JPH05229196A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH05229196A
JPH05229196A JP4036065A JP3606592A JPH05229196A JP H05229196 A JPH05229196 A JP H05229196A JP 4036065 A JP4036065 A JP 4036065A JP 3606592 A JP3606592 A JP 3606592A JP H05229196 A JPH05229196 A JP H05229196A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
image
image data
sheet
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4036065A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigehiro Furukawa
茂広 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4036065A priority Critical patent/JPH05229196A/ja
Publication of JPH05229196A publication Critical patent/JPH05229196A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コピー途中で用紙切れになった場合にもコピ
ー作業を継続する。 【構成】 給紙手段61は複数種類の用紙が給紙可能と
なされている。選択手段63は、検知手段62からの情
報により用紙指定データで指定されたサイズ及び方向を
有する用紙が給紙手段61に存在する場合には、給紙手
段61には当該用紙の給紙を指示し、変換手段64には
画像変換処理を行わないことを指示する。これによって
画像データは変換手段64をそのまま通過し、画像形成
手段65において給紙手段61から給紙される用紙にコ
ピーされる。しかし、検知手段62からの情報により、
用紙指定データで指定されたサイズ及び方向を有する用
紙がなくなった場合には、給紙可能な他の用紙を選択し
て給紙手段61に通知すると共に、選択された用紙に当
該画像をコピーするために必要になる画像変換処理を決
定して変換手段64に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像データからハード
コピーを生成する画像処理装置に係り、特にハードコピ
ーを行っている途中で用紙切れが生じた場合にも継続し
てハードコピー出力を行うことができる画像処理装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタ等の画像処理装置にお
いてはハードコピー(以下、単にコピーと称す)の途中
で用紙切れが生じることがあり、その際には一旦コピー
出力が中止され、用紙の補給を行った後にコピー処理を
再開するのが通常であるが、これに対して、特開平2−
300020号公報には、用紙切れが生じた場合には当
該用紙と同じサイズで方向が異なる用紙が収納されてい
るカセットを90°回転させ、その後は当該カセットか
ら給紙するようにすることが示されており、これによれ
ばコピー作業中に用紙切れが生じてもコピー作業を継続
して行うことができる。
【0003】また、特開平1−314073号公報に
は、ファクシミリ通信機能を有する装置において、送信
側の装置がまず受信側で出力可能な用紙サイズを検出
し、送信する画像データのサイズ及び方向と受信側で出
力可能な用紙サイズが異なる場合には、送信側の装置
が、送信すべき画像データに対して回転等の画像処理を
施し、受信側の出力能力に対応した画像データに変換し
てから送信することが提案されている。これによれば、
送信される画像データに対して送信側において予め受信
側の出力能力に応じた画像処理が施されるので、受信側
においてセットする記録用紙のサイズに気を使う必要は
なくなるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−300020号公報に示されるものにおいてはカセ
ットを回転させるための機構を備えなければならず、装
置が大型化するばかりでなく、同一サイズの用紙を収納
するカセットがない場合には従来と同様に一旦コピー処
理を中止して用紙を補給する必要があるものである。ま
た、特開平1−314073号公報に示されるものにお
いては、受信側の装置が印字出力中に用紙切れが生じた
場合には、送信側装置は画像データを再送信する必要が
発生する等の不具合が生じ、動作の継続に支障をきたす
ため生産性の低下をもたらすことが予測される。
【0005】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、コピー作業中に用紙切れが生じてもコピー作業を
継続して行うことができる画像処理装置を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明の画像処理装置は、図1に示すよ
うに、給紙手段61、検知手段62、選択手段63、変
換手段64、画像形成手段65を備える。給紙手段61
は、複数種類の用紙が給紙可能となされたものであり、
例えば複数のトレイを備える装置で構成される。そし
て、この給紙手段61には、同一サイズで方向が異なる
用紙、あるいはサイズの異なる用紙等が収納される。
【0007】検知手段62は、給紙手段61に収納され
る各用紙に付いて用紙の有無を検知するものである。
【0008】選択手段63は、用紙指定データ及び検知
手段62から通知される用紙の有無の情報に基づいて給
紙手段61に収納されている用紙の中のどの用紙を画像
形成装置65に給紙するかを選択すると共に、この選択
に応じた画像データ変換を決定し、変換手段64に通知
するものである。ここで用紙指定データは、原稿の画像
を画像読み取り手段で読み取ってコピーを行う場合に
は、ユーザインターフェース等の入力手段から入力さ
れ、ファクシミリ等のように通信回線を介して得た画像
データをコピーする場合には当該通信回線から入力され
る。
【0009】変換手段64は、選択手段63からの指示
により、画像データに対して、回転処理、拡大処理、縮
小処理あるいは複数頁分の画像を1枚の用紙に合成する
合成処理、例えばA3サイズの用紙にA4サイズの画像
を2つ合成する処理等の画像変換処理を施す。なお、画
像データは、スキャナ等の画像読み取り装置から入力さ
れる場合もあり、またファクシミリ等のように通信回線
を介して入力される場合もあるものである。画像形成装
置65は、変換手段64を介して入力される画像データ
に基づいて給紙手段61から給紙される用紙にコピーを
行うものである。
【0010】次に動作について説明する。選択手段63
は、検知手段62からの情報により用紙指定データで指
定されたサイズ及び方向を有する用紙が給紙手段61に
存在する場合には、給紙手段61には当該用紙の給紙を
