JP2016074029A - 管状部材 - Google Patents

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菅原 進
Susumu Sugawara
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【課題】分割型の中子を用いて成形される管状部材において、管内に流体の流れの障壁となり得る部位を無くし、流体のスムーズな流れを保証することを可能にした管状部材を提供する。【解決手段】第一の中子3aにより成形される第一の内部流路と、第二の中子3bにより成形される第二の内部流路とを有する管状部材10において、第一の中子3aよりも第2の中子3bを大径に形成することにより、第一の内部流路よりも第二の内部流路が大径に形成されるとともに、第一の内部流路と第二の内部流路との間には、流体の流れ方向に対し障壁となることのない段差部3dが形成されるようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、流体を導くための管状部材に関する。
図7に示す如く、一般的な管状部材10は、上流側に位置する第一部材Aと下流側に位置する第二部材Bとの間をつなぎ、第一部材Aから第二部材Bへと流体を導くものである。
このような管状部材が屈曲形状を有する場合、例えば下記の特許文献1に開示されるように、2つに分割した中子を用いた金型によって管状部材を成形するようにしている。
特開平10−230345号公報
図6は分割型の中子を用いて管状部材を成形する金型の構造例を示す。このような分割型の中子3(3a、3b)を用いた金型1で菅状部材10を成形する場合、中子3aと3bの端面3cと3fの突き合わせ部にずれがあると、中子3を離型した後、成形された管状部材10の内部流路に中子3aと3bの突き合わせ部分で凸部(バリ)が生じる場合がある。
そして、このようなバリが管状部材の内部流路に大きく生じると、バリが管内における凸状の障壁となり得るため、流体のスムーズな流れの妨げとなるおそれがある。
このようなバリが発生すると、成形後にバリ部分を人手によって取り去る作業を行うことになり、そのための作業工程が負担となるという問題もあった。
本発明は、このような問題を解決するためになされており、その目的は、管内に流体の流れの障壁となり得る部位を無くし、流体のスムーズな流れを保証することを可能にした管状部材を提供することにある。
前記の目的を達成するために本発明は、上流側に位置する第一部材と下流側に位置する第二部材との間をつなぎ、第一部材から第二部材へと流体を導く管状部材であり、分割型の中子を用いて成形される管状部材において、第一の中子により成形される第一の内部流路と、第二の中子により成形される第二の内部流路とを有し、第一の内部流路と第二の内部流路との間には、流体の流れ方向に対し障壁となることのない段差部が形成されていることを特徴とするものである。
すなわち本発明では、第一の中子よりも第二の中子を大径に形成することにより、第一の内部流路よりも第二の内部流路が大径に形成されるとともに、第一の内部流路と第二の内部流路との間には、流体の流れ方向に対し障壁となることのない段差部が形成されることを特徴とする。
本発明は、金属製または合成樹脂製あるいはゴム製など、種々の材料で成形される管状部材に好適に採用可能である。
本発明によれば、管内に流体の流れの障壁となり得る部位を無くし、流体のスムーズな流れを保証することを可能にした管状部材を提供することができる。
管状部材成形用金型の固定部(キャビティ)の図である。 キャビティに2つの分割中子を挿入している状態を示す図である。 図2に示されたキャビティに管状部材が成形されている状態と中子を離型しようとしていることを示している図である。 本発明の一実施形態に係る管状部材の図である。 図4の管状部材の段差を示す拡大図である。 従来の管状部材成形用金型の固定部(キャビティ)の図である。 従来の管状部材を示す図である。
以下、本発明の一実施形態に係る管状部材について、添付図面を参照して説明する。なお、本実施形態は、図6および図7に示された管状部材の改良であるため、以下では、改良部分の説明を中心に展開する。
