JP2009058937A - 画像形成装置、画像形成システム、および画像形成方法 - Google Patents

画像形成装置、画像形成システム、および画像形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ジャムに対する迅速なリカバリ処理を行い、生産性を向上させる。
【解決手段】用紙に画像を形成する画像形成部と、用紙の通路となる給紙路ごとに設けられ、給紙路中で用紙のジャムの発生を検知するセンサと、ジャムを検知したセンサが設けられたジャム給紙路を特定し、ジャム給紙路に給紙された用紙が格納されていたジャム給紙トレイを特定する特定部301と、ジャム給紙トレイ以外の他の給紙トレイがレーザプリンタ1に接続されているか否かを判定する接続判定部302と、接続判定部302による判定結果と、特定されたジャム給紙路とに基づいて、他の給紙トレイから画像形成部へ記録紙を給紙する再給紙が可能か否かを判定する再給紙判定部303と、再給紙が可能である場合、他の給紙トレイに格納された用紙を画像形成部へ給紙する給紙部305とを備える。
【選択図】 図6

Description

本発明は、記録紙を格納する給紙トレイを複数接続可能であって、いずれかの給紙トレイから画像形成部へ給紙された記録紙に印刷を行なう画像形成装置、画像形成システム、および画像形成方法に関するものであり、特に、当該記録紙の給紙時にジャムが発生した場合に当該ジャムのリカバリ処理を行う画像形成装置、画像形成システム、および画像形成方法である。
一般に、複写機や電子写真プリンタ等の画像形成装置は、記録紙を格納した複数の給紙トレイを有し、これらの給紙トレイから記録紙が給紙可能に構成されている。このような画像形成装置では、転写対象の記録紙の通過を給紙路中で検出する複数の用紙センサと、種々の情報をグラフィック表示可能な表示部を有する操作パネルとを備えている。そして、当該画像形成装置は、用紙センサにより記録紙のジャムが検知された際には、操作パネルの表示部にジャムの発生位置を表示している。また、当該画像形成装置は、ジャムの発生位置とともに、記録紙を排除するための処理方法を表示部に表示し、ユーザに対してジャム対処方法を提示するものもある。
このような記録紙給紙時のジャムへの対応として、レジストローラ付近のジャム処理を容易に行うことのできるシート搬送装置及びそれを備えた画像形成装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。当該シート搬送装置では、レジストローラ及び搬送ローラのシート搬送経路上方に設けられたレジストガイドが、搬送方向上流側を支点として回動可能に支持されており、シート搬送経路の一部を構成する第1の位置と、シート搬送経路の一部を開放する第2の位置とに選択配置される。このため、当該シート搬送装置では、レジストガイドの回動操作を容易に行うことができ、その回動範囲も広く成り、シート搬送経路が広範囲に露出することから、ジャムした記録紙を容易に除去できるものとなっている。
特開2007−62917号公報
ところで、複数の給紙トレイを搭載することのメリットとしては、複数の異なるサイズの記録紙を各給紙トレイから給紙することで手差しトレイに記録紙を逐次載置する煩雑さをなくすことも考えられる。また、ある給紙トレイからの記録紙給紙時においてジャムが発生した場合に、他の給紙トレイからの給紙に切り換えることで印刷をスムーズに完了させることもメリットとして挙げられる。そして、ジャムに対する迅速なリカバリ処理を行って画像形成装置の生産性を向上させるためには、上述したような複数の給紙トレイという構成の特徴を活かした対応も有効である。
しかしながら、上記特許文献1の発明は、記録紙の除去によりジャムのリカバリを行う対応であり、ジャムで給紙不可となった給紙トレイ以外の給紙トレイをうまく活用できてなく、また、除去作業時間の分だけタイムロスが生じて生産性の低下を招くおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の給紙トレイが接続された状態において記録紙のジャムが発生した場合、これら複数の給紙トレイを効率よく活用してジャムに対する迅速なリカバリ処理を行い、生産性を向上させることが可能な画像形成装置、
画像形成システム、および画像形成方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記録紙を格納する給紙トレイを複数接続可能な画像形成装置であって、前記記録紙に画像を形成する画像形成部と、前記給紙トレイから前記画像形成部へ給紙される記録紙の通路となる給紙路ごとに設けられ、前記給紙路中で給紙される前記記録紙のジャムの発生を検知するジャム検知手段と、前記記録紙のジャムの発生を検知した前記ジャム検知手段が設けられた前記給紙路をジャム給紙路として特定し、前記ジャム給紙路に給紙された前記記録紙が格納されていた前記給紙トレイをジャム給紙トレイとして特定する特定手段と、前記ジャム給紙トレイ以外の前記給紙トレイである他の給紙トレイが、前記画像形成装置に接続されているか否かを判定する接続判定手段と、前記接続判定手段による判定結果と、前記特定されたジャム給紙路とに基づいて、前記他の給紙トレイから前記画像形成部へ前記記録紙を給紙する再給紙が可能か否かを判定する再給紙判定手段と、前記再給紙が可能であると判定された場合、前記他の給紙トレイに格納された前記記録紙を前記画像形成部へ給紙する給紙手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、記録紙を格納する給紙トレイを複数接続可能な画像形成装置と、複数の給紙トレイとから構成された画像形成システムであって、前記画像形成装置は、前記記録紙に画像を形成する画像形成部と、前記給紙トレイから前記画像形成部へ給紙される記録紙の通路となる給紙路ごとに設けられ、前記給紙路中で給紙される前記記録紙のジャムの発生を検知するジャム検知手段と、前記記録紙のジャムの発生を検知した前記ジャム検知手段が設けられた前記給紙路をジャム給紙路として特定し、前記ジャム給紙路に給紙された前記記録紙が格納されていた前記給紙トレイをジャム給紙トレイとして特定する特定手段と、前記ジャム給紙トレイ以外の前記給紙トレイである他の給紙トレイが、前記画像形成装置に接続されているか否かを判定する接続判定手段と、前記接続判定手段による判定結果と、前記特定されたジャム給紙路とに基づいて、前記他の給紙トレイから前記画像形成部へ前記記録紙を給紙する再給紙が可能か否かを判定する再給紙判定手段と、前記再給紙が可能であると判定された場合、前記他の給紙トレイに格納された前記記録紙を前記画像形成部へ給紙する給紙手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、記録紙を格納する給紙トレイを複数接続可能な画像形成装置において実行される画像形成方法であって、前記画像形成装置は、前記記録紙に画像を形成する画像形成部と、前記給紙トレイから前記画像形成部へ給紙される前記記録紙の通路となる給紙路と、前記給紙トレイから前記画像形成部へ給紙される記録紙の通路となる給紙路ごとに設けられ、前記給紙路中で給紙される前記記録紙のジャムの発生を検知するジャム検知手段と、を備え、前記記録紙のジャムの発生を検知した前記ジャム検知手段が設けられた前記給紙路をジャム給紙路として特定し、前記ジャム給紙路に給紙された前記記録紙が格納されていた前記給紙トレイをジャム給紙トレイとして特定する特定ステップと、前記ジャム給紙トレイ以外の前記給紙トレイである他の給紙トレイが接続されているか否かを判定する接続判定ステップと、前記接続判定ステップによる判定結果と、前記特定されたジャム給紙路とに基づいて、前記他の給紙トレイから前記画像形成部へ前記記録紙を給紙する再給紙が可能か否かを判定する再給紙判定ステップと、前記再給紙が可能であると判定された場合、前記他の給紙トレイに格納された前記記録紙を前記画像形成部へ給紙する給紙ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、複数の給紙トレイが接続された状態において記録紙のジャムが発生した場合、ジャムが発生した記録紙が格納されていた給紙トレイ以外であって、給紙が可能な給紙トレイにより記録紙の再給紙を行うことで、複数の給紙トレイを効率よく活用して
