JP2009061824A - 液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備およびイナートガス注入・置換方法 - Google Patents

液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備およびイナートガス注入・置換方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本願発明は、カーゴタンク内をイナートガスに置換するに際して、イナートガス濃度を所定のN2濃度としながら、イナートガスの使用量を従来よりも減少させる液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備およびイナートガス注入・置換方法を提供する。
【解決手段】貨物の積込み・積降しに必要な貨物積込・積降設備および空気抜き設備を備える液体貨物船のカーゴタンクに対して、2つのカーゴタンクを1組のカーゴタンクとして、この1組のそれぞれのカーゴタンクに対応して布設される貨物積込・積降設備を構成するマニホールド同士の一端を短絡し、この1組のカーゴタンクの一方のカーゴタンクに接続する空気抜き設備を構成するベンド分岐管と他の1組のカーゴタンクの一方のカーゴタンクに接続するベンド分岐管同士を短絡することにより複数のカーゴタンクを直列に接続するイナートガス供給管路を形成して、このイナートガス供給管路により複数のカーゴタンクを上流側から順にイナートガスを充填する置換方法とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体貨物を輸送する船舶のカーゴタンク内にイナートガスを注入・置換するイナートガス注入・置換設備およびイナートガス注入・置換方法に関するものである。
液体貨物船のカーゴタンク内部では、積荷である原油やケミカル・プロダクトなどに含まれる揮発度の高い成分がガスとなって蒸発する。このカーゴタンク内の蒸発ガスはきわめて可燃性が高く、静電気による火花などで容易に着火し、大規模な爆発に結びつく危険性があるため、カーゴタンクから空気を除去して不燃性のイナートガスを注入してカーゴタンク内部の酸素濃度を低いレベル(少なくとも2%未満)に保つ装置を設置するという安全策が施されている。このは、船内に生成器を搭載して生成して用いる場合と、陸上設備から供給される場合があるが、通常、99.9%濃度の窒素(N2)ガスで、0.6Mpaの性状のものが供給されるのが一般的である。
ここで、液体貨物船のカーゴタンクの構成について、図4ないし図6を基に概説し、その後に、従来、出願人が行ってきた液体貨物船のカーゴタンクにイナートガスを注入する方法について図3を基に説明する。なお、図3は、従来の液体貨物船のカーゴタンクに付設されるイナートガスの注入・置換設備の概略図であり、図4は、液体貨物船の縦断面略示図であり、図5は、液体貨物船の平断面略示図であり、図6は、図5のVI矢視断面図である。また、図4および図5においては、図面の右側が船首であり、図面の左側が船尾である。
液体貨物船は船側外板61および二重船側外板63から構成される二重船側壁と、船底外板65および二重内底板67から構成される二重船底を有していて、二重船側外板63、63間に横置隔壁69が立設されるとともに船舶中心線に沿って立設される縦通隔壁71により区画されて船舶中心線を対称として左右両舷に2列の複数のカーゴタンク57、57、・・・が形成される。そして、図4に示すように、左舷に配置されるカーゴタンク57、57、・・・については、船尾側から順に、C8P、C7P、・・・、C1Pとタンクナンバーが付され、右舷に配置されるカーゴタンク57、57、・・・については、船尾側から順に、C8S、C7S、・・・、C1Sとタンクナンバーが付されていて、C7PおよびC7SとC6PおよびC6Sとの間、C6PおよびC6SとC5PおよびC5Sとの間、C5PおよびC5SとC4PおよびC4Sとの間、C4PおよびC4SとC3PおよびC3Sとの間、C3PおよびC3SとC2PおよびC2Sとの間にはコファダム59、59、・・・が形成されている。さらに、バラストタンク55、55、・・・についても、左舷の船尾側から順に、W8P、W7P、・・・、W1Pとタンクナンバーが付され、右舷の船尾側から順に、W8S、W7S、・・・、W1Sとタンクナンバーが付されている。
ここで、出願人が従来から行ってきた液体貨物船のカーゴタンクにイナートガスを注入・置換する方法について、C3P、C4P、C5PおよびC6Pの4つのカーゴタンク57にイナートガスを注入する場合を例にとって図3を基に説明する。なお、図3においては、C6P、C5P、C4PおよびC3Pのカーゴタンク57について、それぞれ571、572、573および574と番号を付している。
