JP2009065611A - パルス幅変調回路及びそれを用いたスイッチングアンプ - Google Patents

パルス幅変調回路及びそれを用いたスイッチングアンプ Download PDF

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Abstract

【課題】積分回路の充電が開始されるときのオフセット電圧を抑制することにより、適切なパルス幅変調信号を出力する。
【解決手段】パルス幅変調回路1は、入力信号に基づく電流に基づいて所定のクロック信号の半周期である第1期間T1において第1積分回路C1を充電させ、一定のバイアス電流に基づいて第2期間T2において第1積分回路C1で蓄積された充電電圧を放電バイアス電流源13に向けて放電させ、第2期間T2が開始されてから第1積分回路C1における電圧が所定の基準電圧に到達するまでの時間を検出し、クロック信号の半周期ごとに交互に繰り返し出力される時間に基づいて、当該時間のパルス幅を有するパルス信号を生成するものである。
【選択図】図2

Description

本願発明は、例えばオーディオ信号をパルス幅変調(PWM)してその変調信号を出力するパルス幅変調回路及びそれを用いたスイッチングアンプ(例えばオーディオアンプ)に関するものである。
従来、スイッチングアンプでは、例えば入力信号としてのオーディオ信号をパルス幅変調し、その変調信号を出力するパルス幅変調回路(例えば特許文献1参照)が用いられているものが提案されている。このスイッチングアンプでは、パルス幅変調回路から出力される変調信号に基づいて所定の電源電圧がスイッチングされ、スイッチングされた出力信号が例えばローパスフィルタを通して負荷(例えばスピーカ)に出力される。
特開2004−320097号公報
図7は、従来のスイッチングアンプの一例を示す構成図である。このスイッチングアンプは、オーディオ信号発生源AUに接続されたパルス幅変調回路51と、スイッチング回路52と、ローパスフィルタ回路53とを備えている。このスイッチングアンプによれば、オーディオ信号発生源AUから出力されたオーディオ信号eSは、パルス幅変調回路51においてその振幅がパルス幅変調され、変調された変調信号OUT1と、変調信号OUT1と逆位相の変調信号OUT2とがスイッチング回路52に出力される。
スイッチング回路52では、変調信号OUT1,OUT2に基づいて正負の電源電圧+VD,−VDがスイッチSW−a,SW−bによって交互にスイッチングされる。スイッチングされた出力は、ローパスフィルタ回路53によって高周波成分が除去されて出力信号V0として図示しない負荷に供給される。
図8は、図7に示すパルス幅変調回路51の概略構成を示す回路図である。図9は、図8に示すパルス幅変調回路51の各信号の電圧波形を示すタイミングチャートである。パルス幅変調回路51は、入力信号としての例えばオーディオ信号eSをパルス幅変調して変調信号OUT1を生成、出力するものである。このパルス幅変調回路51では、オーディオ信号eSに基づく電流によって2つの充電用コンデンサ(後述)を交互に充電し、一定の放電量で放電させたときの時間を検出することによりパルス幅を生成している。
パルス幅変調回路51は、図8に示すように、クロック生成回路54と、電圧電流変換回路55と、放電用バイアス電流源56と、第1ないし第4スイッチSW1〜SW4と、充電用コンデンサで構成される第1及び第2積分回路C1,C2と、第1及び第2比較回路57,58と、第1及び第2リセット回路59,60と、信号出力回路61とによって構成されている。
このパルス幅変調回路51では、図9(a)に示すように、第1期間T1においてクロック生成回路54からの第1切換信号φ1がハイレベルのとき第1スイッチSW1がオン動作し、これにより、電圧電流変換回路55において電圧−電流変換されたオーディオ信号eSと充電用バイアス電流源(図略)が発生する充電バイアス電流Icとの和に相当する電流(Ic+Δi)が第1積分回路C1に供給される。第1積分回路C1は、第1スイッチSW1がオフ動作するまでこの電流(Ic+Δi)によって充電される(図9(c)のア点波形参照)。
次いで、第2期間T2において第1切換信号φ1がローレベルになるとともに第2切換信号φ2がハイレベルになると(図9(b)参照)、第1スイッチSW1がオフ動作するとともに第3スイッチSW3がオン動作する。これによって、第1積分回路C1における電荷は放電用バイアス電流源56に流れ、第1積分回路C1は一定の放電量で放電される(ア点波形参照)。
この場合、第1積分回路C1における充電電圧が第1比較回路57の基準電圧Vrefに到達すると、第1比較回路57の出力が反転され(図9(d)のイ点波形参照)、第1リセット回路59のAND回路62の出力もローレベルからハイレベルに反転される(図9(e)のウ点波形参照)。その結果、第5スイッチSW5がオン動作し、これにより、第1積分回路C1で放電されていた電荷が第5スイッチSW5を通じて一気にグランド電位に放電される。
第1比較回路57の出力は、信号出力回路61のNAND回路64を通じてパルス幅変調信号PWMoutの一部として出力される。すなわち、パルス幅変調信号PWMoutは、第2期間T2に移行し第1積分回路C1の放電が開始されてから第5スイッチSW5がオン動作して第1積分回路C1が一気に放電されるまでの時間tを検出することにより取得される(図9(f)のエ点波形参照)。
第2積分回路C2についても、半周期ずれて第1積分回路C1と同様の動作が行われるため、信号出力回路61のOR回路66で第1NOR回路64の出力と第2NOR回路65の出力とが合成されてパルス幅変調信号PWMoutとして出力される(図9(g)のオ点波形参照)。
図10は、図9のア点における波形を一部拡大した図である。図10に示す一点鎖線は理想的な動作時の波形であり、同じく実線は後述するオフセット電圧が生じたときの波形である。なお、図10に示す波形は、第1積分回路C1における波形を示しており、以下、第1積分回路C1について説明するが、第2積分回路C2についても同様である。
