JP2009065087A - キャパシタの検査方法及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

キャパシタの検査方法及び半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】キャパシタにおける誘電体層の特性検査を容易にかつ正確に行うことができるようにしたキャパシタの検査方法と、このキャパシタの検査方法を用いた半導体装置の製造方法とを提供する。
【解決手段】基体上に第1電極膜51a、強誘電体材料膜52a、第2電極膜53aを形成する工程と、第2電極膜53a上にハードマスク60を形成する工程と、ハードマスク60をマスクにして第2電極膜53aと強誘電体材料膜52aとを順次パターニングし、上部電極53と強誘電体層52との積層構造と第1電極膜51aとからなるキャパシタ構造50を形成する工程と、第1電極膜51aと上部電極53との間に電圧を印加し、キャパシタ構造50における強誘電体層52の特性検査を行う工程と、を含むキャパシタの検査方法である。
【選択図】図4

Description

本発明は、キャパシタの検査方法及び半導体装置の製造方法に関する。
強誘電体メモリ装置(FeRAM)は、強誘電体材料の自発分極を利用した低電圧及び高速動作が可能な不揮発性メモリであり、メモリセルが1トランジスタ/1キャパシタ(1T/1C)で構成できる。そのため、DRAM並の集積化が可能であることから、大容量の不揮発性メモリとして期待されている。
このような強誘電体メモリ装置として、例えばスタック型の強誘電体メモリ装置を製造するには、まず、シリコン基板(シリコンウエハ)上に多数のスイッチング素子を形成し、その後、各スイッチング素子上に層間絶縁膜を介して強誘電体キャパシタを形成する。強誘電体キャパシタの形成については、シリコン基板上に第1電極膜と強誘電体材料膜と第2電極膜とをこの順に積層し、その後、これら第2電極膜、強誘電体材料膜、第1電極膜を順次パターニングすることにより、シリコン基板側から順に下部電極、強誘電体層、上部電極が積層されてなる強誘電体キャパシタを得る。
なお、このように第2電極膜、強誘電体材料膜、第1電極膜をそれぞれパターニングし、上部電極、強誘電体層、下部電極を形成するにあたっては、通常はレジストパターンからなるマスクが用いられるが、酸化膜からなるハードマスクを用いる方法も知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、最終的な製品としての強誘電体メモリ装置(半導体装置)を得るには、前記強誘電体キャパシタ上に層間絶縁膜や上部配線などを形成し、その後、プローブ検査によって強誘電体キャパシタの電気特性を調べ、基準を満たしているものを選別する必要がある。
ところで、強誘電体キャパシタを構成する強誘電体層の形成材料、すなわち強誘電体材料としては、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zi,Ti)O:PZT)など、ABOの一般式で示されるペロブスカイト型の結晶構造を有するものが用いられている。このような強誘電体材料膜については、現在でも種々の改良が行われており、さらに、新規な材料の開発も行われている。
特開2002−94019号公報
強誘電体材料を改良し、あるいは新たに開発した場合、まずはその特性評価、すなわち強誘電体特性を調べる必要がある。しかし、前記したようにシリコン基板上に多数の強誘電体キャパシタを形成して強誘電体メモリ装置を完成させ、得られた強誘電体メモリ装置の各強誘電体キャパシタについてそれぞれ強誘電体層の強誘電体特性を調べるのでは、例えば強誘電体層の強誘電体特性が所望の特性を有していない場合、工程的に多くの無駄を生じてしまう。なぜなら、強誘電体メモリ装置を完成させるには、前記したように強誘電体キャパシタ上に層間絶縁膜や上部配線などを形成する必要があるが、これら層間絶縁膜や上部配線などは、強誘電体層の強誘電体特性には直接関係ないからである。
そこで、特に強誘電体層の強誘電体特性のみを調べる場合には、シリコン基板上において下部電極のパターニングを行わず、強誘電体材料膜及び第2電極膜のみをパターニングすることが考えられる。すなわち、第1電極膜上に強誘電体層と上部電極との積層構造を形成することにより、この積層構造と第1電極膜とからなるキャパシタ構造を形成する。これにより、第1電極膜を共通電極として機能させることで、各キャパシタ構造における強誘電体層の強誘電体特性を容易に調べる(検査する)ことができる。
ここで、第1電極膜をパターニングすることなく、これの上の強誘電体材料膜と第2電極膜とをエッチングしてパターニングし、強誘電体層と上部電極との積層構造を形成しようとした場合、マスクとしてレジストパターンを用い、第2電極膜と強誘電体材料膜とを順次エッチングすることが考えられる。しかしながら、レジストパターンをマスクにしてエッチングを行った場合、以下に述べる課題がある。