上甲板73上には、カーゴタンク571、カーゴタンク572、カーゴタンク573およびカーゴタンク574のそれぞれに専用の第1のマニホールド11、11、・・・が布設されていて、それぞれの第1のマニホールド11の中間部から分岐する貨物送排油管13がカーゴタンク57を貫通してその底部近傍に開口している。そして、カーゴタンク57の底部近傍に設置された揚油ポンプに接続する貨物揚油管15が貨物送排油管13から分岐している。
また、上甲板73上には、カーゴタンク571、カーゴタンク572、カーゴタンク573およびカーゴタンク574のそれぞれに専用のベンドポスト35、35、・・・が立設されていて、それぞれのベンドポスト35の下端には、カーゴタンク571、カーゴタンク572、カーゴタンク573およびカーゴタンク574のオイルタイトハッチ41に接続する空気抜き管39が接続され、上端には空気抜き具37が接続されている。そして、それぞれのベンドポスト35の中間からはベンド分岐管33が分岐され、それぞれのベンド分岐管33はベンドコモン31に接続されている。
さらに、上甲板73上には、一端が船外または船内のイナートガス供給装置(図示外)に接続する第2のマニホールド21が布設されていて、第2のマニホールド21の中間部から分岐するイナートガス供給管23が減圧ユニット25を介してベンドコモン31に接続されている。
そして、カーゴタンク571、カーゴタンク572、カーゴタンク573およびカーゴタンク574内へのイナートガスの注入は、以下の手順により行われる。
イナートガス供給装置(図示外)から送られるイナートガス(矢印S)は、空気抜き管39を介して第2のマニホールド21および減圧ユニット25を介してベンドコモン31に送られ、さらに、ベンドコモン31からベンド分岐管33を介してカーゴタンク571、カーゴタンク572、カーゴタンク573およびカーゴタンク574内に注入される。
また、イナートガスに置換されたカーゴタンク571、カーゴタンク572、カーゴタンク573およびカーゴタンク574内のガスは、貨物送排油管13を通って第1のマニホールド11に送られ、さらに第1のマニホールド11を介して船外に放出される(矢印E)。
ところで、注入後のカーゴタンク内のイナートガスはN2濃度が99.5%の高濃度にする必要があることから、イナートガス供給装置からはN2濃度が99.9%のイナートガスが送られ、カーゴタンク内のイナートガスが所定の濃度(N2濃度が99.5%)になるまでカーゴタンク内のイナートガスが送り込まれるために、カーゴタンク内から排出される置換後のガスには、高濃度のN2ガスが含まれる。
カーゴタンク内をイナートガスに置換する先行技術としては、特開平08−310482号公報に開示の技術や特許第3944187号公報に開示の技術がある。
特開平08−310482号公報に開示の技術は「不活性ガスを充填したタンク内に液化天然ガスを注入する場合や、不活性ガスを空気と置換する際は、タンク内のガスより軽量のものをタンクの上部から注入するようにしているので、ガスどうしの混合を促進することになり、置換効率の低下をきたすことになるという課題を解決し得る輸送船のガス貯留タンクの置換ガス供給部構造の提供を目的」としていて、「液化天然ガスをタンク内の不活性ガスと置換する際や、空気をタンク内の不活性ガスと置換する際に、液化天然ガスや空気を第一供給管から注入すると分散板側に移動し、分散板の案内部で斜め上方に案内され、タンク内の上部に満遍なく分散して充填され、液化天然ガスを輸送中に波浪によって揺れると、タンク内にスロッシングが発生して液化天然ガスが分散板に衝突する」という構成により、課題の解決を図ったものである。
また、本願出願人の発明に係る特許第3944187号公報に開示の技術は、
「タンカーの暴露甲板上に錯綜して設置されているパイプ類をその機能を損なうことなく減少させることによって、タンカーの暴露甲板上の空きスペースの増大を図り、余裕を持った配管スペースを実現させる」ことを課題としていて、この課題を「倉内タンクにイナートガスを給気するイナートガス給気管路を倉内タンクの蒸発ガスを排気する蒸発ガス排気管路に接続させ、イナートガス給気管路を構成する配管の一部を蒸発ガス排気管路の配管と兼用する構成」とすることにより解決を図ったものである。
特開平08−310482号公報 特許第3944187号公報