指示し、変換手段64には画像変換処理を行わないこと
を指示する。これによって画像データは変換手段64を
そのまま通過し、画像形成手段65において給紙手段6
1から給紙される用紙にコピーされる。例えば、いま用
紙指定データで指定された用紙がA4縦であり、検知手
段62からの情報によりこの用紙が給紙手段61に存在
することが検知されるた場合には、選択手段63は給紙
手段61にA4縦の用紙の給紙を指示し、変換手段64
には画像変換処理を行わないことを指示する。これによ
って画像データは変換手段64をスルーして画像形成手
段65に入力され、給紙手段61から給紙されるA4縦
の用紙にコピーされる。なお、A4縦とは、紙送りがA
4サイズの用紙の短い方のエッジを先端として行われる
こと(short edge feed )を意味し、A4横とは、紙送
りがA4サイズの用紙の長い方のエッジを先端として行
われること(long edge feed)を意味する。以下、同様
である。
【0011】しかし、検知手段62からの情報により、
用紙指定データで指定されたサイズ及び方向を有する用
紙がなくなった場合には、給紙可能な他の用紙を選択し
て給紙手段61に通知すると共に、選択された用紙に当
該画像をコピーするために必要になる画像変換処理を決
定して変換手段64に通知する。なおここで、選択手段
63は、用紙指定データで指定される用紙が検知手段6
2によって用紙切れと検知された場合に、用紙指定デー
タで指定される用紙と同サイズで向きが異なる用紙が給
紙手段61にある場合には、当該用紙を選択するもので
ある。
【0012】例えば、用紙指定データで指定された用紙
がA4縦であり、当該用紙がコピー中に紙切れになった
とする。このとき、選択手段63は、検知手段62から
の情報によりA4縦の用紙の紙切れを検知すると、給紙
手段61の中の給紙可能な他の用紙を選択するが、その
際、給紙手段61にA4横の用紙が収納されている場合
にはそれを選択して給紙手段61にA4横の用紙の給紙
を指示すると共に、変換手段64には90°回転の画像
変換手段を指示する。これによって入力される画像デー
タは変換手段64により90°回転され、画像形成手段
65において給紙手段61から給紙されるA4横の用紙
にコピーされる。
【0013】用紙指定データで指定される用紙と同サイ
ズで向きが異なる用紙が給紙手段61にない場合には、
選択手段63は異なるサイズの用紙を選択することにな
るが、その際には用紙指定データで指定された用紙と選
択した用紙との関係に基づいて拡大、縮小あるいは合成
の画像変換処理を決定し、変換手段64に指示する。例
えば、用紙指定データでA4縦が指定されていた場合
に、B4縦用紙を選択した場合には拡大処理を決定し、
またB5縦用紙を選択した場合には縮小処理を決定し、
A3縦用紙を選択した場合には2頁分の画像を合成する
処理を決定する。以上の処理が行われることによって、
指定された用紙が紙切れになった場合にもコピー作業を
継続することができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図2は本発明に係る画像処理装置の一実施例の構成を示
す図であり、図中、1はIIT(Image Input Termina
l)、2はファクシミリ(FAX)、3はパーソナルコ
ンピュータ(PC)、4はビットマップ化回路、5はI
/Oプロセッサ、6はI/Oインターフェース、7はI
ITインターフェース、8はマルチプレクサ(MU
X)、9は回転器、10は圧縮器、11はページメモ
リ、12はハードディスク(HD)、13は伸張器、1
4はIOT(Image Output Terminal )インターフェー
ス、15はIOT、16はユーザインターフェース(U
I)、17は制御装置、21は画像処理回路を示す。な
お、図2において太い実線は画像データのパスを示し、
細い実線は制御データのパスを示す。
【0015】まず、図2の各部の概略について説明す
る。IIT1は、例えば、カラーセンサにより原稿を読
み取り、所定のビット数の画像データを出力するもので
あり、以下の説明では画像データは1画素4ビット構成
とする。この4ビットは図3Aに示すように全てのビッ
トが階調情報Gに割り当てられていてもよいし、同図B
に示すように、2ビットの階調情報G0 ,G1 と、当該
画素の色情報を示すカラーフラグCF0 ,CF1 で構成
されていてもよい。勿論、階調情報が3ビット、カラー
フラグが1ビットでもよい。更に、同図Cに示すよう
に、3ビットの階調情報G0 ,G1 ,G2 と、当該画素
の特性、例えば当該画像が写真画像であること等を表す
特性ビットSBで構成されていてもよく、これらの組合
せで構成されていてもよいものである。
【0016】FAX2は、電話回線を介して受信したコ
ードデータ、例えばCCITT仕様のコードデータをイ
メージデータに変換して出力するものである。PC3
は、入力装置としてのキーボード、ポインティングデバ
イス、出力装置としてのカラーCRT等を備えるもので
あり、文書、図形あるいは表等が作成される。ビットマ
ップ化回路4は、PC3から受け取ったコードデータを
2値のビットマップに展開処理する回路である。
【0017】I/Oプロセッサ5は、ネットワーク機能
を有し、FAX2で復号化された2値データ、PC3で
作成されたコードデータを受信してI/Oインターフェ
ース6へ転送し、或いはコードデータをビットマップ化
回路4でビットマップに展開してその2値データをI/
Oインターフェース6へ転送する。また、I/Oインタ
ーフェース6からコードデータを受け取ってビットマッ
プ化回路4でビットマップ化してその2値データをI/
Oインターフェース6へ返送する。更に、IIT1で原
稿を読み取って得た画像データをI/Oインターフェー
ス6から受け取りFAX2へ送出する。また、I/Oプ
ロセッサ5は、FAX2やPC3等の外部装置から受け
取ったデータを直ちにI/Oインターフェース6へ転送
できないときにそのデータを一時的に格納するためにペ
ージバッファを有している。また更にI/Oプロセッサ
5は、2値の画像データ、即ち1画素1ビットの画像デ
ータを1画素4ビットの画像データに変換する機能を備
えている。例えば、FAX2で復号化された2値データ
が黒である画素については図3Aの全てのビットを1と
し、白である画素については全てのビットを0とする。
【0018】MUX8は、IITインターフェース7、
I/Oインターフェース6、伸張器13の出力と回転器
9との間のデータ転送の切り換えを行うものである。圧
縮器10は、圧縮モードとスルーモードを有し、圧縮モ
ードでは、例えば適応予測符号化方式により画像データ
を圧縮処理するものである。適応予測符号化方式は、圧
縮器10には複数の種類の予測器を有し、この予測器で
画像データを画素毎に予測し、予測が的中したら画素信
号を「0」として当該予測器を継続して使用し、予測が
外れたら画素信号を「1」として所定の順序で使用する
予測器を変更し、そして、このデータを複数の種類の逆
予測器を有する伸張器13で画像データに復元する方式
である。従って、IIT1からの画像データに対して