ジャムに対する迅速なリカバリ処理を行い、生産性を向上させるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、画像形成方法、および画像形成システムの最良な実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態では、画像形成装置をレーザプリンタに適用した例を説明する。なお、以下の実施の形態の画像形成装置は、レーザプリンタに限定されるものではなく、後述する構成を具備する限り、コピー、ファックス、プリンタなどの複数の機能を一つの筐体に収納した複合機(MFP:Multi
Function Peripherals)や電子写真方式コピー機などに適用することができる。また
、以下の実施の形態では、記録紙として用紙を用いて画像形成(印刷)を行う例を示しているが、これに限定されることなく、プリンタ等による画像形成が可能であれば、例えばOHPシート等を用いてもよい。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態のレーザプリンタの構成の概略について説明する。図1は、実施の形態1にかかるレーザプリンタのユニット構成を示した概略図である。
レーザプリンタ1は、本体ユニット110、両面ユニット120、メイルボックスユニット130、フィニッシャユニット140、給紙ユニット150から構成される。
本体ユニット110は、不図示のレジストユニットおよび定着ユニットなど用紙に画像を印刷(形成)する画像形成部を備えており、作像や現像や定着などの印刷処理(画像形成処理)全体を制御したり、印刷される記録媒体である用紙の給紙を行うユニットである。
両面ユニット120は、両面印刷を行うために反転機構(スイッチバック)により用紙(記録紙)を反転し、反転後の再給紙を行う。
メイルボックスユニット130は、用紙を排出する複数の排紙口を備え、任意の排紙口に印刷結果(印刷後の用紙)を排紙する。なお、本実施の形態では2ビン具備している。
フィニッシャユニット140は、ジョブ印刷ごとにシフトして仕分けするスタック処理、ステープル処理等の後処理を行う。
給紙ユニット150は、用紙を格納する給紙トレイを備え、レジストまでの用紙の給紙搬送を管理する。詳細は後述するが、給紙ユニット150は、複数の給紙ユニットを連結して接続することが可能である。また、給紙ユニット150は、各給紙トレイから給紙される用紙の通路となる固有給紙路と、複数の給紙トレイの給紙路として共通し、固有給紙路から本体ユニット110の画像形成部へ給紙される用紙の通路となる共通給紙路とが複数の給紙ユニット内に設けられている。
次に、本実施の形態のレーザプリンタの用紙給紙経路等について説明する。図2は、実施の形態1にかかるレーザプリンタにおける用紙の給紙経路および各機構の配置関係を示す説明図である。図2に示すように、レーザプリンタ1には、搬送ローラR1、レジストローラR2、レジストセンサS1、感光体ユニット(OPC)O1、現像ユニットT1、転写ユニットT2、クリーニングユニットC1、光学系書き込みユニットP1、定着加熱ローラF1、定着加圧ローラF2、分岐ソレノイドCL1、分岐上ソレノイドCL2、分岐下ソレノイドCL3、メイルボックス排紙部E1、およびメイルボックス排紙部E2が主に備えられている。
以下では、用紙の給紙から排紙までにおける印刷の流れについて説明する。まず、搬送ローラR1が給紙ユニット150から給送された用紙を1枚ずつ搬送し、用紙がレジストセンサS1に到達すると、レジストローラR2は回転を止めて搬送を一旦停止する。
用紙が停止している間に、本体ユニット110では、以下の処理を行う。つまり、図示しない帯電器が帯電した後、光学系書き込みユニットP1の光走査装置がレーザ光αを照射して、感光体ユニットO1の感光体の照射された部分と照射されていない部分とで電位差を生じさせる。そして、この電位差から、現像ユニットT1の現像器でトナーが均等に付着した現像ローラ上のトナーを感光体に載せて現像を行う。
一方、感光体に書き込まれたトナー像を転写ユニットT2で転写するタイミングを計り、レジストローラR2が回転することにより、レジストセンサS1で停止している用紙の搬送を再開する。用紙は転写ユニットT2を通過することによりトナー像が転写される。トナー像の転写が終わると、クリーニングユニットC1が感光体表面における転写処理により残ったトナーを除去される。トナー像が転写された用紙は、定着加熱ローラF1および定着加圧ローラF2に搬送され、熱と圧力によりトナーが定着され、以後、所定のソノレイドCL1〜CL3およびセンサのタイミングにより、いずれかの排紙部(フィニッシャユニット140、両面ユニット120、メイルボックスユニット130)まで搬送され排紙される。また、定着が終わった用紙は、排紙先である両面ユニット120へ排紙され、反転給紙することにより両面印刷が可能となる。
ソノレイドとは、用紙の搬送先を切り換える部分である。例えば、分岐ソレノイドCL1は、定着加熱ローラF1及び定着加圧ローラF2で定着されて搬送されてきた用紙をフィニッシャユニット140、両面ユニット120、メイルボックスユニット130のいずれかのユニットへ搬送するように切り換える。また、分岐上ソレノイドCL2は、分岐ソレノイドCL1での切り換えにより搬送されてきた用紙をメイルボックス排紙部E1あるいはメイルボックス排紙部E2のいずれかのビンに排紙するように切り換える。また、分岐下ソレノイドCL3は、分岐ソレノイドCL1での切り換えにより搬送されてきた用紙について両面での反転切り換えを行う。
次に、本実施の形態のレーザプリンタの制御系について説明する。図3は、実施の形態1にかかるレーザプリンタの制御系の構成を示すブロック図である。
レーザプリンタ1は、ホストマシン20とのインターフェイス制御及び画像データの編集制御を行うコントローラ2と、画像形成のための機械制御、画像書き込み、給紙制御、状態監視等を行うエンジン3とを中心に構成されている。
ホストマシン20は、一般的なコンピュータであり、ユーザの各種操作に応じて、レーザプリンタ1とデータの送受信を行う。
コントローラ2は、ホストインターフェイス6と、プログラムROM(Read Only Member)7と、フォントROM8と、パネルインターフェイス9と、コントローラCPU10と、RAM(Random Access Memory)11と、オプションRAM12と、エンジンインターフェイス13とを主に備えている。また、コントローラ2は、ホストインターフェイス6を介してホストマシン20と接続され、パネルインターフェイス9を介して、ユーザからの操作が入力されるオペレーションパネル5と接続され、更に、各種フォントが記憶されているフォントカートリッジ4と接続されている。
また、本実施の形態におけるコントローラ2は、エンジン3からジャムの発生により用紙の給紙動作を中断する旨のジャム通知を受信した場合、エンジン3における用紙の給紙
動作を中断させて、印刷を停止させる制御を行う。また、コントローラ2は、エンジン3から用紙の給紙動作を再開する旨のジャム解除通知を受信した場合、エンジン3における用紙の給紙動作を再開させて、中断した箇所から再印刷する制御を行う。
ホストインターフェイス6は、ホストマシン20とのインターフェイス制御を行う。プログラムROM7は、画像データの編集や、コントローラ2全体の制御を行うためのプログラムを格納している。フォントROM8は、印刷において用いる標準的なフォントを格納している。パネルインターフェイス9は、オペレーションパネル5とのインターフェイス制御を行い、オペレーションパネル5にてユーザとのインターフェイスを行う。
コントローラCPU10は、プログラムROM7に記憶された各種プログラムを実行することにより、ホストマシン20とのデータの送受信を制御したり、画像処理を制御することなどにより、コントローラ2の全体的な制御を行う。RAM11、およびオプションRAM12は、処理や制御を行うプログラムや画像等のデータが展開されるメモリである。エンジンインターフェイス13は、コントローラ2とエンジン3の間のインターフェイスである。
エンジン3は、エンジンCPU200と、割り込み回路201と、コントローラインターフェイス211と、オプションインターフェイス212と、フラッシュROM205と、入力ポート208と、出力ポート210と、EEPROM(M2)214と、エンジンROM204と、RAM203と、DIPSW218と、各センサ217と、各モータ216と、各クラッチ215と、各高圧プロセス219とを主に備えている。