しかしながら、特開平08−310482号公報に開示の技術や特許第3944187号公報に開示の技術は、不活性ガスを液化天然ガスに置換する場合や不活性ガスを空気と置換する際の置換効率の低下を防止することを目的とし、あるいは、タンカーの暴露甲板上に錯綜して設置されているパイプ類を減少させることを目的としていて、何らイナートガスの使用量を減少させる技術ではなく、明細書にもイナートガスの使用量を減少させる技術については、記載はもちろん、示唆さえもされていない。
そこで、本願発明は、カーゴタンク内をイナートガスに置換するに際して、イナートガス濃度を所定のN2濃度としながら、イナートガスの使用量を従来よりも減少させる液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備およびイナートガス注入・置換方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願請求項1に係る液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備は、積荷を積込・積降するための貨物積込・積降設備および空気を排気・給気するための空気抜き設備を有する複数のカーゴタンクにイナートガスを注入・置換する液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備において、前記積込・積降設備は、それぞれの前記カーゴタンクに対応して上甲板上に布設される第1のマニホールドと、該第1のマニホールドから分岐して該カーゴタンクを貫通しその底部近傍に開口する貨物送排油管とから構成され、前記空気抜き設備は、それぞれの前記カーゴタンクに対応して上甲板上に立設され、その先端には空気抜き具が接続されるとともに中間から分岐するベンド分岐管を介してベンドコモンに接続されるベンドポストと、該ベンドポストの他端に接続しその先端が該カーゴタンクのオイルタイトハッチを介して該カーゴタンクの上部に開口する空気抜き管とから構成され、2つの前記カーゴタンクを1組のカーゴタンクとして、該1組のカーゴタンクに対応して布設される前記第1のマニホールド同士の一端がマニホールド短絡管で接続され、前記1組のカーゴタンクの一方のカーゴタンクに接続するベンド分岐管と他の前記1組のカーゴタンクの一方のカーゴタンクに接続するベンド分岐管とがベンド分岐短絡管で接続されることにより、前記複数のカーゴタンクが直列に繋がれ、一端が船外または船内のイナートガス供給装置に接続する第2のマニホールドから分岐するイナートガス供給管が減圧ユニットを介して前記ベンドコモンに接続される、ことを特徴としている。
また、本願請求項2に係る液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備は、請求項1に記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備であって、前記複数のカーゴタンクは左右両舷側に設置され、前記1組のカーゴタンクおよび前記他の1組のカーゴタンクはいすれも片舷側に位置している、ことを特徴としている。
そして、本願請求項3に係る液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備は、請求項1または請求項2に記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備であって、前記空気抜き具はプレッシャー弁、バキューム弁およびガスフリー口からなる、ことを特徴としている。
さらに、本願請求項4に係る液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備であって、前記マニホールド短絡管および前記ベンド分岐短絡管は耐化学薬品性のゴム系のフレキシブルホースからなる、ことを特徴としている。
また、本願請求項5に係る液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換方法は、液体貨物船の複数のカーゴタンクにイナートガス注入・置換設備によりイナートガスを注入・置換する方法において、前記複数のカーゴタンクをそれぞれ第1のカーゴタンク、第2のカーゴタンク、第3のカーゴタンク、・・・第nのカーゴタンク、としたときに、一端が船外または船内のイナートガス供給装置から送られる前記イナートガスは前記第1のカーゴタンク、第2のカーゴタンク、第3のカーゴタンク、・・・第nのカーゴタンクの順に注入・置換されて船外に排出される、ことを特徴としている。 