上記理想的な動作時の波形によると、第1積分回路C1は基準電位(グランド電位)から徐々に充電されていき、第1及び第2切換信号φ1,φ2のレベルが切り換えられるとき、最大充電電圧Vaに到達し、その後放電が開始される。そして、第1積分回路C1は、その充電電圧が基準電圧Vrefに到達すれば第5スイッチSW5によって一気に放電され、充電電圧は基準電位になる。その後、第1及び第2切換信号φ1,φ2のレベルが切り換えられるとき、再度、第1積分回路C1の充電が基準電位(0[V])から開始される。換言すれば、理想的な動作時の波形では、第1積分回路C1における新たな充電開始電圧は常に基準電位の0[V]となる。
上記パルス幅変調回路51においては、上述したように第1及び第2積分回路C1,C2が一定量で放電され、第1及び第2積分回路C1,C2の充電電圧がそれぞれ基準電圧Vrefに到達するまでの時間t1に基づいてパルス幅変調信号PWMoutが生成される。
ここで、第1積分回路C1の充電期間をTとし、第1積分回路C1の容量をCとすれば、最大充電電圧Vaは数式1で表される。
Figure 2009065611
放電用バイアス電流源56による放電バイアス電流をIdとし、電圧電流変換回路55の充電バイアス電流Icを(3/2)Idに等しくなるように設定すると、数式1は数式2に変形される。
Figure 2009065611
第1積分回路C1で放電が開始されてから充電電圧が基準電圧Vrefに到達するまでの時間をt1とすれば、t1は数式3で表される。
Figure 2009065611
基準電圧Vrefを(2/3)Vaになるように設定し、数式2のVaを代入すれば、数式3は数式4に変形される。
Figure 2009065611
また、第1積分回路C1の充電電圧が基準電圧Vrefに到達してから次の充電が開始されるまでの時間をt2とすれば、このパルス幅変調回路51における変調度mは数式5によって表すことができる。
Figure 2009065611
第1積分回路の放電期間Tは、T=t1+t2なので、これに基づいて数式5を変形して数式4のt1を代入すれば、変調度mは数式6で表される。
Figure 2009065611
このように、変調度mは、オーディオ信号eSの大きさΔiに比例することがわかる。
ところで、上記パルス幅変調回路51の第5スイッチSW5は例えばMOSFET等の素子の組み合わせによって構成されるが、そのような第5スイッチSW5では、オフ動作からオン動作されるとき通常、オン抵抗を生じる。
オン抵抗が生じると、オン抵抗から放電用バイアス電流源56に電流が流れることになり、この電流によってオフセット電圧ΔV(ただしΔVは基準電位に対してマイナスの電圧)が生じる。ここで、オン抵抗をRonとすると、オン抵抗Ronと放電電流Idとにより、充電開始時の電圧は、Id×Ronで表されることになる。この場合、オン抵抗Ronがばらつくと、充電開始時の電圧は、Id×(Ron+ΔRon)となり(ΔRonは、オン抵抗Ronのばらつき分を示す。)、Id×ΔRonの分だけ充電開始電圧が変動する。また、オン抵抗Ronと第1積分回路C1との時定数により、充電開始時の電圧に達するまでの時間にばらつきが生じる。
例えば図10の実線で示す波形のように、第1積分回路C1の新たな充電開始時にオフセット電圧ΔVが生じると、最大充電電圧がVaに対してオフセット電圧ΔV分ずれたVa′となり、放電が開始されてから充電電圧が基準電圧Vrefに到達するまでの時間t1が適切に検出されないことが生じ(図10では時間t1より短い時間t1′が検出される)、結果的にパルス幅変調信号PWMoutが歪むことになる。また、パルス幅変調回路51の動作中にこのパルス幅変調回路51を含むスイッチングアンプといった機器の内部温度が上昇すると、この温度変化によって、上記のオン抵抗にばらつきが生じ、オフセット電圧ΔVが発生する。
オフセット電圧ΔVが生じると、最大充電電圧Va′=Va+ΔVとなり、この場合のt1′は数式7で表されるようになる。
Figure 2009065611
また、この場合の変調度m′は数式8で表される。
Figure 2009065611
数式8を変形し、数式7のt1′を代入すれば、変調度m′は数式9で表される。
Figure 2009065611
数式9と数式6を比較すれば、明らかなように、数式9において最終行の右辺第2項の(2C/IdT)ΔVはノイズとなってパルス幅変調信号PWMoutに重畳され、信号波形の歪みを生じる原因となる。
本願発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、積分回路の充電が開始されるときのオフセット電圧を抑制することにより、適切なパルス幅変調信号を出力することのできるパルス変調回路及びそれを適用したスイッチングアンプを提供することを、その課題とする。
上記の課題を解決するため、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
本願発明の第1の側面によって提供されるパルス幅変調回路は、入力信号に基づく電流に基づいて所定のクロック信号の半周期である第1期間において第1積分手段を充電させるとともに、前記入力信号に基づく電流に基づいて前記第1期間とは半周期ずれた前記第1期間に続く第2期間において前記第1積分手段とは異なる第2積分手段を充電させる充電制御手段と、一定のバイアス電流に基づいて前記第2期間において前記第1積分手段で蓄積された充電電圧を放電バイアス電流源に向けて放電させるとともに、前記バイアス電流に基づいて前記第2期間とは半周期ずれた前記第2期間に続く第3期間において前記第2積分手段で蓄積された充電電圧を前記放電バイアス電流源に向けて放電させる放電制御手段と、前記第2期間が開始されてから前記第1積分手段における電圧が所定の基準電圧に到達するまでの時間を検出する第1検出手段と、前記第3期間が開始されてから前記第2積分手段における電圧が所定の基準電圧に到達するまでの時間を検出する第2検出手段と、前記第1検出手段及び前記第2検出手段から前記クロック信号の半周期ごとに交互に繰り返し出力される時間に基づいて、当該時間のパルス幅を有するパルス信号を生成するパルス信号生成手段と、前記第1積分手段に並列に接続された第1スイッチ手段を有し、前記第1検出手段の出力に基づいて前記第1スイッチ手段をオン動作させることにより、前記第1積分手段において蓄積された充電電圧を前記第1スイッチ手段を通じてグランド電位に強制的に放電させる第1放電手段と、前記第2積分手段に並列に接続された第2スイッチ手段を有し、前記第2検出手段の出力に基づいて前記第2スイッチ手段をオン動作させることにより、前記第2積分手段において蓄積された充電電圧を前記第2スイッチ手段を通じてグランド電位に強制的に放電させる第2放電手段と、前記第1放電手段による放電時に前記第1積分手段から前記放電バイアス電流源に流れる電流を阻止する第1電流阻止手段と、前記第2放電手段による放電時に前記第2積分手段から前記放電バイアス電流源に流れる電流を阻止する第2電流阻止手段と、を備えることを特徴としている(請求項1)。
