JP2009066799A - フレキシブル管状部材の製造方法とそのフレキシブル管状部材成形用金型 - Google Patents

フレキシブル管状部材の製造方法とそのフレキシブル管状部材成形用金型 Download PDF

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【課題】軟質の内層管部と硬質の外層部とが射出成形で一体に製造されたフレキシブル管状部材の製造方法とそのフレキシブル管状部材成形用金型の提供。
【解決手段】本発明のフレキシブル管状部材の製造方法は、一対の金型10内に外層用スライドコア20を挿入し、外層用キャビティ25を形成する工程と、外層用キャビティ25に硬質熱可塑性合成樹脂を射出して外層部を成形する工程と、金型10内から外層用スライドコア20を離脱させるとともに、内層用スライドコア30を挿入し、内層管用キャビティ35を形成する工程と、内層管用キャビティ35に軟質熱可塑性合成樹脂を射出し、内層管部を成形するとともに外層部と内層管部とを一体化させる工程と、金型10から内層用スライドコア30を離脱させた後、金型10からフレキシブル管状部材40を取り出す工程とからなっている。
【選択図】図5

Description

本発明は、排水等流体を流すため、可撓性を有し接続が容易な定尺のフレキシブル管状部材の製造方法とそのフレキシブル管状部材成形用金型に関する。さらに詳しくは、軟質熱可塑性合成樹脂からなる内層管部と、内層部材を保護するための硬質熱可塑性合成樹脂からなる外層部とが射出成形で一体成形されたフレキシブル管状部材の製造方法とそのフレキシブル管状部材成形用金型に関する。
住宅において、浴槽、台所の流し台のトラップ排水口等から排水管に接続する場合、排水口と排水管との間の距離や配管環境は各家の間取りによって変わったりするため、可撓性のある塩化ビニル樹脂等のフレキシブル管状部材などが使用されることが多い。また、フレキシブル管状部材は、配管系統の多少の芯ずれなどに対処しやすいメリットもある。
また、フレシシブル管状部材には、軟質材料よりなる内層管部に、内層管部を保護するための硬質材料からなる外層部を螺旋状等に一体に形成されたものが多く使用されている。すなわち、接続を容易にするため可撓性に優れた内層管部が、傷ついて漏洩等を発生することが無いよう外層部が形成されているのである。
このようなフレキシブル管状部材は、軟質の管状の樹脂製品を作成後、作業者が所定の幅の硬質の樹脂を巻き込んで接合させる作業を行って製造することが一般的であった。また、可撓性樹脂パイプの周面上に、液状熱硬化性樹脂を含浸させたガラス繊維からなる補強材料を螺旋状に捲回して硬化接着させた可撓性補強樹脂パイプが知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、第1ノズルから半溶融状の軟質合成樹脂を一端と他端が重ね合わされるように成形回転軸上に巻回して内管を形成し、第2ノズルから半溶融状の硬質合成樹脂を一定のピッチをもって螺旋状に、内管に、巻回することで外管を形成するようにして製造された合成樹脂合成管が知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭52−11416号公報 特開2003−214563号公報
しかしながら、前述したような従来技術の製造方法では、合成樹脂を巻回する工程等があり、加工時間の短縮を図ることが困難であるという問題点はあった。すなわち、生産性が低く、フレキシブル管状部材を安価に製造することができないという課題があった。
そこで、生産性が高い射出成形のような方法を活用した製造方法の開発が要望されていた。
本発明は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、次の目的を達成する。
本発明の目的は、フレキシブル管状部材を製造する際の生産性を向上させ、製造価格を安価にすることができるフレキシブル管状部材の製造方法とそのフレキシブル管状部材成形用金型を提供することにある。
本発明は、前記目的を達成するために次の手段をとる。
本発明1のフレキシブル管状部材の製造方法は、