そして、本願請求項6に係る液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換方法は、請求項5に記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換方法であり、前記第nのカーゴタンクのnは4より大きい偶数であって、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備により、前記イナートガスは、イナートガス供給装置、第2のマニホールド、イナートガス供給管、ベンドコモン、ベンド分岐管、ベンドポスト、空気抜き管、第1のカーゴタンク、貨物送排油管、第1のマニホールド、マニホールド短絡管、第1のマニホールド、貨物送排油管、第2のカーゴタンク、空気抜き管、ベンドポスト、ベンド分岐管、ベンド分岐短絡管、ベンド分岐管、ベンドポスト、空気抜き管、第3のカーゴタンク、貨物送排油管、第1のマニホールド、マニホールド短絡管、第1のマニホールド、貨物送排油管、第4のカーゴタンク、・・・、第nのカーゴタンク、空気抜き管、ベンドポスト、空気抜き具、を順に経由して船外に排出されることにより、前記第1のカーゴタンクないし第nのカーゴタンクを順に前記イナートガスが注入・置換する、ことを特徴としている。
本願発明は、貨物積込・積降設備および空気抜き設備を備えるカーゴタンクに対して2つのカーゴタンクを1組のカーゴタンクとして、この1組のそれぞれのカーゴタンクに対応して布設される第1のマニホールド同士の一端をマニホールド短絡管で接続し、この1組のカーゴタンクの一方のカーゴタンクに接続するベンド分岐管と他の1組のカーゴタンクの一方のカーゴタンクに接続するベンド分岐管同士をベンド分岐短絡管で接続することによりイナートガス供給管路が形成されている。そして、このイナートガス供給管路により、イナートガスの供給に対しては、複数のカーゴタンクが直列に接続されることになり、イナートガスの上流に位置するカーゴタンク内のガスは順次下流に位置するカーゴタンクに送られることになる。このため、イナートガス供給装置から送られるN2濃度が99.9%のイナートガスは、順次カーゴタンク内を所定の濃度のイナートガスで満たしながら下流に送られるので、イナートガスを有効に利用することができ、複数のカーゴタンクに並行してイナートガス供給装置からイナートガスを送るよりも置換するイナートガスの使用量を少なくすることができる。
以下、本願発明を実施するための最良の形態に係る実施例について、図1および図2、〔背景技術〕の説明で使用した図4ないし図6に基づいて説明する。なお、図1は、実施例に係るイナートガスの注入・置換設備の概略図であり、図2は、マニホールド短絡管およびベンド分岐短絡管に使用するフレキシブルホースの図である。
図1および図2において、符号11は第1のマニホールド(符号111は第1のカーゴタンクに接続する第1のマニホールド、符号112は第2のカーゴタンクに接続する第1のマニホールド、符号113は第3のカーゴタンクに接続する第1のマニホールド、符号114は第4のカーゴタンクに接続する第1のマニホールド)、符号13は貨物送排油管(符号131は第1のカーゴタンクに接続する貨物送排油管、符号132は第2のカーゴタンクに接続する貨物送排油管、符号133は第3のカーゴタンクに接続する貨物送排油管、符号134は第4のカーゴタンクに接続する貨物送排油管)、符号15は貨物揚油管、符号21は第2のマニホールド、符号23はイナートガス供給管、符号25は減圧ユニット、符号27はマニホールド短絡管、符号29はベンド分岐短絡管、符号31はベンドコモン、符号33はベンド分岐管(符号331は第1のカーゴタンクに接続するベンド分岐管、符号332は第2のカーゴタンクに接続するベンド分岐管、符号333は第3のカーゴタンクに接続するベンド分岐管、符号334は第4のカーゴタンクに接続するベンド分岐管)、符号35はベンドポスト(符号351は第1のカーゴタンクに接続するベンドポスト、符号352は第2のカーゴタンクに接続するベンドポスト、符号353は第3のカーゴタンクに接続するベンドポスト、符号354は第4のカーゴタンクに接続するベンドポスト)、符号37は空気抜き具(符号371は第1のカーゴタンクに接続する空気抜き具、符号372は第2のカーゴタンクに接続する空気抜き具、符号373は第3のカーゴタンクに接続する空気抜き具、符号374は第4のカーゴタンクに接続する空気抜き具)、符号39は空気抜き管(符号391は第1のカーゴタンクに接続する空気抜き管、符号392は第2のカーゴタンクに接続する空気抜き管、符号393は第3のカーゴタンクに接続する空気抜き管、符号394は第4のカーゴタンクに接続する空気抜き管)、符号41はオイルタイトハッチ、符号57はカーゴタンク(符号571は第1のカーゴタンク、符号572は第2のカーゴタンク、符号573は第3のカーゴタンク、符号574は第4のカーゴタンク)、である。なお、図1では、〔背景技術〕の説明で使用した図3と同一の要素については、同一の符号を付している。