は、1画素4ビットの画像データに対して上記の適応予
測符号化処理を行う。スルーモードは入力画像データに
対して圧縮処理を行わずにそのまま出力するモードであ
り、画像の回転、合成等の編集処理を行う場合にはスル
ーモードとなされる。
【0019】ページメモリ11及びHD12は、画像デ
ータを蓄積するものである。入力された画像データはま
ず、ページメモリ11に書き込まれ、そこからHD12
に書き込まれる。即ち、一般に、HD12のアクセス時
間は1Mbyte/sec程度であることから、入力画像データ
の転送速度との間にギャップが生じるのが普通であり、
この速度ギャップを解消するためにページメモリ11が
設けられている。ここで、ページメモリ11としては、
4枚のプレーンメモリを備え、4ビットの画像データを
各ビット毎にプレーンメモリに書き込む、いわゆるビッ
トプレーン方式を採用してもよく、また、図4に示すよ
うに、1枚のメモリを備え、最初の連続する4番地には
図中「0」で示す第0番目の画素の4ビットB0 ,B
1 ,B2 ,B3 を、次の連続する4番地には図中「1」
で示す第1番目の画素の4ビットB0 ,B1 ,B2 ,B
3 を書き込むというように、各画素の4個のビットB
0 ,B1 ,B2 ,B3 を順次アドレス順にシリアルに書
き込むシリアルパック記憶方式を採用してもよい。
【0020】伸張器13は、伸張モードとスルーモード
とを有し、伸張モードでデータを伸張し圧縮処理される
前のデータに復元するものである。スルーモードは、圧
縮器10による圧縮処理を行わずに画像データを出力す
る時に用いられる。この伸張器13から出力された画像
データはIOTインターフェース14を介してIOT1
5でコピー出力されたり、あるいは再びMUX9に戻さ
れる。IOT15は、複数のトレイ、感光体、現像機、
定着器を備え、感光体への静電潜像の形成、該静電潜像
に対するトナー現像、トナー現像した画像の用紙への転
写及び定着を行うものであり、現像機としては、黒色現
像機を搭載し、更に必要に応じて任意のカラー現像機を
取付可能となされている。なお、ここではコピーできる
最大サイズはA3縦であるとする。
【0021】UI16は、CRTディスプレイ、コント
ロールパネル等で構成されており、コピー枚数の設定、
どの装置からの画像をコピー出力するかの選択、あるい
は種々の機能や編集の設定等のコピージョブの作成、及
びその内容の表示を行うものである。制御装置17は、
マイクロコンピュータ及びRAM,ROM等を含む周辺
回路で構成され、UI16で設定されたコピージョブに
基づいて、編集処理等の各種の画像処理を行うと共に、
当該画像処理装置の全体の動作を統括して制御するもの
である。画像処理回路21は、制御装置17からの指示
により、拡大、縮小、合成等の回転以外の画像処理を行
うものである。なお、これらの画像処理は周知の構成で
行うことができるので、その詳細については省略する。
【0022】次に回転器9について詳細に説明する。回
転器9は、画像をCW90°、CCW90°または18
0°に回転できるものであればどのようなものでもよい
が、当該回転器9はマルチビットの画像データを回転さ
せる必要があるので、図5に示す構成とするのが望まし
い。なお、図5において、31はブロック内回転部、3
2はブロック回転部、33はライトアドレスコントロー
ラ(以下、WACと称す)、34、35はバッファメモ
リ、36、37はMUX、38はリードアドレスコント
ローラ(以下、RACと称す)、39はブロックリード
アドレスコントローラ(以下、BRACと称す)、40
はブロックライトアドレスコントローラ(以下、BWA
Cと称す)、41、42、43はMUX、11はページ
メモリを示す。
【0023】ブロック内回転部31は、バッファメモリ
34、35及び入力する画像データをバッファメモリ3
4、35に書き込む際のアドレスを指定するWAC33
を備えており、ブロック回転部32は、バッファメモリ
34、35からの画像データの読み出し順序を規定する
RAC38、ページメモリ11に対するブロック毎の画
像データの書き込みアドレスを発生するBWAC40、
ページメモリ11からの画像データの読み出し順序を規
定するBRAC39を備えている。
【0024】この回転器においては画像を回転するにつ
いてブロック化して処理するが、画像ブロックの1辺の
画素数Bは、1画素のビット数をNM 、データバス長を
Dとするとき、 B=ND/NM となされ、1ブロックの画素数は、 (ND/NM)×(ND/NM)画素 となされる。具体的には、IIT1から出力される画像
データは1画素4ビットであるから、データバス長を1
6ビットとすると、ブロックサイズは4画素×4画素の
16ビットとなる。従って、IIT1で読み取って得ら
れる原稿画像の1ラインの最大画素数をNとするとバッ
ファメモリ34,35はそれぞれ16Nビットの容量が
必要となる。また、FAX2、PC3から出力される画
像データは1画素1ビットであるから、この場合には画
像ブロックのサイズは、16画素×16画素となる。こ
のようなブロックサイズの変更は制御装置17が行う。
即ち、制御装置17は各装置から出力される画像データ
のビット数を認識しているから、どの装置からの画像デ
ータを回転させるかに応じてブロックサイズを切り換え
ることができるのである。
【0025】バッファメモリ34,35は、図6Aに示
すように、4枚の1ビットDRAMを用いるビットプレ
ーン方式で構成してもよいし、同図Bに示すように、1
枚の4ビットDRAMで構成してもよいものである。な
お、図5に示すように二つのバッファメモリ34、35
を備えるのは、一方のバッファメモリにおいて読み出し
を行っているときには他方のバッファメモリに画像デー
タを書き込むようにするためである。
【0026】次に図5に示す回転器の動作について説明
するが、まず、IIT1で読み取られた画像データを回
転させてページメモリ11に蓄積する場合の動作につい
て説明する。なお、ここでは理解を容易にするために、
圧縮器10は制御装置17によりスルーモードに設定さ
れているものとする。回転モードとしてはスルーモード
(回転無し)、CW90°回転モード、CCW90°回
転モード、180°回転モードの4種類がある。
【0027】このときには、制御装置17より通知され
る SEL 信号により、MUX42はIIT1からの画像
データをMUX36に供給するように接続され、MUX
43はMUX37から出力される画像データをページメ
モリ11のデータバスに載せるように接続され、MUX
41はBWAC40から発生されるアドレスをページメ
モリ11に供給するように接続される。また、RAC3
8は SEL信号により、バッファメモリ34、35からの
画像データの読み出しをブロック毎に行うようにセット
される。
【0028】そして、いま、SEL 信号で指示される回転
モードがスルーモードである場合には、WAC33は、
入力される画像データをそのままの順序で、バッファメ
モリ34、35の中の書き込み可能状態にある一方のバ
ッファメモリに書き込むアドレスを発生する。これによ
って図6A,Bに示すバッファメモリの0番地には第0