一方の金型と他方の金型とを組み付け、一対の金型を構成する工程と、組み付けた前記金型の内周部内に外層用スライドコアを挿入し、前記金型の内周部に形成された凹部と前記外層用スライドコアとの間に外層用キャビティを形成する工程と、前記外層用キャビティに硬質熱可塑性合成樹脂を射出して外層部を成形する工程と、前記金型内から前記外層用スライドコアを離脱させるとともに、内層用スライドコアを挿入し、前記金型の前記内周部及び前記外層部の内周部と、内層用スライドコアとの間に内層管用キャビティを形成する工程と、前記内層管用キャビティに軟質熱可塑性合成樹脂を射出し、内層管部を成形するとともに前記外層部と前記内層管部とを一体化させる工程と、前記金型から前記前記内層用スライドコアを離脱させる工程と、前記一方の金型と前記他方の金型とを分離させ、前記外層部と前記内層管部とが一体成形されたフレキシブル管状部材を取り出す工程とからなっている。
本発明2のフレキシブル管状部材の製造方法は、本発明1において、
前記硬質熱可塑性合成樹脂は、硬質の塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、オレフィン系合成樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマーから選択される1種であり、前記軟質熱可塑性合成樹脂は、軟質の塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、オレフィン系合成樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマーから選択される1種であることを特徴とする。
本発明3のフレキシブル管状部材の製造方法は、本発明1または2において、
前記外層部は、両端に形成された筒状の接続部と、この両端の接続部の間に形成された螺旋状または環状に巻回された保護凸部とが形成されたものであることを特徴とする。
本発明4のフレキシブル管状部材成形用金型は、
両端に形成された筒状の接続部と、この両端の接続部の間に形成された可撓管部とが形成された外層部を成形するための凹部が内周部に形成され、組み付け分離可能な一対の金型と、組み付けられた一対の前記金型の前記内周部に、挿入離脱可能に設けられる外層用スライドコアと、前記外層スライドコアが挿入されたとき、前記凹部と前記外層用スライドコアの外周面との間に形成され、硬質熱可塑性合成樹脂を射出して前記外層部を成形するための外層用キャビティと、前記外層用スライドコアより小径であって、一対の前記金型の前記内周部に挿入離脱可能に設けられる内層用スライドコアと、前記内層用スライドコアが挿入されたとき、前記内周部と前記内層用スライドコアの外周面との間に形成され、軟質熱可塑性合成樹脂を射出して内層管部を成形するための内層管用キャビティとからなり、前記外層部と前記内層管部を一体成形可能にしたことを特徴とする。
本発明のフレキシブル管状部材の製造方法は、硬質熱可塑性合成樹脂からなる外層部と軟質熱可塑性合成樹脂からなる内層管部とから形成されているフレキシブル管状部材を、射出成形のいわゆる2色成形法で製造することができるので、生産性が高い。また、量産生産することが容易で、製造価格を安価にすることができる。また、フレキシブル管状部材のフレキシブル性能と、内層管部を保護する保護性能を低下させることがなく、高品質で、信頼性、安全性が高いフレキシブル管状部材を製造することができる。
フレキシブル管状部材成形用金型は、一対の金型内に、外層用スライドコアと内層用スライドコアを交互に挿入することで、外層用キャビティ、内層管用キャビティを形成する構成であり、簡素な金型構成とすることができる。また、金型を安価にすることができるとともに、信頼性向上が図れメンテナンスも容易である。
本発明のフレキシブル管状部材の製造方法、及び、フレキシブル管状部材成形用金型の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施の形態のフレキシブル管状部材の製造方法で製造されるフレキシブル管状部材を示す正面図であり、一部を断面図として示している。