エンジンCPU200は、エンジン全体を制御プログラムに従って統括的に制御する。割り込み回路201は、割り込み状態を制御する回路である。コントローラインターフェイス211は、エンジンインターフェイス13を介してコントローラ2とのインターフェイス制御を行う。オプションインターフェイス212は、オプション14に対するインターフェイス処理を行う。
フラッシュROM205は、各種プログラムや各種データを記憶するものである。入力ポート208は、画像形成に関わる各設定条件や装置の状態等の入力処理を行う。出力ポート210は、画像形成プロセスを実現するための所定の出力処理を行う。EEPROM(M2)214は、メンテナンス情報等を記憶する。エンジンROM204は、エンジン制御用のプログラム等を格納している。RAM203は、バッファレジスタの機能を持ちワーキングメモリとして用いられる。
DIPSW218は、制御モード等の切り替え設定を行う。各センサ217は、輸送タイミングや温度、トナー濃度等を検知する。各モータ216は、メインモータや搬送モータ等からなる。各クラッチ215は、給紙ローラやレジストローラ等を駆動または停止する。各高圧プロセス219は、帯電、転写、現像等の高圧印加を行う。
また、エンジン3には、EEPROM(M1)222を有する交換ユニット221が接続されている。
次に、本実施の形態のレーザプリンタの給紙ユニットについて説明する。図4は、実施の形態1にかかるレーザプリンタの給紙ユニットの構成を示す概略図である。図5は、実施の形態1にかかるレーザプリンタの給紙ユニットの構成の詳細を示す説明図である。
給紙ユニット150(図1参照)は、図4に示すように、第1給紙ユニット150aと、第2給紙ユニット150bと、第3給紙ユニット150cとが、各給紙ユニット内の共
通給紙路158a、158b、158cが連続した給紙路を形成するように連結して配置され、第1給紙ユニット150a側から本体ユニット110に接続されている。
また、各給紙ユニットは、レーザプリンタの本体ユニットに着脱可能に接続されている。なお、本実施の形態では、給紙ユニットが3つ接続されているが、これに限定されることはなく、給紙ユニットの数を増減して、すなわち2つまたは4つ以上の給紙ユニットを接続することも可能である。また、以下の実施の形態では、第1給紙ユニット150aと、第2給紙ユニット150bと、第3給紙ユニット150cのうち任意の給紙ユニットを表す場合、それらの給紙ユニットの総称として給紙ユニット150と表記し、内部の各構成についても同様に、センサ152、154、搬送ローラ151、給紙ローラ153、固有給紙路159、共通給紙路158と表記する(例えば、図5参照)。
なお、本実施の形態のレーザプリンタでは、単一の給紙ユニットが接続されている場合でも、複数の給紙ユニットが接続されている場合でも、後述する再印刷判定処理はフラッシュROM205に予め組み込まれている。このため、後日、給紙ユニットを追加する場合でも、再印刷判定処理プログラムを新たにインストールする必要がなく、カスタマイズ作業の効率化を図ることができる。
図5に示すように、給紙ユニット150の内部には、図示しない給紙トレイから、本体ユニット110(図2参照)の画像形成部へ給紙される用紙の通路として、共通給紙路158および固有給紙路159の二つの給紙路が設けられている。ここで、本体ユニット110の画像形成部とは、感光体ユニット(OPC)O1、現像ユニットT1、転写ユニットT2、クリーニングユニットC1、光学系書き込みユニットP1、定着加熱ローラF1、定着加圧ローラF2等(図2参照)、給紙されてきた用紙に画像を印刷する構成を示している。また、給紙ユニット150の内部には、共通給紙路158上の用紙を本体ユニット110のレジストローラR2(図2参照)に向けて搬送する搬送ローラ151と、センサ152と、図示しない給紙トレイから用紙を給送する給紙ローラ153と、センサ154等が配置されている。
ここで、固有給紙路159とは、給紙ユニット150の下方に備えられた給紙トレイごとに接続され、該給紙トレイから給紙される用紙の通路となる給紙路であり、給紙ユニット150の下部から左側に亘って設けられている。また、共通給紙路158とは、複数の給紙ユニットにおける給紙路として共通し、固有給紙路159から画像形成部へ給紙される用紙の通路となる給紙路であり、給紙ユニット150の右側から左側に亘って設けられている。
センサ154は、固有給紙路159ごとに設けられ、固有給紙路159中で給紙される用紙のジャムの発生を検知するものである。また、センサ152は、共通給紙路158ごとに設けられ、共通給紙路158中を給紙される用紙のジャムの発生を検知するものである。
このように、給紙ユニット150は、複数のユニットの構成が共通化されていることで、配置される順番が入れ替わっても用紙が共通給紙路158を搬送可能な構成となっている。また、給紙ユニット150は、連続した共通給紙路158に達する前の固有給紙路159上でジャムが発生した場合には、他の給紙ユニットからの再給紙が可能な構成となっている。
次に、エンジン3によって実行されるエンジン全体の制御について説明する。図6は、実施の形態1にかかるレーザプリンタにおけるエンジンの機能的構成を示すブロック図である。
エンジン3は、特定部301と、接続判定部302と、再給紙判定部303と、再給紙設定部304と、給紙部305を主に備えており、フラッシュROM205と、第1給紙ユニット150aと、第2給紙ユニット150bと、第3給紙ユニット150cとが接続されている。
第1給紙ユニット150aは、センサ152a、センサ154a、給紙トレイ155aとを主に備えている。また、第2給紙ユニット150bは、センサ152b、センサ154b、給紙トレイ155bとを主に備え、第3給紙ユニット150cは、センサ152c、センサ154c、給紙トレイ155cとを主に備えている。なお、各給紙ユニットの詳細は上述したため、ここでは説明を省略する(図4、5参照)。
特定部301は、いずれかのセンサが用紙のジャムの発生を検知した場合、該用紙のジャムの発生を検知したセンサが設けられた位置により、ジャムが発生した給紙路(以下、「ジャム給紙路」という。)を特定する。また、特定部301は、ジャム給紙路に給紙された用紙が格納されていた給紙トレイ(以下、「ジャム給紙トレイ」という。)を特定する。
すなわち、例えば、特定部301は、給紙ユニットにおけるいずれかの固有給紙路159に設けられたセンサ154が用紙のジャムの発生を検知した場合、該ジャムを検知したセンサ154からセンサの識別情報(センサ識別情報)を含む検知信号を受信する。そして、特定部301は、受信した検知信号に含まれるセンサ識別情報からジャムを検知したセンサ154を特定する。次に、特定部301は、予めフラッシュROM205等に記憶されている、センサ識別情報とセンサを設置した給紙路の識別情報(給紙路識別情報)とを対応付けた特定情報を参照して、特定したセンサ識別情報に対応する給紙路識別情報の給紙路である固有給紙路159をジャム給紙路として特定し、その特定された固有給紙路159に給紙された用紙を格納する給紙トレイを、ジャムを発生させた用紙が格納されていたジャム給紙トレイとして特定する。
また、例えば、特定部301は、給紙ユニットにおけるいずれかの共通給紙路158に設けられたセンサ152が用紙のジャムの発生を検知した場合、該ジャムを検知したセンサ152からセンサ識別情報を含む検知信号を受信する。そして、特定部301は、受信した検知信号に含まれるセンサ識別情報からジャムを検知したセンサ152を特定する。次に、特定部301は、上述した特定情報を参照して、特定したセンサ識別情報に対応する給紙路識別情報の給紙路である共通給紙路158をジャム給紙路として特定し、その特定された共通給紙路158より前に用紙が通過した固有給紙路159に給紙された用紙を格納する給紙トレイを、ジャムを発生させた用紙が格納されていたジャム給紙トレイとして特定する。
接続判定部302は、用紙のジャムが発生し、特定部301により特定されたジャム給紙トレイ以外の給紙トレイであって、特定されたジャム給紙トレイに格納された用紙のサイズと同一サイズの用紙を格納する給紙トレイ(以下、「他の給紙トレイ」という。)を有する給紙ユニットがレーザプリンタ1に接続されているか否かを判定するものである。また、接続判定部302は、他の給紙トレイを有する給紙ユニットがレーザプリンタ1に複数接続されているか否かを判定する。