ラインの第0番目の画素の画像データが書き込まれ、1
番地には同ラインの第1番目の画素の画像データが書き
込まれる。以下同様である。即ち、いま、バッファメモ
リのメモリ空間において一つの画像ブロックのアドレス
をXY座標と共に図7に示すように定めるとすると、ス
ルーモードにおいては、WAC33は、下記の(1) 式に
より画像データの書き込みアドレス ADD0 を発生する。 ADD0=X+Y・N …(1) つまり、座標が(0,0) の画素、例えば0ラインの第0番
目の画素については、ADD0=0 であるから0番地に書き
込まれることになり、座標が(2,3) の画素、例えば3ラ
インの第2番目の画素については、ADD0=2+3N である
から、(3N+2) 番地に書き込まれることになる。このよ
うにスルーモードのときには、WAC33は、IIT1
からの画像データを順次バッファメモリの連続した番地
に書き込むアドレスを発生する。このようにして一方の
バッファメモリに対して4ライン分の画像データの書き
込みが終了すると、RAC38により当該バッファメモ
リからの読み出しが開始されると共に、他方のバッファ
メモリへの書き込みが開始される。
【0029】RAC38は、バッファメモリ34、35
から画像ブロック毎にデータを読み出すように読み出し
アドレスをコントロールする。即ち、いま、バッファメ
モリが図6Aに示すようであるとすると、RAC38
は、ブロック#0の画像データから順に、ブロック#1
の画像データ、ブロック#2の画像データというように
読み出す。バッファメモリ34、35から読み出された
画像データはMUX37、43を介してデータバスに乗
り、ページメモリ11に書き込まれるが、このとき、B
WAC40は、下記の(2) 式によりスルーモードでペー
ジメモリ11に書き込むためのブロックの先頭アドレス
ADDB0を発生する。 ADDB0=NBX+N・NBY …(2) ここで、ブロックの先頭アドレス ADDB0は図7に示す画
像ブロックの座標(0,0)に相当する画素が書き込まれる
ページメモリ11上のアドレスを示し、NBX ,NBYは、
それぞれ、図8に示すように、当該回転モードにおいて
画像を回転したとき、各画像ブロックが画像全体中で再
配置されるべきX方向の位置、Y方向の位置を示す。但
し、NBX=0〜(N/B-1)、NBY=0〜(M/B-1)である。な
お、図8においてBLはページメモリ11におけるブロ
ックの位置を示す。
【0030】このようにしてブロックの先頭アドレスを
求めるとBWAC40は、ブロックサイズBだけワード
の書き込みを行うようにアドレスをコントロールする。
以上の動作により、スルーモードの場合は各ブロックは
そのままの位置に配置される。例えば、IIT1で読み
取られた第0番目のブロックは座標が(0,0) であるか
ら、(2) 式よりその先頭アドレスは ADDB0=0 となり、
図8のBL(0) に配置され、同様に第1番目のブロック
は座標が(1,0) であるから、(2) 式よりその先頭アドレ
スは ADDB0=1 となり、図8のBL(1) に配置される。
【0031】次に、SEL 信号で指示される回転モードが
CW90°回転である場合には、WAC33は、入力さ
れる画像データの書き込みアドレス ADDCWを下記の(3)
式により発生する。 ADDCW=(X%B)・N+(B−1−Y) …(3) ここで、(X%B)はXをBで整除したときの剰余を示
す。この実施例ではB=4 であるから、(3) 式は ADDCW=(X%4)・N+(3−Y) …(4) となる。これによれば、図6A,Bのブロック#0の画
像は図9に示すように回転される。他のブロックについ
ても同様である。
【0032】このように入力される画像ブロックは、W
AC33のアドレスコントロールにより、ブロック内で
の画像回転が完了した状態でバッファメモリ34,35
に書き込まれる。このようにしてブロック内で回転され
た状態でバッファメモリに書き込まれた画像データはR
AC38によりブロック毎に読み出され、ページメモリ
11に書き込まれることになるが、このとき、BWAC
40は、下記の(5) 式により、画像をCW90°回転さ
せた状態でページメモリ11に書き込むためのブロック
の先頭アドレス ADDBCW を発生する。 ADDBCW=M・NBX+(M/B−1−NBY) …(5) このようにしてブロックの先頭アドレスを求めるとBW
AC40は、次にブロックサイズBだけワードの書き込
みを行うようにアドレスをコントロールする。以上の動
作により、CW90°回転モードの場合には、各ブロッ
クは図10に示すようにページメモリ11上に再配置さ
れ、ページ全体の回転が完了する。
【0033】次に、SEL 信号で指示される回転モードが
CCW90°回転である場合には、WAC33は、入力
される画像データの書き込みアドレス ADDCCW を下記の
(6)式により発生する。 ADDCCW=(B−1−X%B)・N+Y …(6) この実施例ではB=4 であるから、(6) 式は ADDCCW=(3−X%4)・N+Y …(7) となる。これによれば、図6A,Bのブロック#0の画
像は図11に示すように回転される。他のブロックにつ
いても同様である。
【0034】このように入力される画像ブロックは、W
AC33のアドレスコントロールにより、ブロック内で
の画像回転が完了した状態でバッファメモリに書き込ま
れる。このようにしてブロック内で回転された状態でバ
ッファメモリに書き込まれた画像データはRAC38に
よりブロック毎に読み出され、ページメモリ11に書き
込まれることになるが、このとき、BWAC40は、下
記の(8) 式により、画像をCCW90°回転させた状態
でページメモリ11に書き込むためのブロックの先頭ア
ドレス ADDBCCW を発生する。 ADDBCCW=(N/B−1−NBX)・M+NBY …(8) このようにしてブロックの先頭アドレスを求めるとBW
AC40は、次にブロックサイズBだけワードの書き込
みを行うようにアドレスをコントロールする。以上の動
作により、CCW90°回転モードの場合には、各ブロ
ックは図12に示すようにページメモリ22上に再配置
され、ページ全体の回転が完了する。
【0035】次に、SEL 信号で指示される回転モードが
180°回転である場合には、WAC33は、CW90
°回転モードのアドレス計算またはCCW90°回転モ
ードのアドレス計算を2回連続して行って書き込みアド
レスを発生する。また、予めこれらのアドレス計算の式
を求めておき、その式により書き込みアドレスを発生す
るようにしてもよいことは当然である。BWAC40に
おける書き込みアドレスの発生も同様であり、これによ
り画像を180°回転した状態でページメモリ11に蓄
積できることは当業者に明らかであろう。
【0036】制御装置17は、ページメモリ11から画
像データを読み出してIOT15へ出力する際には、所
定の SEL信号をWAC33、BRAC39、RAC3
8、MUX41,42,43に通知する。これにより、
MUX42はページメモリ11からの画像データをMU
X36に出力するように、MUX43はMUX37から
の画像データをIOT15に出力するように、MUX4
