配置されており、ピストンヘッド71を第2ノズル50側に付勢している。
このため、シリンダ部60のシリンダ室内のピストンヘッド71と第2部材65の底部66との間の空間に気体が供給されていないときには、図3(a)に示すように、ピストンヘッド71が弾性体69による付勢力で付勢され、ピストンヘッド71は第2ノズル50側の停止位置で停止している状態になる。
一方、上述したように、シリンダ部60の第2部材65の底部66に形成された貫通孔66bには、他端が三方バルブ81に接続された三方バルブ81からの配管(図示せず)の一端が螺合接続されている。
このため、三方バルブ81の動作によって、ピストンヘッド71を基準に第2ノズル50に近い側のシリンダ部60内、つまり、ピストンヘッド71と第2部材65の底部66との間の空間には、三方バルブからの配管を通じて気体の給排気が行われるようになっており、詳しい動作については後述するが、気体が供給されると、弾性体69の付勢力に抗してピストンヘッド71は第1ノズル40の基端部42側に移動し、気体が排気されると弾性体69の付勢力によってピストンヘッド71は第2ノズル50側に移動する。
なお、シリンダ部60の第1部材61の側壁部63に形成されている通気口63aは、このピストンヘッド71の移動の際に、この移動がスムーズに行えるように弾性体69の配置される空間から外部に気体を排気及び外部から気体を吸気するためのものである。
(ピストン)
ピストン70は、上述したように、一端が第2ノズル50の基端部52に形成された第1孔部52aに螺合接続されるピストンロッド72と、ピストンロッド72の第2ノズル50から遠い側の外周上に設けられ、シリンダ部60内に収容されるピストンヘッド71とからなる。
なお、本実施形態のピストン70は、ピストンロッド72とピストンヘッド71とを別部材で構成し、ピストンロッド72上にピストンヘッド71を取付けるようにしたものを示しているが、ピストンロッド72とピストンヘッド71を一体成形したものであっても良い。
そして、ピストンロッド72には、第1ノズル40の棒状部43を通すための棒状部43の外径よりも大きめの貫通孔72aが形成されている。
なお、貫通孔72aを棒状部43の外径よりも大きめの内径としているのは、第1ノズル40との間での摺動抵抗を低減するためである。
一方、このように貫通孔72aを棒状部43の外径よりも大きめの内径とすると、棒状部43上を移動するときの同軸性が低下するため、ピストンロッド72の第2ノズル50から遠い側の他端には、第1ノズル40との同軸性を保ちつつ、摺動抵抗を低く保つための滑り部材73が設けられている。
このため、先に述べた第2ノズル50の基端部52に形成された第2孔部52b内に設けられている滑り部材55とピストンロッド72の他端に設けられる滑り部材73とが、第1ノズル40上の離れた2箇所に同軸性を保つように設けられているため、第2ノズル50及びピストン70は、高い同軸性を保ちながら、第1ノズル40上を移動することが可能になっている。
(三方バルブ)
三方バルブ81は、図3(b)に示すスイッチ81aが押圧されることで動作するノーマルオープンタイプの三方バルブである。
つまり、スイッチ81aが押圧されていない状態(図3(b))のときには、気体供給元から三方バルブ81に供給される気体が三方バルブ81に接続されている配管側に供給されるように、三方バルブ81は気体供給元と三方バルブ81に接続されている配管とを繋ぐバルブパターンとなる。
一方、図3(a)に示すように、図示しない引金26でスイッチ81aが押圧されている状態のときには、三方バルブに接続されている配管を三方バルブの抜気口に繋ぐバルブパターンとなる。
以上のような構成からなる本実施形態の塗布ガン10の動作について、図1から図3を参照しながら、詳細に説明する。
まず、図1は、上述したように、引金26が引かれていない液体を塗布していない状態である。
図1に示すように、引金26を引いていないときに、引金26によって三方バルブ81のスイッチ81a(図3(a)参照)が押圧される位置に、三方バルブ81が設けられている。