前述したように、カーゴタンク57には、積荷を積込・積降するための貨物積込・積降設備および空気を排気・給気するための空気抜き設備を備えていて、貨物積込・積降設備は、上甲板上に布設される第1のマニホールド11と、第1のマニホールド11から分岐してカーゴタンク57を貫通しその底部近傍に開口する貨物送排油管13と、貨物送排油管13から分岐してカーゴタンク57の底部近傍に設置された揚油ポンプに接続する貨物揚油管15と、から構成され、空気抜き設備は、上甲板上に立設されるベンドポスト35と、ベンドポスト35の先端に接続される空気抜き具37と、ベンドポスト35の中間から分岐しベンドコモン31に接続するベンド分岐管33と、から構成されている。
実施例では、図5に記載のタンクナンバーがC3P、C4P、C5P、C6P、C3S、C4S、C5SおよびC6Sの8つのカーゴタンク57をイナートガスの注入・置換の対象としているので、左舷側に位置するC3P、C4P、C5PおよびC6Pの4つのカーゴタンク57を対象とするイナートガスの注入・置換設備について説明するが、本願発明に係るイナートガスの注入・置換設備は、右舷側に位置するC3S、C4S、C5SおよびC6Sの4つのカーゴタンク57に対しても設置され、さらに、対象となるカーゴタンク57が8つに限定されるものではないことは勿論である。
なお、C6P、C5P、C4PおよびC3Pの4つのカーゴタンク57をそれぞれ第1のカーゴタンク、第2のカーゴタンク、第3のカーゴタンクおよび第4のカーゴタンクとして符号571、572、573および574を付することにするが、常に、C6Pであるカーゴタンク571がイナートガスの注入・置換設備の上流側に位置するものでもないことは勿論である。
上甲板上に布設される第2のマニホールド21は、一端が船外または船内のイナートガス供給装置(図示外)に接続している。そして、第2のマニホールド21の中間からはイナートガス供給管23が分岐し、このイナートガス供給管23は減圧ユニット25を介してベンドコモン31に接続する。
さらに、第1のマニホールド111と第1のマニホールド112の端部同士、および第1のマニホールド113と第1のマニホールド114の端部同士がマニホールド短絡管27により連結され、ベンド分岐管332とベンド分岐管333がベンド分岐短絡管29により連結されている。
そして、マニホールド短絡管27およびベンド分岐短絡管29は、図2に示すように、耐化学薬品性のゴム系のフレキシブルホースから構成されていて、第1のマニホールド11同士あるいはベンド分岐管33同士の相対的な移動に追随できるようになっている。
このような構成により、
イナートガス供給装置(図示外)→第2のマニホールド21→イナートガス供給管23→ベンドコモン31→ベンド分岐管331→ベンドポスト351→空気抜き管391→第1のカーゴタンク571→貨物送排油管131→第1のマニホールド111→マニホールド短絡管27→第1のマニホールド112→貨物送排油管132→第2のカーゴタンク572→空気抜き管392→ベンドポスト352→ベンド分岐管332→ベンド分岐短絡管29→ベンド分岐管333→ベンドポスト353→空気抜き管393→第3のカーゴタンク573→貨物送排油管133→第1のマニホールド113→マニホールド短絡管27→第1のマニホールド114→貨物送排油管134→第4のカーゴタンク574→空気抜き管394→ベンドポスト354→空気抜き具374、からなるイナートガス供給管路が形成される。
すなわち、図1に示すように、イナートガスは「矢印S」からイナートガス供給管路に送られ、順次、第1のカーゴタンク571、第2のカーゴタンク572、第3のカーゴタンク573、第4のカーゴタンク574を通って、「矢印E」から船外に排出される。
このイナートガス供給管路は、貨物積込・積降設備および空気抜き設備の構成要素を併用することにより形成されているが、イナートガス供給管路の形成に際しては、第1のマニホールド11およびベンド分岐管33に介装される開閉弁の操作により行われる。
すなわち、第1のマニホールド111ないし第1のマニホールド114の両端部には開閉弁が介装されているが、イナートガスを供給する際には、マニホールド短絡管27が接続される端部に位置する開閉弁を「開」とし、もう一方の端部に位置する開閉弁を「閉」とするとともに、ベンド分岐管332およびベンド分岐管333のベンド分岐短絡管29が分岐する位置よりもベンドコモン31側に介装されている開閉弁を「閉」とし、ベンド分岐管334に介装されている開閉弁を「閉」とすることにより、イナートガス供給管路が形成される。
ここで、実施例に係る液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換方法を説明する。