この構成によれば、クロック信号の半周期である第1期間においては、入力信号(例えばオーディオ信号)に基づく電流に基づいて第1積分手段が充電される。続く第2期間においては、一定のバイアス電流に基づいて第1積分手段の充電電圧が放電される。一方、この第2期間においては、入力信号に基づく電流に基づいて第2積分手段が充電され、続く第3期間においては、一定のバイアス電流に基づいて第2積分手段の充電電圧が放電される。
第2期間においては、この第2期間が開始されてから第1積分手段における電圧が所定の基準電圧に到達するまでの時間が検出され、第3期間においては、この第3期間が開始されてから第2積分手段における電圧が所定の基準電圧に到達するまでの時間が検出される。これら検出された時間は、クロック信号の半周期ごとに交互に繰り返し出力され、これらの時間に基づいて当該時間のパルス幅を有するパルス信号が生成される。
そして、第2期間においては、第1検出手段の出力に基づいて、第1積分手段に並列に接続された第1スイッチ手段をオン動作させることにより、第1積分手段の充電電圧が第1スイッチ手段を通じてグランド電位に強制的に放電される。この放電時に第1積分手段から放電バイアス電流源に流れる電流が阻止される。また、第3期間においては、第2検出手段の出力に基づいて、第2積分手段に並列に接続された第2スイッチ手段をオン動作させることにより、第2積分手段の充電電圧が第2スイッチ手段を通じてグランド電位に強制的に放電される。この放電時に第2積分手段から放電バイアス電流源に流れる電流が阻止される。
ここで、第1スイッチ手段(又は第2スイッチ手段)が例えばオン抵抗を有する素子で構成されている場合、そのオン抵抗によって第1積分手段(又は第2積分手段)から放電バイアス電流源に電流が流れ、第1積分手段が次の期間において新たに充電される際、オフセット電圧が生じることがある。また、このパルス幅変調回路の動作中にパルス幅変調回路を含むスイッチングアンプの内部温度が上昇すると、同様にオフセット電圧が生じることがある。本願発明によれば、第1積分手段の充電電圧が第1スイッチ手段を通じてグランド電位に強制的に放電されるときに、第1積分手段から放電バイアス電流源に流れる電流が阻止されるので、第1積分手段が次の期間において新たに充電される際、温度上昇によって第1スイッチ手段のオン抵抗にばらつきが生じ、オフセット電圧が生じることが抑制される。そのため、新たな充電を0[V]から開始させることができ、適切なパルス幅変調信号を出力することができる。
本願発明のパルス幅変調回路において、前記放電制御手段は、前記第1積分手段と前記放電バイアス電流源との間に設けられた第3スイッチ手段と、前記第2積分手段と前記放電バイアス電流源との間に設けられた第4スイッチ手段とを有し、前記第1電流阻止手段は、前記第1放電手段による放電時に前記第3スイッチ手段をオフ動作させることにより前記第1積分手段と前記放電バイアス電流源との間を遮断するものであり、前記第2電流阻止手段は、前記第2放電手段による放電時に前記第4スイッチ手段をオフ動作させることにより前記第2積分手段と前記放電バイアス電流源との間を遮断するものであるとよい(請求項2)。
本願発明のパルス幅変調回路において、前記第1検出手段は、前記第1期間において前記第1積分手段に蓄積された充電電圧と所定の基準電圧とを比較する第1比較手段を有し、前記第2検出手段は、前記第2期間において前記第2積分手段に蓄積された充電電圧と所定の基準電圧とを比較する第2比較手段を有し、前記第1電流阻止手段は、前記第1比較手段の出力と、前記クロック信号に基づいて前記各期間の切換タイミングを定める切換信号とに基づいて、前記第3スイッチ手段をオフ動作させ、前記第2電流阻止手段は、前記第2比較手段の出力と前記切換信号とに基づいて、前記第4スイッチ手段をオフ動作させるとよい(請求項3)。
本願発明のパルス幅変調回路において、前記パルス信号生成手段は、前記第1比較手段の出力と、前記第2比較手段の出力とに基づいて前記パルス信号を生成するとよい(請求項4)。
本願発明のパルス幅変調回路において、前記積分制御手段は、前記入力信号に基づく電圧を電流に変換する電圧電流変換手段を含み、前記電圧電流変換手段によって変換された電流に基づいて前記第1期間において前記第1積分手段を充電させるとともに、前記電圧電流変換手段によって変換された電流に基づいて前記第2期間において前記第2積分手段を充電させるとよい(請求項5)。
本願発明の第2の側面によって提供されるスイッチングアンプは、本願発明の第1の側面によって提供されるパルス幅変調回路と、所定の電源電圧を出力する電圧源と、前記パルス幅変調回路から出力される変調信号に基づいて、前記電圧源から供給される所定の電源電圧をスイッチングするスイッチング回路と、を備えたことを特徴としている(請求項6)。
この構成によれば、このスイッチングアンプは、本願発明の第1の側面によって提供されるパルス幅変調回路を備えているので、第1の側面によって提供されるパルス幅変調回路と同様の作用効果を奏する。
本願発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
以下、本願発明の好ましい実施の形態を、添付図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本願発明に係るパルス幅変調(PWM)回路が適用されるスイッチングアンプを示す構成図である。図2は、図1に示すパルス幅変調回路の一実施例を表すブロック回路図である。このスイッチングアンプは、オーディオ信号発生源AUに接続されたパルス幅変調回路1と、スイッチング回路2と、ローパスフィルタ回路3と、正負の電源電圧+EB,−EBを供給する第1電源4及び第2電源5とを備えている。ローパスフィルタ回路3の出力には、負荷RLとしてのスピーカ(図略)が接続されている。