ここで、給紙トレイに格納された用紙のサイズが同一サイズか否かの判定とは、例えば、本体ユニット110に接続されている給紙トレイに用紙が格納された際に、該給紙トレイの内部に設置されたセンサが用紙の縦方向および横方向の長さを検知することで、格納された用紙のサイズを取得する。もしくは、給紙トレイの内部に設置された機械的なスイ
ッチが押下されたか否かを検知することで、格納された用紙のサイズを取得する。そして、上記のように取得した用紙のサイズを、給紙トレイの識別情報と対応付けて、フラッシュROM205等に記憶させておく。
そして、用紙のジャムが発生した場合、フラッシュROM205を参照し、特定部301により特定されたジャム給紙トレイに格納されている用紙のサイズを取得し、取得したサイズとジャム給紙トレイ以外の給紙トレイに格納されている用紙のサイズとを比較して、同一サイズの用紙が格納されている給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されているか否かを判定する。
再給紙判定部303は、用紙のジャムが発生し、接続判定部302により他の給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されていると判定された場合、特定部301により特定されたジャム給紙路に設けられたセンサの位置に基づいて、その他の給紙トレイから画像形成部へ用紙を給紙する再給紙が可能か否かを判定するものである。
具体的には、再給紙判定部303は、用紙のジャムが発生し、接続判定部302により他の給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されていると判定された場合であって、ジャム給紙路がいずれかの固有給紙路159であった場合、該他の給紙トレイからの再給紙が可能であると判定する。
また、再給紙判定部303は、用紙のジャムが発生し、接続判定部302により他の給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されていると判定された場合であって、いずれかの共通給紙路158がジャム給紙路であると特定され、かつ他の給紙トレイから給紙される用紙が、その特定された共通給紙路158より用紙の給紙方向の下流側、つまり本体ユニット110側に位置する共通給紙路158のみを通過する場合、他の給紙トレイからの再給紙が可能であると判定する。
以下に、用紙のジャムが発生した場合に、再給紙判定部303による他の給紙トレイからの再給紙が可能か否かの判定について詳細に説明する。図7は、ジャムの発生を検知したセンサと再給紙が可能な各給紙ユニットとの関係を示す図である。この図7および、上述した図6を参照して再給紙判定処理について説明する。なお、図7の場合は、各給紙トレイに格納された用紙のサイズが同一サイズであることを前提とする。
まず、図6に示すように、各給紙ユニットの固有給紙路159a、159b、159cに設けられたセンサ154a、154b、154cが用紙のジャムの発生を検知した場合でも、各給紙ユニットの給紙トレイから給紙された用紙が共通して通過する共通給紙路158a、158b、158cのいずれの給紙路において用紙の通過が可能である。従って、固有給紙路159a、159b、159cにおいて用紙のジャムが発生しても、ジャム給紙トレイを有する給紙ユニット以外の給紙ユニットの給紙トレイからの再給紙が可能となる。
具体的には、センサ154aによりジャムの発生を検知した場合、第2給紙ユニット150b、第3給紙ユニット150cの給紙トレイからの再給紙が可能となる。同様に、センサ154bによりジャムの発生を検知した場合、第1給紙ユニット150a、第3給紙ユニット150cの給紙トレイからの再給紙が可能となる。また、センサ154cによりジャムの発生を検知した場合、第1給紙ユニット150a、第2給紙ユニット150bの給紙トレイからの再給紙が可能となる。
次に、共通給紙路158aに設けられたセンサ152aにより用紙のジャムの発生を検知した場合には、第2給紙ユニット150b、第3給紙ユニット150cの給紙トレイか
ら給紙される用紙が共通給紙路158aを通過できないため、いずれの給紙ユニットの給紙トレイからも再給紙ができない。
また、共通給紙路158bに設けられたセンサ152bにより用紙のジャムの発生を検知した場合には、第3給紙ユニット150cの給紙トレイから給紙される用紙が共通給紙路158bを通過できないため、第3給紙ユニット150cからの再給紙はできない。しかし、第1給紙ユニット150aの給紙トレイから給紙される用紙は共通給紙路158bを通過する必要がないため、第1給紙ユニット150aの給紙トレイからの再給紙は可能となる。
また、共通給紙路158cに設けられたセンサ152cにより用紙のジャムの発生を検知した場合には、第1給紙ユニット150a、第2給紙ユニット150bの給紙トレイから給紙される用紙は共通給紙路158cを通過する必要がないため、第1給紙ユニット150a、第2給紙ユニット150bの給紙トレイからの再給紙が可能となる。
図6に戻って、再給紙判定部303は、用紙のジャムが発生した後、いずれかの給紙トレイからの再給紙が可能であると判定した場合、ジャムの発生により用紙の給紙動作を中断する旨のジャム通知を、コントローラ2に送信する。その後に、再給紙判定部303は、ジャムの解除動作前に他の給紙トレイから画像形成部へ用紙を給紙する旨の給紙口変更通知をコントローラ2に送信する。さらに、再給紙判定部303は、用紙の給紙動作を再開する旨のジャム解除通知をコントローラ2に送信する。これらの通知をコントローラ2に送信することにより、後述する給紙部305による給紙動作を制御するコントローラ2は、ジャム通知を受信した場合、用紙の給紙動作を中断し、さらにジャム解除通知を受信した場合、用紙の給紙動作を再開するように給紙部305を制御することが可能となる。
また、再給紙判定部303は、ジャム解除通知の送信後に他の給紙トレイから給紙された用紙を再給紙して、該用紙に対する再印刷が完了した場合、ジャム給紙路にジャムとして残っている用紙に対するジャム状態の解消を促す残紙ジャム通知をコントローラ2へ送信する。そして、残紙ジャム通知を受信したコントローラ2は、オペレーションパネル5(図3参照)等にその旨を表示する等の対処を行う。
また、再給紙判定部303は、用紙のジャムが発生した後、再給紙が可能な他の給紙トレイを有する給紙ユニットが複数接続されていると判定された場合、フラッシュROM205を参照して給紙ユニットのジャムの発生回数および給紙回数からジャム発生比率を求め、該ジャム発生比率が最も少ない他の給紙トレイから再給紙が可能であると判定する。また、再給紙判定部303は、用紙のジャムが発生した後、再給紙が可能な他の給紙トレイを有する給紙ユニットが複数接続されていると判定された場合、フラッシュROM205を参照して、ジャムの発生回数が最も少ない他の給紙トレイから再給紙が可能であると判定してもよい。
再給紙設定部304は、利用者により、用紙のジャムが発生した後に再給紙を行う旨の設定指示を受付けるものである。
給紙部305は、給紙トレイ155a、給紙トレイ155b、給紙トレイ155cに格納された用紙を画像形成部へ給紙するものである。また、給紙部305は、再給紙設定部304により設定指示を受け付けた場合であって、いずれかの給紙路において用紙のジャムの発生した後に、再給紙判定部303によって再給紙が可能であると判定された場合、給紙が可能な他の給紙トレイに格納された用紙を画像形成部へ給紙する。
フラッシュROM205は、各給紙ユニットに備えられた給紙トレイごとのジャムの発
生回数と、用紙の給紙回数と、該給紙トレイの識別情報とを対応付けて記憶するものである。
次に、以上のように構成された本実施の形態にかかるレーザプリンタ1の全体制御の動作について説明する。図8は、実施の形態1にかかるレーザプリンタの全体制御の流れを示すフローチャートである。
まず、電源が投入されると(ステップS400)、レーザプリンタ1は、最初に各状態の初期設定を行い(ステップS401)、メンテナンス発生要求やエラー発生等のエンジン3の内部状態のチェックする(ステップS402)。次に、レーザプリンタ1は、エンジン3とコントローラ2間のインターフェイス制御(給紙命令の受信、解像度設定要求の受信、給紙口や排紙口の切り換え要求の受信等)を行い(ステップS403)、給紙のタイミングや高圧のオン/オフ等のシーケンス制御を行う(ステップS404)。そして、レーザプリンタ1は、印刷対象の用紙の情報を管理する処理を行い(ステップS405)、印刷処理を制御する(ステップS406)。以降、ステップS402〜406の処理を繰り返す。