1はBRAC39から発生されるリードアドレスをペー
ジメモリ11に供給するようにセットされ、またRAC
38は、バッファメモリ34、35からの画像データの
読み出しを1ライン毎に行うようにセットされる。な
お、このとき、ページメモリ11から読み出された画像
データは伸張器13を通り、MUX8にフィードバック
されてMUX42に入力されることになるが、ページメ
モリ11に蓄積されている画像データが圧縮処理がなさ
れていない場合には伸張器13はスルーモードとなさ
れ、圧縮処理がなされている場合には伸張器13は伸張
モードとなされ、元の画像データに復元されてフィード
バックされる。このとき圧縮器10がスルーモードとな
されることは当然である。
【0037】さて、IOT15へ画像データを出力する
については、所望の回転画像が得られるように画像デー
タの読み出しが行われなければならない。従って、バッ
ファメモリ34または35には所望の回転画像が形成さ
れた状態で画像データが書き込まれていなければなら
ず、そのためには、ページメモリ11からは所望の回転
画像が得られる順序で画像ブロックが読み出されなけれ
ばならない。
【0038】以上のことから、図5に示す構成において
は、BRAC39は、バッファメモリ34,35からI
OT15へ読み出される画像データが SEL信号で指示さ
れた所望の回転画像となるような順序で、ページメモリ
11からブロック毎に画像データを読み出すアドレスを
発生する。例えば、いまページメモリ11には図8に示
す状態で画像データが蓄積されているとし、SEL 信号に
よりCCW90°回転が指示されたとすると、BRAC
39は、図12から明らかなように、まず、BL(N/B-
1) の位置にあるブロックを読み出し、次にBL(2N/B-
1)の位置にあるブロックを読み出す。以下同様であり、
スルーモード、CW90°回転モード、180°回転モ
ードについても同様である。このようにしてBRAC3
9が発生する読み出しアドレスによりページメモリ11
から順次読み出された画像ブロックは、WAC33によ
り所定のブロック内画像回転が行われてバッファメモリ
34,35に書き込まれる。このときのブロック内回転
のための書き込みアドレスの発生の仕方は上述したと同
様に行われる。
【0039】このようにしてバッファメモリ34,35
には4ライン分の画像データが回転が完了した状態で書
き込まれることは明らかである。そして、バッファメモ
リ34,35に書き込まれている画像データは、RAC
38により、1ラインずつ順次読み出され、MUX3
7、43を介してIOT15へ出力され、ハードコピー
が行われる。
【0040】以上、IIT1からの画像データをページ
メモリ11に書き込む際の回転動作について説明した
が、次に、IIT1で読み取った画像データあるいはF
AX2で受信した画像データ等をIOT15からコピー
出力する場合の動作について説明する。まず、IIT1
のプラテン上に原稿を1枚ずつセットし、その画像をコ
ピーする場合について説明する。この場合には、UI1
6からコピー部数と、用紙サイズまたは倍率が入力さ
れ、そのデータは制御装置17に通知される。またII
T1は原稿がセットされるとその原稿サイズを検知し、
そのデータをIITインターフェース7を介して制御装
置17に通知する。また、制御装置17はIOTインタ
ーフェース14からIOT15のトレイに収納されてい
る用紙サイズに関する情報を取り込む。なお、以下の説
明では用紙サイズは用紙の大きさだけでなく、方向を含
めたものとする。従って、A4縦とA4横は異なる用紙
サイズとして認識される。
【0041】制御装置17は、UI16からコピー開始
が指示されると、まず、UI16で設定された用紙サイ
ズがIOT15に収納されているか否かを検知する。こ
れはUI16で直接用紙サイズが設定された場合には入
力された用紙サイズと、IOTインターフェース14か
ら取り込んだトレイに関するデータを比較することによ
って行えるし、UI16から倍率が入力された場合に
は、IITインターフェース7から通知される原稿サイ
ズと倍率とから用紙サイズを求め、当該用紙サイズとI
OTインターフェース14から取り込んだトレイに関す
るデータを比較することによって行うことができる。
【0042】そして、制御装置17は、UI16から入
力された用紙サイズあるいは倍率と原稿サイズから求め
た用紙サイズがIOT15に収納されていることを検知
した場合には、当該用紙サイズの給紙をIOTインター
フェース14を介してIOT15に指示すると共に、回
転器9及び画像処理回路21にはスルーを指示する。こ
れによって、原稿の画像はIIT1で読み取られ、その
画像データはIITインターフェース7、MUX8を通
過し、回転器9をスルーして圧縮器10で圧縮されてペ
ージメモリ11に一旦格納され、そこから読み出されて
伸張器13で伸長されてIOTインターフェース14を
介してIOT15に入力され、コピーが行われる。な
お、コピー部数が複数部の場合には画像データはページ
メモリ11からHD12に書き込まれる。
【0043】しかし、制御装置17は、UI16から入
力された用紙サイズあるいは倍率と原稿サイズから求め
た用紙サイズがIOT15に収納されていないことを検
知した場合には、他の用紙サイズを選択する。その処理
は次のように行われる。制御装置17は、図13に示す
用紙選択テーブルを備えている。用紙選択テーブルには
Aモード、Bモードの二つのモードが用意されており、
どちらのモードを使用するかはUI16から設定され
る。Aモードは用紙サイズを優先させるモードであり、
選択した用紙サイズに応じて拡大、縮小を行う。Bモー
ドは原稿サイズを優先させるモードであり、拡大、縮小
は行わず、画像データは原稿の画像と同じサイズでコピ
ーされる。また、図13において指定トレイは、UI1
6から入力された用紙サイズあるいは倍率と原稿サイズ
から求めた用紙サイズを示す。従って、いまAモードが
設定されており、指定トレイがA4縦であった場合にI
OT15にA4縦の用紙がない場合には、制御装置17
は、IOT15にA4横の用紙がある場合にはそれを選
択すると共に、回転器9に90°回転の処理を指示す
る。従って、この場合には画像データは伸張器13で伸
長された後にMUX8を介して回転器9に入力され、上
述した90°回転の処理が行われ、圧縮器10及び伸張
器13をスルーしてIOTインターフェース14を介し
てIOT15に入力され、A4横の用紙に印字される。
なお、ここでは90°回転は全てCW90°とする。
【0044】しかし、IOT15にA4横の用紙もない
場合には、A3縦の用紙を選択すると共に、回転器9に
は90°回転の処理を、画像処理回路21には画像合成
の処理をそれぞれ指示する。これによって、例えば図1
4に示すように、まず第1の原稿45の画像が上述した
ようにして90°回転されて一旦ページメモリ11に格
納され、次の第2の原稿46の画像も90°回転されて
ページメモリ11において画像処理装置21の制御のも
とに画像合成が行われた後、伸張器13をスルーし、I
OTインターフェース14を介してIOT15に入力さ