パルス幅変調回路1は、オーディオ信号発生源AUから出力された入力信号としてのオーディオ信号eSをパルス幅変調して変調信号PWMoutを生成、出力するものである。パルス幅変調回路1から出力された変調信号PWMoutは、スイッチング回路2に入力される。
スイッチング回路2では、第1電源4及び第2電源5から正負の電源電圧+EB,−EBが供給され、変調された変調信号PWMoutに基づいて、電源電圧+EB,−EBが交互にスイッチングされる。すなわち、スイッチング回路2は、変調信号PWMoutに基づいてオン、オフ動作するスイッチ素子SW−Aと、パルス幅変調回路1から出力される変調信号PWMoutの位相を反転させるインバータ2aと、このインバータ2aによって変調信号PWMoutが反転された変調信号PWMout′に基づいてオン、オフ動作するスイッチ素子SW−Bと、両スイッチ素子SW−A,SW−Bの両端にそれぞれ接続された逆電流防止用ダイオードD−A,D−Bとを備えている。
両スイッチ素子SW−A,SW−Bは、変調信号PWMoutと、反転された変調信号PWMout′とによって交互にオン、オフ動作し、スイッチングされた正負の電源電圧+EB,−EBをローパスフィルタ回路3及び負荷RLに対して供給する。
ローパスフィルタ回路3は、コイルL0及びコンデンサC0によるLC回路によって構成されている。ローパスフィルタ回路3は、スイッチング回路2から出力される出力信号の高周波成分を除去して負荷RLに供給する回路であり、例えば60kHzのカットオフ周波数を有する。ローパスフィルタ回路3では、スイッチングされた正負の電源電圧+EB,−EBの高周波成分が除去され、その出力は、負荷RLに供給されることにより音声として負荷RLから出力される。
パルス幅変調回路1は、図2に示すように、クロック生成回路11と、電圧電流変換回路12と、放電用バイアス電流源13と、第1ないし第4スイッチSW1〜SW4と、第1及び第2積分回路C1,C2と、第1及び第2比較回路15,16と、第1及び第2リセット回路17,18と、第1及び第2放電制御回路19,20と、信号出力回路21とによって構成されている。
クロック生成回路11は、クロック信号発生器11aの出力に基づいて、第1及び第2スイッチSW1,SW2を切り換えるための第1及び第2切換信号φ1,φ2を生成する回路である。クロック信号発生器11aは、デューティ比がほぼ50%のクロック信号である第1切換信号φ1を出力するものである。クロック信号発生器11aの出力は、NOT回路11bによって反転され、第1切換信号φ1に対して逆位相の関係を有する第2切換信号φ2が生成される。
なお、クロック生成回路11は、パルス幅変調回路1の外部に設けられ、外部からクロック信号をパルス幅変調回路1に対して与えるように構成されていてもよい。また、クロック生成回路11の後段には、図示しないデッドタイム生成回路が設けられていてもよい。デッドタイム生成回路は、第1及び第2切換信号φ1,φ2の出力レベルが同時に一致しないように、第1及び第2切換信号φ1,φ2のレベル反転時を所定時間だけそれぞれ遅らせる回路である。
また、以下の説明では、便宜上、図3及び図4に示すように、第1切換信号φ1が最初にハイレベルになる期間を第1期間T1、続くローレベルの期間を第2期間T2、続くハイレベルの期間を第3期間T3とそれぞれ言うことにする。
図2に戻り、電圧電流変換回路12は、オーディオ信号発生源AU(図1参照)からパルス幅変調回路1に供給されるオーディオ信号eSを電圧−電流変換する回路である。また、電圧電流変換回路12は、充電用バイアス電流源(図略)を有しており、第1及び第2積分回路C1,C2を充電する回路である。電圧電流変換回路12は、後述するように、第1及び第2スイッチSW1,2を介して第1及び第2積分回路C1,C2にそれぞれ接続されており、第1及び第2スイッチSW1,2がオン動作するタイミングで第1及び第2積分回路C1,C2をそれぞれ充電する。
ここで、電圧電流変換回路12における変換コンダクタンスをGmとすると、オーディオ信号eSが電圧電流変換回路12で変換される電流Δiは、Δi=Gm・eSで表すことができる。また、充電用バイアス電流源における充電バイアス電流をIcとすると、第1及び第2積分回路C1,C2に供給される電流は、Ic+Gm・eS=Ic+Δiで表すことができる。この電流(Ic+Δi)の大きさは、オーディオ信号eSの正負の方向及び振幅の大きさに依存する。
放電用バイアス電流源13は、負の電源電圧[−V]に接続され、第1又は第2積分回路C1,C2が放電されるときに、一定電流である放電バイアス電流Ibを流すためのものである。すなわち、放電用バイアス電流源13は、後述するように、第3及び第4スイッチSW3,4を介して第1及び第2積分回路C1,C2にそれぞれ接続されており、第3及び第4スイッチSW3,4がオン動作するタイミングで、第1及び第2積分回路C1,C2に蓄積された充電電圧を、放電バイアス電流Idとして引き込むことにより、第1及び第2積分回路C1,C2を一定の放電量で放電させるものである。
第1及び第2スイッチSW1,SW2は、第1及び第2積分回路C1,C2を充電させるためにオン動作されるものである。第1及び第2スイッチSW1,SW2は、クロック生成回路11から出力される第1及び第2切換信号φ1,φ2に基づいてオン、オフ動作される。すなわち、第1スイッチSW1は、図3(a)に示すように、第1切換信号φ1がハイレベルの状態でオン動作し、第1切換信号φ1がローレベルの状態でオフ動作する。また、第2スイッチSW2は、図3(b)に示すように、第2切換信号φ2がハイレベルの状態でオン動作し、第2切換信号φ2がローレベルの状態でオフ動作する。
第3及び第4スイッチSW3,SW4は、放電用バイアス電流源13によって供給される放電バイアス電流Idを用いて第1及び第2積分回路C1,C2に蓄積された電荷を放電させるためにオン動作されるものである。第3及び第4スイッチSW3,SW4は、後述する第1及び第2放電制御回路19,20からの制御信号φ3,φ4に基づいてオン、オフ動作される。すなわち、第3スイッチSW3は、制御信号φ3がハイレベルの状態でオン動作し、ローレベルの状態でオフ動作する。また、第4スイッチSW4は、制御信号φ4がハイレベルの状態でオン動作し、ローレベルの状態でオフ動作する。制御信号φ3,φ4は、第1及び第2放電制御回路19,20の後述する第1及び第2AND回路19a,20aから出力される。