イナートガス供給管路が形成されると、イナートガス供給装置(図示外)から窒素(N2)ガスの濃度が99.9%のイナートガスが第2のマニホールド21に送られ(矢印S)、イナートガス供給管23に介装された減圧ユニット25によりイナートガスの圧力を0.6Mpaから0.06Mpaに減圧されてベンドコモン31に送られる。その後、イナートガス供給管路により、順次、カーゴタンク571、カーゴタンク572、カーゴタンク573、カーゴタンク574に送られるが、このイナートガスの注入は、カーゴタンク571ないしカーゴタンク574内のイナートガスが所定の濃度(窒素(N2)ガスの濃度:99.5%)になるまで続けられる。
なお、置換されたカーゴタンク57内のガスは空気抜き具374から船外に排出されるが、空気抜き具37は、プレッシャー弁、バキューム弁およびガスフリー口から構成されていて、カーゴタンク57内のガスはガスフリー口から排出されるようになっている(矢印E)。
上述したように、実施例に係る液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換方法は、イナートガスの供給に対しては、カーゴタンク571ないしカーゴタンク574を直列に接続することになり、イナートガスの上流に位置するカーゴタンク57内のガスは順次下流に位置するカーゴタンク57に送られることになる。このため、イナートガス供給装置から送られるN2濃度が99.9%のイナートガスは、順次カーゴタンク内を所定の濃度のイナートガスで満たしながら下流に送られるので、複数のカーゴタンク57、57、・・・に並行してイナートガス供給装置からイナートガスを送る従来の方法よりもイナートガスの使用量を少なくすることができる。そして、従来の方法では、所定の濃度でカーゴタンク571ないしカーゴタンク574を満たすためには、カーゴタンク571ないしカーゴタンク574の容積の3〜4倍のイナートガス(窒素(N2)ガスの濃度:99.9%)が必要であったが、本実施例で使用するイナートガスは1.4倍で済むことになった。
また、カーゴタンク571ないしカーゴタンク574内が所定の濃度(窒素(N2)ガスの濃度:99.5%)に達したか否かは、従来は個別に計測する必要があるが、実施例に係る液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換方法では、実質的に最下流に位置するカーゴタンク574のイナートガス濃度を計測することにより判断可能となる。
図1は、実施例に係るイナートガスの注入・置換設備の概略図である。 図2は、マニホールド短絡管およびベンド分岐短絡管に使用するフレキシブルホースの図である。 図3は、従来の液体貨物船のカーゴタンクに付設されるイナートガスの注入・置換設備の概略図である。 図4は、液体貨物船の縦断面略示図である。 図5は、液体貨物船の平断面略示図である。 図6は、図5のVI−VI矢視断面図である。
符号の説明
11 第1のマニホールド
111 第1のカーゴタンクに接続する第1のマニホールド
112 第2のカーゴタンクに接続する第1のマニホールド
113 第3のカーゴタンクに接続する第1のマニホールド
114 第4のカーゴタンクに接続する第1のマニホールド
13 貨物送排油管
131 第1のカーゴタンクに接続する貨物送排油管
132 第2のカーゴタンクに接続する貨物送排油管
133 第3のカーゴタンクに接続する貨物送排油管
134 第4のカーゴタンクに接続する貨物送排油管
15 貨物揚油管
21 第2のマニホールド
23 イナートガス供給管
25 減圧ユニット
27 マニホールド短絡管
29 ベンド分岐短絡管
31 ベンドコモン
33 ベンド分岐管
331 第1のカーゴタンクに接続するベンド分岐管
332 第2のカーゴタンクに接続するベンド分岐管
333 第3のカーゴタンクに接続するベンド分岐管
334 第4のカーゴタンクに接続するベンド分岐管
35 ベンドポスト
351 第1のカーゴタンクに接続するベンドポスト
352 第2のカーゴタンクに接続するベンドポスト
353 第3のカーゴタンクに接続するベンドポスト
354 第4のカーゴタンクに接続するベンドポスト
37 空気抜き具
371 第1のカーゴタンクに接続する空気抜き具
372 第2のカーゴタンクに接続する空気抜き具
373 第3のカーゴタンクに接続する空気抜き具
374 第4のカーゴタンクに接続する空気抜き具
39 空気抜き管
391 第1のカーゴタンクに接続する空気抜き管
392 第2のカーゴタンクに接続する空気抜き管
393 第3のカーゴタンクに接続する空気抜き管
394 第4のカーゴタンクに接続する空気抜き管