図2から図7は、本実施の形態のフレキシブル管状部材の製造方法を説明するための説明図であって、フレキシブル成形用金型は模式的に図示している。図2は、外層用キャビティを形成した状態を説明するための断面図、図3は、外層用キャビティに硬質熱可塑性合成樹脂を注入した状態を説明するための断面図である。図4は、内層管用キャビティを形成した状態を説明するための断面図、図5は、内層管用キャビティに軟質熱可塑性合成樹脂を注入した状態を説明するための断面図である。図6は、内層用スライドコアを一対の金型から離脱させた状態を説明するための断面図、図7は、フレキシブル管状部材の中間品を取り出した状態を説明するための説明図である。
本実施の形態のフレキシブル管状部材の製造方法で製造されるフレキシブル管状部材(以下、フレキ管と記載する。)40は、図1に示すように、硬質の外層部45と軟質の内層管部41が一体に成形されたものである。外層部45は、両端に筒状の接続部46が、中間に保護凸部である螺旋凸部47が形成されたものである。このフレキ管40は、例えば、浴槽、台所の流し台等から排水するための排水路の一部を構成するものである。
フレキ管40は、軟質熱可塑性合成樹脂(例えば、軟質塩化ビニル樹脂)で成形された内層管部41の外側に、硬質熱可塑性合成樹脂(例えば、硬質塩化ビニル樹脂)よりなる外層部45が一体に成形されたものである。接続部46は、内層管部41を覆っている筒状の部位であり、例えば、排水路の継手部などと接続が容易になるように設けられた部位である。
螺旋凸部47は、内層管部41に、螺旋状に巻回された部位であり、内層管部41を保護するとともに内層管部41の可撓性を阻害することが生じないようにした部位である。言い換えると、螺旋凸部47において、凸部が螺旋状に巻回されているのは、保護のために凸部を巻回しても内層管部41の可撓性が発揮できるようにしているためである。すなわち、フレキシブルで配管接続等の作業性にすぐれたフレキ管40とすることができる。言い換えると、外層部45を設けることは、例えば、フレキ管40をぶつけても、内層管部41に直接当たる可能性を低くし、内層管部41に傷がついたり、穴があいたりしないように保護するためである。なお、この実施の形態では、保護凸部が、凸部が螺旋状に巻回されているものであるとして説明を行っているが、環状の凸部を軸線方向に所定の間隔毎に設け、環状凸部の一部を連通部で連通させたようなものであってもよい。
本実施の形態のフレキシブル管状部材成形用金型1は、組み付け、分離可能な一対の金型10と、組み付けた状態の一対の金型10に形成された内周部11に挿入離脱可能な外層用スライドコア20、内層用スライドコア30とから構成されている。一対の金型10は、一方の金型10a、他方の金型10bより構成されるものである(図7参照)。内周部11は、一方の金型10a側の内周部11aと他方の金型10bの内周部11bとから形成されている。
外層部45の螺旋凸部47を成形するための螺旋凹溝16は、一方の金型10a側の螺旋凹溝16a、他方の金型10b側の螺旋凹溝16bから形成されている。外層部45の接続部46を成形するための環状凹部15は、一方の金型10a側の環状凹部15aと他方の金型10b側の環状凹部15bから形成されている。一対の金型10が組み付けられたとき、内周部11、螺旋凹溝16、環状凹部15が連続するように構成されている。
外層用スライドコア20は、コア部21と大径部22とが形成されている。
図2のように、組み合わされた一対の金型10の内周部11に外層用スライドコア20のコア部21を挿入すると、環状凹部15、螺旋凹溝16と外層用スライドコア20のコア部21の外周面23との間に外層用キャビティ25が形成される。
内層用スライドコア30は、コア部31と大径部32とが形成されている。
内層用スライドコア30のコア部31の外周面33の寸法は、外層用スライドコア20のコア部21の外周面23の寸法より所定の寸法(例えば、内層管部41の肉厚に相当する寸法)分小径に形成されている。
内層用スライドコア30を、金型10の内周部11に挿入すると、内周部11の内周面と内層用スライドコア30の外周面33との間に、内層管用キャビティ35が形成される。
従って、図4に示すように、外層用キャビティ25に、硬質熱可塑性合成樹脂である硬質塩化ビニル樹脂Aを射出した後、硬質塩化ビニル樹脂Aが所定の温度(例えば、10〜60℃)まで低下したとき、外層用スライドコア20を一対の金型10から離脱させる。その後、内層用スライドコア30を挿入すると、内層管用キャビティ35を形成することができる。