このため、上述したシリンダ部60と三方バルブ81との間に設けられている配管(図示せず)は抜気ラインとなっているため、図1及び図3(a)に示す、第2ノズル50が第1ノズル40から離れる側の停止位置(以下、第1停止位置ともいう)に位置するように、ピストンヘッド71がシリンダ部60内の弾性体69の付勢力によって第1停止位置側に位置する状態になっている。
このときには、第2ノズル50が第1ノズル40から離れる側の第1停止位置に位置するので、図3(b)の状態よりも第1ノズル40の先端側(棒状部43の先端側)を受け入れる受入部51への第1ノズル40の先端側(棒状部43の先端側)の挿入量が少なくなり、図3(a)に示すように、受入部51は、図3(b)に比べ、大きな内部空間を有する状態となる。
一方、図2に示すように、引金26を引くと三方バルブ81のスイッチ81aが引金26で押圧されなくなるため、上述したシリンダ部60と三方バルブ81との間に設けられている配管(図示せず)には、三方バルブ81から気体が供給され、図2及び図3(b)に示す、第2ノズル50が第1ノズル40に近づく側の停止位置(以下、第2停止位置ともいう)に位置するように、ピストンヘッド71がシリンダ部60内に供給される気体の第2停止位置側への付勢力に従って第2停止位置側に位置する状態となる。
また、この第2停止位置側への付勢が起こった直後には、図2に示すように、塗布ガン本体20の液体制御弁25が、液体流出口21側から離れ、液体流出口21が開放されるので塗布ガン本体20からノズル部30に液体が供給され、第2ノズル50の先端から液体が吐出し、液体を塗布する状態となる。
このときには、第2ノズル50が第1ノズル40に近づく側の第2停止位置に位置するので、図3(a)の状態よりも第1ノズル40の先端側(棒状部43の先端側)を受け入れる受入部51への第1ノズル40の先端側(棒状部43の先端側)の挿入量が多くなり、受入部51は、図3(a)に示す大きな内部空間ではなく、図3(b)に示す小さな内部空間しか有しない状態となる。
そして、必要な液体の塗布作業が終わって、引金26を引くのを止めると、塗布ガン本体20の液体制御弁25が、液体流出口21を閉塞し、塗布ガン本体20からノズル部30への液体の供給が停止するとともに、その液体の供給停止が起こった直後に、引金26によって三方バルブ81のスイッチ81aが押圧される。
そうすると、シリンダ部60内に供給された気体が抜気される状態となり、再び、弾性体69の付勢力によって、ピストンヘッド71が第1停止位置側に移動し、第2ノズル50が第1ノズル40から離れる側の第1停止位置に位置するようになる。
この第2ノズル50の移動によって、図3(a)に示すように、第1ノズル40の先端側(棒状部43の先端側)を受け入れる受入部51への第1ノズル40の先端側(棒状部43の先端側)の挿入量が少なくなるのに伴って、受入部51には、大きな内部空間が形成されるため、この大きな内部空間が液体受入部となる。
この受入部51の内部空間が小さい空間から大きい空間に変化するときには、その空間体積の変化に相当する分の液体が内部空間内に吸引されることになるため、液体内の気泡の膨張によって第1ノズル40内から第2ノズル50側に向かう液体及び液体内の気泡の膨張によって第2ノズル50から吐出しようとする液体が液体受入部となる大きな内部空間側に吸引収納されることになり、第2ノズル50の先端からの液垂れを抑制することが可能となる。
この受入部51の内部空間が小さい空間から大きい空間に変化するときの速度が速ければ、強い吸引力を瞬時に発生させることができるため、良好に、第2ノズル50の先端(先端面)から液漏れが起きないように、内部空間側に液体を吸引することができる。
したがって塗布ガン本体20からの液体の供給が停止したらすぐ、瞬間的に受入部51の内部空間が小さい空間から大きい空間に変化するように、瞬時に第2ノズル50を第2停止位置から第1停止位置に移動させるようにするのが好適である。
具体的には、第2ノズル50の第2停止位置から第1停止位置への移動は、塗布ガン本体20からの液体の供給が停止した後、1秒以内で行うようにするのが良く、さらに好ましくは、0.7秒以内で行うようにするのが良く、最も好ましくは0.5秒以内で行うようにするのが良い。