レジストパターンをマスクにした場合、エッチング時に、得られる上部電極や強誘電体層の側壁にエッチャントとレジストとの反応生成物であるカーボン系のポリマーが付着・堆積してしまう。また、このポリマーとは別に、強誘電体材料膜のオーバーエッチングによって第1電極膜の表層も一部エッチングされることから、この第1電極膜の材料の一部も、得られる上部電極や強誘電体層の側壁に付着・堆積してしまう。すると、これら堆積物により、第1電極膜と上部電極との間が導通してしまい、リーク電流が生じることで、形成した強誘電体層の強誘電体特性を正確に調べることができなくなってしまう。
また、レジストパターンの厚さが厚くなると、前記ポリマーの堆積量が増大することから、これ抑えるべく、レジストパターンの厚さを薄くすることが考えられる。しかし、その場合には、上部電極や強誘電体層についての加工精度が悪くなってしまう。すなわち、レジストパターンと第2電極膜や強誘電体材料膜との間では大きなエッチング選択比がとれないことから、レジストパターンの厚さを薄くすると、エッチングが進むに連れてレジストパターンのエッジ部などが削れてしまい、レジストパターンの平面形状が部分的に変わってしまうことがあるからである。そして、このように加工精度が悪くなると、強誘電体層の形状も変わってしまうことから、その強誘電体特性を正確に調べることができなくなってしまう。
また、強誘電体メモリ装置の製造に関しても、当然製品としての特性検査を行うが、その際、強誘電体特性についての信頼性を高め、また、工程を簡略化したいとの要望がある。
本発明は前記事情に鑑みてなされてもので、特にキャパシタにおける誘電体層の特性検査を容易にかつ正確に行うことができるようにしたキャパシタの検査方法と、このキャパシタの検査方法を用いた半導体装置の製造方法とを提供することを目的としている。
本発明のキャパシタの検査方法は、基体上に第1電極膜を形成する工程と、
前記第1電極膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
前記強誘電体材料膜上に第2電極膜を形成する工程と、
前記第2電極膜上にハードマスク材料膜を形成する工程と、
前記ハードマスク材料膜上にレジストパターンを形成する工程と、
前記レジストパターンをマスクにして前記ハードマスク材料膜をパターニングし、ハードマスクを形成する工程と、
前記レジストパターンを除去する工程と、
前記レジストパターンを除去した後、前記ハードマスクをマスクにして前記第2電極膜と前記強誘電体材料膜とを順次パターニングし、上部電極と強誘電体層との積層構造を形成することにより、該上部電極と強誘電体層との積層構造と前記第1電極膜とからなるキャパシタ構造を形成する工程と、
前記ハードマスクを除去する工程と、
前記第1電極膜と前記上部電極との間に電圧を印加し、前記キャパシタ構造における前記強誘電体層の特性検査を行う工程と、
を含むことを特徴としている。
このキャパシタの検査方法によれば、ハードマスクをマスクにして前記第2電極膜と前記強誘電体材料膜とを順次パターニングするので、このパターニングの際のエッチング時に、レジストに起因するカーボン系のポリマーが発生がなく、したがってこのポリマーの付着・堆積が確実に防止される。また、ハードマスクはレジストマスクに比べて第2電極膜や強誘電体材料膜との間で大きなエッチング選択比がとれるので、その膜厚をレジストマスクの場合に比べて格段に薄くすることができる。よって、ハードマスクを薄くすることで、このハードマスクと形成する上部電極、強誘電体層との高さの合計がレジストマスクを用いた場合に比べて格段に薄く(低く)なり、これによって上部電極や強誘電体層の側壁に第1電極膜の材料が付着・堆積してしまうことが抑制される。これは、このように側壁に付着・堆積する量は、マスクを含むアスペクト比が大きくなるに連れて、増大するからである。
また、ハードマスクはレジストマスクに比べて第2電極膜や強誘電体材料膜との間で大きなエッチング選択比がとれることから、その厚さを薄くしてもエッジ部の削れなどが起こらず、したがって高い加工精度で上部電極や強誘電体層を形成することができる。よって、特性検査を行う工程において、強誘電体層の強誘電体特性を正確に調べることが可能になる。
また、上部電極と強誘電体層との積層構造を形成し、この積層構造と第1電極膜とからなるキャパシタ構造を形成してこのキャパシタ構造における強誘電体層の特性検査を行うようにしたので、例えば改良した強誘電体材料膜や新規な強誘電体材料膜についての評価を行いたい場合に、強誘電体層(強誘電体材料膜)の強誘電体特性に直接関係ない層間絶縁膜や上部配線などの製造を省略することで、検査そのものを容易にするとともに、工程の無駄を無くして開発コストの低減化を図ることができる。