一方の金型10aには、第1ノズル12、第1ゲート12aが設けられ、内層管用キャビティ35に連通している。第1ノズル12の反対側には、第2ノズル13、第2ゲート13aが設けられ、外層用キャビティ25と連通している。
外層用スライドコア20、内層用スライドコア30は、図示しない案内部に案内され、図示しない駆動体(例えば、流体圧シリンダ)により一対の金型10の内周部11に挿入・離脱する方向(矢印X方向)に移動するできるようになっているとよい。
図2から図7に従って、本実施の形態のフレキ管の製造方法の説明を行う。
図2に示すように、一対の金型10を組み付け固定した後、外層用スライドコア20を挿入し、外層用キャビティ25を形成する。このとき、第1ゲート12aは、外層用スライドコア21のコア部21の外周面23によって閉じられている。
図3に示すように、所定の温度、圧力(例えば、170〜210℃、70〜275MPa)の硬質熱可塑性合成樹脂である硬質塩化ビニル樹脂Aを、第2ノズル13の第2ゲート13aから、外層用キャビティ25側に射出する。外層用キャビティ25内に硬質塩化ビニル樹脂Aが注入される。
図4に示すように、射出した硬質塩化ビニル樹脂Aの温度が所定の温度(例えば、10〜60℃)位に低下したとき、外層用スライドコア20を離脱させるとともに、内層用スライドコア30を挿入し、内層管用キャビティ35を形成する。このとき、外層用スライドコア20のコア部21が離脱することで、内層管用キャビティ35と第1ゲート12aとが連通する。また、外層用スライドコア20は、環状凹部15からコア部21が抜け出した位置まで移動するようにすることが好ましい。
図5に示すように、所定の温度、圧力(例えば、160〜190℃、55〜173MPa)の軟質熱可塑性合成樹脂である軟質塩化ビニル樹脂Bを、第1ノズル12の第1ゲート12aから、内層管用キャビティ35側に射出する。内層管用キャビティ35内に軟質塩化ビニル樹脂Bが注入され、外層部45と内層管部41とが一体に成形される。すなわち、硬質塩化ビニル樹脂Aと軟質塩化ビニル樹脂Bとが一体化したフレキ管中間品が製造される。
図6に示すように、軟質塩化ビニル樹脂Bが所定の温度まで冷却した後、内層用スライドコア30を一対の金型10から離脱させる。
図7に示すように、一対の金型10、すなわち、一方の金型10aと他方の金型10bとを分離させ、フレキ管中間品を取り出す。
取り出したフレキ管中間品の両端を、C−C線位置、D−D線位置で切断する。すなわち、ゲート跡等余分な部分を切除し、フレキ管の完成品とする。
このように、射出成形のいわゆる2色成形法を利用して外層部と内層管部で材質が異なるフレキ管を製造することができるので、非常に生産性がよく、短時間で製造することができる。
なお、本実施の形態では、軟質熱可塑性合成樹脂を軟質塩化ビニル樹脂、硬質熱可塑性合成樹脂を硬質塩化ビニル樹脂として説明を行っているが、他の樹脂であってもよいことはいうまでもない。例えば、硬質・軟質のものが入手可能なポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、その他オレフィン系熱可塑性合成樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマーなどであってもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、本発明は、この実施の形態に限定されることはない。本発明の目的、趣旨を逸脱しない範囲内で変更可能なことはいうまでもない。
図1は、本発明のフレキシブル管状部材の製造方法で製造されるフレキシブル管状部材を示す正面図であり、一部を断面図としている。 図2は、本発明のフレキシブル管状部材の製造方法において、外層用キャビティを形成した状態を説明するため説明図であり、フレキシブル成形用金型を模式的に示している。 図3は、フレキシブル管状部材の製造方法において、外層用キャビティに硬質熱可塑性合成樹脂を注入した状態を説明するための説明図であり、フレキシブル成形用金型を模式的に示している。 図4は、フレキシブル管状部材の製造方法において、内層管用キャビティを形成した状態を説明するための断面図であり、フレキシブル成形用金型を模式的に示している。 図5は、フレキシブル管状部材の製造方法において、内層管用キャビティに軟質熱可塑性合成樹脂を注入した状態を説明するための断面図であり、フレキシブル成形用金型を模式的に示している。 図6は、フレキシブル管状部材の製造方法において、内層用スライドコアを一対の金型から離脱させた状態を説明するための説明図であり、フレキシブル成形用金型を模式的に示している。 図7は、フレキシブル管状部材の製造方法において、フレキシブル管状部材中間品を取り出した状態を説明するための説明図であり、フレキシブル成形用金型を模式的に示している。