このように瞬時に第2ノズル50を第2停止位置から第1停止位置に移動させるようにして、瞬時に強い吸引力を発生させると、吸引力を発生する直前に第2ノズル50の先端から少し出ていた液体であっても、重力によって垂れる前に、第2ノズル50内に再び引き込むことが可能であり、第2ノズル50の先端からの液垂れを効率よく防止することができる。
なお、第3孔部52cの内周面と第1ノズル40の先端外周面(棒状部43の先端外周面)との間の隙間には、塗布ガン10の使用開始前、つまり、液体を1度も塗布していない状態のときに気体が存在する。
そして、液体塗布作業を一度行い、第2ノズル50の移動が起これば、この隙間には液体が流入し、この隙間に存在する気体の量は減少するものの、この隙間には気体が残留しやすく、気体は圧力の変化に伴う体積変化が大きいため、この隙間が大きく、気体の残留量が多いと、第2ノズル50の移動によって発生する吸引力を減少させる可能性があるので、上述したように、この隙間は小さい方が好ましい。
実際に、第1停止位置と第2停止位置との距離を7mm程度として、シーリング材の塗布作業を行ったところ、液体の塗布を停止するときの第2ノズル50からの液垂れを効果的に抑制できることが確認できた。
このように、第1ノズル40と第2ノズル50とを用いて、第2ノズル50をピストン構造で第1ノズル40から離間させるように動作させるだけの極めてシンプルな構造で、しかも、その移動距離が、高々7mm程度であるにも関わらず良好に液垂れが抑制できているのは、ノズルの延在方向に液体が吸引される空間を実現するようにした結果、ノズルから分岐するような方向に液体を吸引する場合のような曲りに起因した吸引力の圧損の発生がなく、第2ノズル50から吐出しようとする液体にダイレクトに吸引力を働かせることができるためと推察している。
ところで、第2ノズル50は、液体の塗布を開始するときには、第1ノズル40側に近づくように移動するが、この動きは受入部51内に吸引収納されていた液体を押出す方向の動作となるため、あまり高速に第2ノズル50が移動すると、急に液体が吐出する可能性がある。
一方で、液体の塗布を停止するときには、第2ノズル50が前方側に飛び出る方向に動作することになる。
通常、液体を停止するタイミングは作業者が決めるため、第2ノズル50が飛び出ることを予期して第2ノズルが被塗物に当たらないように作業することはそれほど難しくはなく、また、その飛び出る突出量も高々7mm前後であるため、なおさら問題がないと考えられるが、第2ノズル50の移動速度があまりにも高速である場合、作業がし難いと感じる作業者がいる可能性がある。
そこで、液体の塗布を開始するときの第2ノズル50移動速度及び液体の塗布を停止するときの第2ノズル50の移動速度を調節できる機構を設けるようにすることが好適であると考えられるため、以下、図4を参照しながら、第2ノズル50の移動速度を調節可能な構成の一例について説明する。
図4(a)は、三方バルブ81からの配管の状態を示した模式図である。
図4(a)に示すように、三方バルブ81の気体供給口には気体供給元からの気体供給ライン91が接続され、気体が供給されている。
そして、三方バルブ81の気体排出口には、上述したシリンダ部60(図示せず)に一端が接続されている配管95の他端が接続されている。
そして、この配管95を、図4(a)に示すように、三方バルブ81に接続される他端からシリンダ部60(図示せず)接続される一端に向かう途中で2分岐した後、再び、合流するような配管とし、2分岐されている部分の一方には、シリンダ部60(図示せず)側に向かう気体の流れしか許さない流量調節機能付きの逆止弁93を設け、もう一方には三方バルブ81側に向かう気体の流れしか許さない流量調節機能付きの逆止弁94を設けるようにする。
このようにしておけば、シリンダ部60に気体を供給するときの気体の供給速度とシリンダ部60から気体を抜気するときの気体の抜気速度とを、それぞれ調節する調節機構を実現することが可能である。