また、前記キャパシタの検査方法においては、前記ハードマスクとして、TiN膜あるいはTiAlN膜を用いるのが好ましい
TiN膜あるいはTiAlN膜は、そのエッチングレートがエッチングガス中の酸素量に大きく依存し、一方、第2電極膜となる貴金属や強誘電体材料は一般にエッチングガス中の酸素量にほとんど影響を受けない。したがって、エッチングガス中の酸素量を調整することで、TiN膜あるいはTiAlN膜からなるハードマスクと、第2電極膜や強誘電体材料膜との間の選択比を十分大きくすることが可能になる。
また、前記キャパシタの検査方法においては、前記基体がシリコンウエハであり、前記キャパシタ構造を形成する工程では前記上部電極と強誘電体層との積層構造を複数形成するようにしてもよい。
シリコンウエハ上にキャパシタ構造を複数(多数)形成することで、この検査方法を例えば強誘電体メモリ装置(半導体装置)の製造工程の一部として用いることができる。
本発明の半導体装置の製造方法は、前記のキャパシタの検査方法により、前記上部電極と前記強誘電体層との積層構造と前記第1電極膜とからなるキャパシタ構造を形成するとともに、前記キャパシタ構造における前記強誘電体層の特性検査を行う工程と、
前記第1電極膜をパターニングして下部電極を形成し、前記上部電極と前記強誘電体層との積層構造と前記下部電極とからなる強誘電体キャパシタを複数形成する工程と、を含むことを特徴としている。
この半導体装置の製造方法によれば、製造工程中に強誘電体層の特性検査を行うので、得られた検査結果をその後の工程に反映させることで、強誘電体特性についての信頼性の向上や工程を簡略化を図ることができる。
また、前記半導体装置の製造方法においては、前記第1電極膜をパターニングして下部電極を形成する工程において、マスクとしてハードマスクを用いるのが好ましい。
このようにすれば、第1電極膜のパターニングの際のエッチング時においても、レジストに起因するカーボン系ポリマーの付着・堆積が確実に防止され、また、第1電極膜の材料の付着・堆積も抑えられる。さらに、加工精度の向上を図ることもできる。
また、前記半導体装置の製造方法においては、前記基体に、予め前記強誘電体キャパシタのスイッチング素子を形成しておくのが好ましい。
このようにすることにより、半導体装置としての強誘電体メモリ装置を量産することができる。
また、前記半導体装置の製造方法においては、前記強誘電体キャパシタを複数形成した後に、該複数の強誘電体キャパシタの電気特性を調べるプローブ検査を行う工程を有し、前記強誘電体層の特性検査の結果が不良であった強誘電体キャパシタについては、前記プローブ検査の結果の如何、あるいは前記プローブ検査の有無にかかわらず、不良品と判定するのが好ましい。
このようにすれば、強誘電体層の特性検査で得られた結果をその後の工程に反映させることができ、したがって例えば前記プローブ検査では強誘電体層の特性検査が不良であったものについてはその検査を省略して工程の簡略化を図ることができる。また、このプローブ検査だけでは分からなかった特性についても、予め強誘電体層の特性検査を行うことで確認することができ、したがって強誘電体特性についての信頼性の向上を図ることができる。
以下、本発明を詳しく説明する。
まず、本発明の半導体装置の製造方法によって得られた半導体装置の一例として、強誘電体メモリ装置について説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、縮尺を適宜変更している。
図1は、本発明に係る強誘電体キャパシタを備えたスタック構造の強誘電体メモリ装置(半導体装置)を、模式的に示す拡大断面図であり、図1において符号1は強誘電体メモリ装置である。この強誘電体メモリ装置1は、シリコンウエハからなる半導体基板2上に形成されたスイッチングトランジスタ(スイッチング素子)3と、スイッチングトランジスタ3を覆って形成された下地絶縁膜4と、下地絶縁膜4上に形成された強誘電体キャパシタ5と、強誘電体キャパシタ5を覆って形成された水素バリア膜6と、水素バリア膜6を覆って形成された層間絶縁膜7と、を備えて構成されている。
また、層間絶縁膜7上には、例えばAl(アルミニウム)等からなる配線パターン9(91、92)が形成されており、さらにこれら配線パターン9を覆って層間絶縁膜8が形成されている。層間絶縁膜8上には、上部配線(図示せず)に接続するパッド部93、94が形成されており、さらに上部配線を覆い、かつパッド部93、94を露出させた状態で絶縁膜95が形成されている。上部配線は、前記配線パターン9(91、92)と図示しないプラグを介して導通している。このような構成のもとにパッド部93、94は、強誘電体キャパシタ5の電気特性を調べるプローブ検査を行う際の、プローブをあてるための端子部となっている。