符号の説明
1…フレキシブル管状部材成形用金型
10…一対の金型
10a…一方の金型
10b…他方の金型
11…内周部
12…第1ノズル
12a…第1ゲート
13…第2ノズル
13a…第2ゲート
15…環状凹部
16…螺旋凹溝
20…外層用スライドコア
21…コア部
22…大径部
23…外周面
30…内層用スライドコア
31…コア部
32…大径部
33…外周面
40…フレキシブル管状部材
41…内層管部
45…外層部
46…接続部
47…螺旋凸部

Claims (4)

  1. 一方の金型と他方の金型とを組み付け、一対の金型を構成する工程と、
    組み付けた前記金型の内周部内に外層用スライドコアを挿入し、前記金型の内周部に形成された凹部と前記外層用スライドコアとの間に外層用キャビティを形成する工程と、
    前記外層用キャビティに硬質熱可塑性合成樹脂を射出して外層部を成形する工程と、
    前記金型内から前記外層用スライドコアを離脱させるとともに、内層用スライドコアを挿入し、前記金型の前記内周部及び前記外層部の内周部と、内層用スライドコアとの間に内層管用キャビティを形成する工程と、
    前記内層管用キャビティに軟質熱可塑性合成樹脂を射出し、内層管部を成形するとともに前記外層部と前記内層管部とを一体化させる工程と、
    前記金型から前記前記内層用スライドコアを離脱させる工程と、
    前記一方の金型と前記他方の金型とを分離させ、前記外層部と前記内層管部とが一体成形されたフレキシブル管状部材を取り出す工程と
    からなるフレキシブル管状部材の製造方法。
  2. 請求項1に記載されたフレキシブル管状部材の製造方法において、
    前記硬質熱可塑性合成樹脂は、硬質の塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、オレフィン系合成樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマーから選択される1種であり、
    前記軟質熱可塑性合成樹脂は、軟質の塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、オレフィン系合成樹脂、オレフィン系熱可塑性エラストマーから選択される1種である
    ことを特徴とするフレキシブル管状部材の製造方法。
  3. 請求項1または2に記載されたフレキシブル管状部材の製造方法であって、
    前記外層部は、両端に形成された筒状の接続部と、この両端の接続部の間に形成された螺旋状または環状に巻回された保護凸部とが形成されたものである
    ことを特徴とするフレキシブル管状部材の製造方法。
  4. 両端に形成された筒状の接続部と、この両端の接続部の間に形成された保護凸部とが形成された外層部を成形するための凹部が内周部に形成され、組み付け分離可能な一対の金型と、
    組み付けられた一対の前記金型の前記内周部に、挿入離脱可能に設けられる外層用スライドコアと、
    前記外層スライドコアが挿入されたとき、前記凹部と前記外層用スライドコアの外周面との間に形成され、硬質熱可塑性合成樹脂を射出して前記外層部を成形するための外層用キャビティと、
    前記外層用スライドコアより小径であって、一対の前記金型の前記内周部に挿入離脱可能に設けられる内層用スライドコアと、
    前記内層用スライドコアが挿入されたとき、前記内周部と前記内層用スライドコアの外周面との間に形成され、軟質熱可塑性合成樹脂を射出して内層管部を成形するための内層管用キャビティとからなり、
    前記外層部と前記内層管部を一体成形可能にした
    ことを特徴とするフレキシブル管状部材成形用金型。
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