一方で、レーザプリンタ1は、上記メインシーケンスとは独立して、割り込み回路201(図3)によって、後述するように、各処理を行うための時間監視及び制御のための割り込み処理を実行する。
図9は、実施の形態1にかかるレーザプリンタの割り込み制御の流れを示すフローチャートである。まず、電源が投入された後(ステップS500)、エンジンCPU200が設定した所定時間ごとに、このルーチンに入って必要な処理を行う。すなわち、エンジンCPU200は、所定の時間になると、割り込み制御が発生したか否かをチェックする(ステップS501)。そして、割り込みが発生した場合(ステップS501:Yes)、エンジンCPU200は、割り込みに応じた処理を行う(ステップS502)。一方、割り込みが発生しなかった場合(ステップS501:No)、エンジンCPU200は、終了となる。
次に、本実施の形態にかかるレーザプリンタ1が行う用紙のジャム発生後のリカバリ処理について説明する。図10は、実施の形態1における用紙のジャム発生後のリカバリ処理の流れを示すフローチャートである。
まず、センサ152あるいはセンサ154がジャムの発生を検知すると(ステップS801)、エンジンCPU200は、ジャムが発生した給紙路が設けられた給紙ユニット以外の給紙ユニットの給紙トレイによる再給紙が可能か否かの判定をセンサの検知結果に基づいて行う(ステップS802)。そして、エンジンCPU200は、再給紙が可能か否かの判定結果に基づいてメッセージ通知および再給紙・再印刷を行う(ステップS803)。
再給紙判定処理(図10のステップS802)について詳細な流れを図11あるいは図12に示し、メッセージ通知および再給紙・再印刷処理(図10のステップS803)については図13に示す。なお、再給紙判定処理は、利用者から、用紙のジャムが発生した後に再給紙を行う旨の設定指示を受付けた場合に行われるものである。
図11は、実施の形態1にかかるレーザプリンタにおける再給紙判定処理の流れを示すフローチャートである。まず、いずれかのセンサにより用紙のジャムの発生が検知されると(ステップS900)、特定部301は、ジャムを検知したセンサが設けられたジャム給紙路を特定し(ステップS901)、当該ジャム給紙路に給紙された用紙が格納されて
いたジャム給紙トレイを特定する(ステップS902)。
次に、接続判定部302は、特定されたジャム給紙トレイ以外の給紙トレイであって、ジャム給紙トレイに格納されている用紙のサイズと同一サイズの用紙を格納する他の給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されているか否かを判定する(ステップS903)。他の給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されている場合(ステップS903:Yes)、再給紙判定部303は、ジャム給紙路が共通給紙路か否かの判定を行う(ステップS904)。
そして、ジャム給紙路が共通給紙路であった場合(ステップS904:Yes)、再給紙判定部303は、他の給紙トレイから給紙される用紙がジャム給紙路である共通給紙路の下流に位置する共通給紙路のみを通過するか否かを判定する(ステップS905)。他の給紙トレイから給紙される用紙が下流に位置する共通給紙路のみを通過する場合(ステップS905:Yes)、再給紙判定部303は、用紙の再給紙が可能と判定する(ステップS906)。
一方、ステップS904に戻って、ジャム給紙路が共通給紙路でなかった場合、すなわち固有給紙路であった場合(ステップS904:No)、再給紙判定部303は、用紙の再給紙が可能と判定する(ステップS906)。
また、ステップS903において、他の給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されていない場合(ステップS903:No)、およびステップS905において、他の給紙トレイから給紙される用紙が下流に位置する共通給紙路以外も通過する場合(ステップS905:No)、再給紙判定部303は、用紙の再給紙は不可と判定する(ステップS907)。
また、上述した再給紙判定処理は、各給紙ユニットの特徴を表す各種データに基づいて再給紙が可能か否かを判定するように構成してもよい。図12は、実施の形態1にかかるレーザプリンタにおける再給紙判定処理の他の流れを示すフローチャートである。まず、いずれかのセンサによる用紙のジャムの発生の検知から、他の給紙トレイの用紙がジャム給紙路の下流のみを通過するか否かの判定まで(ステップS1000〜1005)は、図11と同様であるため省略する(ステップS900〜905)。
他の給紙トレイから給紙される用紙が下流に位置する共通給紙路のみを通過する場合(ステップS1005:Yes)、およびステップS1004において、ジャム給紙路が共通給紙路でなかった場合、すなわち固有給紙路であった場合(ステップS1004:No)、再給紙判定部303は、用紙の再給紙が可能な他の給紙トレイを有する給紙ユニットが複数接続されているか否かを判定する(ステップS1006)。他の給紙トレイを有する給紙ユニットが複数接続されている場合(ステップS1006:Yes)、再給紙判定部303は、フラッシュROM205を参照して、ジャム発生比率の最も低い給紙トレイを他の給紙トレイとして選択する(ステップS1007)。そして、再給紙判定部303は、選択した他の給紙トレイにより、再給紙が可能と判定する(ステップS1008)。一方、他の給紙トレイを有する給紙ユニットが複数接続されていない場合(ステップS1006:No)、再給紙判定部303は、接続されている給紙トレイにより、再給紙が可能と判定する(ステップS1008)。
また、ステップS1003において、他の給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されていない場合(ステップS1003:No)、およびステップS1005において、他の給紙トレイから給紙される用紙が下流に位置する共通給紙路以外も通過する場合(ステップS1005:No)、再給紙判定部303は、用紙の再給紙は不可と判定する(ステッ
プS1009)。
図12の再給紙判定処理では、ジャム発生比率の最も低い給紙トレイを他の給紙トレイとして選択しているが、ジャム発生回数の最も少ない給紙トレイを他の給紙トレイとして選択してもよい。すなわち、ステップS1007において、再給紙判定部303は、フラッシュROM205を参照して、ジャムの発生回数が最も少ない他の給紙トレイを選択すすることも可能である。また、ジャム発生比率およびジャム発生回数の両方に基づいて他の給紙トレイを選択してもよい。
次に、メッセージ通知及び再給紙・再印刷処理について説明する。図13は、実施の形態1にかかるレーザプリンタにおけるメッセージ通知及び再給紙・再印刷処理の流れを示すフローチャートである。メッセージ通知及び再給紙・再印刷処理では、再給紙可否の判定後に該判定結果に応じて2通りの処理に分かれる。
再給紙判定部303により再給紙が可能と判定された場合(ステップS1101:Yes)、再給紙判定部303は、ジャムの発生により用紙の給紙動作を中断する旨のジャム通知をコントローラ2(図3)に送信する(ステップS1102)。この際、ジャム先頭シートIDも同時にコントローラ2に送信する。
次に、再給紙判定部303は、ジャム給紙路におけるジャム解除動作を待たずに、再給紙する際の給紙トレイを有する給紙ユニットとして決定された給紙ユニットへ給紙口を変更した旨の給紙口変更通知をコントローラ2に送信する(ステップS1103)。そして、再給紙判定部303は、給紙口変更通知の後に、用紙の給紙動作を再開する旨のジャム解除通知をコントローラ2に送信する(ステップS1104)。
ジャム解除通知を受信したコントローラ2は、ジャム先頭シートIDに対応する用紙以降の用紙に出力すべきデータをエンジン3(図3)に再送信して再印刷を開始する(ステップS1105)。再印刷により全ての印刷が完了したとき、再給紙判定部303は、ジャムとして給紙路内に残っている用紙の除去等、ジャム状態の解消を促す残紙ジャム通知をコントローラ2に送信する(ステップS1106)。この残紙ジャム通知により、再印刷完了後に給紙路内にある用紙がジャムで不要となった用紙であることをコントローラ2に伝達し、コントローラ2のリカバリによる二重印刷を防止する。また、残紙ジャムは、給紙カバーを開け、残紙を除去して、給紙カバーを閉めるまでの処理が完了した後に解除される。