第1及び第2積分回路C1,C2は、それぞれ充電用コンデンサによって構成されており、所定の電荷を蓄えることにより充電し、電荷が放出されることにより放電する回路である。具体的には、第1積分回路C1は、第1期間T1において、第1スイッチSW1がオン動作(このとき、第3スイッチSW3はオフ動作)することにより、電圧電流変換回路12からの電流(Ic+Δi)で充電される。また、第1積分回路C1は、次の第2期間T2中において第3スイッチSW3がオン動作(このとき、第1スイッチSW1はオフ動作)することにより、第1積分回路C1で蓄積された電荷が放電用バイアス電流源13に流れ、放電される。
一方、第2積分回路C2は、第1積分回路C1が放電される第2期間T2において、第2スイッチSW2がオン動作(このとき、第4スイッチSW4はオフ動作)することにより、電圧電流変換回路12からの電流(Ic+Δi)で充電される。また、第2積分回路C2は、次の第3期間T3中において第4スイッチSW4がオン動作(この場合、第2スイッチSW2はオフ動作)することにより、第2積分回路C2で蓄積された電荷が放電用バイアス電流源13に流れ、放電される。
このように、第1及び第2積分回路C1,C2では、第1及び第2切換信号φ1,φ2のレベルが維持される単位期間(例えば図3に示す第1期間T1又は第2期間T2)ごとにおいて、交互に充電及び放電が行われる。
ここで、第1及び第2積分回路C1,C2の充放電に関する回路接続構成を説明すると、電圧電流変換回路12には、第1及び第2スイッチSW1,SW2の各一端が接続され、第1スイッチSW1の他端は、第1積分回路C1の一端(図2のA点参照)に接続されており、これにより、第1積分回路C1の充電経路が形成される。なお、第1積分回路C1の他端はグランド電位に接続されている。第1積分回路C1の一端は、第3スイッチSW3の一端にも接続され、第3スイッチSW3の他端は、放電用バイアス電流源13に接続されており、これにより、第1積分回路C1の放電経路が形成される。
一方、第2スイッチSW2の他端は、第2積分回路C2の一端(図2のA′点参照)に接続されており、これにより、第2積分回路C2の充電経路が形成される。なお、第2積分回路C2の他端はグランド電位に接続されている。第2積分回路C2の一端は、第4スイッチSW4の一端にも接続され、第4スイッチSW4の他端は、放電用バイアス電流源13に接続されており、これにより、第2積分回路C2の放電経路が形成される。
第1及び第2比較回路15,16は、第1及び第2積分回路C1,C2において蓄積される電圧と、所定の基準電圧Vrefとを比較することにより、その出力においてパルス幅変調信号PWMoutのパルス幅を規定して出力するための回路である。なお、第1及び第2比較回路15,16が例えばCMOSインバータ素子で構成される場合、基準電圧Vrefは、CMOSインバータ素子のハイレベルとローレベルとで規定される閾値に相当し、通常、この閾値はそのCMOSインバータ素子の電源電圧の約1/2に設定される。例えば、CMOSインバータ素子の電源電圧が約5Vであるとすると、基準電圧Vrefは、その半分の約2.5Vとなる。
第1及び第2比較回路15,16の正(+)側入力端子には、基準電圧Vrefがそれぞれ入力され、負(−)側入力端子には、第1及び第2積分回路C1,C2の一端がそれぞれ接続されている。
第1及び第2比較回路15,16の出力(図2のB点及びB′点参照)は、通常ハイレベルであり、各負側入力端子における電圧(第1及び第2積分回路C1,C2による充電電圧)が基準電圧Vrefより高くなると、出力端子からローレベルの信号が出力される。
第1及び第2リセット回路17,18は、第1及び第2積分回路C1,C2がそれぞれ放電されている期間において、第1及び第2積分回路C1,C2における放電を強制的に終了させる(リセットする)ための回路である。第1リセット回路17は、第1NAND回路17a、第1NOT回路17b及び第5スイッチSW5からなり、第2リセット回路18は、第2NAND回路18a、第2NOT回路18b及び第6スイッチSW6からなる。
第1NAND回路17aは、その一方の入力端子が第1比較回路15の出力端子に接続され、他方の入力端子がクロック発生回路11に接続されて第2切換信号φ2が入力される。第1NAND回路17aの出力(図2のC点参照)は、第1NOT回路17bの入力端子に接続され、第1NOT回路17bの出力(図2のE点参照)は第5スイッチSW5に接続され、第1NAND回路17a及び第1NOT回路17bによって、第5スイッチSW5のオン、オフ動作が制御される。
一方、第2NAND回路18aは、その一方の入力端子が第2比較回路16の出力端子に接続され、他方の入力端子がクロック発生回路11に接続されて第1切換信号φ1が入力される。第2NAND回路18aの出力(図2のC′点参照)は、第2NOT回路18bの入力端子に接続され、第2NOT回路18bの出力(図2のE′点参照)は第6スイッチSW6に接続され、第2NAND回路18a及び第2NOT回路18bによって、第6スイッチSW6のオン、オフ動作が制御される。
第1及び第2放電制御回路19,20は、それぞれ第1及び第2AND回路19a,20aからなる。第1及び第2放電制御回路19,20は、第3及び第4スイッチSW3,SW4に制御信号φ3,φ4を出力して第3及び第4スイッチSW3,SW4をオン、オフ動作させることにより、第1及び第2積分回路C1,C2における放電動作を制御する。また、第1及び第2放電制御回路19,20は、後述するように、所定のタイミングで第3及び第4スイッチSW3,SW4をオフ動作させることにより、第5及び第6スイッチSW5,SW6のオン抵抗によるオフセット電圧を生じさせないようにする。
第1AND回路19aは、その一方の入力端子が第1NAND回路17aの出力端子に接続され、他方の入力端子がクロック発生回路11に接続されて第2切換信号φ2が入力される。第1AND回路19aの出力(図2のD点参照)は、第3スイッチSW3に接続され、第1AND回路19aは、第1NAND回路17aの出力と第2切換信号φ2との論理積を演算することにより、第3スイッチSW3のオン、オフ動作を制御する。