れる。この結果、図14の47で示すようなコピー出力
が得られる。なお、図13において、Bモードの停止の
欄はコピー出力を行わないことを示す。即ち、上述した
ようにBモードは原稿の画像をそのままのサイズでコピ
ー出力するものであり、B4縦の画像をそのままコピー
するにはA3縦の用紙以外にはなく、同様にA3縦の画
像をそのままコピーできる用紙は外にはないから、この
ような場合にはコピーを停止するのである。
【0045】従って同様に、図13の用紙選択テーブル
によれば、Aモードが指定され、指定トレイがB4縦で
あるときにB4縦の用紙がIOT15に収納されていな
い場合には、まず第1にはA4縦の用紙が選択され、こ
の用紙がある場合には画像データは、ページメモリ11
から読み出され、伸張器13で伸長された後にMUX8
を通り、回転器9、圧縮器10をスルーして画像処理回
路21で縮小され、伸張器13をスルーし、IOTイン
ターフェース14を介してIOT15に入力され、A4
縦の用紙にコピーされる。なお、縮小の倍率は、制御装
置17が指定トレイのサイズと選択した用紙サイズから
求め、それを画像処理回路21に通知する。
【0046】しかし、IOT15にA4縦の用紙もない
場合には、制御装置17はA3縦の用紙を選択し、当該
用紙がIOT15に収納されている場合には、IOTイ
ンターフェース14を介してIOT15にA4縦を給紙
することを指示すると共に、B4縦の画像をA3縦にす
るための拡大倍率を求めて画像処理回路21に拡大処理
を指示する。これによってB4縦の原稿画像はA3縦の
用紙一杯に拡大コピーされて出力される。
【0047】このようにしてUI16から指定された用
紙サイズあるいは倍率と原稿サイズから求めた用紙サイ
ズの用紙が紙切れになった場合にも、従来のようにコピ
ーを中断することなく、継続してコピーすることができ
る。そして、コピーしていた用紙が用紙切れになって用
紙が変更された後に、その用紙が補給された場合には、
制御装置17は、IITインターフェース7から原稿サ
イズが通知される度毎にIOTインターフェース14か
ら取り込むトレイに関する情報から用紙があることを検
知できるので、その場合には元の用紙サイズ、即ちUI
16から指定された用紙サイズあるいは倍率と原稿サイ
ズから求めた用紙サイズを選択する。
【0048】以上がIIT1のプラテン上に原稿をセッ
トしてコピーを行う場合の動作であるが、次にIIT1
に自動原稿送り装置(ADF:Automatic Document Fee
der)が搭載されている場合の動作について説明する。
ADFは原稿を引き込む度毎にその原稿サイズを制御装
置17に通知する。また制御装置17は、1枚コピーす
る毎にIOTインターフェース14からIOT15のト
レイに関する情報を取り込む。従って制御装置17は、
原稿がADFに引き込まれた時点でIOTインターフェ
ース14からトレイに関する情報を取り込み、それを参
照することによって、UI16からコピー用紙サイズが
入力された場合にはその用紙サイズがIOT15に収納
されているか否か、またUI16から倍率が入力された
場合には当該倍率と原稿サイズから求められるサイズの
用紙がIOT15に収納されているか否かを検知するこ
とができる。
【0049】その後の動作は上述したプラテン上に原稿
をセットしてコピーする場合と同様であり、いま、UI
16から入力された用紙サイズあるいは倍率と原稿サイ
ズから求めた用紙サイズがB4縦であり、IOTインタ
ーフェース14から取り込んでトレイに関する情報から
IOT15にB4縦の用紙が収納されていることを検知
した場合には、制御装置17は、B4縦の用紙の給紙を
IOT15に指示すると共に、回転器9及び画像処理回
路21にはスルーを指示する。これによって読み取られ
た原稿の画像はB4縦の用紙にコピーされる。
【0050】しかし、IOTインターフェース14から
取り込んだトレイに関する情報からB4縦の用紙がな
い、あるいはコピー途中で用紙切れになったことを検知
した場合には、制御装置17は次の用紙サイズを選択す
るが、いま用紙選択テーブルのBモードが選択されてい
るものとすると、制御装置17はA3縦の用紙を選択
し、IOTインターフェース14から取り込んだトレイ
に関する情報からこのサイズの用紙があることを検知し
た場合には、IOT15にはA3縦の用紙を給紙するこ
とを指示すると共に、回転器9及び画像処理回路21に
はスルーを指示する。これによって読み取られた原稿の
画像はA3縦の用紙にそのままの大きさでコピーされ
る。しかし、IOTインターフェース14から取り込ん
だトレイに関する情報からA3縦の用紙がない、あるい
はコピー途中で用紙切れになったことを検知した場合に
は、制御装置17は各部に対してコピー動作の停止を指
示すると共に、UI16に用紙の補給を促すメッセージ
を表示する。
【0051】以上がADFにより原稿を読み取ってコピ
ーする場合の動作であり、次にHD12から画像データ
を読み出してコピーする場合の動作について説明する。
複数の原稿を複数部コピーする場合には、一旦全ての原
稿の画像データを圧縮器10で圧縮してHD12に蓄積
した後に1頁分ずつ繰り返しページメモリ11に読み出
し、伸張器13で伸長してコピーすることが行われる。
この処理は制御装置17の制御のもとに行われるから、
制御装置17は、現在何頁目の何部目をコピーしようと
しているか認識している。また制御装置17は画像デー
タのデータ量から当該頁の原稿サイズを知ることができ
るので、UI16から用紙サイズが指定された場合には
その情報から、またUI16から倍率が指定された場合
には原稿サイズと倍率から用紙サイズを求めることがで
きる。従ってコピーを行う度毎にIOTインターフェー
ス14からトレイに関する情報を取り込み、それを参照
して当該サイズの用紙があることを検知した場合には当
該サイズの用紙にコピーすることを指示するが、当該サ
イズの用紙がない、あるいはコピー途中で用紙切れにな
ったことを検知した場合には、制御装置17は次の用紙
サイズを選択する。その動作は上述したと同様である。
【0052】次に、FAX2で受信した画像データある
いはPC3で作成した画像データをコピーする場合につ
いてであるが、これらの場合には全ての原稿の画像デー
タを圧縮器10で圧縮して一旦HD12に蓄積した後に
1頁分ずつ繰り返しページメモリ11に読み出し、伸張
器13で伸長してコピーすることが行われるので、コピ
ー動作は上述したHD12から読み出してコピーする場
合と同様である。ただし、これらの場合には用紙サイズ
はFAX2,PC3から指示されるので、制御装置17
はI/Oインターフェース6からそのデータを取り込む
ことによって用紙サイズを知ることができる。
【0053】以下、FAX2で受信した画像データをコ
ピーする場合の動作について図15、図16のフローチ
ャートを参照して説明する。通信回線に接続されたファ
クシミリ(図2には図示せず)からFAX2に受信要求
があると(ステップS1)、FAX2はI/Oプロセッ
サ5及びI/Oインターフェース6を介して制御装置1
7に受信要求があった旨を通知する。これを受けて制御
装置17は、少なくとも圧縮器10、ページメモリ1