41 オイルタイトハッチ
57 カーゴタンク
571 第1のカーゴタンク
572 第2のカーゴタンク
573 第3のカーゴタンク
574 第4のカーゴタンク

Claims (6)

  1. 積荷を積込・積降するための貨物積込・積降設備および空気を排気・給気するための空気抜き設備を有する複数のカーゴタンクにイナートガスを注入・置換する液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備において、
    前記積込・積降設備は、それぞれの前記カーゴタンクに対応して上甲板上に布設される第1のマニホールドと、該第1のマニホールドから分岐して該カーゴタンクを貫通しその底部近傍に開口する貨物送排油管とから構成され、
    前記空気抜き設備は、それぞれの前記カーゴタンクに対応して上甲板上に立設され、その先端には空気抜き具が接続されるとともに中間から分岐するベンド分岐管を介してベンドコモンに接続されるベンドポストと、該ベンドポストの他端に接続しその先端が該カーゴタンクのオイルタイトハッチを介して該カーゴタンクの上部に開口する空気抜き管とから構成され、
    2つの前記カーゴタンクを1組のカーゴタンクとして、該1組のカーゴタンクに対応して布設される前記第1のマニホールド同士の一端がマニホールド短絡管で接続され、
    前記1組のカーゴタンクの一方のカーゴタンクに接続するベンド分岐管と他の前記1組のカーゴタンクの一方のカーゴタンクに接続するベンド分岐管とがベンド分岐短絡管で接続されることにより、前記複数のカーゴタンクが直列に繋がれ、
    一端が船外または船内のイナートガス供給装置に接続する第2のマニホールドから分岐するイナートガス供給管が減圧ユニットを介して前記ベンドコモンに接続される、ことを特徴とする液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備。
  2. 前記複数のカーゴタンクは左右両舷側に設置され、前記1組のカーゴタンクおよび前記他の1組のカーゴタンクはいすれも片舷側に位置している、ことを特徴とする請求項1に記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備。
  3. 前記空気抜き具はプレッシャー弁、バキューム弁およびガスフリー口からなる、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備。
  4. 前記マニホールド短絡管および前記ベンド分岐短絡管は耐化学薬品性のゴム系のフレキシブルホースからなる、ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備。
  5. 液体貨物船の複数のカーゴタンクにイナートガス注入・置換設備によりイナートガスを注入・置換する方法において、
    前記複数のカーゴタンクをそれぞれ第1のカーゴタンク、第2のカーゴタンク、第3のカーゴタンク、・・・第nのカーゴタンク、としたときに、
    一端が船外または船内のイナートガス供給装置から送られる前記イナートガスは前記第1のカーゴタンク、第2のカーゴタンク、第3のカーゴタンク、・・・第nのカーゴタンクの順に注入・置換されて船外に排出される、ことを特徴とする液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換方法。
  6. 前記第nのカーゴタンクのnは4より大きい偶数であって、
    請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換設備により、
    前記イナートガスは、イナートガス供給装置、第2のマニホールド、イナートガス供給管、ベンドコモン、ベンド分岐管、ベンドポスト、空気抜き管、第1のカーゴタンク、貨物送排油管、第1のマニホールド、マニホールド短絡管、第1のマニホールド、貨物送排油管、第2のカーゴタンク、空気抜き管、ベンドポスト、ベンド分岐管、ベンド分岐短絡管、ベンド分岐管、ベンドポスト、空気抜き管、第3のカーゴタンク、貨物送排油管、第1のマニホールド、マニホールド短絡管、第1のマニホールド、貨物送排油管、第4のカーゴタンク、・・・、第nのカーゴタンク、空気抜き管、ベンドポスト、空気抜き具、を順に経由して船外に排出されることにより、
    前記第1のカーゴタンクないし第nのカーゴタンクを順に前記イナートガスが注入・置換する、ことを特徴とする請求項5に記載の液体貨物船のカーゴタンクのイナートガス注入・置換方法。
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