第2AND回路20aは、その一方の入力端子が第2NAND回路18aの出力端子に接続され、他方の入力端子がクロック発生回路11に接続されて第1切換信号φ1が入力される。第2AND回路20aの出力(図2のD′点参照)は、第4スイッチSW4に接続され、第2AND回路20aは、第2NAND回路18aの出力と第1切換信号φ1との論理積を演算することにより、第4スイッチSW4のオン、オフ動作を制御する。
信号出力回路21は、第1及び第2NOR回路21a,21bと、OR回路21cとによって構成されている。第1NOR回路21aは、その一方の入力端子が第1比較回路15の出力端子に接続され(図2のB点参照)、他方の入力端子がクロック発生回路11に接続されて第1切換信号φ1が入力される。一方、第2NOR回路21bは、その一方の入力端子が第2比較回路16の出力端子に接続され(図2のB′点参照)、他方の入力端子がクロック発生回路11に接続されて第2切換信号φ2が入力される。
第1NOR回路21aの出力端子(図2のF点参照)及び第2NOR回路21bの出力端子(図2のF′点参照)は、OR回路21cの各入力端子に接続され、OR回路21cの出力端子(図2のG点参照)は、パルス幅変調信号PWMoutとして後段のスイッチング回路2(図1参照)に接続される。
第1NOR回路21aは、第1切換信号φ1と、第1比較回路15の出力との否定論理和を演算することにより、第1積分回路C1による放電が開始されてから、第1積分回路C1の電圧が基準電圧Vrefに至るまでの時間tにおいて、ハイレベルを出力する。第2NOR回路21bは、第2切換信号φ2と、第2比較回路16の出力との否定論理和を演算することにより、第2積分回路C2による放電が開始されてから、第2積分回路C2の電圧が基準電圧Vrefに至るまでの時間tにおいて、ハイレベルを出力する。
OR回路21cは、第1及び第2NOR回路21a,21bの各出力の論理和を演算し、第1及び第2NOR回路21a,21bの各出力を一つのパルス幅変調信号PWMoutにしてスイッチング回路2に出力するものである。
図3及び図4は、上記パルス幅変調回路1における各信号のタイミングチャートを示す図であり、図3は、主として第1積分回路C1における充放電動作に関する各信号を示し、図4は、主として第2積分回路C2における充放電動作に関する各信号を示す。図3及び図4は、オーディオ信号eSが無信号の場合(G・eS=0)を示している。
図3における第1期間T1では、クロック発生回路11からの第1切換信号φ1がハイレベル(第2切換信号φ2がローレベル)であり(図3(a)参照)、これによって第1スイッチSW1がオン動作(第3スイッチSW3はオフ動作)する。そのため、第1積分回路C1には、電流電圧変換回路12からの電流(Ic+Δi)が供給され、第1積分回路C1は充電される(図3(c)のA点波形参照)。
第1積分回路C1が充電されているときのA点波形に示す傾きは、電流電圧変換回路12からの電流(Ic+Δi)の大きさに比例する。すなわち、電流(Ic+Δi)が大きいとA点波形に示す傾きは急になり、電流(Ic+Δi)が小さいとA点波形に示す傾きは緩やかになる。
第1期間T1では、第1比較回路15において第1積分回路C1が充電されたことによる電圧が基準電圧Vrefを上回ると、第1比較回路15の出力がハイレベルからローレベルになる(図3(d)のB点波形参照)。このとき、第1NAND回路17aには、第1比較回路15の出力が入力されるが、第2切換信号φ2がローレベルを維持しているので、第1NAND回路17aの出力は、ハイレベルに維持される(図3(e)のC点波形参照)。
また、第1期間T1においては第2切換信号φ2がローレベルであるので、第2スイッチSW2がオフ動作し、第4スイッチSW4がオン動作することにより、第2積分回路C2では、第1期間T1の半周期前の期間T0において充電された電荷が放電用バイアス電流源13に流れ、一定の放電量で放電されている(図4(c)のA′点波形参照)。
第1積分回路C1における充電動作は、第1切換信号φ1のレベルが反転するまで継続され、第1切換信号φ1が反転してローレベルになると(第2期間T2参照)、第1スイッチSW1がオフ動作し、第1積分回路C1における充電動作が終了する。
したがって、第1積分回路C1における充電は、第1切換信号φ1のレベルが反転するときに最大となり、図3(c)に示すように最大充電電圧Vaとなる。なお、オーディオ信号eSが無信号のときの最大充電電圧Vaは、基準電圧Vrefの約2倍の値になるように、回路定数で設定されている。
次に、第2期間T2においては、第2切換信号φ2がローレベルからハイレベルになる。このとき、第1NAND回路17aには、第1比較回路15の出力と第2切換信号φ2とが入力されるので、第1NAND回路17aの出力はハイレベルのままである(C点波形参照)。第1AND回路19aには、第1NAND回路17aの出力と第2切換信号φ2とが入力されるので、第1AND回路19aの出力(制御信号φ3)は、第2切換信号φ2のレベルが変化するとともに、ローレベルからハイレベルに変化する(図3(f)のD点波形参照)。この制御信号φ3により、第3スイッチSW3がオン動作する。
この第3スイッチSW3のオン動作により、第1積分回路C1で第1期間T1において充電された電荷が第3スイッチSW3を通じて放電用バイアス電流源13に流れる。この場合、放電バイアス電流Idが一定であるので、第1積分回路C1は一定の放電量で放電される(A点波形参照)。
第2期間T2において、第1比較回路15で第1積分回路C1の充電電圧が基準電圧Vrefを下回ると、第1比較回路19の出力がローレベルからハイレベルになる(B点波形参照)。これにより、第1NAND回路17aの出力は、ハイレベルからローレベルになる(C点波形参照)。第1NAND回路17aの出力は、第1NOT回路17bで反転され、これがリセット信号として第5スイッチSW5に出力される(図3(g)のE点波形参照)。
すなわち、第5スイッチSW5がオフ状態からオン状態になり、第1積分回路C1から放電用バイアス電流源13に放電されていた電荷は、第5スイッチSW5を通じてグランド端子に流れ、強制的にかつ一気に放電が行われる。
一方、第1AND回路19aの出力は、第1NAND回路17aの出力がハイレベルからローレベルになることにより(C点波形参照)、ハイレベルからローレベルになり、これにより、第3スイッチSW3がオフ動作となる。この第3スイッチSW3のオフ動作により、第1積分回路C1における第5スイッチSW5によるオン抵抗の影響を抑制することができる。