1、HD12が使用可能な状態にあるか否かを検知し
(ステップS2)、圧縮器10、ページメモリ11また
はHD12が使用可能な状態にない場合には、I/Oイ
ンターフェース6及びI/Oプロセッサ5を介してFA
X2に対して受信要求を発している送信装置にビジー
(busy)信号の送信を指示する(ステップS3)が、圧
縮器10、ページメモリ11、HD12の全てが使用可
能な場合には、受信可能であることをI/Oインターフ
ェース6及びI/Oプロセッサ5を介してFAX2に通
知する。これをうけるとFAX2は受信の処理を行う
が、このとき制御装置17はI/Oインターフェース6
を介して、送信装置から送信されてくる要求出力原稿サ
イズのデータを取り込む(ステップS4)と共に、受信
した画像データをHD12に蓄積する(ステップS
5)。なお、このときFAX2で復号された2値データ
は1画素4ビットの画像データに変換され、圧縮器10
によりデータ圧縮され、一旦ページメモリ11に書き込
まれた後にHD12に蓄積されるものであることはいう
までもない。
【0054】受信した画像の蓄積が終了すると、制御装
置17は、IOTインターフェース14を介してIOT
15のトレイの情報を取り込み、ステップS4で取り込
んだ要求出力原稿サイズと同じ用紙のトレイが装着され
ているか否かを検知し(ステップS6)、装着されてい
る場合にはそのトレイに用紙が収納されているか否かを
検知する(ステップS7)。そして用紙がある場合には
HD12から画像データをページメモリ11から読み出
し、コピー出力を行う(ステップS8)。これで1頁目
のコピーが終了するが、次にコピーすべき画像データが
あるか否かを検知し(ステップS9)、なければコピー
処理は終了となるが、次の頁の画像データがある場合に
はステップS6に戻る。
【0055】ステップS6で要求出力原稿サイズと同じ
用紙のトレイが装着されていないことを検知した場合に
は、制御装置17は、用紙選択テーブルを参照して次の
用紙サイズが設定されているか否かを検知し(ステップ
S10)、設定されていなければ異常処理を行い(ステ
ップS14)、UI16から警告音を発すると共に、用
紙補給を促すメッセージを表示する。
【0056】用紙選択テーブルに次の用紙サイズが設定
されている場合には、制御装置17はIOTインターフ
ェース14から取り込んだトレイに関する情報により当
該用紙のトレイがIOT15に装着されているか否かを
検知し(ステップS11)、装着されている場合には次
に当該トレイに用紙が収納されているか否かを検知する
(ステップS12)。そして用紙が収納されている場合
には、この用紙の給紙をIOTインターフェース14を
介してIOT15に通知すると共に、用紙選択テーブル
により当該用紙サイズに対応した画像処理を決定し、回
転器9及び画像処理回路21に通知する(ステップS1
3)。これによってコピー出力が行われる。しかし、ス
テップS11の処理によりトレイが装着されていないと
判断されたとき、及びステップS12の処理により当該
トレイが用紙切れになっている場合には再びステップS
10に戻って、用紙選択テーブルに次の用紙サイズが設
定されているかどうかを判断する。
【0057】以上、本発明の実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を変更することなく種々の変形が可能である
ことは当業者に明かである。例えば、コピーしている用
紙が用紙切れになった場合には他の用紙が選択されてコ
ピー処理が継続されるが、その際にUI16に用紙補給
を促すメッセージを表示するようにしてもよいものであ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
コピー出力中に用紙切れが生じても自動的に有効な他の
用紙トレイが選択され、コピー処理が継続的に行われる
ので、生産性を向上させることができるばかりでなく、
外部接続装置からの画像データについても画像データを
蓄積した後にコピー出力するために外部接続装置との交
信を繰り返す必要もなくなるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の構成を示す図である。
【図2】 本発明の一実施例の構成を示す図である。
【図3】 画像データの構造例を示す図である。
【図4】 シリアルパック記憶方式を説明するための図
である。
【図5】 回転器の構成を示す図である。
【図6】 バッファメモリの構成例を示す図である。
【図7】 ブロック内回転を説明するための画像ブロッ
クのアドレスを示す図である。
【図8】 ブロック回転を説明するためのブロックの配
置を示す図である。
【図9】 CW90°回転モード時のブロック内回転を
説明するための図である。
【図10】 CW90°回転モード時のブロック回転を
説明するための図である。
【図11】 CCW90°回転モード時のブロック内回
転を説明するための図である。
【図12】 CCW90°回転モード時のブロック回転
を説明するための図である。
【図13】 用紙選択テーブルの例を示す図である。
【図14】 回転と合成の処理を説明するための図であ
る。
【図15】 FAX2受信した画像データをコピーする
場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【図16】 FAX2受信した画像データをコピーする
場合の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…IIT、2…ファクシミリ、3…パーソナルコンピ
ュータ、4…ビットマップ化回路、5…I/Oプロセッ
サ、6…I/Oインターフェース、7…IITインター
フェース、8…マルチプレクサ、9…回転器、10…圧
縮器、11…ページメモリ、12…ハードディスク、1
3…伸張器、14…IOTインターフェース、15…I
OT、16…ユーザインターフェース、17…制御装
置、21…画像処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65H 7/04 9037−3F H04N 1/00 108 L 7046−5C

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数種類の用紙を給紙する給紙手段と、 この給紙手段の用紙切れを検知する検知手段と、 入力された用紙指定データによって指定される用紙が、
    前記検知手段によって用紙切れと検知された場合、給紙
    可能な他の用紙を選択する選択手段と、 入力された原画像データを前記選択手段によって選択さ
    れた用紙に応じた画像データへ変換する変換手段と、 この変換手段によって変換された画像データに基づい
    て、前記選択手段により選択された用紙に画像を形成す
    る画像形成手段とを備えることを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記給紙手段は同一サイズで向きの異な
    る用紙を給紙するものであることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記選択手段は、用紙指定データで指定