前記スイッチングトランジスタ3は、半導体基板2上に熱酸化法等で形成されたゲート絶縁膜31と、ゲート絶縁膜31上に形成された多結晶シリコン等からなるゲート電極32と、イオン注入法等で形成されたドープ領域33、34と、SiN等からなるサイドウォール35と、から構成されている。ドープ領域33はソース領域となっており、ドープ領域34はドレイン領域となっている。
前記下地絶縁膜4は、例えばSiOからなるもので、この下地絶縁膜4を貫通してコンタクトホール41、42が形成されている。これらコンタクトホール41、42内には、例えばTiやTiN等からなる密着層(図示せず)を介してプラグ81、82が埋設されている。
前記強誘電体キャパシタ5は、下部電極51、強誘電体層52、上部電極53が、下地絶縁膜4およびコンタクトホール42内のプラグ82上に順次形成されてなるものである。また、本例では、下部電極51とプラグ82との間に、下地導電部55が形成されている。下地導電部55は、本例ではTiAlNからなるもので、前記プラグ82と前記下部電極51とを電気的に接続するものである。また、下地導電部55は、TiAlNが自己配向性を有しているので下部電極51を結晶配向が揃ったものとすることができる。さらに、下地導電部55は、TiAlNが水素バリア性と酸素バリア性とを兼ね備えているので、下部電極51側が還元されることや、プラグ82側が酸化されることを防止するものとなっている。
下部電極51は、例えばIr(イリジウム)、Pt(白金)、Ru(ルテニウム)、Rh(ロジウム)、Pd(パラジウム)、Os(オスミウム)のうちから少なくとも1種またはこれらの合金あるいはこれらの酸化物からなっている。ここで、下部電極51は、IrまたはPtからなることが好ましく、Irからなることがより好ましい。なお、下部電極51は、単層膜であっても、積層した多層膜であってもよい。
強誘電体層52は、強誘電体材料によって形成されたものである。強誘電体材料としては、ペロブスカイト型の結晶構造を有し、A1−b1−aの一般式で示されるものが好適に用いられる。ここで、前記一般式においてAは、PbやBi等を含んでなり、一部をLaに置換することもできる。Bは、ZrおよびTiのうちの少なくとも1つからなる。Xは、V、Nb、Ta、Cr、Mo、W、Ca、Sr、およびMgのうちの少なくとも1つからなる。このような強誘電体材料として具体的には、(Pb(Zr,Ti)O)(PZT)、(Pb(Zr,Ti,Nb)O)(PZTN)、SrBiTa(SBT)、(Bi,La)Ti12(BLT)等が挙げられる。また、これらの材料以外にも、新規な材料や一部改良された材料など、種々のもので形成されていてもよい。
上部電極53は、前記した下部電極51と同様の材料や、Al(アルミニウム)、Ag(銀)、Ni(ニッケル)などからなっている。また、この上部電極53は、単層膜であっても積層した多層膜であってもよいが、下部電極51と同様に、PtやIrなどの単層膜からなっているのが好ましい。
前記水素バリア膜6は、例えばAlOx(アルミニウム酸化物)からなるもので、後述する層間絶縁膜7を形成する際の水素ガスや水蒸気等の還元ガスに、前記強誘電体キャパシタ5が曝されるのを防止するものとなっている。強誘電体キャパシタ5の強誘電体層52は、前記したように酸化物を材料としているので、還元ガスに曝されて還元されると酸素欠損を引き起こし、強誘電体特性が損なわれて劣化してしまう。そこで、この水素バリア膜6で覆うことにより、強誘電体層52の劣化を防止しているのである。
前記層間絶縁膜7は、例えばTEOS(テトラエトキシシラン)等を材料に用いて形成されたものである。また、前記下地絶縁膜4のビット線側下部プラグ81と対応する位置には、コンタクトホール71が形成されており、前記強誘電体キャパシタ5上にはコンタクトホール72が形成されている。コンタクトホール71には、前記プラグ81と電気的に接続するプラグ83が埋設されており、コンタクトホール72には、前記強誘電体キャパシタ5の上部電極53と電気的に接続するプラグ84が埋設されている。
以上のように、強誘電体キャパシタ5の上部電極53がプラグ84を介して配線パターン92に接続され、下部電極51が、下地導電部55、プラグ42、プラグ81、プラグ83等を介して配線パターン91に接続されることにより、上部電極53と下部電極51との間に電圧を印加することができ、これら電極間に挟持された強誘電体層52に電荷を蓄積させることができるようになっている。
また、プラグ81とプラグ82との間にスイッチングトランジスタ3を介することにより、配線パターン91から強誘電体キャパシタ5へ伝達される電気信号のオンオフが可能になっている。よって、この強誘電体メモリ装置1では、強誘電体キャパシタ5とスイッチングトランジスタ3とを備えた各メモリセルにおいて、データの読出し、および書込みができるようになっている。
なお、前記半導体基板2と、これに形成されたスイッチングトランジスタ3、下地絶縁膜4およびプラグ81、82により、本発明における基体40が構成されている。