そして、シリンダ部60への気体の供給及び抜気速度を調整することは、ピストンヘッド71の移動速度を調節することに他ならないので、その移動に伴って移動する第2ノズル50の移動速度を調整することができるようになる。
なお、抜気時は、三方バルブ81側に気体が強制的に吸引されるわけではないので、シリンダ部60から三方バルブ81までの配管圧損によって気体の抜けが良くない場合があり、このような場合には、図4(a)の流量調節機能付きの逆止弁94の構成を、図4(b)に示すように、2つの逆止弁94’の間に抜気口96を設けるような構成に置き換えることで、三方バルブ81の抜気口のみならず、よりシリンダ部60に近い位置でも抜気できるようにしても良い。
以上、具体的な実施形態に基づいて本発明を説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良を実施しても良い。
上記では、塗布ガン10として、塗布ガン本体20が引金26を有し、作業者が引金26を操作することで液体の塗布を行うハンドガンタイプのものを例にとって説明してきたが、これに限定されるものではない。
塗布ガン本体が引金を有しておらず、機械的な制御で液体の塗布が行われる自動ガンタイプの塗布ガンであっても良い。
この場合も、自動ガンタイプの塗布ガン本体に対して、塗布ガン本体の液体流出口に設けられる第1ノズル40と、第1ノズル40の先端側を受け入れる受入部51を有し、受入部51に第1ノズル40の先端側を収容するように設けられる第2ノズル50と、を備えるようにして、第2ノズル50が、第1ノズル40から離れる側の第1停止位置と第1ノズル40に近づく側の第2停止位置との間を第1ノズル40に沿って移動可能とし、液体の塗布を停止するときに、第2ノズル50が第2停止位置から第1停止位置に移動するように構成すれば、第2ノズル50からの液垂れを抑制することができる。
また、上記実施形態では、ナット22で第1ノズル40を塗布ガン本体20に取付けることで第1ノズル40を塗布ガン本体20の液体流出口21に設けるようにしたが、第1ノズル40は、塗布ガン本体20に対して動く必要はないので、第1ノズル40は、塗布ガン本体20の液体流出口21に一体に設けるようにしても良い。
さらに、シリンダ部60などの移動を伴わない部分に支持部を設けるようにして、その支持部に支持される第3ノズルを新たに設け、第2ノズル50の移動を阻害しないように、この第3ノズルが第2ノズル50の先端外側を覆うように構成し、第3ノズルの先端から液体が吐出するようにすれば、液体の吐出位置が第3ノズルによって決まることになる。
このようにすれば、液体の塗布開始時及び液体の塗布終了時に液体が吐出する位置が移動しないため作業性を向上させることが可能である。
加えて、上記実施形態では、図3を参照して、第2部材65の底部66に設けた貫通孔66cにネジを設けることでピストンヘッド71の第2ノズル50側の停止位置の調節が行える構成を示し、第2ノズル50の第1ノズル40から離れる側の第1停止位置の位置を調節できる位置調節機構を設けたものについて示したが、同様に、ピストンヘッド71の第1ノズル40側の停止位置の調節が行える構成を設け、第2ノズル50の第1ノズル40に近づく側の第2停止位置の位置を調節できる位置調節機構を設けるようにしても良い。
例えば、図1に示すように、シリンダ部60の第1部材61の側壁部63の前端面にピストンヘッド71の停止位置を変更する停止位置変更部材63bを設けることで、第2ノズル50の第2停止位置の位置を調節する位置調節機構を簡単に実現することができ、この停止位置変更部材63bを取り替えることで第2ノズル50の第2停止位置の位置を自由に調節することが可能である。
さらに、加えて、上記では、液体としてシーリング材や接着剤などを例示してきたが、本発明に係る塗布ガンに使用される液体は、これらに限定されるものではなく、適宜用途に応じて他の液体を用いるようにしても良い。
このように、本発明は、具体的な実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形や改良を施したものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
10 塗布ガン
