JP2009059792A - 半導体レーザ及びその製造方法 - Google Patents

半導体レーザ及びその製造方法 Download PDF

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Yasuaki Tatsuoka
靖晃 立岡
Yoshihiro Hisa
義浩 久
Kenzo Mori
健三 森
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Abstract

【課題】放熱性を悪化させることなく、ジャンクションダウン組み立てによって偏光特性が変化するのを防ぐことができる半導体レーザ及びその製造方法を得る。
【解決手段】半導体基板11上に、2つの光導波路13,14を持つレーザ部12が形成されている。そして、光導波路13,14同士の間の光導波路が存在しない領域においてチップ端面に凹部15が形成されている。これにより、ジャンクションダウン組み立てした場合に、隣接する光導波路の半田接合部からそれぞれの光導波路13,14のチップ端面にかかる応力を緩和することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、2つ以上の光導波路を持つ半導体レーザ及びその製造方法に関し、特に放熱性を悪化させることなく、ジャンクションダウン組み立てによって偏光特性が変化するのを防ぐことができる半導体レーザ及びその製造方法に関するものである。
2つ以上の光導波路を持つ半導体レーザが広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。半導体レーザをサブマウント上に搭載する際に、2つの光導波路にそれぞれ半田を塗布し、これらの半田を介してサブマウント上に搭載する(ジャンクションダウン組み立て)。
このジャンクションダウン組み立てによって、隣接する光導波路の半田接合部からそれぞれの光導波路に応力が加わり、偏光特性が変化してしまう。図8は、半田接合部がチップ前端面まで存在する通常の場合の偏光特性を示す図である。図示のように、偏光角が0°からずれている。
特開昭63−116484号公報
これに対し、半田接合部をチップ前端面から後退させれば、チップ前端面に加わる応力を緩和して、偏光特性が変化するのを防ぐことができる。図9は、半田接合部をチップ前端面から100μm後退させた場合の偏光特性を示す図である。図示のように、図8に比べて偏光角が0°に近付いている。
しかし、半田接合部をチップ前端面から後退させると、チップ前端面での放熱性が悪化して、半導体レーザの出力や信頼性が低下するという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、放熱性を悪化させることなく、ジャンクションダウン組み立てによって偏光特性が変化するのを防ぐことができる半導体レーザ及びその製造方法を得るものである。
本発明に係る半導体レーザは、半導体基板と、半導体基板上に形成され、2つ以上の光導波路を持つレーザ部とを備え、光導波路同士の間の光導波路が存在しない領域においてチップ端面に凹部が形成されている。本発明のその他の特徴は以下に明らかにする。
本発明により、放熱性を悪化させることなく、ジャンクションダウン組み立てによって偏光特性が変化するのを防ぐことができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体レーザを示す斜視図である。半導体レーザ10は、GaAsやInPなどからなる半導体基板11と、半導体基板11上に形成されたレーザ部12とを備える。レーザ部12は2つの光導波路13,14を持つ。そして、光導波路13,14同士の間の光導波路が存在しない領域においてチップ端面に凹部15が形成されている。
図2は、本発明の実施の形態1に係る半導体レーザをサブマウントに搭載した状態を示す斜視図である。2つの光導波路13,14がそれぞれ半田16,17を介してサブマウント18上に搭載されている。即ち、サブマウント18上に半導体レーザ10がジャンクションダウン組み立てされている。
ここで、光導波路13,14同士の間の光導波路が存在しない領域にチップ端面に凹部15が形成されているため、隣接する光導波路の半田接合部からそれぞれの光導波路13,14のチップ端面にかかる応力を緩和することができる。これにより、ジャンクションダウン組み立てによって偏光特性が変化するのを防ぐことができる。また、従来のように半田接合部をチップ前端面から後退させる必要は無いため、放熱性を悪化させることもない。
上記の半導体レーザを製造する方法について説明する。まず、図3に示すように、ウェハ状態の半導体基板11上に、2つの光導波路13,14を持つレーザ部12を形成する。
次に、図4に示すように、チップ表面にレジスト19を塗布し、フォトリソグラフィなどによりパターンを形成する。そして、このレジスト19をマスクとしてレーザ部12及び半導体基板11をウェット又はドライエッチングして、光導波路13,14同士の間の光導波路が存在しない領域にスルーホール20を形成する。その後、スルーホール20を境にチップごとにウェハをカット(劈開)する。
なお、上記の実施の形態では、2つの光導波路を持つ半導体レーザについて説明したが、本発明は2つ以上の光導波路を持つ半導体発光素子にも適用することができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る半導体レーザを示す斜視図である。凹部15は、チップ表面からチップ裏面まで貫通せず、途中でとまっている。その他の構成は実施の形態1と同様である。このように凹部15をチップ表面からチップ裏面まで貫通させる必要はなく、光導波路13,14のチップ端面にかかる応力を緩和する深さであればよい。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係る半導体レーザを示す斜視図である。チップ表面は光導波路13,14があるため、凹部を形成できるスペースが狭い。そこで、チップ表面から表面側凹部15aを形成するだけでなく、チップ裏面からも裏面側凹部15bを形成する。裏面側凹部15bの幅は表面側凹部15aの幅よりも広くすることができるため、凹部の幅について設計の自由度が大きくなる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法について説明する。まず、実施の形態1と同様に、ウェハ状態の半導体基板11上に、2つの光導波路13,14を持つレーザ部12を形成する。次に、チップごとにウェハをカットする。次に、図7に示すように、光導波路13,14同士の間の光導波路が存在しない領域においてチップ端面に、レーザ光21を用いたレーザスクライブにより凹部15を形成する。これにより、実施の形態1と同様の構成を有する半導体レーザを製造することができる。
本発明の実施の形態1に係る半導体レーザを示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザをサブマウントに搭載した状態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザの製造方法を説明するための斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体レーザの製造方法を説明するための断面図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体レーザを示す斜視図である。 本発明の実施の形態3に係る半導体レーザを示す斜視図である。 本発明の実施の形態4に係る半導体レーザの製造方法を説明するための斜視図である。 半田接合部がチップ前端面まで存在する通常の場合の偏光特性を示す図である。 半田接合部をチップ前端面から100μm後退させた場合の偏光特性を示す図である。
符号の説明
10 半導体レーザ
11 半導体基板
12 レーザ部
13,14 光導波路
15 凹部
15a 表面側凹部
15b 裏面側凹部
20 スルーホール


Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成され、2つ以上の光導波路を持つレーザ部とを備え、
    前記光導波路同士の間の前記光導波路が存在しない領域においてチップ端面に凹部が形成されていることを特徴とする半導体レーザ。
  2. 前記凹部は、チップ表面からチップ裏面まで貫通せず、途中でとまっていることを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ。
  3. 前記凹部は、チップ表面から形成された表面側凹部と、チップ裏面から形成された裏面側凹部とを有し、
    前記裏面側凹部の幅は前記表面側凹部の幅よりも広いことを特徴とする請求項1に記載の半導体レーザ。
  4. ウェハ状態の半導体基板上に、2つ以上の光導波路を持つレーザ部を形成する工程と、
    前記光導波路同士の間の前記光導波路が存在しない領域にスルーホールを形成する工程と、
    前記スルーホールを境にチップごとに前記ウェハをカットする工程とを備えることを特徴とする半導体レーザの製造方法。
  5. ウェハ状態の半導体基板上に、2つ以上の光導波路を持つレーザ部を形成する工程と、
    チップごとに前記ウェハをカットする工程と、
    前記光導波路同士の間の前記光導波路が存在しない領域においてチップ端面にレーザスクライブにより凹部を形成する工程とを備えることを特徴とする半導体レーザの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021100485A1 (ja) * 2019-11-18 2021-05-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 光半導体装置

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