次に、前記した強誘電体メモリ装置1の製造方法を基に、本発明のキャパシタの検査方法、および半導体装置の製造方法について、図2のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、以下で参照する図3、図4、図6では、半導体基板の要部についてのみ拡大して示す。また、図4、図6では、前記基体20については簡略化してその表層部のみを示す。
まず、図2のフローチャートに示すようにシリコンウエハからなる半導体基板2を用意し、図3(a)に示すようにその表層に、従来と同様にしてスイッチングトランジスタ3を形成する(ステップ1、ST1と記す。以下同様)。
具体的には、まず、半導体基板2の所定位置に、LOCOS法で素子分離領域21を形成する。素子分離領域21が形成されることにより、素子分離領域21の間が、メモリセル領域となる。そして、半導体基板2上に熱酸化法等でゲート絶縁膜31を形成し、さらにその上にゲート電極32を形成する。続いて、ゲート電極32と素子分離領域21との間の半導体基板2中にイオン注入法で不純物イオンを注入し、ドープ領域33、34を形成する。次いで、例えば半導体基板2上の全面にSiNを成膜し、エッチバックすることによりサイドウォール35を形成する。その後、素子分離領域21とサイドウォール35との間のドープ領域33、34にイオン注入法で再度不純物イオンを注入することで、この部分のイオン濃度を高めて高濃度不純物領域(図示せず)を形成する。これらは公知の手法で形成することができる。
次に、図3(b)に示すように、スイッチングトランジスタ3を覆って半導体基板2上に下地絶縁膜4を形成する。続いて、下地絶縁膜4の所定位置にコンタクトホール41、42を形成し、さらにこれらコンタクトホール41、42内に公知の手法でプラグ81、プラグ82を埋設する。これにより、本発明における基体40が得られる(ステップ2)。
次に、図3(c)に示すように、スパッタ法によって前記下地絶縁膜4上にTiAlNを成膜することで、下地導電膜55aを形成する。
続いて、例えばスパッタ法によってIr(イリジウム)を下地導電膜55a上に成膜することで、第1電極膜51aを形成する。
次いで、前記第1電極膜51a上に強誘電体材料膜52aを形成する。この強誘電体材料膜52aの形成では、形成する材質、すなわち用いる材料に応じて、種々の成膜方法が採用可能である。具体的には、スパッタ法やMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition:有機金属化学気相堆積)法、ゾルゲル法などが採用可能である。また、成膜方法の異なる膜を複数積層して多層構造にし、この多層膜によって強誘電体材料膜52aを構成するようにしてもよい。
次いで、例えばスパッタ法によってIr(イリジウム)を強誘電体材料膜52a上に成膜することで、第2電極膜53aを形成する。これにより、前記強誘電体キャパシタ5を構成する材料の成膜が終了する(ステップ3)。
なお、第1電極膜51a、第2電極膜53aの成膜方法については、その材料に応じてスパッタ法以外の方法を選択することもできる。
このようにして基体40上に下地導電膜55a、第1電極膜51a、強誘電体材料膜52a、第2電極膜53aを形成したら、これらから多数のキャパシタ構造を形成するべく、まず、第2電極膜53a上にハードマスク材料を成膜し、図3(d)に示すようにハードマスク材料膜60aを形成する。
ここで、ハードマスク材料としては、TiN(窒化チタン)あるいはTiAlN(窒化チタンアルミニウム)を用いるのが好ましく、本例ではこれらのいずれか一方を用いるものとする。これらTiNおよびTiAlNは、そのエッチングが化学的に起こるため、特にそのエッチングレートがエッチングガス中の酸素量に大きく依存し、酸素量が多くなるに連れてエッチングレートも大きくなる。一方、前記第2電極膜53aとなるIr(またはPt)や強誘電体材料膜52aの形成材料は、そのエッッチングが物理的に起こり、エッチングガス中の酸素量にほとんど影響を受けない。したがって、エッチングガス中の酸素量を調整することで、TiNあるいはTiAlNからなるハードマスクと、第2電極膜53aや強誘電体材料膜52aとの間の選択比を十分に大きくすることができるからである。
また、このようにTiNあるいはTiAlNからなるハードマスクは十分に大きな選択比が得られるため、その膜厚を薄くすることができる。具体的には、レジストパターンによるマスクの場合に2μm程度の厚さが必要であったのに対し、その1/10である0.2μm程度の厚さでよくなる。
なお、ハードマスク材料としては、TiN、TiAlNに限定されることなく、例えばSiOやSiNなども使用可能である。