本発明は、金属製または合成樹脂製あるいはゴム製など、種々の材料で成形される管状部材に好適に採用が可能であり、周知一般的な管状部材のすべてが対象とされる。また、内部流路に特徴を有しているものであり、その外面形態は特に限定されるものではない。
「管状部材の構成」
図4に示すように、本実施形態の管状部材10は、上流側に位置する第一部材Aと下流側に位置する第二部材Bとの間をつなぎ、前記第一部材Aから第二部材Bへと流体を供給する第一の管状部位10aと第二の管状部位10bとで一体成形された中空の円筒形状を有している。本実施形態では、第一の管状部位10aは直管状に形成され、第二の管状部位10bは第一の管状部位10aに対し略45度屈曲した曲管状に形成されている。
管状部材10の内部は、前記第一部材Aの流体出口側と連絡される直管状の第一の管状部位10aに設けられた第一の内部流路10cと、この第一の内部流路10cと連通し、かつ前記第二部材Bの流体入口側と連絡される曲管状の第二の管状部位10bに設けられた第二の内部流路10dを有しており、この第二の内部流路10dは、第一の内部流路10cと隣り合う屈曲した管状領域10eを有している。
ここで第一の内部流路10cは後述する第一の中子3aによって成形され、第二の内部流路10dは第二の中子3bによって成形されるものである。
そしてこの構成では、第一の内部流路10cよりも第二の内部流路10dが大径に形成されるとともに、第一の内部流路10cと第二の内部流路10dとの間には、流体の流れ方向に対し障壁(凸)となることのない段差部3e(図4及び図5において、点線の円で囲んだ3dの部分参照)が環状に形成されている。
段差部3eは、小径の第一の内部流路10cから大径の第二の内部流路10dへと管径方向で外方に広がる段差形状を有しているものであれば全て本発明の範囲内であって、特に図示形態に限定解釈されるものではない。
本実施形態の管状部材10は、上流側に位置する第一部材Aと下流側に位置する第二部材Bとの間をつなぎ、前記第一部材Aから第二部材Bへと流体を供給するものであり、上述の通り、第一の内部流路10cよりも大径に形成された第二の内部流路10dを備え、両流路10cと10dの間には第一の内部流路10cから第二の内部流路10dへと管径方向に広がる形態の段差部3eを設けているので、上流側に位置する第一部材Aから下流側に位置する第二部材Bへと流体が流れるときに、流れの障壁となる部分が存在しないため、流体の流れをスムーズにすることができる。
「管状部材の製造方法」
続いて、図1から図3を参照しながら、本実施例に係る管状部材10の製造方法について、管状部材成形用金型(以下、単に「金型」という)1を用いて説明する。
図1は、金型の固定部であるキャビティの図を、図2は、キャビティに2つの分割した中子を挿入している状態を示す図を、図3は、図2に示されたキャビティに管状部材が成形されている状態と、2つの中子をそれぞれ離型しようとしていることを示している図である。
上述の管状部材10は、例えば合成樹脂ならPPS等の溶融材料を金型の中に注湯して成形し、冷却、凝固させて製品となる。
この金型1は、後述する一対の割型1a(固定部)と、割型1aのキャビティ2内に配設される中子3(可動部)からなる一組の金型で構成される。
また、機械的に金型1が開閉し、自動的に加圧注湯して鋳造する。割型1aは、管状部材10の外面と同一の凹形状としたキャビティ2を備えている。
中子3は、直線的な円柱状に形成された第一の中子3aと、この第一の中子3aに対し屈曲した曲線的な円柱状に形成された第二の中子3bとで構成されている。ここで第一の中子3aは第一の内部流路10cを成形し、第二の中子3bは第二の内部流路10dを成形するものであり、第一の中子3aよりも第二の中子3bが大径に形成されている。
そして、前記割型1a,1aを重ね合わせて形成されたキャビティ2内に、前記第一の中子3aと第二の中子3bを、端面3cと3fを突き合わせて一体状に配置する。それぞれの端面3cと3fを突き合わせると、その間に段差3dが形成される。
まず、開いた一方の割型1aのキャビティ2内に中子3を配置し、その後他方の割型1aを重ね合わせて管状部材の成形空間11を形成する(図2)。中子3は、直線的形状の第一の中子3aと、曲線的形状の第二の中子3bとで構成され、管状部材10の第一の内部流路10cと、第二の内部流路10dを形成する部分にそれぞれ位置決め保持される。