すなわち、第5スイッチSW5がオン動作することにより、第1積分回路C1における充電電圧は、第5スイッチSW5を介して一気にグランド電位に向けて放電されるのであるが、従来構成では、第5スイッチSW5のオン抵抗を介して放電用バイアス電流源13に向けて電流が流れるようになり、第1積分回路C1において新たに充電が開始されるとき、第1積分回路C1にオフセット電圧ΔVが生じるようになり、オフセット電圧の影響で充放電波形(A点波形)に歪みが生じる。
しかしながら、本実施形態のように、第1積分回路C1が第5スイッチSW5においてリセットされた後に、第3スイッチSW3がオフ動作されることにより、第5スイッチSW5のオン抵抗による電流の、第3スイッチSW3を経由して放電用バイアス電流源13に至る放電経路を遮断することができ、第1積分回路C1における電圧は、再び第5スイッチSW5を通じてグランド端子に向けて放電されることになる。そのため、続く第3期間T3においては、第1スイッチSW1が第1切換信号φ1によってオン動作することにより新たに第1積分回路C1で充電が開始されるが(A点波形参照)、第1積分回路C1から第5スイッチSW5に流れる放電電流がゼロとなっており、すなわち第1積分回路C1においてオフセット電圧ΔVが生じなくなり、基準電位の0[V]から充電が開始されるので、適切なパルス幅変調信号を出力することができる。
図5は、本実施形態を適用した場合の第1積分回路C1における充放電波形を示す図である。図5によると、第5スイッチSW5のリセット後の第1積分回路C1の充電電圧が基準電位の0[V]になっている。そのため、新たに充電が開始された場合でも、良好なパルス幅変調を行うことができる。
図3に戻り、信号出力回路21の第1NOR回路21aには、第1切換信号φ1と第1比較回路15の出力とが入力されるため、第1NOR回路21aは、第1期間T1において第1積分回路17が放電を開始してから強制的にリセットされるまでの時間tにおいてハイレベルを出力する(図3(h)のF点波形参照)。
次に、図4を参照して第2積分回路C2における充放電動作を説明すると、第2積分回路C2では、第1積分回路C1における充放電動作と比べ、単位期間(半周期)だけ充放電動作がずれている点で異なる。
すなわち、第1積分回路C1では第1期間T1において充電が開始され、第2期間T2において放電が行われるが、第2積分回路C2では第2期間T2において充電が開始され、第3期間T3において放電が行われる。このように、第1積分回路C1及び第2積分回路C2では、半周期ずれて充放電動作が行われる。
第2積分回路C2では、第2期間T2において第2スイッチSW2がオン動作することにより、電流電圧変換回路12からの電流(Ic+Δi)が第2スイッチSW2を介して供給されて充電される。
第3期間T3において第2スイッチSW2がオフ動作し、第4スイッチSW4がオン動作することにより、第2積分回路C2が放電され、第2積分回路C2の充電電圧が基準電圧Vrefを到達したとき、リセット信号によって第6スイッチSW6がオン動作して、第2積分回路C2の充電電圧が一気に放電される。その直後に、第4スイッチSW4がオフ動作するので、第6スイッチSW6のオン抵抗による電流が放電用バイアス電流源13に流れるのが阻止される。したがって、第1積分回路C1と同様に、第2積分回路C2で新たに充電が開始されるとき、第2積分回路C2におけるオフセット電圧ΔVが抑制され、適切なパルス幅変調信号を出力することができる。
また、信号出力回路21の第2NOR回路21bには、第1切換信号φ1と第2比較回路20の出力とが入力されるが、第2NOR回路21bの出力は、ローレベルを維持する(図4(h)のF′点波形参照)。したがって、OR回路21cの出力(図4(i)のG点波形参照)は、第1NOR回路21aの出力としてのハイレベルがそのままパルス幅変調信号PWMoutとして出力される。
このように、本実施形態では、第3スイッチSW3をオン動作させることにより第1積分回路C1で蓄積された電荷を一定の放電量で放電させ、その放電中に第5スイッチSW5をオン動作させることにより、第1積分回路C1を一気にかつ強制的に放電させる。そして、その直後に、オン動作していた第3スイッチSW3をオフ動作させるので、第3スイッチSW3を経由して放電用バイアス電流源13に至る第1積分回路C1の放電経路を遮断することができ、第5スイッチSW5のオン抵抗によるオフセット電圧ΔVを抑制することができ、適切なパルス幅変調信号PWMoutを出力することができる。
また、同様に、第2積分回路C2においても、第6スイッチSW6のオン抵抗によるオフセット電圧ΔVが抑制され、適切なパルス幅変調信号PWMoutを出力することができる。
なお、上記実施形態においては、第5スイッチSW5による第1積分回路C1のリセット動作とほぼ同時に第3スイッチSW3をオフ動作させていたが、第3スイッチSW3をオフ動作させるタイミングは、第5スイッチSW5によるリセット動作の後であって新たに充電が開始されるまでの間(図3の期間TA参照)であればいつでもよい。第1積分回路C1において新たに充電が開始されるときに、第1積分回路C1の一端における電位がゼロになっておればよいからである。
図6は、図2に示したパルス幅変調回路1の変形例に係るパルス幅変調回路1Aを示す図である。図2に示したパルス幅変調回路1は、第1及び第2放電制御回路19,20が、それぞれ第1及び第2AND回路19a,20aによって構成されたが、第1放電制御回路19Aは、NAND回路19bとその出力に接続されたNOT回路19cとによって構成されてもよい。また、第2放電制御回路20Aも、NAND回路20bとその出力に接続されたNOT回路20cとによって構成されてもよい。このパルス幅変調回路1Aによっても、図2に示したパルス幅変調回路1と同様の作用効果を奏する。
もちろん、この発明の範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、第1及び第2実施形態に示した回路構成は一例であり、同等の機能を有するものであれば、種々の回路を適用することができる。