他方、再給紙判定部303により再給紙不可と判定された場合(ステップS1101:No)、再給紙判定部303は、ジャム発生を知らせるジャム通知、およびジャム先頭シートIDをコントローラ2に送信する(ステップS1107)。そして、再給紙判定部303は、ジャムとして給紙路内に残っている用紙の除去等、ジャム状態の解消を促す残紙ジャム通知をコントローラ2に送信する(ステップS1108)。
そして、再給紙判定部303は、ジャムで残った用紙の除去が完了して残紙ジャムが解消された後に、再給紙判定部303は、ジャム解除通知をコントローラ2に送信する(ステップS1109)。そして、ジャム解除通知を受信したコントローラ2は、ジャム先頭シートIDに対応する用紙以降の用紙に出力すべきデータをエンジン3に再送信して再印刷を開始する(ステップS1110)。
再給紙可能の場合は、用紙を給紙する給紙トレイを備えた給紙ユニットを変えれば印刷を継続できるため、ジャム通知後でジャム解除通知前に給紙口変更通知を送信し、当初の命令通りに印刷を完了させるリカバリを行っている。逆に、再給紙不可の場合は、給紙口
の変更ができないため、ジャムで詰まった用紙を除去して、給紙路内を用紙が搬送可能な状態にする必要があり、ジャム通知、残紙ジャム通知、ジャム解除通知、再給紙・再印刷という従来のリカバリ対応となる。
このように、上述した実施の形態によれば、用紙のジャムが発生しても、複数ある給紙ユニットのうち、用紙を給紙可能な給紙トレイを備えた給紙ユニットによる再給紙の可否を判定することで、より迅速に印刷のリカバリ処理を行うことができ、印刷完了時間を短縮でき、生産性を向上させることが可能となる。
また、上述した実施の形態によれば、ユーザの使用環境や使用条件に応じて再給紙判定処理の実施を選択可能とすることで、ユーザビリティを向上させることが可能となる。
また、上述した実施の形態によれば、各給紙トレイから給紙された用紙のジャム発生回数を不揮発メモリに記憶することで、各給紙ユニットの特徴を保持し、該特徴に基づいて再給紙可能な給紙ユニットを選択することが可能となる。
また、上述した実施の形態によれば、各給紙トレイから給紙された用紙の給紙回数を不揮発メモリに記憶することで、使用頻度を把握してジャム時の切り換え情報を判断材料とすることが可能となる。
また、上述した実施の形態によれば、不揮発メモリに記憶した各給紙トレイのジャム発生回数を参照することで、ジャム発生で他の給紙ユニットに切り換える際、より安定した給紙ユニットを選択することができ、より高い給紙品質を保持することが可能となる。
また、上述した実施の形態によれば、給紙ユニットが共通化した共通給紙路の構成(ローラ、センサの位置等)を有することで、順番を問わず自在なユニットの配置ができ、汎用性が増し、製造コストを抑制することが可能となる。
また、上述した実施の形態によれば、ジャムのリカバリ処理を行ってジョブ印刷が完了した後にジャムの発生した位置の記録紙を取り除くための残紙ジャム通知をコントローラへ送信することで、印刷が全て終わった後にユーザにジャム除去処理を促すことが可能となる。
(実施の形態2)
実施の形態1のレーザプリンタでは、コントローラ2は、エンジン3からジャム通知を受信した後に、ジャム解除通知を受信した場合、エンジン3における用紙の給紙動作を中断させて、印刷を停止させた後、用紙の給紙動作を再開させて、中断した箇所から再印刷する制御を行っていた。従って、実施の形態1にかかるレーザプリンタでは、再給紙が可能と判定された場合、ジャム通知、給紙口変更通知、およびジャム解除通知をコントローラへ送信すると、再給紙・再印刷を行い、それらが完了すると残紙ジャム通知をコントローラに送信するものであった。
これに対し、本実施の形態のレーザプリンタは、コントローラ2は、ジャム通知等を受信すると、エンジン3における用紙の給紙動作を中断させて、印刷を停止させる制御を行うが、ジャム解除通知を受信して再度印刷する場合には、また新たに全ての印刷データをエンジン3に送信して印刷を行なうものである。つまり、本実施の形態におけるレーザプリンタの場合、再給紙が可能と判定された場合でも、一旦ジャム通知をコントローラ2に送信してしまうと、印刷処理が停止した後に、最初から印刷を行なうことになる。従って、本実施の形態にかかるレーザプリンタでは、再給紙が可能と判定された場合に、ジャム通知、給紙口変更通知、およびジャム解除通知をコントローラへ送信せずに、再給紙・再
印刷が完了した場合に、残紙ジャム通知をコントローラに送信するものである。
ここで、上述したコントローラの機能以外、本実施の形態のレーザプリンタの全体構成、給紙ユニットの構成等は、実施の形態1と同様であるため説明を省略する(図1〜5参照)。図14は、実施の形態2にかかるレーザプリンタにおけるエンジンの機能的構成を示すブロック図である。
エンジン3は、特定部301と、接続判定部302と、再給紙判定部313と、再給紙設定部304と、給紙部305を主に備えており、フラッシュROM205と、第1給紙ユニット150aと、第2給紙ユニット150bと、第3給紙ユニット150cとが接続されている。ここで、特定部301と、接続判定部302と、再給紙設定部304と、給紙部305と、フラッシュROM205と、第1給紙ユニット150aと、第2給紙ユニット150bと、第3給紙ユニット150cは、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
再給紙判定部313は、用紙のジャムが発生し、ジャム給紙路とジャム給紙トレイとが特定された後に、他の給紙トレイから給紙された用紙へ再印刷が完了した場合、ジャム給紙路にジャムとして残っている用紙に対するジャム状態の解消を促す残紙ジャム通知をコントローラ2に送信する。そして、残紙ジャム通知を受信したコントローラ2は、オペレーションパネル5(図3参照)等にその旨を表示する等の対処を行う。なお、再給紙判定部313による再給紙が可能か否かの判定については、実施の形態1と同様である。
次に、メッセージ通知及び再給紙・再印刷処理について説明する。図15は、実施の形態2にかかるレーザプリンタにおけるメッセージ通知及び再給紙・再印刷処理の流れを示すフローチャートである。メッセージ通知及び再給紙・再印刷処理では、再給紙可否の判定後に該判定結果に応じて2通りの処理に分かれる。なお、本実施の形態にかかるレーザプリンタ1の全体制御の動作、割り込み制御の流れ、ジャム発生後のリカバリ処理の流れ、再給紙判定処理の流れについては、実施の形態1と同様であるため、説明を省略する(図8〜12参照)。
再給紙判定部313により再給紙が可能と判定された場合(ステップS1201:Yes)、エンジン3の給紙部305が用紙を再給紙されると、そのまま再印刷を開始する(ステップS1202)。なお、ここでは、再給紙判定部313からコントローラ2にジャム通知等を送信しないため、エンジン3における給紙・印刷の中断は行われない。
次に、再印刷により全ての印刷が完了したとき、再給紙判定部313は、ジャムとして給紙路内に残っている用紙の除去等、ジャム状態の解消を促す残紙ジャム通知をコントローラ2に送信する(ステップS1203)。この残紙ジャム通知により、再印刷完了後に給紙路内にある用紙がジャムで不要となった用紙であることをコントローラ2に伝達し、コントローラ2のリカバリによる二重印刷を防止する。また、残紙ジャムは、給紙カバーを開け、残紙を除去して、給紙カバーを閉めるまでの処理が完了した後に解除される。
一方、再給紙が不可と判定された場合におけるジャム通知から再給紙・再印刷までの処理(ステップS1204〜1207)は、実施の形態1と同様であるため省略する(ステップS1107〜1110参照)。
このように、上述した実施の形態によれば、実施の形態1における効果に加え、以下の効果を奏する。すなわち、本実施の形態のレーザプリンタ1では、再給紙が可能と判定された場合に、ジャム通知、給紙口変更通知、およびジャム解除通知をコントローラ2へ送信せず、再給紙・再印刷が完了した場合に、残紙ジャム通知をコントローラ2に送信して