次に、溶融材料を注入するゲート(図示しない)から割型1aの成形空間11に溶融材料が注湯され、この溶融材料が冷却されることによって管状部材10が製造される(図3)。
溶融材料が注湯された後、溶融材料が冷却されると、溶融材料は凝固する。溶融材料の冷却は自然冷却でもよいし、強制冷却でもよい。溶融材料が冷却されると、凝固した溶融材料がキャビティ2と中子3との間に成形品の管状部材10が形成される。
このような金型(割型1a、第一の中子3a、第二の中子3b)を用いて成形された管状部材10は、第一の中子3aにより成形される第一の内部流路10cよりも第二の中子3bにより成形される第二の内部流路10dが大径に形成され、これによって第一の内部流路10cと第二の内部流路10dとの間には、第一の内部流路10cから管径方向で外方に広がる段差3d(段差部3e)が形成される。
そして、その後、溶融材料が凝固し冷却されると型開きし、中子3とともに成形品(管状部材10)が取り出される。その後第一の中子3a及び第二の中子3bを管状部材10から引き抜き、管状部材10の完成となる。
このようにして成形される管状部材10は、第一の内部流路10cと第二の内部流路10dとの間に、第一の内部流路10cから第二の内部流路10dへと管径方向に広がる形態の段差部3eを設けているので、上流側に位置する第一部材Aから下流側に位置する第二部材Bへと流体が流れるときに、流れの障壁となる部分が存在しないため、流体の流れがスムーズとなる。加えて、第一の内部流路10cよりも第二の内部流路10dが大径に形成されていることにより、段差部3e以降での流体の流れがさらにスムーズとなる。
なお、以上の実施形態では、第一の管状部位10aを直管状とし、第二の管状部位10bを曲管状とした管状部材10を例示したが、これを逆に第一の管状部位10aを曲管状とし、第二の管状部位10bを直管状とした場合や、第一の管状部位10aと第二の管状部位10bの両方を曲管状(あるいは直管状)とした管状部材においても本発明の適用が可能であり、すなわち本発明は管状部材の形状に限定されることなく、要は2つに分割した中子を用いて成形される管状部材に幅広く適用可能なものである。
1 金型
2 キャビティ
3 中子
3a 第一の中子
3b 第二の中子
3e 段差部
10 管状部材
10c 第一の内部流路
10d 第二の内部流路

Claims (3)

  1. 上流側に位置する第一部材と下流側に位置する第二部材との間をつなぎ、前記第一部材から前記第二部材へと流体を導く管状部材であり、分割型の中子を用いて成形される管状部材において、
    第一の中子により成形される第一の内部流路と、第二の中子により成形される第二の内部流路とを有し、
    前記第一の内部流路と前記第二の内部流路との間には、流体の流れ方向に対し障壁となることのない段差部が形成されていることを特徴とする管状部材。
  2. 上流側に位置する第一部材と下流側に位置する第二部材との間をつなぎ、前記第一部材から前記第二部材へと流体を導く管状部材であり、分割型の中子を用いて成形される管状部材において、
    第一の中子により成形される第一の内部流路と、第二の中子により成形される第二の内部流路とを有し、
    前記第一の中子よりも前記第二の中子を大径に形成することにより、前記第一の内部流路よりも前記第二の内部流路が大径に形成されるとともに、
    前記第一の内部流路と前記第二の内部流路との間には、流体の流れ方向に対し障壁となることのない段差部が形成されることを特徴とする管状部材。
  3. 金属製または合成樹脂製あるいはゴム製であることを特徴とする請求項1または2に記載の管状部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN106694817A (zh) * 2017-03-28 2017-05-24 辽宁爱维尔铸业股份有限公司 一种双盘法兰及穿墙法兰球墨铸铁直管整铸技术
CN109986051A (zh) * 2019-04-18 2019-07-09 莱州新亚通金属制造有限公司 砂芯及使用其实现高压铸造增压器进气弯管的方法

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