次に、ハードマスク材料膜60a上にレジストを塗布し、得られたレジスト膜に露光・現像処理を施すことにより、図4(a)に示すようにレジストパターン61を形成する。
次いで、このレジストパターン61をマスクにして前記ハードマスク材料膜60aを、例えばClをエッチングガスとして用いるエッチングでパターニングし、図4(b)に示すようにハードマスク60を形成する(ステップ4)。その後、図4(b)に示したようにレジストパターン61をアッシングによって除去する。
次いで、前記のハードマスク60をマスクにして前記第2電極膜53aを、例えばClとArをエッチングガスとして用いるエッチングでパターニングし、図4(c)に示すように上部電極53を形成する。この上部電極53のパターニングでは、エッチングガスとして酸素(O)を用いないことにより、TiNあるいはTiAlNからなるハードマスク60のエッチングレートを十分に小さくしている。したがって、第2電極膜53aとの間で大きな選択比がとれているので、第2電極膜53aを選択的にエッチングすることができる。なお、ハードマスク60についてはそのエッチングレートが十分に小さくなっているものの、僅かながらエッチングされ、その膜厚が徐々に薄くなっていく。
続いて、このハードマスク60をマスクにして前記強誘電体材料膜52aを、例えばCFとArをエッチングガスとして用いるエッチングでパターニングし、図4(d)に示すように強誘電体層52を形成する。これにより、上部電極53と強誘電体層52との積層構造が形成され、該上部電極53と強誘電体層52との積層構造と前記第1電極膜51aとからなるキャパシタ構造50が得られる(ステップ5)。この強誘電体層52のパターニングでも、エッチングガスとして酸素(O)を用いないことにより、前記ハードマスク60のエッチングレートを十分に小さくしている。したがって、強誘電体材料膜52aとの間で大きな選択比がとれているので、強誘電体材料膜52aを選択的にエッチングすることができる。なお、このエッチング(パターニング)工程によってハードマスク60は、エッジ部の削れなどは起こらないものの、その膜厚はさらに薄くなっている。
このようにハードマスク60を用いて第2電極膜53a、強誘電体材料膜52aを順次エッチングし、パターニングすると、これらのパターニングの前にレジストパターン61を除去しているので、レジストに起因するカーボン系のポリマーが発生がなく、したがってこのポリマーの付着・堆積が確実に防止されている。
また、ハードマスク60の膜厚を、レジストマスクを用いた場合に比べて格段に薄くすることができるので、このハードマスク60と形成する上部電極53、強誘電体層52との高さの合計を、レジストマスクを用いた場合に比べて格段に薄く(低く)することができる。したがって、上部電極53や強誘電体層52の側壁に第1電極膜51aの材料が付着・堆積してしまうことを抑制することができる。すなわち、上部電極53や強誘電体層52の側壁に付着・堆積する量は、マスクを含むアスペクト比が大きくなるに連れて増大するからであり、マスクを薄くしてアスペクト比を小さくすることにより、側壁に付着・堆積する量を少なくすることができるからである。
よって、堆積物によって第1電極膜51aと上部電極53との間が導通してしまい、リーク電流が生じてしまうことを防止することができる。
また、ハードマスク60は前記したようにエッジ部の削れなどが起こらないことから、高い加工精度で上部電極53や強誘電体層52を形成することができる。
したがって、リーク電流が防止され、さらに高い加工精度で上部電極53や強誘電体層52が形成されているので、次の特性検査工程において、強誘電体層52の強誘電体特性を正確に調べることが可能になる。
次いで、前記のハードマスク60を、例えばCFとOをエッチングガスにして選択的にエッチングし、図4(e)に示すようにこれを除去する(ステップ6)。ハードマスク60は、前記したようにTiNあるいはTiAlNからなっており、エッチングガス中の酸素量が多くなるに連れてエッチングレートも大きくなることから、このハードマスク60除去のためのエッチングでは、エッチングガス中の酸素量を多くすることにより、ハードマスク60のエッチングレートを大きくしている。これに対し、第2電極膜53aや強誘電体材料膜52aはエッチングガス中の酸素量にほとんど影響を受けないため、そのエッチングレートは変わらず、したがってハードマスク60を選択的にエッチングし、除去することが可能になる。なお、このハードマスク60のエッチングでは、前記したように第2電極膜53a、強誘電体材料膜52aのエッチングによってこのハードマスク60もエッチングされているので、その膜厚が十分に薄くなっており、したがってこれのエッチング時間を十分に短くすることができる。