20 塗布ガン本体
21 液体流出口
22 ナット
23 グリップ
23a 液体受入口
24 接続部材
25 液体制御弁
26 引金
30 ノズル部
40 第1ノズル
41 フランジ部
42 基端部
43 棒状部
44 貫通孔
50 第2ノズル
51 受入部
52 基端部
52a 第1孔部
52b 第2孔部
52c 第3孔部
53 棒状部
53a 貫通孔
54 オムニシール
55 滑り部材
60 シリンダ部
61 第1部材
62 底部
62a 取付部
62b 貫通孔
63 側壁部
63a 通気口
65 第2部材
66 底部
66a、66b、66c 貫通孔
67 側壁部
69 弾性体
70 ピストン
71 ピストンヘッド
72 ピストンロッド
72a 貫通孔
73 滑り部材
80 取付部
81 三方バルブ
81a スイッチ
93 流量調節機能付きの逆止弁
94 流量調節機能付きの逆止弁
94’ 逆止弁
95 配管
96 抜気口

Claims (6)

  1. 塗布ガン本体の液体流出口に設けられる第1ノズルと、
    前記第1ノズルの先端側を受け入れる受入部を有し、前記受入部に前記第1ノズルの先端側を収容するように設けられる第2ノズルと、を備え、
    前記第2ノズルが、前記第1ノズルから離れる側の第1停止位置と前記第1ノズルに近づく側の第2停止位置との間を第1ノズルに沿って移動可能であり、
    液体の塗布を停止するときに、前記第2ノズルが前記第2停止位置から前記第1停止位置に移動することで、前記受入部が前記第2ノズルからの液垂れを抑制するための液体の一部を受け入れる液体受入部となることを特徴とする塗布ガン。
  2. 前記第2ノズルは、前記塗布ガン本体からの液体の供給が停止すると、瞬時に前記第2停止位置から前記第1停止位置に移動することを特徴とする請求項1に記載の塗布ガン。
  3. 前記第1ノズル上に同軸に設けられたシリンダ部と、
    前記第1ノズル上を移動可能設けられ、前記シリンダ部内に収容されるピストンヘッド及び前記第2ノズルに接続されるピストンロッドを有するピストンと、
    前記ピストンヘッドを基準に前記第2ノズルから遠い側の前記シリンダ部内に配置され、前記ピストンヘッドを第1停止位置側に付勢する弾性体と、
    前記ピストンヘッドを基準に前記第2ノズルに近い側の前記シリンダ部内に連通するように一端が接続され、前記ピストンヘッドを前記第2停止位置側に付勢及び付勢解除するための気体の給排気用の配管と、
    前記配管の他端が接続され、スイッチが押圧されていないときには前記配管と気体供給元とを繋ぐバルブパターンとなり、スイッチが押圧されているときには前記配管を抜気口に繋ぐバルブパターンとなる三方バルブと、
    前記塗布ガン本体に設けられ、液体の供給及び供給停止を操作する引金と、を備え、
    前記三方バルブは、前記引金を引くのを止めると前記引金によって前記三方バルブのスイッチが押圧される位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塗布ガン。
  4. 前記配管には、前記シリンダ部に気体を供給するときの気体の供給速度と前記シリンダ部から気体を抜気するときの気体の抜気速度とを、それぞれ調節する機構が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の塗布ガン。
  5. 少なくとも前記第1停止位置の位置又は前記第2停止位置の位置を調整できる位置調整機構を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の塗布ガン。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の塗布ガンと、
    前記塗布ガンに液体を供給する液体供給部と、を備え、
    前記液体供給部が500cps以上200000cps以下の粘度の液体を5MPa以上25MPa以下の圧力で前記塗布ガンに供給することを特徴とする液体塗布システム。
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