本願発明に係るパルス幅変調回路が適用されるスイッチングアンプを示す構成図である。 図1に示すパルス幅変調回路の一実施例を表すブロック回路図である。 各信号の電圧波形を示すタイミングチャートであり、主に第1積分回路における充放電動作を示す図である。 各信号の電圧波形を示すタイミングチャートであり、主に第2積分回路における充放電動作を示す図である。 本実施形態に係る積分回路における充放電波形を示す図である。 図2に示したパルス幅変調回路の変形例を示す図である。 従来のパルス幅変調回路が適用されるスイッチングアンプを示す構成図である。 従来のパルス幅変調回路を示す回路図である。 従来のパルス幅変調回路における各信号の電圧波形を示すタイミングチャートである。 従来の積分回路における充放電波形を示す図である。
符号の説明
1 パルス幅変調回路
2 スイッチング回路
3 ローパスフィルタ回路
4 第1電源
5 第2電源
11 クロック生成回路
12 電圧電流変換回路
13 放電用バイアス電流源
15 第1比較回路
16 第2比較回路
17 第1リセット回路
18 第2リセット回路
19 第1放電制御回路
20 第2放電制御回路
21 信号出力回路
C1 第1積分回路
C2 第2積分回路
S オーディオ信号
Ic 充電バイアス電流
Id 放電バイアス電流
SW1 第1スイッチ
SW2 第2スイッチ
SW3 第3スイッチ
SW4 第4スイッチ
SW5 第5スイッチ
SW6 第6スイッチ
T1 第1期間
T2 第2期間
T3 第3期間
Vref 基準電圧
φ1 第1切換信号
φ2 第2切換信号
φ3 制御信号
φ4 制御信号

Claims (6)

  1. 入力信号に基づく電流に基づいて所定のクロック信号の半周期である第1期間において第1積分手段を充電させるとともに、前記入力信号に基づく電流に基づいて前記第1期間とは半周期ずれた前記第1期間に続く第2期間において前記第1積分手段とは異なる第2積分手段を充電させる充電制御手段と、
    一定のバイアス電流に基づいて前記第2期間において前記第1積分手段で蓄積された充電電圧を放電バイアス電流源に向けて放電させるとともに、前記バイアス電流に基づいて前記第2期間とは半周期ずれた前記第2期間に続く第3期間において前記第2積分手段で蓄積された充電電圧を前記放電バイアス電流源に向けて放電させる放電制御手段と、
    前記第2期間が開始されてから前記第1積分手段における電圧が所定の基準電圧に到達するまでの時間を検出する第1検出手段と、
    前記第3期間が開始されてから前記第2積分手段における電圧が所定の基準電圧に到達するまでの時間を検出する第2検出手段と、
    前記第1検出手段及び前記第2検出手段から前記クロック信号の半周期ごとに交互に繰り返し出力される時間に基づいて、当該時間のパルス幅を有するパルス信号を生成するパルス信号生成手段と、
    前記第1積分手段に並列に接続された第1スイッチ手段を有し、前記第1検出手段の出力に基づいて前記第1スイッチ手段をオン動作させることにより、前記第1積分手段において蓄積された充電電圧を前記第1スイッチ手段を通じてグランド電位に強制的に放電させる第1放電手段と、
    前記第2積分手段に並列に接続された第2スイッチ手段を有し、前記第2検出手段の出力に基づいて前記第2スイッチ手段をオン動作させることにより、前記第2積分手段において蓄積された充電電圧を前記第2スイッチ手段を通じてグランド電位に強制的に放電させる第2放電手段と、
    前記第1放電手段による放電時に前記第1積分手段から前記放電バイアス電流源に流れる電流を阻止する第1電流阻止手段と、
    前記第2放電手段による放電時に前記第2積分手段から前記放電バイアス電流源に流れる電流を阻止する第2電流阻止手段と、
    を備えることを特徴とするパルス幅変調回路。
  2. 前記放電制御手段は、
    前記第1積分手段と前記放電バイアス電流源との間に設けられた第3スイッチ手段と、前記第2積分手段と前記放電バイアス電流源との間に設けられた第4スイッチ手段とを有し、
    前記第1電流阻止手段は、
    前記第1放電手段による放電時に前記第3スイッチ手段をオフ動作させることにより前記第1積分手段と前記放電バイアス電流源との間を遮断するものであり、
    前記第2電流阻止手段は、
    前記第2放電手段による放電時に前記第4スイッチ手段をオフ動作させることにより前記第2積分手段と前記放電バイアス電流源との間を遮断するものである、請求項1に記載のパルス幅変調回路。
  3. 前記第1検出手段は、
    前記第1期間において前記第1積分手段に蓄積された充電電圧と所定の基準電圧とを比較する第1比較手段を有し、
    前記第2検出手段は、
    前記第2期間において前記第2積分手段に蓄積された充電電圧と所定の基準電圧とを比較する第2比較手段を有し、
    前記第1電流阻止手段は、
    前記第1比較手段の出力と、前記クロック信号に基づいて前記各期間の切換タイミングを定める切換信号とに基づいて、前記第3スイッチ手段をオフ動作させ、
    前記第2電流阻止手段は、
    前記第2比較手段の出力と前記切換信号とに基づいて、前記第4スイッチ手段をオフ動作させる、請求項2に記載のパルス幅変調回路。
  4. 前記パルス信号生成手段は、
    前記第1比較手段の出力と、前記第2比較手段の出力とに基づいて前記パルス信号を生成する、請求項3に記載のパルス幅変調回路。
  5. 前記積分制御手段は、
    前記入力信号に基づく電圧を電流に変換する電圧電流変換手段を含み、
    前記電圧電流変換手段によって変換された電流に基づいて前記第1期間において前記第1積分手段を充電させるとともに、前記電圧電流変換手段によって変換された電流に基づいて前記第2期間において前記第2積分手段を充電させる、請求項1ないし4のいずれかに記載のパルス幅変調回路。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のパルス幅変調回路と、
    所定の電源電圧を出力する電圧源と、
    前記パルス幅変調回路から出力される変調信号に基づいて、前記電圧源から供給される所定の電源電圧をスイッチングするスイッチング回路と、
    を備えたことを特徴とする、スイッチングアンプ。
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