次いで、前記キャパシタ構造50における強誘電体層52の特性検査を行う(ステップ7)。この特性検査では、図5に示すようにダイシングを行う前のシリコンウエハ(半導体基板2)に対して、半導体基板2上に露出する前記第1電極膜51aに一対のプローブのうちの一方のプローブP1をあて、かつ個々のキャパシタ構造50における上部電極53に他方のプローブP2をあてる。そして、これら第1電極膜51aと前記上部電極53との間に電圧を印加することにより、行う。このようにして全てのキャパシタ構造50について、強誘電体特性などの特性検査を行ったら、その検査結果を、プローブの動作等を制御するコンピューター等の制御装置に記憶させておく。
これにより、本発明のキャパシタの検査方法が終了する。この検査方法によれば、上部電極53と強誘電体層52との積層構造と、第1電極膜51aとを有してなるキャパシタ構造50を形成してこのキャパシタ構造50における強誘電体層52の特性検査を行うようにしたので、例えば改良した強誘電体材料膜や新規な強誘電体材料膜についての評価を行いたい場合に、強誘電体層52(強誘電体材料膜52a)の強誘電体特性に直接関係ない層間絶縁膜や上部配線などの製造を省略することで、検査そのものを容易にするとともに、工程の無駄を無くして開発コストの低減化を図ることができる。
また、前記したようにキャパシタ構造50についてはリーク電流が防止され、さらに高い加工精度で形成されているので、この特性検査では強誘電体層52の強誘電体特性を正確に調べることができる。
次いで、特性検査を終了したキャパシタ構造50をメモリセルに形成すべく、前記第1電極膜51aをパターニングして下部電極51にするためのマスクを形成する。このマスクとしては、上部電極53や強誘電体層52をパターニングしたときと同じ理由により、TiNやTiAlNからなるハードマスクを用いるのが好ましく、本例ではこれらのうちのいずれかの材質のハードマスクを用いるものとする。なお、このハードマスクの形成については、前記のハードマスク60と同様にして行うものとし、その形成工程の説明を省略する。
次いで、図6(a)に示すように、形成したハードマスク62を用いて第1電極膜51a、下地導電膜55aを順次パターニングし、下部電極51、下地導電部55を形成する。下部電極51のパターニングに際しては、エッチングガス等のエッチング条件について、例えば上部電極53のエッチングと同じ条件を採用することができる。また、下地導電部55のパターニングに際しては、例えばこれがハードマスク62と同じ材質である場合、ハードマスク62のエッチングによる除去と同様の条件で行うことができる。つまり、下地導電部55のパターニングとハードマスク62の除去とを同時に行うことができる。このようにして下部電極51、下地導電部55を形成したことで、下部電極51と強誘電体層52と上部電極53とからなる強誘電体キャパシタ5が得られる(ステップ8)。
次いで、図6(b)に示すように前記強誘電体キャパシタ5を覆って例えばAlOxを成膜し、さらにこれをパターニングすることにより、強誘電体キャパシタ5の側面および上面を覆う水素バリア膜6を形成する。続いて、水素バリア膜6を覆って層間絶縁膜7を形成し、さらにこの層間絶縁膜7にコンタクトホール71、72を形成し、これらコンタクトホール71、72にプラグ83、84を埋設する。
次いで、図1に示したように層間絶縁膜7上に配線パターン9(91、92)を形成し、さらにこれら配線パターン9を覆って層間絶縁膜8を形成する。そして、層間絶縁膜8上に、前記配線パターン9(91、92)と図示しないプラグを介して導通する上部配線(図示せず)を形成するとともに、そのパッド部93、94を形成する。続いて、上部配線を覆い、かつパッド部93、94を露出させた状態で絶縁膜95を形成する。これにより、絶縁膜や配線の形成を終了する(ステップ9)。
その後、半導体基板2上の強誘電体キャパシタ5について、個々にプローブ検査を行い、その電気特性を調べる(ステップ10)。すなわち、前記パッド部93、94にそれぞれプローブをあてることで、強誘電体キャパシタ5の電気特性を検査する。その際、先に強誘電体層52についての特性検査で得られた結果を、このプローブ検査に反映させる。
具体的には、半導体基板2上に形成された多数の強誘電体キャパシタ5に対し、プローブ検査を選択的に行える場合、先の特性検査で強誘電体層52の特性が設定された基準を満たしておらず、不良(NG)と判定されたものについてはプローブ検査を行わず、この強誘電体キャパシタ5についてはそのまま不良品と判定する。また、プローブ検査を選択的に行うことができず、全ての強誘電体キャパシタ5について自動的にプローブ検査を行う場合には、このプローブ検査の結果の如何にかかわらず、先の特性検査で不良(NG)と判定されたものについては、そのまま不良品と判定する。
次いで、例えば不良品と判定された強誘電体キャパシタ5に対してマーッキングを行い、その後半導体基板2に対してダイシングを行い、個片化する(ステップ11)。そして、マーキングがされていない良品を選別することにより、図1に示した強誘電体メモリ装置1(半導体装置)を得る。