いる。従って、コントローラ2は、ジャム通知を受信していないため印刷処理を停止することがなく、他の給紙トレイにより再給紙が可能と判定された場合に、ジャムが発生した時点の印刷状態の続きとして再印刷が可能となるため、無駄な印刷を行なわず、生産性を向上させるとともに生産コストを軽減することができる。
ここで、上述した実施の形態1、2の再給紙判定部は、用紙のジャムが発生すると、他の給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されているか否かの判定を行った後、特定されたジャム給紙路の位置を判定することで、その他の給紙トレイからの再給紙が可能か否かを判定するものであったが(図11のステップS903〜905参照)、これに限定されることはなく、上記2つの判定の順序を逆にしてもよい。すなわち、再給紙判定部は、用紙のジャムが発生すると、特定されたジャム給紙路の位置を判定した後、他の給紙トレイを有する給紙ユニットが接続されているか否かの判定を行うことで、その他の給紙トレイからの再給紙が可能か否かを判定する構成にしてもよい。
また、上述した実施形態1、2では、ジャム給紙トレイ以外の給紙トレイであって、ジャム給紙トレイに格納された用紙のサイズと同一サイズの用紙を格納する給紙トレイである他の給紙トレイからの再給紙が可能か否かを判定しているが、これに限定されることはない。例えば、再給紙判定部を、用紙のサイズを判定せずに、ジャム給紙トレイ以外の給紙トレイからの再給紙が可能か否かを判定する構成としてもよい。つまり、ジャム給紙トレイに格納された用紙のサイズと異なるサイズであっても、ジャム給紙トレイに格納された用紙のサイズより大きいサイズの用紙であれば印刷が可能であるため、この場合は再給紙が可能とする。
また、再給紙判定部を、ジャム給紙トレイ以外の給紙トレイであって、ジャム給紙トレイに格納された用紙のサイズと同一サイズ、およびジャム給紙トレイに格納された用紙の方向と同一方向の用紙を格納する給紙トレイである他の給紙トレイからの再給紙が可能か否かを判定する構成としてもよい。ここで、用紙の同一方向とは、比較する用紙同士の長辺および短辺が同じ向きに格納された状態をいう。
また、再給紙判定部を、用紙のサイズを判定せず、ジャム給紙トレイ以外の給紙トレイであって、ジャム給紙トレイに格納された用紙の方向と同一方向の用紙を格納する給紙トレイである他の給紙トレイからの再給紙が可能か否かを判定する構成としてもよい。つまり、ジャム給紙トレイに格納された用紙のサイズと異なるサイズであっても、ジャム給紙トレイに格納された用紙の方向と同一方向の用紙であって、ジャム給紙トレイに格納された用紙のサイズより大きいサイズの用紙であれば印刷が可能であるため、この場合は再給紙が可能とする。例えば、A4サイズの用紙に印刷する画像を、同一方向に格納されたB4サイズの用紙に印刷する場合である。
さらに、上述した実施形態1、2では、再給紙判定部は、ジャム給紙トレイ以外の給紙トレイであって、ジャム給紙トレイに格納された用紙のサイズと同一サイズの用紙を格納する給紙トレイである他の給紙トレイからの再給紙が可能か否かを判定している。このとき、ジャム給紙トレイに格納された用紙の方向と、他の給紙トレイに格納された用紙の方向とを検知し、再給紙判定部は、その用紙の方向が同一方向であれば、そのまま他の給紙トレイに格納された用紙を再給紙して印刷を行なうことができる。しかし、その用紙の方向が異なる方向であった場合には、他の給紙トレイに格納された用紙に画像が収まらなくなるため、印刷する画像を回転させて再給紙を行うように再給紙判定部を構成してもよい。その場合は、例えば、図16に示すように、エンジン3に画像回転部306をさらに設け、この画像回転部306により印刷する画像を90度回転させる構成とすればよい。なお、この画像回転部306による画像の回転処理は、例えば、特開2004−242212号公報に開示されている公知技術を用いればよい。
なお、上述した実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、上記実施の形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
実施の形態1にかかるレーザプリンタのユニット構成を示した概略図である。 実施の形態1にかかるレーザプリンタにおける用紙の給紙経路および各機構の配置関係を示す説明図である。 実施の形態1にかかるレーザプリンタの制御系の構成を示すブロック図である。 実施の形態1にかかるレーザプリンタの給紙ユニットの構成を示す概略図である。 実施の形態1にかかるレーザプリンタの給紙ユニットの構成の詳細を示す説明図である。 実施の形態1にかかるレーザプリンタにおけるエンジンの機能的構成を示すブロック図である。 ジャムの発生を検知したセンサと再給紙が可能な各給紙ユニットとの関係を示す図である。 実施の形態1にかかるレーザプリンタの全体制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1にかかるレーザプリンタの割り込み制御の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1における用紙のジャム発生後のリカバリ処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1にかかるレーザプリンタにおける再給紙判定処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1にかかるレーザプリンタにおける再給紙判定処理の他の流れを示すフローチャートである。 実施の形態1にかかるレーザプリンタにおけるメッセージ通知及び再給紙・再印刷処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2にかかるレーザプリンタにおけるエンジンの機能的構成を示すブロック図である。 実施の形態2にかかるレーザプリンタにおけるメッセージ通知及び再給紙・再印刷処理の流れを示すフローチャートである。 レーザプリンタにおけるエンジンの機能的構成の他の一例を示すブロック図である。
符号の説明
1 レーザプリンタ
2 コントローラ
3 エンジン
110 本体ユニット
120 両面ユニット
130 メイルボックスユニット
140 フィニッシャユニット
150(150a、150b、150c) 給紙ユニット
151 搬送ローラ
152(152a、152b、152c) センサ
153 給紙ローラ
154(154a、154b、154c) センサ
155a、155b、155c 給紙トレイ
158(158a、158b、158c) 共通給紙路
159(159a、159b、159c) 固有給紙路
301 特定部
302 接続判定部
303、313 再給紙判定部
304 再給紙設定部
305 給紙部
205 フラッシュROM

Claims (14)

  1. 記録紙を格納する給紙トレイを複数接続可能な画像形成装置であって、
    前記記録紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記給紙トレイから前記画像形成部へ給紙される記録紙の通路となる給紙路ごとに設けられ、前記給紙路中で給紙される前記記録紙のジャムの発生を検知するジャム検知手段と、
    前記記録紙のジャムの発生を検知した前記ジャム検知手段が設けられた前記給紙路をジャム給紙路として特定し、前記ジャム給紙路に給紙された前記記録紙が格納されていた前記給紙トレイをジャム給紙トレイとして特定する特定手段と、
    前記ジャム給紙トレイ以外の前記給紙トレイである他の給紙トレイが、前記画像形成装置に接続されているか否かを判定する接続判定手段と、
    前記接続判定手段による判定結果と、前記特定されたジャム給紙路とに基づいて、前記他の給紙トレイから前記画像形成部へ前記記録紙を給紙する再給紙が可能か否かを判定する再給紙判定手段と、
    前記再給紙が可能であると判定された場合、前記他の給紙トレイに格納された前記記録紙を前記画像形成部へ給紙する給紙手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記接続判定手段は、前記他の給紙トレイとして、前記ジャム給紙トレイに格納された前記記録紙のサイズと同一サイズの記録紙を格納する前記給紙トレイが、前記画像形成装置に接続されているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記接続判定手段は、前記他の給紙トレイとして、前記ジャム給紙トレイに格納された前記記録紙の方向と同一方向の記録紙を格納する前記給紙トレイが、前記画像形成装置に接続されているか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記給紙路は、前記給紙トレイごとに接続され、かつ前記給紙トレイから給紙される前記記録紙の通路となる固有給紙路と、前記複数の給紙トレイの給紙路として共通し、かつ前記固有給紙路から前記画像形成部へ給紙される前記記録紙の通路となる共通給紙路とを備え、