    される用紙が前記検知手段によって用紙切れと検知さ
    れ、且つ用紙指定データで指定される用紙と同サイズで
    向きが異なる用紙がある場合には用紙指定データで指定
    される用紙と同サイズで向きが異なる用紙を第一に選択
    するものであることを特徴とする請求項2記載の画像処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記給紙手段はサイズの異なる用紙を給
    紙するものであることを特徴とする請求項1記載の画像
    処理装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は、少なくとも画像の回転
    処理を行うものであることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記変換手段は、少なくとも画像の縮小
    処理を行うものであることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記変換手段は、少なくとも画像の拡大
    処理を行うものであることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  8. 【請求項8】 前記変換手段は、少なくとも複数頁分の
    画像を1枚の用紙に合成する処理を行うものであること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 前記原画像データは画像読み取り手段に
    より生成することを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  10. 【請求項10】 前記原画像データは通信回線を介して
    得ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
JP4036065A 1992-02-24 1992-02-24 画像処理装置 Pending JPH05229196A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4036065A JPH05229196A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 画像処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4036065A JPH05229196A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 画像処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05229196A true JPH05229196A (ja) 1993-09-07

Family

ID=12459322

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4036065A Pending JPH05229196A (ja) 1992-02-24 1992-02-24 画像処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05229196A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092165A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 印刷処理方法及び印刷処理装置
JP2009058937A (ja) * 2007-08-07 2009-03-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成システム、および画像形成方法
JP2010049171A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム及び製本装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006092165A (ja) * 2004-09-22 2006-04-06 Fuji Xerox Co Ltd 印刷処理方法及び印刷処理装置
JP2009058937A (ja) * 2007-08-07 2009-03-19 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成システム、および画像形成方法
JP2010049171A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成システム及び製本装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3240638B2 (ja) 画像処理装置
US5565964A (en) Multifuncation image processing apparatus
JP3581037B2 (ja) 画像処理装置
JPH11327857A (ja) 故障管理システム
US5959744A (en) Recording apparatus and recording method
EP0540338B1 (en) Image processing apparatus
JP3161031B2 (ja) 画像処理装置
JPH091872A (ja) ページプリンタ及び印刷方法
JPH05229196A (ja) 画像処理装置
JP2000099297A (ja) プリンタ制御装置及び方法並びにプリンタ制御プログラムを記録した記録媒体及びプリンタシステム
JPH07298014A (ja) ファクシミリ装置
US7336382B2 (en) Image forming apparatus printing with a decrease in the quantity of printing material
JPH10210251A (ja) 画像メモリアクセス方法、画像形成装置、画像形成記憶装置、アドレス発生方法、及びアドレス発生装置
JP2004194354A (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JPH09312743A (ja) 多機能周辺装置および記憶媒体
JP3203171B2 (ja) 画像形成装置
JPH01221981A (ja) 画像形成装置
JP3337830B2 (ja) 複合画像入出力装置およびプリンタ制御装置
JP2002027236A (ja) 画像処理装置
JPH11289436A (ja) 画像形成装置
JP2002019234A (ja) 画像記録装置
JP2000175014A (ja) データ通信装置
JPH11341261A (ja) 記録制御装置及び記録制御方法
JPH09135323A (ja) ファクシミリ装置システム
JP2006270636A (ja) 画像処理システム及びそのサムネイル画像処理方法