このような製造方法によれば、先の強誘電体層52の特性検査で得られた結果をその後の工程に反映させることができるので、例えばプローブ検査についてその一部、すなわち不良と判定されたものについて省略することができ、これによって工程の簡略化を図ることができる。また、このプローブ検査だけでは分からなかった特性についても、予め強誘電体層52の特性検査を行っておくことでこれを確認することもでき、したがって得られる強誘電体キャパシタ5(強誘電体メモリ装置1)の強誘電体特性についての信頼性を向上することができる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることができる。例えば、前記の例では下部電極5の下にTiAlNからなる下地導電部55を形成したが、下地絶縁膜4およびプラグ82上に自己配向性を有するTiを含むTiNを形成し、これの上にTiAlNを積層することにより、2層構造の下地導電部55を形成するようにしてもよい。
本発明に係る強誘電体メモリ装置の概略構成図である。 本発明に係る強誘電体メモリ装置の製造方法のフローチャートである。 (a)〜(d)は図1の強誘電体メモリ装置の製造工程説明図である。 (a)〜(e)は図1の強誘電体メモリ装置の製造工程説明図である。 キャパシタ構造に対する特性検査の説明図である。 (a)、(b)は図1の強誘電体メモリ装置の製造工程説明図である。
符号の説明
1…強誘電体メモリ装置、2…半導体基板(シリコンウエハ)、3…スイッチングトランジスタ(スイッチング素子)、5…強誘電体キャパシタ、51…下部電極、51a…第1電極膜、52…強誘電体層、52a…強誘電体材料膜、53…上部電極、53a…第2電極膜、50…キャパシタ構造、60、62…ハードマスク

Claims (7)

  1. 基体上に第1電極膜を形成する工程と、
    前記第1電極膜上に強誘電体材料膜を形成する工程と、
    前記強誘電体材料膜上に第2電極膜を形成する工程と、
    前記第2電極膜上にハードマスク材料膜を形成する工程と、
    前記ハードマスク材料膜上にレジストパターンを形成する工程と、
    前記レジストパターンをマスクにして前記ハードマスク材料膜をパターニングし、ハードマスクを形成する工程と、
    前記レジストパターンを除去する工程と、
    前記レジストパターンを除去した後、前記ハードマスクをマスクにして前記第2電極膜と前記強誘電体材料膜とを順次パターニングし、上部電極と強誘電体層との積層構造を形成することにより、該上部電極と強誘電体層との積層構造と前記第1電極膜とからなるキャパシタ構造を形成する工程と、
    前記ハードマスクを除去する工程と、
    前記第1電極膜と前記上部電極との間に電圧を印加し、前記キャパシタ構造における前記強誘電体層の特性検査を行う工程と、
    を含むことを特徴とするキャパシタの検査方法。
  2. 前記ハードマスクとして、TiN膜あるいはTiAlN膜を用いることを特徴とする請求項1記載のキャパシタの検査方法。
  3. 前記基体がシリコンウエハであり、前記キャパシタ構造を形成する工程では前記上部電極と強誘電体層との積層構造を複数形成することを特徴とする請求項1又は2に記載のキャパシタの検査方法。
  4. 請求項3記載のキャパシタの検査方法により、前記上部電極と前記強誘電体層との積層構造と前記第1電極膜とからなるキャパシタ構造を形成するとともに、前記キャパシタ構造における前記強誘電体層の特性検査を行う工程と、
    前記第1電極膜をパターニングして下部電極を形成し、前記上部電極と前記強誘電体層との積層構造と前記下部電極とからなる強誘電体キャパシタを複数形成する工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1電極膜をパターニングして下部電極を形成する工程において、マスクとしてハードマスクを用いることを特徴とする請求項4記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記基体に、予め前記強誘電体キャパシタのスイッチング素子を形成しておくことを特徴とする請求項4又は5に記載の半導体装置の製造方法。
  7. 前記強誘電体キャパシタを複数形成した後に、該複数の強誘電体キャパシタの電気特性を調べるプローブ検査を行う工程を有し、
    前記強誘電体層の特性検査の結果が不良であった強誘電体キャパシタについては、前記プローブ検査の結果の如何、あるいは前記プローブ検査の有無にかかわらず、不良品と判定することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の半導体装置の製造方法。
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