    前記ジャム検知手段は、前記固有給紙路ごとに設けられ、前記固有給紙路中で給紙される前記記録紙のジャムの発生を検知する第1検知手段と、前記共通給紙路ごとに設けられ、前記共通給紙路中を給紙される前記記録紙のジャムの発生を検知する第2検知手段とを備え、
    前記特定手段は、前記記録紙のジャムの発生を検知した前記第1検知手段が設けられた前記固有給紙路である前記ジャム給紙路に給紙された前記記録紙が格納されていた前記ジャム給紙トレイ、または前記記録紙のジャムの発生を検知した前記第2検知手段が設けられた前記共通給紙路である前記ジャム給紙路に給紙された前記記録紙が格納されていた前記ジャム給紙トレイを特定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記再給紙判定手段は、前記他の給紙トレイが接続されていると判定された場合、および、前記固有給紙路が前記ジャム給紙路として特定された場合、前記再給紙が可能であると判定することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記再給紙判定手段は、前記他の給紙トレイが接続されていると判定された場合、および、前記共通給紙路が前記ジャム給紙路として特定され、かつ前記他の給紙トレイから給紙される前記記録紙が、特定された前記共通給紙路より前記記録紙の給紙方向の下流側に位置する前記共通給紙路のみを通過する場合、前記再給紙が可能であると判定することを
    特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記給紙手段による給紙動作を制御するコントローラをさらに備え、
    前記再給紙判定手段は、前記再給紙が可能であると判定した場合、ジャムの発生により前記記録紙の給紙動作を中断する旨のジャム通知を、前記コントローラに送信した後、ジャムの解除動作前に前記他の給紙トレイから前記画像形成部へ前記記録紙を給紙する旨の給紙口変更通知を前記コントローラに送信し、さらに前記記録紙の給紙動作を再開する旨のジャム解除通知を前記コントローラに送信し、
    前記コントローラは、前記ジャム通知を受信した場合、前記記録紙の給紙動作を中断し、さらに前記ジャム解除通知を受信した場合、前記記録紙の給紙動作を再開するように前記給紙手段を制御することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記再給紙判定手段は、前記ジャム解除通知の送信後に前記他の給紙トレイから給紙された前記記録紙へ再印刷が完了した場合、前記ジャム給紙路にジャムとして残っている前記記録紙に対するジャム状態の解消を促す残紙ジャム通知を前記コントローラへ送信することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記給紙手段による給紙動作を制御するコントローラをさらに備え、
    前記再給紙判定手段は、前記ジャム給紙路と前記ジャム給紙トレイとが特定された後に、前記他の給紙トレイから給紙された前記記録紙へ再印刷が完了した場合、前記ジャム給紙路にジャムとして残っている前記記録紙に対するジャム状態の解消を促す残紙ジャム通知を前記コントローラへ送信することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  10. 前記給紙トレイごとのジャム発生回数と、前記給紙トレイの識別情報とを対応付けて記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記接続判定手段は、前記他の給紙トレイが複数接続されているか否かを判定し、
    前記再給紙判定手段は、前記他の給紙トレイが複数接続されていると判定された場合、前記記憶手段を参照して前記ジャム発生回数が最も少ない前記他の給紙トレイから前記再給紙が可能であると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  11. 前記記憶手段は、さらに、記録紙の給紙回数と、前記給紙トレイの前記識別情報とを対応付けて記憶し、
    前記再給紙判定手段は、前記他の給紙トレイが複数接続されていると判定された場合、前記記憶手段を参照して前記ジャム発生回数および前記給紙回数からジャム発生比率が最も少ない前記他の給紙トレイから前記再給紙が可能であると判定することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 利用者により前記再給紙を行う旨の設定指示を受付ける再給紙設定手段をさらに備え、
    前記給紙手段は、前記設定指示を受け付けた場合に、前記他の給紙トレイに格納された前記記録紙を前記画像形成部へ給紙することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 記録紙を格納する給紙トレイを複数接続可能な画像形成装置と、複数の給紙トレイとから構成された画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    前記記録紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記給紙トレイから前記画像形成部へ給紙される記録紙の通路となる給紙路ごとに設けられ、前記給紙路中で給紙される前記記録紙のジャムの発生を検知するジャム検知手段と、
    前記記録紙のジャムの発生を検知した前記ジャム検知手段が設けられた前記給紙路をジ
    ャム給紙路として特定し、前記ジャム給紙路に給紙された前記記録紙が格納されていた前記給紙トレイをジャム給紙トレイとして特定する特定手段と、
    前記ジャム給紙トレイ以外の前記給紙トレイである他の給紙トレイが、前記画像形成装置に接続されているか否かを判定する接続判定手段と、
    前記接続判定手段による判定結果と、前記特定されたジャム給紙路とに基づいて、前記他の給紙トレイから前記画像形成部へ前記記録紙を給紙する再給紙が可能か否かを判定する再給紙判定手段と、
    前記再給紙が可能であると判定された場合、前記他の給紙トレイに格納された前記記録紙を前記画像形成部へ給紙する給紙手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成システム。
  14. 記録紙を格納する給紙トレイを複数接続可能な画像形成装置において実行される画像形成方法であって、
    前記画像形成装置は、
    前記記録紙に画像を形成する画像形成部と、
    前記給紙トレイから前記画像形成部へ給紙される前記記録紙の通路となる給紙路と、
    前記給紙トレイから前記画像形成部へ給紙される記録紙の通路となる給紙路ごとに設けられ、前記給紙路中で給紙される前記記録紙のジャムの発生を検知するジャム検知手段と、
    を備え、
    前記記録紙のジャムの発生を検知した前記ジャム検知手段が設けられた前記給紙路をジャム給紙路として特定し、前記ジャム給紙路に給紙された前記記録紙が格納されていた前記給紙トレイをジャム給紙トレイとして特定する特定ステップと、
    前記ジャム給紙トレイ以外の前記給紙トレイである他の給紙トレイが接続されているか否かを判定する接続判定ステップと、
    前記接続判定ステップによる判定結果と、前記特定されたジャム給紙路とに基づいて、前記他の給紙トレイから前記画像形成部へ前記記録紙を給紙する再給紙が可能か否かを判定する再給紙判定ステップと、
    前記再給紙が可能であると判定された場合、前記他の給紙トレイに格納された前記記録紙を前記画像形成部へ給紙する給紙ステップと、
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
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